JP2002344757A - 色補間方法及び色補間装置 - Google Patents

色補間方法及び色補間装置

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 色補間方法及び色補間装置に関し、高速演算
が可能な色補間方法及び色補間装置を提供する。 【解決手段】 全体の色変換テーブルを複数の色変換テ
ーブルに分割して持ち、それらをシリアルに用いて色補
間を行なうように構成する。演算回路をシリアルになら
べることにより、同じユニットが利用でき、パイプライ
ン化による高速化ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は色補間方法及び色補
間装置に関し、更に詳しくは高速化した色補間方法及び
色補間装置に関する。色変換方法として、多次元のLU
Tと補間演算器による演算が知られている。米国特許第
4837722号では、高速演算のために補間演算器を
パラレルに並べて計算する方法が提案されている。
【0002】
【従来の技術】カラープリンタ、カラースキャナ、カラ
ー複写機等では、光電走査によって得た色分解ディジタ
ル画像データの色修正を行なうことが多い。上記のよう
なディジタル画像データの色修正は演算により行なわれ
る場合もあるが、予め色分解画像データの組み合わせ
(例えば赤R,緑G,青Bの3原色画像データの組み合
わせ)に対応する修正済み画像データの組み合わせ(例
えばイエローY,マゼンタM,シアンC,ブラックKの
インキ量)を変換テーブルとして記憶させておき、修正
前のデータの組み合わせをアドレス指定信号として、修
正済みのデータの組み合わせ(変換出力データ)を読み
出すように構成される場合もある。
【0003】前述のような変換テーブルを用いたデータ
変換では、入力データの組み合わせ全てに対応する修正
データの組み合わせを記憶するようにすると、膨大な記
憶容量が必要となって、変換テーブルとして用いるメモ
リのコストアップになるので、変換出力データを適宜間
引いて記憶させ、間引いた部分に相当する入力データの
組み合わせに対応する修正データについては補間演算に
より求めることが一般に行われている。
【0004】上記のように、変換テーブルを用いたデー
タ変換を、補間演算を伴って行わせる技術としては、従
来、特公昭58−16180号公報及び特開昭63−1
62248号公報等に開示されるようなものがある。特
公昭58−16180号公報では、3次元の入力ディジ
タルデータが構成する3次元の空間を複数の単位立方体
で分割し、該複数の立方体の頂点それぞれに対応させて
変換出力データを記憶させて変換テーブルを構成する。
【0005】そして、前記単位立方体を、該単位立方体
の8頂点の中の4頂点からなる複数(5又は6個)の4
面体に分割し、3次元の入力データに対応する点を含む
4面体の4頂点それぞれにおける変換出力データを読み
出し、該4個の変換出力データを補間演算することで、
3次元入力データに対する最終的な変換出力データを出
力するようにしている。
【0006】また、特開昭63−162248号公報に
は、前記立方体をそのまま用い、3次元の入力データに
対応する点を含む立方体の8頂点に対応して読み出され
る8個の変換出力データから補間演算により最終的な変
換出力データを出力するようにしている。上記の特公昭
58−16180号公報及び特開昭63−162248
号公報等に開示されるデータ変換では、補間演算を用い
ることで変換テーブルに記憶させる変換出力データの数
を少なくしてメモリ容量を小さく抑えると共に、非線形
の変換も小さいな誤差で行なえるものであり、またハー
ドウェアも比較的小規模ですみ、比較的高速な回路が実
現できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】パラレルに演算を行な
う場合、全体として設計しなくてはならないため、回路
が複雑になるという問題がある。また、一つのユニット
を繰り返し利用できず、例えば乗算器と足し算器を別々
に用いることになる。また、補間演算点数はハードウェ
アで固定的である。しかしながら、例えば入力データが
***では8点補間が最適であり、入力データが
R,G,BやY,M,Cの場合には4点補間が最適であ
ることが知られている。この場合、それぞれに最適な補
間演算が行われないことになる。
【0008】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであって、高速演算が可能な色補間方法及び色補間
装置を提供することを目的としている。即ち、第1にメ
モリの総量を最小限にして、かつ最大の計算能力を実現
し、第2に同じ形式のユニットを並べることで、部品及
びタイミング設計を容易にし、第3に容易に補間に必要
な格子点数を変更できる仕組みを提案する。
【0009】
【課題を解決するための手段】(1)請求項1記載の発
明は、全体の色変換テーブルを複数の色変換テーブルに
分割して持ち、それらをシリアルに用いて色補間を行な
うことを特徴とする。
【0010】このように構成すれば、演算回路をシリア
ルに並べることで、同じユニットが利用でき、かつパイ
プライン化できるので高速化することができる。 (2)請求項2記載の発明は、前記色変換テーブルは、
n色入力の時に2のn乗個に分割することを特徴とす
る。
【0011】このように構成すれば、補間演算の点数を
自由に設定することができる。 (3)請求項3記載の発明は、前記分割された色変換テ
ーブルが同時に使われない組み合わせについては、パラ
レルに並べることを特徴とする。
【0012】このように構成すれば、遅延を少なくする
ことができる。 (4)請求項4記載の発明は、全体の色変換テーブルを
複数の色変換テーブルに分割して持ち、2のn乗より少
ない数で補間する場合、当該色変換テーブルを使用しな
い部分に0の重みを加えることを特徴とする。
【0013】このように構成すれば、簡単な構成でバイ
パスするのと同等の効果が得られる。 (5)請求項5記載の発明は、前記補間演算点数を可変
できることを特徴とする。
【0014】このように構成すれば、入力データに応じ
て最適な補間演算手段が選択できる。 (6)請求項6記載の発明は、全体の色変換テーブルを
複数の色変換テーブルに分割して持ち、それらをシリア
ルに用いて計算する部分を有することを特徴とする。
【0015】このように構成すれば、演算回路をシリア
ルに並べることで、同じユニットが利用でき、かつパイ
プライン化できるので高速化することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明の
実施の形態例を詳細に説明する。図1は本発明の一実施
の形態例を示すブロック図で、3次元入力の場合を例に
とっている。図において、1は入力データ24ビットを
受けて、ビットを振り分けるビット振り分け器である。
入力24ビットデータは、例えばRが8ビット、Gが8
ビット、Bが8ビットである。2はビット振り分け器1
からの出力信号を受けて重みとアドレスを出力する係数
発生器である。該係数発生器2は、#0〜#7までの8
個存在する。そして、これら係数発生器2は#0が#1
に入り、#1が#2に入るという具合に直列に接続され
ている。
【0017】10は副LUTと乗算累積器を8個用いた
演算部である。3が副LUTと乗算累積器(以下単に演
算器と略す)であり、図に示すように#0〜#7まで8
個直列に接続されている。#0の演算器には入力として
ゼロデータが入力されている。該#0の演算器の出力は
#1の演算器に入り、#1の演算器の出力は#2の演算
器に入る。以下、同様に接続され、演算出力が累積され
ていくようになっている。演算部10において、4は最
終段の演算器の出力を受けて重みの総和で割算して出力
(8ビット)を得る割算器である。
【0018】図に示す演算部10は、Y,M,C毎に設
けられている。即ち、10はY系の演算部であり、20
はM系の演算部であり、30はC系の演算部である。そ
して、それぞれの演算部からは、8ビットの演算出力が
得られるようになっている。Kや特色出力があれば、こ
のユニットが増える。色変換LUT値は、それぞれの演
算部に共通に入力されている。この色変換LUT値は、
それぞれの演算器3毎に分割されて与えられている。ま
た、各係数発生器2からは、対応する演算器3に重みと
アドレスが与えられている。図に示す回路は、図示しな
いタイミングクロックにより同期して動作するようにな
っている。このように構成された回路の動作を説明すれ
ば、以下の通りである。
【0019】図1に示す実施の形態例は、三角錐を用い
た4点補間法を実現する回路である。図2は三角錐を用
いた4点補間の説明図である。立方体を三角錐で分割す
ると、6個の三角錐に分割される。そして、それぞれの
条件毎に補間式を求める。例えばx≧y≧zの場合、当
該三角錐内の任意の点Pの補間値pxyzは次式で表され
る。
【0020】 pxyz=pa(1−x)+pb(x−y)+pc(y−z)+pgz (1) 但し、この式では格子間隔が1の場合を示している。こ
こで、pa〜pgは三角錐の各頂点の値を示す。図1に
示す回路は、ハードウェア的に(1)式を実現するもの
である。
【0021】本来の3次元補間用LUTをN×N×N
(Nは偶数)としたとき、8つに分割して、それぞれの
ブロックに転送する。この分割方法は、図3に示すよう
に、一つおきに並べたデータを8つの(N/2)×(N
/2)×(N/2)のLUTに分割するものである。図
3において、(a)に示すLUT全体を○、□、△、×
の点を一つおきにとっていき、各々の点で構成されるデ
ータで分割すると、図3の(b)〜(e)に示すように
分割される。図は2次元の場合を示す。3次元の場合に
は8個に分割される。
【0022】このように分割されたLUTを副LUTn
と呼ぶことにする。ここで、nは0から7までの数字で
ある。この副LUTは、nを0から((N/2)−1)
とし、その2進数をi,j,kとしたとき、 LUTn[I][J][K]=LUT[2・I+i][2・J+j][2・K +k] (2) により設定されるサイズ1/8のLUTである。ここ
で、I,J,Kは0〜7のR,G,Bのアドレス、i,
j,kは0か1の値である。(2)式は、副LUTが右
辺で表される元のLUTの(2)式に示すアドレスと対
応していることを示す。つまり、左辺の副LUTは右辺
に示すLUTのアドレスで表される場所からとってくる
ものであることを示す。このように、本発明によれば、
色変換テーブルをn色入力の時に2のn乗個に分割する
ことで、補間演算の点数を自由に設定することができ
る。
【0023】ここで、N=16として説明する。図1に
おいて、入力されたR,G,B値は、ビット振り分け器
1で、各色上位値と下位値、及び上下判定値に分けられ
る。図4はビット振り分け器1の一実施の形態例を示す
ブロック図である。入力値は、R,G,B毎に8ビット
の合計24ビットである。RはRチャネル40に入り、
GはGチャネル41に入り、BはBチャネル42に入
る。
【0024】例えば、Rチャネル40において、50は
8ビットのRデータを受ける上位/下位ビット振り分け
器、51は該上位/下位ビット振り分け器50の出力を
受ける上半位/下半位振り分け器である。上位/下位ビ
ット振り分け器50からは3ビットの上位値(0〜7)
が出力され、上半位/下半位振り分け器51からは1ビ
ットの上下判別値と5ビットの下位値(0〜16)が出
力される。以上の構成は、他のGチャネル、Bチャネル
についても同様である。Rチャネル、Gチャネル、Bチ
ャネルから出力される5ビットの下位値は三角錐コード
発生器43に入り、該三角錐コード発生器43からは、
3ビットの三角錐コード(0〜5)が出力される。三角
錐コードは、図2に示す三角錐に0〜5までのコードを
振り、各三角錐を識別するものである。三角錐発生コー
ドの組み合わせは、図5に示す通りである。例えば、B
≧R≧Gの場合の三角錐コードは“4”である。
【0025】ここで、図4において示す計算式で上位
値、上下判別値、下位値が計算される。例えば、上位値
は入力値/34で表され、1次下位値は入力値を34で
割った余り(%34)で表され、上下判別値は入力値/
17で表され、更に、最終の下位値は入力値%17で表
される。そして、3色の最終の下位値を用いて補間演算
に使用される三角錐(4点の組み合わせ)の位置を決定
するコードを三角錐コード発生器43から出力する。こ
こで出力されたデータは、各演算と同期して次の係数発
生器2(#0)に転送される。
【0026】図6は係数発生器の一実施の形態例を示す
ブロック図である。係数発生器2は副LUTnに対する
アドレスと補間演算用重み係数を出力して副LUTnと
乗算器のブロック(演算器)3に送る。ビット振り分け
器1からのR,G,B毎の上位値(0〜7)は加算器6
1に入り、下位値(0〜16)と、上下判別ビット(0
〜1)はアドレス発生/重み発生器60に入る。アドレ
ス発生/重み発生器60には、LUT ID[0〜7]も
入っている。このLUT IDは図1に示す位置データ
と同じものである。
【0027】アドレス発生/重み発生器60からは、
R,G,B毎の増分アドレスと重み係数が発生される。
ここで、増分アドレスは、LUTのアドレスを指定する
時に、最も小さい値を基底にして必要な軸に+1するも
のである。例えば、2次元で示すと(3,4)が基底ア
ドレスだとすると、(4,4)、(4,5)のように、
+0又は+1を行なう。これにより、三角錐の位置を決
めるものである。ここで、三角錐の位置を決めるとは、
LUTの格子のいずれを用いるか(格子のいずれかの点
で構成される三角錐を用いるか)を決定することであ
る。
【0028】R,G,B毎の上位値(0〜7)と増分ア
ドレス(0〜1)は加算器61に入り、該加算器61か
らはRアドレス(0〜7)が発生される。この構成は、
残りのGチャネル、Bチャネルについても同様である。
Rチャネル、Gチャネル、Bチャネルからは、それぞれ
のアドレスが発生して演算器3に入り、また重み係数
(0〜17)が発生して演算器3に入る。一方、上位
値、下位値、上下判別ビット、三角錐コードは、次の係
数発生器2に入る。
【0029】図7は係数発生器中のアドレス/重み発生
器60の一実施の形態例を示すブロック図である。R,
G,B毎の下位値(0〜16)は、差分計算部70に入
る。該差分計算部70は、R,G,B各下位値と差分計
算指示器71からの4ビット出力を受けて、重み係数
(0〜17)を発生する。差分計算指示器71は、図8
に示すようなテーブルを持っている。そして、LUTコ
ード毎に三角錐コードに対応した重みが割り振られてい
る。
【0030】LUTコードは、000、001、01
0、011、100、101、110、111に区分さ
れ、それぞれの三角錐毎に重みが与えられている。各三
角錐毎に、重みは4個与えられている。例えば、三角錐
コード“3”の場合は、LUTコード000が2、01
0が7、110が8、111が12である。そして、各
三角錐毎に4個の重みが与えられている。各三角錐毎に
4個の重みがあり、残りが0であるのは、(1)式が4
個の乗算項からなっているのと対応している。つまり、
図1の演算器3は8個存在するが、実際に演算を行なっ
ているのは4個であることを示している。このように、
本発明によれば、全体の色変換テーブルを複数の色変換
テーブルに分割して持ち、2のn乗より少ない数で補間
する場合、当該色変換テーブルを使用しない部分に0の
重みを加えることで、簡単な構成でバイパスするのと同
等の効果が得られる。
【0031】図7において、72は排他的論理和回路で
あり、LUTID[0〜7]とR,G,Bそれぞれの上下
判別ビットを受けて3ビットのLUTコードを出力し、
差分計算指示器71に与える。差分計算指示器71は、
3ビットのLUTコードと三角錐コードを受けて、図8
に示す4ビットの重みデータを出力し、差分計算部70
に与える。
【0032】該差分計算部70は、R,G,B毎の下位
値と、差分計算指示器71からの4ビットの重みデータ
を受けて、図9に示すような差分計算を行ない、重み係
数(0〜17)を出力する。アンド(AND)回路73
は、R,G,B毎の上下判別ビットと、排他的論理和回
路72からの3ビット出力を受けて、R,G,B毎の増
分アドレス(0〜1)を出力する。
【0033】上述したように、係数発生器2は、図6に
示したように、副LUTnに対するアドレスと補間演算
用重み係数を出力して、副LUTnと乗算累積器のブロ
ック(演算器)3に送る。アドレス発生/重み発生器6
0は、ビット操作及び図8、図9に示す処理を行なう。
これにより、重み係数及び副LUTnに対する増分アド
レスを計算する。
【0034】本発明では、元のLUTを複数の副LUT
に分割しているため、例えば上下判定値が0の方向では
増分は発生せず、上下判定値が1の場合、選択するLU
Tの種類が変更され、更に増分アドレスが1となる。各
色増分アドレスは、各色上位値と加算される。ただし、
上限の制限がついている。この場合、副LUTの最大ア
ドレスの7を超えないようにする(図6参照)。
【0035】副LUTnと乗算累積器(演算器)3で
は、前段のデータを受け取り、副LUTnに対するアド
レスにより出力されたLUTデータと重みを乗算した
上、累積して次段に送り出す。この場合、初段の演算器
3には、0データが与えられる。当該副LUTnに対し
て重みが発生しない場合(使用しない場合)は、重み0
が与えられる。この場合、0との乗算を行なう代わりに
セレクタを用いて当該段はバイパスするようにしてもよ
い。
【0036】図10は副LUTnと乗算器(演算器)3
の一実施の形態例を示すブロック図である。図におい
て、80はアドレス(3×3ビット)て色変換LUT値
を受けて入力アドレスに対応するデータを出力する副L
UTnである。該副LUTnは8ビットのデータを出力
する。81は、係数発生器2からの重み係数(5ビッ
ト)と副LUTn80からの出力データを受けて乗算を
行なう乗算器である。該乗算器81からは、13ビット
のデータが出力される。82は、前段の演算器3からの
データ(8+5ビット)と乗算器81の出力(13ビッ
ト)とを加算する加算器である。該加算器82の出力
(13ビット)が当該段の演算器3の出力となる。ここ
で、副LUTnの出力と、乗算器81の出力と、加算器
82の出力はラッチ構成となっており、同期クロックで
データが左から右にシフトするようになっており、高速
動作が可能となっていれる。このように構成された回路
の動作を説明すれば、以下の通りである。
【0037】係数発生器2から重み係数(5ビット)と
アドレス(3×3)ビットが演算器3に入力される。こ
の内、アドレスは副LUTnに入って、該副LUTnか
らは8ビットの変換データが出力される。乗算器81
は、この副LUTnの出力と重み係数(5ビット)を乗
算する。この乗算結果は、続く加算器82で前段からの
データと加算され、その出力(8+5ビット)は後段の
演算器3に入るようになっている。
【0038】この演算処理を8段行なうことで、重み係
数の総和と最終的な値との乗算値が算出される。この乗
算値は、割算器4(図1参照)で重み係数の総和で割り
算されて最終的な出力となる。割算器4は、ロジックで
作成しても、LUT化してもよい。16×16×16の
格子点で4点補間の場合、重みの総和は17になる。こ
のように、本発明によれば、演算回路をシリアルに並べ
ることで、同じユニットが利用でき、かつパイプライン
化できるので高速化することができる。
【0039】上述したような処理を行なう時に、各ブロ
ック、更には各ブロックの内部を数段に分割してパイプ
ライン化することにより、高速なスループットが実現で
きる。例えば、図10に示すようにラッチを設けてパイ
プラインの幅を狭くすることにより高速化される。但
し、この場合は最初の計算値の出力まで遅延が発生す
る。各ブロック毎にパイプライン化した場合、少なくと
も8クロック、内部を更に数段に分割した場合は、その
段数を乗算したクロック数だけ遅延する。何れの場合
も、最初にデータが出力されるまでの遅延時間は、段数
により変化するが、一旦出力された後は、連続して出力
されるので、スループットには差は生じない。
【0040】上述の実施の形態例では、補間演算点数を
8個設けた場合を示したが、本発明はこれに限るもので
はなく、補間演算点数を可変することができる。これに
より、入力データに応じて最適な補間演算手段が選択で
きる。
【0041】図11は本発明の他の実施の形態例を示す
ブロック図である。図1と同一のものは、同一の符号を
付して示す。図において、1は入力データ(R,G,B
各8ビットで合計24ビット)を受けてビット振り分け
を行なうビット振り分け器、2は入力データを受けて重
みとアドレスを発生する係数発生器で、#0〜#7まで
8個存在する。#0の係数発生器2には位置データ
(0)とビット振り分け器1の出力が入り、#1の係数
発生器2には、位置データ(1)と#0の係数発生器2
の出力が入り、#2の係数発生器2には、位置データ
(2)と#0の係数発生器2の出力が入り、#3の係数
発生器2には、位置データ(4)と#0の係数発生器2
の出力が入り、#4の係数発生器2には、位置データ
(3)と#3の係数発生器2の出力が入り、#5の係数
発生器2には、位置データ(5)と#3の係数発生器2
の出力が入り、#6の係数発生器2には、位置データ
(6)と#2の係数発生器2の出力が入り、#7の係数
発生器2には位置データ(7)と#6の係数発生器2の
出力が入っている。
【0042】101は副LUTと乗算累積器(演算器)
で、#0と#1の2個存在する。#0の演算器101は
副LUT0と乗算累積器で構成され、#1の演算器10
1は副LUT7と乗算累積器で構成される。そして、#
0の演算器101には#0の係数発生器2からの重み係
数とアドレスが入力され、ゼロデータが入力される。#
1の演算器101には、#7の係数発生器2からの重み
係数とアドレスが入力され、#1の加算器103の出力
が入力される。
【0043】102は副LUTと乗算器とで構成される
演算器であり、#0〜#5まで6個存在する。#0の演
算器102は副LUT1と乗算器とで構成され、#1の
演算器102は副LUT2と乗算器とで構成され、#2
の演算器102は副LUT4と乗算器とで構成され、#
3の演算器102は副LUT3と乗算器とで構成され、
#4の演算器102は副LUT5と乗算器とで構成さ
れ、#5の演算器102は副LUT6と乗算器とで構成
される。
【0044】103は加算器であり、#0と#1の2個
存在する。#0の加算器103には#0の演算器101
の出力と、#0の演算器102の出力と、#1の演算器
の出力と、#2の乗算器102の出力が入っている。#
1の加算器103には、#0の加算器103の出力と、
#3の演算器102の出力と、#4の演算器102の出
力と、#5の演算器102の出力が入っている。そし
て、#1の加算器103の出力は、#1の演算器101
に入り、該#1の演算器101の出力は割算器4に入っ
ている。そして、該割算器4で、累積値が重み係数の総
和で割り算され、8ビットのデータとして出力される。
これら演算器と加算器と割算器とで演算部100を構成
している。このような構成の演算部は、色毎にn個存在
する。
【0045】図1に示す演算器の並べ方では、最低8個
のパイプライン分だけ遅延するが、図11のような演算
器の配列にすると、遅延を半分にすることができる。図
1に示す各ブロックの副LUTnで、同時に発生しない
組み合わせがあるため、それらをパラレルにまとめる。
副LUT0と副LUT7はどの三角錐の場合にも用いら
れるが、副LUT1,2,4及び副LUT3,5,6の組み
合わせ内では同時に使用されることがない。
【0046】このようなグループでは、図11に示すよ
うに各ブロック内の累積器を省略して、図のように4入
力の加算器103を用いることができる。この場合、3
種類の入力は全て加算される。この計算は、加算器では
なくオア(OR)をとっても構わない。値を発生するの
は1つだけであるためである。その他には、セレクタを
用いることも可能である。
【0047】この実施の形態例によれば、遅延を少なく
することができる。図1に示す実施の形態例では、8種
類の色変換LUTに対してアクセスするりことができる
ため、この重みをコントロールすることで、補間方法を
容易に変更することができる。これを用いて、第1の実
施の形態例の4点補間と8点補間を切り替え可能にする
ことができる。
【0048】8点で補間する方法としては、特開平8−
114870号公報(多次元補間方法及び装置)がある
が、その手法を用いると重み係数が単純化され、好都合
である。但し、重みの総和が4倍になるので、計算のビ
ット幅はこれに合わせて増やす必要がある。更に、最終
段での割算器の分母パラメータも可変にする。後述のビ
ットシフトを用いる場合には、ビットシフト量を変更す
る。入力がR,G,B又はY,M,Cの場合には、4点
補間を用いてL***では、8点補間を用いるとよ
い。このようにすることで、入力のグレー付近が正確に
補間される。
【0049】ここで、テーブル出力を、予め(2のn乗
÷データ格子間隔)倍することで、補間値をビットシフ
トにより得るようにすることができる。例えば、出力を
9ビットにして、最大値を480(255×32/17
倍)にすると、5ビットシフトすればよく、大規模にな
りがちな割算器を省略することができる。但し、LUT
の容量が増える。また、最大値を240(255×16
/17倍)にした場合、4ビットシフトになるが、計算
精度が若干低下する。
【0050】この方法をソフトウェアでも実現すること
ができる。一つのMPUでは効果がないが、複数のMP
Uがある場合、それ毎に各ステップの計算を行なうよう
にすることで、この構成の色補間演算を効果的に行なう
ことができる。例えば、ネットワーク上に接続されたコ
ンピュータでリレーしながら計算することもできる。4
次元の場合には、16個の演算器を並べることで、同様
の処理が可能で、N次元の場合には、2のN乗のユニッ
トを並べることで実現することができる。
【0051】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、以下のような効果が生じる。 (1)請求項1記載の発明によれば、演算回路をシリア
ルに並べることで、同じユニットが利用でき、かつパイ
プライン化できるので高速化することができる。
【0052】(2)請求項2記載の発明によれば、前記
色変換テーブルは、n色入力の時に2のn乗個に分割す
ることにより、補間演算の点数を自由に設定することが
できる。
【0053】(3)請求項3記載の発明によれば、前記
分割された色変換テーブルが同時に使われない組み合わ
せについては、パラレルに並べることで、遅延を少なく
することができる。
【0054】(4)請求項4記載の発明によれば、全体
の色変換テーブルを複数の色変換テーブルに分割して持
ち、2のn乗より少ない数で補間する場合、当該色変換
テーブルを使用しない部分に0の重みを加えることで、
簡単な構成でバイパスするのと同等の効果が得られる。
【0055】(5)請求項5記載の発明によれば、前記
補間演算点数を可変することで、入力データに応じて最
適な補間演算手段が選択できる。 (6)請求項6記載の発明によれば、演算回路をシリア
ルに並べることで、同じユニットが利用でき、かつパイ
プライン化できるので高速化することができる。
【0056】このように、本発明によれば、高速演算が
可能な色補間方法及び色補間装置を提供することができ
る。即ち、第1にメモリの総量を最小限にして、かつ最
大の計算能力を実現し、第2に同じ形式のユニットを並
べることで、部品及びタイミング設計を容易にし、第3
に容易に補間に必要な格子点数を変更することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態例を示すブロック図であ
る。
【図2】三角錐を用いた4点補間の説明図である。
【図3】LUTの分割の説明図である。
【図4】ビット振り分け器の一実施の形態例を示すブロ
ック図である。
【図5】三角錐コードの説明図である。
【図6】係数発生器の一実施の形態例を示すブロック図
である。
【図7】アドレス/重み発生器の一実施の形態例を示す
ブロック図である。
【図8】差分計算指示器の内容を示す図である。
【図9】差分計算指示器の内容を示す図である。
【図10】副LUTと乗算器の一実施の形態例を示すブ
ロック図である。
【図11】本発明の他の実施の形態例を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 ビット振り分け器 2 係数発生器 3 副LUTと乗算累積器 4 割算器 10、20、30 演算部
フロントページの続き Fターム(参考) 2C262 AB19 BA01 BC01 BC05 GA25 5B057 AA11 AA20 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC01 CE17 CH05 CH07 CH09 5C077 LL18 MP08 NN02 PP32 PP37 PQ13 PQ23 RR06 TT02 5C079 HB01 LB02 MA04 MA12 NA03 NA11 PA03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全体の色変換テーブルを複数の色変換テ
    ーブルに分割して持ち、それらをシリアルに用いて色補
    間を行なうことを特徴とする色補間方法。
  2. 【請求項2】 前記色変換テーブルは、n色入力の時に
    2のn乗個に分割することを特徴とする請求項1記載の
    色補間方法。
  3. 【請求項3】 前記分割された色変換テーブルが同時に
    使われない組み合わせについては、パラレルに並べるこ
    とを特徴とする請求項2記載の色補間方法。
  4. 【請求項4】 全体の色変換テーブルを複数の色変換テ
    ーブルに分割して持ち、2のn乗より少ない数で補間す
    る場合、当該色変換テーブルを使用しない部分に0の重
    みを加えることを特徴とする請求項1記載の色補間方
    法。
  5. 【請求項5】 前記補間演算点数を可変できることを特
    徴とする請求項1又は3の何れかに記載の色補間方法。
  6. 【請求項6】 全体の色変換テーブルを複数の色変換テ
    ーブルに分割して持ち、それらをシリアルに用いて計算
    する部分を有することを特徴とする色補間装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012186832A (ja) * 2012-05-07 2012-09-27 Konica Minolta Ij Technologies Inc 色調整方法および色調整装置
US9286697B2 (en) 2013-07-09 2016-03-15 Fuji Xerox Co., Ltd Reconfigurable image processing apparatus with variable compression rate and recording medium for reconfigurable image processing

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