JP2000072109A - 果物の自動包装装置 - Google Patents

果物の自動包装装置

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JP2000072109A
JP2000072109A JP10245154A JP24515498A JP2000072109A JP 2000072109 A JP2000072109 A JP 2000072109A JP 10245154 A JP10245154 A JP 10245154A JP 24515498 A JP24515498 A JP 24515498A JP 2000072109 A JP2000072109 A JP 2000072109A
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Kazuhisa Otsuki
一壽 大月
Takashi Otsuki
貴司 大月
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動化による包装作業を効率化する果物の自
動包装装置を提供する。 【解決手段】 引出機構9、開口給送機構1、包装機構
3、切断機構10とガイド機構25とからなり、開口給送機
構1はクロスネット4を把持したチャック8が所定長だ
け移動してクロスネット4を給送し、包装機構3は内
筒、中筒及び外筒から構成し、果物の載置台16を設け、
外筒には略筒状態のクロスネット4を内側から押し開い
て保持する保持爪5を軸着し、中筒には半径方向面内で
傾斜した規制溝を設けてなり、保持爪5に設けた被規制
突部をこの規制溝に摺動させて保持爪5の開度を決定
し、ガイド機構25は切断機構10を通過したクロスネット
4を把持したチャック2がクロスネット4の給送に同期
して移動し、包装機構3にこのクロスネット4を受け渡
すと同時にチャック2を解除して待避する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、桃、梨、林檎等の
果物にクロスネット( 樹脂製緩衝ネット) を被せる装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】桃、梨、林檎等の果物は、出荷にあた
り、果物1個単位にクロスネット( 樹脂製緩衝ネット)
で包み、箱詰めするのが一般的である。クロスネット
は、弾力性のあル(発泡 )樹脂紐を表裏で交差させた筒体
で、一定長のクロスネットを一重又は折り返して二重に
して果物を包む。このクロスネットによる果物の包装作
業は煩わしく、以前より機械化が望まれており、既にい
くつかの自動包装装置が提案されている。これら従来の
自動包装装置は、クロスネットを略筒状態で保持し、上
方から果物を入れてクロスネットにより包装して、上方
からクロスネットと共に果物を取りあげるようなもので
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】クロスネットは、連続
した筒体として製造され、ロールに巻き取られて出荷さ
れる。この状態では、クロスネットは扁平状態にある。
そこで、自動包装装置の役割は、第一にクロスネットを
開いて略筒状態とし、果物に被せることができるように
にする機能が必要である。そして、クロスネットは、果
物に被せるまで前記略筒状態を維持する必要がある。
【0004】また、上述した従来の自動包装装置におい
て、クロスネットで包装した果物を側方へ取り出すに
は、クロスネットを略筒状態に保持する爪が邪魔であっ
たために、クロスネットで包装した果物は上方へ引き出
すようにしていた。ところが、自動包装装置では上方か
らクロスネットを給送してくるのが一般であったから、
次に給送されてくるクロスネットが果物を取りあげる作
業の邪魔となっていた。更に言えば、クロスネットで包
装した果物をいちいちと作業者が手で回収することは、
作業全般の効率を低下させる要因となっていた。
【0005】更に、切断機構を通過して給送してくるク
ロスネットは、切断機構から包装機構へ至る間は何ら支
えのない状態にあり、クロスネットに内在する捻れ等に
よってはうまく包装機構の爪に被せることができなかっ
た。給送するクロスネットのガイドは、切断機構上流に
は設けていたが、切断機構下流ではクロスネットを保持
する爪の動きを阻害しないために、ガイドを設けていな
かったのである。
【0006】そこで、自動化による包装作業を効率化す
ることを目標に、扁平に潰れたクロスネットを開き、た
とえクロスネットに捻れ等が内在していても確実に果物
に被せ、包装作業を終えた後にクロスネットを被せた果
物を側方へ取り出せるような自動包装装置について検討
することとした。
【0007】
【課題を解決するための手段】検討の結果開発したもの
が、連続的に給送するクロスネットを所定長に切断しな
がら果物を自動的に包装する装置であって、ロールから
クロスネットを引き出す引出機構と、引き出したクロス
ネットを扁平状態から略筒状態に開いてクロスネットと
共に移動する開口給送機構と、略筒状態のクロスネット
を内側から開いて保持する包装機構と、包装機構で保持
したクロスネットを所定長毎に切断分離する切断機構と
からなり、開口給送機構は引出機構から引き出されてき
た扁平状態のクロスネットを断面長尺方向から把持する
チャックからなり、このチャックが略筒状態でクロスネ
ットを把持しながら所定長だけ移動してこのクロスネッ
トを給送する果物の自動包装装置である。
【0008】また、同装置において、包装機構は位置固
定の内筒とこの内筒に対して同心軸線上をそれぞれ独立
して移動する中筒及び外筒から構成し、内筒には半径方
向に切込を有する果物の載置台を設け、外筒には前記切
込を含む半径方向面内で半径方向に回動し、略筒状態の
クロスネットを内側から押し開いて保持する保持爪を軸
着し、中筒には半径方向面内で傾斜した規制溝を設けて
なり、保持爪に設けた被規制突部をこの規制溝に摺動さ
せて保持爪の開度を決定する。この包装機構では、各筒
を一体とした傾倒手段を設け、中筒及び外筒を同期して
保持爪を移動させ、載置台上にクロスネットで包装され
た果物のみを残すようにクロスネットから保持爪を引き
抜いた状態で包装機構を一体として傾斜させることによ
り、作業者の介在なしに、載置台から果物を転倒させて
包装済果物を回収できる。傾倒手段は、包装機構を軸支
する回動軸をカムやモータで回動させるもののほか、回
動自在に軸支した包装機構を別途シリンダ等で押し引き
するものを例示できる。
【0009】更に、同装置において、ガイド機構は切断
機構を通過した略筒状態のクロスネットを断面長尺方向
から把持するチャックからなり、このチャックが略筒状
態でクロスネットを把持しながらクロスネットの給送に
同期して移動し、包装機構にこのクロスネットを受け渡
すと同時にチャックを解除して待避する。
【0010】本発明の自動包装装置では、(1) 開口給送
機構によってクロスネットを略筒状態にし、(2) ガイド
機構によってクロスネットを導いて包装機構へ渡して、
(3)芯鞘構造の包装機構により包装を終えた果物を側方
から取り出せるようにし、更には、(4) 包装機構を傾倒
させることで包装済果物の自動回収を実現する。引出機
構、切断機構は従来の自動包装装置のものが利用でき
る。例えば、扁平状態のクロスネットを巻き取ったロー
ルに対して往復運動するテンションローラを設け、この
テンションローラにクロスネットを掛け回し、テンショ
ンローラを掛け回した方向に向けて移動させることでロ
ールからクロスネットを引き出す引出機構や、対向した
コの字状カッタの間にクロスネットを通し、カッタを交
錯させることでクロスネットを切断分離する切断機構等
がある。
【0011】開口給送機構は、扁平状態に潰れたクロス
ネットを断面長尺方向からチャックで把持することで、
クロスネットの弾性を利用して開口する。また、この弾
性はクロスネットを扁平状態へと戻そうとするチャック
に向かっての復元力を発生させ、チャックに対するクロ
スネットの係合把持 )を十分なものとし、チャックの移
動に伴ってクロスネットを給送できるようにする。
【0012】包装機構は、給送されてきた略筒状態のク
ロスネット内へ下方から保持爪を挿入し、保持爪を開く
ことで半径方向にクロスネットを押し拡げて、クロスネ
ットの復元力による保持爪とクロスネットとの係合によ
って保持する。保持爪の開閉は、中筒に設けた規制溝に
対する保持爪の被規制突部の摺動位置関係によって決定
する。外筒と中筒とは、それぞれ独立して移動する。規
制溝は前記中筒に傾斜して設けているため、規制溝の半
径距離が小さな側に保持爪の被規制突部が位置すれば保
持爪は閉じ、規制溝の半径距離が大きな側に保持爪の被
規制突部が位置すれば保持爪は開くのである。開いた状
態で、各保持爪が略平行になるのが好ましい。また、外
筒と中筒とが同期して移動すれば、保持爪は任意の開度
を保ったまま移動することができる。
【0013】保持爪は、中筒及び外筒を同期して移動さ
せることによりクロスネットから引き抜き、載置台上に
クロスネットで包装された果物を残した状態を創出でき
る。クロスネットで包装された果物の回収は、前記状態
で作業者が載置台から果物を取り上げることで可能であ
る。また、果物に傷をつけない素材からなる叩き棒等を
用いて果物を載置台から払い落とすように回収してもよ
い。更に、包装機構に各筒を一体とした傾倒手段を設
け、中筒及び外筒を同期して保持爪を移動させ、載置台
上にクロスネットで包装された果物のみを残すようにこ
のクロスネットから保持爪を引き抜いた状態で包装機構
を一体として傾斜させることにより、載置台から果物を
転倒させて回収すると、作業者は果物の供給だけで済
み、包装作業全体の効率化を図ることができる。果物の
転倒先にベルトコンベア等を配して、別途箱詰作業場へ
包装済果物を移送することが好ましい。
【0014】この包装機構では、まず(1) 規制溝の半径
距離が小さな側に保持爪の被規制突部が位置するように
中筒を移動させ、保持爪を閉じた状態にする。次に、
(2) 閉じた状態の保持爪が載置台から突出するように、
中筒及び外筒を同期して移動させて、開口給送機構が給
送してきたクロスネットに保持爪を挿入する。そして、
(3) 規制溝の半径距離が大きな側に保持爪の被規制突部
が位置するように中筒を移動させ、クロスネットを内側
から押し拡げるようにして保持爪を開き、保持する。こ
の状態で、クロスネットは切断機構で切断するとよい。
こうして保持爪がクロスネットを保持した状態で、今度
は(4)(2)とは逆向きに中筒及び外筒を同期して移動させ
る。この移動量は、保持したクロスネット端縁が載置台
に当接することを目安とする。クロスネットを二重にす
る場合、(5) クロスネットの切断端縁を保持爪の内側へ
押し込むように果物を嵌め込み、保持爪を挟んでクロス
ネットが二重になるようにする。クロスネットを一重に
する場合は、保持爪に向けて果物を嵌め込めばよい。最
後は(6)(4)同様に中筒及び外筒を同期して移動させ、ク
ロスネットから保持爪を引き抜き、載置台上でクロスネ
ットに包装された果物を側方へと取り出せす、又は包装
機構を一体として傾倒して載置台上から果物を転倒させ
て回収すれば包装作業が完了する。このように、本発明
においては、クロスネットを保持する保持爪が載置台を
突き抜けた状態から載置台下方にまで移動することで、
果物を包装するためのクロスネットの保持と包装済果物
の回収の便宜とを両立させているのである。
【0015】ガイド機構は、切断機構を通過したクロス
ネットを包装機構まで導き、確実に保持爪がクロスネッ
トに挿入、保持できるようにする。チャックからなるガ
イド機構は、開口給送機構と同様の原理でクロスネット
を把持するが、保持爪を挿入してクロスネットの受渡が
完了すると同時にチャックを解除する点、クロスネット
の給送は開口給送機構が担うので、ガイド機構のチャッ
クはクロスネットに軽く添える程度で構わない点、が異
なる。解除後のチャックは包装作業の邪魔にならないよ
うに、速やかに原位置へ復帰させることが好ましい。こ
のほか、クロスネットに捻れ等が内在していても、ガイ
ド機構は包装作業毎にクロスネットの把持と解除とを繰
り返すため、チャックが解除された後にクロスネットは
自身の復元力で捻れ等を解消できる利点がある。これに
よって、連続的な包装作業相互に捻れ等の影響を抑える
ことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図を参照しながら説明する。図1は本発明の自動包装装
置の構成例を表した全体斜視図、図2は開口給送機構1
におけるチャック2の働きを表した平面図であり、図3
は包装機構3を表した斜視図である。本例の自動包装装
置では、クロスネット4を斜め上方から給送し、保持爪
5に保持させて所定長毎に切断した後、包装機構3全体
を傾倒手段を働かせて垂直に起こす構成である。しか
し、クロスネットを鉛直方向に給送したり、水平方向か
ら給送して包装機構のみを垂直に立設した構成としても
構わない。なお、各図において、説明の便宜上、クロス
ネット4のメッシュ表示は省略している。
【0017】図1を用いて、全体構成を説明する。最上
段には、扁平状態にあるクロスネット4を巻き取ったロ
ール6直下に、1基のテンションローラ7と2組の繰出
ローラ8, 8とからなる引出機構9を配している。テン
ションローラ7はロール6と平行に軸を有し、略水平方
向に往復運動するローラであり、クロスネット4自身の
伸びを考慮して、クロスネット4を掛け回した方向に大
きく往復運動を繰り返すことで、ロール6から一定量の
クロスネット4を引き出す。この引出量は、概ね果物1
個を包装するクロスネットに等しい。繰出ローラ8, 8
は、引出機構9以降におけるクロスネット4の開口、給
送にテンションローラ7の影響が及ばないように、クロ
スネット4を挟持し、伸びのないクロスネット4の給送
を実現する。この段階では、クロスネット4は未だ扁平
状態にある( 図1中A参照) 。
【0018】開口給送機構1は、図2に見られるよう
に、それまで扁平状態だったクロスネット4を断面長尺
方向からチャック2で把持することで、開口した略筒状
態にすル(図1中B参照 )。開口したクロスネット4は、
自身の弾性により扁平状態に戻ろうとする復元力を発揮
するので、チャック2との係合が十分なものとなり、チ
ャック2の下降に従ってクロスネット4は下方へと給送
することができる。この開口給送機構1では、切断機構
10の前後にわたって略筒状態でクロスネット4を給送す
る役割を担う。切断機構10は、対向したコの字状カッタ
11,11 の間にクロスネット4を通し、カッタ11,11 を交
錯させることでクロスネット4を切断分離する構造であ
る。
【0019】ガイド機構25は、クロスネット4を略筒状
態に保ちながら、切断機構に向けて近づく包装機構3の
保持爪5までクロスネット4を導く。クロスネット4
は、保持爪5を挿入した下縁から切断機構10で切断され
る上縁までが果物1個毎の包装に利用する長さとなる。
ガイド機構25は切断機構10直下で待機し、切断機構10か
ら覗くクロスネット4をチャック2で把持すると、上昇
して接近する保持爪5に向けてクロスネット4の下縁を
導く。包装機構3の保持爪5を挿入する段階のクロスネ
ット4は、ほぼ円形の略筒状態にあル(図1中C参照 )。
そして、保持爪5がクロスネット4の下縁から挿入して
受渡が完了すると、同時にチャック2は開いて把持を解
除し、再び切断機構10直下へ戻って待機する。保持爪5
がクロスネット4を保持したまま包装機構3が下降し
て、クロスネット4を給送した長さが十分になると、切
断機構10がクロスネット4の上縁を切断する。
【0020】包装機構3は、高さ方向に位置固定の内筒
12と、この内筒12に対して同心軸線上をそれぞれ独立し
て上下動する中筒13及び外筒14から構成している。記述
したように、本例の自動包装装置では、図1に見られる
ように、各筒12,13,14が一体に傾倒した状態でクロスネ
ット4を受け取り、保持爪5にクロスネット4の下縁を
保持した状態で傾倒手段を働かせて各筒12,13,14が一体
に起き上がり、載置台16を水平状態にして果物24をクロ
スネット4に嵌め込み、包装後、再度各筒12,13,14を一
体に傾倒させることで載置台16から果物を転倒させ、直
下のベルトコンベア26によって回収する。傾倒手段は、
同軸で下端を軸支した各筒12,13,14を一体に押し引きす
るシリンダ27( 本例では外筒14に軸着) 等を例示でき
る。図3に見られるように、内筒12には半径方向に切込
15を有する果物の載置台16を設け、外筒14には前記切込
15を含む半径方向面内で半径方向に回動し、略筒状態の
クロスネット4を内側から押し開いて保持する保持爪5
を外筒14上縁の基部リング17に軸着し、中筒13には半径
方向面内で傾斜した規制溝18を設けている。
【0021】本例では、保持爪5を外筒14上縁に設けた
基部リング17に対して等間隔に6本軸着してある。よっ
て、載置台16は各保持爪5の回動軌道を外して内筒12に
固着した6枚のクローバー形金属板19から構成し、中筒
13上縁には規制溝18を形成した金属ブロック20を等間隔
に6本設けている。クローバー型金属板19の隙間が保持
爪5が回動する切込15となる。金属ブロック20は、保持
爪5の回動軌道に対応した細幅の回動溝21に対して各保
持爪5に設けた被規制突起22が摺動する広幅の規制溝18
を形成した構造で、被規制突起22を宛がった状態で規制
溝18を金属プレート23で閉蓋して被規制突起22の摺動を
規制溝18に拘束している。規制溝18は、上方へいくに従
って半径距離が大きくなるように半径方向に傾斜してお
り、保持爪5は被規制突部22を規制溝18に摺動させるこ
とで開度を決定する。すなわち、中筒13が外筒14に対し
て相対的に下降して金属ブロック20が基部リング17に近
づくと保持爪5は開き、金属ブロック20が基部リング17
から遠ざかると保持爪5は閉じるわけである。こうし
て、外筒14の基部リング17と中筒13の金属ブロック20と
が上下方向に相対的に接近離反することで保持爪5が開
閉し、両筒13,14 が同期して移動すれば、保持爪5は任
意の開度を保ったまま移動できる。
【0022】次に、包装機構3の動きについて詳述す
る。図4〜図15は保持爪5がクロスネット4を保持して
から果物の包装を終えるまでの過程を表した側面図及び
平面図である。図4はクロスネット4の下縁から閉じた
保持爪5を挿入した状態を表した側面図、図5は同状態
を表した平面図、図6は保持爪5を開いてクロスネット
4を保持した状態を表した側面図、図7は同状態を表し
た平面図、図8は中筒13及び外筒14を同期して下降さ
せ、クロスネット4の下縁を載置台16に当接させた状態
を表した側面図、図9は同状態を表した平面図、図10は
果物24をクロスネット4へと嵌め込んだ状態を表した側
面図、図11は同状態を表した平面図、図12は果物24及び
クロスネット4を載置台16に残し、中筒13及び外筒14を
同期して下降させて保持爪5を載置台16に下方に待避さ
せた状態を表した側面図、図13は同状態を表した平面図
であり、図14は果物24を回収して保持爪5を閉じなが
ら、中筒13及び外筒14を同期して上昇させて保持爪5を
載置台16から突出させた状態を表した側面図、図15は同
状態を表した平面図である。各側面図において、説明の
便宜上、包装機構3は垂直状態で図示しているが、実際
にはクロスネット4を保持爪5に保持して切断するまで
( 図4〜図7)と、包装済果物24を回収以降 (図14及び
図15) は傾倒している。
【0023】まず、包装機構3は、図4及び図5に見ら
れるように、保持爪5を閉じた状態で中筒13及び外筒14
が同期して上昇、すなわち切断機構10へ向けて接近す
る。これは、クロスネット4が給送されてくると同時に
保持爪5をクロスネット4を迎えにいき、クロスネット
4の保持をより短時間で実施するためである。中筒13に
設けた規制溝18は上方に向けて半径距離が大きくなるよ
うに傾斜しているので、中筒13を外筒14に対して相対的
に上昇させることで保持爪5を閉じることができる。同
時に、切断機構10( 図1 参照を通過した略筒状態にある
クロスネット4をガイド機構25のチャック2が把持し、
クロスネット4の下縁を保持爪5へ向けて誘導する。こ
うして、クロスネット4は載置台16上方において保持爪
5を挿入した状態となる。保持爪5は、図4に見られる
ように、先端が互いにくっつく程度に窄めると、クロス
ネット4の下縁から挿入しやすい。保持爪5をクロスネ
ット4に挿入した時点でチャック2を開いて解除し、ガ
イド機構25は切断機構10直下へと復帰する。
【0024】クロスネット4へ保持爪5を挿入したら、
図6及び図7に見られるように、今度は中筒13を外筒14
に対して相対的に下降させて保持爪5を開き( 図4と図
6とを比較対照) 、クロスネット4に対して内側から押
し開くように保持爪5を内接させて保持する。本例で
は、各側面図にも明らかなように、保持爪5先端を扁平
に潰しているが、これはメッシュ状のクロスネット4を
保持爪5が突き抜けてしまわないようにするものであ
る。この状態におけるクロスネット4は、下縁を包装対
象となる果物よりも大きな半径で開口し、上方にいくに
つれて窄まった外観を呈する。
【0025】既に保持爪5によりクロスネット4は保持
されているので、図8及び図9に見られるように、クロ
スネット4の上縁を切断機構10( 図1 参照で切断して、
果物を包装するに適した一定長のクロスネット4にす
る。そして、中筒13及び外筒14は、クロスネット4の下
縁が載置台16に当接するまで同期して下降する。この段
階においても、クロスネット4は、下縁を包装対象とな
る果物よりも大きな半径で開口し、上方にいくにつれて
窄まった外観を呈している。
【0026】こうして果物を包装する準備ができたの
で、図10及び図11に見られるように、窄まったクロスネ
ット4の上縁を折り返して保持爪5の内側へ押し込むよ
うに、果物24( 図10中図示は桃の例)を嵌め込む。本例
では、クロスネット4を内側へ押し返して二重に果物24
を包装するようにしているが、例えば一重の場合には、
保持爪内へ直接果物を嵌め込む恰好となる。クロスネッ
ト4は、自らの復元力で保持爪5に係合しているために
ずれることなく、果物24は容易にクロスネット4に嵌め
込むことができる。
【0027】そして、図12及び図13に見られるように、
中筒13及び外筒14を同期して下降させ、保持爪5先端を
載置台16よりも下方へ引き下げれば、載置台16上には、
二重のクロスネット4に包装された果物24のみが残り、
この果物24はクロスネット4ごと側方から容易に回収で
きる。本例では、保持爪5が開いた状態で果物24との隙
間が大きくなるように寸法設計しており、また各保持爪
5相互が略平行かつ垂直方向に揃うようにしているの
で、二重にしたクロスネット4から無理なく引き抜くこ
とができる。加えて、包装機構3をシリンダ27( 傾倒手
段 )によって傾けることで、載置台16に残された果物24
は転倒してベルトコンベア26へ回収される。これによ
り、作業者は果物の供給だけを担えばよく、労力が軽減
されるほか、作業効率が向上し、より一層の包装作業の
自動化を図ることができる。
【0028】クロスネット4による包装を終えた果物24
を回収すると、図14及び図15に見られるように、中筒13
がわずかに先行して上昇した後、中筒13と外筒14とが同
期して上昇し、再び閉じた保持爪5を載置台16から上方
に向けて突出させて次の包装作業に備える。このよう
に、本発明の自動包装装置は、上下方向に位置固定した
内筒12の載置台16に対し、中筒13及び外筒14がそれぞれ
独立して、又は同期して上下動することで、一連の果物
24の包装作業を実現し、しかも包装を終えた果物24が容
易に回収できる、具体的には作業者は果物の供給だけで
済むようになるので、作業効率が大きく向上するのであ
る。本例の自動包装装置は、各部の動きをカムによる機
械的連携をもって同期させ、連続的な作業を実現してい
る。また、本例では、果物の供給について触れなかった
が、本装置があれば、手作業による果物の供給であって
も作業効率は高く、更に自動的に果物を供給し、包装後
に果物を自動回収できるようにすれば、より作業効率を
高めることができる。
【0029】
【発明の効果】本発明の自動包装装置により、クロスネ
ットによる果物の包装作業をより効率的なものとし、従
来の自動包装装置に見られた手間や労力が大幅に緩和さ
れる。自動包装装置の導入自体が人件費等のコスト低減
をもたらすが、本発明における作業効率の改善は、自動
化における利点を余すところなく引き出し、ひいては果
物の出荷コストの低減をも可能にするのである。
【0030】説明した実施形態の例では、果物に桃を示
したが、載置台の大きさを変更したり、保持爪の開度を
調節することによって、大小様々な果物又は野菜にも本
発明の自動包装装置は対応することができる。しかも、
いずれの果物又は野菜の場合でも、包装された果物又は
野菜のみが載置台に残り、包装機構の傾倒によって容易
に回収可能となるので、作業効率が低下することはな
い。このように、適用範囲が広いことも本発明の特徴で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動包装装置の構成例を表した全体斜
視図である。
【図2】開口給送機構におけるチャックの働きを表した
平面図である。
【図3】包装機構を表した斜視図である。
【図4】クロスネット下縁から閉じた保持爪を挿入した
状態を表した側面図である。
【図5】同状態を表した平面図である。
【図6】保持爪を開いてクロスネットを保持した状態を
表した側面図である。
【図7】同状態を表した平面図である。
【図8】中筒及び外筒を同期して下降させ、クロスネッ
ト下縁を載置台に当接させた状態を表した側面図であ
る。
【図9】同状態を表した平面図である。
【図10】果物をクロスネットへと嵌め込んだ状態を表し
た側面図である。
【図11】同状態を表した平面図である。
【図12】果物及びクロスネットを載置台に残し、中筒及
び外筒を同期して下降させて保持爪を載置台に下方に待
避させた状態を表した側面図である。
【図13】同状態を表した平面図である。
【図14】果物を回収して保持爪を閉じながら、中筒及び
外筒を同期して上昇させて保持爪を載置台から突出させ
た状態を表した側面図である。
【図15】同状態を表した平面図である。
【符号の説明】
1 開口給送機構 3 包装機構 5 保持爪 9 引出機構 10 切断機構 12 内筒 13 中筒 14 外筒 16 載置台 18 規制溝 22 被規制突起 25 ガイド機構 27 シリンダ( 傾倒手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続的に給送するクロスネットを所定長
    に切断しながら果物を自動的に包装する装置であって、
    ロールからクロスネットを引き出す引出機構と、引き出
    したクロスネットを扁平状態から略筒状態に開いてクロ
    スネットと共に移動する開口給送機構と、略筒状態のク
    ロスネットを内側から開いて保持する包装機構と、包装
    機構で保持したクロスネットを所定長毎に切断分離する
    切断機構と、切断機構から包装機構へと略筒状態でクロ
    スネットを誘導するガイド機構とからなり、開口給送機
    構は引出機構から引き出されてきた扁平状態のクロスネ
    ットを断面長尺方向から把持するチャックからなり、該
    チャックが略筒状態でクロスネットを把持しながら所定
    長だけ移動して該クロスネットを給送することを特徴と
    する果物の自動包装装置。
  2. 【請求項2】 連続的に給送するクロスネットを所定長
    に切断しながら果物を自動的に包装する装置であって、
    ロールからクロスネットを引き出す引出機構と、引き出
    したクロスネットを扁平状態から略筒状態にする開口給
    送機構と、略筒状態のクロスネットを内側から開いて保
    持する包装機構と、包装機構で保持したクロスネットを
    所定長毎に切断分離する切断機構と、切断機構から包装
    機構へと略筒状態でクロスネットを誘導するガイド機構
    とからなり、包装機構は位置固定の内筒と該内筒に対し
    て同心軸線上をそれぞれ独立して移動する中筒及び外筒
    から構成し、内筒には半径方向に切込を有する果物の載
    置台を設け、外筒には前記切込を含む半径方向面内で半
    径方向に回動し、略筒状態のクロスネットを内側から押
    し開いて保持する保持爪を軸着し、中筒には半径方向面
    内で傾斜した規制溝を設けてなり、保持爪に設けた被規
    制突部を該規制溝に摺動させて保持爪の開度を決定する
    ことを特徴とする果物の自動包装装置。
  3. 【請求項3】 包装機構に各筒を一体とした傾倒手段を
    設けてなり、中筒及び外筒を同期して保持爪を移動さ
    せ、載置台上にクロスネットで包装された果物のみを残
    すように該クロスネットから保持爪を引き抜いた状態で
    包装機構を一体として傾斜させることにより、載置台か
    ら果物を転倒させて回収する請求項2記載の果物の自動
    包装装置。
  4. 【請求項4】 連続的に給送するクロスネットを所定長
    に切断しながら果物を自動的に包装する装置であって、
    ロールからクロスネットを引き出す引出機構と、引き出
    したクロスネットを扁平状態から略筒状態に開いてクロ
    スネットと共に移動する開口給送機構と、略筒状態のク
    ロスネットを内側から開いて保持する包装機構と、包装
    機構で保持したクロスネットを所定長毎に切断分離する
    切断機構と、切断機構から包装機構へと略筒状態でクロ
    スネットを誘導するガイド機構とからなり、ガイド機構
    は切断機構を通過した略筒状態のクロスネットを断面長
    尺方向から把持するチャックからなり、該チャックが略
    筒状態でクロスネットを把持しながらクロスネットの給
    送に同期して移動し、包装機構に該クロスネットを受け
    渡すと同時にチャックを解除して待避することを特徴と
    する果物の自動包装装置。
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