JP2000077904A - 一次放射器 - Google Patents

一次放射器

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JP2000077904A
JP2000077904A JP10259215A JP25921598A JP2000077904A JP 2000077904 A JP2000077904 A JP 2000077904A JP 10259215 A JP10259215 A JP 10259215A JP 25921598 A JP25921598 A JP 25921598A JP 2000077904 A JP2000077904 A JP 2000077904A
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JP
Japan
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primary radiator
twist
converter
twist plate
polarization
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Pending
Application number
JP10259215A
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English (en)
Inventor
Ryoichi Tanaka
良一 田中
Masanori Saito
雅典 斉藤
Masahiro Uchida
政博 内田
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Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の偏波切換機構を備えた一次放射器では
偏波方向を切り換える場合、複数枚のツイスト板と変換
器とで構成された偏波切換機構を外して組み変える必要
があった。 【解決手段】 外部に露出したツイスト板2を時計方向
又は反時計方向に回動させることでツイスト板2,3と
変換器4とがそれぞれ予め定めた規制範囲だけ連動して
回動し、それぞれの導波部の回動位置ズレの有無を生じ
させる回動機構を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は偏波切替機構を備え
た一次放射器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の偏波切換機構を備えた一次放射器
を図3,図4を用いて説明する。図3(A)は一次放射
器全体の構成を示す断面図、図3(B)はその無線機出
力側を示す底面図である。図3において、1は一次放射
器本体、2は段階的に偏波を行う#1ツイスト板、3は
同じく#2ツイスト板、4は一次放射器本体1と#2ツ
イスト板3との接合を効果的に行わせるための円形矩形
導波管変換器(以下、単に変換器と称する)、5はガイ
ドピン、6はガイドピン穴、7は偏波切換機構固定ネ
ジ、8はネジ穴である。
【0003】例えば水平偏波を垂直偏波にするような偏
波方向の切換は、良く知られているように90度捻じっ
た導波管を用いて行われるが、矩形状の導波部を有する
複数のツイスト板の各導波部を、同軸上で最終的に90
度ズラせることによっても行うことができる。図3,図
4に示す一次放射器には、このようなツイスト板を利用
した偏波切換機構が設けられており、複数のツイスト板
の各導波部をズラすことなく組み込んだ場合には偏波方
向は切り換わらず、90度ズラして組み込んだ場合には
偏波方向が90度切り換わる構成となっている。
【0004】すなわち図4(A)に示すように、#1ツ
イスト板2と#2ツイスト板3の第1のピン穴6aと、
変換器4のピン穴6とにガイドピン5を挿入し、それぞ
れのネジ穴8a−8a−8にネジ7を挿入して固定装着
し、それぞれ矩形状の導波部をズラすことなく組み込ん
だ場合には偏波方向は切り換わらず、図4(B)に示す
ように、#1ツイスト板2と#2ツイスト板3の第2の
ピン穴6bと、変換器4のピン穴6とにガイドピン5を
挿入し、それぞれのネジ穴8b−8b−8にネジ7を挿
入して固定装着し、それぞれ矩形状の導波部を最終的に
90度ズラして組み込んだ場合には、偏波方向が切り換
わる。
【0005】従って図3,図4に示す従来の一次放射器
において、出力される水平偏波/垂直偏波を切り換える
場合には、始めに固定ネジ7を外し、#1ツイスト板2
と#2ツイスト板3と変換器4とを、一次放射器本体1
から取り外し、ガイドピン5を抜き、#1ツイスト板2
と#2ツイスト板3と変換器4の位置を異ならせ、垂直
偏波用に設けられたガイドピン穴6b−6b−6にガイ
ドピン5を通して組み上げ、ネジ穴8b−8b−8を固
定ネジ7で固定して組み換えて装着固定する必要があ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の一
次放射器の偏波切換機構は、偏波の切換を行う場合、偏
波切換機構全体を一度外し、組み換えて再度装着固定す
る必要があるが、現場での作業となる場合が多く、表示
位置を確認しながら行う組み換え作業時においては組み
合わせを誤り易く、また偏波切換機構の着脱時に異物が
混入して特性が劣化する等の問題点があった。
【0007】本発明はかかる問題点を解決するためにな
されたものであり、偏波切換機構を外す必要なく、一回
の操作(ワンアクション)で偏波方向の切換を行うこと
ができる一次放射器を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる一次放射
器は、それぞれ中央に矩形状の導波部を有する円形の複
数枚のツイスト板と変換器とが隣接して同軸上に組み込
まれ、これらのツイスト板および変換器の導波部の回動
方向の位置ズレの有無によって偏波方向を切り換える偏
波切換機構を有する一次放射器において、外部に露出し
たツイスト板を時計方向又は反時計方向に回動させるこ
とで前記ツイスト板と変換器とがそれぞれ予め定めた規
制範囲だけ連動して回動し、それぞれの導波部の回動方
向の位置ズレの有無を生じさせる回動機構を備えたこと
を特徴とする。本発明の一次放射器は上述のような回動
機構を備えることにより偏波方向の切換において、偏波
切換機構の着脱及び組み合わせ作業を不要とできる。
【0009】また前記規制範囲は、それぞれ隣接するツ
イスト板,変換器,あるいは一次放射器本体に設けられ
たそれぞれ所定長さのガイド溝により、回動に伴って移
動するガイドピンの移動量が規制されることで決定され
ることを特徴とする。また前記複数枚のツイスト板と変
換器とをその直径が同じ大きさの円形としたことを特徴
とする。また前記複数枚のツイスト板と変換器とは、こ
れらの外周が軸受で保持されて一次放射器本体に組み込
まれることを特徴とする。さらに前記複数枚のツイスト
板と変換器の接触面にスラスト軸受を設けたことを特徴
とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1(A)は本発明の一次放射器
の一実施形態を示す断面図、図1(B)はその無線機出
力側を示す底面図である。図1において、1は一次放射
器本体、2は#1ツイスト板、3は#2ツイスト板、4
は変換器、7は固定ネジ、8はネジ穴であり、これらは
従来の技術として図3,図4を用いて説明したものと同
様である。
【0011】10は#1ツイスト板2,#2ツイスト板
3,変換器4をそれぞれ回動可能なように保持する軸受
で、ドライベアリング等により構成されている。11は
#1ツイスト板2の表面に設けられたスラスト軸受、1
2は#2ツイスト板3の表面に設けられたスラスト軸
受、13は変換器4の表面に設けられたスラスト軸受
で、これらのスラスト軸受は#1ツイスト板2,#2ツ
イスト板3,変換器4のそれぞれの回動を円滑に行わせ
るために設けられている。14は#1ツイスト板2の表
面から突き出したガイドピン、15は#2ツイスト板3
の表面から突き出したガイドピン、16は変換器4の表
面から突き出したガイドピンである。
【0012】また17はピン14が嵌合するガイド溝
で、#2ツイスト板3の裏面に設けられ、#1ツイスト
板の回動範囲を規制している。18はピン15が嵌合す
るガイド溝で、変換器4の裏面に設けられており、#2
ツイスト板の回動範囲を規制している。19はピン16
が嵌合するガイド溝で、一次放射器本体1に設けられて
おり、変換器4の回動範囲を規制している。但し説明を
解り易くするため、ガイドピン14〜16及びガイド溝
17〜19は、図1と図2ではそれぞれ異なる位置で図
示している。
【0013】次に動作について説明する。図1に示す状
態、例えば垂直偏波を出力する組み合わせ状態におい
て、水平偏波を出力させたい場合には、固定ネジ7を外
し、#1ツイスト板2を図2(A)の矢印の方向(時計
方向)へ回動させる。この回動によりガイドピン14が
ガイド溝17を摺動し、その端部17aへ当接すると、
今度は#2ツイスト板3を伴って回動する。そして#2
ツイスト板3の回動によりガイドピン15がガイド溝1
8を摺動し、その端部18aへ当接すると、今度は#1
ツイスト板2,#2ツイスト板3,変換器4とがガイド
溝19で規制される範囲まで一体となって回動する。従
って#1ツイスト板2を図2(A)の矢印の方向(時計
方向)へ回らなくなるまで回動させ、ネジ7で固定する
だけで水平偏波を出力させることができる。
【0014】また垂直偏波を出力させたい場合には、固
定ネジ7を外し、#1ツイスト板2を図2(B)の矢印
の方向(反時計方向)へ回動させる。この回動によりガ
イドピン14がガイド溝17を摺動し、その端部17b
へ当接し、今度は#2ツイスト板3を伴って回動する。
そして#2ツイスト板3の回動によりガイドピン15が
ガイド溝18を摺動し、その端部18bへ当接すると、
今度は#1ツイスト板2,#2ツイスト板3,変換器4
とがガイド溝19で規制される範囲まで一体となって回
動し、#1ツイスト板2,#2ツイスト板3,変換器4
にそれぞれ設けられた矩形状の導波部が最終的に90度
ズレて垂直偏波を出力させることができる。
【0015】なお上述の実施形態では、ツイスト板を2
枚とし、各ツイスト板および変換器をその直径が同じ大
きさの円形としているが、本発明はツイスト板の枚数や
大きさがこれらに限定されるものではないことは言うま
でもない。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明の一次放射器
は、偏波切換機構を取り外すことなく、外部に露出した
ツイスト板を時計方向又は反時計方向に停止するまで回
動させるだけで偏波方向を切り換えることができ、偏波
切換機構の着脱を不要として着脱時の異物の混入を防止
でき、また組み換えの手間を無くすことができる。さら
に#1ツイスト板と無線機出力部とのガイドを追加する
ことにより、本体外周を回動させるだけで一次放射器本
体を外すことなく偏波方向の切替ができる一次放射器が
得られる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一次放射器の一実施形態を示す図であ
る。
【図2】図1に示す一次放射器の偏波方向切換動作を説
明するための図である。
【図3】従来のこの種の一次放射器の一例を示す図であ
る。
【図4】図3に示す一次放射器の偏波方向切換動作を説
明するための図である。
【符号の説明】
1 一次放射器本体 2 #1ツイスト板 3 #2ツイスト板 4 変換器 7 固定ネジ 8 ネジ穴 10 軸受 11〜13 スラスト軸受 14〜16 ガイドピン 17〜19 ガイド溝
フロントページの続き (72)発明者 内田 政博 東京都三鷹市下連雀5丁目1番1号 日本 無線株式会社内 Fターム(参考) 5J011 EA02 5J020 BC01 BC02 BC06 CA01 CA02 CA05 DA06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ中央に矩形状の導波部を有する
    円形の複数枚のツイスト板と変換器とが隣接して同軸上
    に組み込まれ、これらのツイスト板および変換器の導波
    部の回動方向の位置ズレの有無によって偏波方向を切り
    換える偏波切換機構を有する一次放射器において、 外部に露出したツイスト板を時計方向又は反時計方向に
    回動させることで前記ツイスト板と変換器とがそれぞれ
    予め定めた規制範囲だけ連動して回動し、それぞれの導
    波部の回動方向の位置ズレの有無を生じさせる回動機構
    を備えたことを特徴とする一次放射器。
  2. 【請求項2】 前記規制範囲は、それぞれ隣接するツイ
    スト板,変換器,あるいは一次放射器本体に設けられた
    それぞれ所定長さのガイド溝により、回動に伴って移動
    するガイドピンの移動量が規制されることで決定される
    ことを特徴とする請求項1記載の一次放射器。
  3. 【請求項3】 前記複数枚のツイスト板と変換器とを同
    じ大きさの円形としたことを特徴とする請求項1記載の
    一次放射器。
  4. 【請求項4】 前記複数枚のツイスト板と変換器とは、
    これらの外周が軸受で保持されて一次放射器本体に組み
    込まれることを特徴とする請求項1記載の一次放射器。
  5. 【請求項5】 前記複数枚のツイスト板と変換器の接触
    面にスラスト軸受を設けたことを特徴とする請求項1記
    載の一次放射器。
JP10259215A 1998-08-31 1998-08-31 一次放射器 Pending JP2000077904A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021515499A (ja) * 2018-03-08 2021-06-17 レイセオン カンパニー フィード偏波器ステップツイストスイッチ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021515499A (ja) * 2018-03-08 2021-06-17 レイセオン カンパニー フィード偏波器ステップツイストスイッチ
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