JP2000075983A - 数値データ入力装置及び数値データ入力プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

数値データ入力装置及び数値データ入力プログラムを記録した記録媒体

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JP2000075983A
JP2000075983A JP24991098A JP24991098A JP2000075983A JP 2000075983 A JP2000075983 A JP 2000075983A JP 24991098 A JP24991098 A JP 24991098A JP 24991098 A JP24991098 A JP 24991098A JP 2000075983 A JP2000075983 A JP 2000075983A
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Fumitoshi Tagami
文俊 田上
Hiroshi Tanano
裕氏 棚野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力値の上限、下限の決定を待たずにポイン
ティングデバイスの動作量を入力値の増減に利用する。 【解決手段】 表示装置と、ポインティングデバイス
と、CPUを備え、CPUにより、表示装置の画面上の
所定の領域を数値入力状態に設定し、設定した領域に文
字、数字等のデータを所定の順序で表示し、表示する文
字、数字等のデータをポインティングデバイスの動作に
応じて変更し、ポインティングデバイスによって指示さ
れた文字、数字等のデータを入力データとして取り込
む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、数値や文字列な
ど各種の値を入力する数値データ入力装置に関し、特に
モバイル機器や小型コンピュータのようなキーボード入
力が比較的困難な機器に好適に用いられる数値データ入
力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ポインティングデバイスによる値
の入力方法には、アローボタンやスライダーを用いる方
法がある。図15はアローボタンの方式を示す説明図で
ある。アローボタンは、値を1づつ増減させることがで
きるものである。上アローボタン11を1回クリック
(タッチ)すると値が1増加し、下アローボタン12を
1回クリック(タッチ)すると値が1減少する。アロー
ボタンは、値の増減量が大きい場合に入力が非効率であ
る。
【0003】図16はスライダーの方式を示す説明図で
ある。アローボタンの方式に対しスライダーは、スライ
ダー13上にマウスカーソルをあわせ、ポインティング
デバイスのボタンを押しながら(ペンの場合、スライダ
ー13にタッチしたまま)上下に動かすことにより、値
を増減するものである。スライダーはポインティングデ
バイスの動作量を反映させて値を増減させることがで
き、上記アローボタンの欠点を補うことができるもので
ある。
【0004】しかしスライダーは、入力値の上限、下限
を設定して使用する必要があり、その範囲内のみの値を
入力することしかできない。また、この上限と下限の範
囲を大きくしすぎると、スライダーをわずかに動かすだ
けで値が大きく変わってしまうため、細かい数値を入力
するのが困難となる。
【0005】このような問題を解消するために、例え
ば、アローボタンとスライダーの二つの機能を組み合わ
せ、スライダーによる数値の増減対象となる範囲の桁を
指定することにより、入力範囲の大きい数値を簡便に入
力する方法が提案されている(特開平06−32478
1号公報参照)。
【0006】また、値入力域の入力したい桁部分をクリ
ックしている間、候補となる数字や記号を順次表示し、
入力が終了してから確定領域をクリックして数値を入力
する方法が提案されている(特開平2−176818号
公報参照)。
【0007】しかしこの方法では、数値の候補が一方向
にしか順次表示しないため、入力したい数字もしくは記
号を見逃したら、候補がもう一度表示されるまでしばら
くかかることになる。文字や記号等を入力するようこの
方法を改良することもできるが、順次表示する文字候補
が増えるにしたがって、入力時間も多くかかるようにな
る。
【0008】マウスをハード的に改良して、数値入力を
簡便にする方法はいくつか提案されている。例えば、マ
ウスにテンキーの機能を付加し、キーボードを使わずに
ポインティングデバイスのみで数値入力を行う方法が提
案されている(特開平6−131125号公報参照)。
この方法は、マウスとキーボードの持ち替えの手間を省
くことができる。しかしマウスにはテンキーしかついて
おらず、文字や記号を入力する際にはキーボードへの持
ち替えが必要となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、現在
標準規格として普及しているポインティングデバイスに
よる既存の数値入力方法には、アローボタンやスライダ
ーがある。しかし、これらの入力方法では、効率的に数
値を入力できない場合がある。
【0010】具体的には、アローボタンは、入力値の範
囲が大きい場合、入力に手間がかかる。例えば、100
0から2000へ数値を増加させたい場合、アローボタ
ンを1000回クリック(タッチ)しなければならな
い。
【0011】スライダーは、ポインティングデバイスの
動作量を入力値の増減に利用するため、このような場合
ではアローボタンよりも適した入力手段といえる。しか
し、入力値の上限、下限がない場合、スライダーのみで
の入力は困難である。例えば、入力値を0−1000に
設定したスライダーで1001という値は入力できな
い。これに対し、アローボタンは、上限、下限関係なく
数値を増加、減少させることが出来るため、このような
場合ではスライダーよりも適した入力手段といえる。
【0012】また、これらの機能を組み合わせるため
に、複数のボタンやスライダーを画面に表示すると、入
力操作は煩雑かつ面倒となる。
【0013】この発明は、このような事情を考慮してな
されたもので、入力値の上限、下限の決定を待たずにポ
インティングデバイスの動作量を入力値の増減に利用す
るようにした数値データ入力装置を提供するものであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は、表示装置
と、表示装置の画面上の所定の領域を数値入力状態に設
定する設定手段と、設定手段によって数値入力状態に設
定された領域に文字、数字等のデータを所定の順序で表
示する表示コントローラと、表示コントローラによって
表示される文字、数字等のデータをポインティングデバ
イスの動作に応じて変更する変更手段と、変更手段によ
って変更された文字、数字等のデータを指示する指示手
段と、指示手段によって指示された文字、数字等のデー
タを入力データとして取り込む取込手段を備えてなる数
値データ入力装置である。
【0015】この発明において、文字、数字等のデータ
としては、日付、時刻、時間等のデータ、並びに、アル
ファベット、かな文字等の文字及び文字列データを含
む。
【0016】表示装置としては、CRTディスプレイ装
置、LC(液晶)ディスプレイ装置、ELディスプレイ
装置、プラズマディスプレイ装置などの各種の表示装置
を用いることができる。
【0017】設定手段、表示コントローラ、変更手段、
取込手段としては、CPU,ROM,RAM,I/Oポ
ートからなるマイクロコンピュータを用いるのが便利で
ある。
【0018】指示手段としては、ペン、マウス、もしく
はトラックボールなどのポインティングデバイスや、キ
ーボードなどを用いることができる。
【0019】本発明では、表示装置の特定の領域をクリ
ックすることで、ポインティングデバイス(マウス、ペ
ンなど)の直接の動作量に応じて文字、数字等のデータ
を入力できる状態となり、この動作量に対応して文字、
数字等のデータの内容を変更する。
【0020】本装置では、ポインティングデバイスの動
作量を利用するため、値を大きく増減させるのに手間が
かからない。また、ポインティングデバイスは、一方向
に限りなく動作させることができるため、値も上限下限
なく入力できる。以上より、本装置は、従来のスライダ
ーの長所を持ちつつ、スライダーの欠点を補うものであ
るといえる。
【0021】また、本装置にて、入力値として日付、時
刻、時間を扱う場合、日付、時刻、時間の増減アルゴリ
ズムを用いることにより、ポインティングデバイスのみ
により簡便に値を入力できる。また、文字、文字列の値
を扱う場合、文字、文字列データファイルの記載順に従
い表示することにより、ポインティングデバイスのみに
より簡単に文字、文字列を入力することができる。
【0022】この発明によれば、ポインティングデバイ
スの動作量が入力値の増減に直接利用されるため、従来
のアローボタン、スライダーに比較して高機能な入力が
実現できる。また、スライダーで入力値を増減する方法
を使うには、入力値の上限、下限を前もって設定してお
く必要があったが、本装置では入力値の上限下限を問題
としない。このため、日付、時刻、時間など上限下限の
ない値や、文字、文字列など数値以外の順序関係のある
さまざまな値も効率的に入力することができる。
【0023】文字、記号、文字列について、増加もしく
は減少の一方向に値を変えていった際に候補をループ
(例えば、アルファベットの最終候補Zの次候補とし
て、先頭候補Aを表示する)して表示、入力すること
は、従来のスライダーでは困難であったが、本装置では
可能となる。
【0024】この発明は、また、上記数値データ入力装
置での処理をコンピュータで行うための数値データ入力
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体である。
【0025】このコンピュータ読み取り可能な記録媒体
は、本装置と分離可能に構成されたCD−ROM、フロ
ッピーディスク、ICカードなどの可搬媒体メモリであ
るが、これはインターネットやLANなどの回線を介し
た回線先メモリや、本装置を例えば日本語ワードプロセ
ッサに適用したような場合であれば、その日本語ワード
プロセッサに内装されたROM、RAM、ハードディス
ク装置などの処理装置(例えばクライアント)側メモリ
であってもよい。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態に基
づいてこの発明を詳述する。なお、これによってこの発
明が限定されるものではない。
【0027】図1は本発明の数値データ入力装置のシス
テム構成図である。この図において、1はコンピュー
タ、2はソフトウエア、3はカーソル、4はマウス、5
はディスプレイ、8はキーボード、10はペンである。
【0028】コンピュータ1は、本発明の数値データ入
力装置全体の制御を行うCPUを持つ制御装置である。
ソフトウェア2は、後述のフローチャートに従ってコン
ピュータ1を作動させるものである。カーソル3は、コ
ンピュータ1のソフトウェア2で動作管理されており、
マウス4の動作を反映して動くものである。
【0029】マウス4は、マウス型ポインティングデバ
イスで、コンピュータ1につながりソフトウェア2によ
りその動作信号を受け付けられている。マウス型ポイン
ティングデバイスとは、マウス、トラックボールなど、
カーソルを用いてポインティング機能を実現するすべて
のポインティングデバイスを意味する。
【0030】ディスプレイ5は、コンピュータ1から送
られる画像信号を表示するものである。ディスプレイ5
には入力数値を表示する領域である値入力域6が表示さ
れる。値入力域6には変更範囲7が表示される。変更範
囲7は、値入力域6に表示されている値の変更対象範囲
を強調表示している部分である。ディスプレイ5にはP
D入力ボタン9も表示される。このPD入力ボタン9は
ポインティングデバイスでの値の入力を開始するボタン
である。
【0031】キーボード8は、コンピュータ1につなが
っておりポインティングデバイスと入力を併用する場合
に用いる。ペン10は、ペン型ポインティングデバイス
で、コンピュータ1のソフトウェア2によりその動作信
号を受け付けられている。
【0032】図2はソフトウエアの機能を示す説明図で
ある。この図に示すように、ソフトウエア2には、キー
入力処理41、変更範囲決定処理42、カーソルの機能
停止処理〔ペン式の場合にはペンタッチ無効化〕43、
カーソルの機能復活処理〔ペン式の場合にはペンタッチ
復活〕44、日付データ増減アルゴリズム51、時刻デ
ータ増減アルゴリズム52、時間データ増減アルゴリズ
ム53が、PD入力処理アルゴリズム21として記録さ
れている。
【0033】カーソルの機能停止処理43、およびカー
ソルの機能復活処理44は、ポインティングデバイス処
理ルーチン(ポインティングデバイスの入力を受けポイ
ンティング動作を実現するルーチン)31に指示を行
う。また、PD入力処理アルゴリズム21は、文字デー
タファイル101と文字列データファイル102を参照
するためにアクセスを行う。
【0034】図3および図4は値を入力する場合のディ
スプレイの表示内容を示す説明図であり、図3はPD入
力ボタン9がディスプレイに表示されない場合を示し、
図4はPD入力ボタン9がディスプレイに表示される場
合の例を示している。なお、〔 〕内はペン操作時の内
容を示している。
【0035】まず、カーソル3にて値入力域6の変更範
囲7を指定した場合を説明する。変更範囲7の指定アル
ゴリズムは公知の技術であるが、この範囲指定動作例を
説明する。この動作は、変更範囲決定処理42で行う。
【0036】マウス4のボタンを押しながらカーソル3
を動かすと、ボタンを押し始めた位置からカーソル3ま
での間が反転するなど強調表示される。変更したい領域
部分が強調表示されるようカーソル3を動かし、マウス
4のボタンを離すと、その範囲が変更範囲となる。また
値入力域6をクリックすると、値入力域全体が変更範囲
となる。
【0037】図5は千の位のみを反転させ強調表示にし
て、その強調部分のみを値変更の対象としている例であ
る。ここで、値全体を変更範囲とした場合、値を223
4に増やすのには、ポインティングデバイスを大きく動
かす必要がある。例えば、マウスを1mm動かすと値が
1増えるのであれば、マウスを1m分動かさなくてはな
らないことになる。しかし、このように千の位のみを指
定することによって、わずかなマウスの動作で値を変更
できることになる。
【0038】変更範囲7を決定もしくはPD入力ボタン
9をクリックすると、マウス4の動作量が数値の増減に
反映する状態(ポインティングデバイス入力状態)にな
る。この状態の間、マウス4によるカーソル3の機能を
無効にする。カーソル3は動かさないか、表示しないこ
とが望ましい。マウス4をもう一度クリックすると、値
を決定し、カーソル3の機能を復活する。これを行うた
めに、PD入力処理アルゴリズム21は、ポインティン
グデバイス処理ルーチン31に、カーソルの機能停止処
理(またはペンタッチ無効化)43、あるいはカーソル
の機能復活処理(ペンタッチ復活)を指示する。
【0039】また、ペン10による入力の場合は、ポイ
ンティングデバイスの動作量として、画面上でのペン1
0の動作量を利用する。その方法は次のようにして行
う。
【0040】まず、本来のペンタッチ操作機能を停止し
て、値入力域6やPD入力ボタン9以外の部分を暗転
し、その暗転部分でペン10を動かすことにより、その
動作量を読み込む。値入力域6やPD入力ボタン9にタ
ッチすることで、その値を入力する。この方法は、ペン
10の動作を読み込むために別のフィールドを用意し、
このフィールド上で自由にペンを動作することができる
ようにしてもよい。
【0041】ポインティングデバイス入力状態15もし
くは入力開始状態17でキーボード8のキーを押すと、
キーボード入力状態16となる。キーボード入力処理で
は、キーボード8による入力値を値入力域6に表示し、
決定(Enter)キーにて値を入力する。この動作は
キー入力処理41で行う。
【0042】以下、図10〜図14に示すフローチャー
トに従って、本装置におけるPD入力処理アルゴリズム
の動作を説明する。図10はPD入力ボタンを表示する
場合、図11はPD入力ボタンを表示しない場合を示し
ている。なお、〔 〕内はペン操作時の内容を示してい
る。
【0043】まず、図10についてその処理の流れを説
明する。マウスクリック〔キータッチ〕を検出したら
(ステップS101)、それが値入力域の上かどうかを
判定する(ステップS102)。そうであれば、変更範
囲決定処理42をおこない(ステップS103)、ポイ
ンティングデバイス入力状態に入る。変更範囲の決定ア
ルゴリズムについては前に説明している。
【0044】ポインティングデバイス入力状態に入る
と、まず、カーソルの機能停止処理〔値入力域以外のペ
ンタッチ無効化〕を行う(ステップS104)。これに
ついても前で述べているので説明を省略する。その後、
入力受付状態に入る。
【0045】入力受付状態では、まず、キーボードのキ
ーが押されているかを判定し(ステップS105)、押
されていればカーソルの機能を復活〔値入力域以外のペ
ンタッチを復活〕し(ステップS113)、キーボード
入力状態に入る(ステップS114)。キー入力処理
(これも前述のため説明を省略)を行い、入力処理を終
了する。
【0046】キーボードのキーが押されていない場合、
マウスがクリック〔ペンが値入力域にタッチ〕されてい
るかを判定する(ステップS106)。クリックされて
いれば、入力値を現在の値に決定し(ステップS10
9)、カーソル機能復活処理44でカーソルの機能を復
活〔値入力域以外のペンタッチ復活〕し(ステップS1
12)、処理を終了する。
【0047】クリックされていなければ、ポインティン
グデバイスの上移動、下移動に応じて(ステップS10
7,ステップS108)、値の増減処理を行う(ステッ
プS110,ステップS111)。この処理が終了する
と、ステップS105に戻る。
【0048】同様に図11について説明する。マウスク
リック〔ペンタッチ〕を検出したら(ステップS20
1)、それがPD入力ボタンの上かどうかを判定する
(ステップS202)。PD入力ボタンの上であれば、
ポインティングデバイス入力状態に入る。PD入力ボタ
ンの上でない場合、値入力域の上かどうか判定する(ス
テップS203)。値入力域の上であれば変更範囲決定
処理(ステップS212)をおこない、入力開始状態に
入る(ステップS213)。
【0049】ポインティングデバイス入力状態に入ると
まず、カーソルの機能停止処理〔PD入力ボタン以外ペ
ンタッチを無効化〕を行う(ステップS204)。そし
て、マウスがクリック〔PD入力ボタンにタッチ〕され
ているかを判定し(ステップS205)、されていない
場合、ポインティングデバイスの上移動、下移動に応じ
て(ステップS206,ステップS207)、値の増減
処理を行う(ステップS210,ステップS211)。
マウスがクリック〔PD入力ボタンにタッチ〕されてい
る場合(ステップS205)、入力値を決定し(ステッ
プS209)、カーソルの機能復活処理44でカーソル
の機能を復活〔PD入力ボタン以外のペンタッチを復
活〕する(ステップS208)。
【0050】入力開始状態に入ると、キーが押されてい
るかを判定する(ステップS213)。押されていれ
ば、キー入力処理41でキー入力処理を行い(ステップ
S216)、処理を終了する。キーが押されていなけれ
ば、今度はマウスがクリック〔タッチ〕されていないか
を判定する(ステップS214)。
【0051】マウスがクリック〔タッチ〕されている場
合、カーソル〔タッチした場所〕がPD入力ボタンの上
であれば(ステップS215)、ステップS204へ進
んでポインティングデバイス入力状態となり、PD入力
ボタンの上でなければ入力を中断して、処理を終了す
る。マウスがクリック〔ペンがタッチ〕されていない場
合には、入力開始状態のループの最初(ステップS21
3)に戻る。
【0052】本装置では、PD入力ボタンを表示しても
よいし、表示しなくてもよい。PD入力ボタンを表示し
ない場合は、値入力域をクリックすることでポインティ
ングデバイスの値入力受付を開始する。したがって、デ
ィスプレイの表示部が小さく画面にあまりアイコン等を
表示したくない場合や、キーボード入力をほとんど行わ
ない、キーボードがない、などの場合に有効である。P
D入力ボタンを表示する場合は、PD入力ボタンをクリ
ックすることでポインティングデバイスの値入力受付を
開始する。したがって、操作をよりわかりやすくしたい
場合や、キーボード入力と使い分けたい場合に有効であ
る。
【0053】次に、ポインティングデバイスの動作量を
値の増減に反映させる動作について説明する。本装置で
は、ポインティングデバイスの移動成分のうち、上下移
動成分のみを値の増減に利用するようにしている。
【0054】この入力方法では、扱う値に上限下限を問
わないという点は、従来のスライダーの弱点をカバーし
ているといえるが、やはり値の変更が大きい場合は、そ
の変更は面倒なものとなる。例えば、値を1000増加
させたい場合、ポインティングデバイスを1ドット分動
かせば値が1増加するよう設定してあった場合には、ポ
インティングデバイスを1000ドット分動かす必要が
ある。さらに、この増減量設定では、値を1増加させる
場合にはポインティングデバイスを1ドット分動かす、
という細かい操作を必要とする。この問題を解決するた
めに、以下のようにする。
【0055】まず、ポインティングデバイス入力状態に
て、ポインティングデバイスの動作量と入力値の増減量
の関係を複数用意し、適切なものに切りかえることがで
きるようにする。例えば、例えばマウスにボタンが2個
ある場合、決定ボタンでないほうのボタンを押したまま
マウスを移動した場合、ボタンを押さない場合より値が
よりたくさん増減するようにする。あるいは、マウスを
左右に移動すると、上下移動の場合より値がよりたくさ
ん増減するようにする。
【0056】ただし、後者のような方法をとる場合、マ
ウスの縦方向の移動量が横方向の移動量より大きいとき
にはユーザーがマウスを縦に動かしているものと考え、
このときは横方向のマウス動作で値を上下しないように
するなど、操作性を向上するためのインターフェイスの
アルゴリズムへの配慮も行う。
【0057】また、例えば、ポインティングデバイスの
単位時間あたりの動作量、つまり動作速度を利用するこ
とにより、ポインティングデバイスをすばやく動かすと
値が大きく増減するようにしてもよい。
【0058】次に、日付、時刻、時間を入力する場合を
説明する。例えば、従来のスライダーで日付を入力する
となると、入力可能範囲(上限、下限)を設定する必要
があるが、本装置ではその設定が不要である。図6に示
すように、マウスを上下に動かすことによって日付の値
を増減させ、簡単に日付を入力することができる。
【0059】日付(年、月、日)の値を増減するフロー
チャートを図12に示し、時刻(時、分、秒)の値を増
減するフローチャート図13に示し、時間(時、分、
秒)の値を増減するフローチャートを図14に示す。こ
れらのフローチャートに従って値を進めたり戻したりす
ることにより、日付、時刻、時間の値を簡単に入力する
ことができる。
【0060】また、文字および文字列についても、順序
関係をあらかじめ付与して記憶しておくことにより、本
装置で入力することができる。
【0061】図8は文字データファイル101の内容を
示す説明図、図9は文字列データファイル102の内容
を示す説明図である。例えば、英単語を入力値として扱
う場合、図9に示すような順序で、ポインティングデバ
イスを上に動かすと文字列データファイルの逆方向に、
下に動かすと順方向に候補が表示されていくようにする
ことにより、文字列の入力が可能となる。
【0062】図8および図9に示したデータファイル
は、文字に付与されたコードやプログラム中の記述な
ど、文字、文字列の順序を定義づけるすべてのものと等
価である。
【0063】文字列の場合、変更範囲を指定して、該当
する候補のみを変更することもできる。図7は英単語の
文字列データファイルについて、英単語“prelud
e”の“pre”の部分より後方を強調表示し変更範囲
に指定した例である。マウスを上下に動かすことによっ
て、文字列データファイルから“pre”を先頭にもつ
綴りの単語を順番に参照することも可能である。
【0064】この入力方法は、入力値の上限下限を問題
としないため、入力値の最終候補の次候補として先頭候
補を表示するようにし、ループ表示することもできる。
すなわち、例えば、図8の文字データファイル101を
参照している場合、ポインティングデバイスを下に動か
していくと、“0”の次候補として“A”を表示するよ
うにすることもできる。
【0065】
【発明の効果】この発明によれば、ポインティングデバ
イスによる値の入力を、入力値の上限下限を問わず行う
ことができる。例えば、上限下限の概念を持たない日
付、時刻、時間などの入力値も、設定可能範囲を問題と
せず入力することができる。また、その他の文字や記
号、文字列など、順序関係を持つすべての値を入力値と
して扱うこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の数値データ入力装置のシステム構成図
である。
【図2】本発明のソフトウエアの機能を示す説明図であ
る。
【図3】本発明のPD入力ボタンが表示されない場合の
ディスプレイの表示内容を示す説明図である。
【図4】本発明のPD入力ボタンが表示される場合のデ
ィスプレイの表示内容を示す説明図である。
【図5】本発明の千の位のみを値変更の対象とした例を
示す説明図である。
【図6】本発明のマウスを上下に動かすことによって日
付の値を増減させる例を示す説明図である。
【図7】本発明の英単語の特定の部分より後方を変更範
囲に指定した例を示す説明図である。
【図8】本発明の文字データファイルの内容を示す説明
図である。
【図9】本発明の文字列データファイルの内容を示す説
明図である。
【図10】本発明のPD入力ボタンを表示する場合のフ
ローチャートである。
【図11】本発明のPD入力ボタンを表示しない場合の
フローチャートである。
【図12】本発明の日付の値を増減するフローチャート
である。
【図13】本発明の時刻の値を増減するフローチャート
である。
【図14】本発明の時間の値を増減するフローチャート
である。
【図15】従来のアローボタンの方式を示す説明図であ
る。
【図16】従来のスライダーの方式を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 コンピュータ 2 ソフトウエア 3 カーソル 4 マウス 5 ディスプレイ 8 キーボード 10 ペン 21 PD入力処理アルゴリズム 31 ポインティングデバイス処理ルーチン 41 キー入力処理 42 変更範囲決定処理 43 カーソルの機能停止処理 44 カーソルの機能復活処理 51 日付データ増減アルゴリズム 52 時刻データ増減アルゴリズム 53 時間データ増減アルゴリズム 101 文字データファイル 102 文字列データファイル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示装置と、表示装置の画面上の所定の
    領域を数値入力状態に設定する設定手段と、設定手段に
    よって数値入力状態に設定された領域に文字、数字等の
    データを所定の順序で表示する表示コントローラと、表
    示コントローラによって表示される文字、数字等のデー
    タをポインティングデバイスの動作に応じて変更する変
    更手段と、変更手段によって変更された文字、数字等の
    データを指示する指示手段と、指示手段によって指示さ
    れた文字、数字等のデータを入力データとして取り込む
    取込手段を備えてなる数値データ入力装置。
  2. 【請求項2】 ポインティングデバイスがマウスからな
    る請求項1記載の数値データ入力装置。
  3. 【請求項3】 ポインティングデバイスがペン型のポイ
    ンティングデバイスからなる請求項1記載の数値データ
    入力装置。
  4. 【請求項4】 日付、時刻、時間等をカウントするカウ
    ンターをさらに備え、表示コントローラが、このカウン
    ターから読み出した日付、時刻、時間等を表示装置に表
    示する請求項1記載の数値データ入力装置。
  5. 【請求項5】 順序関係があらかじめ付与された文字、
    数字等のデータを記憶するメモリをさらに備え、表示コ
    ントローラが、このメモリから読み出した文字、数字等
    のデータを表示装置に表示する請求項1記載の数値デー
    タ入力装置。
  6. 【請求項6】 表示装置の画面上の所定の領域を数値入
    力状態に設定させ、数値入力状態に設定された領域に文
    字、数字等のデータを所定の順序で表示させ、表示され
    る文字、数字等のデータをポインティングデバイスの動
    作に応じて変更させ、変更された文字、数字等のデータ
    を指示させ、指示された文字、数字等のデータを入力デ
    ータとして取り込ませることからなる手順をコンピュー
    タに実行させるための数値データ入力プログラムを記録
    したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002157084A (ja) * 2000-11-22 2002-05-31 Anritsu Corp トラックボール装置及びそれを用いたパラメータ設定装置
WO2016047467A1 (ja) * 2014-09-25 2016-03-31 Necソリューションイノベータ株式会社 情報処理装置及び入力支援方法

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