JP2000071332A - フィルムの仮付方法およびその装置 - Google Patents

フィルムの仮付方法およびその装置

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JP2000071332A
JP2000071332A JP10241897A JP24189798A JP2000071332A JP 2000071332 A JP2000071332 A JP 2000071332A JP 10241897 A JP10241897 A JP 10241897A JP 24189798 A JP24189798 A JP 24189798A JP 2000071332 A JP2000071332 A JP 2000071332A
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Japan
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film
roll
base material
suction plate
tacking
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JP10241897A
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Noboru Fujikawa
昇 藤川
Kenji Tsukiwada
憲二 月生田
Hidenari Kiguchiya
秀成 木口屋
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Asahi Kasei Engineering Corp
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Engineering Co Ltd Osaka
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルムを所定長に切断して基材に被着する
ラミネーターにおいて、フィルムに生じた皺を伸ばして
取り除いてからそのフィルム先端を基材先端に仮付けす
るフィルムの仮付方法およびその装置の提供を課題とす
る。 【解決手段】 昇降自在な吸着プレートと吸着プレート
よりもフィルム走行方向下流側に位置する昇降・回動自
在な仮付ロールとでフィルムを吸着し、仮付ロールをフ
ィルム走行方向に回転させてフィルム先端を仮付ロール
周面に沿って所定位置まで摺動させながら所定位置に供
給されてきた基材まで移動せしめ、フィルム先端を基材
先端に押圧して仮付けするフィルムの仮付方法と装置で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルムを所定長
に切断して基材に被着するラミネーターにおいて、基材
の先端にフィルムの先端を仮付けする方法およびその装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、ベースフィルムにレジン
をコーティングしてカバーフィルムで被覆した3層より
なる原反フィルムからカバーフィルムを剥離し、そのカ
バーフィルムが剥離されたフィルムを所定長に切断し
て、別途供給されてくる所定長の銅板などからなる基材
にラミネートするラミネーターは公知で既に実用に供さ
れている。そして、このようなラミネーターにあって
は、まず、カバーフィルムが剥離されたフィルムの先端
を吸着プレートに吸着せしめ、次いで、その吸着プレー
トを基材の近傍まで移動させて、そのフィルム先端を基
材先端に仮付けし、その後、基材表面にフィルムをラミ
ネートする方式が従来から一般的に採用されてきた。
【0003】図3はその従来から採用されているラミネ
ーターの模式的な全体概要図であって、(1)は原反フ
ィルム、(2)はカバーフィルム、(3)は原反フィル
ム(1)からカバーフィルム(2)を剥離したフィル
ム、(4)はフィルム(3)をラミネートする基材であ
り、(5)は繰出ロール、(6)は移動自在なダンサー
ロール、(7)はガイドロールである。(10)は昇降
自在な吸着プレートであり、この吸着プレート(10)
のフィルム案内面には吸引器(17)に連通している細
孔(10a)がフィルムの走行方向に対して直交する方
向に多数穿設され、フィルム(3)を吸着するようにな
っている。また、吸着プレート(10)の湾曲状になっ
ている先端部には、表面が側面視略円弧状に形成された
弾性体(16)が突設されている。
【0004】原反フィルム(1)からカバーフィルム
(2)が剥離されたフィルム(3)は、繰出ロール
(5)、ダンサーロール(6)、ガイドロール(7)を
経て連続的に送り出され、吸着プレート(10)で吸着
される。そして、基材(4)が上流側のフリーロール
(34)上を搬送されて所定の位置に到達すると、図示
しない制御装置が作動して、吸着プレート(10)が2
点鎖線で示す斜め左下方向(図の矢印方向)へ移動す
る。このとき、フィルム(3)の背面(ガイドロール
(7)等に接しない面)にはレジンが塗布してあり、フ
ィルム(3)の先端は弾性体(16)上に位置している
ので、フィルム(3)の先端は弾性体(16)によって
基材(4)の先端に面接・押圧されて仮付けされる。そ
の後、吸着プレート(10)は斜め右上方向へ移動し
て、元の位置に復帰していくが、その際、吸着プレート
(10)の動きに応じてダンサーロール(6)が図の矢
印方向に下降し、また、元の位置に復帰するので、フィ
ルム(3)は常時緊張状態を維持することができて、皺
などは一切発生しない。
【0005】一方、フィルム(3)が仮付けされた基材
(4)は図の矢印方向に走行して行き、上ラミネートロ
ール(8)と下ラミネートロール(9)とで挟持される
とともに上ラミネートロール(8)で押圧されて、吸着
プレート(10)に吸着されていたフィルム(3)が基
材(4)上に逐次ラミネートされていく。そして、その
基材(4)の先端が下流側のフリーロール(35)上の
所定位置に到達すると、図示しない制御装置が作動し
て、カッター受け(21)が下降し、フィルム幅方向に
移動自在な回転刃(20)が作動して、基材(4)の長
さに見合った長さにフィルム(3)をその走行方向に対
して直交する方向(フィルム幅方向)に切断する。
【0006】後続するフィルム(3)は、吸着プレート
(10)に吸着されて待機し、次の基材(4)が供給さ
れてくると、上記したように吸着プレート(10)に吸
着・案内されて、その基材(4)に仮付けされ、上ラミ
ネートロール(8)と下ラミネートロール(9)によっ
て挟持・押圧されて、基材(4)上にラミネートされ
る。そして、このフィルム(3)は基材(4)の長さに
見合った長さに回転刃(20)で切断される。なお、フ
ィルム(3)を切断するときには、後続するフィルム
(3)が吸着プレート(10)に吸着されて待機できる
ように、弾性体(16)の近傍で切断する。こうして、
以上のような動作を繰り返すことにより、フィルムは連
続的に基材にラミネートされていく。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
から採用されているラミネーターでは、フィルム(3)
はダンサーロール(6)の作動によって常時緊張状態を
維持しながら走行しており、かつ、吸着プレート(1
0)でフィルム(3)の走行方向に対して直交する方向
に吸着されているので、基材(4)上に仮付けする際に
皺などは発生しにくい。しかしながら、このような吸着
プレート(10)によるフィルム仮付方式では、フィル
ム(3)が吸着プレート(10)に吸着される際に、細
かい皺が生じたり、あるいは気泡を抱き込むようなケー
スがある。そのような場合には、その状態のままでフィ
ルム(3)が基材(4)に仮付けされてラミネートされ
てしまうので、高品質な製品を得ることができなかっ
た。そこで、本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであって、フィルムを基材に仮付けす
る際、フィルムに一切皺が生じないように、また、気泡
を抱き込まないように、フィルムに生じた皺を伸ばして
取り除いてから、そのフィルム先端を基材先端に仮付け
するフィルムの仮付方法およびその装置の提供を目的と
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明に係るフィルムの仮付方法は、フィルム
を所定長に切断して基材に被着するラミネーターにおい
て、昇降自在な吸着プレートと、その吸着プレートより
もフィルム走行方向下流側に位置する昇降・回動自在な
仮付ロールとでフィルムを吸着し、その仮付ロールをフ
ィルム走行方向に回転させてフィルムの先端を仮付ロー
ルの周面に沿って所定位置まで摺動させながら(又は摺
動させてから)所定位置に供給されてきた基材まで移動
せしめ、フィルムの先端を基材の先端に押圧して仮付け
することを特徴とする。そして、本発明に係るフィルム
の仮付装置は、フィルムを所定長に切断して基材に被着
するラミネーターにおいて、所定位置に供給されてくる
基材の先端にフィルムの先端を仮付けする装置が、フィ
ルムを吸着する昇降自在な吸着プレートと、その吸着プ
レートよりもフィルム走行方向下流側に位置してフィル
ムを吸着する昇降・回動自在な仮付ロールとを備え、そ
の仮付ロールの周面における所定位置には弾性体が突設
されていることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に示す実施例に基づいて説明する。図1は本発明になる
フィルム仮付装置を備えたラミネーターの模式的な全体
概要図であり、図2はフィルム仮付装置とフィルム切断
装置を示す模式的な概要図である。なお、上記した図3
と同一または均等の部材については同一符号を付してあ
る。本発明は、例えばベースフィルムにレジンをコーテ
ィングしたレジン層をカバーフィルムで被覆した3層よ
りなる原反フィルムからカバーフィルムを剥離して所定
長に切断したフィルムを、別途供給される所定長の銅板
などからなる基材表面に被着するラミネーターにおい
て、カバーフィルムが剥離されたフィルムを基材に仮付
けする際、フィルムに一切皺が生じないように、また、
気泡を抱き込まないように、回転する仮付ロールの周面
で、そのフィルムの皺を伸ばして取り除いてから仮付け
するようにしたものである。
【0010】図1において、(11)は原反フィルム
(1)を巻回した紙管を装着する原反フィルム巻出軸で
あり、(13)は原反フィルム巻出軸(11)に接続す
る巻出用ブレーキである。そして、(12)は剥離した
カバーフィルム(2)を巻回する紙管を装着するカバー
フィルム巻取軸であり、(14)はカバーフィルム巻取
軸(12)に接続する巻取用トルクモーターである。し
たがって、例えば3層よりなる原反フィルム(1)から
剥離したカバーフィルム(2)はカバーフィルム巻取軸
(12)に巻き取られ、カバーフィルム(2)が剥離さ
れたフィルム(3)は繰出用モーター(15)で作動す
る繰出ロール(5)で繰り出されるとともに、ダンサー
ロール(6)・ガイドロール(7)を経て、昇降自在な
吸着プレート(10)へ送り出される。
【0011】この吸着プレート(10)はボックス形状
に形成されており、吸着プレート(10)の下方、即ち
吸着プレート(10)よりもフィルム走行方向下流側に
は、仮付ロール(30)が配置されている。この仮付ロ
ール(30)は昇降移動かつ正転・反転自在であり、図
2で示すようにフィルム案内面となる頭部周面が側面視
円弧状に形成されている。また、吸着プレート(10)
のフィルム案内面には吸引器(17)に連通する細孔
(10a)がフィルムの走行方向に対して直交する方向
に多数穿設されており、仮付ロール(30)のフィルム
案内面にも別の吸引器(17)に連通する細孔(30
a)がフィルムの走行方向に対して直交する方向に多数
穿設されている。したがって、フィルム(3)は、吸着
プレート(10)のフィルム案内面と仮付ロール(3
0)のフィルム案内面に吸着される。
【0012】また、仮付ロール(30)の頭部周面にお
ける所定位置には、表面が側面視略円弧状に形成された
弾性体(16)が突設されており、仮付ロール(30)
の胴部側面には、フィルム(3)を切断する回転刃(2
0)に対応するカッター受け(21)となるスリット
(31)が形設されている。なお、当然ながら吸着プレ
ート(10)と仮付ロール(30)および弾性体(1
6)の幅はフィルム(3)の幅方向の長さに見合うだけ
の長さを有している。また、図1で示す(33)はプッ
シュモーター(32)で作動するプッシャーであり、フ
リーロール(34)上を搬送されてきた基材(4)を所
定位置に案内するようになっている。
【0013】(8)はシリンダーなどの昇降装置(1
8)によって昇降自在に構成された上ラミネートロール
であり、(9)は搬送用モーター(19)で作動する下
ラミネートロールである。したがって、フィルム(3)
が仮付けされた基材(4)は、下降してきた上ラミネー
トロール(8)と下ラミネートロール(9)とで挟持さ
れるとともに上ラミネートロール(8)で押圧され、基
材(4)の表面全体にフィルム(3)がラミネートされ
る。また、(28)は上ラミネートロール(8)の近傍
に位置する薄いシート状の吸着トングであり、この吸着
トング(28)はフリーロール(34)上を搬送されて
くる基材(4)に対して鋭角的に面接するように、か
つ、その先端がニップ点(29)近傍に臨むように配設
されている。そして、吸着トング(28)のフィルム案
内面には図示しない吸引器に連通する細孔(28a)が
フィルムの走行方向に対して直交する方向に多数穿設さ
れ、フィルム(3)を吸着するようになっている。
【0014】次に、回転刃(20)を備えたフィルム切
断装置について説明すると、図2において、(24)は
フィルム(3)の走行方向に直交する方向で、かつ水平
に架設された、フィルム(3)の幅より長いレールであ
り、レール(24)に嵌合するガイド(23)がアーム
(22)の一端部に垂設されている。そして、アーム
(22)の他端部に配置したモーター(25)の作動で
回転刃(20)が回転して、フィルム(3)をその幅方
向に切断するようになっている。(26)はローラー
(36)に巻回されて正・逆方向に走行自在な1本の無
端ベルトであり、図示しない駆動源で図面垂直方向、つ
まり表面から裏面方向へ、あるいは裏面から表面方向へ
走行するようになっている。そして、この無端ベルト
(26)にはアーム(22)から垂設された固定具(2
7)が取付手段(27a)により固着している。
【0015】したがって、回転刃(20)は、フィルム
の走行方向に対して直交する方向、即ちフィルム幅方向
に移動自在であり、常時はフィルム(3)の側端部より
やや外側に位置しているが、フィルム(3)を切断する
際には、まず、図示しない制御装置の指示でモーター
(25)が作動して回転刃(20)が回転し、次いで、
それとほぼ同時に駆動源(図示せず)が作動してベルト
(26)が走行し、アーム(22)がレール(24)に
案内されて例えば図面表面から裏面方向へ走行するの
で、フィルム(3)はその走行方向に対して直交する方
向(フィルム幅方向)にスリット(31)上で切断され
る。そして、次に後続するフィルムを切断するときに
は、駆動源(図示せず)が逆方向に作動して今度はアー
ム(22)が図面裏面から表面方向へ走行し、フィルム
(3)が前述と同様にスリット(31)上で切断され
る。
【0016】本発明に係る装置は以上のような構成にな
っているので、次に、その一連の動作について詳細に説
明する。カバーフィルム(2)を剥離したフィルム
(3)は繰出ロール(5)から繰り出されて昇降自在な
ダンサーロール(6)、ガイドロール(7)を経て昇降
自在な吸着プレート(10)および昇降・回動自在な仮
付ロール(30)に吸着される。なお、フィルム(3)
は逐次仮付ロール(30)の胴部側面に形設されたスリ
ット(31)上で切断されるので、後続するフィルム
(3)の先端は常にスリット(31)上に位置して、仮
付ロール(30)に吸着される。
【0017】基材(4)がプッシュモーター(32)で
作動するプッシャー(33)に案内されてフリーロール
(34)上の所定位置に到達すると、まず、制御装置が
作動して仮付ロール(30)がフィルム走行方向、即ち
図示の反時計方向にゆっくりと回転し、吸着プレート
(10)も仮付ロール(30)の回転に同期して所定の
速度で下降する。このとき、フィルム(3)は、吸着プ
レート(10)で吸着され、かつ、ダンサーロール
(6)の作動により上流側から引っ張られた状態となる
ため、常時緊張状態に保たれており、仮付ロール(3
0)が反時計方向にゆっくり回転すると、スリット(3
1)上に位置していたフィルム(3)の先端が仮付ロー
ル(30)の周面上を吸着されながら滑るように摺動し
て後退するので、あたかもアイロンで皺が伸ばされるよ
うに一切の細かい皺が取り除かれる。そして、仮付ロー
ル(30)の頭部周面に突設されている弾性体(16)
上までフィルム(3)の先端が到達したら、仮付ロール
(30)の回転が停止し、その弾性体(16)上にフィ
ルム(3)の先端が位置決めされる。
【0018】また、これと同時に、仮付ロール(30)
および吸着プレート(10)は図の矢印で示す斜め左下
方向へ下降を始め、ダンサーロール(6)も同様に下降
を始める。そして、仮付ロール(30)が更に下降し
て、仮付ロール(30)の周面に吸着されて弾性体(1
6)上に位置しているフィルム(3)の先端が、フリー
ロール(34)上を供給されてきた基材(4)の先端表
面に面接すると、ダンサーロール(6)の下降動作が停
止し、背面にレジンが塗布されているフィルム(3)の
先端が基材(4)の先端表面に押圧されて仮付けされ
る。このように、フィルム(3)は常時緊張状態に保た
れ、回転する仮付ロール(30)の周面上で細かい皺が
取り除かれてから基材(4)の先端表面に押し付けられ
て仮付けされるので、基材(4)に仮付けされたフィル
ム(3)には一切の皺が発生せず、また、気泡などを抱
き込むようなこともない。なお、仮付ロール(30)
は、前述のように反時計方向への回転とほぼ同時に下降
を始めるのが好ましいが、回転が停止してから下降を始
めるようにしてもよい。
【0019】こうして、基材(4)の先端表面にフィル
ム(3)の先端が所定長仮付けされると、仮付ロール
(30)は時計方向に回転しながら後退・上昇して元の
位置に復帰し、吸着プレート(10)も後退しながら上
昇して元の位置に復帰し、同様にダンサーロール(6)
も上昇して元の位置に復帰する。フィルム(3)が仮付
けされた基材(4)はフリーロール(34)に案内さ
れ、かつ、基材(4)に仮付けされたフィルム(3)は
基材(4)に対して鋭角的に面接するように位置する吸
着トング(28)に吸着されながらニップ点(29)近
傍まで案内されるので、フィルム(3)には皺などが一
切発生しない。そして、更に、その基材(4)が所定の
位置に到達すると、制御装置が作動して上ラミネートロ
ール(8)が下降し、フィルム(3)が仮付けされた基
材(4)は上ラミネートロール(8)と下ラミネートロ
ール(9)との間で挟持されるとともに上ラミネートロ
ール(8)で押圧され、これにより、フィルム(3)が
逐次基材(4)表面にラミネートされていく。
【0020】上ラミネートロール(8)と下ラミネート
ロール(9)でラミネートされている基材(4)の先端
がフリーロール(35)上の所定位置に到達すると、制
御装置が作動して、ダンサーロール(6)、吸着プレー
ト(10)、仮付ロール(30)が再度下降するととも
に、走行するフィルム(3)に面接し、そのフィルム
(3)を吸着する。そして、回転刃(20)が作動し
て、仮付ロール(30)のスリット(31)上で基材
(4)の長さに合わせてフィルム(3)をその走行方向
に対して直交する方向(フィルム幅方向)に切断する。
切断が終了すると、回転刃(20)は側方部に移動し、
切断されたフィルム(3)は基材(4)表面に完全にラ
ミネートされる。
【0021】一方、次に続くフィルムを吸着した仮付ロ
ール(30)と吸着プレート(10)は再度上昇して元
の位置に復帰し、同様にダンサーロール(6)も上昇し
て元の位置に復帰して待機する。以上、上記したような
動作を繰り返すことによって、フィルムは連続的に基材
上に仮付けされ、皺や気泡などが発生することなくラミ
ネートされていく。なお、本実施例では3層フィルムに
ついて説明したが、当然ながら3層フィルムに限定する
ものではなく、また、回転刃を備えたフィルム切断装置
についても何ら限定するものではない。そして、基材の
表裏両面にフィルムをラミネートする場合には、基材を
中心にして、その上下に上記した装置を配設すればよい
ものである。
【0022】
【発明の効果】本発明になるフィルムの仮付方法および
その装置によれば、昇降自在な吸着プレートと、その吸
着プレートよりもフィルム走行方向下流側に位置する昇
降・回動自在な仮付ロールとでフィルムを吸着し、その
仮付ロールをフィルム走行方向に回転させてフィルムの
先端を仮付ロールの周面に沿って所定位置まで摺動させ
ながら所定位置に供給されてきた基材まで移動せしめ、
フィルムの先端を基材の先端に押圧して仮付けするよう
になっているため、フィルムに細かい皺が生じていて
も、仮付ロールの周面上でその皺を伸ばして取り除くこ
とができ、フィルムを基材に仮付けする際に、一切の皺
が発生せず、また、気泡を抱き込むことなく、連続的に
仮付けすることができるようになる。したがって、従来
方式に比較して格段に高品質な製品を得ることができ、
生産性も高いので、当業界に及ぼす効果は著しいものが
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるフィルム仮付装置を備えたラミネ
ーターの模式的な全体概要図
【図2】フィルム仮付装置とフィルム切断装置を示す模
式的な概要図
【図3】従来から採用されているラミネーターの模式的
な全体概要図
【符号の説明】
1 原反フィルム 2 カバーフィルム 3 フィルム 4 基材 5 繰出ロール 6 ダンサーロール 7 ガイドロール 8 上ラミネートロール 9 下ラミネートロール 10 吸着プレート 10a 細孔 11 原反フィルム巻出軸 12 カバーフィルム巻取軸 13 巻出用ブレーキ 14 巻取用トルクモーター 15 繰出用モーター 16 弾性体 17 吸引器 18 昇降装置 19 搬送用モーター 20 回転刃 21 カッター受け 22 アーム 23 ガイド 24 レール 25 モーター 26 ベルト 27 固定具 27a 取付手段 28 吸着トング 28a 細孔 29 ニップ点 30 仮付ロール 30a 細孔 31 スリット 32 プッシュモーター 33 プッシャー 34 フリーロール 35 フリーロール 36 ローラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 月生田 憲二 静岡県富士市鮫島2番地の1 旭エンジニ アリング株式会社内 (72)発明者 木口屋 秀成 静岡県富士市鮫島2番地の1 旭エンジニ アリング株式会社内 Fターム(参考) 4F100 AB17A AK01B AT00A BA02 CB00 EC182 EJ192 EK06 GB43 JK06 JL02 4F211 AD03 AD05 AD08 AG03 AH36 AM32 SA07 SC06 SD01 SH19 SJ15 SJ23 SJ29 SP04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムを所定長に切断して基材に被着
    するラミネーターにおいて、昇降自在な吸着プレート
    と、該吸着プレートよりもフィルム走行方向下流側に位
    置する昇降・回動自在な仮付ロールとでフィルムを吸着
    し、該仮付ロールをフィルム走行方向に回転させてフィ
    ルムの先端を仮付ロールの周面に沿って所定位置まで摺
    動させながら所定位置に供給されてきた基材まで移動せ
    しめ、フィルムの先端を基材の先端に押圧して仮付けす
    ることを特徴とするフィルムの仮付方法。
  2. 【請求項2】 フィルムを所定長に切断して基材に被着
    するラミネーターにおいて、所定位置に供給されてくる
    基材の先端にフィルムの先端を仮付けする装置が、フィ
    ルムを吸着する昇降自在な吸着プレートと、該吸着プレ
    ートよりもフィルム走行方向下流側に位置してフィルム
    を吸着する昇降・回動自在な仮付ロールとを備え、該仮
    付ロールの周面における所定位置には弾性体が突設され
    ていることを特徴とするフィルムの仮付装置。
JP10241897A 1998-08-27 1998-08-27 フィルムの仮付方法およびその装置 Withdrawn JP2000071332A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115179541A (zh) * 2022-07-11 2022-10-14 宿州深湾电子科技有限公司 一种触摸屏生产用自动化贴膜装置

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CN115179541A (zh) * 2022-07-11 2022-10-14 宿州深湾电子科技有限公司 一种触摸屏生产用自动化贴膜装置
CN115179541B (zh) * 2022-07-11 2024-02-02 宿州深湾电子科技有限公司 一种触摸屏生产用自动化贴膜装置

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