JP2000075645A - 現像装置、現像カートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置、現像カートリッジ及び画像形成装置

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JP2000075645A
JP2000075645A JP25920498A JP25920498A JP2000075645A JP 2000075645 A JP2000075645 A JP 2000075645A JP 25920498 A JP25920498 A JP 25920498A JP 25920498 A JP25920498 A JP 25920498A JP 2000075645 A JP2000075645 A JP 2000075645A
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Akira Fujita
明良 藤田
Kenji Matsuda
健司 松田
Tadashi Horikawa
直史 堀川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像ブレードと端部周面シール部材とのオー
バーラップ部分における現像剤の融着に起因する現像剤
漏れを防止する。 【解決手段】 現像容器54における端部周面シール部
材58の貼り付け座面54dの現像ブレード29YBと
端部周面シール部材58とのオーバーラップ対応面を凹
形状部100とし、オーバーラップ対応面における現像
ブレード29YBの現像スリーブ29YSに対する当接
圧を10〜200g/cmとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子写真複
写機あるいは電子写真プリンターなどとされる画像形成
装置、該画像形成装置に用いられる現像装置、及び現像
カートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置は、像担持
体上に形成した静電潜像を、現像装置により現像剤像と
して可視化することを行っている。
【0003】このような現像装置の一つとして、乾式一
成分現像装置が種々提案され、又実用化されている。し
かし、いずれの現像装置でも現像剤担持体上に一成分現
像剤である現像剤の薄層を形成するのは困難である。
【0004】しかるに、画像の解像力、鮮明度等の向上
が求められている現在、現像剤の薄層形成方法及びその
装置に関する研究は必須となっており、又、これに対し
ていくつかの方策が提案されている。
【0005】例えば、特開昭54−43038号公報に
記載されているように、現像剤担持体である現像スリー
ブに金属、ゴム等の材料からなる規制部材である弾性ブ
レードを当接させ、この弾性ブレードと現像スリーブと
の当接部の間に現像剤を通過させて規制することによ
り、現像スリーブ上に現像剤の薄層を形成し、且つ、当
接部での現像剤に十分なトリボを付与させるものであ
る。
【0006】この場合、上記の弾性ブレードにより非磁
性現像剤を規制するときには、現像スリーブ上に現像剤
を供給する現像剤供給部材が別途必要となる。これは、
磁性現像剤の場合には、現像スリーブ内の磁石の磁力に
より現像スリーブ上の現像剤を供給できるが、非磁性現
像剤の場合には磁力による現像剤の供給が行えないため
である。
【0007】そこで、図6に示すような現像装置150
が提案された。この従来の現像装置150では、一成分
現像剤として非磁性現像剤153を収容した現像容器1
54内に弾性ブレード151よりも現像スリーブ152
の回転方向上流側の位置で当接するポリウレタンフォー
ム、スポンジ等からなる発泡体、或いはファーブラシを
用いた弾性ローラ155を設け、矢印α方向に回転させ
ることにより現像スリーブ152上に現像剤153を供
給している。
【0008】この現像スリーブ152上に供給された現
像剤153は、現像スリーブ152の回転に伴い、弾性
ブレード151と現像スリーブ152の当接部に送られ
て薄層化され、感光体1上の静電潜像の現像に供され
る。
【0009】そして、現像スリーブ152上の現像に消
費されずに残存した現像剤153は弾性ローラ155に
より剥ぎ取られ、且つ上述したように弾性ローラ155
により、新たな現像剤153が現像スリーブ152に供
給され、上述作用を繰り返す。
【0010】また、この際、現像スリーブ152として
金属材料のものを用いた際は弾性ブレード151として
金属薄板製のものは現像スリーブ152の摩耗の点で好
ましくなく、良好な現像剤薄層を得るためには、ウレタ
ン、シリコン等のゴム材料を用いる必要がある。
【0011】又、現像剤153は、現像スリーブ152
がその表面にブラスト加工やカーボンコート処理してあ
ることにより、適度な凹凸によって搬送が良好に行なわ
れる。
【0012】現像容器154の長手方向つまり現像スリ
ーブ152の軸線方向に関しては、現像スリーブ端部シ
ール158を開口部154aの端部に配して、現像スリ
ーブ152の表面に摺擦しながら、現像スリーブ152
の長手方向における現像剤横漏れを防止する。
【0013】このような構成をとることによって、非磁
性現像剤の現像スリーブ152上への薄層形成を良好に
行えるようになった。
【0014】しかし、非磁性現像剤を用いているため
に、磁性現像剤を用い磁界の作用により現像スリーブ表
面に現像剤を保持できやすい磁性現像装置と比べ、磁気
的な吸着力を用いることができないために、現像スリー
ブ152の下部や端部近傍からの現像剤の外部への漏れ
出し、いわゆる現像剤漏れが生じやすく、画像形成装置
内を現像剤で汚す不都合を招きやすかった。
【0015】このため、この現像容器154下部の現像
剤回収部分には、現像容器154の枠体157に一端を
固定し、現像スリーブ152に対し軽圧当接した可撓性
のシール部材156を設け、未現像剤の通過を許容する
と共に現像容器154内の現像剤153が現像容器15
4の下部から漏出するのを防止している。
【0016】以上のような現像装置は小型の複写機やペ
ージプリンタに用いられるが、最近ではメンテナンスを
容易にするため、現像装置をユニット化するか、現像装
置及び感光ドラムやクリーナ、帯電装置(図示せず)を
共にプロセスカートリッジとして一体化した交換可能な
画像形成装置が実用化されている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現像ス
リーブ152の横方向の現像剤漏れと現像ブレード15
1との隙間から現像剤漏れを防止するために、現像ブレ
ード151が端部周面シール部材158上にオーバーラ
ップしてしている構成の現像装置では、このオーバーラ
ップの構成によって現像ブレード151端部での当接圧
が上昇し、現像ブレード151上にトナー融着を発生さ
せて、スリーブすじによるトナー漏れが問題となってい
る。
【0018】従って、本発明の目的は、現像剤規制部材
と端部周面シール部材とのオーバーラップ部分における
現像剤の融着に起因する現像剤漏れを防止できる現像装
置、少なくとも前記現像装置を有する現像カートリッ
ジ、前記現像装置、或いは前記現像カートリッジを備え
た画像形成装置を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
現像装置、現像カートリッジ及び画像形成装置にて達成
される。要約すれば、本発明は、現像剤を収容する現像
容器と、該現像容器の開口部に回転自在に支持され現像
剤を担持搬送する現像剤担持体と、該現像剤担持体が担
持搬送する現像剤を規制する規制部材と、前記開口部の
両端部に配置された端部周面シール部材とを有し、前記
規制部材の一部が前記端部周面シール部材と重なり合う
現像装置において、前記現像容器における前記端部周面
シール部材の貼り付け座面の前記規制部材と前記端部周
面シール部材とが対応する部位を凹形状としたことを特
徴とする現像装置である。
【0020】本発明による他の態様によれば、現像剤を
収容する現像容器と、該現像容器の開口部に回転自在に
支持され現像剤を担持搬送する現像剤担持体と、該現像
剤担持体が担持搬送する現像剤を規制する規制部材と、
前記開口部の両端部に配置された端部周面シール部材と
を有し、前記規制部材の一部が前記端部周面シール部材
と重なり合う現像装置を少なくとも含み、画像形成装置
本体に着脱自在に装着される現像カートリッジにおい
て、前記現像容器における前記端部周面シール部材の貼
り付け座面の前記規制部材と前記端部周面シール部材と
が対応する部位を凹形状としたことを特徴とする現像カ
ートリッジが提供される。
【0021】又、本発明による他の態様によれば、現像
剤を収容する現像容器と、該現像容器の開口部に回転自
在に支持され現像剤を担持搬送する現像剤担持体と、該
現像剤担持体が担持搬送する現像剤を規制する規制部材
と、前記開口部の両端部に配置された端部周面シール部
材とを有し、前記規制部材の一部が前記端部周面シール
部材と重なり合う現像装置を具備する画像形成装置にお
いて、前記現像容器における前記端部周面シール部材の
貼り付け座面の前記規制部材と前記端部周面シール部材
とが対応する部位を凹形状としたことを特徴とする画像
形成装置が提供される。
【0022】上記発明において、前記規制部材の前記現
像剤担持体に対する前記凹形状の部位における当接圧は
10〜200g/cmであるのが好ましい。又、前記凹
形状の部位に弾性部材を配置することが好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る現像装置、現
像カートリッジ及び画像形成装置を図面に則して更に詳
しく説明する。
【0024】実施例1 [画像形成装置の全体の説明]まずカラー画像形成装置
の全体構成について、図1を参照して概略説明する。図
1にはカラー画像形成装置の一形態であるカラーレーザ
ープリンターが示される。
【0025】カラーレーザープリンターは、図1に示す
ように、一定速度で回転する像担持体(感光ドラム)2
1と、固定式の黒現像器(「現像装置」ともいう)30
Bと、回転可能な3色のカラー現像器(イエロー現像器
29Y、マゼンタ現像器29M、シアン現像器29C、
「現像装置」ともいう)とから構成される画像形成部、
及び、画像形成部にて現像され、多重転写されたカラー
画像を保持し、転写材給送部から給送された転写材19
に更に転写する中間転写体33を備えている。中間転写
体33からカラー画像を転写された転写材19を定着部
44へ搬送して転写材19に定着し、排出ローラ16、
17、18によって装置上面の排出部49へ排出する。
【0026】尚、上記3色のカラー現像器及び固定式の
黒現像器はプリンター本体に対して現像カートリッジと
して個別に着脱可能に構成されている。
【0027】次に上記画像形成装置の各部の構成につい
て順次詳細に説明する。
【0028】[像担持体ユニット]像担持体ユニット2
0は、像担持体21と、像担持体21のホルダーを兼ね
るクリーニング装置の容器22とが一体的に構成されて
いる。そして、この像担持体ユニット20はプリンター
本体に対して着脱自在に支持され、像担持体21の寿命
に合わせて容易にユニット交換が可能なように構成され
ている。
【0029】本実施例に係る像担持体21は、直径62
mmのアルミシリンダーの外側に有機光導電体層を塗布
して構成し、前述のようにクリーニング装置の容器22
に回転自在に支持されている。
【0030】像担持体21の周上には、クリーナブレー
ド23、一次帯電手段24が配置され、また像担持体2
1の一方端に図示しない駆動モータの駆動力を伝達する
ことにより、像担持体21を画像形成動作に応じて図中
反時計回りに回転させるようにしている。
【0031】[帯電手段]一次帯電手段24は接触帯電
方法を用いた導電性ローラであり、導電性ローラを像担
持体21に当接させ、この導電性ローラ24に電圧を印
加することによって像担持体21の表面を一様に帯電さ
せるものである。
【0032】[露光手段]像担持体21への露光はスキ
ャナ部25から行なわれる。即ち画像信号がレーザーダ
イオードに与えられると、このレーザーダイオードは画
像信号に対応する画像をポリゴンミラー26へ照射す
る。
【0033】ポリゴンミラー26はスキャナモータ26
aによって高速回転し、ポリゴンミラー26で反射した
画像光が、結像レンズ27及び反射ミラー28を介して
一定速度で回転する像担持体21の表面を選択的に露光
し、その結果像担持体21上に静電潜像が形成される。
【0034】[現像手段]現像手段は、上記静電潜像を
可視像化するために、前述のようにイエロー(Y)、マ
ゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(B)の各色現
像を可能とする3個の回転現像器29Y、29M、29
Cと1個の黒現像器30Bとから構成される。
【0035】黒現像器30Bは固定現像器であり、像担
持体21に対向した位置に現像剤担持体である現像スリ
ーブ30BSが、像担持体21に対し微小間隔(300
μm程度)をもって配置され、現像スリーブ30BSに
現像バイアスを印加することにより、像担持体21の表
面に現像剤像として顕像化される。
【0036】黒現像器30Bは容器内の現像剤を送り機
構によって現像スリーブ30BSに送り込み、現像スリ
ーブ30BSの外周に圧接された塗布ブレード30BB
によって、図中時計方向に回転する現像スリーブ30B
Sの外周に現像剤を薄層塗布し、且つ現像剤へ電荷を付
与(摩擦帯電)する。
【0037】3個の回転現像器29Y、29M、29C
は各々6000ページ(A4、5%印字)相当の現像剤
を内包し、軸31を中心として回転する現像ロータリー
32に現像カートリッジとして夫々着脱可能に保持され
ている。
【0038】画像形成に際しては各現像器が現像ロータ
リー32に保持された状態で軸31を中心に回転移動
し、所定の現像器が、像担持体21に対向した位置に止
り、更に現像スリーブが像担持体21に対し微小間隔
(300μm程度)をもって対向するように位置決めさ
れた後、像担持体21の静電潜像に対応して可視像を形
成する。
【0039】カラー画像形成時には中間転写体33の1
回転毎に現像ロータリー32が回転しイエロー現像器2
9Y、マゼンタ現像器29M、シアン現像器29C、次
いで黒現像器30Bの順で現像工程がなされる。
【0040】図2には、イエロー現像器29Yが像担持
体ユニット20に対向した位置に位置決め静止している
状態が示されている。イエロー現像器29Yは現像容器
54内の現像剤を送り機構59によって塗布ローラ29
YAへ送り込み、図示時計方向に回転する塗布ローラ2
9YA及び現像剤担持体である現像スリーブ29YSの
外周に圧接された規制部材としての現像ブレード29Y
Bが、図中時計方向に回転する現像スリーブ29YSの
外周に現像剤を薄層塗布し、且つ現像剤へ電荷を付与
(摩擦帯電)する。
【0041】潜像形成された像担持体21と対向した現
像スリーブ29YSに、現像バイアスを印加することに
より、潜像に応じて像担持体21上に現像剤現像を行な
うものである。
【0042】マゼンタ現像器29M、シアン現像器29
Cについても上記同様なメカニズムで現像剤現像が行な
われる。
【0043】また各回転現像器20Y、20M、20C
の各現像スリーブは、各現像器が現像位置に回転移動さ
れたとき、プリンター本体に設けられてた各色現像用高
圧電源、及び駆動源と接続されており、各色現像毎に順
次選択的に電圧が印加され駆動が伝達される。
【0044】[中間転写体]中間転写体33は、カラー
画像形成動作時には各現像器により可視化された像担持
体21上の現像剤画像を4回(Y、M、C、Bの4色の
各画像)にわたり多重転写を受けるため、像担持体21
の外周速度と同期して図中時計回りに回転している。ま
た、多重転写を受けた中間転写体33は、電圧を印加さ
れた転写ローラ34によって転写材19を挟み込み搬送
することにより、転写材19に中間転写体33上の各色
現像剤像を同時多重転写する。
【0045】本実施例に係る中間転写体33は、直径1
86mmのアルミシリンダー35の外周を中抵抗スポン
ジや中抵抗ゴム等の弾性層36で覆った構成をしてい
る。中間転写体33は回転自在に支持され、一体的に固
定されたギヤ(図示せず)に駆動を受けて回転する。
【0046】[クリーニング手段]クリーニング手段
は、現像手段によって像担持体21に可視像化された現
像剤が、中間転写体33に転写された後、像担持体21
上に残った現像剤をクリーニングするものである。クリ
ーニングされた除去現像剤は、クリーナ容器22に蓄え
られる。容器22に蓄えられる除去現像剤の量は、像担
持体21の寿命より早く容器22を満たすことはなく、
従って、容器22は像担持体21の寿命交換時に同時に
一体で交換処理される。
【0047】[給紙部]給紙部は、画像形成部へ転写材
19を給送するものであり、複数枚の転写材19を収納
したカセット37、給紙ローラ38、給送ローラ39、
重送防止のリタードローラ40、給紙ガイド41、搬送
ローラ43、及びレジストローラ42から主に構成され
る。
【0048】画像形成時には給紙ローラ38が、画像形
成動作に応じて駆動回転し、カセット37内の転写材1
9を1枚ずつ分離給送すると共に、ガイド板41によっ
てガイドし、搬送ローラ43を経由してレジストローラ
42に至る。
【0049】画像形成動作中にレジストローラ42は、
転写材19を静止待機させる非回転の動作と、転写材1
9を中間転写体33に向けて搬送する回転の動作とを所
定のシーケンスで行ない、次工程である転写工程時の画
像と転写材19との位置合わせを行なう。
【0050】[転写部]転写部は、揺動可能な転写ロー
ラ34からなり、転写ローラ34は、金属軸を中抵抗発
泡弾性体で巻いてあり、図中上下に移動可能で且つ駆動
を有する。
【0051】中間転写体33上に4色の現像剤像を形成
している間、即ち中間転写体33が複数回回転する間
は、その画像を乱さぬように、転写ローラ34は図中実
線で示す下方に位置し中間転写体33とは離れている。
【0052】中間転写体33上に4色の現像剤像が形成
し終わった後、転写ローラ34は、転写材2にカラー画
像を転写するタイミングに合わせて、図示しないカム部
材により図中細線で示す上方位置にあって転写材19を
介して中間転写体33に所定の圧で押付けられる。この
時同時に転写ローラ34には、バイアスが印加され、中
間転写体33上の現像剤画像が転写材19に転写され
る。
【0053】ここで中間転写体33と転写ローラ34と
は、夫々駆動されているため、両者に挟まれた状態の転
写材19は転写工程が行なわれると同時に、図中左方向
に所定の速度で搬送され、次工程を行なう定着部44に
向けて送られる。
【0054】[定着部]定着部44は、現像器29、3
0により形成された現像剤画像を中間転写体33を介し
て転写材19上に形成した現像剤画像を定着させるもの
であり、図1に示すように、転写材19に熱を加えるた
めの定着ローラ45と転写材19を定着ローラ45に圧
接するための加圧ローラ46とからなる。各ローラ4
5、46は中空ローラで、その内部に夫々ヒーター4
7、48を有し、回転駆動され同時に転写材19を搬送
するよう構成されている。
【0055】即ち現像剤像を保持した転写材19は定着
ローラ45と加圧ローラ46とにより搬送されると共
に、熱及び圧力を加えられることにより現像剤が転写材
19に定着される。
【0056】次に本発明の特徴部分であるY、M、Cの
回転現像器の構成について、図2に示すイエロー現像器
29Yをその代表例として図2〜図4を用いて説明す
る。
【0057】現像器29Yは、現像剤が収容され、現像
剤送り部材59が配置された容器枠体54aと、現像ス
リーブ29YS等が配置され、感光ドラム21に対向す
る開口部54cを有する現像枠体54bとからなる現像
容器54を備えている。
【0058】現像器29Yが画像形成装置本体に装着さ
れた状態において、現像ロータリー32により割り出し
回転を行い、現像スリーブ29YSが感光ドラム21と
対向した現像位置へくると、画像形成装置の駆動源から
不図示の軸継手及びギア列を介して現像スリーブ29Y
S及び現像剤送り部材59に回転が与えられ、現像スリ
ーブ29YSは図示矢印α方向に回転する。又、現像剤
送り部材59は図示矢印β方向に回転する。これによっ
て、容器枠体54a側の現像剤53は現像枠体54b側
へ移動し、塗布ローラ29YAによって現像剤53が現
像スリーブ29YSに塗布され、現像スリーブ29YS
上の現像剤53は現像ブレード29YBによって層厚が
規制されて感光ドラム21へ向かって送り出される。
【0059】図3にも示すように、現像ブレード29Y
Bは開口部54cにその長手方向に沿って配置されてお
り、開口部54cの両端には、現像スリーブ29YSの
横方向の現像剤漏れを防止するため、表面がフェルト又
は静電植毛等で、基材が弾性部材で成形される端部周面
シール部材58(図2参照)が配設され、又、現像ブレ
ード29YBとの隙間からの現像剤漏れを防止するよう
に点線にて示される現像ブレード29YBがその両端部
29YB1において端部周面シール部材58上にオーバ
ーラップしてシールしている。
【0060】そして、現像ブレード29YBは現像スリ
ーブ29YSの表面の現像剤の層厚を規制する。このと
き現像ブレード29YBは金属薄板製のベース部材にウ
レタン、シリコン等のゴム材料を配した当接部で構成さ
れており、高現像画質の実現のために、現像スリーブ2
9YSに対して端部を除く部分では適正値10〜50g
/cmの当接圧で当接している。
【0061】しかし現像ブレード29YBの端部29Y
B1では、上記のように現像ブレード29YBが端部周
面シール部材58上にオーバーラップしている構成か
ら、当接圧が高めで、トナーシール性能と現像ブレード
上のトナー融着発生の防止とを両立させるために、当接
圧の適正値として50〜200g/cmで当接してい
る。
【0062】この当接圧を左右するものとして、図4に
示すように、現像スリーブ29YSと現像ブレード29
YBの位置関係の他に、現像ブレード29YBと端部周
面シール部材58のオーバーラップ構成における端部周
面シール部材58の反発力がある。
【0063】本現像器の端部周面シール部材58のシー
ル領域は、現像ブレード29YBの端部29YB1(図
3参照)、現像スリーブ29YSの摺動面29YS1、
及び吹き出し防止シート56となっており、すべての部
材と各部分での適正圧で当接しなければならず、当接圧
は適正値であることが要求される。
【0064】そこで、現像ブレード29YBに求められ
る当接圧を得るため、現像容器54における端部周面シ
ール部材58の貼り付け座面54dの現像ブレード29
YBと端部周面シール部材58とのオーバーラップ対応
面を凹形状部100とした。
【0065】このような構成とすることにより、現像ブ
レード29YBと端部周面シール部材58とのオーバー
ラップ部分における現像剤の融着に起因する現像剤漏れ
を防止することができる。
【0066】又、図3に示す端部周面シール部材58の
貼り付け座面54dを一部、凹形状部100としたこと
による貼り付け座面54dの減少に起因する端部周面シ
ール部材58の剥がれを防止するため、貼り付け座面5
4dが一番狭くなったところでも貼り付け座面54dを
横方向にw=1mm以上設ける構成とした(図3参
照)。
【0067】実施例2 次に、本発明の第2実施例について図5を参照して説明
する。
【0068】本実施例は、第1実施例と概略同じ構成、
つまり現像容器54における端部周面シール部材58の
貼り付け座面54dの現像ブレード29YBと端部周面
シール部材58とのオーバーラップ対応面を凹形状部1
00とした構成において、この凹形状部100に発泡体
やゴム等の弾性部材101を配置し、これにより、現像
ブレード29YBの現像スリーブ29YSに対する当接
圧を更に適正圧とすると共に、現像剤の侵入防止を図る
ことができる。
【0069】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
による現像装置、現像カートリッジ及び画像形成装置に
よれば、現像容器における端部周面シール部材の貼り付
け座面の規制部材と前記端部周面シール部材とが対応す
る部位を凹形状としたことにより、前記規制部材と前記
端部周面シール部材とのオーバーラップ部分における現
像剤の融着に起因する現像剤漏れを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例の現像装置を用いた画
像形成装置を示す全体構成図である。
【図2】本発明に係る第1実施例の現像装置を示す断面
図である。
【図3】図2の現像装置を現像スリーブと端部周面シー
ル部材を省いて感光ドラム方向から見た正面図である。
【図4】図2の現像装置の要部拡大断面図である。
【図5】本発明の第2実施例に係る現像装置を示す要部
拡大断面図である。
【図6】従来の現像装置の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
21 感光ドラム(像担持体) 29Y、29M、29C 現像器(現像装置) 29YB 現像ブレード(規制部材) 29YS 現像スリーブ(現像剤担持
体) 54 現像容器 54c 開口部 58 端部周面シール部材 100 凹形状部 101 弾性部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀川 直史 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H077 AC04 AD02 AD06 AD13 AD17 AD35 CA12 EA14 FA03 FA21 GA13

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤を収容する現像容器と、該現像容
    器の開口部に回転自在に支持され現像剤を担持搬送する
    現像剤担持体と、該現像剤担持体が担持搬送する現像剤
    を規制する規制部材と、前記開口部の両端部に配置され
    た端部周面シール部材とを有し、前記規制部材の一部が
    前記端部周面シール部材と重なり合う現像装置におい
    て、 前記現像容器における前記端部周面シール部材の貼り付
    け座面の前記規制部材と前記端部周面シール部材とが対
    応する部位を凹形状としたことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記規制部材の前記現像剤担持体に対す
    る前記凹形状の部位における当接圧が10〜200g/
    cmである請求項1の現像装置。
  3. 【請求項3】 前記凹形状の部位に弾性部材を配置した
    請求項1又は2の現像装置。
  4. 【請求項4】 現像剤を収容する現像容器と、該現像容
    器の開口部に回転自在に支持され現像剤を担持搬送する
    現像剤担持体と、該現像剤担持体が担持搬送する現像剤
    を規制する規制部材と、前記開口部の両端部に配置され
    た端部周面シール部材とを有し、前記規制部材の一部が
    前記端部周面シール部材と重なり合う現像装置を少なく
    とも含み、画像形成装置本体に取り外し可能に装着され
    る現像カートリッジにおいて、 前記現像容器における前記端部周面シール部材の貼り付
    け座面の前記規制部材と前記端部周面シール部材とが対
    応する部位を凹形状としたことを特徴とする現像カート
    リッジ。
  5. 【請求項5】 前記規制部材の前記現像剤担持体に対す
    る前記凹形状の部位における当接圧が10〜200g/
    cmである請求項4の現像カートリッジ。
  6. 【請求項6】 前記凹形状の部位に弾性部材を配置した
    請求項4又は5の現像カートリッジ。
  7. 【請求項7】 現像剤を収容する現像容器と、該現像容
    器の開口部に回転自在に支持され現像剤を担持搬送する
    現像剤担持体と、該現像剤担持体が担持搬送する現像剤
    を規制する規制部材と、前記開口部の両端部に配置され
    た端部周面シール部材とを有し、前記規制部材の一部が
    前記端部周面シール部材と重なり合う現像装置を具備す
    る画像形成装置において、 前記現像容器における前記端部周面シール部材の貼り付
    け座面の前記規制部材と前記端部周面シール部材とが対
    応する部位を凹形状としたことを特徴とする画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】 前記規制部材の前記現像剤担持体に対す
    る前記凹形状の部位における当接圧が10〜200g/
    cmである請求項7の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記凹形状の部位に弾性部材を配置した
    請求項6又は7の画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014052411A (ja) * 2012-09-05 2014-03-20 Canon Inc 現像装置
JP2016170210A (ja) * 2015-03-11 2016-09-23 キヤノン株式会社 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

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