JP2000069240A - 画像読取り装置 - Google Patents

画像読取り装置

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JP2000069240A
JP2000069240A JP10233774A JP23377498A JP2000069240A JP 2000069240 A JP2000069240 A JP 2000069240A JP 10233774 A JP10233774 A JP 10233774A JP 23377498 A JP23377498 A JP 23377498A JP 2000069240 A JP2000069240 A JP 2000069240A
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scanning
optical filter
reflected light
preliminary
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JP10233774A
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English (en)
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Hiroshi Murakami
比呂志 村上
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】予備スキャン方式の画像読取り装置における原
稿サイズの検出精度を上げ、新聞紙などのように下地が
白でない原稿に対しても原稿サイズが正確に検出できる
ようにすること。 【解決手段】白色以外の反射面の原稿カバーと、読取り
領域を副走査方向に予備スキャンし反射光を得る走査手
段と、原稿カバーの反射面からの反射光を減衰させ反射
光の光路上の位置と光路外の位置とに切替えて配置可能
な光学フィルタと、フィルタの位置を切替えるフィルタ
切替え駆動手段と、光電変換手段と、光学フィルタを光
路上の位置に配置した状態で走査手段が予備スキャンを
行う第1の予備スキャン動作、及び光学フィルタを光路
外の位置に配置した状態で走査手段が予備スキャンを行
う第2の予備スキャン動作が行えるようにフィルタ切替
え駆動手段と走査手段とを制御する制御手段と、第1の
予備スキャン動作によって得られる第1の画像情報及び
/又は第2の予備スキャン動作によって得られる第2の
画像情報に基づき原稿の領域を検出する原稿領域検出手
段と、を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スキャン部が原稿
のサイズを検出するための予備動作を行う画像読取り装
置に関する。より詳しくは、原稿の下地(地肌)が通常
よく使われる白であっても、また例えば新聞紙のように
灰色であっても、原稿のサイズを正確に検出することの
できる画像読取り装置に関し、例えば複写機又はファク
シミリなどの画像読取り部として利用される。
【0002】
【従来の技術】従来の画像読取り装置において、読み取
る原稿の原稿サイズを自動的に検出する方式には2つの
方式がある。1つは、読取り光学ユニット内に複数の反
射型センサを設け、原稿台の複数の点において原稿の有
無を検出して原稿サイズを判定する固定センサ方式であ
る。
【0003】他の1つは、原稿と原稿以外とを区別する
ための光学フィルタを読取り光路内に設けた状態で、原
稿の画像を読み取るためのスキャン部を用いて原稿を予
備スキャンし、予備スキャンにより得られた画像データ
から原稿サイズを検出する予備スキャン方式である。
【0004】この予備スキャン方式では、光学フィルタ
として、原稿カバーの反射面からの反射光を減衰させる
分光透過率特性を有するものが用いられる。原稿カバー
の反射面は例えば黄色に着色されている。原稿の下地が
白である場合に、原稿台の上に載せられた原稿を原稿カ
バーで覆い且つ光学フィルタを読取り光路内に設けた状
態で読取りを行うと、原稿カバーからの反射光は、光学
フィルタによって減衰され、黒データとして読み込まれ
る。一方、原稿の下地からの反射光は、光学フィルタに
よっては減衰されず、白データとして読み込まれる。こ
れらの黒データの濃度値と白データの濃度値との差から
白データの連続性の情報を得ることによって原稿の存否
が判断され、原稿のサイズが検出される。
【0005】前者の固定センサ方式では、多数のセンサ
が必要であるためコスト高となる問題があるのに対し、
後者の予備スキャン方式では、原稿の画像を読み取るた
めのセンサ、例えばラインセンサが、原稿のサイズを検
出するためのセンサとしても使用されるため、別途セン
サを設ける必要がなく、それだけ低コストである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した予備
スキャン方式の画像読取り装置において、下地が灰色の
原稿、例えば新聞紙などを原稿として読み取った場合に
は、光学フィルタを通して得られる新聞紙の下地の反射
光は灰色データとして読み込まれる。この灰色データ
と、光学フィルタによって減衰された原稿カバーの反射
光からの黒データとは、各データの濃度値に大きな差が
ない。このため、原稿の存否が正確に判断されにくく、
原稿のサイズが正確に検出されない場合がある。
【0007】そのような場合には、読み取った原稿のサ
イズとは異なったサイズの用紙に印刷されてしまうこと
となり、用紙が無駄になる。また、用紙サイズの検出が
不能であった場合には、改めて手動モードに切り換えて
用紙のサイズを設定する必要があり、手間がかかり時間
が無駄になる。
【0008】本発明は、上述の問題に鑑みてなされたも
ので、予備スキャン方式の画像読取り装置における原稿
サイズの検出精度を上げ、例えば新聞紙などのように下
地が白でない原稿に対しても原稿サイズが正確に検出さ
れる画像読取り装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る画像読取
り装置は、白色以外の反射面を有し原稿台上に載置され
た原稿を覆うための原稿カバーと、前記原稿を含む読取
り領域を副走査方向に光学的に予備スキャンして反射光
を得る走査手段と、前記原稿カバーの反射面からの反射
光を減衰させる分光透過率特性を有し、前記読取り領域
から得られた反射光の光路上の位置と当該反射光の光路
外の位置とに切替えて配置することが可能に設けられた
光学フィルタと、前記光学フィルタが前記光路上の位置
と前記光路外の位置とに切替えて配置されるように当該
光学フィルタを駆動するフィルタ切替え駆動手段と、前
記反射光を前記副走査方向と直角な主走査方向に沿って
読み取って電気的な画像情報に変換する光電変換手段
と、前記光学フィルタを前記反射光の光路上の位置に配
置した状態で前記走査手段が予備スキャンを行う第1の
予備スキャン動作と、前記光学フィルタを前記反射光の
光路外の位置に配置した状態で前記走査手段が予備スキ
ャンを行う第2の予備スキャン動作とが行えるように前
記走査手段及び前記切替え駆動手段を制御する制御手段
と、前記第1の予備スキャン動作によって前記光電変換
手段から得られる第1の画像情報及び/又は前記第2の
予備スキャン動作によって前記光電変換手段から得られ
る第2の画像情報に基づいて前記原稿の領域を検出する
原稿領域検出手段と、を有して構成される。
【0010】請求項2に係る画像読取り装置では、前記
制御手段は、前記原稿の種類に応じて動作モードの設定
を行うモード設定手段を有し、前記モード設定手段によ
って動作モードが設定されたときには、設定された動作
モードに応じて選択される前記第1の予備スキャン動作
又は前記第2の予備スキャン動作のいづれか一方のみを
行うように制御し、しかも前記原稿領域検出手段は、前
記第1の画像情報又は前記第2の画像情報のいずれか一
方のみに基づいて前記原稿の領域を検出する。
【0011】請求項3に係る画像読取り装置では、前記
走査手段の副走査における往方向への移動時に前記第1
の予備スキャン動作又は前記第2の予備スキャン動作の
いづれか一方を行い、前記走査手段の副走査における復
方向への移動時にいずれか他方を行う。
【0012】請求項4に係る画像読取り装置では、前記
第1の画像情報に基づいて前記原稿の領域を検出できな
かった場合にのみ、前記第2の予備スキャン動作を行
い、且つ前記第2の画像情報に基づいて前記原稿の領域
を検出し、前記原稿の領域を検出する。
【0013】請求項5に係る画像読取り装置では、前記
予備スキャン動作の実行に先立って、前記読取り領域の
所定の位置で主走査方向の画像情報を読み取り、読み取
った主走査方向の画像情報に応じて選択される前記第1
の予備スキャン動作又は前記第2の予備スキャン動作の
いずれか一方の予備スキャン動作を行い、当該予備スキ
ャン動作から得られる画像情報に基づいて前記原稿の原
稿領域を検出する。
【0014】
【発明の実施の形態】〔第1の実施形態〕図1は本発明
に係る画像読取り装置3を用いたデジタル複写機1の全
体の構成を示すブロック図、図2はデジタル複写機1の
原稿カバー113を開いた状態の平面図である。
【0015】図1において、デジタル複写機1は、原稿
PRの画像をスキャンすることによって読み取る読取り
部100、読取り部100から出力される画像信号S2
0を処理して画像データS25を生成する画像信号処理
部200、画像信号処理部200から出力される画像デ
ータS25を記憶し印字するメモリ/プリンタ部30
0、デジタル複写機1の動作モードなどを設定する操作
パネル400、操作パネル400により設定された動作
モードに基づいてデジタル複写機1の全体の制御を行う
全体制御部500、全体制御部500から指定された動
作モード又はシーケンスに応じて、読取り部100及び
画像信号処理部200を制御する読取り制御部600、
及び、全体制御部500の指示に応じてメモリ/プリン
タ部300を制御するメモリ/プリンタ制御部700な
どから構成されている。
【0016】読取り部100は、原稿PRの画像を読み
取ってデジタルの画像信号S20を生成するものであ
り、第1スライダ101、第2スライダ104、結像レ
ンズ105、本発明の光電変換手段としてのラインセン
サ106、アナログ信号処理部107、光学フィルタ1
08、ホームセンサ110、基準濃度板111、原稿P
Rを載置するためのプラテンガラス112、原稿カバー
113、及びスキャナモータMTなどから構成される。
【0017】第1スライダ101には露光ランプ102
及び第1ミラー103aが設けられ、第2スライダ10
4には第2ミラー103b及び第3ミラー103cが設
けられている。第1スライダ101及び第2スライダ1
04は、露光ランプ102が点灯した状態でスキャナモ
ータMTによって矢印M1又はM2の方向に移動し、プ
ラテンガラス112上に載置された原稿PRを副走査方
向にスキャンする。スキャン時において、原稿PRは露
光ランプ102により照射され、その画像濃度に応じた
強さの反射光が、第1ミラー103a,第2ミラー10
3b,第3ミラー103c、及び結像レンズ105を介
してラインセンサ106に入射する。なお、シェーディ
ング動作時においては、基準濃度板111からの反射光
がラインセンサ106に受光される。
【0018】ラインセンサ106は、主走査方向(図1
の紙面に垂直な方向又は図2の矢印M3の方向)に多数
の光電変換素子であるCCDを配したものであり、反射
光を1ライン毎に順次電気信号S19に変換し、アナロ
グ信号処理部107に出力する。
【0019】アナログ信号処理部107は、電気信号S
19をデジタルの画像信号S20に変換し、画像信号処
理部200に出力する。ホームセンサ110は、第1ス
ライダ101がホーム位置110Pにあることを検出
し、ホーム位置信号S5を出力する。第1スライダ10
1の現在位置は、このホーム位置信号S5とスキャナモ
ータMTを駆動するパルス数とに基づいて、読取り制御
部600において管理されている。
【0020】基準濃度板111は、原稿PRの画像を読
み取る本スキャンの前の予備スキャンにおいて読み取ら
れ、これによって得られたシェーディングデータSDが
画像信号処理部200のメモリに記憶される。画像信号
処理部200では、本スキャンにより得られる画像信号
S20がメモリ内のシェーディングデータSDで補正さ
れ、読取りムラのない均一な画像データS25が生成さ
れる。画像データS25は、メモリ/プリンタ部300
に送られて印字される。
【0021】原稿カバー113は、プラテンガラス11
2上に載置された原稿PRの上面を覆うものであるが、
原稿カバー113と下地が白の原稿PRとを光学的に識
別するために、その反射面は黄色に着色されている。
【0022】光学フィルタ108は、原稿カバー113
の反射光の補色光だけを透過する原稿サイズ検出用のシ
アンフィルタである。光学フィルタ108は、イメージ
センサ106に入射する反射光の光路LR内の位置と光
路LR外の位置とに切り換えて配置することができる。
【0023】なお、光学フィルタ108を光路LR内に
配置することを「オン」と記載し、光路LR外に配置す
ることを「オフ」と記載することがある。「オン」と
「オフ」の切り換えは、ソレノイド又はモータなどによ
って構成されるフィルタ駆動部109によって行われ
る。
【0024】原稿PRの下地が通常よく使われる白であ
る場合には、そのサイズを検出する際に、光学フィルタ
108を「オン」にして、本スキャン前に原稿サイズ検
出のための予備スキャンを行う。また、原稿PRの下地
が例えば新聞紙のように灰色である場合には、そのサイ
ズを検出する際に、光学フィルタ108を「オフ」にし
て、本スキャン前に原稿サイズ検出のための予備スキャ
ンを行う。光学フィルタ108を「オン」又は「オフ」
することによって原稿サイズが正確に検出される理由に
ついては後述する。
【0025】原稿両エッジ検出部201は、図2におけ
る主走査方向に沿った各ラインLL1,2,3…につい
て、原稿PRの有無を最初に検出したときの原稿検出位
置情報であるエッジアドレスFE1,2,3…と、最後
に検出した原稿検出位置情報であるエッジアドレスRE
1,2,3…とを記憶する。このような処理は、副走査
方向についてn本の読取ラインLL1,2,3…,nに
ついて行われ、n本分の読取ラインのエッジアドレスF
E1〜FEn及びエッジアドレスRE1〜REnが、原
稿両エッジデータS9として記憶される。
【0026】読取り制御部600は、第1スライダ10
1が副走査方向に予備スキャンを行っている間、原稿両
エッジ検出部201の原稿両エッジデータS9を定期的
に読み出し、その連続性を評価することで原稿PRの外
形つまり原稿サイズを検出する。
【0027】デジタル複写機1は、原稿PRのサイズを
自動的に検出して原稿PRのサイズに応じた用紙を選択
する自動用紙選択機能、及び選択された用紙に適した倍
率で原稿PRを復写する自動倍率選択機能を有してい
る。
【0028】さて、光学フィルタ108を「オン」又は
「オフ」することによって、下地が白又は灰色の原稿P
Rの原稿サイズを正確に検出することができる。次に、
その理由について図3乃至図5を参照して説明する。
【0029】図3は原稿カバー113の分光反射率及び
光学フィルタ108の分光透過率を示す図、図4は光学
フィルタ108がオフの場合において、ラインセンサ1
06に入射する原稿カバー113又は原稿PRの反射光
の露光ランプ102による照射光に対する割合を示す
図、図5は光学フィルタ108がオンの場合において、
ラインセンサ106に入射する原稿カバー113又は原
稿PRの反射光の露光ランプ102による照射光に対す
る割合を示す図である。
【0030】なお、図4(A)は原稿カバー113の反
射光について、図4(B)は下地が白の原稿PRの反射
光について、図4(C)は下地が灰色の原稿PRの反射
光について、それぞれ示している。また、図5(A)は
原稿カバー113の反射光について、図5(B)は下地
が白の原稿PRの反射光について、図5(C)は下地が
灰色の原稿PRの反射光について、それぞれ示してい
る。 〔下地が白の原稿の原稿サイズの検出〕図3において、
曲線K1は原稿カバー113の分光反射率を示し、曲線
K2は光学フィルタ108の分光透過率を示す。横軸は
可視光領域の光の波長を示す。
【0031】曲線K1に示されるように、原稿カバー1
13の分光反射率は、波長が530〜700nm付近、
つまり黄色の波長領域に対しては、平均で80%以上で
あるが、波長が400〜490nm付近では、平均で2
6%以下である。
【0032】一方、曲線K2に示されるように、光学フ
ィルタ108の分光透過率は、波長が400〜460n
m付近では、平均で87%以上であるが、波長が530
〜700nm付近では、平均で5%以下である。
【0033】したがって、原稿カバー113を露光ラン
プ102により照射したときの反射光を光学フィルタ1
08を通した場合には、この反射光のほとんどは光学フ
ィルタ108で遮断されることになる〔図5(A)参
照〕。
【0034】図4及び図5において、各曲線(又は直
線)、縦軸、横軸、及び破線の4つの線で囲まれた領域
の面積は、ラインセンサ106に入射する反射光の濃度
と考えることができる。
【0035】図4(A)における反射光の濃度と図4
(B)における反射光の濃度との差を、図5(A)にお
ける反射光の濃度と図5(B)における反射光の濃度と
の差と比較すると、後者の方が前者よりも大きい。
【0036】つまり、光学フィルタ108がオンの場合
においては、ラインセンサ106に入射する原稿カバー
113の反射光と、ラインセンサ106に入射する下地
が白の原稿PRの反射光との濃度差は、光学フィルタ1
08がオフの場合に比べて大きくなる。
【0037】したがって、プラテンガラス112上に下
地が白の原稿PRを載置し且つ原稿カバー113を閉じ
た状態において、光学フィルタ108がオンの場合に予
備スキャンが行われると、原稿PRの下地(白)の反射
光は、イメージセンサ106に到達するが、原稿カバー
113の反射光のほとんどは光学フィルタ108により
遮断されてイメージセンサ106に到達しない。この場
合には、丁度原稿カバー113を開いて反射光のない状
態で原稿PRを読み取ったときと同じ状態となる。つま
り、原稿PRが存在していない部分では黒色に近い画像
を読み取ることになる。
【0038】原稿PRの下地が白である場合において
は、原稿カバー113が閉じていても又は開いていて
も、画像信号S20によって原稿PRの存在している部
分と原稿PRの存在していない部分との識別が可能とな
り、原稿領域を検出することができる。 〔下地が灰色の原稿の原稿サイズの検出〕図4(A)に
おける反射光の濃度と図4(C)における反射光の濃度
との差を、図5(A)における反射光の濃度と図5
(C)における反射光の濃度との差と比較すると、前者
の方が後者よりも大きい。
【0039】つまり、プラテンガラス112上に下地が
灰色の原稿PRを載置し且つ原稿カバー113を閉じた
状態において、光学フィルタ108がオフの場合に予備
スキャンが行われると、ラインセンサ106に入射する
原稿カバー113の反射光と、ラインセンサ106に入
射する下地が灰色の原稿PRの反射光との濃度差は、光
学フィルタ108がオンの場合に比べて大きくなる。下
地が灰色の原稿PRについては、光学フィルタ108を
オフすることによって、上述した大きな濃度差が得ら
れ、これに基づいて原稿領域を検出することができる。
【0040】次に、画像読取り装置3の読取り処理につ
いて説明する。図6は第1の実施形態の画像読取り装置
3の読取り処理を示すフローチャートである。
【0041】図6において、1回目の予備スキャンを開
始し(#1)、光学フィルタ108をオンし(#2)、
原稿サイズの検出を行う(#3)。1回目の予備スキャ
ンが終了したか否かを判断し(#4)、終了した場合に
は(#4でイエス)、原稿サイズの検出が可能であった
か否かを判断し(#5)、可能であった場合には(#5
でイエス)、検出された原稿サイズに基づいて本スキャ
ンを行う(#6)。
【0042】ステップ#5で原稿サイズの検出が不可能
であった場合には、スキャナモータMTを逆転させ、第
1スライダ101をホーム位置110Pに戻し(#
7)、光学フィルタ108をオフし(#8)、2回目の
予備スキャンを開始し(#9)、再度、原稿サイズの検
出を行う(#10)。そして、検出した原稿サイズに基
づいて本スキャンを行う(#6)。 〔第2の実施形態〕次に、本発明に係る第2の実施形態
の画像読取り装置3Aの処理及び動作について、図1、
図7乃至図11などを参照して説明する。なお、第2の
実施形態において、デジタル複写機及び画像読取り装置
3Aの構成は、第1の実施形態に示したデジタル複写機
1及び画像読取り装置3と同様であるので、図示及びそ
の説明を省略し又は簡略化する。
【0043】図7は本発明に係る第2の実施形態の画像
読取り装置3Aの読取り処理を示すフローチャートであ
る。図7において、1回目の予備スキャンを開始し(#
21)、光学フィルタ108をオンし(#22)、原稿
サイズの検出を行う(#23)。1回目の予備スキャン
が終了したか否かを判断し(#24)、終了した場合に
は(#24でイエス)、原稿サイズの検出が可能であっ
たか否かを判断し(#25)、可能であったた場合には
(#25でイエス)、検出された原稿サイズに基づいて
本スキャンを行う(#26)。#5で原稿サイズの検出
が不可能であった場合には、光学フィルタ108をオフ
し(#27)、スキャナモータMTを逆転させ、第1ス
ライダ101をホーム位置110Pに向けて移動させ
(#28)、2回目の予備スキャンを開始し(#2
9)、原稿サイズの検出を行う(#30)。そして、検
出された原稿サイズに基づいて本スキャンを行う(#2
6)。
【0044】図8は本発明に係る第2の実施形態の画像
読取り装置3Aにおいて、原稿PRの下地が白の場合の
予備スキャン動作及び本スキャン動作を示す図、図9は
原稿PRの下地が白の場合の予備スキャン動作及び本ス
キャン動作のタイミングチャート、図10は原稿PRの
下地が灰色である場合の予備スキャン動作を示す図、図
11は原稿PRの下地が灰色である場合の予備スキャン
動作のタイミングチャートである。
【0045】なお、これらの図において記された「〔a
−1〕」「〔b−1〕」などは、読取りシーケンスの各
ステップを示す。 〔原稿PRの下地が白の場合〕まず、原稿PRの下地が
白の場合の予備スキャン動作及び本スキャン動作につい
て、図1、図8、及び図9などにしたがって説明する。
【0046】〔a−0〕ランプON 操作パネル400において、自動用紙選択機能が設定さ
れ、複写開始を指示するプリントスイッチが押される
と、全体制御部500は、読取り制御部600に対し
て、予備スキャンコマンドS1を送信する。読取り制御
部600は、予備スキャンコマンドS1を受信すると、
露光ランプ102を点灯させるためのランプ点灯信号S
2をオンし、立ち上がり時間T0の経過を待つ。この時
点ではフィルタ制御信号S8はまだオフのままである。
【0047】〔a−1〕シェーディング動作 第1スライダ101が所定の予備スキャン速度で往方向
(図1の矢印M1の方向)に移動するように、読取り制
御部600は、スキャナモータMTに正回転信号S3F
及び駆動パルス信号S4を出力する。スキャナモータM
Tが駆動されると、第1スライダ101はホーム位置1
10Pを離れる。ホームセンサ110は、第1スライダ
101がホーム位置110Pを離れたことを示すホーム
位置信号S5を読取り制御部600へ出力する。
【0048】読取り制御部600では、ホーム位置信号
S5が入力されたときからの駆動パルス信号S4のカウ
ントを行う。また、第1スライダ101が基準濃度板1
11をスキャンしている間において、ラインセンサ10
6から得られる読み取り信号を有効なシェーディング信
号S9とし、それに基づくシェーディングデータSDを
画像信号処理部200内のメモリに記憶する。
【0049】〔a−2〕光学フィルタON シェーディングデータSDの記憶を行った後、即時にフ
ィルタ制御信号S8がオンする。フィルタ制御信号S8
のオンによって、フィルタ駆動部109による光学フィ
ルタ108の光路LR内への配置のための移動が開始さ
れる。光学フィルタ108の配置は、フィルタ配置開始
位置P0よりそれを開始してから時間T1経過後に完了
する。
【0050】〔a−3〕1回目の予備スキャン(後端位
置検出) 第1スライダ101がフィルタ配置完了位置P1に達し
た後、つまり、光学フィルタ108がオンの状態となっ
た後、読取り制御部600は、原稿両エッジ検出部20
1に記憶された原稿両エッジデータS9の読み出しを開
始する。プラテンガラス112上に原稿PRが存在する
場合には、原稿PRの先端部F1のエッジアドレスFE
と、それに対応する後端部R1のエッジアドレスREと
は、原稿PRの主走査方向についての幅分だけ互いに異
なる。原稿PRが存在しない場合には、原稿検出位置情
報であるエッジアドレスFE,REは無い。各エッジア
ドレスFE,REの状態の副走査方向に沿った連続性を
評価して、原稿PRの有無が判断される。
【0051】原稿PRの下地は白であるため、その反射
光は、光学フィルタ108を通ってイメージセンサ10
6に入射するが〔図5(B)参照〕、原稿カバー113
の反射光は光学フィルタ108により遮断されるためイ
メージセンサ106にほとんど入射しない〔図5(A)
参照〕。
【0052】第1スライダ101が原稿PRの後端位置
P2を通過した以降において、上述した各エッジアドレ
スFE,REは得られない。図8においては、フィルタ
配置完了位置P1から原稿PRの後端位置P2までの間
を「原稿有り」と判断する。その後、「原稿無し」との
判断が所定距離Lだけ連続した場合に、原稿PRの後端
位置P2を検出したと判断し、予備スキャンを終了させ
るためにスキャナモータMTの停止制御を行う。
【0053】〔a−4〕光学フィルタOFF フィルタ制御信号S8をオフとし、光学フィルタ108
が光路LR内から光路LR外に退避するまでの時間T2
が経過するのを待つ。同時に、読取り制御部600は、
原稿両エッジデータS9に基づいて、原稿PRのサイズ
を判断し、その結果を全体制御部500へ送る。
【0054】〔a−5〕読取り走査開始 全体制御部500は、対応する用紙を判別し、メモリ/
プリンタ制御部300にその情報を送り、複写シーケン
スを開始させる。また、読取り制御部600に対して
は、読取り原稿サイズの情報を設定し、画像読取りコマ
ンドを送る。
【0055】画像読取りコマンドを受信した読取り制御
部600は、第1スライダ101が原稿PRの後端位置
P2に達するまでに時間T2が経過するようなタイミン
グで、スキャナモータMTに逆回転信号S3R及び駆動
パルス信号S4を出力し、第1スライダ101の復方向
への移動を開始する。これによって、設定された倍率で
の本スキャンが開始される。
【0056】〔a−6〕読取り走査 本スキャンは、原稿PRの後端位置P2から原稿載置基
準位置P0まで行われる。原稿PRの画像を読み取って
得た画像データは、画像信号処理部200を介してメモ
リ/プリンタ部300へ送られ、印刷される。 〔原稿PRの下地が灰色である場合〕次に、原稿PRの
下地が灰色である場合の予備スキャン動作について、図
1、図10、及び図11などにしたがって説明する。
【0057】〔b−0〕〜〔b−2〕については、原稿
PRの下地が白である場合の〔a−0〕〜〔a−2〕と
同様である。 〔b−3〕1回目の予備スキャン(後端位置未検出) 図10において、上述した〔a−3〕の場合と同様に、
第1スライダ101がフィルタ配置完了位置P1に達し
た後、つまり、光学フィルタ108がオンした後、読取
り制御部600は、原稿両エッジ検出部201に記憶さ
れた原稿両エッジデータS9の読み出しを開始する。プ
ラテンガラス112上に原稿PRが存在する場合には、
原稿PRの先端部F1のエッジアドレスFEと、それに
対応する後端部R1のエッジアドレスREとは、原稿P
Rの主走査方向についての幅分だけ互いに異なる。原稿
PRが存在しない場合には、原稿検出位置情報であるエ
ッジアドレスFE,REは無い。各エッジアドレスF
E,REの状態の副走査方向に沿った連続性を評価し
て、原稿PRの有無が判断される。
【0058】原稿PRの下地は灰色であるため、その反
射光は、光学フィルタ108により遮断され、イメージ
センサ106にはわずかしか入射しない〔図5(C)参
照〕。また、原稿カバー113の反射光は光学フィルタ
108により遮断されるためイメージセンサ106にほ
とんど入射しない〔図5(A)参照〕。このため、原稿
PRは無いものと判断されてしまった場合には、原稿P
Rの各エッジアドレスFE,REは得られない。このよ
うに、1回目の予備スキャン時には、原稿PRが検出し
にくく、その場合に、第1スライダ101は、フィルタ
配置完了位置P1からプラテンガラス112の後端位置
P4まで、原稿PRを検出しない状態で移動する。
【0059】〔b−4〕2回目の予備スキャン(後端位
置検出) 1回目の予備スキャンで原稿PRの原稿サイズが検出さ
れなかった場合には、読取り制御部600は、光学フィ
ルタ108を光路LR内から光路LR外に退避させる。
光学フィルタ108が退避するまでの時間T2が経過す
ると、スキャナモータMTには逆回転信号S3R及び駆
動パルス信号S4が出力され、2回目の予備スキャンが
開始される。2回目の予備スキャンの方向は1回目の予
備スキャンとは逆の方向であり、プラテンガラス112
の後端位置P4から原稿載置基準位置P0に向かう方向
である。
【0060】光学フィルタ108がオフの場合に予備ス
キャンが行われると、ラインセンサ106に入射する原
稿カバー113の反射光と、ラインセンサ106に入射
する下地が灰色の原稿PRの反射光との濃度差は、光学
フィルタ108がオンの場合に比べて大きくなる。
【0061】第1スライダ101が原稿PRの後端位置
P2を通過した以降には、上述した各エッジアドレスF
E,REが得られる。図10においては、プラテンガラ
ス112の後端位置P4から原稿PRの後端位置P2ま
での間を「原稿無し」と判断する。その後、図10の原
稿PRの後端位置P2の右側を「原稿有り」と判断し、
原稿のサイズを検出する。この後、本スキャンが開始さ
れ、種々の処理が行われ印刷が行われる。
【0062】第2の実施形態によると、光学フィルタ1
08がオンの状態で第1スライダ101を往方向に移動
させることで1回目の予備スキャンを行い、1回目の予
備スキャンで原稿のサイズが検出されなかった場合にの
み、光学フィルタ108がオフの状態で第1スライダ1
01を復方向に移動させることで2回目の予備スキャン
を行う。したがって、往方向に2回の予備スキャンを行
う第1の実施形態の場合と比較して検出時間が短縮でき
る。 〔第3の実施形態〕第3の実施形態においても、第1の
実施形態に示したデジタル複写機1と同様の構成のデジ
タル複写機が適用される。なお、第3の実施形態におい
ては、原稿PRの下地の種類などを操作パネル400か
ら設定することができる。予備スキャンは、この設定情
報に基づいて行われる。
【0063】図12は本発明に係る第3の実施形態の画
像読取り装置3Bの読取り処理を示すフローチャートで
ある。なお、画像読取り装置3Bの構成については、図
1に示す画像読取り装置3と同様であるので、図示及び
説明を省略する。
【0064】図12において、操作パネル400から原
稿PRの種類の設定を行う(#41)。原稿PRの種類
に応じて下地が決定される。予備スキャンを開始し(#
42)、設定された原稿PRの下地を判断する(#4
3)。下地が白である場合には(#43でイエス)、光
学フィルタ108をオンし(#44)、原稿サイズの検
出を行う(#26)。設定された原稿PRの下地が例え
ば新聞紙などのように灰色の下地である場合には(#4
3でノー)、光学フィルタ108をオフし(#45)、
原稿サイズの検出を行う(#46)。そして、検出した
原稿サイズに基づいて本スキャンを行う(#47)。
【0065】第3の実施形態によると、予め原稿の下地
の情報が入力されているため、この入力された情報に基
づいた原稿についてのみの原稿サイズの検出を行えばよ
いので、検出時間が短縮できる。
【0066】上述の第1の実施形態及び第2の実施形態
において、1回目の予備スキャン時に光学フィルタ10
8がオンし、2回目の予備スキャン時に光学フィルタ1
08がオフするが、1回目の予備スキャン時に光学フィ
ルタ108をオフし、2回目の予備スキャン時に光学フ
ィルタ108をオンするようにしてもよい。
【0067】上述の第3の実施形態においては、原稿P
Rの下地の色の設定を操作パネル400にて手動で行う
が、読取り領域の所定の位置で主走査方向の画像情報を
読み取り、読み取った主走査方向の画像情報に応じて自
動的に下地の色が設定されるようにしてもよい。
【0068】上述の実施形態において、画像読取り装置
3,3A,3B、デジタル複写機1の各部又は全体の構
成、形状、配置、処理内容、処理タイミングなどは、本
発明の主旨に沿って適宜変更することができる。
【0069】
【発明の効果】請求項1乃至請求項5の発明によると、
予備スキャン方式の画像読取り装置における原稿サイズ
の検出精度が上がり、例えば新聞紙などのように下地が
白でない原稿に対しても原稿サイズの正確な検出が行え
る。
【0070】請求項2の発明によると、予め原稿の下地
の情報が入力されているため、この入力された情報に基
づいた原稿についてのみの原稿サイズの検出を行えばよ
いので、検出時間が短縮できる。
【0071】請求項4の発明によると、第1のスキャン
動作から得られた第1の画像情報によっては原稿の領域
を検出できなかった場合にのみ、第2の予備スキャン動
作を行うので、検出時間が短縮できる。
【0072】請求項5の発明によると、予備スキャン動
作の実行に先立って、原稿の下地の情報が判断され、こ
の情報に基づいた原稿のみのサイズの検出を行えばよい
ので、操作が容易であるとともに検出時間が短縮でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像読取り装置を用いたデジタル
複写機の全体の構成を示すブロック図である。
【図2】デジタル複写機の原稿カバーを開いた状態の平
面図である。
【図3】原稿カバーの分光反射率及び光学フィルタの分
光透過率を示す図である。
【図4】光学フィルタがオフの場合における反射光の割
合を示す図である。
【図5】光学フィルタがオンの場合における反射光の割
合を示す図である。
【図6】第1の実施形態の読取り処理を示すフローチャ
ートである。
【図7】第2の実施形態の読取り処理を示すフローチャ
ートである。
【図8】第2の実施形態における原稿の下地が白の場合
のスキャン動作を示す図である。
【図9】第2の実施形態における原稿の下地が白の場合
のスキャン動作のタイミングチャートである。
【図10】第2の実施形態における原稿の下地が灰色の
場合の予備スキャン動作を示す図である。
【図11】第2の実施形態における原稿の下地が灰色の
場合の予備スキャン動作のタイミングチャートである。
【図12】第3の実施形態の読取り処理を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
3 画像読取り装置 101 第1スライダ(操作手段) 106 ラインセンサ(光電変換手段) 108 光学フィルタ 109 フィルタ駆動部(フィルタ切替え駆動手段) 112 プラテンガラス(原稿台) 113 原稿カバー 201 原稿両エッジ検出部(原稿領域検出手段) 600 読取り制御部(制御手段、モード設定手段) PR 原稿 LR 光路
フロントページの続き Fターム(参考) 5B047 AA01 AB01 BA02 BB02 BC05 BC07 BC09 CA14 CB05 CB09 CB23 DA04 DC01 5C072 AA01 BA04 BA08 DA02 DA04 DA09 DA12 DA21 DA23 EA05 FB12 LA02 LA07 RA01 RA06 RA16 UA02 WA04 XA01 5C077 LL18 MM03 MM20 MP04 NN19 PP04 PP06 PP25 PP43 PP44 PP58 PQ08 RR16 SS01 SS04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】白色以外の反射面を有し原稿台上に載置さ
    れた原稿を覆うための原稿カバーと、 前記原稿を含む読取り領域を副走査方向に光学的に予備
    スキャンして反射光を得る走査手段と、 前記原稿カバーの反射面からの反射光を減衰させる分光
    透過率特性を有し、前記読取り領域から得られた反射光
    の光路上の位置と当該反射光の光路外の位置とに切替え
    て配置することが可能に設けられた光学フィルタと、 前記光学フィルタが前記光路上の位置と前記光路外の位
    置とに切替えて配置されるように当該光学フィルタを駆
    動するフィルタ切替え駆動手段と、 前記反射光を前記副走査方向と直角な主走査方向に沿っ
    て読み取って電気的な画像情報に変換する光電変換手段
    と、 前記光学フィルタを前記反射光の光路上の位置に配置し
    た状態で前記走査手段が予備スキャンを行う第1の予備
    スキャン動作と、前記光学フィルタを前記反射光の光路
    外の位置に配置した状態で前記走査手段が予備スキャン
    を行う第2の予備スキャン動作とが行えるように前記走
    査手段及び前記切替え駆動手段を制御する制御手段と、 前記第1の予備スキャン動作によって前記光電変換手段
    から得られる第1の画像情報及び/又は前記第2の予備
    スキャン動作によって前記光電変換手段から得られる第
    2の画像情報に基づいて前記原稿の領域を検出する原稿
    領域検出手段と、 を有することを特徴とする画像読取り装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、前記原稿の種類に応じて
    動作モードの設定を行うモード設定手段を有し、前記モ
    ード設定手段によって動作モードが設定されたときに
    は、設定された動作モードに応じて選択される前記第1
    の予備スキャン動作又は前記第2の予備スキャン動作の
    いづれか一方のみを行うように制御し、しかも前記原稿
    領域検出手段は、前記第1の画像情報又は前記第2の画
    像情報のいずれか一方のみに基づいて前記原稿の領域を
    検出する、 請求項1記載の画像読取り装置。
  3. 【請求項3】前記走査手段の副走査における往方向への
    移動時に前記第1の予備スキャン動作又は前記第2の予
    備スキャン動作のいづれか一方を行い、前記走査手段の
    副走査における復方向への移動時にいずれか他方を行
    う、 請求項1記載の画像読取り装置。
  4. 【請求項4】前記第1の画像情報に基づいて前記原稿の
    領域を検出できなかった場合にのみ、前記第2の予備ス
    キャン動作を行い、且つ前記第2の画像情報に基づいて
    前記原稿の領域を検出し、前記原稿の領域を検出する、
    請求項1記載の画像読取り装置。
  5. 【請求項5】前記予備スキャン動作の実行に先立って、
    前記読取り領域の所定の位置で主走査方向の画像情報を
    読み取り、読み取った主走査方向の画像情報に応じて選
    択される前記第1の予備スキャン動作又は前記第2の予
    備スキャン動作のいずれか一方の予備スキャン動作を行
    い、当該予備スキャン動作から得られる画像情報に基づ
    いて前記原稿の原稿領域を検出する、 請求項1記載の画像読取り装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012142675A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Brother Ind Ltd 読取装置

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