JP2000073027A - 液晶表示パネル用接着性シート - Google Patents
液晶表示パネル用接着性シートInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 接着力が必要な場合には、その上に形成され
る透光性プラスチックフィルムと高い接着力を有し、該
透光性プラスチックフィルムに力が作用した場合にもズ
レ等が生じることがなく、一方、剥離の必要がある場合
には、剥離が容易な液晶表示パネル用接着性シートを提
供する。 【解決手段】 紫外線を透過させ得る接着性シートであ
って、上記接着性シートとその上に形成された透光性プ
ラスチックフィルム層とが、紫外線照射前は強固に接着
され、上記透光性プラスチックフィルム層に力が作用し
ても上記透光性プラスチックフィルム層の剥離や位置ズ
レが発生せず、一方、紫外線を照射した後は、その接着
力が低下し、上記透光性プラスチックフィルム層から容
易に剥離させることができる液晶表示パネル用接着性シ
ート。
る透光性プラスチックフィルムと高い接着力を有し、該
透光性プラスチックフィルムに力が作用した場合にもズ
レ等が生じることがなく、一方、剥離の必要がある場合
には、剥離が容易な液晶表示パネル用接着性シートを提
供する。 【解決手段】 紫外線を透過させ得る接着性シートであ
って、上記接着性シートとその上に形成された透光性プ
ラスチックフィルム層とが、紫外線照射前は強固に接着
され、上記透光性プラスチックフィルム層に力が作用し
ても上記透光性プラスチックフィルム層の剥離や位置ズ
レが発生せず、一方、紫外線を照射した後は、その接着
力が低下し、上記透光性プラスチックフィルム層から容
易に剥離させることができる液晶表示パネル用接着性シ
ート。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示パネルの
製造工程において使用される液晶表示パネル用接着性シ
ートに関する。
製造工程において使用される液晶表示パネル用接着性シ
ートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、液晶表示パネルにおいては、
基板にガラス、樹脂シート等が使用されているが、最近
の電子機器の軽薄短小化の要求から、樹脂シートの使用
量が段々多くなってきている。
基板にガラス、樹脂シート等が使用されているが、最近
の電子機器の軽薄短小化の要求から、樹脂シートの使用
量が段々多くなってきている。
【0003】樹脂シートを用いて液晶表示パネルを作製
する際には、2枚の樹脂シート上に、直接、それぞれ透
光性酸化金属電極及び配向膜を形成して積層体を作製
し、ラビング処理等を施した後、スペーサを散布し、続
いて、これら2枚の積層体の重ね合わせと接着剤による
周辺部のシール、液晶の注入と注入口の封じ、偏向板や
カラーフィルタの積層等の工程を行っていた。
する際には、2枚の樹脂シート上に、直接、それぞれ透
光性酸化金属電極及び配向膜を形成して積層体を作製
し、ラビング処理等を施した後、スペーサを散布し、続
いて、これら2枚の積層体の重ね合わせと接着剤による
周辺部のシール、液晶の注入と注入口の封じ、偏向板や
カラーフィルタの積層等の工程を行っていた。
【0004】しかし、高精度の大面積液晶表示パネルを
可撓性を有する樹脂シート上に作製する場合、従来のよ
うに樹脂シート上に、直接、電極の形成等を行った場合
には、基材樹脂シートがたわみを生じ易いため、3次元
的な意味での一定の形状の保持が難しく、そのためにガ
ラス基板上での加工のように精度の高い加工を行うこと
ができず、工程上、位置合わせの精度の確保や自動化を
図ることが難しいという問題があった。
可撓性を有する樹脂シート上に作製する場合、従来のよ
うに樹脂シート上に、直接、電極の形成等を行った場合
には、基材樹脂シートがたわみを生じ易いため、3次元
的な意味での一定の形状の保持が難しく、そのためにガ
ラス基板上での加工のように精度の高い加工を行うこと
ができず、工程上、位置合わせの精度の確保や自動化を
図ることが難しいという問題があった。
【0005】そこで、所定の基体上に極めて平坦な透光
性プラスチックフィルム層を形成し、この透光性プラス
チックフィルム上に透光性酸化金属電極を形成した後、
配向膜等を形成して第一の積層基板を作製した後、同様
の方法で作製した第二の積層基板と第一の積層基板とを
重ね合わせ、種々の工程を行った後液晶の注入と注入口
の封じを行い、積層基板から基体を剥離する方法をとっ
ていた。
性プラスチックフィルム層を形成し、この透光性プラス
チックフィルム上に透光性酸化金属電極を形成した後、
配向膜等を形成して第一の積層基板を作製した後、同様
の方法で作製した第二の積層基板と第一の積層基板とを
重ね合わせ、種々の工程を行った後液晶の注入と注入口
の封じを行い、積層基板から基体を剥離する方法をとっ
ていた。
【0006】上記工程においては、基体上に透光性プラ
スチックフィルムを形成した後、基体を剥離する工程に
至るまで、精密な作業を円滑に進行させるために、基体
上に透光性プラスチックフィルムが強く固定されていな
ければならない。
スチックフィルムを形成した後、基体を剥離する工程に
至るまで、精密な作業を円滑に進行させるために、基体
上に透光性プラスチックフィルムが強く固定されていな
ければならない。
【0007】透光性プラスチックフィルムの基体への固
定が弱いと、透光性プラスチックフィルムにしわや折れ
等が発生し、精密な作業が困難となる。一方、液晶の注
入と注入口の封じを行った後には、基体が不要となるた
め基体を剥離するが、そのためには、透光性プラスチッ
クフィルムから基体を容易に剥離することができる必要
がある。
定が弱いと、透光性プラスチックフィルムにしわや折れ
等が発生し、精密な作業が困難となる。一方、液晶の注
入と注入口の封じを行った後には、基体が不要となるた
め基体を剥離するが、そのためには、透光性プラスチッ
クフィルムから基体を容易に剥離することができる必要
がある。
【0008】しかし、従来においては、透光性プラスチ
ックフィルム上で種々の作業を行う際には、透光性プラ
スチックフィルムとの接着性が高く、一方、剥離する際
には、剥離が容易な基体を得ることは難しかった。
ックフィルム上で種々の作業を行う際には、透光性プラ
スチックフィルムとの接着性が高く、一方、剥離する際
には、剥離が容易な基体を得ることは難しかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記に鑑
み、接着力が必要な場合には、その上に形成される透光
性プラスチックフィルムと高い接着力を有し、該透光性
プラスチックフィルムに力が作用した場合にもズレ等が
生じることがなく、一方、剥離の必要がある場合には、
剥離が容易な液晶表示パネル用接着性シートを提供する
ことを目的とするものである。
み、接着力が必要な場合には、その上に形成される透光
性プラスチックフィルムと高い接着力を有し、該透光性
プラスチックフィルムに力が作用した場合にもズレ等が
生じることがなく、一方、剥離の必要がある場合には、
剥離が容易な液晶表示パネル用接着性シートを提供する
ことを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、液晶表示パネ
ルの製造工程において使用される紫外線を透過させ得る
接着性シートであって、上記接着性シートとその上に形
成された透光性プラスチックフィルム層とが、紫外線照
射前は強固に接着され、上記透光性プラスチックフィル
ム層に力が作用しても上記透光性プラスチックフィルム
層の剥離や位置ズレが発生せず、一方、紫外線を照射し
た後は、その接着力が低下し、上記透光性プラスチック
フィルム層から容易に剥離させることができることを特
徴とする液晶表示パネル用接着性シートである。以下に
本発明を詳述する。
ルの製造工程において使用される紫外線を透過させ得る
接着性シートであって、上記接着性シートとその上に形
成された透光性プラスチックフィルム層とが、紫外線照
射前は強固に接着され、上記透光性プラスチックフィル
ム層に力が作用しても上記透光性プラスチックフィルム
層の剥離や位置ズレが発生せず、一方、紫外線を照射し
た後は、その接着力が低下し、上記透光性プラスチック
フィルム層から容易に剥離させることができることを特
徴とする液晶表示パネル用接着性シートである。以下に
本発明を詳述する。
【0011】本発明の液晶表示パネル用接着性シート
は、紫外線を透過させ得るシートである。上記液晶表示
パネル用接着性シートを紫外線を透過させ得るシートと
したのは、紫外線を照射した際、紫外線を透過させて液
晶表示パネル用接着性シートの特性を変化させ、その上
に形成される透光性プラスチックフィルム層との接着性
を変化させるためである。
は、紫外線を透過させ得るシートである。上記液晶表示
パネル用接着性シートを紫外線を透過させ得るシートと
したのは、紫外線を照射した際、紫外線を透過させて液
晶表示パネル用接着性シートの特性を変化させ、その上
に形成される透光性プラスチックフィルム層との接着性
を変化させるためである。
【0012】すなわち、上記液晶表示パネル用接着性シ
ート上には、種々の塗布方法等を用いて平坦な透光性プ
ラスチックフィルム層を形成するが、上記液晶表示パネ
ル用接着性シートは、その上に形成された透光性プラス
チックフィルム層と、紫外線照射前においては強固に接
着され、上記透光性プラスチックフィルム層に力が作用
しても上記透光性プラスチックフィルム層の剥離や位置
ズレが発生しないように構成されている。
ート上には、種々の塗布方法等を用いて平坦な透光性プ
ラスチックフィルム層を形成するが、上記液晶表示パネ
ル用接着性シートは、その上に形成された透光性プラス
チックフィルム層と、紫外線照射前においては強固に接
着され、上記透光性プラスチックフィルム層に力が作用
しても上記透光性プラスチックフィルム層の剥離や位置
ズレが発生しないように構成されている。
【0013】従って、例えば、上記透光性プラスチック
フィルム層上に、種々の層を物理的な方法や化学的な方
法等を用いて形成する際には、様々な力が上記透光性プ
ラスチックフィルム層に作用するが、このような力が作
用した場合であっても、上記透光性プラスチックフィル
ム層にズレや剥離は発生せず、従って、形成される層に
位置ズレ等が発生することはなく、正確な位置に正確な
形状の層を形成することができる。
フィルム層上に、種々の層を物理的な方法や化学的な方
法等を用いて形成する際には、様々な力が上記透光性プ
ラスチックフィルム層に作用するが、このような力が作
用した場合であっても、上記透光性プラスチックフィル
ム層にズレや剥離は発生せず、従って、形成される層に
位置ズレ等が発生することはなく、正確な位置に正確な
形状の層を形成することができる。
【0014】一方、紫外線を照射すると、上記液晶表示
パネル用接着性シートと上記透光性プラスチックフィル
ム層との接着力が低下し、上記透光性プラスチックフィ
ルム層から上記液晶表示パネル用接着性シートを容易に
剥離させることができるようになる。従って、例えば、
上記透光性プラスチックフィルム層上に複数の層の形成
等を行い、所定の工程が終了した場合には、上記液晶表
示パネル用接着性シートを剥離させることにより、目的
とする液晶表示パネル用の積層体等を得ることができ
る。
パネル用接着性シートと上記透光性プラスチックフィル
ム層との接着力が低下し、上記透光性プラスチックフィ
ルム層から上記液晶表示パネル用接着性シートを容易に
剥離させることができるようになる。従って、例えば、
上記透光性プラスチックフィルム層上に複数の層の形成
等を行い、所定の工程が終了した場合には、上記液晶表
示パネル用接着性シートを剥離させることにより、目的
とする液晶表示パネル用の積層体等を得ることができ
る。
【0015】上記透光性プラスチックフィルム層自体に
接着性を付与し、その接着性が紫外線の照射により変化
するようにしてもよいが、最終的に液晶表示パネルを構
成する透光性プラスチックフィルム層自体が紫外線によ
り特性が変化するのは好ましくない。従って、本発明で
は、上記したように、上記液晶表示パネル用接着性シー
トの接着性が、紫外線の照射により変化するものとして
いる。
接着性を付与し、その接着性が紫外線の照射により変化
するようにしてもよいが、最終的に液晶表示パネルを構
成する透光性プラスチックフィルム層自体が紫外線によ
り特性が変化するのは好ましくない。従って、本発明で
は、上記したように、上記液晶表示パネル用接着性シー
トの接着性が、紫外線の照射により変化するものとして
いる。
【0016】上記液晶表示パネル用接着性シートは、1
枚のシートのみから構成され、そのシートが上記した特
性を有するものであってもよいが、紫外線を透過し得る
通常の材質からなる基材樹脂シートとその上に形成さ
れ、紫外線の照射により粘着性が変化する粘着剤層とか
らなるものが、経済的観点からも好ましい。
枚のシートのみから構成され、そのシートが上記した特
性を有するものであってもよいが、紫外線を透過し得る
通常の材質からなる基材樹脂シートとその上に形成さ
れ、紫外線の照射により粘着性が変化する粘着剤層とか
らなるものが、経済的観点からも好ましい。
【0017】上記基材樹脂シートとしては、紫外線を透
過させ得る樹脂シートであれば特に限定されず、例え
ば、塩化ビニル樹脂、塩化ビニル/塩化ビニリデン共重
合体樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリ
塩化ビニリデン樹脂、ポリオレフィン、ポリビニルアル
コール、ポリアミド、ポリエステル、ポリカーボネー
ト、アセチルセルロース等からなる樹脂シートを挙げる
ことができる。
過させ得る樹脂シートであれば特に限定されず、例え
ば、塩化ビニル樹脂、塩化ビニル/塩化ビニリデン共重
合体樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリ
塩化ビニリデン樹脂、ポリオレフィン、ポリビニルアル
コール、ポリアミド、ポリエステル、ポリカーボネー
ト、アセチルセルロース等からなる樹脂シートを挙げる
ことができる。
【0018】上記粘着剤層は、飽和ポリエステル樹脂、
ポリアクリル酸エステル、又は、アクリル酸エステルモ
ノマーと他の共重合可能なモノマーとの共重合体からな
る弾性重合体100重量部、紫外線架橋性アクリル酸エ
ステル15〜200重量部、重合開始剤及び粘着付与剤
からなる。
ポリアクリル酸エステル、又は、アクリル酸エステルモ
ノマーと他の共重合可能なモノマーとの共重合体からな
る弾性重合体100重量部、紫外線架橋性アクリル酸エ
ステル15〜200重量部、重合開始剤及び粘着付与剤
からなる。
【0019】上記飽和ポリエステル樹脂としては、例え
ば、異なる2種以上の飽和2価カルボン酸と飽和2価ア
ルコールとを重縮合して得られるものを挙げることがで
きる。通常、飽和2価カルボン酸として、芳香族2価カ
ルボン酸と脂肪族2価カルボン酸とが併用され、飽和2
価アルコールとして、脂肪族又は脂環式2価アルコール
が使用される。この場合、芳香族2価カルボン酸と脂肪
族2価カルボン酸とのモル比(芳香族2価カルボン酸/
脂肪族2価カルボン酸)は、80/20〜20/80が
好ましい。
ば、異なる2種以上の飽和2価カルボン酸と飽和2価ア
ルコールとを重縮合して得られるものを挙げることがで
きる。通常、飽和2価カルボン酸として、芳香族2価カ
ルボン酸と脂肪族2価カルボン酸とが併用され、飽和2
価アルコールとして、脂肪族又は脂環式2価アルコール
が使用される。この場合、芳香族2価カルボン酸と脂肪
族2価カルボン酸とのモル比(芳香族2価カルボン酸/
脂肪族2価カルボン酸)は、80/20〜20/80が
好ましい。
【0020】上記芳香族2価カルボン酸としては、例え
ば、テレフタル酸、イソフタル酸等を挙げることがで
き、上記脂肪族2価カルボン酸としては、例えば、セバ
シン酸、アジピン酸等を挙げることができる。上記2価
アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、
1,4−ブタンジオール、プロピレングリコール等を挙
げることができる。なお、上記飽和ポリエステル樹脂用
のモノマーとして、必要に応じて、3価のカルボン酸や
3価アルコールを使用していてもよい。
ば、テレフタル酸、イソフタル酸等を挙げることがで
き、上記脂肪族2価カルボン酸としては、例えば、セバ
シン酸、アジピン酸等を挙げることができる。上記2価
アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、
1,4−ブタンジオール、プロピレングリコール等を挙
げることができる。なお、上記飽和ポリエステル樹脂用
のモノマーとして、必要に応じて、3価のカルボン酸や
3価アルコールを使用していてもよい。
【0021】上記アクリル酸エステルモノマーと他の共
重合可能なモノマーとの共重合体(以下、アクリル酸エ
ステル共重合体という)は、粘着性を付与するために、
低いガラス転移点を有する上記アクリル酸エステルモノ
マーを主なモノマーとして使用し、一方、上記他の共重
合可能なモノマーとして、凝集性を付与するために高い
ガラス転移点を有する固い重合体を形成することが可能
なモノマーと、架橋性や接着性を改良するためにカルボ
ン酸基、水酸基、アミド基、グリシジル基、ヒドロキシ
ル基等の官能基を有するモノマーとを使用することによ
り得られる。
重合可能なモノマーとの共重合体(以下、アクリル酸エ
ステル共重合体という)は、粘着性を付与するために、
低いガラス転移点を有する上記アクリル酸エステルモノ
マーを主なモノマーとして使用し、一方、上記他の共重
合可能なモノマーとして、凝集性を付与するために高い
ガラス転移点を有する固い重合体を形成することが可能
なモノマーと、架橋性や接着性を改良するためにカルボ
ン酸基、水酸基、アミド基、グリシジル基、ヒドロキシ
ル基等の官能基を有するモノマーとを使用することによ
り得られる。
【0022】上記アクリル酸エステルモノマーとして
は、例えば、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、ア
クリル酸−2−エチルヘキシル等を挙げることができ
る。
は、例えば、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、ア
クリル酸−2−エチルヘキシル等を挙げることができ
る。
【0023】上記固い重合体を形成することが可能なモ
ノマーとしては、例えば、酢酸ビニル、アクリロニトリ
ル、スチレン、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル
等を挙げることができ、上記官能基を有するモノマーと
しては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン
酸、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシルプ
ロピレンメタクリレート、アクリルアミド、グリシジル
メタクリレート等を挙げることができる。
ノマーとしては、例えば、酢酸ビニル、アクリロニトリ
ル、スチレン、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル
等を挙げることができ、上記官能基を有するモノマーと
しては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン
酸、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシルプ
ロピレンメタクリレート、アクリルアミド、グリシジル
メタクリレート等を挙げることができる。
【0024】上記ポリアクリル酸エステルは、上記した
アクリル酸エステルモノマー等を重合させることにより
得られる。
アクリル酸エステルモノマー等を重合させることにより
得られる。
【0025】上記紫外線架橋性アクリル酸エステルは、
紫外線の照射により架橋するオリゴマー又はモノマーと
してのアクリル酸エステル又はメタクリル酸エステルを
いい、分子内に少なくとも2つのアクロイル基又はメタ
クリロイル基を有する。
紫外線の照射により架橋するオリゴマー又はモノマーと
してのアクリル酸エステル又はメタクリル酸エステルを
いい、分子内に少なくとも2つのアクロイル基又はメタ
クリロイル基を有する。
【0026】上記オリゴマーとしては、例えば、オリゴ
エステルアクリレート等を挙げることができ、上記モノ
マーとしては、例えば、1,6−ヘキサンジオールアク
リレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、
テトラメチロールメタンテトラアクリレート、ジペンタ
エリスリトールヘキサアクリレート等の多価アルコール
とアクリル酸とのエステル、又は、1,6−ヘキサンジ
オールジアクリレート、トリメチロールプロパントリア
クリレート、テトラメチロールメタンテトラアクリレー
ト、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート等の多
価アルコールとメタクリル酸とのエステル等を挙げるこ
とができる。
エステルアクリレート等を挙げることができ、上記モノ
マーとしては、例えば、1,6−ヘキサンジオールアク
リレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、
テトラメチロールメタンテトラアクリレート、ジペンタ
エリスリトールヘキサアクリレート等の多価アルコール
とアクリル酸とのエステル、又は、1,6−ヘキサンジ
オールジアクリレート、トリメチロールプロパントリア
クリレート、テトラメチロールメタンテトラアクリレー
ト、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート等の多
価アルコールとメタクリル酸とのエステル等を挙げるこ
とができる。
【0027】上記粘着剤層を作製する際には、まず、上
記弾性重合体100重量部に対して、上記紫外線架橋性
アクリル酸エステルを15〜200重量部、好ましくは
50〜150重量部を添加する。上記紫外線架橋性アク
リル酸エステルの量が15重量部未満であると、得られ
る粘着剤層に紫外線を照射しても、その接着力が実質的
に変化せず、一方、上記紫外線架橋性アクリル酸エステ
ルの量が200重量部を超えると、紫外線照射によっ
て、その接着力を低減させることはできるが、剥離時に
粘着剤層が残留することがあり、好ましくない。
記弾性重合体100重量部に対して、上記紫外線架橋性
アクリル酸エステルを15〜200重量部、好ましくは
50〜150重量部を添加する。上記紫外線架橋性アク
リル酸エステルの量が15重量部未満であると、得られ
る粘着剤層に紫外線を照射しても、その接着力が実質的
に変化せず、一方、上記紫外線架橋性アクリル酸エステ
ルの量が200重量部を超えると、紫外線照射によっ
て、その接着力を低減させることはできるが、剥離時に
粘着剤層が残留することがあり、好ましくない。
【0028】上記粘着剤層は、更に、重合開始剤、粘着
付与剤を含有する。上記重合開始剤は、上記紫外線架橋
性アクリル酸エステルの紫外線照射による架橋を促進す
るために用いられる。本発明においては、従来より公知
の重合開始剤を用いることができる。これらの重合開始
剤としては、例えば、ベンゾインメチルエーテル、ベン
ゾインプロピルエーテル等のベンゾインアルキルエーテ
ル類、ベンゾイン、ベンジル、ベンゾフェノン等の芳香
族オキシケトン類や芳香族ケトン類、ベンジルジメチル
ケタール、ポリビニルベンゾフェノン等を挙げることが
できる。
付与剤を含有する。上記重合開始剤は、上記紫外線架橋
性アクリル酸エステルの紫外線照射による架橋を促進す
るために用いられる。本発明においては、従来より公知
の重合開始剤を用いることができる。これらの重合開始
剤としては、例えば、ベンゾインメチルエーテル、ベン
ゾインプロピルエーテル等のベンゾインアルキルエーテ
ル類、ベンゾイン、ベンジル、ベンゾフェノン等の芳香
族オキシケトン類や芳香族ケトン類、ベンジルジメチル
ケタール、ポリビニルベンゾフェノン等を挙げることが
できる。
【0029】上記粘着付与剤は特に限定されず、従来よ
り粘着剤として用いられているものを使用することがで
きる。このような粘着付与剤としては、例えば、キシレ
ン樹脂、ロジンや重合ロジン、水添ロジン、ロジンエス
テル等の変性ロジン系樹脂、テルペン樹脂、テルペンフ
ェノール樹脂、ロジンフェノール樹脂等のテルペン系樹
脂、脂肪族系、芳香族系及び脂環式系石油樹脂、クマロ
ン樹脂、スチレン系樹脂、アルキルフェノール樹脂等を
挙げることができる。
り粘着剤として用いられているものを使用することがで
きる。このような粘着付与剤としては、例えば、キシレ
ン樹脂、ロジンや重合ロジン、水添ロジン、ロジンエス
テル等の変性ロジン系樹脂、テルペン樹脂、テルペンフ
ェノール樹脂、ロジンフェノール樹脂等のテルペン系樹
脂、脂肪族系、芳香族系及び脂環式系石油樹脂、クマロ
ン樹脂、スチレン系樹脂、アルキルフェノール樹脂等を
挙げることができる。
【0030】上記重合開始剤の配合量は、上記紫外線架
橋性アクリル酸エステル100重量部に対して1〜20
重量部が好ましい。上記粘着付与剤の配合量は、上記弾
性重合体100重量部に対して、10〜200重量部が
好ましい。上記粘着付与剤の配合量が10重量部未満で
あると、接着力又は粘着力が不充分になり易く、一方、
上記粘着付与剤の量が200重量部を超えると、得られ
る粘着剤層に紫外線を照射した後の接着力の低下幅が小
さく、また、剥離時に粘着付与剤が残留することがある
ため好ましくない。
橋性アクリル酸エステル100重量部に対して1〜20
重量部が好ましい。上記粘着付与剤の配合量は、上記弾
性重合体100重量部に対して、10〜200重量部が
好ましい。上記粘着付与剤の配合量が10重量部未満で
あると、接着力又は粘着力が不充分になり易く、一方、
上記粘着付与剤の量が200重量部を超えると、得られ
る粘着剤層に紫外線を照射した後の接着力の低下幅が小
さく、また、剥離時に粘着付与剤が残留することがある
ため好ましくない。
【0031】上記粘着剤層を構成する各成分に、これら
を溶解する適量の有機溶媒、例えば、芳香族炭化水素、
ケトン類、又は、これらの混合物を添加して、溶解させ
ることにより、粘着剤層形成用の均一組成を有する溶液
組成物を得ることができ、この溶液組成物を基材樹脂シ
ート上に、従来より公知の方法により塗布し、乾燥させ
ることにより、上記粘着剤層を形成することができる。
を溶解する適量の有機溶媒、例えば、芳香族炭化水素、
ケトン類、又は、これらの混合物を添加して、溶解させ
ることにより、粘着剤層形成用の均一組成を有する溶液
組成物を得ることができ、この溶液組成物を基材樹脂シ
ート上に、従来より公知の方法により塗布し、乾燥させ
ることにより、上記粘着剤層を形成することができる。
【0032】上記粘着剤層は、紫外線が照射される前
は、強力な接着性を有し、上記透光性プラスチックフィ
ルム層及び上記基材樹脂シートとを強力に接着する結
果、上記液晶表示パネル用接着性シートは、上記透光性
プラスチックフィルム層と強固に接着される。一方、紫
外線が照射されると、上記粘着剤層は、基材樹脂シート
との接着性は余り低下しないが、上記透光性プラスチッ
クフィルム層との接着力が低下し、その結果、上記液晶
表示パネル用接着性シートの上記透光性プラスチックフ
ィルム層からの剥離が容易になる。上記粘着剤層に紫外
線を照射する方法としては特に限定されず、従来より用
いられている方法を用いることができ、例えば、キセノ
ンランプ、低圧水銀灯、中圧水銀灯、高圧水銀灯又は超
高圧水銀灯等の紫外線源を用いて、数秒〜数分間照射す
る方法等を挙げることができる。
は、強力な接着性を有し、上記透光性プラスチックフィ
ルム層及び上記基材樹脂シートとを強力に接着する結
果、上記液晶表示パネル用接着性シートは、上記透光性
プラスチックフィルム層と強固に接着される。一方、紫
外線が照射されると、上記粘着剤層は、基材樹脂シート
との接着性は余り低下しないが、上記透光性プラスチッ
クフィルム層との接着力が低下し、その結果、上記液晶
表示パネル用接着性シートの上記透光性プラスチックフ
ィルム層からの剥離が容易になる。上記粘着剤層に紫外
線を照射する方法としては特に限定されず、従来より用
いられている方法を用いることができ、例えば、キセノ
ンランプ、低圧水銀灯、中圧水銀灯、高圧水銀灯又は超
高圧水銀灯等の紫外線源を用いて、数秒〜数分間照射す
る方法等を挙げることができる。
【0033】上記接着剤層を有する上記液晶表示パネル
用接着性シートは、このような特性を有することから、
例えば、上述した液晶表示パネルの作製工程において好
適に用いられる。この場合には、図1(a)に示すよう
に、ガラス等からなる基体11上に、基材樹脂シート1
3と粘着剤層14からなる上記液晶表示パネル用接着性
シートを接着剤12を介して接着する。この後、粘着剤
層14の上に透光性プラスチックフィルム層15を形成
し、透光性プラスチックフィルム層15の上に、透光性
酸化金属電極16、配向膜17等を形成することにより
液晶表示パネル用積層基板を作製する。上記工程におい
て、上記液晶表示パネル用接着性シートは、上記透光性
プラスチックフィルム層と強固に接着されており、この
ため精密な作業を円滑に進行させることができる。な
お、ガラス等の固体からなる基体11上に、接着剤12
を介して液晶表示パネル用接着性シートを接着している
のは、液晶表示パネル用接着性シートをしっかりした基
体11に固着するためであり、液晶表示パネル用接着性
シートを構成する基材樹脂シート12が余り厚くなく、
曲がったり、しわになったりし易い場合には、液晶表示
パネル用接着性シートを基体11に接着させておくのが
好ましい。
用接着性シートは、このような特性を有することから、
例えば、上述した液晶表示パネルの作製工程において好
適に用いられる。この場合には、図1(a)に示すよう
に、ガラス等からなる基体11上に、基材樹脂シート1
3と粘着剤層14からなる上記液晶表示パネル用接着性
シートを接着剤12を介して接着する。この後、粘着剤
層14の上に透光性プラスチックフィルム層15を形成
し、透光性プラスチックフィルム層15の上に、透光性
酸化金属電極16、配向膜17等を形成することにより
液晶表示パネル用積層基板を作製する。上記工程におい
て、上記液晶表示パネル用接着性シートは、上記透光性
プラスチックフィルム層と強固に接着されており、この
ため精密な作業を円滑に進行させることができる。な
お、ガラス等の固体からなる基体11上に、接着剤12
を介して液晶表示パネル用接着性シートを接着している
のは、液晶表示パネル用接着性シートをしっかりした基
体11に固着するためであり、液晶表示パネル用接着性
シートを構成する基材樹脂シート12が余り厚くなく、
曲がったり、しわになったりし易い場合には、液晶表示
パネル用接着性シートを基体11に接着させておくのが
好ましい。
【0034】次に、図1(b)に示すように、上記粘着
剤層14に紫外線を照射することにより、液晶表示パネ
ル用接着性シート(基材シート13及び接着剤層14)
を透光性プラスチックフィルム層15等から容易に剥離
させることができる。上記液晶表示パネル用接着性シー
トを上記透光性プラスチックフィルム層から剥離させる
時期としては特に限定されず、上記液晶表示パネルの作
製工程において、作業が円滑に進行するように、適時、
剥離を行えばよい。
剤層14に紫外線を照射することにより、液晶表示パネ
ル用接着性シート(基材シート13及び接着剤層14)
を透光性プラスチックフィルム層15等から容易に剥離
させることができる。上記液晶表示パネル用接着性シー
トを上記透光性プラスチックフィルム層から剥離させる
時期としては特に限定されず、上記液晶表示パネルの作
製工程において、作業が円滑に進行するように、適時、
剥離を行えばよい。
【0035】上述したように、本発明の液晶表示パネル
用接着性シートは、紫外線照射前には、上記液晶表示パ
ネル用接着性シートと上記透光性プラスチックフィルム
とが強固に接着されており、紫外線照射後には、上記透
光性プラスチックフィルムを上記液晶表示パネル用接着
性シートから容易に剥離することができる特性を有して
おり、この特性により、上記液晶表示パネル用接着性シ
ートは、例えば、液晶表示パネルの作製等に好適に用い
ることができる。
用接着性シートは、紫外線照射前には、上記液晶表示パ
ネル用接着性シートと上記透光性プラスチックフィルム
とが強固に接着されており、紫外線照射後には、上記透
光性プラスチックフィルムを上記液晶表示パネル用接着
性シートから容易に剥離することができる特性を有して
おり、この特性により、上記液晶表示パネル用接着性シ
ートは、例えば、液晶表示パネルの作製等に好適に用い
ることができる。
【0036】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。なお、表1に示した配合量の単位は「重量
部」である。
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。なお、表1に示した配合量の単位は「重量
部」である。
【0037】実施例1 モル比(テレフタル酸/セバシン酸:70/30)の飽
和2価カルボン酸混合物とエチレングリコールとを等モ
ルにて重縮合させて得られるガラス転移点が約10℃の
飽和共重合ポリエステル樹脂、キシレン樹脂、ジペンタ
エリスリトールヘキサアクリレート(DPHA)、及
び、ベンゾフェノンに溶剤としてモル比(トルエン/メ
チルエチルケトン:50/50)を表1に示す配合量で
配合し、溶液組成物を得た。次に、得られた溶液組成物
を離型紙上に塗布し、120℃で1分間乾燥することに
より、10μmの厚みの接着剤層を形成した。
和2価カルボン酸混合物とエチレングリコールとを等モ
ルにて重縮合させて得られるガラス転移点が約10℃の
飽和共重合ポリエステル樹脂、キシレン樹脂、ジペンタ
エリスリトールヘキサアクリレート(DPHA)、及
び、ベンゾフェノンに溶剤としてモル比(トルエン/メ
チルエチルケトン:50/50)を表1に示す配合量で
配合し、溶液組成物を得た。次に、得られた溶液組成物
を離型紙上に塗布し、120℃で1分間乾燥することに
より、10μmの厚みの接着剤層を形成した。
【0038】
【表1】
【0039】次に、ポリエチレンテレフタレート50μ
mの基材樹脂シートに、上記接着剤層を重ねて貼り合わ
せ、液晶表示パネル用接着性シートを得た。得られた液
晶表示パネル用接着性シートについて、離型紙を剥離し
た後、紫外線照射前後の接着力、及び、残留接着剤の有
無を以下に示す方法を用いて評価した。結果を表2に示
した。
mの基材樹脂シートに、上記接着剤層を重ねて貼り合わ
せ、液晶表示パネル用接着性シートを得た。得られた液
晶表示パネル用接着性シートについて、離型紙を剥離し
た後、紫外線照射前後の接着力、及び、残留接着剤の有
無を以下に示す方法を用いて評価した。結果を表2に示
した。
【0040】評価方法 紫外線照射前の接着力の測定 液晶表示パネル用接着性シートを幅25mm、長さ10
0mmに裁断し、これをステンレス板上に、気泡を形成
させないようにして重ね、3kgローラにて5回往復し
て押圧密着させ、室温で20分間放置したものを試験片
とした。この試験片をショッパーを用い、引張速度30
0mm/分にて剥離試験を行った。結果を表2に示し
た。
0mmに裁断し、これをステンレス板上に、気泡を形成
させないようにして重ね、3kgローラにて5回往復し
て押圧密着させ、室温で20分間放置したものを試験片
とした。この試験片をショッパーを用い、引張速度30
0mm/分にて剥離試験を行った。結果を表2に示し
た。
【0041】紫外線照射後の接着力の測定 紫外線照射後の接着力の測定時に用いた試験片と同様の
試験片を作製し、この試験片にポリエチレンテレフタレ
ート側より、主波長365μm、120w/cmにて紫
外線を7秒間照射した。その後、この試験片をショッパ
ーを用い、常温で、引張速度300mm/分にて剥離試
験を行った。結果を表2に示した。
試験片を作製し、この試験片にポリエチレンテレフタレ
ート側より、主波長365μm、120w/cmにて紫
外線を7秒間照射した。その後、この試験片をショッパ
ーを用い、常温で、引張速度300mm/分にて剥離試
験を行った。結果を表2に示した。
【0042】残留接着剤の有無 紫外線照射後の接着力の測定において、剥離試験終了
後、ステンレス板上に残留した接着剤層の有無を目視観
察により評価した。結果を表2に示した。
後、ステンレス板上に残留した接着剤層の有無を目視観
察により評価した。結果を表2に示した。
【0043】
【表2】
【0044】実施例2 DPHAに代えて、トリメチロールプロパントリアクリ
レート(TMPA)を表1に示す配合量で配合した以外
は、実施例1と同様にして接着剤層を成形した後、実施
例1と同様の方法を用いて評価を行った。結果を表2に
示した。
レート(TMPA)を表1に示す配合量で配合した以外
は、実施例1と同様にして接着剤層を成形した後、実施
例1と同様の方法を用いて評価を行った。結果を表2に
示した。
【0045】実施例3 DPHA及びベンゾフェノンの配合量を表1に示すよう
に代え、更に、ベンジルジメチルケタール及びベンゾイ
ンイソプロピルエーテルを表1に示す配合量で配合した
以外は、実施例1と同様にして接着剤層を成形した後、
実施例1と同様の方法を用いて評価を行った。結果を表
2に示した。
に代え、更に、ベンジルジメチルケタール及びベンゾイ
ンイソプロピルエーテルを表1に示す配合量で配合した
以外は、実施例1と同様にして接着剤層を成形した後、
実施例1と同様の方法を用いて評価を行った。結果を表
2に示した。
【0046】実施例4 ポリシック610SA(三洋化成工業社製、アクリル酸
エステル又はアクリル酸エステル共重合体含有量約40
重量%)に、TMPA及びベンゾインイソプロピルエー
テルを表1に示す配合量で溶解し、溶液組成物を得た。
得られた溶液組成物から実施例1と同様にして接着剤層
を成形した。更に、実施例1と同様の方法を用いて評価
を行った。結果を表2に示した。
エステル又はアクリル酸エステル共重合体含有量約40
重量%)に、TMPA及びベンゾインイソプロピルエー
テルを表1に示す配合量で溶解し、溶液組成物を得た。
得られた溶液組成物から実施例1と同様にして接着剤層
を成形した。更に、実施例1と同様の方法を用いて評価
を行った。結果を表2に示した。
【0047】実施例5 TMPAに代えてDPHAを、ベンゾインイソプロピル
エーテルに代えてベンゾフェノンを表1に示す配合量で
配合した以外は、実施例4と同様にして接着剤層を成形
した後、実施例4と同様の方法を用いて評価を行った。
結果を表2に示した。
エーテルに代えてベンゾフェノンを表1に示す配合量で
配合した以外は、実施例4と同様にして接着剤層を成形
した後、実施例4と同様の方法を用いて評価を行った。
結果を表2に示した。
【0048】比較例1 DPHAに代えてTMPAを表1の割合量で配合し、ベ
ンゾフェノンを配合しなかった以外は、実施例1と同様
にして接着剤層を成形した後、実施例1と同様の方法を
用いて評価を行った。結果を表2に示した。
ンゾフェノンを配合しなかった以外は、実施例1と同様
にして接着剤層を成形した後、実施例1と同様の方法を
用いて評価を行った。結果を表2に示した。
【0049】比較例2 DPHAを配合せず、ベンゾフェノンに代えてベンジル
ジメチルケタールを表1に示す配合量で配合した以外
は、実施例1と同様にして接着剤層を成形した後、実施
例1と同様の方法を用いて評価を行った。結果を表2に
示した。
ジメチルケタールを表1に示す配合量で配合した以外
は、実施例1と同様にして接着剤層を成形した後、実施
例1と同様の方法を用いて評価を行った。結果を表2に
示した。
【0050】
【発明の効果】本発明の液晶表示パネル用接着性シート
は、上述の構成からなるので、接着力が必要な場合に
は、その上に形成される透光性プラスチックフィルムと
高い接着力を有し、該透光性プラスチックフィルムに力
が作用した場合にもズレ等が生じることがなく、一方、
剥離の必要がある場合には、容易に剥離することができ
る。
は、上述の構成からなるので、接着力が必要な場合に
は、その上に形成される透光性プラスチックフィルムと
高い接着力を有し、該透光性プラスチックフィルムに力
が作用した場合にもズレ等が生じることがなく、一方、
剥離の必要がある場合には、容易に剥離することができ
る。
【図1】 本発明の液晶表示パネル用接着性シートを用
いた液晶表示パネルの作製工程を説明するための説明図
である。
いた液晶表示パネルの作製工程を説明するための説明図
である。
11 基体 12 接着剤層 13 基材樹脂シート 14 粘着剤 15 透光性プラスチックフィルム層 16 透光性酸化金属電極 17 配向膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田口 善男 神戸市兵庫区明和通3−2−15 バンドー 化学株式会社内 Fターム(参考) 2H090 HB07X HC05 HD08 JB03 JC11 JD03 LA05 4J004 AA02 AA04 AA10 AA15 AA17 AB01 CA02 CA03 CA04 CA05 CA06 CC02 FA01
Claims (2)
- 【請求項1】 液晶表示パネルの製造工程において使用
される紫外線を透過させ得る接着性シートであって、前
記接着性シートとその上に形成された透光性プラスチッ
クフィルム層とが、紫外線照射前は強固に接着され、前
記透光性プラスチックフィルム層に力が作用しても前記
透光性プラスチックフィルム層の剥離や位置ズレが発生
せず、一方、紫外線を照射した後は、その接着力が低下
し、前記透光性プラスチックフィルム層から容易に剥離
させることができることを特徴とする液晶表示パネル用
接着性シート。 - 【請求項2】 基材樹脂シート上に、飽和ポリエステル
樹脂、ポリアクリル酸エステル、又は、アクリル酸エス
テルモノマーと他の共重合可能なモノマーとの共重合体
からなる弾性重合体100重量部、紫外線架橋性アクリ
ル酸エステル15〜200重量部、重合開始剤及び粘着
付与剤からなる粘着材層が形成されている請求項1記載
の液晶表示パネル用接着性シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24139098A JP2000073027A (ja) | 1998-08-27 | 1998-08-27 | 液晶表示パネル用接着性シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24139098A JP2000073027A (ja) | 1998-08-27 | 1998-08-27 | 液晶表示パネル用接着性シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000073027A true JP2000073027A (ja) | 2000-03-07 |
Family
ID=17073577
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24139098A Pending JP2000073027A (ja) | 1998-08-27 | 1998-08-27 | 液晶表示パネル用接着性シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000073027A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001311057A (ja) * | 2000-04-28 | 2001-11-09 | Bando Chem Ind Ltd | 接着性シート |
JP2003027017A (ja) * | 2001-07-12 | 2003-01-29 | Bando Chem Ind Ltd | 粘着シート |
JP2007045914A (ja) * | 2005-08-09 | 2007-02-22 | Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The | ポリエステル系粘着剤とその粘着シート |
JP2007099879A (ja) * | 2005-10-04 | 2007-04-19 | Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The | 粘着剤及びその粘着シート |
US7622015B2 (en) | 2006-03-10 | 2009-11-24 | 3M Innovative Properties Company | Stacked optical film package format |
-
1998
- 1998-08-27 JP JP24139098A patent/JP2000073027A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001311057A (ja) * | 2000-04-28 | 2001-11-09 | Bando Chem Ind Ltd | 接着性シート |
JP2003027017A (ja) * | 2001-07-12 | 2003-01-29 | Bando Chem Ind Ltd | 粘着シート |
JP2007045914A (ja) * | 2005-08-09 | 2007-02-22 | Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The | ポリエステル系粘着剤とその粘着シート |
JP2007099879A (ja) * | 2005-10-04 | 2007-04-19 | Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The | 粘着剤及びその粘着シート |
US7622015B2 (en) | 2006-03-10 | 2009-11-24 | 3M Innovative Properties Company | Stacked optical film package format |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Effective date: 20040310 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 |