JP2000071607A - インクジェット用記録シート - Google Patents
インクジェット用記録シートInfo
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- JP2000071607A JP2000071607A JP10257525A JP25752598A JP2000071607A JP 2000071607 A JP2000071607 A JP 2000071607A JP 10257525 A JP10257525 A JP 10257525A JP 25752598 A JP25752598 A JP 25752598A JP 2000071607 A JP2000071607 A JP 2000071607A
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Abstract
水性、耐湿性に優れ、且つ水性インクの吸収性、インク
の発色性に優れ、安定した高品位な印字画像を与え、更
に搬送性、耐ブロッキング性に優れるインク受容層を有
するインクジェット用記録シート提供すること。 【解決手段】 基材シートの少なくとも片面に、少なく
とも一層以上のインク受容層を設けたインクジェット用
記録シートにおいて、インク受容層を構成する樹脂成分
が、分子中にポリシロキサンセグメントを有し、且つ分
子鎖末端及び/又は分子側鎖に加水分解性シリル基を有
するる親水性樹脂からなることを特徴とするインクジェ
ット用記録シート
Description
録シートに関し、特に印字画像の耐水性、耐湿性に優
れ、且つインクの吸収性、インクの発色性に優れ、安定
した高品位な印字画像を与え、更に搬送性、耐ブロッキ
ング性に優れるインク受容層を有するインクジェット用
記録シートに関する。
原理、例えば、静電吸引方式、圧電素子を用いてインク
に機械的振動又は変位を与える方式、インクを加熱して
発泡させその圧力を利用する方式等によりインクの微小
液滴を飛翔させて紙等の記録シートに付着させ、画像、
文字等の記録を行うものであり、高速印字可能で、騒音
の発生が少なく、高品位印字及び多色印字が行える記録
方式として種々の用途に急速に普及している。
る被記録媒体には、被記録媒体上に付着したインクが滲
みや流れを発生して印字品位を損ねることがないよう
に、紙等の支持体にインク吸収を速やかにし、明瞭なイ
ンクドットが形成されるように、種々の顔料と樹脂とを
主成分とするインク受容層を設けたもの、あるいは紙自
身に多孔質の顔料をすきこんだもの等が提案されてい
る。
は、顔料として無機顔料と有機顔料を併用、これらと水
溶性高分子とからなるインク受容層を設けることが、
又、特開昭62−268682号公報には、微粒子シリ
カとシラノール基を有するポリビニルアルコール共重合
体よりなるインク受容層を設けることがそれぞれ開示さ
れている。
フルカラー化等のインクジェット記録装置の性能の向上
や用途の拡大に伴い、インクジェット用記録シートにも
次のような高度な特性を併せ持つことが要求されるよう
になった。 (1)インクの吸収が速く、且つインク吸収容量が大き
いこと、(2)インクの発色性が高いこと、(3)イン
ク受容層の表面強度が高いこと、(4)支持体が耐水性
を有し、インクにより支持体に凹凸やカールを生じない
こと、(5)インク受容層が画像印字後に、耐水性及び
耐オゾン性等の画像保存性に優れていること、及び
(6)インク受容層が経時変化しないものであること、
等。
ジェット用記録シートに設けるインク受容層の成分とし
て、インク吸収性に優れた多孔質顔料や水溶性高分子を
使用したり、インク受容層の耐水性向上のためにラテッ
クスを使用したり、更には支持体自体に耐水性を有する
合成紙やプラスチック等を用いることが実施、検討され
てきた。
溶性高分子のみを用いてインク受容層を形成したもの
は、耐水性が悪く、印字部分が滲み、印字画像は鮮明性
に劣る欠点がある。一方、支持体に合成紙やプラスチッ
クフィルムを用いたり、インク受容層の樹脂にラテック
スを使用したものでは、インク受容層と支持体との接着
性やインクの吸収性や乾燥性に問題がある。
字画像の耐水性、耐湿性を向上させるために、インク受
容層の上に保護層を設けたり、インク受容層に媒染剤を
添加する方法が用いられている。保護層を設ける方法と
しては、画像印字後のインク受容層の上に疎水性の樹脂
をコーティングしたり、フィルムを張り合せたりする方
法があり、耐水性、耐湿性の向上は得られるが、保護層
形成には多工程を必要とするため価格上好ましくない。
又、インク受容層に媒染剤を等を添加する方法として
は、インクジェット用カラーインクに使用されている染
料が直接染料か酸性染料であり、これらの染料分子は陰
イオン性のカルボキシル基やスルホン酸基を有している
ことから、耐水性や定着性を向上させるために、陽イオ
ン性の媒染剤等をインク受容層に添加する方法が用いら
れている。この方法では、染料分子はインク受容層に結
合されるが、この結合は水分の存在下では解離し易いイ
オン結合のため、耐水性、耐湿性には限界がある。
は、上記の従来技術の問題点が解消され、印字画像の耐
水性、耐湿性に優れ、且つインクの吸収性、インクの発
色性に優れ、安定した高品位な印字画像を与え、更に搬
送性、耐ブロッキング性に優れるインク受容層を有する
インクジェット用記録シートを提供することである。本
発明者は上記目的を達成すべく鋭意検討した結果、イン
ク受容層を構成する樹脂成分として特定な親水性樹脂を
使用することで目的が達成されることを見出し、本発明
を完成するに至った。
の本発明によって達成される。即ち、本発明は、インク
ジェット記録に使用される基材シートの片面に、少なく
とも一層のインク受容層を設けたインクジェット用記録
シートにおいて、インク受容層を構成する樹脂成分が、
分子中にポリシロキサンセグメントを有し、且つ分子鎖
末端及び/又は分子側鎖に加水分解性シリル基を有する
親水性樹脂からなることを特徴とするインクジェット用
記録シートである。
本発明を更に詳しく説明する。本発明のインクジェット
用記録シートは、基材シートの少なくとも片面に設けた
少なくとも一層のインク受容層が、分子中にポリシロキ
サンセグメントを有し、且つ分子鎖末端及び/又は分子
側鎖に加水分解性シリル基を有する親水性樹脂を樹脂成
分として構成されていることが特徴である。本発明にお
ける親水性樹脂は、高分子鎖中に親水性基を有している
が、水や温水等に不溶解性のポリマーを意味し、これら
に可溶のポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン
やセルロース誘導体とは区別される。
ポリシロキサンセグメントを有し、且つ分子鎖末端及び
/又は分子側鎖に加水分解性シリル基を有する親水性樹
脂はいずれも使用可能であり、例えば、親水性ポリウレ
タン樹脂、親水性ポリウレア樹脂、親水性ポリウレタン
−ポリウレア樹脂、親水性ポリエステル樹脂、親水性ア
クリル樹脂、親水性エポキシ樹脂、親水性ポリアミド樹
脂等が挙げられる。これらの中で特に好ましい親水性樹
脂は、親水性ポリウレタン樹脂、親水性ポリウレア樹
脂、親水性ポリウレタン−ポリウレア樹脂である。この
3種の親水性樹脂は、通常、ポリウレタン系樹脂と総称
される。
端及び/又は分子側鎖に加水分解性シリル基が導入され
ているため、下記の式(I)及び/又は(II)で示さ
れるように、加水分解性シリル基を水分でシラノール基
に変換し、シラノール基を縮合させて架橋を形成させる
ことにより、染・顔料の定着性及びインク受容層の耐水
性が向上し、且つ架橋による親水性樹脂皮膜の表面強度
の向上により、耐ブロッキング性やプリンター搬送性も
向上すると考えられる。
は、受容層形成時に水分を添加する方法でもよいが、受
容層を構成する樹脂が親水性であるために吸湿した空気
中の水分を利用する方法でも、又、印字の際の水性イン
クを利用する方法でもよく、架橋方法は特に制限される
ものではない。上記の架橋形成のシラノール縮合を促進
させるために、通常、インク受容層中に触媒を添加して
おくのが好ましい。かかる触媒としては、一般には錫系
のカルボン酸塩や酸性触媒及び塩基性触媒が好ましく、
親水性樹脂に対して0.0001重量%〜10重量%の
範囲の使用が好ましい。
疎水性(撥水性)のポリシロキサンセグメントが導入さ
れていることから、本来、水性インクの吸収に対して良
好な結果を得ることは期待できない。ところが、ポリシ
ロキサンセグメント含有量の少ない樹脂からなる膜表面
は、乾燥状態では完全にシロキサン成分で覆われるが、
水中等に浸漬した場合にはシロキサン成分が樹脂中に埋
没してしまう現象、つまり環境応答性があることが知ら
れている(高分子論文集48〔4〕227(1991)
他)。本発明はこの現象を利用したものであり、樹脂中
におけるポリシロキサンセグメント含有量を適度にコン
トロールすることにより、水性インクによる印字の際
は、環境応答性によりその表面は親水性を示し、乾燥時
又は乾燥後の表面はシロキサン成分で覆われて、表面滑
性、耐水性及びプリンター搬送性等に優れた性能が得ら
れる。
トの受容層を構成する親水性樹脂の分子鎖末端及び/又
は分子側鎖に加水分解性シリル基を、分子鎖中にポリシ
ロキサンセグメントを導入する方法について説明する
が、これらの導入方法は以下の例に限定されるものでは
ない。本発明においては上記の官能基及びポリシロキサ
ンセグメントの導入の容易さから、親水性樹脂としてポ
リウレタン系樹脂が好ましく、以下ではポリウレタン系
樹脂への導入について説明する。前記のようにポリウレ
タン系樹脂は、親水性ポリウレタン樹脂、親水性ポリウ
レア樹脂及び親水性ポリウレタン−ポリウレア樹脂の総
称である。
鎖に加水分解性シリル基を導入する方法としては、親水
性樹脂中の反応性基と反応性有機官能基を有するシラン
カップリング剤あるいは該シランカップリング剤と有機
ポリイソシアネートとの反応生成物とを反応させる方
法、上記のシランカップリング剤あるいは上記の反応生
成物を原料の一部として親水性樹脂を合成(重合)する
方法等が挙げられる。
有するシランカップリング剤としては、例えば次の如き
化合物が挙げられる。 〔1〕一般式(1)で表される、少なくとも1個の遊離
イソシアネート基を有するシランカップリング剤。 (式中、R1は低級アルキル基を、R2は低級アルキル
基又は低級アルコキシ基を表す。Xは2価の有機基を表
し、好ましいものはC0〜C50のアルキレン鎖、芳香
族又は脂肪族環であり、これらの基は−N−、−O−、
−CO−、−COO−、−NHCO−、−S−、−SO
−又は−SO2等の連結基で連結されていてもよい。
又、m=0〜3の整数、n=3−mである。)
カップリング剤の好ましい具体例は下記の通りである。
ップリング剤と有機ポリイソシアネートとの反応生成物
であり、該生成物が分子中に少なくとも1個の遊離イソ
シアネート基を有するもの。この際に用いられる反応性
有機官能基を有するシランカップリング剤としては、下
記の一般式(2)のもの等が挙げられる。 (式中、Yは−NH−、−NR3−、−O−、又は−S
−を表し、R1、R2、X、m、nは前記定義の通りで
あり、R3は低級アルキル基を表す。)
ップリング剤の好ましい具体例は下記の通りである。
る好ましいシランカップリング剤の例示であって、本発
明はこれらの例示に限定されるものではない。従って、
上記の例示の化合物のみならず、その他公知の現在市販
されており、市場から容易に入手し得る化合物は、いず
れも本発明において使用できる。
親水性樹脂 に加水分解性シリル基を導入するが、該基
の導入部位は特に制限されないが、通常は樹脂の分子鎖
末端及び/又は分子側鎖である。樹脂の分子鎖末端及び
/又は分子側鎖に加水分解性シリル基を導入する方法の
一例は以下の如く図示される。 1)分子鎖末端への導入
〔P〕は重合体1分子当たり少なくとも2つのウレタン
結合及び/又はウレア結合を含有する親水性ポリウレタ
ン、親水性ポリウレア又は親水性ポリウレタン−ポリウ
レアを表し、Zは、−O−、−S−、−NR3−、又は
−NH−であり、R3は低級アルキレン基、m=0〜3
の整数、n=3−mである。) 上記以外の方法によっても、親水性樹脂の分子鎖末端及
び/又は分子側鎖に加水分解性シリル基を導入すること
ができるが、上記例示以外の方法で該基が導入された親
水性樹脂も本発明の親水性樹脂に該当することは勿論で
ある。
導入する方法としては、例えば、分子中に1個又は2個
以上の反応性基、例えば、アミノ基、エポキシ基、水酸
基、メルカプト基、カルボキシル基等を有するポリシロ
キサン化合物を原料成分の一部として親水性樹脂を合成
(重合)する方法等が挙げられる。反応性基を有するポ
リシロキサン化合物の好ましい例としては、例えば、下
記如き化合物が挙げられる。
物
物
合物
リシロキサン化合物は、本発明において使用する好まし
い化合物の例示であって、本発明はこれらの例示の化合
物に限定されるものではない。従って、上述の例示の化
合物のみならず、その他現在市販されており、市場から
容易に入手し得る化合物は、いずれも本発明において使
用することができる。
鎖末端及び/又は側鎖に加水分解性シリル基を有し、且
つポリシロキサンセグメントを有するする親水性ポリウ
レタン系樹脂(親水性ポリウレタン樹脂、親水性ポリウ
レア樹脂及び親水性ポリウレタン−ポリウレア樹脂)
は、これら樹脂の従来公知の方法に準じて得ることがで
き、合成方法及び上記以外の原料成分は特に限定される
ものではない。
て更に具体的に説明すると、上記の親水性ポリウレタン
系樹脂を得るために使用する好ましい親水性化合物は、
末端基が水酸基、アミノ基、カルボキシル基である親水
性化合物であり、分子量が100乃至8,000の範囲
のものが好ましい。
ては、例えば、ポリエチレングリコール、ポリエチレン
グリコール/ポリテトラメチレングリコール共重合ポリ
オール、ポリエチレングリコール/ポリプロピレングリ
コール共重合ポリオール、ポリエチレングリコールアジ
ペート、ポリエチレングリコールサクシネート、ポリエ
チレングリコール/ポリ−ε−カプロラクトン共重合ポ
リオール、ポリエチレングリコール/ポリ−バレロラク
トン共重合ポリオール等が挙げられる。
しては、例えば、ポリエチレンオキサイドジアミン、ポ
リエチレンオキサイドプロピレンオキサイドジアミン、
ポリエチレンオキサイドトリアミン及びポリエチレンオ
キサイドプロピレンオキサイドトリアミン等が挙げられ
る。尚、本発明においては、耐水性を保持するために親
水性鎖を有しない他のポリオール、ポリアミンやポリカ
ルボン酸化合物等を共重合することも可能である。
アネートとしては、従来公知のいずれのものも使用で
き、あるいはこれらの有機ポリイソシアネートと低分子
量のポリオールやポリアミンとを末端イソシアネートと
なるように反応させて得られるウレタンプレポリマー等
も当然使用することができる。又、鎖伸長剤としては、
従来公知のいずれの低分子ジオールや低分子アミン等が
使用される。
末端及び/又は分子側鎖に加水分解性シリル基を有し、
且つ分子中にポリシロキサンセグメントを有する親水性
ポリウレタン系樹脂の好ましい重量平均分子量(GPC
で測定した標準ポリスチレン換算の)は、3,000〜
800,000であり、更に好ましくは5,000〜5
00,000である。本発明のポリウレタン系樹脂は、
無溶剤で、あるいは水溶液や有機溶剤中で調製すること
ができる。工程的にはインク受容層を形成する際に使用
する有機溶剤又は水溶液中で上記樹脂を調製することに
より、該樹脂溶液がそのまま利用できるので有利であ
り、好ましい。
量は、該基を有するセグメントの量として1〜40重量
%が好ましく、さらに好ましくは1〜10重量%であ
る。又、親水性樹脂中の加水分解性シリル基の数は、
0.001〜10当量(eq)/g(樹脂)が好まし
く、更に好ましくは0.01〜1.0eq/g、即ち、
親水性樹脂の分子量1,000当たり約0.001〜1
0個が好ましく、更に好ましくは0.01〜1.0個の
割合である。加水分解性シリル基の含有量が上記範囲未
満では、本発明の所期の目的である記録シートの耐ブロ
ッキング性、耐水性、耐湿性等の特性の発現が不十分と
なり、一方、上記範囲を超えると親水性樹脂中の親水性
部分が減少し、又、該樹脂の架橋により耐水性が強くな
り、吸水性能や印字画像の品位が劣るようになり好まし
くない。
メントも、該樹脂の側鎖(ペンダント)あるいは主鎖
中、又は両方に含有されてよく、ポリシロキサンセグメ
ントの含有量は該樹脂中0.1〜10重量%が好まし
く、更に好ましくは0.5〜10重量%である。該樹脂
中のポリシロキサンセグメントの含有量が0.1重量%
未満では、本発明の所期の目的である記録シートの耐水
性、耐ブロッキング性、走行性及び搬送性といった記録
シートの表面特性の発現が不十分となり、一方、10重
量%を超えるとポリシロキサンセグメントによるインク
受容層の撥水性が強くなり、水性インクの吸水性能や印
字画像の品位が劣るようになるので好ましくない。
ら構成される親水性セグメントの含有量は30〜80重
量%が好ましく、更に好ましくは50〜75重量%であ
る。該セグメントの含有量が30重量%未満ではキロク
シートの吸水性や印字画像の品位が劣り、一方、80重
量%を超えると記録シートの耐水性、耐ブロッキング性
が劣るようになり好ましくない。
材シートとしては、紙、プラスチックフィルム、ガラ
ス、布、木材、金属等が用いられる。紙としては、例え
ば、上質紙、中質紙、コート紙、キャストコート紙等が
挙げられる。又、プラスチックフィルムとしては、ポリ
エステル、セルローストリアセテート、ポリカーボネー
ト、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリアミド、ポ
リスチレン、ポリエチレン、ポリメチルメタアクリレー
ト等の厚さ50乃至250μmのシート等を挙げること
ができる。又、必要に応じて基材シートに対する接着性
を付与するプライマー層や非受容層側である基材シート
の裏面にカール防止層や摩擦係数を改良する滑性層を設
けることもできる。
は、本発明の親水性樹脂を単独で使用することができる
が、インクジェットのインクの組成により、親水性及び
/又は吸水性を更に付与するか調整する意味で、上記の
樹脂に水溶性高分子を組み合わせて使用してもよい。こ
こで使用される水溶性高分子としては、例えば、ポリビ
ニルアルコール、変性ポリビニルアルコール、ヒドロキ
シエチルセルロース、CMC、セルロース誘導体、ポリ
ビニルピロリドン、澱粉、カチオン澱粉、ゼラチン、カ
ゼイン、アクリル酸系重合体等が挙げられる。
久性を更に付与する意味で、前記樹脂に疎水性の高分子
を組み合わせて使用することができる。ここで使用され
る疎水性高分子としては、例えば、ポリエステル樹脂、
ポリ塩化ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリメチルメ
タクリレート樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリウレタ
ン樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、アクリロ
ニトリル−スチレン共重合樹脂、ポリビニルブチラール
樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、メラ
ミン樹脂等の如く一般に使用されている合成樹脂が挙げ
られる。
着性、発色性、更にはブロッキング性及び耐水性を向上
させる目的で、無機及び有機の顔料や樹脂粒子をインク
受容層中に添加することができる。使用される顔料や樹
脂粒子としては、例えば、カオリン、デラミカオリン、
水酸化アルミニウム、シリカ、珪藻土、炭酸カルシウ
ム、タルク、酸化チタン、硫酸カルシウム、硫酸バリウ
ム、酸化亜鉛、アルミナ、珪酸カルシウム、珪酸マグネ
シウム、コロイダルシリカ、ゼオライト、ベントナイ
ト、セリサイト、リトポン等の鉱物質顔料、多孔質顔料
やポリスチレン樹脂、尿素樹脂、アクリル樹脂、メラミ
ン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、ポリウレタン樹脂、そ
の他有機顔料等の微粒子、多孔質微粒子及び中空粒子等
の公知の顔料や樹脂粒子の中からインクジェット用記録
シートの品質設計に応じて1種又は2種以上が適宜使用
される。この場合、これら顔料や樹脂粒子の使用量は、
インク受容層形成用の樹脂組成物全固形分の0〜95%
重量%、好ましくは10〜90重量%の範囲である。
樹脂や顔料の他に増粘剤、離型剤、浸透剤、湿潤剤、熱
ゲル化剤、サイズ剤、消泡剤、抑泡剤、発泡剤、着色
剤、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、クエンチ
ャー剤、防腐剤、帯電防止剤、架橋剤、分散剤、滑剤、
可塑剤、pH調整剤、流動性改良剤、固化促進剤、耐水
化剤等の各種助剤を適宜配合することも可能である。
造するために、本発明の分子鎖末端及び/又は分子側鎖
に加水分解性シリル基を有し、且つ分子鎖中にポリシロ
キサンセグメントを有する親水性樹脂、特に好ましくは
ポリウレタン系樹脂(親水性ポリウレタン樹脂、親水性
ポリウレア樹脂及び親水性ポリウレタン−ポリウレア樹
脂)を単独で又は他の樹脂ととともに各種有機溶剤や水
に溶解させ、更に前記の顔料や樹脂粒子や各種助剤を添
加し、混合及び分散させてインク受容層形成用塗布液を
調整する。この塗布液を、グラビアコート、ダイレクト
又はリバースロールコート、ワイヤーバーコート、エア
ナイフコート、カーテンコート、ブレードコート、ロッ
ドコート、ダイコート等で塗布する。更に、塗工後、マ
シンカレンダー、スーパーカレンダー、ソフトカレンダ
ー等のカレンダーを用いて仕上げる。
2、更に好ましくは3〜30g/m2程度である。塗布
量が0.5g/m2未満ではインク受容層によるインク
の吸収が不十分となり、50g/m2を越えると、本発
明の効果は飽和となり不経済であるだけでなく、インク
受容層の折れ割れやカール等の発生が起こりやすくなり
好ましくない。
明を更に具体的に説明する。尚、文中部又は%とあるの
は重量基準である。
タン樹脂の製造例) 上記構造を有しているポリジメチルシロキサンポリオー
ル(分子量3,200)5部とポリエチレングリコール
(分子量2,040)145部、1,3−ブチレングリ
コール15部を、トルエン125部と100部のメチル
エチルケトンとの混合溶剤中に溶解し、70℃でよく攪
拌しながら、ジフェニルメタンジイソシアネート58部
を添加する。添加終了後、更にメチルエチルケトン10
0部を加え、80℃で6時間反応させた。得られた樹脂
の赤外吸収スペクトルには水酸基の吸収は認められず、
又ピリジン法(JISK−0070 2.5)による定
量によっても水酸基は確認されなかった。次にイソシア
ネート基を有するシランカップリング剤((C2H5O)
3Si(CH2)3NCO)8部を加え、80℃で8時間
反応させ、イソシアネート基が消失していることを確認
した後、固形分濃度を35%に調整し本発明の親水性ポ
リウレタン樹脂の溶液を得た。この溶液は390dPa
・s(25℃)の粘度を有していた。
ア樹脂の製造例) 37部の水添加MDIを100部のジメチルホルムアミ
ドに溶解し、内温を20℃に保ち、よく攪拌しながら、
150部のジメチルホルムアミドに溶解したポリエチレ
ンオキサイドジアミン(ジェファーミンED:テキサコ
ケミカル社製、分子量2,000)145部と上記構造
を有しているポリジメチルシロキサンジアミン(分子
量:3,880)5部を徐々に滴下し、滴下終了後50
℃で1時間反応させイソシアネート末端ポリウレア樹脂
を得た。内温を再び20℃にして、50部のメチルエチ
ルケトンに溶解した2.8部の1,4−ジアミノブタン
を徐々に滴下し、滴下終了後同温度で1時間反応させ
た。更に100部のメチルエチルケトンに溶解した1
5.5部のγ−アミノプロピルトリエトキシシランを徐
々に滴下して、30℃で1時間反応させ、イソシアネー
ト基が消失していることを確認した後、固形分濃度を3
5%に調整し本発明の親水性ポリウレア樹脂の溶液を得
た。この溶液は250dPa・s(25℃)の粘度を有
していた。
リウレタン−ポリウレア樹脂の製造例) (1)イソシアネート末端シランカップリング剤の製造 ヘキサメチレンジイソシアネートと水との付加物(ジュ
ラネート24A−100;旭化成社製、NCO%=2
3.5)270部を25℃でよく攪拌しながら、この中
にγ−アミノプロピルトリエトキシシラン111部を徐
々に滴下して反応させ、無色透明な液状生成物(I)が
得られた。得られた生成物は、遊離のイソシアネート基
は10.5%[理論値(100%反応した場合に化学量
論的に生成する反応物中の該基の量):11.2%]で
あり、理論的には下記構造と思われる。
基−シリコーンポリウレタン−ポリウレア樹脂の製造 前記液状生成物(I)8部とトルエンジイソシアネート
46部を200部のジメチルホルムアミドに溶解し、1
00部のメチルエチルケトンに溶解したポリエチレング
リコール(分子量2,040)145部と上記構造を有
するエチレンオキサイド付加型ポリジメチルシロキサン
(分子量4,500)5部、更に6部の1,3−ブチレ
ングリコールを添加し、80℃で6時間反応させてイソ
シアネート末端ポリウレタン−ポリウレア樹脂を得た。
内温を20℃にして、50部のメチルエチルケトンに溶
解した7部の1,4−ジアミノブタンを徐々に滴下し、
滴下終了後同温度で1時間反応させた。更に100部の
メチルエチルケトンに溶解した16部のγ−アミノプロ
ピルトリメトキシシランを徐々に滴下して、30℃で1
時間反応させイソシアネート基が消失していることを確
認した後、固形分濃度を35%に調整し本発明のポリウ
レタン−ポリウレア樹脂の溶液を得た。この溶液は32
0dPa・s(25℃)の粘度を有していた。
ン樹脂の製造例) ポリジメチルシロキサンポリオール及びイソシアネート
基を有するシランカップリング剤を使用しない他は参考
例1と同じ材料と処方によりポリウレタン樹脂の溶液を
得た。この溶液は固形分35%で、540dPa・s
(25℃)の粘度を有していた。
樹脂の製造例) ポリジメチルシロキサンジアミン及びγ−アミノプロピ
ルトリエトキシシランを使用しない他は参考例2と同じ
材料と処方によりポリウレア樹脂の溶液を得た。この溶
液は固形分35%で260dPa・s(25℃)の粘度
を有していた。
ン−ポリウレア樹脂の製造例) ポリジメチルシロキサンポリオール、イソシアネート末
端シランカップリング剤とγ−アミノプロピルトリメト
キシシランを使用しない他は参考例3と同じ材料と処方
によりポリウレタン−ポリウレア樹脂の溶液を得た。こ
の溶液は固形分35%で、220dPa・s(25℃)
の粘度を有していた。
脂の重量平均分子量(GPCで測定した標準ポリスチレ
ン換算の)、加水分解性シリル基の当量、親水性セグメ
ント、加水分解性シリル基含有セグメント、シロキサン
セグメントの含有量(%)は表1の通りであった。 表1
部、オクチル酸スズ0.005部、微粒子合成非晶質シ
リカ(BET比表面積300m2/g、水沢化学工業
製)100部及び分散剤(ポリピロリン酸ソーダ)0.
2部をメチルエチルケトン/トルエン混合溶剤で分散混
合して固形分を15%に調整してインク受容層形成用塗
布液を得た。この塗布液を坪量が35g/m2の上質紙
にエアーナイフコーターで塗布量が10g/m2となる
ように塗布及び乾燥し、線圧200Kg/cmでスーパ
ーカレンダー仕上げを行ってインク受容層を形成し、本
発明の記録用シート3種を得た。
粒子合成非晶質シリカ(BET比表面積300m2/
g、水沢化学工業製)100部及び分散剤(ポリピロリ
ン酸ソーダ)0.2部をメチルエチルケトン/トルエン
混合溶剤で分散混合し、固形分を15%に調整してンク
受容層形成用塗布液を得た。この塗布液を坪量が35g
/m2の上質紙にエアーナイフコーターで塗布量が10
g/m2となるように塗工及び乾燥し、線圧200Kg
/cmでスーパーカレンダー仕上げをしてインク受容層
を形成し、3種の比較例の記録用シートを得た。
について、水溶性染料インクで印字記録するインクジェ
ットプリンターで、イエロー、マゼンタ、シアン及びブ
ラックの4色を使用して印字記録を行い、以下の項目の
評価を行った。結果を表2に示す。 「インク吸収性」インク吸収性の評価は、プリントした
インクが乾燥するまでの秒数を測定した。 ○:5秒以下 △:6〜10秒 ×:11秒
以上 「発色鮮明性」発色鮮明性は、上記プリンターでカラー
画像を印字後、得られたカラー画像の発色鮮明性につい
て目視により観察した。 ○:良い △:普通 ×:悪い 「滲み」滲みは、マゼンタとシアンの重複印刷境界部分
のインクの滲み及び流れ出しの程度を目視で観察した。 ○:良い △:普通 ×:悪い 「受容層の耐水性」インク受容層に水をつけ、一定の指
圧で水を拭き取った時の受容層の剥離状態を評価した。 ○:変化なし △:わずかに変化 ×:剥
がれる 「印字画像の耐水性(1)」プリンターで印字後、記録
シートを水中に浸漬し(10分間)、その後室温で乾燥
した際の記録画像の滲み及び発色性の変化を目視により
観察した。 ○:変化なし △:わずかに変色 ×:変
色する
塗布液を、100μmのPETフィルムに乾燥後の厚み
が20μmとなるように塗工し、透明シートを作成し、
同様にインクジェットプリンターで印字記録を行い、以
下の項目の評価を行った。結果を表2に示す。 「耐ブロッキング性」樹脂コーティング面に未処理のP
ETフィルムを、荷重0.29MPa及び温度40℃で
1日間放置後のブロッキング性の評価を行った。 ○:ブロッキング性なし △:わずかにブロッキ
ング性あり ×:ブロッキング性あり 「プリンター搬送性」インクジェットプリンターで印字
記録の際のプリンター搬送性を評価した。 ○:搬送性良好 △:わずかに異音を生じる
×:搬送性不良 「印字画像の耐水性(2)」プリンターで印字後、記録
シートを水中に24時間浸漬し、その後室温で乾燥した
際の記録画像の滲み及び発色性の変化を目視により観察
した。 ○:変化なし △:変色が認められる ×:完
全に溶解してなくなる
メントを有する親水性ポリウレタン樹脂、親水性ポリウ
レア樹脂、親水性ポリウレタン−ポリウレア樹脂及び/
又は親水性ポリアミド樹脂を、インク受容層を構成する
樹脂成分として使用したインクジェット用記録シート
は、インクの吸収性、発色性に優れ、安定した高品位な
印字画像を与え、更にはインク受容層及び印紙画像の搬
送性、ブロッキンク性、耐水性及び耐湿性に優れる。
Claims (6)
- 【請求項1】 基材シートの少なくとも片面に、少なく
とも一層のインク受容層を設けたインクジェット用記録
シートにおいて、インク受容層を構成する樹脂成分が、
分子中にポリシロキサンセグメントを有し、且つ分子鎖
末端及び/又は分子側鎖に加水分解性シリル基を有する
親水性樹脂からなることを特徴とするインクジェット用
記録シート。 - 【請求項2】 該親水性樹脂が、重量平均分子量が3,
000〜800,000である、親水性ポリウレタン樹
脂、親水性ポリウレア樹脂及び親水性ポリウレタン−ポ
リウレア樹脂から選ばれる少なくとも1種である請求項
1に記載のインクジェット用記録シート。 - 【請求項3】 該親水性樹脂中のポリシロキサンセグメ
ント含有量が0.1〜10重量%である請求項1に記載
のインクジェット用記録シート。 - 【請求項4】 該親水性樹脂中の加水分解性シリル基の
含有量が0.001〜10eq/gである請求項1〜3
のいずれか1項に記載のインクジェット用記録シート。 - 【請求項5】 インク受容層中の該親水性樹脂が架橋し
ている請求項1〜4のいずれか1項に記載のインクジェ
ット用記録シート。 - 【請求項6】 基材シートが、プラスチック、ガラス、
布、皮革、木材、金属又は紙である請求項1〜5のいず
れか1項に記載のインクジェット用記録シート。
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1998
- 1998-08-27 JP JP25752598A patent/JP3544624B2/ja not_active Expired - Fee Related
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