JP2000068948A - 音声信号のサンプリングレ―トを変換する方法及び装置 - Google Patents
音声信号のサンプリングレ―トを変換する方法及び装置Info
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- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H17/00—Networks using digital techniques
- H03H17/02—Frequency selective networks
- H03H17/06—Non-recursive filters
- H03H17/0621—Non-recursive filters with input-sampling frequency and output-delivery frequency which differ, e.g. extrapolation; Anti-aliasing
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- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
- Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 アンチ・エイリアスフィルタを使用せずに音
声信号のサンプリングレートを変換する方法を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 概して高いサンプリング周波数fs1か
ら低いサンプリング周波数fs2へのサンプリングレー
ト変換はエイリアシングを生ずる。エイリアス歪みの防
止のためアンチ・エイリアスフィルタと称される低域通
過フィルタの使用が既知である。これによりディジタル
信号からfs2/2以上のスペクトル内容が除去され
る。本発明によればこれらの信号部分はスペクトル復号
化において抑制され、第2のサンプリング周波数fs2
の半分以下の再サンプリングされるべき信号の帯域幅を
生ずる。これはMPEG符号化オーディオ信号では復号
化を幾つかのサブバンドに制限すること、ドルビーAC
−3符号化オーディオ信号では復号化において幾つかの
スペクトル線をゼロに設定することにより行われる。本
発明による方法はアンチ・エイリアスフィルタを計算す
るのに必要な処理電力を完全に除去すると共に必要とさ
れる復号化作業を制限する。
声信号のサンプリングレートを変換する方法を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 概して高いサンプリング周波数fs1か
ら低いサンプリング周波数fs2へのサンプリングレー
ト変換はエイリアシングを生ずる。エイリアス歪みの防
止のためアンチ・エイリアスフィルタと称される低域通
過フィルタの使用が既知である。これによりディジタル
信号からfs2/2以上のスペクトル内容が除去され
る。本発明によればこれらの信号部分はスペクトル復号
化において抑制され、第2のサンプリング周波数fs2
の半分以下の再サンプリングされるべき信号の帯域幅を
生ずる。これはMPEG符号化オーディオ信号では復号
化を幾つかのサブバンドに制限すること、ドルビーAC
−3符号化オーディオ信号では復号化において幾つかの
スペクトル線をゼロに設定することにより行われる。本
発明による方法はアンチ・エイリアスフィルタを計算す
るのに必要な処理電力を完全に除去すると共に必要とさ
れる復号化作業を制限する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声信号のサンプ
リングレートを変換する方法及び装置に関し、特にMP
EGオーディオ又はドルビーAC−3によって符号化さ
れた信号の復号化におけるサンプリングレートの変換に
関する。
リングレートを変換する方法及び装置に関し、特にMP
EGオーディオ又はドルビーAC−3によって符号化さ
れた信号の復号化におけるサンプリングレートの変換に
関する。
【0002】
【従来の技術】今日、例えばコンパクトディスク用の4
4.1kHz、DAT、ディジタルVTR又は衛星テレ
ビジョン用の32kHz及び48kHz、及びDVDオ
ーディオ信号用の48kHz又は96kHzといった多
くの異なるサンプリングレートが存在する。従って、再
生又は記録装置のデコーダの内部サンプリングレートが
復号化されるべきオーディオ信号のサンプリングレート
と異なる場合、サンプリングレートを変化させることが
必要である。
4.1kHz、DAT、ディジタルVTR又は衛星テレ
ビジョン用の32kHz及び48kHz、及びDVDオ
ーディオ信号用の48kHz又は96kHzといった多
くの異なるサンプリングレートが存在する。従って、再
生又は記録装置のデコーダの内部サンプリングレートが
復号化されるべきオーディオ信号のサンプリングレート
と異なる場合、サンプリングレートを変化させることが
必要である。
【0003】概して、より高い周波数からより低い周波
数へ(例えば48kHzから32kHzへ)サンプリン
グレートの変換を行うことは図1に示されるようなエイ
リアシングを生ずる。図1の(A)は、fs1でサンプ
リングされたディジタル信号のスペクトルSPEC1を
概略的に示す図である。図1の(B)は、fs2<fs
1で再サンプリングした後のディジタル信号のスペクト
ルSPEC2を示す図である。重なり合う領域OVはエ
イリアシング誤りが生じてることを既に示している。連
続的なディジタル・アナログ変換及び適当な低域通過フ
ィルタリングの後、図1の(C)に示されるような、厳
しいエイリアス歪みALを含むスペクトルSPEC3を
有するアナログ信号が生ずる。
数へ(例えば48kHzから32kHzへ)サンプリン
グレートの変換を行うことは図1に示されるようなエイ
リアシングを生ずる。図1の(A)は、fs1でサンプ
リングされたディジタル信号のスペクトルSPEC1を
概略的に示す図である。図1の(B)は、fs2<fs
1で再サンプリングした後のディジタル信号のスペクト
ルSPEC2を示す図である。重なり合う領域OVはエ
イリアシング誤りが生じてることを既に示している。連
続的なディジタル・アナログ変換及び適当な低域通過フ
ィルタリングの後、図1の(C)に示されるような、厳
しいエイリアス歪みALを含むスペクトルSPEC3を
有するアナログ信号が生ずる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ディジタル信号からf
s2/2以上のスペクトル成分を圧縮又は除去すること
によってこのエイリアス歪みを減少するか又は完全に防
止するために、アンチ・エイリアスフィルタとして知ら
れる低域通過フィルタを使用することが知られている。
しかしながらアンチ・エイリアスフィルタの計算は、節
約が望ましい追加的な処理電力を必要とする。
s2/2以上のスペクトル成分を圧縮又は除去すること
によってこのエイリアス歪みを減少するか又は完全に防
止するために、アンチ・エイリアスフィルタとして知ら
れる低域通過フィルタを使用することが知られている。
しかしながらアンチ・エイリアスフィルタの計算は、節
約が望ましい追加的な処理電力を必要とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、アンチ・エイ
リアスフィルタを使用しない音声信号のサンプリングレ
ートを変換する方法を特定することを目的とする。この
目的は請求項1記載の方法によって達成される。本発明
は、上述の本発明による方法を実行するための装置を特
定することを更なる目的とする。この目的は請求項6記
載の装置によって達成される。
リアスフィルタを使用しない音声信号のサンプリングレ
ートを変換する方法を特定することを目的とする。この
目的は請求項1記載の方法によって達成される。本発明
は、上述の本発明による方法を実行するための装置を特
定することを更なる目的とする。この目的は請求項6記
載の装置によって達成される。
【0006】原理的には、スペクトル符号化の前に第1
のサンプリング周波数によってサンプリングされ、スペ
クトル復号化の後に第1のサンプリング周波数よりも小
さい第2のサンプリング周波数によって再びサンプリン
グされるディジタル音声信号のサンプリングレートを変
換する方法は、上方周波数限界の半分を超える信号の部
分はスペクトル復号化において圧縮され、望ましくは抑
制され、第2のサンプリング周波数の半分よりも少ない
再びサンプリングされるべき信号の帯域幅を生ずること
からなる。
のサンプリング周波数によってサンプリングされ、スペ
クトル復号化の後に第1のサンプリング周波数よりも小
さい第2のサンプリング周波数によって再びサンプリン
グされるディジタル音声信号のサンプリングレートを変
換する方法は、上方周波数限界の半分を超える信号の部
分はスペクトル復号化において圧縮され、望ましくは抑
制され、第2のサンプリング周波数の半分よりも少ない
再びサンプリングされるべき信号の帯域幅を生ずること
からなる。
【0007】この方法は、アンチ・エイリアスフィルタ
を計算するために必要とされる処理電力を完全に除去す
るだけでなく、必要とされる復号化作業を制限する。有
利に、スペクトル符号化アルゴリズムはサブバンド符号
化を使用する。この場合、サブバンド符号化アルゴリズ
ムがMPEG標準に対応し、復号化は最初の20のサブ
バンドに限られることが特に有利である。
を計算するために必要とされる処理電力を完全に除去す
るだけでなく、必要とされる復号化作業を制限する。有
利に、スペクトル符号化アルゴリズムはサブバンド符号
化を使用する。この場合、サブバンド符号化アルゴリズ
ムがMPEG標準に対応し、復号化は最初の20のサブ
バンドに限られることが特に有利である。
【0008】更に有利には、スペクトル符号化アルゴリ
ズムは周波数領域への変換、例えばDFTを使用する。
この場合、スペクトル符号化アルゴリズムがAC−3標
準に対応し、復号化においてスペクトル線は圧縮される
か又はゼロに設定されることが特に有利である。原理的
には、本発明による方法を実行するための装置は、ディ
ジタル音声信号を第1のサンプリング周波数から第2の
サンプリング周波数へサンプリングレート変換するサン
プルレート変換器を有し、周波数−時間変換器は上方周
波数限界を越えるディジタル音声信号の信号の部分を抑
制し、信号の帯域幅を第2のサンプリング周波数の半分
以下に再びサンプリングされる。
ズムは周波数領域への変換、例えばDFTを使用する。
この場合、スペクトル符号化アルゴリズムがAC−3標
準に対応し、復号化においてスペクトル線は圧縮される
か又はゼロに設定されることが特に有利である。原理的
には、本発明による方法を実行するための装置は、ディ
ジタル音声信号を第1のサンプリング周波数から第2の
サンプリング周波数へサンプリングレート変換するサン
プルレート変換器を有し、周波数−時間変換器は上方周
波数限界を越えるディジタル音声信号の信号の部分を抑
制し、信号の帯域幅を第2のサンプリング周波数の半分
以下に再びサンプリングされる。
【0009】本発明は、装置が任意のMPEGオーディ
オ又はドルビーAC−3標準によってオーディオデータ
を復号化するオーディオデコーダの一部であれば特に有
利である。
オ又はドルビーAC−3標準によってオーディオデータ
を復号化するオーディオデコーダの一部であれば特に有
利である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明を図2及び図3を参照
して説明する。図2は、本発明による方法をMPEG符
号化音声信号について示す図である。MPEG1音声信
号のための符号化を定義し、続くISO/IEC138
18−3標準の中で指定されるMPEG2音声信号に対
しても有効であるISO/IEC11172−3標準の
中で指定されるように、サブバンド符号化はデータ圧縮
のために行われる。人間の耳を多帯域スペクトル分析器
としてモデル化しうることを利用するために、サブバン
ド符号化は、音声スペクトルを32の異なる周波数帯域
へ分割する。32のサブバンドの夫々は、サンプリング
レートの1/32の帯域幅、即ち48kHzのサンプリ
ングレートに対して750Hzを有する。帯域幅分割プ
ロセスは時間−周波数変換に対応し、フィルタバンクを
計算するための特殊サブバンド符号化アルゴリズムを使
用して実行される。続く量子化及びデータ圧縮は、心理
音響学モデルを適用することによって達成される。復号
化端において、帯域は逆の周波数−時間変換によって元
のブロードバンド信号へ再結合されねばならない。
して説明する。図2は、本発明による方法をMPEG符
号化音声信号について示す図である。MPEG1音声信
号のための符号化を定義し、続くISO/IEC138
18−3標準の中で指定されるMPEG2音声信号に対
しても有効であるISO/IEC11172−3標準の
中で指定されるように、サブバンド符号化はデータ圧縮
のために行われる。人間の耳を多帯域スペクトル分析器
としてモデル化しうることを利用するために、サブバン
ド符号化は、音声スペクトルを32の異なる周波数帯域
へ分割する。32のサブバンドの夫々は、サンプリング
レートの1/32の帯域幅、即ち48kHzのサンプリ
ングレートに対して750Hzを有する。帯域幅分割プ
ロセスは時間−周波数変換に対応し、フィルタバンクを
計算するための特殊サブバンド符号化アルゴリズムを使
用して実行される。続く量子化及びデータ圧縮は、心理
音響学モデルを適用することによって達成される。復号
化端において、帯域は逆の周波数−時間変換によって元
のブロードバンド信号へ再結合されねばならない。
【0011】周波数−時間変換の後、fs1(例えば4
8kHz)でサンプリングされたディジタル信号は図2
の(A)に示されるようなスペクトルSPEC1’を有
し、図中、図面の明瞭化のため6つのサブバンドのみが
示されている。前の周波数領域は、概略的なスペクトル
中のセクションとして示されている。周波数−時間変換
が、上方周波数範囲内の信号内容を抑制するような方法
で行われる場合、図2の(B)に示されるような4つの
サブバンドのみを有するスペクトルSPEC2’が生ず
る。続くディジタル・アナログ変換及び続く低域通過フ
ィルタによる高調波信号の抑制の後、最終的にエイリア
ス歪みを有さない図2の(C)のスペクトルSPEC
3’が生ずる。
8kHz)でサンプリングされたディジタル信号は図2
の(A)に示されるようなスペクトルSPEC1’を有
し、図中、図面の明瞭化のため6つのサブバンドのみが
示されている。前の周波数領域は、概略的なスペクトル
中のセクションとして示されている。周波数−時間変換
が、上方周波数範囲内の信号内容を抑制するような方法
で行われる場合、図2の(B)に示されるような4つの
サブバンドのみを有するスペクトルSPEC2’が生ず
る。続くディジタル・アナログ変換及び続く低域通過フ
ィルタによる高調波信号の抑制の後、最終的にエイリア
ス歪みを有さない図2の(C)のスペクトルSPEC
3’が生ずる。
【0012】変換符号化を使用する同様のアプローチ
は、ドルビーAC−3についても可能である。変換符号
化では、時間窓型の入力信号は、DFT(離散フーリエ
変換)、DCT(離散コサイン変換)、又はそれらの特
別に変形された型といった時間−周波数変換によって周
波数領域へ変換される。周波数領域中の値は、次に心理
音響学的現象を使用して量子化され、符号化され、伝送
される。デコーダの中で、周波数値は拡張され、時間領
域へ再変換される。この場合、上方周波数範囲の中の信
号内容は、スペクトル線を圧縮された値又はゼロに設定
することによって周波数−時間変換の間に圧縮又は抑制
されうる。
は、ドルビーAC−3についても可能である。変換符号
化では、時間窓型の入力信号は、DFT(離散フーリエ
変換)、DCT(離散コサイン変換)、又はそれらの特
別に変形された型といった時間−周波数変換によって周
波数領域へ変換される。周波数領域中の値は、次に心理
音響学的現象を使用して量子化され、符号化され、伝送
される。デコーダの中で、周波数値は拡張され、時間領
域へ再変換される。この場合、上方周波数範囲の中の信
号内容は、スペクトル線を圧縮された値又はゼロに設定
することによって周波数−時間変換の間に圧縮又は抑制
されうる。
【0013】図3は、本発明による復号化配置のブロッ
ク図を示す図である。サンプリングレートfs1を有す
る符号化された信号S1はまず、上方周波数範囲の中の
信号内容を抑制するように変換を行う周波数−時間変換
器FTCへ供給される。結果としての信号S2は、図2
の(B)に示されるようなスペクトルを有し、サンプル
レート変換器SPRへ供給される。サンプルレート変換
器SPRは、第1のサンプリングレートfs1から第2
のサンプリングレートfs2への上述のサンプリングレ
ート変換を行い、信号S3を生成する。このディジタル
信号S3は、ディジタル・アナログ変換器DAによって
アナログ信号A1へ変換される。最後に、fs2/にお
いて低域通過フィルタLPFは出力信号A2を生成す
る。
ク図を示す図である。サンプリングレートfs1を有す
る符号化された信号S1はまず、上方周波数範囲の中の
信号内容を抑制するように変換を行う周波数−時間変換
器FTCへ供給される。結果としての信号S2は、図2
の(B)に示されるようなスペクトルを有し、サンプル
レート変換器SPRへ供給される。サンプルレート変換
器SPRは、第1のサンプリングレートfs1から第2
のサンプリングレートfs2への上述のサンプリングレ
ート変換を行い、信号S3を生成する。このディジタル
信号S3は、ディジタル・アナログ変換器DAによって
アナログ信号A1へ変換される。最後に、fs2/にお
いて低域通過フィルタLPFは出力信号A2を生成す
る。
【0014】本発明は有利に、DVDプレーヤに接続さ
れるテレビジョン受像機の中で使用されうる。符号化さ
れたDVD音声信号は、48kHz又は96kHzのサ
ンプリング周波数を使用する。多様な目的のため、AC
−3又はMPEG音声信号の復号化はDVDプレーヤの
中で行われるのではなく、典型的には32kHzの内部
サンプリングレート及び15kHzの再生用周波数範囲
を使用するDVDプレーヤに接続されるテレビジョン受
像機の中で行われることが望ましい。サンプリングレー
ト変換は、本発明によれば新しい上限周波数を越える信
号部分を復号化しないことによってアンチ・エイリアス
フィルタを使用せずに実行されうる。
れるテレビジョン受像機の中で使用されうる。符号化さ
れたDVD音声信号は、48kHz又は96kHzのサ
ンプリング周波数を使用する。多様な目的のため、AC
−3又はMPEG音声信号の復号化はDVDプレーヤの
中で行われるのではなく、典型的には32kHzの内部
サンプリングレート及び15kHzの再生用周波数範囲
を使用するDVDプレーヤに接続されるテレビジョン受
像機の中で行われることが望ましい。サンプリングレー
ト変換は、本発明によれば新しい上限周波数を越える信
号部分を復号化しないことによってアンチ・エイリアス
フィルタを使用せずに実行されうる。
【0015】概して、上述のサンプリングレート及び典
型的なビットレートを使用するISO/IEC 111
72−3標準によるMPEG音声信号では、32のサブ
バンドのうちの27のサブバンドのみが復号化される。
従って、本発明を使用することにより、27のサブバン
ドのうちの上方の7つのサブバンドは復号化されず、即
ち復号化は最初の20のサブバンドに限られる(20×
750Hz=15kHz)。
型的なビットレートを使用するISO/IEC 111
72−3標準によるMPEG音声信号では、32のサブ
バンドのうちの27のサブバンドのみが復号化される。
従って、本発明を使用することにより、27のサブバン
ドのうちの上方の7つのサブバンドは復号化されず、即
ち復号化は最初の20のサブバンドに限られる(20×
750Hz=15kHz)。
【0016】更に、本発明は、例えばセットトップボッ
クス、全ての種類のテープレコーダ、コンピュータ装置
といったディジタル式に符号化された音声信号の記録又
は再生用の全ての他の装置において使用されうる。最後
に、本発明はMPEG又はドルビーAC−3で符号化さ
れた音声信号に制限されるものではなく、そのスペクト
ル内容による信号表現に基づく他のビットレート節約ア
ルゴリズムによって符号化される音声信号に適用され
る。
クス、全ての種類のテープレコーダ、コンピュータ装置
といったディジタル式に符号化された音声信号の記録又
は再生用の全ての他の装置において使用されうる。最後
に、本発明はMPEG又はドルビーAC−3で符号化さ
れた音声信号に制限されるものではなく、そのスペクト
ル内容による信号表現に基づく他のビットレート節約ア
ルゴリズムによって符号化される音声信号に適用され
る。
【図1】(A)乃至(C)はより高いサンプリング周波
数からより低いサンプリング周波数へのサンプリングレ
ート変換を示す従来技術を示す図である。
数からより低いサンプリング周波数へのサンプリングレ
ート変換を示す従来技術を示す図である。
【図2】(A)は6つのサブバンドを有する概略的な例
としてのスペクトルを示す図であり、(B)は復号化後
の例としてのスペクトルを示す図であり、(C)は続く
ディジタル・アナログ変換及び低域通過フィルタリング
の後のアナログ出力を示す図である。
としてのスペクトルを示す図であり、(B)は復号化後
の例としてのスペクトルを示す図であり、(C)は続く
ディジタル・アナログ変換及び低域通過フィルタリング
の後のアナログ出力を示す図である。
【図3】本発明による復号化配置を示すブロック図であ
る。
る。
FTC 周波数−時間変換器 SPR サンプルレート変換器 DA ディジタル・アナログ変換器 LPF 低域通過フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エルンスト エフ シュレーダー ドイツ連邦共和国,30655 ハノーヴァー, ピンケンブルガー シュトラーセ 25D
Claims (8)
- 【請求項1】 スペクトル符号化の前に第1のサンプリ
ング周波数(fs1)によってサンプリングされ、スペ
クトル復号化の後に上記第1のサンプリング周波数(f
s1)よりも小さい第2のサンプリング周波数(fs
2)によって再びサンプリングされるディジタル音声信
号のサンプリングレートを変換する方法であって、 上記第2のサンプリング周波数(fs2)の半分を超え
る信号の部分はスペクトル復号化において圧縮されるこ
とを特徴とする方法。 - 【請求項2】 上記第2のサンプリング周波数(fs
2)の半分を超える信号の部分はスペクトル復号化にお
いて抑制されることを特徴とする請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 スペクトル符号化においてサブバンド符
号化システムが使用され、スペクトル復号化において逆
のシステムが使用されることを特徴とする請求項1又は
2記載の方法。 - 【請求項4】 ディジタル音声信号の符号化及び復号化
は任意のMPEGオーディオ標準に対応し、復号化は最
初の20のサブバンドに限られることを特徴とする、請
求項3記載の方法。 - 【請求項5】 スペクトル符号化において周波数領域へ
の変換、例えばDFTが使用され、スペクトル復号化に
おいて逆の変換が使用されることを特徴とする、請求項
1又は2記載の方法。 - 【請求項6】 ディジタル音声信号の符号化及び復号化
はドルビーAC−3標準に対応し、復号化においてスペ
クトル線は圧縮された値又はゼロに設定されることを特
徴とする、請求項5記載の方法。 - 【請求項7】 第1のサンプリング周波数(fs1)か
ら第2のサンプリング周波数(fs2)へディジタル音
声信号のサンプリングレートを変換するサンプルレート
変換器(SPR)を有する、請求項1乃至6のうちいず
れか1項記載の方法を実行するための装置であって、 周波数−時間変換器(FTC)はスペクトル復号化にお
いて上記第2のサンプリング周波数(fs2)の半分を
超えるディジタル音声信号の信号の部分を抑制すること
を特徴とする装置。 - 【請求項8】 任意のMPEGオーディオ又はドルビー
AC−3標準によってオーディオデータを復号化するオ
ーディオデコーダの一部であることを特徴とする、請求
項6記載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP98108860:2 | 1998-05-15 | ||
EP98108860A EP0957579A1 (en) | 1998-05-15 | 1998-05-15 | Method and apparatus for sampling-rate conversion of audio signals |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000068948A true JP2000068948A (ja) | 2000-03-03 |
JP2000068948A5 JP2000068948A5 (ja) | 2006-06-15 |
Family
ID=8231938
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11133246A Pending JP2000068948A (ja) | 1998-05-15 | 1999-05-13 | 音声信号のサンプリングレ―トを変換する方法及び装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6681209B1 (ja) |
EP (1) | EP0957579A1 (ja) |
JP (1) | JP2000068948A (ja) |
CN (1) | CN1256806C (ja) |
DE (1) | DE69938441T2 (ja) |
Cited By (4)
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---|---|---|---|---|
US7058571B2 (en) | 2002-08-01 | 2006-06-06 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Audio decoding apparatus and method for band expansion with aliasing suppression |
US7069212B2 (en) | 2002-09-19 | 2006-06-27 | Matsushita Elecric Industrial Co., Ltd. | Audio decoding apparatus and method for band expansion with aliasing adjustment |
JP2008159238A (ja) * | 2006-11-30 | 2008-07-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 音声データ送信装置および音声データ受信装置 |
US7756711B2 (en) | 2003-09-30 | 2010-07-13 | Panasonic Corporation | Sampling rate conversion apparatus, encoding apparatus decoding apparatus and methods thereof |
Families Citing this family (19)
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WO2002084646A1 (en) * | 2001-04-18 | 2002-10-24 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Audio coding |
US9711153B2 (en) | 2002-09-27 | 2017-07-18 | The Nielsen Company (Us), Llc | Activating functions in processing devices using encoded audio and detecting audio signatures |
US8959016B2 (en) | 2002-09-27 | 2015-02-17 | The Nielsen Company (Us), Llc | Activating functions in processing devices using start codes embedded in audio |
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