JP2002268800A - 電子機器、電子機器の制御方法、および電子機器の制御プログラム - Google Patents

電子機器、電子機器の制御方法、および電子機器の制御プログラム

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JP2002268800A
JP2002268800A JP2001069636A JP2001069636A JP2002268800A JP 2002268800 A JP2002268800 A JP 2002268800A JP 2001069636 A JP2001069636 A JP 2001069636A JP 2001069636 A JP2001069636 A JP 2001069636A JP 2002268800 A JP2002268800 A JP 2002268800A
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Kenji Shinoda
健司 篠田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スタイラスペンのような別部材を必要とする
ことなく、表示器とごく少数の入力キーのみを用いて、
簡単な操作により文字入力を行なえるようにする。 【解決手段】 表示器10のカーソル10a位置の近傍
の文字入力位置において、複数の文字を2次元状に配列
した仮想文字シートに含まれる文字(あるいは文字列)
の1つを表示させる。文字選択・カーソル移動キー1に
より、文字入力位置と仮想文字シートの相対位置関係を
調節するが如く表示切り換えを行ない、文字入力位置に
所望の文字を表示させ、選択文字決定キー2を操作する
ことにより仮想文字シートに含まれる文字の入力を決定
する。また、平仮名、カタカナ、英数字のように異なる
カテゴリーの文字を2次元状に配列した複数の仮想文字
シートを用意し、シート切換・変換キー3により切り換
えて用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示器および入力
キーを用いて文字入力を行なう携帯情報端末のような電
子機器、その制御方法、およびその制御プログラムに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】コンパクトで手軽に屋外でも利用できる
コンピュータとして、PDA(Personal Di
gital Assistant)、あるいはより一般
的には携帯情報端末などと呼ばれる電子機器(以下携帯
情報端末という)が知られている。
【0003】携帯情報端末では、ワードプロセッシン
グ、メール送受信、電話帳管理などの情報処理機能が要
求されるが、この種の情報処理機能では当然ながら文字
入力機能が求められる。
【0004】携帯情報端末における文字入力方法として
は、 (1)携帯情報端末に付属のスタイラスペンなどのポイ
ンティングデバイスを用い、表示画面上に設けたタッチ
パネルに、直接、文字(省略記号が用いられる場合もあ
る)を手書き入力する (2)携帯情報端末の表示画面上にソフトウェアキーボ
ードや平仮名の50音表などを表示し、入力したい文字
をスタイラスペンを用いてタッチパネルにタップして文
字を入力する といった手法が主に用いられている。
【0005】なお、携帯情報端末のポインティングデバ
イスとしてのスタイラスペンは、アプリケーションプロ
グラムやメニュー項目の選択・決定などのためにタッチ
パネルをタップする操作にも用いられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の文字入力
方式のうち、(1)の手書き入力方式では、現行の文字
認識技術の能力の現状では、入力したい文字が誤認識さ
れる可能性が高い。また、(1)、(2)の方式に共通
する問題であるが、携帯情報端末の限られた表示画面の
面積はその大部分を手書き入力のためのスペースやソフ
トウェアキーボード・平仮名の50音表等の表示のため
に確保しなければならないため、表示画面を有効に活用
するのが困難である。
【0007】また、(1)、(2)の方式では、常にス
タイラスペンが必要であり、そのため満員電車や暗がり
での使用中にスタイラスペンを落として紛失した場合、
その後、携帯情報端末を利用することが非常に困難とな
る問題がある。さらに、表示画面上にタッチパネルを設
置することが不可欠であり、装置の製造コストを増大さ
せる問題がある。
【0008】本発明の課題は、上記の問題を解決し、ス
タイラスペンのような別部材を必要とすることなく、表
示器とごく少数の入力キーのみを用いて、簡単な操作に
より文字入力を行なえるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明によれば、表示器および入力キーを用いて文
字入力を行なう電子機器、その制御方法およびその制御
プログラムにおいて、前記表示器の文字入力位置に、複
数の文字を2次元状に配列した仮想文字シートに含まれ
る文字を表示させるべく前記文字入力位置と前記仮想文
字シートの相対位置関係を調節し、また、前記文字入力
位置に表示された仮想文字シートに含まれる文字の入力
を決定することにより文字入力を行なう構成を採用し
た。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態を説明する。
【0011】図1に本発明を採用した携帯情報端末(P
DA)上面の外観を、図2に本発明を採用した携帯情報
端末の制御系のブロック図を示す。
【0012】図1において、携帯情報端末5の筐体はプ
ラスチックなどの材質から構成され、上面にはLCD
(液晶ディスプレイ)などの表示素子を用いて構成され
た表示器10が配置されている。図1の表示器10は文
字入力待ち状態であり、カーソル10aを表示し、文字
入力位置を示している。表示器10上面にはタッチパネ
ルを設けても良いが、本発明の文字入力方式ではタッチ
パネルは本質的には不要であり、必須ではない。
【0013】表示器10の下部には、符号1〜4で示す
ように、文字入力(あるいは他の操作のため)ごく少数
のキーを配置してある。これらの入力キーはメンブレン
キーボードなどから構成することができる。
【0014】入力キーのうち符号1は文字選択・カーソ
ル移動キーであり、この文字選択・カーソル移動キー1
は、キー上面の矢印の表示からも判るように、少なくと
も4方向の入力を行なえるように構成される。本実施形
態では、この方向に関する情報は、カーソル10aの移
動方向として、また、後述の仮想文字シートの移動方向
として入力される。この文字選択・カーソル移動キー1
は、ユーザの左手の親指で操作できるよう筐体上に配置
する。
【0015】一方、符号2〜4はユーザの右手の親指で
操作できるよう筐体上に配置された入力キーで、選択文
字決定キー2、後述の仮想文字シートの切換および漢字
変換に用いるシート切換・変換キー3、削除キー4から
成る。
【0016】図2の制御系において、符号6はCPUで
あり、このCPU6はキー入出力処理プログラムを実行
し、携帯情報端末の入出力制御等を行なう。
【0017】符号7はRAMで、各種ユーザデータの一
時記憶に用いられる。符号8はROMでここに入出力プ
ログラム(後述の制御プログラムを含む)やフォントデ
ータ、辞書データ等が格納される。
【0018】符号9は表示用メモリで、表示器10に出
力するデータの格納場所である。符号10は図1の表示
器10に相当し、主にLCDなどが利用され、9に格納
されたデータの内容を表示する。
【0019】符号11はキー入力インターフェースで、
キーが入力された場合、CPU6に割り込み信号及びキ
ーコードを送信する。符号12は図1のキー1〜4をま
とめて示したものである。文字入力モードにおいては図
1の入力キー1〜4に入力が行われるとキー入力インタ
ーフェースは入力されたキーコードと割り込み信号をC
PU6に送信する。
【0020】割り込み信号を受信したCPU6は、RO
M8に格納されている入出力処理プログラムにしたがっ
て割り込み信号に応じた割り込み処理プログラムを実行
する。すなわち、文字入力の場合はROM8からフォン
トデータや辞書データを読み込み、入力された文字コー
ドを展開して表示用メモリに送信し、表示器10に文字
を表示する。
【0021】本実施形態の文字入力では、図3に示すよ
うな仮想文字シートの1桝をカーソル10aの右側位置
に表示し、これを文字選択・カーソル移動キー1で切換
え、選択文字決定キー2で変換あるいは確定することに
より行なう。
【0022】すなわち、本実施形態の特徴の1つは、表
示器10の文字入力位置に複数の文字を2次元状に配列
した仮想文字シートに含まれる文字(文字列でもよい)
の1つを表示させ、文字入力位置と仮想文字シートの相
対位置関係を調節しているが如く文字選択・カーソル移
動キー1で表示を切換え、選択文字決定キー2で変換あ
るいは確定(入力決定)を行なう点にある。
【0023】また、図3に示すように仮想文字シートと
しては平仮名シート、カタカナシート、英数字シート、
記号シート、のように異なるカテゴリーの文字をそれぞ
れ2次元状に配列した複数の仮想文字シートを用意して
おき、シート切換・変換キー3によりこれらを切り換え
て用いる。
【0024】仮想文字シートには、50音順やアルファ
ベット順など、ユーザが容易にその2次元配列の構成を
想起できるような形態で文字を配列しておく。
【0025】そして、カーソル10aの右側位置の1文
字分のスペースに、その時選択されている仮想文字シー
トの1桝の文字のみを表示し、仮想文字シートの他の部
分は表示しない。すなわち、図4(A)に符号41で示
すように、仮想文字シートの表示範囲として1桝の矩形
41を表示し、その中にその時選択されている仮想文字
シートの1桝分の文字を表示する。
【0026】シート切換・変換キー3により仮想文字シ
ートの切換が要求されると、CPU6はあらかじめRO
M8に格納されている他の仮想文字シートに切り換える
ため、表示用メモリ9の内容を指定された仮想文字シー
トのデータに書き換える処理を行なう。また、文字削除
が要求された時は、CPU6は表示器10の表示画面に
出力されている文字を削除するため表示用メモリ内の該
当の文字データを消去する。
【0027】カーソルモードにおいては、入力された文
字選択・カーソル移動キー1の操作によって、キーコー
ドと割り込み信号及びキー入力時点のカーソルの位置に
応じて、表示器10の表示画面上のカーソルを指定され
た位置に表示させる。
【0028】また、アプリケーションプログラムやメニ
ュー項目の選択・決定においては選択されたカーソル位
置に応じた処理(ROM8に格納されているアプリケー
ションソフトの起動等)を実行させるよう、入力キー1
〜4をポインティングデバイスとして用いることができ
る。たとえば、特定のアイコンの上で選択文字決定キー
2を押下してメニューをポップアップさせ、文字選択・
カーソル移動キー1を用いてメニューのアイテムを選択
し、さらに選択文字決定キー2を押下してそのメニュー
のアイテムの選択を最終決定して当該の機能を実行させ
るようにしておく。これにより、図示のように非常に少
ないキーで、スタイラスペンやタッチパネルを用いるこ
となくアプリケーションの起動やメニューの選択を実行
することができる。
【0029】ここで、図4(A)〜(C)の文字入力操
作を順に説明する。文字入力モードに入ると、図3の4
枚の仮想文字シート上の任意の文字が矩形41中に1文
字表示される(図4(A))。図4(A)の例では平仮
名シートが選択されている。ユーザは意中の文字を表示
するため、文字選択・カーソル移動キー1を操作し、選
択されている仮想文字シートを上下左右に移動させるこ
とができ、これに連動して表示画面上の文字も変化す
る。たとえば、図4の(A)のように“き”が表示され
ている状態で文字選択・カーソル移動キー1により上方
向を入力すると“か”が表示されることになる。
【0030】なお、上記操作は仮想文字シート上で矩形
41を移動させるような操作感覚を与えるものである
が、上記操作で逆に”く”を表示する、つまり、矩形4
1に対して仮想文字シートを移動させるような操作感覚
を与えるような方式でもよい。
【0031】図3の仮想文字シートをさらに詳細に説明
すると、図3の各仮想文字シートの左下には″カーソ
ル″と表示されている部分があるが、この部分は文字入
力モードからカーソルモードに切り換える時に選択する
部分である。仮想文字シート上でこの部分を選択し、選
択文字決定キー2を押すことにより、CPU6は動作モ
ードを文字入力モードからカーソルモードに移行させ
る。また、カーソルモードから文字入力モードに切り換
える場合は、文字選択・カーソル移動キー1を操作し、
表示器10の表示画面上で文字入力したい位置にカーソ
ルを移動させ、さらに選択文字決定キー2を2回素早く
押すことにより文字入力モードに移行する。なお、″カ
ーソル″のように1文字以上から成る「仮想文字」エリ
アを表示させる場合には矩形41の表示サイズを必要に
応じて適宜拡大させるのが良い(あるいは矩形41内で
文字選択・カーソル移動キー1ないし他の適当な操作に
応じて″カーソル″のような「仮想文字」エリアをスク
ロールさせるようにしてもよい)。
【0032】また、図3の各仮想文字シートの“空”と
表示されている部分はスペース(空白)を入力する時に
選択する。“大”、または“小”と表示されている部分
は大文字・小文字の切り換えを行なうときに選択する。
この部分を選択し選択文字決定キー2を押した後は、次
に入力する文字は大文字または小文字になる(大文字・
小文字入力モードの切換)。
【0033】また、カタカナシート、英数字シート、記
号シートの左側にある“直接入力on/off”と表示
されている部分はここを選択することで、直接入力のo
n/offを切換できる。直接入力とは後述のような漢
字変換を経ずに直接英数字などの文字を入力、確定する
モードである。
【0034】次に図5のフローチャートを参照して文字
入力時のCPU6の制御手順を説明する。図示の手順は
CPU6の制御プログラムとしてROM8にあらかじめ
格納しておく。
【0035】文字入力を行なう場合、まず最初に仮想文
字シートを選択する。仮想文字シートを選択するにはシ
ート切換・変換キー3を押下する(ステップS1)。
【0036】シート切換・変換キー3を押下する毎に仮
想文字シートは、平仮名シート、カタカナシート、英数
字シート、記号シートの順に繰り返し切り換わる(ステ
ップS1−>ステップS2〜5)。
【0037】もしユーザが4つの仮想文字シートの中で
平仮名シートを選択した場合は(ステップS2)、CP
U6は表示器10の表示画面には平仮名シート上の任意
の文字が表示される事になる。平仮名シート(あるいは
他のシート)の選択直後では、前回に平仮名シート(あ
るいは他のシート)が選択されていた時の最後の文字
(あるいはあらかじめ定めた初期入力文字:たとえば平
仮名シートの場合は”あ”など)を表示する。
【0038】ユーザは、表示器10の矩形41に表示さ
れている文字が意中の文字でない場合は文字選択・カー
ソル移動キー1を操作し、平仮名シートを移動させ意中
の文字を選択する。平仮名シートを使用している場合
は、選択文字決定キー2を押して選択された文字を仮決
定する(図4(B)の符号42、図5ステップS7)。
【0039】次に A仮決定した文字を決定し入力する B仮決定のまま次の処理に移る という分岐(ステップS8)となる。実際にはこの選択
はさらなる選択文字決定キー2の押下状態の判定により
行なう。
【0040】すなわち、ユーザが上記のAの選択をする
場合はさらに選択文字決定キー2を押すことにより入力
の状態が仮決定から決定となり選択された文字が入力さ
れる(平仮名の確定入力)。
【0041】一方、ステップS8でユーザの選択がBの
場合は次に C漢字変換を行なう Dさらに続けて文字を入力する(図4の(B)) という分岐(ステップS9)になる。実際には、この選
択はさらなるシート切換・変換キー3の押下状態の判定
により行なう。
【0042】すなわち、ユーザが上記のCを選択する場
合、意中の漢字に変換されるまでシート切換・変換キー
3を繰り返し押下する(ステップS10)。そして、意
中の漢字に変換された時点で選択文字決定キー2を押す
ことにより文字が決定され入力となる(図4(B)の符
号43、ステップS11)。また、ユーザがDの選択を
する場合は、続けて次の文字を入力するため、再び文字
選択・カーソル移動キー1を操作し平仮名の仮想文字シ
ートを移動させて(ステップS6)、入力したい文字を
選択し、選択文字決定キー2を押して仮決定(ステップ
S7)する処理に戻る。
【0043】入力文字を決定(ステップS11)した後
は、 E仮想文字シートを切換える Fさらに同シートで文字を入力する という分岐(ステップS12)になる。実際にはこの判
定はシート切換・変換キー3の押下状態の判定により行
なう。
【0044】すなわち、ユーザがEを選択する場合はシ
ート切換・変換キー3を押して意中の仮想文字シートに
切り換える(ステップS1へ復帰)。Fを選択する場合
は文字選択・カーソル移動キー1で次の文字を選択し
(ステップS6)、選択文字決定キー2を押して仮決定
(ステップS7)を行なう処理に戻る。
【0045】一方、ステップS1で、仮想文字シートと
してカタカナシート、英数字シート、あるいは記号文字
シートを選択した場合、直接入力onの状態にある時
(ステップS13〜S14)は、文字選択・カーソル移
動キー1を操作して入力したい文字を選択(ステップS
14)した後、選択文字決定キー2を押して文字を決定
し直ちに入力状態が確定される(ステップS15)。そ
の後、ステップS12と同様にステップS16で上記の
E、Fを選択する分岐となる。
【0046】また、ステップS13で直接入力がoff
の場合(ステップS13〜S6)は、前述の平仮名シー
トを選択後の処理と同様に漢字変換処理を経て文字を確
定する。たとえばROM8の辞書(あるいはRAM7の
ユーザ辞書)カタカナ、英数字、記号などを読みとする
エントリがある場合はこのような手順で文字の変換、確
定が行なわれる。
【0047】また、文字入力において誤って文字を仮決
定、決定した場合はいつでも削除キー4を押すことによ
って文字を削除することができる。たとえば、決定ある
いは仮決定されている文字の右側にカーソル10aがあ
る時に削除キー4が押下されるとその文字を消去するよ
うな制御を行なえばよい。
【0048】また、文字入力モードからカーソルモード
に移行した場合は、文字選択・カーソル移動キー1はカ
ーソル移動のために使用する。すなわち、ユーザは文字
選択・カーソル移動キー1を操作し任意の位置にカーソ
ルを移動させることができ、また選択文字決定キー2を
2回素早く押すことにより文字入力モードに移行するこ
とができる。
【0049】また、カーソルモードにおいては選択文字
決定キー2は改行の役割を持たせる構成も考えられる。
すなわち、任意の位置にカーソルを移動させた後、選択
文字決定キー2を押した場合はその位置に改行文字を入
力し、行を分割する。
【0050】さらに、選択文字決定キー2と文字選択・
カーソル移動キー1の押下の組合せにより、範囲選択を
行なうような構成としてもよい。すなわち、選択文字決
定キー2を押しながら文字選択・カーソル移動キー1を
操作することでパソコンのマウスと同様に画面の範囲を
ドラッグし、ドラッグした領域を反転表示などにより強
調した上、その範囲を削除や置換その他の編集対象とす
るための「範囲」として選択する。
【0051】また、仮想文字シートに対して、ユーザの
好みによって文字の追加、削除あるいは文字の配置の変
更を自由に行なえるようにする構成も有用である。たと
えば、表示器10全体を用いて、仮想文字シートを表示
し、削除キー4を用いて文字をカットし、(選択文字決
定キー2などを用いて)他の位置にペーストすることに
より、削除あるいは文字の配置の変更を行なう、また、
仮想文字シートに「仮想文字」を追加するための空行を
追加したり、他の仮想文字シートからカット(あるいは
コピー)してきた「仮想文字」をペーストするような種
々の編集操作を行なえる、いわば仮想文字シート編集モ
ードを設けておく。このような仮想文字シート編集モー
ドにより、ユーザは好みや機器の用途に応じて自由に使
い易い仮想文字シートを構成できる。
【0052】また、もちろん、仮想文字シートは4枚に
限らず、仮想文字シートの追加、削除、結合などの編集
を行なえるようにしてもよい。たとえば、ロシア語、ア
ラビア語などの文字を配列した仮想文字シートをROM
8や、あるいは拡張メモリカード上などに用意し、特定
の操作に基づきこれらの仮想文字シートを使用できるよ
うにする構成も有用である。また、上記の実施形態では
漢字については漢字変換により入力するものとしたが、
使用頻度の高い単語や漢字を仮想文字シートに配列し、
漢字変換を経ずに直接仮想文字シートから漢字を入力で
きるようにしてもよい。
【0053】以上から明らかなように本実施形態によれ
ば、文字入力(漢字変換を含む)、編集、さらにアプリ
ケーションの起動やメニュー選択をスタイラスペンやタ
ッチパネルを用いることなく左右の親指だけで簡易かつ
正確に行なうことができる。特に文字入力に関しては、
従来の手書き文字認識方式におけるような誤入力の問題
がなく、確実に意中の文字を入力することができる。
【0054】さらに、スタイラスペンやタッチパネルを
用いることなく、ソフトウェアキーボード・文字シート
等を画面に表示する必要はなく、また、仮想文字シート
は、ごく小さな入力範囲(矩形領域41)を表示窓的に
用いて必要な文字部分のみを表示するだけなので、大き
な表示面積を必要とせず、限られた表示画面を他の情報
表示に用いるべく有効に活用できる。
【0055】仮想文字シートは、50音順やアルファベ
ット順など、ユーザが容易にその2次元配列の構成を想
起できるような形態で構成しておけばよく、ごく小さな
入力範囲(矩形領域41)の表示を用いるだけで、ユー
ザが文字入力に迷うことがなく、また、たとえば従来装
置のように50音順のかなのテーブル全体を表示して無
駄に表示面積を消費する問題もない。
【0056】さらに従来の様にスタイラスペンを使用し
ないため、満員電車や暗がりでの使用中にポインティン
グデバイスを落として紛失する等の心配がなく安心して
使用できる。また、表示器上にタッチパネルを設ける必
要がないため、携帯情報端末の製造コストも抑えること
が出来る。
【0057】以上では、携帯情報端末(PDA)などの
構成を前提としたが、本発明のハードウェアおよびソフ
トウェア(制御プログラム)の構成はこのような機器に
限らず、表示器および入力キーを用いて文字入力を行な
う電子機器であれば、ゲーム機や携帯電話など、どのよ
うな機器にも応用することができる。
【0058】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、表示器および入力キーを用いて文字入力を行
なう電子機器、その制御方法および制御プログラムにお
いて、前記表示器の文字入力位置に、複数の文字を2次
元状に配列した仮想文字シートに含まれる文字を表示さ
せるべく前記文字入力位置と前記仮想文字シートの相対
位置関係を調節し、また、前記文字入力位置に表示され
た仮想文字シートに含まれる文字の入力を決定すること
により文字入力を行なう構成を採用しているので、表示
器とごく少数の入力キーのみを用いて、簡単な操作によ
り文字入力を行なえる、という優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の携帯情報端末の上面図である。
【図2】同携帯情報端末の制御系のブロック図である。
【図3】文字入力に使用する4枚の仮想文字シートを示
す説明図である。
【図4】平仮名入力中の携帯情報端末の表示画面の一連
の流れを示す説明図である。
【図5】文字入力の制御手順のフローチャート図であ
る。
【符号の説明】
1 文字選択・カーソル移動キー 2 選択文字決定キー 3 シート切換・変換キー 4 削除キー 5 携帯情報端末 6 CPU 7 RAM 8 ROM 9 表示用メモリ 10 表示器 10a カーソル 11 入力インターフェース 12 入力キー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/22 502 H04M 1/00 R 504 1/725 H04M 1/00 G06F 3/023 310L 1/725

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示器および入力キーを用いて文字入力
    を行なう電子機器において、 前記表示器の文字入力位置に、複数の文字を2次元状に
    配列した仮想文字シートに含まれる文字を表示させるべ
    く前記文字入力位置と前記仮想文字シートの相対位置関
    係を調節するための第1の入力キーと、 前記文字入力位置に表示された仮想文字シートに含まれ
    る文字の入力を決定する第2の入力キーを有し、 前記第1の入力キーにより所望の文字を前記文字入力位
    置に表示させ、第2の入力キーにより決定することによ
    り文字入力を行なうことを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 前記第1の入力キー、および前記第2の
    入力キーをユーザがそれぞれ左右の親指で操作できるよ
    う筐体上に配置したことを特徴とする請求項1に記載の
    電子機器。
  3. 【請求項3】 平仮名、カタカナ、英数字のように異な
    るカテゴリーの文字をそれぞれ2次元状に配列した複数
    の仮想文字シートを切り換える仮想文字シート切換手段
    を有し、この仮想文字シート切換手段により仮想文字シ
    ートを切り換えて異なるカテゴリーの文字を入力するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  4. 【請求項4】 前記第2の入力キーにより決定されたか
    な文字をさらに漢字変換する第3の入力キーを有し、変
    換された漢字を前記第2の入力キーにより入力決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  5. 【請求項5】 前記第3の入力キーが前記仮想文字シー
    ト切換手段を兼用することを特徴とする請求項3および
    請求項4に記載の電子機器。
  6. 【請求項6】 前記第1および第2のキーをアプリケー
    ションプログラムやメニュー項目の選択・決定を行うポ
    インティングデバイスとして用いることを特徴とする請
    求項1に記載の電子機器。
  7. 【請求項7】 表示器および入力キーを用いて文字入力
    を行なう電子機器の制御方法において、 第1の入力キーからの入力に応じて、前記表示器の文字
    入力位置に、複数の文字を2次元状に配列した仮想文字
    シートに含まれる文字を表示させるべく前記文字入力位
    置と前記仮想文字シートの相対位置関係を調節するステ
    ップと、 第2の入力キーからの入力に応じて、前記文字入力位置
    に表示された仮想文字シートに含まれる文字の入力を決
    定するステップを含み、 前記第1の入力キーにより所望の文字を前記文字入力位
    置に表示させ、第2の入力キーにより決定することによ
    り文字入力を行なうことを特徴とする電子機器の制御方
    法。
  8. 【請求項8】 平仮名、カタカナ、英数字のように異な
    るカテゴリーの文字をそれぞれ2次元状に配列した複数
    の仮想文字シートを切り換える仮想文字シート切換ステ
    ップを含み、この仮想文字シート切換ステップにより仮
    想文字シートを切り換えて異なるカテゴリーの文字を入
    力することを特徴とする請求項7に記載の電子機器の制
    御方法。
  9. 【請求項9】 第3の入力キーからの入力に応じて、前
    記第2の入力キーにより決定されたかな文字をさらに漢
    字変換し、変換された漢字を前記第2の入力キーにより
    入力決定することを特徴とする請求項7に記載の電子機
    器の制御方法。
  10. 【請求項10】 前記第3の入力キーからの入力に応じ
    て、前記仮想文字シート切換えを行なうことを特徴とす
    る請求項8および請求項9に記載の電子機器の制御方
    法。
  11. 【請求項11】 前記第1および第2のキーをアプリケ
    ーションプログラムやメニュー項目の選択・決定を行う
    ポインティングデバイスとして用いることを特徴とする
    請求項7に記載の電子機器の制御方法。
  12. 【請求項12】 表示器および入力キーを用いて文字入
    力を行なう電子機器の制御プログラムにおいて、 第1の入力キーからの入力に応じて、前記表示器の文字
    入力位置に、複数の文字を2次元状に配列した仮想文字
    シートに含まれる文字を表示させるべく前記文字入力位
    置と前記仮想文字シートの相対位置関係を調節するステ
    ップと、 第2の入力キーからの入力に応じて、前記文字入力位置
    に表示された仮想文字シートに含まれる文字の入力を決
    定するステップを含み、 前記第1の入力キーにより所望の文字を前記文字入力位
    置に表示させ、第2の入力キーにより決定することによ
    り文字入力を行なうことを特徴とする電子機器の制御プ
    ログラム。
  13. 【請求項13】 平仮名、カタカナ、英数字のように異
    なるカテゴリーの文字をそれぞれ2次元状に配列した複
    数の仮想文字シートを切り換える仮想文字シート切換ス
    テップを含み、この仮想文字シート切換ステップにより
    仮想文字シートを切り換えて異なるカテゴリーの文字を
    入力するための制御を行なうことを特徴とする請求項1
    2に記載の電子機器の制御プログラム。
  14. 【請求項14】 第3の入力キーからの入力に応じて、
    前記第2の入力キーにより決定されたかな文字をさらに
    漢字変換し、変換された漢字を前記第2の入力キーによ
    り入力決定するための制御を行なうことを特徴とする請
    求項12に記載の電子機器の制御プログラム。
  15. 【請求項15】 前記第3の入力キーからの入力に応じ
    て、前記仮想文字シート切換えを行なうための制御を行
    なうことを特徴とする請求項13および請求項14に記
    載の電子機器。
  16. 【請求項16】 前記第1および第2のキーをアプリケ
    ーションプログラムやメニュー項目の選択・決定を行う
    ポインティングデバイスとして用いるための制御を行な
    うことを特徴とする請求項12に記載の電子機器の制御
    プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012507229A (ja) * 2008-10-30 2012-03-22 ジェムアルト エスアー トークンから又はトークンを介して1つのアプリケーション又はアプリケーションのセットにアクセスする方法及び対応するトークンとシステム

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