JP2000068216A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP2000068216A
JP2000068216A JP10250384A JP25038498A JP2000068216A JP 2000068216 A JP2000068216 A JP 2000068216A JP 10250384 A JP10250384 A JP 10250384A JP 25038498 A JP25038498 A JP 25038498A JP 2000068216 A JP2000068216 A JP 2000068216A
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wafer
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cassette
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JP10250384A
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Sadayuki Suzuki
貞之 鈴木
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】占有面積が小さい基板処理装置を提供する。 【解決手段】カセットローダ室10の室壁12に、連結
モジュール300、300’を取り外し可能に取り付け
る。連結モジュール300、300’を、互いに離間し
て鉛直方向に積み重ねる。連結モジュール300(30
0’)は、その途中で直角に折り曲げてその奥行きを短
くする。上側の連結モジュール300のロードロック室
52と下側の連結モジュール300’のロードロック室
52’とを鉛直方向に重ねる。連結モジュール300と
連結モジュール300’を互いに反対方向に折り曲げ、
連結モジュール300の搬送室54と連結モジュール3
00’の搬送室54’とは互いに鉛直方向に重ならず、
連結モジュール300の反応処理室56と下側の連結モ
ジュール300’の反応処理室56’とは互いに鉛直方
向に重ならないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板処理装置に関
し、特に半導体処理装置に関し、その中でも特にプラズ
マエッチング装置、プラズマCVD(Chemical
Vapor Deposition)、プラズマアッ
シング装置等のプラズマを利用して半導体ウェーハを処
理するプラズマ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来のプラズマを利用した半導
体ウェーハ処理装置のうち、プラズマCVD装置500
の一例を示したものである。
【0003】搬送ロボット570を内蔵したロードロッ
ク室510の周辺にゲート弁562、564、566、
542をそれぞれ介して反応室552、554、冷却室
556、カセット室520の各ユニットが設けられてい
る。それぞれのユニットは気密構造になっている。ロー
ドロック室510にはカセット530を出し入れするた
めの外ゲート弁544が別に設けられている。このプラ
ズマCVD装置500では、反応室552、554が2
個設けられているが、これは時間当たりのウェハ処理枚
数つまりスループットを大きくするためである。
【0004】図中ハッチングしてある部分は、反応室5
52、554等のメンテナンススペース580である。
【0005】次に動作を説明する。
【0006】ロードロック室510、反応室552、5
54、冷却室556は図示しない排気ポンプで排気し、
常時減圧状態に保たれている。
【0007】カセット室520が大気圧状態の時に外ゲ
ート弁544を開き、ウェーハ5が複数枚セットされた
カセット530をセットし、外ゲート弁544を閉じた
後、図示しない排気ポンプで排気する。
【0008】カセット室520とロードロック室510
の圧力がほぼ同圧力になった時点で、ロードロック室5
10と反応室552(554)間のゲート弁562(5
64)を開き、ロードロック室510内の搬送ロボット
570でカセット530内のウェーハ5を反応室552
または554に搬送してウェーハ5を処理する。
【0009】反応室552または554における処理が
終了した後、ウェーハ5は搬送ロボット570を用いて
カセット室520のカセット530に戻すが、プラズマ
CVDの場合は、通常反応室552(554)の中で3
00℃前後に昇温してウェーハ5を処理するため、カセ
ット530の材質によってはウェーハ5をそのままカセ
ット530に収納することができない場合が多い。この
ため、処理が終わったウェーハ5を冷却室556に挿入
して、その温度を下げる必要がある。
【0010】冷却室556内のウェーハ5の温度がカセ
ット530へのウェーハ5の収納に支障がない温度以下
になったら、搬送ロボット570を用いてウェーハ5を
カセット室520のカセット530に戻す。
【0011】これら一連の動作を繰り返してカセット5
30のウェーハ5を順次処理する。
【0012】図8に示した装置構成では冷却室1個、カ
セット室1個の他に反応室2個を設けることができる。
スループットをさらに高くするためには、ロードロック
室510の角数を増やして反応室552、554の数を
増やす必要がある。
【0013】この場合、ロードロック室510が大きく
なり、反応室552、554が増加した分と、それらの
メンテナンススペースを含めて、装置の占有面積が増大
する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】クリーンルームを必要
とする半導体製造工場の設備には莫大な費用がかかる。
生産設備として導入する装置の大きさに応じて工場の床
面積が決まるが、各装置が占有する床面積が小さければ
工場の設備費用も小さくできるため、占有面積の小さな
装置が求められている。
【0015】従って、本発明の目的は、占有面積が小さ
い基板処理装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、基板
搬送部と、前記基板搬送部にそれぞれが取り外し可能に
取り付けられた複数のモジュールとを備え、前記複数の
モジュールが互いに離間して積み重ねられ、前記複数の
モジュールのそれぞれが複数の室をそれぞれ備え、前記
複数のモジュールのそれぞれにおいて、前記複数の室の
一つが前記基板を処理する基板処理室であり、前記複数
の室が折り曲げられて配置されていることを特徴とする
基板処理装置が提供される。
【0017】請求項2によれば、前記複数の室の少なく
とも一つの室同士が、前記複数のモジュール間で互いに
鉛直方向に重なり合わずに配置されていることを特徴と
する請求項1記載の基板処理装置が提供される。
【0018】請求項3によれば、前記複数の室のうちの
一つの室であって前記基板搬送部に最近接する室同士
が、前記複数のモジュール間でほぼ鉛直方向に重なるよ
うに配置されていることを特徴とする請求項1または2
記載の基板処理装置が提供される。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0020】(第1の実施の形態)図1は、本実施の形
態の半導体ウェーハ処理装置を説明するための縦断面図
であり、図2は、本実施の形態の半導体ウェーハ処理装
置を説明するための横断面図であり、図3は、図2のA
−A線矢視図である。
【0021】この半導体ウェーハ処理装置1として、プ
ラズマCVD装置を例として説明する。
【0022】半導体ウェーハ処理装置1は、カセットロ
ーダユニット100と、2つの連結モジュール300、
300’とを備えている。
【0023】カセットローダユニット100は、カセッ
トローダ室10を備え、カセットローダ室10の室壁1
2に、2つの連結モジュール300、300’がそれぞ
れ取り外し可能に取り付けられている。また、2つの連
結モジュール300、300’は、互いに離間して鉛直
方向に積み重ねられている。
【0024】このように、複数の連結モジュール30
0、300’を鉛直方向に積み重ねて設けているから、
連結モジュール300、300’を複数使用してウェー
ハ5の処理効率を高くしても、半導体ウェーハ処理装置
1によるクリーンルームの占有面積をあまり増加させな
い。
【0025】それぞれの連結モジュール300(30
0’)においては、ゲートバルブ62(62’)、ロー
ドロック室52(52’)、ゲートバルブ64(6
4’)、搬送室54(54’)、ゲートバルブ66(6
6’)および反応処理室56(56’)がカセットロー
ダ室10から離れるに従ってこの順にそれぞれ連結配置
されている。
【0026】連結モジュール300(300’)は、そ
の途中で直角に折り曲げられている。すなわち、搬送室
54(54’)を中心としてロードロック室52(5
2’)および反応処理室56(56’)は直角に配置さ
れている。このように、連結モジュール300(30
0’)はその途中で折り曲げられているので、半導体ウ
ェーハ処理装置1の奥行きが短くなり、その結果、半導
体ウェーハ処理装置1の占有面積が小さくなる。
【0027】上側の連結モジュール300のロードロッ
ク室52と下側の連結モジュール300’のロードロッ
ク室52’とを鉛直方向に重ねて配置している。このよ
うにすれば、ロードロック室52、52’のそれぞれに
ウェーハ搬送ロボット20からウェーハ5を受け渡すた
めのゲートバルブ62、62’の位置が鉛直線上に、し
かも近接して配置できるので、ウェーハ搬送ロボット2
0の上下の移動距離を短くでき、左右に搬送アームを振
る必要もなくなる。その結果、ウェーハの搬送時間も大
幅に短縮できる。
【0028】また、上側の連結モジュール300と下側
の連結モジュール300’は互いに反対方向に折り曲げ
られており、上側の連結モジュール300の搬送室54
と下側の連結モジュール300’の搬送室54’とは互
いに鉛直方向に重なっておらず、また、上側の連結モジ
ュール300の反応処理室56と下側の連結モジュール
300’の反応処理室56’とは互いに鉛直方向に重な
っていない。従って、上側の連結モジュール300と下
側の連結モジュール300’との間の鉛直方向の距離を
小さくしても、下側の連結モジュール300’の搬送室
54’および反応処理室56’に上側から容易にアクセ
スできる。具体的には、例えば、下に位置する連結モジ
ュール300’の保守用上フタ99’の開閉が、その上
に位置する連結モジュール300に干渉せずに実現で
き、さらにそれぞれの連結モジュール300、300’
上に保守空間を確保できる。
【0029】このように、上側の連結モジュール300
と下側の連結モジュール300’との間の鉛直方向の距
離を小さくできるので、従来よりも上側の連結モジュー
ル300の高さを低く構成でき、ひいては半導体ウェー
ハ処理装置1全体の高さを低く構成できる。また、高さ
が同じであれば、連結モジュールの段数を増やすことも
できる。
【0030】ロードロック室52(52’)、搬送室5
4(54’)および反応処理室56(56’)はそれぞ
れ真空的に気密な構造であって、それぞれ独立して所定
の真空雰囲気にすることができる。
【0031】反応処理室56(56’)にはサセプタ9
0(90’)が設けられている。反応処理室56(5
6’)においてはプラズマCVDが行われる。サセプタ
90(90’)は、2枚の半導体ウェーハ5を横に並べ
て保持する構造である。
【0032】搬送室54(54’)には、ウェーハ搬送
ロボット80(80’)と、ウェーハ搬送ロボット80
(80’)を駆動する駆動部55(55’)とが設けら
れている。このウェーハ搬送ロボット80(80’)は
ウェーハ5をウェーハボート70(70’)とサセプタ
90(90’)との間で搬送可能である。
【0033】このように、連結モジュール300の搬送
室54にウェーハ5をウェーハボート70とサセプタ9
0との間で搬送可能なウェーハ搬送ロボット80が設け
られているので、他の連結モジュール300’の反応処
理室56’における処理状態とは無関係に反応処理室5
6にウェーハ5を搬入でき反応処理室56からウェーハ
5を搬出できる。このように、各連結モジュール300
(300’)に反応処理室56(56’)とウェーハ搬
送ロボット80(80’)とがそれぞれ設けられている
から、他の反応処理室56’(56)での処理状態とは
無関係にウェーハ5を搬出でき、その結果、各連結モジ
ュール300(300’)においてウェーハが加熱され
る時間をそれぞれ一定に保つことができる。
【0034】ロードロック室52(52’)には、ウェ
ーハボート70(70’)と、このウェーハボート70
(70’)を昇降する昇降機53(53’)が設けられ
ている。ウェーハボート70(70’)には4つのスロ
ットが設けられている。このスロットは、上側の2つが
反応処理前のウェーハ用であり、下側の2つが反応処理
後のウェーハ用である。ウェーハボート70(70’)
は、反応処理室56(56’)で同時に処理されるウェ
ーハの枚数の2倍の枚数のウェーハ保持可能である。
【0035】ロードロック室52(52’)には、ウェ
ーハボート70(70’)を昇降する昇降機53(5
3’)が設けられているので、ウェーハ搬送ロボット8
0(80’)には昇降機能を設けなくとも、ウェーハボ
ート70(70’)の所定のスロットにウェーハ5を搬
送でき、その結果、ウェーハ搬送ロボット80(8
0’)の構造が簡単となり、安価に製造できるようにな
る。
【0036】また、ロードロック室52(52’)には
ウェーハボート70(70’)を設け、搬送室54(5
4’)にはウェーハ搬送ロボット80(80’)を設け
ているから、ウェーハ5の保持機能と搬送機能とを分離
することができるようになり、例えば、あるウェーハ5
をウェーハボート70(70’)で保持して冷却等を行
っている間に他のウェーハ5をウェーハ搬送ロボット8
0(80’)で反応処理室56(56’)に搬送するこ
とができるようになり、より効率的にウェーハ5の処理
を行うことができるようになる。
【0037】また、ウェーハボート70(70’)は耐
熱性であり、反応処理室56(56’)で処理が終わっ
た高温のウェーハ5をウェーハボート70(70’)に
保持して冷却することができる。
【0038】なお、ウェーハボート70(70’)は、
石英、ガラス、セラミックスまたは金属からなることが
好ましく、このような材料から構成すれば、真空中にお
いても、ウェーハボート70(70’)からアウトガス
等の不純物が発生することはないので、雰囲気を清浄に
保つことができる。なお、セラミックスとしては、焼結
させたSiCや焼結させたSiCの表面にSiO2 膜等
をCVDコートしたものやアルミナ等が好ましく用いら
れる。
【0039】カセットローダ室10の内部には、カセッ
トを保持するカセット棚が複数設けられており、複数の
カセット40を保持可能である。カセットローダ室10
の外部下方にはカセットローダ44が設置され、カセッ
トローダ44は半導体ウェーハ処理装置1の外部との間
でカセット40の授受が可能な機構を有する。カセット
40はカセットローダ44によってカセットローダ室1
0に設けた所定の投入口(図示せず。)から投入され
る。また、このカセットローダ44には必要に応じ、カ
セット40に収納されたウェーハ5のオリエンテーショ
ンフラットを合わせる機構部を内蔵することが可能であ
る。
【0040】カセットローダ室10の内部には、さら
に、カセット搬送兼ウェーハ搬送ロボット20と、この
カセット搬送兼ウェーハ搬送ロボット20を昇降させる
エレベータ30が設けられている。エレベータ30は、
ねじ軸32と昇降部34とを備え、昇降部34内のナッ
ト(図示せず。)とねじ軸32とによってボールねじを
構成している。ねじ軸32を回転させると、昇降部34
が昇降し、それに応じて昇降部34に取り付けられたカ
セット搬送兼ウェーハ搬送ロボット20が、カセット投
入口および2つの連結モジュール300、300’にア
クセス可能になるように昇降する。カセット搬送兼ウェ
ーハ搬送ロボット20は、カセット搬送機(図示せず)
とウェーハ搬送機(図示せず)とを備えている。
【0041】このように、カセットローダ室10の内部
にカセット搬送兼ウェーハ搬送ロボット20を設け、2
つの連結モジュール300、300’にウェーハ5を搬
送可能とし、連結モジュール300(300’)の搬送
室54(54’)にウェーハ搬送ロボット80(8
0’)を設け、反応処理室56(56’)へウェーハ5
を搬送可能としているから、連結モジュール300(3
00’)へのウェーハ5の搬送と、モジュール300
(300’)内でのウェーハ5の搬送とを独立したもの
とすることができ、その結果、ウェーハの搬送を効率よ
く行えるようにできる。
【0042】そして、このように、真空的に気密な構造
の搬送室54(54’)にはウェーハ搬送ロボット80
(80’)を設け、また、カセットローダ室10の内部
にはカセット搬送兼ウェーハ搬送ロボット20を設けて
いるので、各連結モジュール300(300’)へのウ
ェーハ5の搬送はカセットローダ室10のカセット搬送
兼ウェーハ搬送ロボット20によって大気圧下で行い、
真空中でのウェーハ5の搬送は各連結モジュール300
(300’)のウェーハ搬送ロボット80(80’)で
行うようにすることができる。従って、ウェーハ5を搬
送する機構を設ける領域を全て真空的に気密な構造とす
る必要がなくなり、各連結モジュール300(30
0’)に基板を搬送するカセット搬送兼ウェーハ搬送ロ
ボット20が設けられているカセットローダ室10は大
気圧下で搬送を行う領域とすることができ、真空的に気
密な構造の領域は各連結モジュール300、300’に
分割することができる。その結果、カセットローダ室1
0やカセット搬送兼ウェーハ搬送ロボット20の構造を
簡単なものとすることができ、安価に製作できるように
なる。また、連結モジュール300(300’)のロー
ドロック室52(52’)や搬送室54(54’)のそ
れぞれの容積も小さくなり、その壁の厚みを薄くしても
強度が保てるようになり、その結果、安価に製作できる
ようになる。さらに、搬送室54(54’)に設けられ
たウェーハ搬送ロボット80(80’)においても、そ
の鉛直方向の昇降動作を必要最小限に抑えることができ
るので、その制作費も安価なものとなり、また、真空的
に気密な構造の搬送室54(54’)においてウェーハ
搬送ロボット80(80’)の駆動部から発生する可能
性のあるパーティクルも最小限に抑えることができる。
【0043】次に、ウェーハ5の搬送および処理方法を
説明する。
【0044】カセットローダ44によってカセットロー
ダ室10に投入されたカセット40は、カセット搬送兼
ウェーハ搬送ロボット20上に載置されて、エレベータ
30によって上側に運ばれ、その後カセット棚42上に
載置される。次に、カセット搬送兼ウェーハ搬送ロボッ
ト20によりロードロック室52(52’)のウェーハ
ボート70(70’)にウェーハ5を搭載する。本実施
の形態では、2枚のウェーハを一度にカセット40から
ウェーハボート70(70’)の上側2つのスロットに
カセット搬送兼ウェーハ搬送ロボット20により搬送す
る。なお、カセット搬送兼ウェーハ搬送機20によって
ウェーハ5をロードロック室52(52’)内に搬送す
る際には、ゲートバルブ64(64’)は閉じておき、
ゲートバルブ62(62’)は開けておく。
【0045】ロードロック室52(52’)内のウェー
ハボート70(70’)にウェーハ5を搭載した後、ゲ
ートバルブ62(62’)を閉じ、ロードロック室52
(52’)内を真空引きする。
【0046】真空引き後、ゲートバルブ64(64’)
を開ける。なお、搬送室54(54’)は予め真空引き
されている。
【0047】その後、2枚のウェーハ5は、真空中で、
搬送室54(54’)内のウェーハ搬送ロボット80
(80’)によりロードロック室52(52’)内のウ
ェーハボート70(70’)から反応処理室56(5
6’)内のサセプタ90(90’)に搬送される。な
お、この際には、ゲートバルブ66(66’)は開けら
れており、反応処理室56(56’)も真空引きされて
いる。
【0048】搬送後、ゲートバルブ66(66’)を閉
じ、反応処理室56を所定の雰囲気として反応処理室5
6(56’)のサセプタ90(90’)に搭載された2
枚のウェーハ5にプラズマCVDにより成膜処理を同時
に行う。
【0049】このプラズマCVDにより成膜処理を行っ
ている間に、上記と同様にして、ロードロック室52
(52)内のウェーハボート70(70’)の上側2つ
のスロットに未処理のウェーハ5を搭載しておく。
【0050】所定の成膜が行われた後は、反応処理室5
6(56’)を真空引きし、その後ゲートバルブ66
(66’)を開ける。2枚のウェーハ5は、真空中で、
ウェーハ搬送ロボット80(80’)によりロードロッ
ク室52(52’)内のウェーハボート70(70’)
の下側の2つのスロットに移載される。このとき、ウェ
ーハボート70(70’)の上側2つのスロットには未
処理のウェーハ5が搭載されているので、2枚の未処理
のウェーハ5は、ウェーハ搬送室54(54’)内のウ
ェーハ搬送ロボット80(80’)により反応処理室5
6(56’)内のサセプタ90(90’)にすぐに搬送
される。
【0051】このようにして、予め、未処理のウェーハ
5をロードロック室52(52’)に供給して、真空雰
囲気に保持しておくことにより、未処理のウェーハ5の
搬送時間が短縮できる。
【0052】その後、ゲートバルブ64(64’)を閉
じ、ロードロック室52(52’)内を窒素等で大気圧
にし、ここでウェーハ5を所定の温度になるまで冷却す
る。
【0053】その後、ゲートバルブ62(62’)を開
け、カセット搬送兼ウェーハ搬送機20のウェーハ搬送
機23によってウェーハ5はカセット40内に移載され
る。
【0054】所定枚数のウェーハ5がカセット40内に
搬入されると、カセット搬送兼ウェーハ搬送機20のカ
セット搬送機21によってカセット10が下側に運ば
れ、その後、カセットローダ室10から搬出される。
【0055】連結モジュール300、300’の保守と
しては、反応処理室56、56’および搬送室54、5
4’を取り付けたままで行う場合があり、その場合に
は、上述のように、反応処理室56、56’や搬送室5
4、54’の上部のフタを開ける等によりこれら反応処
理室56、56’や搬送室54、54’を取り付けたま
ま上部から保守を行うことができる。
【0056】さらに、連結モジュール300(30
0’)のメンテナンスとしては、反応処理室56、5
6’や搬送室54、54’を取り付けたままでは行えな
い場合があり、このような場合には、例えば、反応処理
室56(56’)を取り外して反応処理室56(5
6’)の洗浄を行いその後反応処理室56(56’)を
再び取り付けたり、ウェーハ搬送ロボット80(8
0’)が故障等した際にウェーハ搬送ロボット80(8
0’)を修理または取り替えたりすることが行われる。
このようなメンテナンスを行った後には、ウェーハ搬送
ロボット80(80’)と反応処理室56(56’)内
のサセプタ90(90’)との間やウェーハ搬送ロボッ
ト80(80’)とウェーハボート70(70’)との
間における平行度や高さ方向の調整等が必要となる。
【0057】本実施の形態においては、鉛直方向に積み
重ねられた複数の連結モジュール300、300’が、
互いに離間して、それぞれが取り外し可能にカセットロ
ーダ室10の室壁12に取り付けられているから、いず
れかの連結モジュール300、300’に連結モジュー
ルの取り外しが必要なメンテナンスが必要となった場合
に、連結モジュール300、300’のうちメンテナン
スが必要な連結モジュール300または300’のみを
容易に取り外すことができ、その連結モジュール300
または300’のメンテナンスを行っている際にも他の
連結モジュール300’または300を稼働させること
ができ、その結果、半導体ウェーハ処理装置1の稼働効
率が大幅に向上する。
【0058】また、このように鉛直方向に積み重ねられ
た複数の連結モジュール300、300’が、互いに離
間して、それぞれが取り外し可能にカセットローダ室1
0の室壁12に取り付けられているから、いずれかの連
結モジュール300、300’に連結モジュールの取り
外しが必要なメンテナンスが必要となった場合に、メン
テナンスが必要な連結モジュール300または300’
のみを取り外し、その連結モジュール300または30
0’のメンテナンスを行い、メンテナンスが終了する
と、その連結モジュール300(300’)内において
反応処理室56(56’)内のサセプタ90(90’)
とウェーハ搬送ロボット80(80’)とウェーハボー
ト70(70’)との間でウェーハ5の搬送が可能なよ
うに、ウェーハ搬送ロボット80(80’)と反応処理
室56(56’)内のサセプタ90(90’)との間や
ウェーハ搬送ロボット80(80’)とウェーハボート
70(70’)との間における平行度や高さ方向の調整
等を予め行っておき、調整後に、連結モジュール300
(300’)をカセットローダ室10の室壁12に再び
取り付けることができる。このように、連結モジュール
300(300’)内で反応処理室56(56’)内の
サセプタ90(90’)とウェーハ搬送ロボット80
(80’)とウェーハボート70(70’)との間での
ウェーハ5の搬送に関する調整を予め行っておくことが
できるので、その調整作業が容易かつ正確に行える。そ
して、その後、メンテナンスを行った連結モジュール3
00(300’)をカセットローダ室10の室壁12に
取り付けた場合には、もはや、その連結モジュール30
0(300’)内における反応処理室56(56’)内
のサセプタ90(90’)とウェーハ搬送ロボット80
(80’)とウェーハボート70(70’)との間のウ
ェーハ5の搬送に関する調整を行う必要がなくなるか
ら、半導体ウェーハ処理装置1の稼働効率を大幅に向上
させることができる。
【0059】以上述べたように、本実施の形態によっ
て、半導体ウェーハ処理装置の占有面積を小さくでき、
また装置の稼働率も向上させることができる。また、上
方の連結モジュール300の高さを低く抑えて保守性を
向上できる上、さらにそれぞれの連結モジュール30
0、300’上に保守空間を確保できる。さらに、上下
にある基板の搬送口間隔も短くなるので、ウェーハ搬送
時間も短縮できる。さらに、装置全体の高さも低く構成
できる。
【0060】(第2の実施の形態)図4は、本実施の形
態の半導体ウェーハ処理装置を説明するための縦断面図
であり、図5は、本実施の形態の半導体ウェーハ処理装
置を説明するための横断面図である。
【0061】上述した第1の実施の形態においては、連
結モジュール300(300’)はその途中で直角に折
り曲げられているが、上側の連結モジュール300と下
側の連結モジュール300’は互いに反対方向に折り曲
げられており、上側の連結モジュール300の搬送室5
4と下側の連結モジュール300’の搬送室54’とは
互いに鉛直方向に重なっておらず、また、上側の連結モ
ジュール300の反応処理室56と下側の連結モジュー
ル300’の反応処理室56’とは互いに鉛直方向に重
なっていない構造となっているのに対して、本実施の形
態においては、連結モジュール300(300’)をそ
の途中で直角に折り曲げ、しかも上側の連結モジュール
300の搬送室54と下側の連結モジュール300’の
搬送室54’とを互いに鉛直方向に重ね、また、上側の
連結モジュール300の反応処理室56と下側の連結モ
ジュール300’の反応処理室56’も互いに鉛直方向
に重ねた構造としている点が第1の実施の形態と異なる
が他の点は同じであり、上側の連結モジュール300の
ロードロック室52と下側の連結モジュール300’の
ロードロック室52’とを鉛直方向に重ねて配置してい
る点も同じである。
【0062】本実施の形態においては、搬送室54(5
4’)を中心としてロードロック室52(52’)およ
び反応処理室56(56’)は直角に配置されている。
すなわち、カセットローダユニット100とロードロッ
ク室52(52’)と真空搬送室54(54’)をZ型
に接合(それぞれ90度に接合)している。このように
連結モジュール300(300’)はその途中で折り曲
げられているので、半導体ウェーハ処理装置1の奥行き
が短くなり、その結果、半導体ウェーハ処理装置1の占
有面積が小さくなる。
【0063】(比較例)図6は、比較のための半導体ウ
ェーハ処理装置を説明するための縦断面図であり、図7
は、比較のための半導体ウェーハ処理装置を説明するた
めの横断面図でる。
【0064】この比較例においては、ロードロック室5
2(52’)、搬送室54(54’)および反応処理室
56(56’)を後方へ直線的に配置した連結モジュー
ル300(300’)を使用しているので、かなり奥行
きが深い装置になり、装置内に保守空間以外の無駄空間
ができ、また装置の占有面積が増加する。
【0065】また、ロードロック室52とロードロック
室52’、搬送室54と搬送室54’、反応処理室56
と反応処理室56’とがそれぞれ互いに全く鉛直方向に
積み重ねているので、上下の連結モジュール300、3
00’間に保守(作業)空間を確保する必要があるため
に、上方に位置する連結モジュール300はかなり保守
のし難い高さに位置している。なお、最下部の連結モジ
ュール300’は規格で最低搬送水準(レベル)が決め
られているため、自ずと高さが決まる。ここで、保守す
るときに反応処理室56’の上フタ99’を開閉する必
要があるが、この機構が最も大きい空間を要求する一因
である。上下の連結モジュール300、300’間の保
守空間が大きくなれば、当然装置の全高も高くなって、
半導体工場のクリーンルームの天井の高さに対して様々
な制約を受けることになる。例としては、装置据え付け
の際、クリーンルームの搬入口高さによって、装置を縦
に二分割して搬入する場合がある。あるいは、クリーン
ルームの天井の高さそのものに無理がある場合もある。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、占有面積が小さい基板
処理装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の半導体ウェーハ処
理装置を説明するための縦断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の半導体ウェーハ処
理装置を説明するための横断面図である。
【図3】図2のA−A線矢視図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の半導体ウェーハ処
理装置を説明するための縦断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の半導体ウェーハ処
理装置を説明するための横断面図である。
【図6】比較のための半導体ウェーハ処理装置を説明す
るための縦断面図である。
【図7】比較のための半導体ウェーハ処理装置を説明す
るための横断面図である。
【図8】従来の半導体ウェーハ処理装置を説明するため
の平面図である。
【符号の説明】
1…半導体ウェーハ処理装置 5…ウェーハ 10…カセットローダ室 12…室壁 20…カセット搬送兼ウェーハ搬送ロボット 30…エレベータ 40…カセット 42…カセット棚 52、52’…ロードロック室 53、53’…昇降機 54、54’…搬送室 55、55’…駆動部 56、56’…反応処理室 62、62’、64、64’、66、66’…ゲートバ
ルブ 70、70’…ウェーハボート 80、80’…ウェーハ搬送ロボット 90、90’…サセプタ 99、99’…反応処理室上蓋 100…カセットローダユニット 300…連結モジュール 400…半導体ウェーハ処理装置 500…プラズマCVD装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05H 1/46 H01L 21/302 B

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板搬送部と、 前記基板搬送部にそれぞれが取り外し可能に取り付けら
    れた複数のモジュールとを備え、 前記複数のモジュールが互いに離間して積み重ねられ、 前記複数のモジュールのそれぞれが複数の室をそれぞれ
    備え、 前記複数のモジュールのそれぞれにおいて、前記複数の
    室の一つが前記基板を処理する基板処理室であり、前記
    複数の室が折り曲げられて配置されていることを特徴と
    する基板処理装置。
  2. 【請求項2】前記複数の室の少なくとも一つの室同士
    が、前記複数のモジュール間で互いに鉛直方向に重なり
    合わずに配置されていることを特徴とする請求項1記載
    の基板処理装置。
  3. 【請求項3】前記複数の室のうちの一つの室であって前
    記基板搬送部に最近接する室同士が、前記複数のモジュ
    ール間でほぼ鉛直方向に重なるように配置されているこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の基板処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112795906A (zh) * 2021-01-22 2021-05-14 无锡琨圣智能装备股份有限公司 一种双层o-ald原子层沉积设备

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