JP2000074246A - 電磁弁及び電磁弁マニホールド - Google Patents

電磁弁及び電磁弁マニホールド

Info

Publication number
JP2000074246A
JP2000074246A JP10241709A JP24170998A JP2000074246A JP 2000074246 A JP2000074246 A JP 2000074246A JP 10241709 A JP10241709 A JP 10241709A JP 24170998 A JP24170998 A JP 24170998A JP 2000074246 A JP2000074246 A JP 2000074246A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solenoid valve
housing
manifold
connector
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10241709A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneo Niwa
庸夫 丹羽
Kenji Hamada
憲司 濱田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CKD Corp
Original Assignee
CKD Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CKD Corp filed Critical CKD Corp
Priority to JP10241709A priority Critical patent/JP2000074246A/ja
Publication of JP2000074246A publication Critical patent/JP2000074246A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】小型の電磁弁を複数連設した場合においても各
電磁弁に対する給電等のためのコネクタ接続作業を容易
に行うことができるようにする。 【解決手段】複数の電磁弁21がマニホールドベース2
上に連設されている。各電磁弁21からは四方八方へ屈
曲可能なケーブル部56が導出され、このケーブル部5
6の先端にコネクタ部57が設けられている。従って、
電磁弁21が薄く形成されていると従来は隣接する電磁
弁21が邪魔になっていたところ、ケーブル部56を屈
曲させることにより、電磁弁21のコネクタ部57を異
なる位置に変位させて外部のコネクタ部59との接続作
業を行い易い位置にもっていくことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁弁及び電磁弁
マニホールドに関する。
【0002】
【従来の技術】電磁弁のコイル等への給電を行う場合に
は、電磁弁のハウジングに固定されたコネクタに外部か
ら配線を接続する作業が行われる。又、電磁弁の使用形
態としては、省スペース等の目的で複数の電磁弁を並設
してマニホールド化した状態とすることが頻繁に行われ
ている。
【0003】又、電磁弁は水等の液体に晒される環境下
で使用する場合もあり、その際には液体から電磁弁の電
気回路部を保護することが必要になる。この場合、例え
ば電磁弁のハウジングの周囲に防水ケースを別途設けた
り、コイル等に樹脂モールドを施すことが行われてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数の
電磁弁がマニホールド化されていると、そのコネクタの
位置も同一となり、配線をそれぞれのコネクタに接続し
たり外したりする場合、隣接する電磁弁の配線やコネク
タが邪魔になり、電気的接続作業が煩雑になる。特に、
この問題は、電磁弁が小型化、薄型化されている状況下
において顕著にあらわれる。
【0005】又、電磁弁の防滴構造を採用するに際し
て、電磁弁の周囲に防水カバーを別途設けたタイプのも
のでは、防水ケースによって全体が大型化されてしま
い、小型化に適していない。しかも、防水ケースを別途
用意する必要性から、防水ケースの費用及びその組付け
作業の手間によって、製品コストが高くなる。
【0006】更に、コイル等に樹脂モールドを施したも
のではコイル部位のスペースが増大するなどの小型化に
支障となる問題が発生する。又、内部の電気回路部に樹
脂モールドする場合には電磁弁の動作状態を表示する表
示器を避けなければ表示器の表示機能が損われてしまう
が、小型の電磁弁では表示器を避けて樹脂モールドする
作業は極めて困難であり、実際上、小型の電磁弁では樹
脂モールドするタイプの防滴構造は採用されていなかっ
た。
【0007】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、特に電磁弁の小型化に際して発生する問題を解
消することを目的とする。中でも、給電等のための配線
接続作業を容易に行うことができるようにすること、表
示器の表示機能を損うことなく容易に防滴構造を採用し
得るようにすること等を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記の課
題を解決するために、請求項1に係る発明では、電磁弁
のハウジング内部に収容されたコイルに給電を行う導電
部をハウジング外部に導出し、その外端にコネクタ部を
設け、導電部の外部導出部位を少なくとも一方向へ屈曲
可能に構成した。上記手段により、電磁弁のコネクタ部
に外部コネクタを接続する場合、導電部を屈曲させるこ
とにより、電磁弁のコネクタ部を異なる位置に変位させ
て接続作業を行い易い位置にもっていくことができる。
従って、請求項1に係る発明によれば、円滑かつ容易に
コネクタ接続作業を行うことができる。
【0009】請求項2に係る発明では、請求項1記載の
電磁弁において、導電部を四方八方へ屈曲可能な可撓性
を有するケーブル部によって構成した。上記手段によ
り、導電部たるケーブル部は屈曲の自由度が極めて高い
ため、コネクタ部の位置及び向きを自在に変更して接続
作業を行い易い位置にもっていくことができる。従っ
て、請求項2に係る発明によれば、コネクタ接続作業を
一層円滑かつ容易に行うことができる。
【0010】請求項3に係る発明では、請求項1又は請
求項2記載の電磁弁において、前記ハウジングを薄形に
形成し、その薄い方の側面から前記導電部を導出した。
上記手段により、薄形の電磁弁において薄い方の側面に
コネクタ部を備えたものでは、マニホールド化した場合
に隣接する電磁弁のコネクタ部が邪魔になるが、導電部
が屈曲可能なため、隣接する電磁弁のコネクタ部が邪魔
になることがない。従って、請求項3に係る発明によれ
ば、小型の電磁弁であったり、更にその電磁弁を複数連
設した場合であっても、コネクタ接続作業をきわめて容
易に行うことができる。
【0011】請求項4に係る発明では、請求項1乃至請
求項3のいずれかに記載の電磁弁において、前記ハウジ
ング内部には、前記コイルに通電を行うための回路基板
を収容して導電部の内端を接続するとともに、コイルへ
の通電時に点灯する表示器を収容し、これらコイル、回
路基板、表示器と前記ハウジングとの空隙には光透過性
を有する樹脂をモールドし、更に前記ハウジングのうち
少なくとも表示器に対応する部位を光透過性を有する材
料で構成した。上記手段により、表示器を含む電装部分
が樹脂でモールドされているため、防滴効果のみならず
防水防塵効果が高い。しかも、表示器も樹脂に覆われて
いるが、この樹脂及びハウジングの表示器に対応する部
位を透明又は半透明の光透過性を有するもので構成して
いるので、表示器の表示機能を損うことはない。又、表
示器を避けることなくハウジング内部に樹脂を注入すれ
ばよいため、樹脂モールド作業も簡素化される。従っ
て、請求項4に係る発明によれば、小型の電磁弁に対し
て大型化を伴うことなく簡単に防滴構造を採用でき、し
かも、表示器が樹脂モールドされているにもかかわらず
その表示機構を維持することができる。
【0012】請求項5に係る発明では、請求項1乃至請
求項4のいずれかに記載の電磁弁のハウジングをマニホ
ールド化に適した形態として、当該電磁弁を複数個並設
してマニホールド化した。上記手段により、マニホール
ド化された場合のコネクタ接続作業の容易性が顕著とな
る。
【0013】請求項6に係る発明では、請求項5記載の
電磁弁マニホールドにおいて、各電磁弁から外部に導出
される導電部は、各電磁弁とも同一側面から引出した。
上記手段により、マニホールド化された複数の電磁弁に
おいて同一側面にコネクタ部を備えたものでは、隣接す
る電磁弁のコネクタ部が邪魔になるが、導電部が屈曲可
能なため、隣接する電磁弁のコネクタ部が邪魔になるこ
とがない。従って、請求項6に係る発明によれば、小型
の電磁弁を連設した電磁弁マニホールドにおいても、コ
ネクタ接続作業をきわめて容易に行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、一実施の形態である図1及
び図2に示した電磁弁マニホールド1について説明す
る。
【0015】電磁弁マニホールド1のマニホールドベー
ス2は一体かつ長尺状に形成されている。マニホールド
ベース2には、供給流路3、第1排出流路4及び第2排
出流路5がマニホールドベース2の長手方向へ平行に延
びるように形成されている。これら供給流路3、第1排
出流路4及び第2排出流路5によって共通流路が構成さ
れている。
【0016】マニホールドベース2の上面には、供給口
6、第1給排口7、第2給排口8、第1排出口9及び第
2排出口10を1組とする電磁弁用流路口11が複数組
(図2において1組のみ図示)形成されている。1組の
電磁弁用流路口11を構成する供給口6、第1給排口
7、第2給排口8、第1排出口9及び第2排出口10は
マニホールドベース2の長手方向と交差する方向に並設
され、更に、各電磁弁用流路口11がマニホールドベー
ス2の長手方向に並設されている。
【0017】各電磁弁用流路口11の各供給口6は前記
供給流路3にそれぞれ連通されている。同様に、各第1
排出口9は前記第1排出流路4に、各第2排出口10は
前記第2排出流路5に、それぞれ連通されている。各第
1給排口7及び各第2給排口8はそれぞれマニホールド
ベース2の一側面(後面)に開口された第1ポート12
及び第2ポート13に連通されている。
【0018】マニホールドベース2の上面には、前記各
電磁弁用流路口11に相対向する位置に電磁弁21がそ
れぞれ搭載されている。なお、図1ではマニホールドベ
ース2の一部のみを図示し4つの電磁弁21のみ図示し
ているが、搭載される電磁弁21の連設数は適宜設定し
得る。各電磁弁21のマニホールドベース2への固定は
ネジによって行われ、必要に応じて取外し可能とされて
いる。各電磁弁21はマニホールドベース2に対して共
通流路3〜5が延びる方向、即ちマニホールドベース2
の長手方向に連設されている。電磁弁21の連設方向の
厚さはここでは15mm程度の薄型かつ小型のものが使
用されている。隣接する電磁弁21は相対向する側面同
志が当接或いは近接するように集約されている。そし
て、これらマニホールドベース2及び各電磁弁21によ
って電磁弁マニホールド1が構成されている。
【0019】電磁弁21は方向切換部22、手動切換部
23、電磁切換部24及び電装部25から構成され、こ
れらはマニホールドベース2の長手方向と交差(ここで
は直交)する方向へ順次並設されている。方向切換部2
2は概ね第1ハウジング26内に設けられ、手動切換部
23は概ね第2ハウジング27内に設けられ、電磁切換
部24は概ね第3ハウジング28内に設けられている。
これら第1ハウジング26乃至第3ハウジング28は一
体的に設けられている。
【0020】方向切換部22は電磁弁用流路口11に対
応して配置され、第1ハウジング26内を中心としてス
プール31が収容されている。スプール31の軸線方向
両端には互いに径の異なる第1ピストン32及び第2ピ
ストン33が配設されている。第2ピストン33よりも
小径の第1ピストン32には常時パイロット圧が供給さ
れ、第2ピストン33へは手動切換部23又は電磁切換
部24における切換動作によって、パイロット圧の供給
又は排出の切換がなされる。そして、両ピストン32,
33に付与されるパイロット圧に基づいてスプール31
が軸線方向の2位置に切換え配置される。
【0021】即ち、第2ピストン33に流体圧を付与し
ない場合にはスプール31が第1位置(図2の左側位
置)に配置され、この状態では、供給流路3と第1ポー
ト12とが連通される一方、第2排出流路5と第2ポー
ト13とが連通され、第1ポート12を介して外部へ流
体圧が作用するとともに第2ポート13を介して外部か
らの流体圧が排出される。又、第2ピストン33に流体
圧を付与した状態ではスプール31が第2位置(図2の
右側位置)に配置され、この状態では、供給流路3と第
2ポート13とが連通される一方、第1排出流路4と第
1ポート12とが連通され、第2ポート13を介して外
部へ流体圧が作用するとともに第1ポート12を介して
外部からの流体圧が排出される。
【0022】手動切換部23は方向切換部22の側部に
配置され、第2ハウジング27内部に上下方向に延びる
手動操作弁35が収容されている。手動操作弁35は図
示しないコイルスプリング等の付勢手段により常時上方
へ付勢され、同手動操作弁35の非操作状態では上方位
置に配置される。一方、手動操作弁35を前記付勢手段
の付勢力に抗して押圧して操作状態とすると下方位置に
配置される。そして、手動操作弁35の操作状態と非操
作状態との切換えに基づいて、大径側の第2ピストン3
3へのパイロット圧が供給状態と排出状態とに切換えら
れて、手動操作によってスプール31を前記第1位置と
第2位置とに選択的に切換え配置することができる。
【0023】電磁切換部24は方向切換弁22の側部に
手動切換部23を挟むように配置され、第3ハウジング
28内部にボビン37、コイル38、コア39、プラン
ジャ40からなる公知の電磁ソレノイド41が収容され
ている。プランジャ40は図示しないコイルスプリング
等の付勢手段により常時コア39から離間する方向へ付
勢され、コイル38に通電されるとプランジャ40が前
記付勢手段の付勢力に抗してコア39に引き寄せられ
る。そして、コイル38への通電又は非通電の切換えに
基づいて、大径側の第2ピストン33へのパイロット圧
が供給状態と排出状態とに切換えられて、電磁操作によ
ってスプール31を前記第1位置と第2位置とに選択的
に切換え配置することができる。
【0024】電装部25は電磁切換部24の側部に配置
されている。電装部25には回路基板45が設けられ、
同回路基板45は電磁切換部24が収容されている第3
ハウジング28の側部にねじ46止めされている。な
お、回路基板45の固定はねじ46止め以外の方法によ
って行ってもよい。回路基板45上にはサージキラー、
抵抗体、整流子等の電気電子部品47が実装され、更に
ボビン37から延びる端子48が接続されている。又、
回路基板45上には表示部としての表示器49が実装さ
れている。これら電気電子部品47、端子48、表示器
49は回路基板45に形成された図示しない回路によっ
て電気的に接続されている。
【0025】回路基板45を覆うようにして第3ハウジ
ング28の側部にはケーシング51が固定されている。
ケーシング51は透明又は半透明の材料により形成さ
れ、光透過性を有する。ケーシング51の側部には防水
型のケーブルコネクタ52が挿通され、そのケーブルコ
ネクタ52の基端部が回路基板45の回路に電気的に接
続されている。
【0026】なお、第1ハウジング26、第2ハウジン
グ27、第3ハウジング28及びケーシング51によっ
て、電磁弁21のハウジングが構成されている。ケーシ
ング51の内部には樹脂53が充填されている。樹脂5
3は電気電子部品47、端子48、表示器49を含む回
路基板45全体とコイル38とケーブルコネクタ52基
端部とを覆い、電気的接続部位の漏電が防止されてい
る。樹脂53としては透明又は半透明の材料が使用さ
れ、光透過性を有する。樹脂53は例えば液状のウレタ
ン樹脂やエポキシ樹脂等をケーシング51内に注入させ
て硬化させることによりモールドされる。
【0027】ケーシング51のケーブルコネクタ52導
入口には、ケーブルコネクタ52周囲に嵌め込まれるシ
ールリング54が配設され、そのシールリング54を保
持するようにケーシング51の外部からキャップ55が
固定されている。シールリング54は弾性を有し、前記
液状の樹脂53がケーシング51内に注入された際、ケ
ーブルコネクタ52外周から液漏れするのを防止してい
る。
【0028】ケーブルコネクタ52は、ケーシング51
内から導出される導電部としてのケーブル部56と、そ
のケーブル部56の先端に接続されるコネクタ部57と
から構成されている。ケーブル部56は四方八方に撓み
得る可撓性を有し、同ケーブル部56を撓ませることに
より、図1の仮想線で示したようにコネクタ部57の位
置を上下左右に変位可能とされている。ケーブルコネク
タ52のコネクタ部57はその直径が8mmに形成され
ている。そのコネクタ部57には外部ケーブルコネクタ
58のコネクタ部59が着脱可能に接続されている。そ
して、両コネクタ部57,59を互いに接続した状態で
は、外部ケーブルコネクタ58、電磁弁21に一体のケ
ーブルコネクタ52及び端子48を介して、外部からコ
イル38への通電を行い得る。
【0029】さて、マニホールドベース2上に搭載され
た電磁弁21のケーブルコネクタ52に対し外部ケーブ
ルコネクタ58を接続する場合、隣接する電磁弁21が
邪魔になってコネクタ接続作業が面倒になることが考え
られる。しかし、ここではケーブルコネクタ52のケー
ブル部56が可撓性を有しているため、隣接する電磁弁
21やそのケーブルコネクタ52が邪魔にならない位置
までコネクタ部57が配置されるようにケーブル部56
を撓ませることができる。例えば図1に仮想線で示した
ように撓ませることができる。そして、この状態で電磁
弁21側のコネクタ部57と外部ケーブルコネクタ58
側のコネクタ部59との接続作業が行われる。
【0030】この接続作業に際してケーブル部56を撓
ませても、ケーシング51のケーブルコネクタ52導入
口に弾性体であるシールリング54を設けていることか
ら、モールドされた樹脂53とケーブル部56との剥離
が防止される。
【0031】以上のように構成された電磁弁マニホール
ド1では、手動切換部23における手動操作弁35の手
動操作、或いは電磁切換部24における通電・非通電に
よるプランジャ40の遠隔操作のいずれかによって、ス
プール31が第1位置又は第2位置に切換えられる。そ
して、第1ポート12及び第2ポート13の一方から圧
力流体が供給され他方から排出されることとなる。
【0032】又、コイル38への通電時には表示器49
が点灯され、非通電時には表示器49が消灯される。表
示器49は樹脂53が周囲に充填され、更にその周囲に
ケーシング51が介在されているが、これらがいずれも
光透過性を有しているため、この表示器49の点灯或い
は消灯の状態を外部から容易に確認し得る。
【0033】従って、この実施の形態によれば次に示す
効果が得られる。 (1)電磁弁21にケーブルコネクタ52を設け、電磁
弁21の本体部分(即ちハウジング26〜28,51)
とコネクタ部57とを可撓性を有するケーブル部56で
連結する構成とした。これにより、ケーブル部56を撓
ませてコネクタ部57を上下左右に変位させりコネクタ
部57の向きを変えた位置で外部ケーブルコネクタ58
と電気的接続を行うことができる。このため、マニホー
ルド化して電磁弁21を連設した場合にも、隣接する電
磁弁21が邪魔になってコネクタ接続作業が面倒になる
おそれがなく、円滑かつ容易にコネクタ接続作業を行う
ことができる。
【0034】(2)電装部25等の電気回路部位に樹脂
53を充填して覆ったことで、防滴構造とすることがで
き、水等に晒される環境下での使用に耐え得る。又、樹
脂53をケーシング51内の空隙を埋めるように充填す
るだけであるため、樹脂53モールドも容易である。
【0035】(3)樹脂53及びケーシング51を透明
又は半透明として光透過性を有するものとしたことか
ら、表示器49を避けて樹脂53を充填する必要がな
く、表示器49を含む電気回路部全体を樹脂53モール
ドすればよいため、小型の電磁弁21に対して防滴構造
を容易に実現することができる。
【0036】(4)ケーブルコネクタ52の導入部に対
応する位置にシールリング54を設けたので、液状の樹
脂53を注入した場合に硬化前の樹脂53がケーブルコ
ネクタ52外周とケーシング51との間から漏れるおそ
れがなく、又外部からケーブルコネクタ52外周を伝っ
てケーシング51内部に水滴等が入り込むおそれもな
い。
【0037】(5)ケーブル部56を撓ませても、ケー
シング51のケーブルコネクタ52導入口に弾性体であ
るシールリング54を設けていることから、モールドさ
れた樹脂53とケーブル部56との剥離が防止され、ケ
ーブル部56を撓ませることによる防滴性能の劣化を防
止し得る。
【0038】(6)以上のように、小型の電磁弁21に
最適な構造であることは勿論であるが、同様の構成を大
型の電磁弁にも採用でき、汎用性がある。以上の実施の
形態の他、次のような他の実施の形態もある。
【0039】・電磁弁21として単一の電磁ソレノイド
41を使用したシングルソレノイド形の電磁弁21につ
いて例示したが、2つの電磁ソレノイドを使用したダブ
ルソレノイド形の電磁弁に適用して実施してもよい。
【0040】・厚さ15mmの電磁弁21に限らず、そ
れより小型或いはそれより大型の電磁弁に採用してもよ
い。即ち、例えば厚さ10mmといったかなり薄形の電
磁弁として具体化してもよい。
【0041】・以上の他の実施の形態を含むものとし
て、図3に一例を図示した。ここではシングルソレノイ
ドタイプの電磁弁21Aとダブルソレノイドタイプの電
磁弁21Bとが混在して連設(それぞれ2個ずつ)され
たものを例示している。又、これら各電磁弁21A,2
1Bはいずれも厚さ10mmの薄形タイプである。な
お、他の構成については前記実施の形態と対応する構成
の部材番号にそれぞれA,Bを付して説明を省略する。
そして、このような厚さ10mmのようなかなり薄いタ
イプの電磁弁21A,21Bでは、ケーブルコネクタ5
2を設けた意義が大きい。
【0042】・前記実施の形態のように電磁弁マニホー
ルド1としてマニホールド化することなく、単体で使用
される電磁弁21に適用してもよい。 ・マニホールド化に際し、マニホールドベース2を省略
して電磁弁21自体に各電磁弁21に共通の流路を備え
たものを使用して、マニホールド電磁弁として実施して
もよい。
【0043】・マニホールドベース2は複数のブロッ
ク、例えば電磁弁21の個数に対応したブロックを連設
して構成してもよい。 ・ケーブル部56は四方八方へ撓み得る可撓性を有して
いるものについて例示したが、ケーブル構造でなくても
よく、又、少なくとも一方向へ屈曲可能であればよい。
【0044】以上の実施の形態から把握される請求項以
外の特徴的手段を以下に挙げる。 (1)請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の電磁弁
において、前記ハウジング内には前記コイルを含む電磁
切換部と、その電磁切換部の切換えに基づいて流路を切
換るための流路切換部とを備えた。
【0045】(2)請求項5又は請求項6記載の電磁弁
マニホールドにおいて、前記各電磁弁を、各電磁弁に共
通の共通流路と各電磁弁毎の個別流路(電磁弁用流路口
11)とが形成されたマニホールドベース上に搭載し
た。
【0046】(3)電磁弁のハウジング内部には、コイ
ルに通電を行うための回路基板及びコイルへの通電時に
点灯する表示器を収容し、これらコイル、回路基板、表
示器と前記ハウジングとの空隙には光透過性を有する樹
脂をモールドし、更に前記ハウジングのうち少なくとも
表示器に対応する部位を光透過性を有する材料で構成し
た。この手段によれば、小型の電磁弁に対して大型化を
伴うことなく簡単に防滴構造を採用でき、しかも、表示
器が樹脂モールドされているにもかかわらずその表示機
構を維持することができる。
【0047】(4)請求項4記載の電磁弁において、導
電部を四方八方へ屈曲可能な可撓性を有するケーブル部
によって構成し、前記ハウジングのケーブル部導出口に
はケーブル部外周に嵌め込まれる有弾性のシールリング
を設けた。この手段によれば、モールドされた樹脂とケ
ーブル部との剥離がシールリングの弾性作用により防止
され、ケーブル部を撓ませることによる防滴性能或いは
防水防塵性能の劣化を防止し得る。又、樹脂モールドが
液状樹脂を注入して行われる場合にはその液状の樹脂が
硬化する前にケーブル部外周を伝って外部へ漏れるのも
防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態における電磁弁マニホールドの斜
視図。
【図2】一実施の形態における電磁弁マニホールドの断
面図。
【図3】他の実施の形態における電磁弁マニホールドの
斜視図。
【符号の説明】
1…電磁弁マニホールド、21…電磁弁、26,27,
28,51…ハウジングを構成する第1ハウジング,第
2ハウジング,第3ハウジング及びケーシング、38…
コイル、45…回路基板、49…表示器、53…樹脂、
56…導電部としてのケーブル部、57…コネクタ部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁弁のハウジング内部に収容されたコ
    イルに給電を行う導電部をハウジング外部に導出し、そ
    の外端にコネクタ部を設け、導電部の外部導出部位を少
    なくとも一方向へ屈曲可能に構成した電磁弁。
  2. 【請求項2】 導電部を四方八方へ屈曲可能な可撓性を
    有するケーブル部によって構成した請求項1記載の電磁
    弁。
  3. 【請求項3】 前記ハウジングを薄形に形成し、その薄
    い方の側面から前記導電部を導出した請求項1又は請求
    項2記載の電磁弁。
  4. 【請求項4】 前記ハウジング内部には、前記コイルに
    通電を行うための回路基板を収容して導電部の内端を接
    続するとともに、コイルへの通電時に点灯する表示器を
    収容し、これらコイル、回路基板、表示器と前記ハウジ
    ングとの空隙には光透過性を有する樹脂をモールドし、
    更に前記ハウジングのうち少なくとも表示器に対応する
    部位を光透過性を有する材料で構成した請求項1乃至請
    求項3のいずれかに記載の電磁弁。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    の電磁弁のハウジングをマニホールド化に適した形態と
    して、当該電磁弁を複数個並設してマニホールド化した
    電磁弁マニホールド。
  6. 【請求項6】 各電磁弁から外部に導出される導電部
    は、各電磁弁とも同一側面から引出した請求項5記載の
    電磁弁マニホールド。
JP10241709A 1998-08-27 1998-08-27 電磁弁及び電磁弁マニホールド Pending JP2000074246A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10241709A JP2000074246A (ja) 1998-08-27 1998-08-27 電磁弁及び電磁弁マニホールド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10241709A JP2000074246A (ja) 1998-08-27 1998-08-27 電磁弁及び電磁弁マニホールド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000074246A true JP2000074246A (ja) 2000-03-14

Family

ID=17078377

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10241709A Pending JP2000074246A (ja) 1998-08-27 1998-08-27 電磁弁及び電磁弁マニホールド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000074246A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2708753C2 (ru) * 2015-06-24 2019-12-11 ЭсЭмСи КОРПОРЕЙШН Интегрированный многоклапанный коллектор

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2708753C2 (ru) * 2015-06-24 2019-12-11 ЭсЭмСи КОРПОРЕЙШН Интегрированный многоклапанный коллектор

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100271472B1 (ko) 밀봉형 전환밸브조립체
US7438088B2 (en) Electromagnetic pilot type directional control valve
KR100970135B1 (ko) 전자 밸브 조립체
US4987822A (en) Linear actuator
EP0883142B1 (en) Solenoid for solenoid-operated valve
US6854707B2 (en) Solenoid valve with terminal box
JP2009059586A (ja) 防水端子構造及び電子機器
KR20070001779A (ko) 터미널 클러스터 블록
JP3399878B2 (ja) リレー装置付きマニホールド形電磁弁
JP2000074246A (ja) 電磁弁及び電磁弁マニホールド
KR20100027009A (ko) 밀봉된 전기 커넥터
JP2004156719A (ja) 基板搭載型マニホールドバルブ
US4912291A (en) Compact proximity switch arrangement
JP5064836B2 (ja) 電磁弁マニホールド
JP4010622B2 (ja) 電磁弁
JP7330121B2 (ja) マニホールド電磁弁およびバルブベース
CN109563797B (zh) 燃料泵组件
JP2587537Y2 (ja) 電磁弁
JP3122387B2 (ja) 電磁弁
CN219998088U (zh) 用于开关装置的联接机构
JPH10103554A (ja) パイロット形電磁弁
JP2598524Y2 (ja) ソレノイドバルブ
US11973392B2 (en) Linear actuator
JP6182231B1 (ja) フューエルポンプモジュール
KR20220152269A (ko) 매니폴드 전자밸브 및 밸브베이스