JP2000067233A - 色変換装置および記録媒体 - Google Patents

色変換装置および記録媒体

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JP2000067233A
JP2000067233A JP10238732A JP23873298A JP2000067233A JP 2000067233 A JP2000067233 A JP 2000067233A JP 10238732 A JP10238732 A JP 10238732A JP 23873298 A JP23873298 A JP 23873298A JP 2000067233 A JP2000067233 A JP 2000067233A
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tetrahedron
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JP10238732A
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Koki Uetoko
弘毅 上床
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 色変換装置の構成を簡略化する。 【解決手段】 単位4面体選択部7は、入力パラメータ
r,g,bの下位ビットの大小関係を参照し、対応する
単位4面体を選択する。下位ビット順序設定部20は、
乗算回路12〜14に供給する下位ビットの順序を設定
する。差分値テーブル8〜10は、単位4面体と単位立
方体の共通の辺上に位置する隣接頂点に対応する出力パ
ラメータの差分値を格納しており、入力パラメータの上
位ビットに対応する差分値を出力する。基準値テーブル
11は、単位直方体の基準値P0を格納しており、入力
パラメータの上位ビットに対応する基準値を出力する。
乗算回路12〜14および加算回路15〜17は、差分
値テーブル8〜10、基準値テーブル11、および、下
位ビット順序設定部20の出力に対して乗算および加算
処理を施し、得られたデータを出力パラメータP’とし
て出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は色変換装置および記
録媒体に関し、特に、第1の表色系に係わる3つのパラ
メータを入力し、第2の表色系のパラメータに変換して
出力する色変換装置およびそのような色変換処理をコン
ピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】異なる表色系に基づく画像処理装置の間
で画像情報を授受する場合には、色に関するパラメータ
を適宜変換する必要が生ずる。例えば、コンピュータに
記録されている画像データを、カラープリンタによって
印刷する場合には、コンピュータの表色系であるRGB
(Red Green Blue)表色系から、カラープリンタの表色
系であるCMYK(Cyan Magenta Yellow Black )表色
系に変換する必要が生ずる。
【0003】色に関するパラメータの変換(以下、単に
色変換と言う)を行うための手法は種々提案されている
が、その中でも比較的高い変換精度を有する変換方法と
して、テーブルメモリを用いた手法が知られている。
【0004】これは、色空間の入出力関係をテーブルメ
モリで対応付けするものであり、例えば、RGB表色系
の3つのパラメータR,G,B(以下、入力パラメータ
と言う)を入力し、それらのパラメータから特定される
アドレスに格納されているCMYK表色系の1つのパラ
メータ(以下、出力パラメータと言う)を出力する。
【0005】ところで、このような方法では、すべての
入力パラメータの組み合わせに対応する出力パラメータ
を記憶しようとすると膨大な記憶容量が必要となる。例
えば、入出力共に各色8ビット割り当てた場合では、1
色につき16M(=256×256×256)バイトも
の記憶容量が必要となる。従って、このような方法はあ
まり実用的であるとは言い難い。
【0006】そこで、記憶容量を削減する方法として、
色補正演算の連続性を前提として出力色空間を補間する
ことにより、必要な記憶容量を削減する方法が検討され
てきた。
【0007】例えば、特公昭58−16180号公報に
開示されている方法では、色空間を複数の単位色空間に
分割するとともに、入力パラメータをその分割の態様に
応じて上位ビットと下位ビットに分割する。そして、入
力パラメータの上位ビットによって指定される単位色空
間の所定の頂点に対応する出力パラメータと、下位ビッ
トによって指定される重み係数とを用いることにより、
出力パラメータを算出することができる。
【0008】より詳細には、入力パラメータに係わる色
空間が(x,y,z)で表される3次元空間であるとす
ると、色空間を、先ず、図6に示すように入力パラメー
タの上位ビットで指定される単位直方体に分割し、更に
この単位直方体を図7に示すように6個の4面体に分割
してこれを単位補間区分とする。
【0009】続いて、入力パラメータの下位ビットの大
小関係から入力色(入力パラメータによって特定される
色)が属する単位4面体を判定し、その4面体の4頂点
に対応する出力パラメータをテーブルより読み出す。
【0010】そして、読み出された出力パラメータと、
下位ビットから決定される重み係数とを乗算し、得られ
た結果をそれぞれ加算することにより所望の出力パラメ
ータを得る。
【0011】ここで、単位4面体の4頂点での出力パラ
メータをPi(i=0〜3)、各頂点に対する重み係数
をWi(i=0〜3)とすると、目標値としての出力パ
ラメータP’は以下の補間演算式によって表すことがで
きる。
【0012】
【数1】 P’=ΣPi×Wi (i=0〜3,ΣWi=1) ・・・(1) このように単位4面体を単位補間区分とすることによ
り、例えば、単位補間区分を直方体とした場合に比較し
て、出力パラメータの個数を4つ削減することができる
(直方体では頂点は8つであるので出力パラメータも8
個となる)ため、演算の回数を減少させ、もって演算を
高速化することが可能となる。
【0013】しかしながら、この例では出力変換データ
Piの絶対値がテーブルに記憶されているために、入力
パラメータの変化分に対して出力パラメータがあまり変
動しない場合でも、出力パラメータのダイナミックレン
ジがそのままテーブルのビット幅に割り当てられてお
り、メモリを有効に活用しているとは言い難いという問
題点があった。即ち、出力パラメータPi(i=0〜
3)は単位4面体の頂点であり、相互に隣接した点であ
るので、それらの値も相互に接近した値である。しか
し、前述の方法ではこのようなデータの特徴を充分に生
かしていないという問題点があった。
【0014】また、入力パラメータに対する出力パラメ
ータを求める際に、4つの重み係数と、単位4面体の頂
点に対応する4つの出力パラメータとを乗算し、得られ
た結果を加算しなければならず、ハードウェア化の観点
からは更なる回路構成の簡略化が望まれていた。
【0015】そこで、色変換装置の更なる簡単化および
記憶容量の削減を図るための方法が特開平4−3322
62号公報に開示されている。この例では、4面体補間
方式において、以下の補間演算式で表される補間方法を
用いた色変換装置が開示されている。
【0016】
【数2】 P0 +Σ(Pi−P0 )×Wi(i=1〜3) ・・・(2) この補間方法を実現する色変換装置のブロック図を図8
に示す。
【0017】この図において、入力パラメータ1r,1
g,1bは、RGB表式系のパラメータ群である。な
お、入力パラメータ1r,1g,1bは、それぞれ、上
位ビット2と下位ビット3とに分割されて装置の各部に
供給される。
【0018】重み係数テーブル4〜6は、重み係数Wを
格納しており、入力パラメータの下位ビットに対応する
重み係数Wを出力する。単位4面体選択部7は、入力パ
ラメータ群の下位ビットの大小関係を参照し、対応する
単位4面体を選択して出力する。
【0019】差分値テーブル8〜10は、単位4面体の
頂点に対応する出力パラメータの差分値を格納してお
り、単位4面体選択部7によって選択された単位4面体
と入力パラメータ群の上位ビットと対応する差分値を出
力する。
【0020】基準値テーブル11は、各単位直方体の基
準値P0を格納しており、入力パラメータの上位ビット
に対応する基準値を出力する。乗算回路12は、重み係
数テーブル4の出力と、差分値テーブル8の出力とを乗
算して出力する。
【0021】乗算回路13は、重み係数テーブル5の出
力と、差分値テーブル9の出力とを乗算して出力する。
乗算回路14は、重み係数テーブル6の出力と、差分値
テーブル10の出力とを乗算して出力する。
【0022】加算回路15は、乗算回路12の出力と乗
算回路13の出力とを加算して出力する。加算回路16
は、乗算回路14の出力と基準値テーブル11の出力と
を加算して出力する。
【0023】加算回路17は、加算回路15の出力と加
算回路16の出力とを加算し、出力パラメータP’とし
て出力する。この図に示すような構成によれば、補間演
算に用いる乗算器を4個から3個に減少させることがで
きるので、ハードウェアの簡単化が図れる。また、差分
値テーブル4〜6に記憶するデータの値が取り得る範囲
は、差分前のデータに比較して狭いことから、記憶ビッ
ト幅を減らすことも可能であるので、記憶容量を削減す
ることも可能である。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
特開平4−332262の例では、重み係数Wi(i=
1〜3)を得るための手段が必要になる。
【0025】重み係数提供手段の詳細な実施例について
は前述の公報には記載されていないが、図8に例として
挙げたように、重み係数を予めテーブルデータに格納し
ておき、入力パラメータの下位ビットからアドレッシン
グして重み係数が提供される構成であるとすると、記憶
容量が嵩み、また、データの読み出しに時間を要してし
まうという問題点があった。
【0026】そこで、重み係数を直接演算する構成とす
ると、演算回路が必要となって回路規模が増大するとと
もに演算処理に時間を要するという問題点があった。本
発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、第
1の表色系に係わる3つのパラメータを入力し、第2の
表色系のパラメータに変換して出力する色変換装置にお
いて、より簡単な構成でかつ回路規模を小さくできる色
変換装置を提供することを目的としている。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、第1の表色系に係わる3つのパラメータ
を入力し、第2の表色系のパラメータに変換して出力す
る色変換装置において、前記第1の表色系に係わる3つ
のパラメータからなるパラメータ群を入力するパラメー
タ群入力手段と、前記パラメータ群入力手段から入力さ
れたパラメータ群のそれぞれのパラメータを上位ビット
と下位ビットに分割する分割手段と、前記第1の表色系
の色空間を前記分割手段の分割の態様に応じて複数の単
位立方体に分割し、更に、各単位立方体を6個の単位4
面体に分割した場合に、前記単位立方体と前記単位4面
体の共通の辺上に位置する各隣接頂点に対応する第2の
表色系のパラメータの差分値を記憶する差分値記憶手段
と、前記単位立方体のそれぞれに対応する第2の表色系
のパラメータの基準値を記憶する基準値記憶手段と、前
記下位ビットに応じて、対応する単位4面体を選択する
単位4面体選択手段と、前記単位4面体選択手段によっ
て選択された単位4面体と前記上位ビットとに対応する
差分値を前記差分値記憶手段から読み出す差分値読み出
し手段と、前記単位4面体選択手段によって選択された
単位4面体と前記下位ビットとに対応して、前記差分値
読み出し手段によって読み出された差分値と前記3つの
パラメータの下位ビットとを適宜組み合わせて演算する
演算手段と、前記演算手段の演算結果を前記第2の表色
系のパラメータとして出力する出力手段と、を有するこ
とを特徴とする色変換装置が提供される。
【0028】ここで、パラメータ群入力手段は、第1の
表色系に係わる3つのパラメータからなるパラメータ群
を入力する。分割手段は、パラメータ群入力手段から入
力されたパラメータ群のそれぞれのパラメータを上位ビ
ットと下位ビットに分割する。差分値記憶手段は、第1
の表色系の色空間を分割手段の分割の態様に応じて複数
の単位立方体に分割し、更に、各単位立方体を6個の単
位4面体に分割した場合に、単位立方体と単位4面体の
共通の辺上に位置する各隣接頂点に対応する第2の表色
系のパラメータの差分値を記憶する。基準値記憶手段
は、単位立方体のそれぞれに対応する第2の表色系のパ
ラメータの基準値を記憶する。単位4面体選択手段は、
下位ビットに応じて対応する単位4面体を選択する。差
分値読み出し手段は、単位4面体選択手段によって選択
された単位4面体と上位ビットとに対応する差分値を差
分値記憶手段から読み出す。演算手段は、単位4面体選
択手段によって選択された単位4面体と下位ビットとに
対応して、差分値読み出し手段によって読み出された差
分値と3つのパラメータの下位ビットとを適宜組み合わ
せて演算する。出力手段は、演算手段の演算結果を第2
の表色系のパラメータとして出力する。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態の構
成例を示すブロック図である。なお、この図において、
図8と対応する部分には同一の符号を付してあるのでそ
の説明は適宜省略する。
【0030】この図において、入力パラメータ1r,1
g,1bは、RGB表式系のパラメータ群である。な
お、入力パラメータ1r,1g,1bは、それぞれ、上
位ビット2と下位ビット3とに分割されて装置の各部に
供給される。
【0031】単位4面体選択部7は、入力パラメータ群
の下位ビットの大小関係を参照し、対応する単位4面体
を選択して出力する。下位ビット順序設定部20は、乗
算回路12〜14に供給する下位ビットの順序を設定す
る。
【0032】差分値テーブル8〜10は、単位4面体と
単位立方体の共通の辺上に位置する隣接頂点に対応する
出力パラメータの差分値を格納しており、入力パラメー
タの上位ビットに対応する差分値を出力する。
【0033】基準値テーブル11は、単位直方体の基準
値P0を格納しており、入力パラメータの上位ビットに
対応する基準値を出力する。乗算回路12は、下位ビッ
ト順序設定部20の出力と、差分値テーブル8の出力と
を乗算して出力する。
【0034】乗算回路13は、下位ビット順序設定部2
0の出力と、差分値テーブル9の出力とを乗算して出力
する。乗算回路14は、下位ビット順序設定部20の出
力と、差分値テーブル10の出力とを乗算して出力す
る。
【0035】加算回路15は、乗算回路12の出力と乗
算回路13の出力とを加算して出力する。加算回路16
は、乗算回路14の出力と基準値テーブル11の出力と
を加算して出力する。
【0036】加算回路17は、加算回路15の出力と加
算回路16の出力とを加算し、出力パラメータP’とし
て出力する。次に、以上の実施の形態の動作について説
明する。以下では、先ず、本実施の形態の動作の概要に
ついて説明した後、本実施の形態の詳細な動作について
説明する。
【0037】本実施の形態では、RGB表色系に係わる
3つの入力パラメータ(r,g,b)が入力され、その
パラメータに対応するCMYK表色系に係わる出力パラ
メータ(c,m,y,k)の1つをP’として出力す
る。
【0038】ここで、入力パラメータ(r,g,b)の
それぞれ8ビットのデータとし、その上位ビットを(r
h,gh,bh)、下位ビットを(rl,gl,bl)
で表す。
【0039】入力パラメータ(r,g,b)が与えられ
ると、先ず、上位ビット(rh,gh,bh)が参照さ
れ、図2に示す入力色空間を構成する何れの単位立方体
に属するかが判定される。
【0040】次に、下位ビット(rl,gl,bl)の
大小関係から、図3に示す6個の単位4面体の何れに属
するかが判定される。即ち、図4に示すように、1辺の
長さがaである単位立方体における下位ビット(rl,
gl,bl)が属する位置に応じて、図3に示す単位4
面体を選択する。
【0041】続いて、図5に示すように、選択された単
位4面体に対応する補間式に応じて、出力パラメータを
算出する。ここでP’は出力パラメータであり、Pi
(i=0〜3)は単位4面体の各頂点における出力パラ
メータであり、また、aは単位立方体の単位長を表して
いる。各下位ビットに乗じる2頂点の出力差分値P(i
+1)−Pi(i=0〜2)は、単位4面体と単位立方
体との共通辺上に位置する隣接頂点における出力パラメ
ータの差分値である。
【0042】以上のような方法により、出力パラメータ
P’を得る。次に、図1を参照して、本実施の形態の動
作を説明する。いま、RGB表色系に係わる入力パラメ
ータ(r,g,b)が入力されると、mビットの精度を
持つ上位ビット(rh,gh,bh)とnビットの精度
を持つ下位ビット(rl,gl,bl)に分割される。
但し、m+n=8である。
【0043】単位4面体選択部7は、下位ビット(r
l,gl,bl)を入力し、これらの大小関係によって
単位立方体中の6個の4面体のうち何れに属するかを判
定する。即ち、単位4面体選択部7は、図5の第2列目
に示す「条件」に応じて、単位4面体を選択する。例え
ば、(rl,gl,bl)=(5,9,8)である場合
には、gl>bl≧rlであるので第6番目に示すユニ
ット番号が“6”の単位4面体が選択されることにな
る。
【0044】差分値テーブル8〜10は、単位4面体選
択部7によって選択された単位4面体のユニット番号
と、上位ビット(rh,gh,bh)とに対応する差分
値をそれぞれ出力する。即ち、差分値テーブル8〜10
は、上位ビットに対応する単位立方体と、ユニット番号
に対応する単位4面体との共通辺上に位置する隣接頂点
における出力パラメータの差分値をそれぞれ出力する。
【0045】また、基準値テーブル11は、上位ビット
によって指定される単位立方体に対応する基準値P0を
出力する。図3に示すように、基準値P0は単位立方体
が決まると単位立方体の原点位置の値から一意に決定さ
れるため、基準値テーブル11には単位4面体選択部7
からの出力を供給する必要はない。
【0046】下位ビット順序設定部20は、単位4面体
選択部7から供給された単位4面体のユニット番号を参
照し、下位ビット(rl,gl,bl)を乗算回路12
〜14に適宜分配する。例えば、前述の例では、ユニッ
ト番号6の単位4面体が選択されているので、補間式と
しては、図5に示すように、以下の式が選択される。
【0047】
【数3】 P’=P0+{(P3−P2)×rl+(P1−P0)×gl+ (P2−P1)×bl}/a ・・・(3) 従って、この場合では、差分値(P1−P0)が供給さ
れる乗算回路12には入力パラメータの下位ビットgl
が供給され、また、乗算回路13,14には、入力パラ
メータの下位ビットbl,rlがそれぞれ供給される。
【0048】乗算回路12〜14は、差分値テーブル8
〜10から出力されたデータと、下位ビット順序設定部
20から出力されたデータとをそれぞれ乗算する。その
結果、図5に示す補間式の右辺の括弧内の各項目を得
る。
【0049】加算回路15は、乗算回路12の出力と乗
算回路13の出力とを加算して出力する。加算回路16
は、乗算回路14の出力と基準値テーブル11の出力と
を加算して出力する。
【0050】加算回路17は、加算回路15と加算回路
16の出力を加算して出力パラメータP’として出力す
る。以上のような動作により、RGB表色系に係わる入
力パラメータ(r,g,b)をCMYK表色系に係わる
出力パラメータ(c,m,y,k)の何れかに変換する
ことが可能となる。
【0051】ところで、差分値テーブル8〜10に格納
されている差分値は、単位立方体と単位4面体の共通の
辺上に位置する各隣接頂点に対応する出力パラメータの
差分値であり、また、出力パラメータは連続であるの
で、差分値の表現ビットは低く設定することができる。
【0052】従って、乗算回路12〜14および加算回
路15の演算ビット数は、差分値または下位ビットの表
現ビットのうち、ビット数が多い方に合わせるようにす
ればよい。
【0053】また、乗算後の結果は単位立方体の単位長
aで除算する必要があるが、aは下位ビットのビット幅
で示される2のべき乗で表されるため、乗算結果は図示
しないシフタによって下位ビットのビット幅分右シフト
するだけで除算結果を得ることができる。
【0054】なお、本実施例ではRGB表色系をCMY
K表色系に変換する例を示したが、本発明はこのような
場合のみに限定されるものではなく、XYZ表色系、L
* * * 表色系、YCrCb表色系などの既知の色空
間に対する変換においても適応可能であることは言うま
でもない。
【0055】また、上記の処理機能は、コンピュータに
よって実現することができる。その場合、色変換装置が
有すべき機能の処理内容は、コンピュータで読み取り可
能な記録媒体に記録されたプログラムに記述されてお
り、このプログラムをコンピュータで実行することによ
り、上記処理がコンピュータで実現される。コンピュー
タで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置や
半導体メモリ等がある。
【0056】市場に流通させる場合には、CD−ROM
(Compact Disk Read Only Memory)やフロッピーディス
ク等の可搬型記録媒体にプログラムを格納して流通させ
たり、ネットワークを介して接続されたコンピュータの
記憶装置に格納しておき、ネットワークを通じて他のコ
ンピュータに転送することもできる。コンピュータで実
行する際には、コンピュータ内のハードディスク装置等
にプログラムを格納しておき、メインメモリにロードし
て実行するようにすればよい。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、パラメ
ータ群入力手段は、第1の表色系に係わる3つのパラメ
ータからなるパラメータ群を入力し、分割手段は、パラ
メータ群入力手段から入力されたパラメータ群のそれぞ
れのパラメータを上位ビットと下位ビットに分割し、差
分値記憶手段は、第1の表色系の色空間を分割手段の分
割の態様に応じて複数の単位立方体に分割し、更に、各
単位立方体を6個の単位4面体に分割した場合に、単位
立方体と単位4面体の共通の辺上に位置する各隣接頂点
に対応する第2の表色系のパラメータの差分値を記憶
し、基準値記憶手段は、単位立方体のそれぞれに対応す
る第2の表色系のパラメータの基準値を記憶し、単位4
面体選択手段は、下位ビットに応じて対応する単位4面
体を選択し、差分値読み出し手段は、単位4面体選択手
段によって選択された単位4面体と上位ビットとに対応
する差分値を差分値記憶手段から読み出し、演算手段
は、単位4面体選択手段によって選択された単位4面体
と下位ビットとに対応して、差分値読み出し手段によっ
て読み出された差分値と3つのパラメータの下位ビット
とを適宜組み合わせて演算し、出力手段は、演算手段の
演算結果を第2の表色系のパラメータとして出力するよ
うにしたので、回路規模を小さくすることができる。
【0058】また、補間演算回路を構成する乗算回路に
下位ビットそのものを入力するため、乗算回路の回路規
模を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の構成例を示すブロック
図である。
【図2】 単位立方体に分割された入力色空間の一例を
示す図である。
【図3】 図1に示す単位4面体選択部の動作について
説明する図である。
【図4】 単位立方体における入力パラメータと、その
主要成分を示す図である。
【図5】 単位4面体と補間式との対応関係を示す図で
ある。
【図6】 単位立方体に分割された入力色空間の一例を
示す図である。
【図7】 図4に示す単位立方体が分割される6つの単
位4面体の一例を示す図である。
【図8】 従来の色変換装置の構成例を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 入力パラメータ 2 上位ビット 3 下位ビット 4〜6 重み係数テーブル 7 単位4面体選択部 8〜10 差分値テーブル 11 基準値テーブル 12〜14 乗算回路 15〜17 加算回路 18 出力色信号 20 下位ビット順序設定部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の表色系に係わる3つのパラメータ
    を入力し、第2の表色系のパラメータに変換して出力す
    る色変換装置において、 前記第1の表色系に係わる3つのパラメータからなるパ
    ラメータ群を入力するパラメータ群入力手段と、 前記パラメータ群入力手段から入力されたパラメータ群
    のそれぞれのパラメータを上位ビットと下位ビットに分
    割する分割手段と、 前記第1の表色系の色空間を前記分割手段の分割の態様
    に応じて複数の単位立方体に分割し、更に、各単位立方
    体を6個の単位4面体に分割した場合に、前記単位立方
    体と前記単位4面体の共通の辺上に位置する各隣接頂点
    に対応する第2の表色系のパラメータの差分値を記憶す
    る差分値記憶手段と、 前記単位立方体のそれぞれに対応する第2の表色系のパ
    ラメータの基準値を記憶する基準値記憶手段と、 前記下位ビットに応じて、対応する単位4面体を選択す
    る単位4面体選択手段と、 前記単位4面体選択手段によって選択された単位4面体
    と前記上位ビットとに対応する差分値を前記差分値記憶
    手段から読み出す差分値読み出し手段と、 前記単位4面体選択手段によって選択された単位4面体
    と前記下位ビットとに対応して、前記差分値読み出し手
    段によって読み出された差分値と前記3つのパラメータ
    の下位ビットとを適宜組み合わせて演算する演算手段
    と、 前記演算手段の演算結果を前記第2の表色系のパラメー
    タとして出力する出力手段と、 を有することを特徴とする色変換装置。
  2. 【請求項2】 第1の表色系に係わる3つのパラメータ
    を入力し、第2の表色系のパラメータに変換して出力す
    る色変換処理をコンピュータに実行させるプログラムを
    記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体におい
    て、 コンピュータを、 前記第1の表色系に係わる3つのパラメータからなるパ
    ラメータ群を入力するパラメータ群入力手段、 前記パラメータ群入力手段から入力されたパラメータ群
    のそれぞれのパラメータを上位ビットと下位ビットに分
    割する分割手段、 前記第1の表色系の色空間を前記分割手段の分割の態様
    に応じて複数の単位立方体に分割し、更に、各単位立方
    体を6個の単位4面体に分割した場合に、前記単位立方
    体と前記単位4面体の共通の辺上に位置する各隣接頂点
    に対応する第2の表色系のパラメータの差分値を記憶す
    る差分値記憶手段、 前記単位立方体のそれぞれに対応する第2の表色系のパ
    ラメータの基準値を記憶する基準値記憶手段、 前記下位ビットに応じて、対応する単位4面体を選択す
    る単位4面体選択手段、 前記単位4面体選択手段によって選択された単位4面体
    と前記上位ビットとに対応する差分値を前記差分値記憶
    手段から読み出す差分値読み出し手段、 前記単位4面体選択手段によって選択された単位4面体
    と前記下位ビットとに対応して、前記差分値読み出し手
    段によって読み出された差分値と前記3つのパラメータ
    の下位ビットとを適宜組み合わせて演算する演算手段、 前記演算手段の演算結果を前記第2の表色系のパラメー
    タとして出力する出力手段、 として機能させるプログラムを記録したコンピュータ読
    み取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100695798B1 (ko) 2004-08-12 2007-03-15 이디텍 주식회사 컬러 영상의 색역폭 변환 장치

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