JP2000077037A - 複数の色温度を有する白熱電球 - Google Patents

複数の色温度を有する白熱電球

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JP2000077037A
JP2000077037A JP10246839A JP24683998A JP2000077037A JP 2000077037 A JP2000077037 A JP 2000077037A JP 10246839 A JP10246839 A JP 10246839A JP 24683998 A JP24683998 A JP 24683998A JP 2000077037 A JP2000077037 A JP 2000077037A
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light
filaments
filament
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color temperature
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JP10246839A
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Yumiko Sakurai
裕美子 桜井
Mari Nishibori
真理 西堀
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SOORAMU KK
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SOORAMU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 点灯時の色温度は各々異なる
が、明るさはすべて略同一にするという要求を1つのラ
ンプで実現する事をその解決課題とする。 【解決手段】 点灯時の色温度が互いに異な
るが、光束はほぼ同一の複数のフィラメント(6a)(6c)
と、該フィラメント(6a)(6c)を収納した外囲器(1)とで
構成された事を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1個のランプで点灯時
の明るさはほぼ同程度であるが、複数の色温度を提供す
る事が出来る特殊な白熱電球に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ダイニングルームのダウンライト
或いはや写真館や洋装店、ショールームなど微妙な色彩
を扱う職業などで使用される電気スタンドシステムは、
用途別に色温度の異なる照明が切り替えられて使用され
ることが多い。例えば、生地の色を見る場合やカラー写
真の仕上がり状態を見るには太陽光に近い5000°K
程度の色温度が用いられ、写真撮影には3200°K程
度の色温度が用いられ、ムード照明などでは2600°
K程度の橙色の色温度が用いられる。そのような場合に
は、複数のランプを用意し、用途毎にランプを切り替
えて異なる色温度を出すようにする、ランプに掛かる
印加電圧を変えて色温度を変える、というような方法が
採用されて来た。
【0003】しかしながら、の場合は1つの電気スタ
ンドシステムやダウンライトに異なる色温度を持つラン
プがそれぞれ必要となり、ランプ毎にソケットが必要と
なってその分だけ器具コストが割高になるという問題が
あり、の場合は、ランプは1個であるが印加電圧によ
って色温度が変わるとその明るさも同時に変ってしまう
という問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、点灯時の色
温度は各々異なるが、明るさはすべて略同一にするとい
う要求を1つのランプで実現する事をその解決課題とす
る。第2の課題は、1のフィラメントを点灯した時又は
複数のフィラメントを同時点灯した時にそれぞれの光が
異なる色温度を有する領域を通過し、これらをリフレク
タのようなものでミックスする事で更に異なるカクテル
光線を生じさせる事にある。この場合でも当然、同時点
灯のフィラメントの光束の和は、単独で点灯される他の
フィラメントの光束とほぼ同程度に調製されている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の複数の
色温度を有する白熱電球(A1)は「点灯時の色温度が互い
に異なるが、光束はほぼ同一の複数のフィラメント(6a)
(6c)と、該フィラメント(6a)(6c)を収納した外囲器(1)
とで構成された」事を特徴とする。(図1参照) これによれば、フィラメント(6a)を点灯すると5000
°K程度の色温度の光を出し、フィラメント(6c)を点灯
すると2600°K程度の光を出す。しかしながら、両
フィラメント(6a)(6c)は異なるフィラメントであるが、
外囲器(1)から外部にそれぞれ露光する光の明るさ{光
束(r1)(r2)}は略同じ程度である。従って、1本のラン
プ(A1)のフィラメント(6a)(6c)を交互に点灯する事で略
同一の明るさと2つの異なる色温度を達成する事ができ
た。
【0006】尚、図1の実施例においてはフィラメント
は(6a)(6c)の2本であるが、勿論これに限られず、本明
細書を通じて言えることであるが、3本以上であっても
よく、この場合でもいずれのフィラメントを点灯しても
色温度はそれぞれ相違するもの明るささは略同一であ
る。
【0007】請求項2に記載の複数の色温度を有する白
熱電球(A2)は『点灯時の光(r1)(r2)…が通過した時に異
なる色温度を提供する領域(R1)(R2)…を有する外囲器
(1)と、前記外囲器(1)内に収納されており、点灯時に前
記各領域(R1)(R2)…を通過した光束が略同程度で、点灯
時に各領域(R1)(R2)…を主として通過する光(r1)(r2)…
を発する複数のフィラメント(6a)(6c)とで構成された』
事を特徴とする。(図2参照) 今、領域(R1)が例えば5000°K程度の色温度の光を
出す部分であり、領域(R2)が例えば2600°K程度の
光を出す部分とし、フィラメント(6a)が領域(R1)に対応
して配置され、フィラメント(6c)が領域(R2)に対応して
配置されているとすると、フィラメント(6a)を点灯する
とその光の大部分は領域(R1)を通過し、5000°K程
度の色温度を提供する。逆に、フィラメント(6c)を点灯
するとその光の大部分は領域(R2)を通過し、2600°
Kの色温度を提供する。
【0008】そして、両フィラメント(6a)(6c)は、異な
るフィラメントであるから領域(R1)(R2)を通過して外部
にそれぞれ露光する光の明るさ{光束(r1)(r2)}は略同
じ程度にする事は設計上可能である。これにより1本の
ランプ(A)で略同一の明るさと2つの異なる色温度を達
成する事ができた。
【0009】請求項3に記載の複数の色温度を有する白
熱電球(A3)は『外囲器(1)内に収納された複数本のフィ
ラメント(6a)(6c)と、少なくとも1本のフィラメント(6
a)又は(6c)の外周に設けられ、点灯時に通過する光束(r
1)(r2)は略同程度で、異なる色温度を提供するカバー(5
a)とで構成されている』事を特徴とする。(図3参照) この場合も前記同様、フィラメント(6a)を点灯するとそ
の光がカバー(5a)を通過して例えば5000°Kの色温
度を持つ光が露光し、カバーのないフィラメント(6c)を
点灯すると例えば2600°Kの色温度を持つ光が露光
する。この場合もいずれのフィラメント(6a)(6c)を点灯
しても色温度はそれぞれ相違するものの明るさは略同一
である。
【0010】請求項4に記載の白熱電球(A4)は、『内部
にそれぞれフィラメント(6a)(6c)を有し、点灯時の光が
通過した時に異なる色温度を呈し、且つ点灯時の光束(r
1)(r2)が略同程度である内管(1a)(1c)にて構成されてい
る複数本のインナバルブ(X)(Z)と、前記インナバルブ
(X)(Z)を収納するアウタバルブ(O)とで構成されてい
る』事を特徴とする。(図4参照) この場合も前記同様、フィラメント(6a)を点灯するとそ
の光が内管(1a)を通過して例えば5000°Kの色温度
を持つ光が露光し、フィラメント(6c)を点灯すると内管
(1c)を通過して例えば2600°Kの色温度を持つ光が
露光する。この場合もいずれのフィラメント(6a)(6c)を
点灯しても色温度はそれぞれ相違するものの明るさは略
同一である。
【0011】請求項5に記載の複数の色温度を有する白
熱電球(A5)は「内部にフィラメント(6a)を有するインナ
バルブ(X)と、点灯時に前記インナバルブ(X)が提供する
色温度とは異なるが、光束(r1)(r2)は略同一のフィラメ
ント(6c)と、前記インナバルブ(X)とフィラメント(6c)
とを収納した外囲器(1)とで構成されている」事を特徴
とする。(図5参照) この場合も前記同様、フィラメント(6a)を点灯するとそ
の光が内管(1a)を通過して例えば5000°Kの色温度
を持つ光が露光し、フィラメント(6c)を点灯すると例え
ば2600°Kの色温度を持つ光が露光する。この場合
もいずれのフィラメント(6a)(6c)を点灯しても色温度は
それぞれ相違するものの明るさは略同一である。
【0012】請求項6は、 請求項2〜5のいずれかに
記載の白熱電球(A6)〜(A8)において、1本のフィラメン
ト(6b)でカクテル光線を作る場合で『それぞれ異なる色
温度を提供する複数の領域(R1)(R2)を通過する光を発す
る1のフィラメント(6b)を点灯した時に、前記異なる色
温度を提供する複数の領域(R1)(R2)を通過した光の光束
の和(r3)は、単独で点灯され、異なる単一の色温度を提
供する領域(R1)又は(R2)を主として通過した単独の光の
光束(r1)又は(r2)とほぼ同程度になるように該フィラメ
ント(6c)が調製されている』事を特徴とする。(図6〜
8参照) 請求項7は、請求項6と異なり複数のフィラメント(6b
1)(6b2)でカクテル光線を作る場合で、請求項2〜5の
いずれかに記載の白熱電球(A)において、『それぞれ異
なる色温度を提供する領域(R1)(R2)を通過する光を発す
る複数のフィラメント(6b1)(6b2)を同時点灯した時に、
前記同時点灯のフィラメント(6b1)(6b2)の光束(r3)の和
は、単独で点灯される他のフィラメント(6a)(6c)の光束
(r1)(r2)とほぼ同程度に調製されている』事を特徴とす
る。(図9参照) これによれば、前記同様、フィラメント(6a)を点灯する
とその光が領域(R1)を通過して例えば5000°Kの色
温度を持つ光が露光し、他のフィラメント(6c)を点灯す
ると領域(R2)を通過して例えば2600°Kの色温度を
持つ光が露光する。そして、第3のフィラメント(6b)又
は(6b1)(6b2)を点灯すると、それぞれが領域(R1)(R2)を
通過してその中間の例えば3200°Kの色温度を持つ
カクテル光が露光する。当然第3のフィラメント(6b)又
は(6b1)(6b2)を点灯した場合でも、前記単独で点灯され
る両フィラメント(6a)(6c)の光束(r1)(r2)と略同じ程度
に調製される。
【0013】図6〜8の場合は、領域(R1)(R2)の境界に
て両領域(R1)(R2)にフィラメント(6b)が掛かるように配
置した場合で、1本のフィラメント(6b)から出た光を領
域(R1)(R2)に跨って出るようにしたものである。この場
合はフィラメント(6b)を点灯すると領域(R1)(R2)とを通
過した光は例えばリフレクタ(図示せず)に反射して混
合され、例えば5000°Kと例えば2600°Kの中
間の例えば3200°K程度の色温度を持つカクテル光
として露光する。この場合もフィラメント(6b)は、フィ
ラメント(6a)(6c)と同程度の明るさに調製される。
【0014】一方、図9のように2本のフィラメント(6
b1)(6b2)を一対として点灯するように配置し、フィラメ
ント(6b1)の光が主として領域(R1)を通過するように
し、フィラメント(6b2)の光が主として領域(R2)を通過
するようにして両方の光をリフレクタのようなもので反
射させてミックスさせてカクテル光線とするようにして
も良い。この場合もフィラメント(6b1)(6b2)を同時点灯
すると領域(R1)(R2)とを通過して混合され、例えば50
00°Kと例えば2600°Kの中間の例えば3200
°K程度の色温度を持つカクテル光として露光し、前述
同様この場合もフィラメント(6b1)(6b2)は、フィラメン
ト(6a)(6c)を単独で点灯した場合と同程度の明るさに調
製される。
【0015】以上により、点灯するフィラメント(6a)…
を適宜選択することで色温度の異なる光を1つのランプ
(A)から露光させる事ができ、しかもその明るさは色温
度の相違にも拘わらずほぼ同じ程度となる。
【0016】請求項8は、カクテル光線同士が同じ明る
さを有する場合で、「それぞれ異なる色温度を提供する
領域(R1)(R2)(R3)(R4)を通過する光を発する複数のフィ
ラメントを組み合わせて同時点灯した時に、前記同時点
灯のフィラメントの光束の和は、他の同時点灯のフィラ
メントの光束の和と互いに同程度に調製されている」事
を特徴とする。この場合において、フィラメントの組み
合わせは自由である。(図10参照)
【0017】
【発明の実施の態様】以下、図面に示す実施例に従って
本発明を詳細に説明する。本発明にはシングルエンド型
白熱電球とダブルエンド型白熱電球とがあるが、ここで
はシングルエンド型白熱電球(本実施例はハロゲンラン
プである)を中心に説明する。
【0018】シングルエンド型白熱電球用の外囲器(1)
の代表的形状は、図1〜9に示すように、その頂部にチ
ップ管の封切跡(8)《勿論、封切跡(8)のないものもあ
る》があり、下端部分に封止部(10)が形成されている。
その材質は石英ガラス或いはハードガラスなどその目的
に応じたものが使用されるが、本実施例では石英ガラス
を使用する場合をその代表例とする。
【0019】フィラメント(6a)(6b)…は、上下二本の場
合、三本の場合、四本の場合が実施例に示されている
が、これに限られずそれ以上であってもよい。また、フ
ィラメント(6a)(6b)…としては図のように外囲器(1)内
に直接配設されたもの、カバー(5a)(5b)…で囲われたも
の、内管(1a)(1b)…内に収納されたもの等各種のものが
ある。フィラメント(6a)(6b)(6c)…が3本以上の場合
は、三番目以降(図の場合は真ん中のフィラメント(6b)
或いは(6b1)(6b2)である。)、一般的にカクテル光線用
として用いられる。
【0020】色温度を変えるための領域(R1)(R2)の内で
領域(R1)とは、図2,6,9の場合、例えばCoを含有
する高融点ブルーガラスのような色ガラス(3)で覆われ
た外囲器(1)のトップ側半分(図示しないがボトム側の半
分でもよい)を言う。
【0021】図1〜5の場合はフィラメント(6a)(6b)は
カバーや内管の有無に拘わらず、上下2本で、1つの外
囲器(1)の中に収納されており、図6、7、8の場合は
カバーや内管の有無に拘わらず、3本で、1つの外囲器
(1)の中に収納されており、図9の場合は4本が1つの
外囲器(1)の中に収納されており、3乃至4本の通電部
材(2a)(2b)…間にフィラメント(6a)(6b)…がそれぞれ架
設されている。
【0022】通電部材(2a)(2b)…は、本実施例では外囲
器(1)として石英ガラスが使用されているために、内部
リード棒(21a)、封止用箔(21c)及び外部リード棒(21b)
とで構成されており、封止用箔(21c)を間にしてその両
端に内部リード棒(21a)と外部リード棒(21b)の一端が溶
接されている。
【0023】図1の場合は、外囲器(1)内に、色温度は
異なるものの点灯時の光束(r1)(r2)はほぼ同じフィラメ
ント(6a)(6b)が上下二本配設されている例である。今、
上側のフィラメント(6a)の色温度を例えば3200Kと
し、下側のフィラメント(6c)の色温度を例えば2600
Kとし、両者(6a)(6c)の光束(r1)(r2)を例えば600ル
ーメンであるとする。その場合上側のフィラメント(6a)
の単位ワット当たりの光束は、約27ルーメン/Wであ
り、下側のフィラメント(6c)の単位ワット当たりの光束
は10ルーメン/Wである。そうであれば、上側のフィ
ラメント(6a)のワット数は600÷27≒22Wであ
り、下側のフィラメント(6c)のワット数は600÷10
=60Wとなり、このようなフィラメントを設計すれ
ば、フィラメント自体で光束(r1)(r2)は略同一であり、
色温度は相違する2本のフィラメントを1つの外囲器
(1)中に設置する事が出来る。
【0024】図2の場合は、フィラメント(6a)(6b)が上
下二本配設されており、外囲器(1)の上半分が色ガラス
(3)で覆われ、上側のフィラメント(6a)を点灯すると領
域(R1)を主として通過してブルーの光を露光し、フィラ
メント(6c)を点灯すると領域(R2)を主として通過して白
色の光を露光する。図1の場合と異なり、いずれの場合
も露光した光束(r1)(r2)はほぼ同じとなるように設定さ
れている。
【0025】図3の場合は、フィラメント(6a)(6b)が上
下二本配設されており、上側のフィラメント(6a)がカバ
ー(5a)で覆われており、これを点灯するとフィラメント
(6a)の光は領域(R1)を主として通過してブルーの光を露
光し、フィラメント(6c)を点灯すると領域(R2)[この場
合は素通し或いは透明カバー(図示せず)で覆っても良
い。]を主として通過して白色の光を露光する。いずれ
の場合も光束(r1)(r2)はほぼ同じとなるように設定され
ている。なお、前記カバー(5a)(5b)は通電部材(2a)…に
例えばサポート(4)のような適宜手段で取り付けられ
る。
【0026】図4の場合は、内管(1a)(1c)内に配設され
たフィラメント(6a)(6b)が上下二本配設されており、上
側の内管(1a)がブルーに着色されており、これを点灯す
るとフィラメント(6a)の光は領域(R1)を構成する内管(1
a)を通過してブルーの光を露光し、フィラメント(6c)を
点灯すると領域(R2)を構成する内管(1c)を通過して白色
の光を露光する。いずれの場合も光束(r1)(r2)はほぼ同
じとなるように設定されている。
【0027】図5の場合は、フィラメント(6a)がブルー
に着色された内管(1a)内に配設されているインナバルブ
(X)と、フィラメント(6c)とが上下に配設された例で、
インナバルブ(X)を点灯するとフィラメント(6a)の光は
領域(R1)を構成する内管(1a)を通過してブルーの光を露
光し、フィラメント(6c)を点灯すると領域(R2)に相当す
る素通し部分を通過して白色の光を露光する。いずれの
場合も光束(r1)(r2)はほぼ同じとなるように設定されて
いる。
【0028】図6の場合は上下3段にフィラメント(6a)
(6b)(6c)を配設し、外囲器(1)の上半分を着色した場合
で、上と下のフィラメント(6a)(6c)は図1の場合と同様
である。中央のフィラメント(6b)は着色領域(R1)と無着
色領域(R2)の両者に跨るように等分にて配設されてお
り、このフィラメント(6b)を点灯する事で、略半分の光
が着色領域(R1)を通過し、残部が無着色領域(R2)を通過
する事で、リフレクタ(図示せず)に反射してミックス
された光はカクテル光線となって露光する。この場合、
三種類の光の光束(r1)(r2)(r3)は略等しく設定されてい
る。
【0029】図7の場合は上下3段にフィラメント(6a)
(6b)(6c)を配設し、最上段のフィラメント(6a)にカバー
(5a)が被せてあり、中央のフィラメント(6b)にはカバー
(5a)より薄い色のカバー(5b)或いは図示しないがフィラ
メント(6b)の半分にカバー(5a)と同じ色のカバーが被せ
てあり、最下段のフィラメント(6c)は素通しとなってい
る(図示しないが或いは透明なカバーが被っている)。
上と下のフィラメント(6a)(6c)は図2の場合と同様であ
る。中央のフィラメント(6b)を点灯すると略半分の光が
着色領域(R1)となるカバー(5a)を通過し、残部が無着色
領域(R2)である素通し部分を通過する事で、リフレクタ
によって反射されてミックスされた光はカクテル光線と
なって露光する。この場合、三種類の光の光束(r1)(r2)
(r3)は略等しく設定されている。
【0030】図8の場合は内管(1a)(1b)(1c)に収納され
たフィラメント(6a)(6b)(6c)が上下3段にて外囲器(1)
に配設され、最上段の内管(1a)は着色内管であり、中央
の内管(1b)は半分だけ着色カバーがフィラメント(6a)に
被せられており、最下段の内管(1c)は、単なる素通しの
ものである(勿論、図示しないがフィラメントだけの場
合もある)。上と下のフィラメント(6a)(6c)は図3の場
合と同様である。中央のフィラメント(6b)を点灯すると
略半分の光が着色領域(R1)を通過し、残部が無着色領域
(R2)である素通し部分を通過する事で、リフレクタで反
射されてミックスされた光はカクテル光線となって露光
する。この場合、三種類の光の光束(r1)(r2)(r3)は略等
しく設定されている。
【0031】図9の場合は4本のフィラメント(6a)(6b
1)(6b2)(6c)が上下4段にて外囲器(1)に配設され、外囲
器(1)の上半分が着色されて着色領域(R1)となってお
り、下半分が無着色領域(R2)となっている。最上段のフ
ィラメント(6a)と最下段のフィラメント(6c)とは、前述
の通りであり、間のフィラメント(6b1)(6b2)がそれぞれ
着色領域(R1)(R2)に位置しており、これらを同時点灯す
ることで、一方の光が主として着色領域(R1)を通過し、
他の光が無着色領域(R2)である素通し部分を主として通
過する事で、リフレクタで反射されてミックスされた光
はカクテル光線となって露光する。この場合、三種類の
光の光束(r1)(r2)(r3)は略等しく設定されている。
【0032】なお、以上の場合において図示しないが外
囲器が例えばハードガラスのような場合には、ハードガ
ラスの熱膨張率とほぼ等しい熱膨張率を有する通電部材
を使用する事により、モリブデン金属箔を使用する事な
く内外のリード棒が1本の棒材で足り、前述のように内
部リード棒(21a)、封止用箔(21c)及び外部リード棒(21
b)とで構成するというような複雑な構成を採用する必要
がない。
【0033】図1に示すランプ(A)を図示しない灯具に
装着し、フィラメント(6a)を点灯すると、フィラメント
(6a)から出た光は、昼光色に近い例えば5000°K程
度の色温度となり、照らし出された色は自然光に近い色
で見える事になる。一方、フィラメント(6c)を点灯する
と、フィラメント(6c)から出た光は例えば2600°K
程度の光となり、夜明けに近い橙色となる。この時、両
フィラメント(6a)(6c)の明るさはほぼ等しくなるように
設計されているので、色温度は相違しても明るさは変わ
らない。
【0034】図2に示すランプ(A)を図示しない灯具に
装着し、フィラメント(6a)を点灯すると、フィラメント
(6a)から出た光の大半は領域(R1)を通過する。これによ
り領域(R1)を通過した光は昼光色に近い例えば5000
°K程度の色温度となり、照らし出された色は自然光に
近い色で見える事になる。
【0035】一方、フィラメント(6c)を点灯すると、領
域(R2)を通過した光は例えば2600°K程度の光とな
り、夜明けに近い橙色となる。この時、両フィラメント
(6a)(6c)は、領域(R1)(R2)を通過後の光の明るさがほぼ
等しくなるように設計されているので、色温度は相違し
ても明るさは変わらない。
【0036】これに対して、図6〜8の場合はフィラメ
ント(6b)が設けられており、フィラメント(6a)(6c)を点
灯する場合は前記場合と同様であるが、フィラメント(6
b)を点灯した場合は、前述のようにフィラメント(6b)か
ら出た光の一部或いは半分は領域(R1)を通過し、残りの
光は領域(R2)を通過してリフレクタ(図示せず)によっ
て反射され、互いにミックスしてカクテル光線となる。
そして、その色温度は、両者の略中間の3200°Kの
光となり、例えば写真撮影用光源として使用される。こ
の場合も前記カクテル光線の明るさは領域(R1)(R2)をそ
れぞれ通過した光と同程度の明るさとなるようにフィラ
メント(6b)は設計される事になる。
【0037】図9は図6〜8の変形例で、前述のように
中央の2本のフィラメント(6b1)(6b2)が一対で点灯し、
一方のフィラメント(6b1)の光が領域(R1)を通過し、他
方のフィラメント(6b2)の光が領域(R2)を通過し、そし
て両者がリフレクタで反射されてミックスし、前記図6
〜8で説明したカクテル光線と同様のカクテル光線を形
成する事になる。
【0038】勿論、フィラメント(6a)(6c)の作用は図6
〜8の場合と同じであるので、その説明は省略する。
【0039】図10は、カクテル光線同士が同じ明るさ
を有する場合請求項8は、外囲器(1)にはそれぞれ異な
る色温度を提供する領域(R1)(R2)(R3)(R4)が形成されて
おり、各領域(R1)(R2)(R3)(R4)に対応してフィラメント
(2a)(2b1)(2b2)(2c)がそれぞれ配設されている。前記複
数のフィラメントを組み合わせて同時点灯した時{組み
合わせ例=(2a)+(2b1):(2b2)+(2c)、(2a)+(2b2):
(2b1)+(2c)、(2a)+(2c):(2b1)+(2b2)}に、前記同
時点灯のフィラメントの光束の和は、他の同時点灯のフ
ィラメントの光束の和と互いに同程度に調製されてい
る。組み合わせが自由になるためには、各フィラメント
の光束がほぼ同じである必要がある。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、1つの外囲器に複数の
色温度を提供する領域を設けると共に、点灯時に各領域
をその光が通過する複数のフィラメントを該外囲器内に
収納したので、或いは複数の色温度を提供するフィラメ
ンを外囲器内に収納したので、フィラメントを選択して
点灯する事により、1つのランプで点灯時の色温度は各
々異なるが、明るさはすべて略同一にする事ができるよ
うになった。また、外囲器内に設置された複数本のフィ
ラメントを選択してカバーを取り付けることで、或いは
フィラメントをいずれかが着色された内管に収納するこ
とで前記同様の効果を奏させる事ができるようになっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるシングルエンド型ランプの第1
実施例の正断面図
【図2】本発明にかかるシングルエンド型ランプの第2
実施例の正断面図
【図3】本発明にかかるシングルエンド型ランプの第3
実施例の正断面図
【図4】本発明にかかるシングルエンド型ランプの第4
実施例の正断面図
【図5】本発明にかかるシングルエンド型ランプの第5
実施例の正断面図
【図6】本発明にかかるシングルエンド型ランプの第6
実施例の正断面図
【図7】本発明にかかるシングルエンド型ランプの第7
実施例の正断面図
【図8】本発明にかかるシングルエンド型ランプの第8
実施例の正断面図
【図9】本発明にかかるシングルエンド型ランプの第9
実施例の正断面図
【図10】本発明にかかるシングルエンド型ランプの第
10実施例の正断面図
【符号の説明】
(A)…白熱電球 (1)…外囲器 (2a)(2b)(2c)(2d)…通電部材 (3)…色ガラス (4)…サポート (5)…カバー (6a)(6b)(6b1)(6b2)(6c)…フィラメント (8)…封切跡 (10)…封止部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 点灯時の色温度が互いに異なるが、光束
    はほぼ同一の複数のフィラメントと、該フィラメントを
    収納した外囲器とで構成された事を特徴とする複数の色
    温度を有する白熱電球。
  2. 【請求項2】 点灯時の光が通過した時に異なる色温度
    を提供する複数の領域を有する外囲器と、前記外囲器内
    に収納されており、点灯時に前記各領域を通過した光束
    が略同程度で、点灯時に各領域を主として通過する光を
    発する複数のフィラメントとで構成された事を特徴とす
    る複数の色温度を有する白熱電球。
  3. 【請求項3】 外囲器内に収納された複数本のフィラメ
    ントと、少なくとも1本のフィラメントの外周に設けら
    れ、点灯時に通過する光束は略同程度で、異なる色温度
    を提供するカバーとで構成されている事を特徴とする複
    数の色温度を有する白熱電球。
  4. 【請求項4】 内部にフィラメントを有し、点灯時の光
    が通過した時に異なる色温度を提供し、且つ点灯時の光
    束が略同程度である内管にて構成されている複数本のイ
    ンナバルブと、前記インナバルブを収納するアウタバル
    ブとで構成されている事を特徴とする複数の色温度を有
    する白熱電球。
  5. 【請求項5】 内部にフィラメントを有するインナバル
    ブと、点灯時に前記インナバルブが提供する色温度とは
    異なるが、光束は略同一のフィラメントと、前記インナ
    バルブとフィラメントとを収納した外囲器とで構成され
    ている事を特徴とする複数の色温度を有する白熱電球。
  6. 【請求項6】 請求項2〜5のいずれかに記載の白熱電
    球において、それぞれ異なる色温度を提供する複数の領
    域を通過する光を発する1のフィラメントを点灯した時
    に、前記異なる色温度を提供する複数の領域を通過した
    光の光束の和は、単独で点灯され、異なる単一の色温度
    を提供する領域を主として通過した単独の光の光束とほ
    ぼ同程度になるように該フィラメントが調製されている
    事を特徴とする白熱電球。
  7. 【請求項7】 請求項2〜5のいずれかに記載の白熱電
    球において、それぞれ異なる色温度を提供する領域を通
    過する光を発する複数のフィラメントを同時点灯した時
    に、前記同時点灯のフィラメントの光束の和は、単独で
    点灯される他のフィラメントの光束とほぼ同程度に調製
    されている事を特徴とする白熱電球。
  8. 【請求項8】 請求項2〜5のいずれかに記載の白熱電
    球において、それぞれ異なる色温度を提供する領域を通
    過する光を発する複数のフィラメントを組み合わせて同
    時点灯した時に、前記同時点灯のフィラメントの光束の
    和は、他の同時点灯のフィラメントの光束の和と互いに
    同程度に調製されている事を特徴とする白熱電球。
JP10246839A 1998-09-01 1998-09-01 複数の色温度を有する白熱電球 Pending JP2000077037A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2397942A (en) * 2003-02-03 2004-08-04 Jonathan Richard Swift Multi-coloured light bulb

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB2397942A (en) * 2003-02-03 2004-08-04 Jonathan Richard Swift Multi-coloured light bulb

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