JP2587537Y2 - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

Info

Publication number
JP2587537Y2
JP2587537Y2 JP1992068705U JP6870592U JP2587537Y2 JP 2587537 Y2 JP2587537 Y2 JP 2587537Y2 JP 1992068705 U JP1992068705 U JP 1992068705U JP 6870592 U JP6870592 U JP 6870592U JP 2587537 Y2 JP2587537 Y2 JP 2587537Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solenoid
flexible printed
circuit board
printed circuit
connection terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992068705U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0632861U (ja
Inventor
正樹 小木曽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koganei Corp
Original Assignee
Koganei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koganei Corp filed Critical Koganei Corp
Priority to JP1992068705U priority Critical patent/JP2587537Y2/ja
Publication of JPH0632861U publication Critical patent/JPH0632861U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2587537Y2 publication Critical patent/JP2587537Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電磁弁に関し、特にソ
レノイド部を主弁本体部の片側にのみ設けるダブルソレ
ノイド形の電磁弁において、ソレノイド部の内部回路を
フレキシブルプリント基板に実装することによって形状
の小形化および組立作業性の向上が可能とされる電磁弁
に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、ダブルソレノイド形の電磁弁
としては、軸方向に沿って変位自在に収納される主軸を
有する主弁本体部と、この主弁本体部の主軸が変位され
る押圧力を発生するソレノイド部とを備え、ソレノイド
部が主弁本体部の両側にそれぞれ同軸的に結合され、主
軸の変位によって流体圧流通路の切り換えが可能とされ
るスプール形間接作動方式の電磁弁などがある。
【0003】特に、このようなダブルソレノイド形の電
磁弁においては、近年の配線、組立作業の簡略化および
外形的な小形化などの要求に対応して、たとえば2組の
可動鉄心および固定鉄心をソレノイド部内に並列に内蔵
し、このソレノイド部を主弁本体部の片側に結合するこ
とによって作業面および外形上における改良が行われて
いる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、前記のよう
な従来技術においては、たとえばソレノイド部の表示灯
点灯回路およびサージ吸収回路がプリント基板上に実装
され、このプリント基板から外部接続端子およびソレノ
イドコイルの接続端子までリード線などを介して接続さ
れており、この場合の配線の引き回しなどが作業効率の
面において問題となっている。
【0005】特に、2組の可動鉄心および固定鉄心をソ
レノイド部内に並列に内蔵する場合には、2つのソレノ
イドコイルを近接して配設しなければならず、より一層
狭いスペースでの配線および組立作業性の向上が必要と
なっている。
【0006】従って、このような電磁弁の部分的な構成
においても、作業性の簡略化などによって構成部品など
の細部における小形化と組立作業の効率化および品質安
定化が望まれている。
【0007】そこで、本考案の目的は、特にソレノイド
部を主弁本体部の片側に設けたダブルソレノイド形の電
磁弁において、ソレノイド部の内部回路をフレキシブル
プリント基板に実装することによって小形化および組立
作業性の向上を図ることができる電磁弁を提供すること
にある。
【0008】本考案の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
考案のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0010】すなわち、本考案の電磁弁は、ソレノイド
部および主弁本体部を備え、ソレノイド部に2組の可動
鉄心および固定鉄心が並列に内蔵され、かつこのソレノ
イド部が主弁本体部の片側にのみ結合される電磁弁であ
って、ソレノイド部を駆動する内部回路を屈曲自在なフ
レキシブルプリント基板上に実装し、このフレキシブル
プリント基板の一端部に表示灯点灯回路およびサージ吸
収回路を形成し、他端部には外部接続端子に接続する接
続孔を設け、かつ中央部にはソレノイド部のソレノイド
コイルに給電する給電孔を設け、接続孔および給電孔と
外部接続端子およびソレノイドコイルの接続端子とをそ
れぞれ半田接続するものである。
【0011】また、前記フレキシブルプリント基板上の
表示灯点灯回路およびサージ吸収回路の部品実装部分を
ソレノイドカバーの空間回路室内に収納し、他の部分を
ソレノイドカバー内において屈曲させて一体モールドす
るようにしたものである。
【0012】
【作用】前記した電磁弁によれば、ソレノイド部の内部
回路としての表示灯点灯回路およびサージ吸収回路がフ
レキシブルプリント基板上に実装され、外部接続端子お
よびソレノイドコイルの接続端子と接続孔および給電孔
とがそれぞれ半田接続されることにより、配線作業工数
を削減することができる。これにより、ソレノイド部の
組立が簡単になり、電磁弁の小形化および組立作業性の
向上が可能となる。
【0013】また、フレキシブルプリント基板上の部品
実装部分が空間回路室内に収納され、他の部分が一体モ
ールドされることにより、組立作業上の品質を安定化さ
せることができる。これにより、ソレノイド部の品質が
安定化し、信頼性の高い電磁弁を得ることができる。
【0014】
【実施例】図1は本考案の一実施例である電磁弁を示す
断面図、図2(a),(b),(c) は本実施例の電磁弁における
ソレノイド部を詳細に示す正面図、断面図および背面
図、図3(a),(b) は電磁弁のソレノイド部において、フ
レキシブルプリント基板を示す平面図および側面図、図
4はフレキシブルプリント基板上に形成される内部回路
を示す回路図である。
【0015】まず、図1により本実施例の電磁弁の構成
を説明する。
【0016】本実施例の電磁弁は、たとえばソレノイド
部に2組の可動鉄心および固定鉄心が並列に内蔵され、
かつソレノイド部が主弁本体部の片側にのみ結合される
ダブルソレノイド形の電磁弁とされ、軸方向に沿って変
位自在に収納される主軸を有する主弁本体部1と、この
主弁本体部1の主軸が変位される押圧力を発生するソレ
ノイド部2と、主弁本体部1とソレノイド部2を連結す
るパイロット弁本体部3とから構成され、スプール形間
接作動方式によって流体圧流通路の切り換えが可能とさ
れる構造となっている。
【0017】主弁本体部1は、その外周部に流体圧給排
のための入力ポート4、第1出力ポート5、第2出力ポ
ート6、第1排出ポート7および第2排出ポート8が開
設され、これらの各ポート4〜8は主弁本体部1の内部
に軸方向に沿って貫通される軸孔9に連通されている。
【0018】また、主弁本体部1の軸孔9には、その軸
方向に沿って変位自在にスプール(主軸)10が収納さ
れ、その両端には第1ピストン11および第2ピストン
12が固着され、これらの第1および第2ピストン1
1,12はそれぞれ第1流体室13または第2流体室1
4内に変位自在に収納されている。
【0019】そして、これらの第1または第2流体室1
3,14内への流体圧によって第1または第2ピストン
11,12が押圧され、それに連動してスプール10が
図1において右方向または左方向に変位されることによ
り、入力ポート4からの流体圧の流路が切り換えられる
ようになっている。
【0020】ソレノイド部2は、図2に示すように、そ
の内部に2組の第1ソレノイド15および第2ソレノイ
ド16が並列に内蔵され、外端側がエンドカバー17に
より閉鎖されたソレノイドカバー18の内部に樹脂モー
ルドされて収納されている。
【0021】また、この第1ソレノイド15および第2
ソレノイド16には、それぞれソレノイドコイル19,
20が設けられ、これらのソレノイドコイル19,20
の中心孔には、外端側にコラム(固定鉄心)21,22
が嵌入されている。
【0022】さらに、それぞれのソレノイドコイル1
9,20の中心孔には、軸方向に沿って変位自在にプラ
ンジャ(可動鉄心)23,24が収納され、パイロット
弁本体部3との結合部に形成される流体室25,26の
凹部に係止されるスプリングにより、それぞれ軸孔9に
連通される流通路27の弁座に付勢されている。
【0023】また、第1および第2ソレノイド15,1
6の磁路は、ソレノイド部2の外端側に設けられる外側
鉄心28と、主弁本体部1側に配設される下側鉄心29
とにより形成され、外側鉄心28にコラム21,22が
固定され、また下側鉄心29にはプランジャ23,24
が変位自在に挿入されている。
【0024】そして、第1ソレノイド15が非励磁状態
の時は、プランジャ23がスプリングの付勢力により主
弁本体部1側に変位された状態を保ち、流通路27の弁
座に当接されている。一方、第1ソレノイド15が励磁
された場合には、コラム21およびプランジャ23に発
生される電磁力によりプランジャ23がコラム21側に
変位され、流通路27が開放される構造となっている。
また、第2ソレノイド16においても同様の動作とな
る。
【0025】また、ソレノイド部2の内部回路は、フレ
キシブルプリント基板30の一方に回路を構成する回路
部品が実装されて形成され、ソレノイドカバー18の回
路室31に収納されている。さらに、フレキシブルプリ
ント基板30の他方から外部に接続される外部接続端子
32に接続されている。
【0026】パイロット弁本体部3には、その幅方向に
沿って回転自在に手動ピン33が設けられ、第1および
第2ソレノイド15,16が非励磁状態の時でも、手動
ピン33の回転操作によって第1または第2ソレノイド
15,16の励磁状態と同様に主弁本体部1のスプール
10が変位される構造となっている。
【0027】また、パイロット弁本体部3と主弁本体部
1との結合部には、第1ソレノイド15または第2ソレ
ノイド16に対応する第1流体室34または第2流体室
35がそれぞれ形成され、これらの第1および第2流体
室34,35内には弾性体によるフラッパ36,37が
収納され、外周面に開設されたパイロット排出ポート3
8に連通された流通路39の弁座に当接されている。
【0028】さらに、パイロット弁本体部3の第1流体
室34と第1ソレノイド15の流体室25、パイロット
弁本体部3の第2流体室35と第2ソレノイド16の流
体室26とは複数の流通路によりそれぞれ連通され、そ
の内部にプランジャ23,24の変位に連動して変位さ
れるプランジャピン40,41がそれぞれ挿入されてい
る。
【0029】そして、第1ソレノイド15が励磁状態の
時には、パイロット排出ポート38に連通される流通路
39が閉鎖され、一方第1ソレノイド15が非励磁状態
の時には、プランジャピン40によりフラッパ36が変
位され、流通路39が開放されることにより流体圧がパ
イロット排出ポート38から外部に排出される構造とな
ってる。また、第2ソレノイド16においても同様の動
作となる。
【0030】以上のように構成される電磁弁において、
特に本考案の特徴であるソレノイド部2の細部構造を図
3および図4の回路図により詳細に説明する。
【0031】本実施例のソレノイド部2においては、従
来のようなリード線を介して内部回路が形成されたプリ
ント基板と各接続端子とを接続するような接続構造では
なく、フレキシブルプリント基板30による内部回路の
構成および接続方法によって組立作業性の面から改善す
るものである。
【0032】すなわち、図3に示すようにソレノイド部
2の内部回路が屈曲自在なフレキシブルプリント基板3
0上に実装され、このフレキシブルプリント基板30の
一端部には、2組のブリッジダイオード30a、発光ダ
イオード30bおよび抵抗30cによる表示灯点灯回路
と、2つのトランジスタパッケージ30dによるサージ
吸収回路が形成されている。
【0033】また、フレキシブルプリント基板30の他
端部には外部接続端子32に接続する接続孔30eが設
けられ、中央部にはそれぞれのソレノイドコイル19,
20に給電する給電孔30fが設けられ、接続孔30e
と外部接続端子32、給電孔30fとソレノイドコイル
19,20の接続端子とがそれぞれ半田接続されてい
る。
【0034】さらに、このフレキシブルプリント基板3
0上の表示灯点灯回路およびサージ吸収回路の部品実装
部分が、図2に示すようにソレノイドカバー18内に形
成された空間の回路室31内に収納され、外部から発光
ダイオード30bの点灯/消灯状態が確認でき、また部
品実装部分を除く他の部分がソレノイドカバー18内に
おいて屈曲されて一体モールドされている。
【0035】なお、2組のブリッジダイオード30a、
発光ダイオード30b、抵抗30cおよびトランジスタ
パッケージ30dによる内部回路は、図4に示すように
第1または第2ソレノイド15,16のソレノイドコイ
ル(SOL.A)19,(SOL.B)20にそれぞれ
接続され、また外部接続端子32を通じて外部電源が極
性に影響されることなく接続される回路構成となってい
る。
【0036】そして、外部電源による電圧が外部接続端
子32を通じてブリッジダイオード30aに入力され、
このブリッジダイオード30aにより正極(+)または
負極(−)に電圧極性が整流され、位置検出状態に応じ
て発光ダイオード30bが点灯または消灯し、さらにサ
ージ対策用にトランジスタ、ダイオードおよび抵抗が組
み合わされたトランジスタパッケージ30dが接続され
ている。
【0037】これにより、ソレノイド部2の2組の第1
および第2ソレノイド15,16において、ソレノイド
部2の内部回路がフレキシブルプリント基板30上に実
装され、外部接続端子32およびソレノイドコイル1
9,20との接続が接続孔30eおよび給電孔30fを
通じて半田接続により可能となるので、配線作業工数の
削減によってソレノイド部2の組立が簡単になり、その
上ソレノイド部2の小形化が可能となる。
【0038】また、フレキシブルプリント基板30上の
部品実装部分が回路室31内に収納され、他の部分が一
体モールドされることにより、組立作業上の品質を安定
化させることができる。
【0039】次に、本実施例の作用について、電磁弁の
動作を説明する。
【0040】まず、図1の状態、すなわち第1ソレノイ
ド15および第2ソレノイド16が共に励磁されていな
い状態から、第1ソレノイド15を励磁状態にすると、
第1ソレノイド15において、コラム21およびプラン
ジャ23に電磁力が発生され、この電磁力による磁気的
吸引力によってプランジャ23がコラム21側に変位さ
れて流通路27が開放される。
【0041】一方、第2ソレノイド16においては、プ
ランジャ24に係止されるスプリングの付勢力により、
プランジャ24が主弁本体部1側に変位された状態を保
ち、流通路27の弁座に当接されて流通路27が閉鎖さ
れる。
【0042】この状態において、図示しない流体圧源か
ら空気などの流体が入力ポート4に供給されると、軸孔
9および流通路27を経由して、第1ソレノイド15に
おいて、流通路27の開放された流体室25に流体が流
入される。
【0043】さらに、流体室25に流入された流体は、
パイロット弁本体部3の第1流体室34を経由して主弁
本体部1の第1流体室13に流入され、この流体の流入
と共に第1ピストン11が押圧されてスプール10が図
1において右方向に変位される。
【0044】一方、第2ソレノイド16においては、プ
ランジャ24の一端側にプランジャピン41が当接さ
れ、フラッパ37が弾性力に抗して左方向に変位された
状態を保ち、パイロット排出ポート38への流通路39
が開放される。これによって、主弁本体部1の第2流体
室14内の流体が、パイロット弁本体部3の第2流体室
35を経由してパイロット排出ポート38より外部に排
出される。
【0045】同時に、入力ポート4に供給された流体
は、軸孔9を経由して第1出力ポート5よりこの第1出
力ポート5に接続される図示しない被駆動系である流体
圧作動機器などに供給される。そして、この流体圧作動
機器から排出された流体は、第2出力ポート6から軸孔
9を経由して第2排出ポート8より外部に排出される。
【0046】続いて、前述とは逆に第1ソレノイド15
が非励磁状態で、第2ソレノイド16が励磁状態の時に
は、前述の第1ソレノイド15が励磁された時と同様
に、第2ソレノイド16において、コラム22およびプ
ランジャ24に電磁力が発生され、この電磁力による磁
気的吸引力によりプランジャ24がコラム22側に変位
され、主弁本体部1のスプール10が図1において左方
向に変位される。
【0047】この状態において、入力ポート4に供給さ
れた流体は、軸孔9を経由して第2出力ポート6より流
体圧作動機器に供給され、さらにこの流体圧作動機器か
ら排出された流体は、第1出力ポート5から軸孔9を経
由して第1排出ポート7より外部に排出される。
【0048】従って、本実施例の電磁弁によれば、特に
本考案の特徴であるソレノイド部2の細部構造におい
て、ソレノイド部2の内部回路がフレキシブルプリント
基板30上に実装され、このフレキシブルプリント基板
30上の部品実装部分を除く他の部分が一体モールドさ
れることにより、ソレノイド部2の小形化が可能とさ
れ、その上配線作業を容易にして組立作業性を向上さ
せ、さらに組立作業上の品質を安定化させて信頼性の高
い電磁弁を得ることができる。
【0049】以上、本考案者によってなされた考案を実
施例に基づき具体的に説明したが、本考案は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0050】たとえば、本実施例の電磁弁については、
図3に示すような発光ダイオード30bなどによる表示
灯点灯回路と、トランジスタパッケージ30dによるサ
ージ吸収回路がフレキシブルプリント基板30上に形成
される場合について説明したが、本考案は前記実施例に
限定されるものではなく、フレキシブルプリント基板の
形状、回路構成部品の形状および配置などについては種
々の変更が可能である。
【0051】また、フレキシブルプリント基板30上に
形成される内部回路の回路構成についても、電磁弁の電
圧仕様、整流方法およびサージ対策方法などに対応し、
図4のような回路構成に限られるものでないことはいう
までもない。
【0052】以上の説明では、主として本考案者によっ
てなされた考案をその利用分野であるダブルソレノイド
・スプール形間接作動方式の電磁弁に適用した場合につ
いて説明したが、これに限定されるものではなく、ソレ
ノイド部に2組のプランジャおよびコラムが並列に内蔵
される他の電磁弁についても広く適用可能である。
【0053】さらに、このようなソレノイド部による電
磁弁構造を備えた方向切換弁、制御弁などにも適用可能
であることはいうまでもない。
【0054】
【考案の効果】本願において開示される考案のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0055】(1).ソレノイド部を駆動する内部回路を屈
曲自在なフレキシブルプリント基板上に実装し、このフ
レキシブルプリント基板の一端部に表示灯点灯回路およ
びサージ吸収回路を形成し、他端部には外部接続端子に
接続する接続孔を設け、かつ中央部にはソレノイド部の
ソレノイドコイルに給電する給電孔を設け、接続孔およ
び給電孔と外部接続端子およびソレノイドコイルの接続
端子とをそれぞれ半田接続することにより、配線作業工
数を削減することができるので、ソレノイド部の組立を
容易に行うことができる。
【0056】(2).フレキシブルプリント基板上の表示灯
点灯回路およびサージ吸収回路の部品実装部分をソレノ
イドカバーの空間回路室内に収納し、他の部分をソレノ
イドカバー内において屈曲させて一体モールドすること
により、組立作業上の品質を安定化させることができる
ので、ソレノイド部の品質安定化が可能となる。
【0057】(3).前記(1) および(2) により、フレキシ
ブルプリント基板上に内部回路が形成され、かつ回路部
分を除く他の部分が一体モールドされるので、ソレノイ
ド部の小形化が可能となる。
【0058】(4).前記(1) 〜(3) により、特に2組の可
動鉄心および固定鉄心が並列に内蔵されるソレノイド部
が、主弁本体部の片側にのみ結合されるダブルソレノイ
ド形の電磁弁において、フレキシブルプリント基板によ
る内部回路の構成および接続方法によって形状の小形
化、組立作業性の向上および品質安定化が可能とされる
信頼性の高い電磁弁を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である電磁弁を示す断面図で
ある。
【図2】(a),(b),(c) は本実施例の電磁弁におけるソレ
ノイド部を詳細に示す正面図、断面図および背面図であ
る。
【図3】(a),(b) は本実施例の電磁弁のソレノイド部に
おいて、フレキシブルプリント基板を示す平面図および
側面図である。
【図4】本実施例の電磁弁のソレノイド部において、フ
レキシブルプリント基板上に形成される内部回路を示す
回路図である。
【符号の説明】
1 主弁本体部 2 ソレノイド部 3 パイロット弁本体部 4 入力ポート 5 第1出力ポート 6 第2出力ポート 7 第1排出ポート 8 第2排出ポート 9 軸孔 10 スプール(主軸) 11 第1ピストン 12 第2ピストン 13 第1流体室 14 第2流体室 15 第1ソレノイド 16 第2ソレノイド 17 エンドカバー 18 ソレノイドカバー 19,20 ソレノイドコイル 21,22 コラム(固定鉄心) 23,24 プランジャ(可動鉄心) 25,26 流体室 27 流通路 28 外側鉄心 29 下側鉄心 30 フレキシブルプリント基板 30a ブリッジダイオード 30b 発光ダイオード 30c 抵抗 30d トランジスタパッケージ 30e 接続孔 30f 給電孔 31 回路室 32 外部接続端子 33 手動ピン 34 第1流体室 35 第2流体室 36,37 フラッパ 38 パイロット排出ポート 39 流通路 40,41 プランジャピン

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソレノイド部および主弁本体部を備え、
    前記ソレノイド部に2組の可動鉄心および固定鉄心が並
    列に内蔵され、かつ該ソレノイド部が前記主弁本体部の
    片側にのみ結合される電磁弁であって、前記ソレノイド
    部を駆動する内部回路を屈曲自在なフレキシブルプリン
    ト基板上に実装し、該フレキシブルプリント基板の一端
    部に表示灯点灯回路およびサージ吸収回路を形成し、他
    端部には外部接続端子に接続する接続孔を設け、かつ中
    央部には前記ソレノイド部のソレノイドコイルに給電す
    る給電孔を設け、前記接続孔および給電孔と前記外部接
    続端子およびソレノイドコイルの接続端子とをそれぞれ
    半田接続することを特徴とする電磁弁。
  2. 【請求項2】 前記フレキシブルプリント基板上の表示
    灯点灯回路およびサージ吸収回路の部品実装部分をソレ
    ノイドカバーの空間回路室内に収納し、他の部分を前記
    ソレノイドカバー内において屈曲させて一体モールドす
    ることを特徴とする請求項1記載の電磁弁。
JP1992068705U 1992-10-01 1992-10-01 電磁弁 Expired - Lifetime JP2587537Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992068705U JP2587537Y2 (ja) 1992-10-01 1992-10-01 電磁弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992068705U JP2587537Y2 (ja) 1992-10-01 1992-10-01 電磁弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0632861U JPH0632861U (ja) 1994-04-28
JP2587537Y2 true JP2587537Y2 (ja) 1998-12-16

Family

ID=13381460

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992068705U Expired - Lifetime JP2587537Y2 (ja) 1992-10-01 1992-10-01 電磁弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2587537Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0421488U (ja) * 1990-06-18 1992-02-24
JP4575589B2 (ja) * 2000-12-25 2010-11-04 シーケーディ株式会社 電空レギュレータ
JP5227066B2 (ja) * 2008-04-16 2013-07-03 豊興工業株式会社 電磁弁駆動制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0632861U (ja) 1994-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6772791B2 (en) Directly operated pneumatic valve having an air assist return
JP4096029B2 (ja) 電磁弁
US5535783A (en) Balanced type direct-acting electromagnetic valve
JPH10256035A (ja) 電磁弁用ソレノイド
JP2000517037A (ja) 小型電磁弁
KR100548705B1 (ko) 복수 솔레노이드를 갖는 밸브장치
JP4665226B2 (ja) 電気式流体圧サーボ弁およびその製造方法
JP2587537Y2 (ja) 電磁弁
JP7341650B2 (ja) ラッチ式空気制御バルブ
JP4710656B2 (ja) 自動変速機
CN114450512A (zh) 锁定阀
JP2605201Y2 (ja) 電磁弁
JP2587536Y2 (ja) 電磁弁
JP2587535Y2 (ja) 電磁弁
US20060245950A1 (en) Actuators with connected diaphragms
JPH0735173Y2 (ja) ダブルソレノイド形間接作動電磁弁
JP2564993Y2 (ja) ソレノイドコイルの配線構造およびそれを用いた電磁弁
JPH05231558A (ja) バルブユニット
JP3831067B2 (ja) 2位置ダブルソレノイド型電磁弁制御装置、2位置ダブルソレノイド型電磁弁
JPH11125357A (ja) 電磁弁
JP4044804B2 (ja) 制御弁
JP2023006183A (ja) 電磁弁モジュール
JP2575783Y2 (ja) ダブルソレノイド形電磁弁
JPH11218252A (ja) 電磁弁
JPS5940614Y2 (ja) 超小型電磁弁

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term