JP2000067276A - 期限付き商品の販売管理装置 - Google Patents

期限付き商品の販売管理装置

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JP2000067276A
JP2000067276A JP25190598A JP25190598A JP2000067276A JP 2000067276 A JP2000067276 A JP 2000067276A JP 25190598 A JP25190598 A JP 25190598A JP 25190598 A JP25190598 A JP 25190598A JP 2000067276 A JP2000067276 A JP 2000067276A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 系列コンビニエンスストアの事務煩雑を発生
させず、各種イベントチケットの代金回収と残数確認を
容易にする。 【解決手段】 チケットの販売を希望する主催事業者
と、コンビニ店の本部装置との間に介在する第三のメイ
ン装置があり、このメイン装置は、購入希望チケットの
支払期限と支払事実をチェックする。支払期限を超過し
た予約は原則としてキャンセル扱いとする。支払期限内
と認め得る顧客の契約行為に対しては、第二の期限チェ
ック装置によって、その有効無効を判別し、有効の場合
に限って支払伝票を発行する。主催者のダブルブッキン
グを排除し、購入機能者の取り扱いの公平と、残席の迅
速な完売手配を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スポーツの観戦チケッ
トやコンサートチケット等の期限付き商品の販売装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】各種のスポーツ観戦チケットやコンサー
ト・演劇等のイベントチケットは、開催日時が決まって
おり、また入場定員も限られているため、販売する側と
入手する側でさまざまな問題が発生する。通常、主催者
は可能な限り完売をめざすが、入場希望者が多い場合は
一定数のキャンセルを予想して、いわゆるダブルブッキ
ングを行うのが通例である。一方、チケットの入手を希
望する者は、直接販売窓口に出向くか、あるいは電話に
よる予約購入を行う。販売窓口で直にチケットを入手す
る場合は確実な入手という点では問題はないが、遠方に
居住する者や時間がない者にとっては不公平感が残る。
これに対して電話予約購入は、公平ではあるけれども金
銭を支払わずに予約が可能であるため、さまざまな理由
でキャンセルが生ずる確率が高い。
【0003】主催者がダブルブッキンをせず、入場希望
者の公平かつ確実なチケット入手を可能にするのは、従
来、きわめて困難な問題であった。
【0004】しかしながら入場希望者側の立場に立って
キャンセルが発生する理由を考えると、最も大きな理由
は、チケット代金の支払機会が少ない点にある。銀行振
込や現金書留を利用することも可能であるが、銀行や郵
便局の営業時間は限られており、また決められた期限ま
でに出向いて煩雑な伝票記入をするのも面倒に感じるこ
とが少なくないからである。
【0005】そこで、いわゆるコンビニエンスストアを
利用した代金の支払が考えられる。金融の自由化に伴
い、コンビニエンスストアにおいても商品代金の受取業
務が可能となったからである。コンビニエンスストアは
特に東京や大阪をはじめとする都市部においては中心オ
フィス街だけでなく住宅街にもあり、また銀行や郵便局
と異なって深夜も利用できるなど、支払機会が圧倒的に
拡大するという点で極めて便利である。
【0006】しかしながら、この場合にも問題はある。
何故なら各種のチケットを販売する主催事業者は多数あ
り、一方、代金の受取代行を行うコンビニエンスストア
側は領収代金の計算や手数料処理など煩わしい事務操作
が増大するばかりで、商品の小売販売という本来の業務
がおろそかになる危険性があるからである。
【0007】このような問題は、チッケットのような期
限付き商品ばかりでなく、通信販売事業者の代金代行回
収でも、同じであった。つまり、全国に多数ある通販事
業者の代金回収をコンビニエンスストアが代行すること
が検討されたが、代行事務の煩雑や各事業者との契約提
携に伴うリスクなど、解決すべき課題が多かった。そこ
で本出願人は、コンビニエンスストア側の事務煩雑を解
消し、小規模な通販業者もコンビニエンスストアによる
代金収納制度を利用できるようにするべく、事務集計を
管理するシステム装置を提案した(特願平10−264
00号)。
【0008】このシステムは、図3に示すように、複数
のコンビニエンスストア1〜3と、その本部の統括装置
4の存在を前提とし、通販事業者の端末装置5と本部の
統括装置4とを中継する第三者機関の管理装置6を設
け、この管理装置6が通販事業者の端末装置5に対して
所定形式の伝票発行を許可する形式をとった。符号7は
通販事業者のプリンタ装置である。通販事業者は、管理
装置6からの伝票発行許可を受け、直ちに顧客8に伝票
を送付し、商品とともに伝票を受け取った顧客8は近く
のコンビニエンスストア1〜3に立ち寄って代金を支払
う。この場合、各種の契約は、各通販事業者と第三者機
関、第三者機関と本部の間で成立していれば良く、本部
のリスクは解消された。また、このような方式によれ
ば、商品購入をした顧客8がコンビニエンスストア1〜
3に立ち寄る機会が増えるので、手数料の収入に加えて
集客機会の増大というメリットがコンビニエンスストア
1〜3に発生することになった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スポー
ツ観戦チケットやコンサートチケットのような期限付き
商品の販売には、かかる従来の伝票発行システムは適当
ではない。事業者から郵送される伝票を待っていたので
は開催日時に間に合わないこともあり、しかもキャンセ
ルが発生すると、主催事業者のリスクは従前と異ならな
いからである。動産商品と異なり、イベントチケットは
後日その返却を受けても無意味である。
【0010】主催事業者としては、開催日時までにすべ
ての入場希望者から代金の支払を受けたときに、はじめ
てチケットの完売を確認できるわけであり、代金未納が
生じている場合、つまり不確定な残席がある場合は、速
やかに他の入場希望者にチケットを割り振って完売を実
現したい。また確実に代金を回収することによって、は
じめてダブルブッキングの問題を解決できる。
【0011】そこで本発明の目的は、期限付き商品の代
金回収をコンビニエンスストアで行うことを前提とし
て、事務の煩雑を発生させず、かつ代金回収を受けた販
売実績の把握と残数確認を明確容易にする点にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る期限付き商品の販売管理装置は、期限
付き商品の販売予約データを後段へ送出する複数の発注
装置と、該第一の装置から送られた販売予約データを格
納処理するメイン装置と、該メイン装置から送られた処
理データに基づき支払伝票を発行する複数の領収装置と
からなり、前記発注装置は、購入希望者を特定するプラ
イベートIDデータと、商品を特定する商品IDデータ
とをメイン装置に送出する購入希望データ送出部を備
え、前記領収装置は、購入希望者を特定するIDデータ
入力スイッチを備えるとともに、該IDデータ入力スイ
ッチの操作に応じ、前記メイン装置を介して送られる伝
票データに基づき所定形式の支払伝票を印刷発行する伝
票発行装置と、代金納入があったときに、当該支払伝票
の記載データとともに、メイン装置に対して支払確認信
号を送出する確認信号送出スイッチとを備えており、前
記メイン装置は、発注装置から送られる購入希望データ
の内容をチェックする購入希望データ処理部と、購入希
望データが所定のプライベートIDデータと商品IDデ
ータの条件を満たすときに固有の受付番号を付与する受
付番号付与部と、該固有の識別番号を伴う購入希望デー
タを格納するメインメモリとを備え、当該メインメモリ
は、領域分割した複数のメモリ領域を備えて、各発注装
置に割当てられた識別IDに基づき個別の領域に購入希
望データを格納する一方、さらにメイン装置は、領収装
置から送られた購入希望者を特定するためのIDデータ
に基づき、メインメモリから読み出された購入希望デー
タについて購入期限のチェックを行う第一の期限管理タ
イマ装置と、メインメモリから読みだした購入希望デー
タに応じて所定の伝票作成データを前記伝票発行装置へ
送出する伝票データ送出部とを備えてなり、メイン装置
および前記領収装置のいずれか一方に、前記確認信号送
出スイッチのON操作の時刻に準拠して購入期限のチェ
ックを行う第二の期限管理タイマ装置を備え、当該第二
の期限管理タイマ装置から送出されたOK信号または領
収装置から送出される支払確認信号に基づき、前記メイ
ンメモリに格納された購入希望データに支払完了データ
を書込付与する支払データ処理部をメイン装置内に備え
ることを特徴とする。
【0013】前記メイン装置および前記領収装置のいず
れか一方に、確認信号送出スイッチのON操作の時刻デ
ータについて所定時間の支払猶予を設定する期限延長部
を配する場合がある。また購入希望者を特定するための
IDデータは、購入希望者のプライベートIDデータお
よび受付番号のうちいずれか一方とする場合がある。ま
た前記、購入希望者のプライベートIDデータは、購入
希望者の電話番号である場合がある。
【0014】
【作用】全体の把握を容易にするため、図2に、本発明
に係る管理装置の原理の概略を示す。符号10は商品購
入を希望する顧客、11は期限付き商品を販売する事業
者の発注装置、12は第三者機関のメイン装置、14は
複数のコンビニエンスストアa〜cからなる系列店舗
群、15は系列店舗の本部装置である。
【0015】本発明に係る期限付き商品は、必ずしもイ
ベントチケットには限定されず例えば期間限定商品であ
っても良いが、簡単のため以下においてはイベントチケ
ットを例に取って説明する。
【0016】まず予約の受付であるが、販売事業者は、
電話、インターネット通信、その他の通信連絡方法で、
顧客10からの購入希望を受け付ける。受け付けた購入
希望データは、キーボード等の入力手段または通信文書
を介して発注装置11に一旦格納する。ここで必要なデ
ータは、顧客10を特定するためのプライベートID
(電話番号、名前等)、希望チケットの日時、枚数、席
種である。
【0017】各販売事業者は、発注装置11を介してメ
イン装置12に対し、購入希望データを発信する。集約
して定期発信しても良いが、支払期限が限られているの
で受け付けた個別の購入希望データごとに即時送信する
ことが望ましい。携帯電話やPHSの普及により、顧客
10はコンビニエンスストア店内から販売事業者に電話
注文する可能性があり、その場合は数十秒〜数分以内に
代金の支払が開始されるからである。
【0018】メイン装置12は、着信データに対して固
有の受付番号を付与し、直ちに発注装置11に返送す
る。販売事業者は、顧客10に対してその受付番号を返
信通知する。電話受付の場合はオペレータが口頭で伝達
する。
【0019】またメイン装置は、受付番号とともに購入
希望データを個別のメモリ領域に格納する。メモリ領域
の割当方式は特に限定されないが、販売事業者ごと、あ
るいは同じ販売事業者でもイベントごとに割当保有して
いる領域に適当形式をもって格納すれば良い。
【0020】一方、購入希望者は、適当な時間帯にコン
ビニエンスストアa〜cに出向く。コンビニエンススト
アa〜cは、代金の領収装置を備える。購入希望者は、
まずIDデータ入力スイッチによって自分を特定する。
特定の方式は、通常は受付番号を入力すれば良い。しか
し受付番号を忘れる顧客も少なくないので、電話番号ま
たは名前によってもIDを特定可能とすることが望まし
い。
【0021】IDデータ入力スイッチの操作があったと
きは、メイン装置12が、当該個人(法人も含む)の購
入希望データを読み出し、支払期日をチェックする。支
払期日を徒過している場合は、適当なNGメッセージデ
ータを返送する。NGがあったときは、当該顧客の購入
希望はキャンセルの取り扱いである。
【0022】支払期日以内の場合は、コンビニエンスス
トアa〜cの領収装置に対して伝票データが送出され
る。この伝票データは、例えばバーコード表示形式をと
る。爾後の取り扱いが容易だからである。
【0023】受付番号を入力し、バーコード伝票を受け
取った顧客10は、支払カウンタ(レジ)で必要代金を
支払う。支払カウンタは、バーコード伝票を光学リーダ
で読取可能であるから、通常の商品と同じ取り扱いをす
れば良い。レジで代金を領収したときは、係員は即時ま
たは一定時間ごと確認スイッチをONする。一定時間ご
とに連絡するのは、まとめて連絡することによりダイア
ルアップ接続方式の場合における事務の煩雑を解消する
ためである。
【0024】この確認スイッチのON操作により、メイ
ン装置12は、当該顧客のデータを更新し、即時または
定期時刻に、或いは要求に応じて販売事業者の発注装置
11に返送する。これにより発注装置11では、現在の
残席確認が可能となる。
【0025】一方、コンビニエンスストアa〜cに出向
き、受付番号等のIDを入力して伝票を受け取っても、
実際には金銭の支払をしない顧客もある。また、店内が
混雑しており伝票を受け取ってもすぐに支払が出来ない
場合がある。期限付きの商品であるから、例えば午前0
時までという支払期限があるときに、午後11時55分
に店に出向いても、レジが混んでいる等の理由で、決め
られた時刻までに支払を出来ない場合は、それによって
キャンセル処理を受けると不公平感が残るだけでなく、
システムの欠陥を指摘される可能性が高い。
【0026】そこで本発明に係る装置は、伝票の受け取
り時刻と、実際の支払時刻とを区別して取り扱う。まず
伝票の受け取り操作の開始時刻で第一の期限をチェック
し、その段階でメイン装置12のOKを受け、伝票を受
け取ったときは、その段階から所定時間(例えば30〜
60分)の猶予カウントを受ける。これがメイン装置ま
たはレジの受領装置に配した、第二の期限管理タイマ装
置である。
【0027】この第二の期限管理タイマ装置のカウント
が所定時間を経過すると、当該顧客の伝票はキャンセル
となる。但し、当然であるが最終の支払時刻が、もとも
との支払期限内であるときは、再度の伝票発行も可能で
あるし、また発行された伝票の有効性が否定されること
もない。第二の期限管理タイマ装置がNGを出すのは、
あくまで期限ぎりぎりに伝票を受け取ってなおかつ猶予
時刻を徒過した顧客に対してだけである。
【0028】尚、本部装置15は、期限付き商品の管理
に関しては積極的な機能を果たす必要はない。系列店舗
群14の領収装置とメイン装置12との接続が確保され
る限り本部装置15はチェック機能さえもっていれば良
いからである。本部装置15とメイン装置とは例えば専
用線で接続し、本部装置15は系列店舗群14とメイン
装置12を中継するのが最も簡単である。勿論、本部装
置15を介さず系列店舗群14とメイン装置12をダイ
レクトに結んでも良い。その場合は、例えば公衆回線を
通したダイアルアップ接続の方式をとることができる。
【0029】
【実施例】図1は、本発明に係る期限付き商品の販売管
理装置の一例を示すものである。20は顧客群、Xは特
定のチケットの購入希望者、25は販売事業者群、26
は販売事業者が備える発注装置、Yは特定の販売事業者
の発注装置、30はメイン装置、50はある特定のコン
ビニエンスストアの領収装置である。領収装置50は、
伝票を発行するための伝票発行装置51と、代金の領収
を確認してメイン装置30にデータ送出する支払確認ス
イッチ52を備える。尚、伝票発行装置51には、顧客
が自己を特定するためのIDデータ(受付番号、電話番
号等)を入力するID入力部(図示せず)がある。
【0030】メイン装置30は、購入希望データを格納
するための手段と、格納した購入希望データに基づいて
伝票を発行するための手段を備える。
【0031】購入希望データを格納するための手段は、
ルータ装置31、購入希望データ処理部32、受付番号
付与部33、およびメインメモリ35からなる。ルータ
装置31は、複数の発注装置26との送受信を実現する
ための経路分岐器である。このルータ装置31を通って
購入データ処理部32に入ったデータは、送信先の販売
事業者ごとにデータが仕訳され爾後の処理を受ける。
【0032】購入希望データ処理部32には、発注装置
Yから顧客ID(プライベートID;例えば電話番号、
名前)と、希望商品の内訳(商品ID;例えば日時、枚
数、席種、金額、支払期日)とが送られる。爾後の処理
に必要な最低限度のデータが欠落している場合、あるい
は希望座席が無い場合には、発注装置Y(26)に対し
てNG信号を送出し、データ変更の待機に入る。処理可
能なデータが揃っている場合は、受付番号付与部33に
おいて当該希望データに受付番号を付与し、メインメモ
リ35の所定領域に当該データを格納するとともに、直
ちに発注装置Yに受付番号を返送する。尚、符号39
は、処理経過や最終処理データを発注装置Y(26)に
送出する処理データ送出部である。受付番号の返送は、
受付番号処理部33からダイレクトに返しても良いし、
処理データ送出部39を介して戻しても良い。
【0033】メインメモリ35は、多数の販売事業者か
ら送られる各種データを格納するため複数の領域36に
フィールド分割される。例えば、この実施例では発注装
置Yの販売事業者は、二つの領域Z、Wを確保してお
り、このうち発注装置Yから送られるチケットの購入希
望データは、領域Zに格納するものとする。従って領域
Zには、顧客ID、商品ID(支払期限を含む)、受付
番号が所定のデータベース形式で格納される。単純なテ
ーブル形式、リレーショナル構造形式等、格納形式は特
に限定されない。
【0034】一方、格納した購入希望データに基づいて
伝票を発行するための手段は、さらに伝票発行のための
手段と、支払期限をチェックするための手段とによって
構成する。
【0035】まず伝票発行のための手段は、系列店舗の
領収装置50から送られる顧客IDデータ(プライベー
トIDデータ)をメイン装置30に中継するための中継
装置41と、受け付けたデータに基づいてメインメモリ
35から必要データを読み出す受付データ処理部42
と、読み出した購入希望データに基づいて伝票発行デー
タを付加する伝票データ送出部43とによって構成す
る。
【0036】中継装置41は、本部装置(15)であっ
ても良いが、領収装置50とダイレクトにデータ交換を
行う場合は、ターミナルアダプタ等の公衆回線用データ
中継器を用いる。受付データ処理部42は、系列店舗に
出向いた顧客XからのIDデータに基づいて、Xの個人
的な購入希望データを読み出す。この場合、顧客Xはコ
ンビニエンスストアに配置してある伝票発行装置51の
ID入力部に対し、受付番号(受付番号を忘れた場合は
自分の電話番号)を入力すれば良い。読み出された購入
希望データには、伝票データ送出部43が所定形式の伝
票発行データを付加する。尚、発行する伝票の形式はバ
ーコード表記が最も処理容易であり好ましいが、通常の
領収書形式(文字データ形式)を併用しても構わない。
【0037】尚、本実施例では、コンビニエンスストア
に配する領収装置50を伝票発行装置51と支払確認ス
イッチ52という、ふたつの構成要素に区分してある。
勿論これらは本来ひとつハード構成としても構わない。
しかしながら、伝票の発行と支払確認とを同一の場所
(レジ)で行うと、レジカウンタが混雑して通常の業務
に支障をきたす虞れがある。このため、チケット購入者
(X)が支払伝票を受け取る処理と、レジで実際に代金
を支払う処理は分離し、本来の業務に不必要な遅延を起
こさないよう配慮することが望ましく、このため伝票発
行装置51と支払確認スイッチ52とは別の装置として
構成し、離隔させて配置すべく説明した次第である。
【0038】次に、支払期限をチェックするための手段
は、伝票発行操作の時刻を管理する第一の期限管理タイ
マ装置T1と、代金支払をレジ係員が確認したことを確
定する前記支払確認スイッチ52のON操作時刻を管理
する第二の期限管理タイマ装置T2とを備えるととも
に、第二の期限管理タイマ装置T2がOK信号を出した
ときに購入希望データを書き換える支払データ処理部4
7とからなる。符号46は期限管理部、49は猶予処理
部である。尚、伝票の受け取りから実際の支払を行うま
での、一定時間の猶予カウントを行う猶予処理部49は
第二の期限タイマ装置T2に付随する機能であるから、
必ずしも分離した構成要素として把握する必要はない。
しかしながら、猶予時間をどのように設定するかは各コ
ンビニエンスストア本部の任意であり、自由な設計変更
を可能とするべく別構成としてシステムを構築すること
が望ましい。
【0039】第一の期限管理タイマ装置T1は、顧客X
が伝票発行装置51を介して自己の顧客IDを入力した
ときの時刻を確認し、その時刻が商品IDに含まれる支
払期限を過ぎていないかどうかを判別する。期限を徒過
している場合は、すでに当該購入依頼はキャンセル扱い
になるので直ちにNGデータを返送する。NGメッセー
ジがあった場合でも、顧客Xは、販売事業者Yに対して
再度購入希望を伝達し、残席があれば同様の手順でチケ
ットを入手することが出来る。一方、顧客IDの入力操
作時刻が支払期限以内の場合は、伝票データ送出部43
を介して、伝票発行装置51から所定形式の支払伝票が
プリントアウトされる。尚、メイン装置30内部におけ
る伝票発行データの付加処理は、第一の期限管理タイマ
装置T1のチェック後であっても良い。
【0040】第二の期限管理タイマ装置T2は、顧客X
が実際に代金を支払った時刻をチェックするものであ
る。例えばコンビニエンスストアのレジ係員が代金領収
を確認し、支払確認スイッチ52をON操作した時刻を
基準とする。第一の期限管理タイマ装置T1の期限チェ
ックをクリアしても、さまざまな理由で代金の支払実行
がなされない可能性がある。第二の期限管理タイマ装置
T2は、最終的な代金支払がいつの時点で行われたかを
チェックし、入手機会の公平と迅速な手配処理を可能と
する。
【0041】尚、第二の期限管理タイマ装置T2は、実
際の支払時刻を基準として期限の判断をしても良いので
あるが、期限を守ろうとする顧客のなかにも、ぎりぎり
の時刻に出向いて伝票を受け取るケースが少なくないと
想われる。このような場合、伝票発行時刻が契約期限内
でも、実際の支払時刻が刻限を過ぎているとキャンセル
扱いにするのは顧客に対して酷に過ぎる。そこで、適宜
の処理手段により、伝票発行時刻から実際の支払時刻ま
での間に猶予時間を設け、その猶予時間内であれば仮令
期限時刻を超過していても有効な契約行為としての取り
扱いをすることが望ましい。例えば、本実施例に係る猶
予処理部49を別途設け、バーコード等に記入された支
払期限に一定の猶予時間(例えば30分)を付加し、店
内の混雑や自由な買い物の時間のための延長時間を認め
る等である。猶予処理部49を設けなくとも、第二の期
限管理タイマ装置T2が、一定の遅延を許容するカウン
ト設計になっていれば良い。いずれにせよ第二の期限管
理タイマ装置T2は、伝票発行時刻(操作開始時刻でも
良い)に準拠し、所定の猶予時間を許容しつつ支払時刻
をチェックして、期限内であればOK処理を行い、期限
を過ぎていればNG処理を行う。OKの場合は、支払デ
ータ処理部47が、メインメモリ35の領域Zにある対
応データを支払済みに書き換え、必要に応じ処理データ
送出部39を介して販売事業者に経過報告を行う。
【0042】従って、かかる期限付き商品の販売管理装
置によれば、購入希望者であるXは次の手順でチケット
を入手する。
【0043】まず電話その他の通信手段で販売事業者に
希望を伝え、受付番号をもらう。そしてコンビニエンス
ストアに出向き、モニタ装置の誘導手順に従って自分の
IDを入力する。支払期限内の操作であればバーコード
伝票が自動的にプリントアウトされるので、そのバーコ
ード票を受け取り、レジ係員にそのバーコード票をみ
せ、代金を支払う。以上ですべての処理が完了する。伝
票発行の操作時刻や実際の支払時刻が期限を過ぎていれ
ばキャンセル扱いになるが、その場合は再度の申込をし
て、残席があればそれを確保する。このような処理によ
って主催事業者はダブルブッキングの危険を冒すことな
く、公平かつ迅速にチケットの販売手配を行うことが可
能となる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る期限付
き商品の販売管理装置によれば、事務の煩雑を発生させ
ず、代金回収を受けた販売実績の把握と残数確認を明確
かつ容易にすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る装置の実施例を示すブロック図で
ある。
【図2】本発明に係る装置の原理の概略を示すブロック
図である。
【図3】本出願人が提案した従来の伝票装置の一例を示
すブロック図である。
【符号の説明】
20 顧客群 25 販売事業者群 26 発注装置 30 メイン装置 31 ルータ装置 32 購入希望データ処理部 33 受付番号付与部 35 メインメモリ 39 処理データ送出部 41 中継装置 42 受付データ処理部 43 伝票データ送出部 46 期限管理部 47 支払データ処理部 49 猶予処理部 50 領収装置 51 伝票発行装置 52 支払確認スイッチ T1 第一の期限管理タイマ装置 T2 第二の期限管理タイマ装置 X 本実施例に係る特定の購入希望者 Y 本実施例に係る特定の発注装置 Z 本実施例に係るデータの格納領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉元 啓介 北海道札幌市中央区北2条西4丁目札幌三 井ビル 三井物産株式会社北海道支社内 Fターム(参考) 3E042 CB01 CB07 CC09 CD04 CD10 EA01 5B049 BB11 BB61 CC05 CC06 CC31 DD02 FF02 FF07 GG04 GG07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】期限付き商品の販売予約データを後段へ送
    出する複数の発注装置と、 該第一の装置から送られた販売予約データを格納処理す
    るメイン装置と、 該メイン装置から送られた処理データに基づき支払伝票
    を発行する複数の領収装置とからなり、 前記発注装置は、 購入希望者を特定するプライベートIDデータと、商品
    を特定する商品IDデータとをメイン装置に送出する購
    入希望データ送出部を備え、 前記領収装置は、 購入希望者を特定するIDデータ入力スイッチを備える
    とともに、 該IDデータ入力スイッチの操作に応じ、前記メイン装
    置を介して送られる伝票データに基づき所定形式の支払
    伝票を印刷発行する伝票発行装置と、 代金納入があったときに、当該支払伝票の記載データと
    ともに、メイン装置に対して支払確認信号を送出する確
    認信号送出スイッチとを備えており、 前記メイン装置は、 発注装置から送られる購入希望データの内容をチェック
    する購入希望データ処理部と、 購入希望データが所定のプライベートIDデータと商品
    IDデータの条件を満たすときに固有の受付番号を付与
    する受付番号付与部と、 該固有の識別番号を伴う購入希望データを格納するメイ
    ンメモリとを備え、 当該メインメモリは、領域分割した複数のメモリ領域を
    備えて、各発注装置に割当てられた識別IDに基づき個
    別の領域に購入希望データを格納する一方、 メイン装置は、領収装置から送られた購入希望者を特定
    するためのIDデータに基づき、メインメモリから読み
    出された購入希望データについて購入期限のチェックを
    行う第一の期限管理タイマ装置と、 メインメモリから読みだした購入希望データに応じて所
    定の伝票作成データを前記伝票発行装置へ送出する伝票
    データ送出部とを備えてなり、 メイン装置および前記領収装置の少なくともいずれか一
    方に、前記確認信号送出スイッチのON操作の時刻に準
    拠して購入期限のチェックを行う第二の期限管理タイマ
    装置を備え、 当該第二の期限管理タイマ装置から送出されたOK信号
    または領収装置から送出される支払確認信号に基づき、
    前記メインメモリに格納された購入希望データに支払完
    了データを書込付与する支払データ処理部をメイン装置
    内に備えることを特徴とする期限付き商品の販売管理装
    置。
  2. 【請求項2】前記メイン装置および前記領収装置のいず
    れか一方に、確認信号送出スイッチのON操作の時刻デ
    ータについて所定時間の支払猶予を設定する期限延長部
    を配することを特徴とする請求項1記載の期限付き商品
    の販売管理装置。
  3. 【請求項3】前記、購入希望者を特定するためのIDデ
    ータは、購入希望者のプライベートIDデータおよび受
    付番号のうちいずれか一方であることを特徴とする請求
    項1または請求項2記載の期限付き商品の販売管理装
    置。
  4. 【請求項4】前記、購入希望者のプライベートIDデー
    タは、購入希望者の電話番号であることを特徴とする請
    求項1乃至請求項3記載の期限付き商品の販売管理装
    置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002024738A (ja) * 2000-07-10 2002-01-25 Virejji:Kk 料金支払システム
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JP2003030471A (ja) * 2001-07-18 2003-01-31 Fujitsu Ltd 注文者認証機能を有する電子商取引提供システム
JP2015203887A (ja) * 2014-04-10 2015-11-16 ヤフー株式会社 決済装置、決済方法及び決済プログラム

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