JP2000076596A - 車輛運行管理装置 - Google Patents
車輛運行管理装置Info
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- JP2000076596A JP2000076596A JP10245547A JP24554798A JP2000076596A JP 2000076596 A JP2000076596 A JP 2000076596A JP 10245547 A JP10245547 A JP 10245547A JP 24554798 A JP24554798 A JP 24554798A JP 2000076596 A JP2000076596 A JP 2000076596A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】管理センタに設けた管理コンピュータでの負荷
を軽減した車輛運行管理装置を提供する。 【解決手段】車輛に搭載される端末装置は、GPSエン
ジン12を備え車輛の現在位置を測位するとともに、車
輛に搭載したセンサ13の出力データを収集し、車輛の
現在位置やセンサの出力データを携帯電話16を通して
無線信号により管理センタにデータを伝送する。管理セ
ンタは車輛からのデータを受信し、時刻毎の車輛の位置
などの履歴を登録する。端末装置に設けたマイコン10
は車輛の現在位置やセンサ13の出力データを前処理
し、データを低減させてから管理センタに伝送する。し
たがって管理センタの負荷が軽減される。
を軽減した車輛運行管理装置を提供する。 【解決手段】車輛に搭載される端末装置は、GPSエン
ジン12を備え車輛の現在位置を測位するとともに、車
輛に搭載したセンサ13の出力データを収集し、車輛の
現在位置やセンサの出力データを携帯電話16を通して
無線信号により管理センタにデータを伝送する。管理セ
ンタは車輛からのデータを受信し、時刻毎の車輛の位置
などの履歴を登録する。端末装置に設けたマイコン10
は車輛の現在位置やセンサ13の出力データを前処理
し、データを低減させてから管理センタに伝送する。し
たがって管理センタの負荷が軽減される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輛にGPSを用
いた測位装置を搭載しておき、車輛と管理センタとの間
で無線伝送路を用いた通信を行なうことによって管理セ
ンタにおいて車輛の運行を管理する車輛運行管理装置に
関するものである。
いた測位装置を搭載しておき、車輛と管理センタとの間
で無線伝送路を用いた通信を行なうことによって管理セ
ンタにおいて車輛の運行を管理する車輛運行管理装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数個のGPS用の衛星から
の電波信号を受信することによって、受信位置を特定す
ることができるGPS(Global Positioning System
)を用いた測位装置が知られており、カーナビゲーシ
ョンなどの技術に利用されている。車輛運行管理装置
は、この種の測位装置を車輛(主としてトラックやバス
のような輸送用車輛)に搭載し、各車輛が測位装置によ
り検出した位置情報を管理センタに伝送するものであ
り、管理センタで車輛の位置を知ることにより、車輛運
行の管理が可能になるのである。
の電波信号を受信することによって、受信位置を特定す
ることができるGPS(Global Positioning System
)を用いた測位装置が知られており、カーナビゲーシ
ョンなどの技術に利用されている。車輛運行管理装置
は、この種の測位装置を車輛(主としてトラックやバス
のような輸送用車輛)に搭載し、各車輛が測位装置によ
り検出した位置情報を管理センタに伝送するものであ
り、管理センタで車輛の位置を知ることにより、車輛運
行の管理が可能になるのである。
【0003】車輛に搭載される端末装置は、図4に示す
ように、衛星からの電波信号を受信するGPSアンテナ
11を備え、GPSアンテナ11で受信された電波信号
は、測位装置(測位手段)を実現するGPSエンジン1
2に入力されることによって、車輛の位置情報が求めら
れる。管理センタに対しては、車輛の位置だけではなく
センサ13によって検出される各種情報も伝送される。
たとえば、保冷庫を備える車輛であれば保冷庫の温度の
管理が必要であり、保冷庫の温度をセンサ13により検
出して管理センタに伝送するのである。端末装置にはマ
イクロコンピュータ(以下、マイコンと略称する)10
が設けられており、GPSエンジン12で検出した位置
情報やセンサ13の出力データはマイコン10を通して
半導体メモリよりなる記憶装置14に書き込まれる。
ように、衛星からの電波信号を受信するGPSアンテナ
11を備え、GPSアンテナ11で受信された電波信号
は、測位装置(測位手段)を実現するGPSエンジン1
2に入力されることによって、車輛の位置情報が求めら
れる。管理センタに対しては、車輛の位置だけではなく
センサ13によって検出される各種情報も伝送される。
たとえば、保冷庫を備える車輛であれば保冷庫の温度の
管理が必要であり、保冷庫の温度をセンサ13により検
出して管理センタに伝送するのである。端末装置にはマ
イクロコンピュータ(以下、マイコンと略称する)10
が設けられており、GPSエンジン12で検出した位置
情報やセンサ13の出力データはマイコン10を通して
半導体メモリよりなる記憶装置14に書き込まれる。
【0004】記憶装置14に格納された各種データは、
管理センタからの要求があったときに読み出されて管理
センタに伝送される。ここで、車輛である移動体と管理
センタとの間で通信を行なうために無線伝送路を用いて
いるが、車輛の移動範囲の全域に設備を敷設するのは非
常に面倒であるから既存の電話用の回線を流用してい
る。つまり、端末装置のマイコン10にはモデム15を
介して携帯電話16が接続されているのであり、車輛の
位置情報およびセンサ13の出力データが無線信号によ
り車輛から送出され、既存の電話回線を通して管理セン
タに伝送される。つまり、モデム15および携帯電話1
6により通信手段が構成される。なお、車輛の位置情報
やセンサ13の出力データは管理センタからの要求に応
じて管理センタに伝送される。
管理センタからの要求があったときに読み出されて管理
センタに伝送される。ここで、車輛である移動体と管理
センタとの間で通信を行なうために無線伝送路を用いて
いるが、車輛の移動範囲の全域に設備を敷設するのは非
常に面倒であるから既存の電話用の回線を流用してい
る。つまり、端末装置のマイコン10にはモデム15を
介して携帯電話16が接続されているのであり、車輛の
位置情報およびセンサ13の出力データが無線信号によ
り車輛から送出され、既存の電話回線を通して管理セン
タに伝送される。つまり、モデム15および携帯電話1
6により通信手段が構成される。なお、車輛の位置情報
やセンサ13の出力データは管理センタからの要求に応
じて管理センタに伝送される。
【0005】管理センタには、携帯電話16から電話回
線を通して伝送される情報を受信するために、電話機2
1およびモデム22が設けられ、モデム22から出力さ
れるデータが管理コンピュータ20に入力されるように
なっている。管理コンピュータ20は適宜のソフトウェ
アを搭載したパーソナルコンピュータにより実現されて
いる。
線を通して伝送される情報を受信するために、電話機2
1およびモデム22が設けられ、モデム22から出力さ
れるデータが管理コンピュータ20に入力されるように
なっている。管理コンピュータ20は適宜のソフトウェ
アを搭載したパーソナルコンピュータにより実現されて
いる。
【0006】ところで、電話回線が不通であるときに
は、逐次発生するGPSエンジン12やセンサ13の出
力データに対して記憶装置14の容量が不足することが
ある。そこで、補助記憶装置としてメモリカードである
ICカード17が付設されており、カードインタフェー
ス18を通して記憶装置14の内容を定期的にICカー
ド17に転送するようになっている。ここに、ICカー
ド17には記憶装置14よりも記憶容量の十分に大きい
ものが用いられる。ICカード17に書き込まれたデー
タはマイコン10で読み出すものではなく、車輛が帰着
してから管理センタの管理コンピュータ20に接続して
データが管理コンピュータに吸い上げられるようになっ
ている。
は、逐次発生するGPSエンジン12やセンサ13の出
力データに対して記憶装置14の容量が不足することが
ある。そこで、補助記憶装置としてメモリカードである
ICカード17が付設されており、カードインタフェー
ス18を通して記憶装置14の内容を定期的にICカー
ド17に転送するようになっている。ここに、ICカー
ド17には記憶装置14よりも記憶容量の十分に大きい
ものが用いられる。ICカード17に書き込まれたデー
タはマイコン10で読み出すものではなく、車輛が帰着
してから管理センタの管理コンピュータ20に接続して
データが管理コンピュータに吸い上げられるようになっ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したセンサ13は
車輛の用途(種類や業種)によって各種のものがあり、
管理センタにおいて各種センサ13に対応するには、セ
ンサ13に応じた処理を管理センタ側で行なうことが必
要になって、管理コンピュータ20での処理量が増大し
て管理コンピュータ20の負荷が大きくなる。また、車
輛に搭載される端末装置は、基本的な構成が共通であっ
て、1台の車輛を複数の目的に使用するとすれば、各目
的別の複数種類の処理プログラムを管理コンピュータ2
0に用意することになるから、処理プログラムの記憶容
量が大きくなり、しかも、管理コンピュータ20側で車
輛の使用目的に応じた処理プログラムを選択することが
必要になって、管理コンピュータ20の負担が大きくな
る。同様にGPSエンジン12から出力される位置情報
も車輛の目的用途に応じた内容があり、管理コンピュー
タ20で内容の判別を行なうと管理コンピュータ20の
負荷が大きくなる。
車輛の用途(種類や業種)によって各種のものがあり、
管理センタにおいて各種センサ13に対応するには、セ
ンサ13に応じた処理を管理センタ側で行なうことが必
要になって、管理コンピュータ20での処理量が増大し
て管理コンピュータ20の負荷が大きくなる。また、車
輛に搭載される端末装置は、基本的な構成が共通であっ
て、1台の車輛を複数の目的に使用するとすれば、各目
的別の複数種類の処理プログラムを管理コンピュータ2
0に用意することになるから、処理プログラムの記憶容
量が大きくなり、しかも、管理コンピュータ20側で車
輛の使用目的に応じた処理プログラムを選択することが
必要になって、管理コンピュータ20の負担が大きくな
る。同様にGPSエンジン12から出力される位置情報
も車輛の目的用途に応じた内容があり、管理コンピュー
タ20で内容の判別を行なうと管理コンピュータ20の
負荷が大きくなる。
【0008】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、管理センタに設けた管理コンピュー
タでの負荷を軽減した車輛運行管理装置を提供すること
にある。
あり、その目的は、管理センタに設けた管理コンピュー
タでの負荷を軽減した車輛運行管理装置を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、車輛
に搭載される端末装置に、GPSを用いて当該車輛の現
在位置を測位する測位手段と、測位手段により求めた車
輛の現在位置を含むデータを無線伝送路を通して管理セ
ンタに伝送する通信手段と、車輛の使用目的や運転者を
特定する識別情報があらかじめ登録された識別情報登録
手段とを設け、各車輛から伝送されたデータを識別情報
毎に分類して記録する管理手段を管理センタに設け、端
末装置には端末装置で発生したデータに前処理を施した
後に管理センタに伝送する前処理手段が設けられている
ものであり、端末装置において前処理を行なうことで、
管理センタに伝送するデータの量を低減することがで
き、結果的に管理センタにおける処理量を軽減すること
ができる。
に搭載される端末装置に、GPSを用いて当該車輛の現
在位置を測位する測位手段と、測位手段により求めた車
輛の現在位置を含むデータを無線伝送路を通して管理セ
ンタに伝送する通信手段と、車輛の使用目的や運転者を
特定する識別情報があらかじめ登録された識別情報登録
手段とを設け、各車輛から伝送されたデータを識別情報
毎に分類して記録する管理手段を管理センタに設け、端
末装置には端末装置で発生したデータに前処理を施した
後に管理センタに伝送する前処理手段が設けられている
ものであり、端末装置において前処理を行なうことで、
管理センタに伝送するデータの量を低減することがで
き、結果的に管理センタにおける処理量を軽減すること
ができる。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、端末装置には車輛の使用目的に応じた情報を検出す
るセンサが設けられ、前処理手段がセンサの出力データ
に前処理を施すものであり、時間毎の車輛の位置だけで
はなく、車輛の使用目的に応じた各種センサの情報も管
理センタで管理することが可能になる。たとえば、保冷
庫を備える車輛では保冷庫の温度変化を追跡することな
どが可能になる。
て、端末装置には車輛の使用目的に応じた情報を検出す
るセンサが設けられ、前処理手段がセンサの出力データ
に前処理を施すものであり、時間毎の車輛の位置だけで
はなく、車輛の使用目的に応じた各種センサの情報も管
理センタで管理することが可能になる。たとえば、保冷
庫を備える車輛では保冷庫の温度変化を追跡することな
どが可能になる。
【0011】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、管理手段には識別情報に対応付けて
運転者が登録されており、管理センタにおいて識別情報
をキーとして運転者が特定されるものであり、管理セン
タにおいて運転者別の運行管理が可能になる。
2の発明において、管理手段には識別情報に対応付けて
運転者が登録されており、管理センタにおいて識別情報
をキーとして運転者が特定されるものであり、管理セン
タにおいて運転者別の運行管理が可能になる。
【0012】請求項4の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、管理手段には識別情報に対応付けて
車輛の運行目的が登録されており、管理センタにおいて
識別情報をキーとして車輛の運行目的が特定されるもの
であり、管理センタにおいて車輛の運行目的別の運行管
理が可能になる。
2の発明において、管理手段には識別情報に対応付けて
車輛の運行目的が登録されており、管理センタにおいて
識別情報をキーとして車輛の運行目的が特定されるもの
であり、管理センタにおいて車輛の運行目的別の運行管
理が可能になる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1に示すように、以下に説明す
る本実施形態の基本的な構成は図4に示した従来構成と
同様のものであって、主な相違点はカードインタフェー
ス18を介してマイコン10とICカード17との間で
データを授受可能としている点である。ICカード17
には車輛の現在位置やセンサ13の出力データを書き込
むだけではなく、車輛や車輛の運転者などに関する識別
情報をあらかじめ書き込んでおき、識別情報を読み出す
ことができるようにしてある。つまり、ICカード17
は識別情報登録手段として機能する。
る本実施形態の基本的な構成は図4に示した従来構成と
同様のものであって、主な相違点はカードインタフェー
ス18を介してマイコン10とICカード17との間で
データを授受可能としている点である。ICカード17
には車輛の現在位置やセンサ13の出力データを書き込
むだけではなく、車輛や車輛の運転者などに関する識別
情報をあらかじめ書き込んでおき、識別情報を読み出す
ことができるようにしてある。つまり、ICカード17
は識別情報登録手段として機能する。
【0014】また、記憶装置14にはマイコン10を動
作させるプログラムが書き込まれており、GPSエンジ
ン12やセンサ13からの出力データをマイコン10で
前処理した後に管理センタに伝送する構成として管理セ
ンタの管理コンピュータ20での処理量を低減してい
る。つまり、マイコン10は前処理手段として機能する
ことになる。
作させるプログラムが書き込まれており、GPSエンジ
ン12やセンサ13からの出力データをマイコン10で
前処理した後に管理センタに伝送する構成として管理セ
ンタの管理コンピュータ20での処理量を低減してい
る。つまり、マイコン10は前処理手段として機能する
ことになる。
【0015】管理センタの管理コンピュータ20には、
大容量記憶装置(ハードディスクなど)を用いたIDコ
ードマスタ23が設けられ、上述の識別情報をキーとし
て車輛の詳細情報が関連付けられる。他の構成は図4に
示した従来構成と同様であって、同様の機能を有する手
段には同符号を付してある。管理コンピュータ20は車
輛からのデータを順次格納する記憶手段も備えており、
管理コンピュータ20およびIDコードマスタ23によ
り管理手段が構成される。
大容量記憶装置(ハードディスクなど)を用いたIDコ
ードマスタ23が設けられ、上述の識別情報をキーとし
て車輛の詳細情報が関連付けられる。他の構成は図4に
示した従来構成と同様であって、同様の機能を有する手
段には同符号を付してある。管理コンピュータ20は車
輛からのデータを順次格納する記憶手段も備えており、
管理コンピュータ20およびIDコードマスタ23によ
り管理手段が構成される。
【0016】次に、車輛に搭載した端末装置と管理セン
タとの動作手順について説明する。端末装置では、車輛
の現在位置を定期的に測位しており、GPSアンテナ1
1およびGPSエンジン12により求めた車輛の現在位
置はマイコン10に入力される。マイコン10では、図
2(a)に示すように、GPSエンジン12で車輛の現
在位置(GPSデータ)が求められると(S1)、次
に、その時点でのセンサ13の出力データを取り込む
(S2)。ここで、管理センタからデータの送信要求が
あり、無線信号によって識別情報が伝送されてくると、
ICカード17にあらかじめ書き込まれている識別情報
と照合する。管理センタから伝送された識別情報がIC
カード17に書き込まれている識別情報と一致すれば、
GPSエンジン12やセンサ13からのデータに前処理
を施し、車輛の運行目的などに応じたデータの形に加工
する(S3)。加工されたデータは管理センタにただち
に伝送されるのではなく、送信待ちの状態で記憶装置1
4に一時的に格納される(S4)。
タとの動作手順について説明する。端末装置では、車輛
の現在位置を定期的に測位しており、GPSアンテナ1
1およびGPSエンジン12により求めた車輛の現在位
置はマイコン10に入力される。マイコン10では、図
2(a)に示すように、GPSエンジン12で車輛の現
在位置(GPSデータ)が求められると(S1)、次
に、その時点でのセンサ13の出力データを取り込む
(S2)。ここで、管理センタからデータの送信要求が
あり、無線信号によって識別情報が伝送されてくると、
ICカード17にあらかじめ書き込まれている識別情報
と照合する。管理センタから伝送された識別情報がIC
カード17に書き込まれている識別情報と一致すれば、
GPSエンジン12やセンサ13からのデータに前処理
を施し、車輛の運行目的などに応じたデータの形に加工
する(S3)。加工されたデータは管理センタにただち
に伝送されるのではなく、送信待ちの状態で記憶装置1
4に一時的に格納される(S4)。
【0017】データが記憶装置14に格納されると、図
2 (b)のように、マイコン10は内蔵したタイマを起
動する(S5)。記憶装置14に一時的に格納されたデ
ータがタイマによる時限時間内に管理センタに伝送され
ないときには記憶装置14の記憶容量が確認され(S
6)、次に発生するデータを格納する余裕があるか否か
の確認がなされる。記憶容量に余裕があればステップS
1に戻るが、記憶容量に余裕がないときには管理センタ
に対してデータの伝送を要求する(S7)。この要求に
管理センタが応答して管理センタにデータを伝送するこ
とができたときには(S8)、記憶装置14に格納され
た伝送済みのデータは消去される。また、電話回線の不
通などによって管理センタにデータを伝送することがで
きないときには、記憶装置14からICカード17にデ
ータが転送される。つまり、管理センタにデータが伝送
されない場合でも、車輛が帰着してからICカード17
を取り出して管理センタの管理コンピュータ20に接続
すれば、時刻毎の車輛の位置およびセンサ13の出力デ
ータの時間変化を管理コンピュータ20に記録すること
ができる。
2 (b)のように、マイコン10は内蔵したタイマを起
動する(S5)。記憶装置14に一時的に格納されたデ
ータがタイマによる時限時間内に管理センタに伝送され
ないときには記憶装置14の記憶容量が確認され(S
6)、次に発生するデータを格納する余裕があるか否か
の確認がなされる。記憶容量に余裕があればステップS
1に戻るが、記憶容量に余裕がないときには管理センタ
に対してデータの伝送を要求する(S7)。この要求に
管理センタが応答して管理センタにデータを伝送するこ
とができたときには(S8)、記憶装置14に格納され
た伝送済みのデータは消去される。また、電話回線の不
通などによって管理センタにデータを伝送することがで
きないときには、記憶装置14からICカード17にデ
ータが転送される。つまり、管理センタにデータが伝送
されない場合でも、車輛が帰着してからICカード17
を取り出して管理センタの管理コンピュータ20に接続
すれば、時刻毎の車輛の位置およびセンサ13の出力デ
ータの時間変化を管理コンピュータ20に記録すること
ができる。
【0018】一方、管理センタでは、図3に示すよう
に、必要に応じて各車輛の端末装置を呼び出すのであっ
て(S1)、対象車輛に搭載した端末装置が識別情報を
持っているときには(S2)、IDコードマスタ23か
ら識別情報を読み出して、上述のように端末装置のIC
カード17に登録されている識別情報との照合処理を行
なう(S3)。電話回線が正常であれば、照合処理後に
車輛の端末装置からの各種データが伝送されるから(S
4)、管理コンピュータ20に設けた記憶装置に設定し
た運転者別の管理ファイルに登録する(S5)。つま
り、管理フィイルを読み出すことによって、時刻毎の車
輛の位置やセンサ13の出力データの履歴を見ることが
でき、運転者別の運行管理が可能になるのである。
に、必要に応じて各車輛の端末装置を呼び出すのであっ
て(S1)、対象車輛に搭載した端末装置が識別情報を
持っているときには(S2)、IDコードマスタ23か
ら識別情報を読み出して、上述のように端末装置のIC
カード17に登録されている識別情報との照合処理を行
なう(S3)。電話回線が正常であれば、照合処理後に
車輛の端末装置からの各種データが伝送されるから(S
4)、管理コンピュータ20に設けた記憶装置に設定し
た運転者別の管理ファイルに登録する(S5)。つま
り、管理フィイルを読み出すことによって、時刻毎の車
輛の位置やセンサ13の出力データの履歴を見ることが
でき、運転者別の運行管理が可能になるのである。
【0019】一方、車輛側の端末装置に識別情報が登録
されていない場合には、個々の車輛に依存しない共通汎
用処理を行なうようにし(S6)、車輛からの時刻毎の
位置情報やセンサ13の出力データを収集する。する。
されていない場合には、個々の車輛に依存しない共通汎
用処理を行なうようにし(S6)、車輛からの時刻毎の
位置情報やセンサ13の出力データを収集する。する。
【0020】以上説明したように、GPSエンジン12
やセンサ13から出力されたデータはマイコン10にお
いて前処理が施されるから、管理センタに伝送される情
報量が低減されて、管理センタにおける管理コンピュー
タでの処理量が低減されるのであって、管理コンピュー
タの負荷を軽減することができる。また、情報量が低減
することにより管理センタと端末装置との間のトラフィ
ックが減少し、多数の端末装置を管理センタで管理する
際にも電話回線の輻輳の可能性を減少させることができ
る。ここで、携帯電話16は携帯電話機と同等の機能を
有していればよく、必ずしも携帯可能な形状である必要
はない。また、端末装置と管理センタとの間でのデータ
伝送には必ずしも電話回線を用いる必要はなく、専用の
無線回線を用いてもよい。
やセンサ13から出力されたデータはマイコン10にお
いて前処理が施されるから、管理センタに伝送される情
報量が低減されて、管理センタにおける管理コンピュー
タでの処理量が低減されるのであって、管理コンピュー
タの負荷を軽減することができる。また、情報量が低減
することにより管理センタと端末装置との間のトラフィ
ックが減少し、多数の端末装置を管理センタで管理する
際にも電話回線の輻輳の可能性を減少させることができ
る。ここで、携帯電話16は携帯電話機と同等の機能を
有していればよく、必ずしも携帯可能な形状である必要
はない。また、端末装置と管理センタとの間でのデータ
伝送には必ずしも電話回線を用いる必要はなく、専用の
無線回線を用いてもよい。
【0021】
【発明の効果】請求項1の発明は、車輛に搭載される端
末装置に、GPSを用いて当該車輛の現在位置を測位す
る測位手段と、測位手段により求めた車輛の現在位置を
含むデータを無線伝送路を通して管理センタに伝送する
通信手段と、車輛の使用目的や運転者を特定する識別情
報があらかじめ登録された識別情報登録手段とを設け、
各車輛から伝送されたデータを識別情報毎に分類して記
録する管理手段を管理センタに設け、端末装置には端末
装置で発生したデータに前処理を施した後に管理センタ
に伝送する前処理手段が設けられているものであり、端
末装置において前処理を行なうことで、管理センタに伝
送するデータの量を低減することができ、結果的に管理
センタにおける処理量を軽減することができるという利
点を有する。
末装置に、GPSを用いて当該車輛の現在位置を測位す
る測位手段と、測位手段により求めた車輛の現在位置を
含むデータを無線伝送路を通して管理センタに伝送する
通信手段と、車輛の使用目的や運転者を特定する識別情
報があらかじめ登録された識別情報登録手段とを設け、
各車輛から伝送されたデータを識別情報毎に分類して記
録する管理手段を管理センタに設け、端末装置には端末
装置で発生したデータに前処理を施した後に管理センタ
に伝送する前処理手段が設けられているものであり、端
末装置において前処理を行なうことで、管理センタに伝
送するデータの量を低減することができ、結果的に管理
センタにおける処理量を軽減することができるという利
点を有する。
【0022】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、端末装置には車輛の使用目的に応じた情報を検出す
るセンサが設けられ、前処理手段がセンサの出力データ
に前処理を施すものであり、時間毎の車輛の位置だけで
はなく、車輛の使用目的に応じた各種センサの情報も管
理センタで管理することが可能になる。たとえば、保冷
庫を備える車輛では保冷庫の温度変化を追跡することな
どが可能になるという利点を有する。
て、端末装置には車輛の使用目的に応じた情報を検出す
るセンサが設けられ、前処理手段がセンサの出力データ
に前処理を施すものであり、時間毎の車輛の位置だけで
はなく、車輛の使用目的に応じた各種センサの情報も管
理センタで管理することが可能になる。たとえば、保冷
庫を備える車輛では保冷庫の温度変化を追跡することな
どが可能になるという利点を有する。
【0023】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、管理手段には識別情報に対応付けて
運転者が登録されており、管理センタにおいて識別情報
をキーとして運転者が特定されるものであり、管理セン
タにおいて運転者別の運行管理が可能になるという利点
がある。
2の発明において、管理手段には識別情報に対応付けて
運転者が登録されており、管理センタにおいて識別情報
をキーとして運転者が特定されるものであり、管理セン
タにおいて運転者別の運行管理が可能になるという利点
がある。
【0024】請求項4の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、管理手段には識別情報に対応付けて
車輛の運行目的が登録されており、管理センタにおいて
識別情報をキーとして車輛の運行目的が特定されるもの
であり、管理センタにおいて車輛の運行目的別の運行管
理が可能になるという利点がある。
2の発明において、管理手段には識別情報に対応付けて
車輛の運行目的が登録されており、管理センタにおいて
識別情報をキーとして車輛の運行目的が特定されるもの
であり、管理センタにおいて車輛の運行目的別の運行管
理が可能になるという利点がある。
【図1】本発明の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】同上における端末装置の動作説明図である。
【図3】同上における管理センタの動作説明図である。
【図4】従来例を示すブロック図である。
10 マイコン 11 GPSアンテナ 12 GPSエンジン 13 センサ 14 記憶装置 15 モデム 16 携帯電話 17 ICカード 18 カードインタフェース 20 管理コンピュータ 21 一般電話 22 モデム 23 IDコードマスタ
Claims (4)
- 【請求項1】 車輛に搭載される端末装置に、GPSを
用いて当該車輛の現在位置を測位する測位手段と、測位
手段により求めた車輛の現在位置を含むデータを無線伝
送路を通して管理センタに伝送する通信手段と、車輛の
使用目的や運転者を特定する識別情報があらかじめ登録
された識別情報登録手段とを設け、各車輛から伝送され
たデータを識別情報毎に分類して記録する管理手段を管
理センタに設け、端末装置には端末装置で発生したデー
タに前処理を施した後に管理センタに伝送する前処理手
段が設けられていることを特徴とする車輛運行管理装
置。 - 【請求項2】 端末装置には車輛の使用目的に応じた情
報を検出するセンサが設けられ、前処理手段はセンサの
出力データに前処理を施すことを特徴とする請求項1記
載の車輛運行管理装置。 - 【請求項3】 管理手段には識別情報に対応付けて運転
者が登録されており、管理センタにおいて識別情報をキ
ーとして運転者が特定されることを特徴とする請求項1
または請求項2記載の車輛運行管理装置。 - 【請求項4】 管理手段には識別情報に対応付けて車輛
の運行目的が登録されており、管理センタにおいて識別
情報をキーとして車輛の運行目的が特定されることを特
徴とする請求項1または請求項2記載の車輛運行管理装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10245547A JP2000076596A (ja) | 1998-08-31 | 1998-08-31 | 車輛運行管理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10245547A JP2000076596A (ja) | 1998-08-31 | 1998-08-31 | 車輛運行管理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000076596A true JP2000076596A (ja) | 2000-03-14 |
Family
ID=17135333
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10245547A Pending JP2000076596A (ja) | 1998-08-31 | 1998-08-31 | 車輛運行管理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000076596A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002352390A (ja) * | 2001-05-29 | 2002-12-06 | Denso Corp | 走行記録通信装置、ホストコンピュータおよびプログラム |
-
1998
- 1998-08-31 JP JP10245547A patent/JP2000076596A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002352390A (ja) * | 2001-05-29 | 2002-12-06 | Denso Corp | 走行記録通信装置、ホストコンピュータおよびプログラム |
JP4557118B2 (ja) * | 2001-05-29 | 2010-10-06 | 株式会社デンソー | 走行記録通信装置、ホストコンピュータおよびプログラム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040422 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A02 | Decision of refusal |
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