JP2000067012A - モバイル通信方法 - Google Patents

モバイル通信方法

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JP2000067012A
JP2000067012A JP10233840A JP23384098A JP2000067012A JP 2000067012 A JP2000067012 A JP 2000067012A JP 10233840 A JP10233840 A JP 10233840A JP 23384098 A JP23384098 A JP 23384098A JP 2000067012 A JP2000067012 A JP 2000067012A
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Yasuhiro Takahashi
泰弘 高橋
Susumu Matsui
進 松井
Takeshi Kondo
毅 近藤
Kazuyuki Ichikawa
和幸 市川
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • H04L67/14Session management
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04L67/50Network services
    • H04L67/60Scheduling or organising the servicing of application requests, e.g. requests for application data transmissions using the analysis and optimisation of the required network resources
    • HELECTRICITY
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    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
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  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】クライアントから、エージェント経由で業務サ
ーバへアクセスする方法において、通信時間や通信料金
を節約し、端末の機種に依存せずに、簡単な通信手段に
より、一般的なユーザインタフェースで多種類のサービ
スを受けられる仕組みを実現する。 【解決手段】クライアントとエージェント間の通信に電
子メールを用い、依頼と結果の送受信時のみ通信を行う
ことで、クライアントのWEBブラウザから、非同期でWEB
経由の業務サーバアクセスをエージェントに行わせる。
エージェントサーバ内に、電子メール機能と、エージェ
ントアクセス機能、サービス対応のエージェントを設
け、クライアント内には、エージェントを指示するため
に電子メール機能を、非同期にWEBをアクセスするため
にWEBブラウザ、ローカルWEBサーバ、メッセージ変換手
段、電子メール機能を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ通信に関
し、とくに、クライアントとなる計算機に、無線通信ま
たは、有線通信などの手段を用いて、データ通信を行
い、サーバにアクセスするモバイル通信に関わる。
【0002】
【従来の技術】モバイル通信においては、「Mobilizing
Applications; Stefan G. Hild, Peter Robinson; IEE
E Personal Communications October 1997 Vol.4
No.5p.26-p.28」に記載されているように、高価な無
線リンクをできるだけ安く使うために、データの圧縮
や、接続性の最小化をはかるようなプログラミングがさ
れていた。しかしながら、クライアントとサーバ間のト
ランザクションが多いと、結果的に、通信コストが高く
なってしまうことから、トランザクションを減らし、か
つ、クライアントも複雑にしない方法として、クライア
ントとサーバの間にエージェントを置く構成が提案され
ている。しかしながら、専用のプラットフォームが必要
であったり、各種アプリケーションに適用するために
は、アプリケーション側の大幅な改造が必要であった。
【0003】また、通信リンクを無駄につないでおかな
いようにするための工夫としては、接続後のアイドル時
間を監視し、一定時間後に切断するといったものが紹介
されている。しかしながら、この方法では、クライアン
トとサーバの間の通信動作が独立しているわけではない
ので、アプリケーションによっては、回線を切ってしま
うと、セッションも終了してしまうことから、動作して
いたアプリケーションまで終了してしまい、クライアン
トが望んでいた結果を受けられない場合がある。
【0004】一方、「Messaging Middleware: The Next
Generation; Max Dolgicer, International Systems G
roup Inc.; Data Communications INTERNATIONAL Ju
ly1994 Vol.23, No.10 p.77-p.79」に記載されてい
るように、通信動作を非同期化させることにより、クラ
イアントは、サーバの状態とは無関係に、データ送信が
でき、サーバもまたクライアントの通信動作とは無関係
に、データを受信できるようにするという考え方があ
る。しかしながら、非同期通信を実現するためには、通
信ソフトをキュー形式にしたものをもたせるか、内部バ
ッファを用意すると言ったことが必要であり、専用かつ
複雑なメッセージキュー方式の通信環境がクライアント
とサーバの双方にないと実現しえなかった。よって、ど
のクライアントでも使用できるというものではなかっ
た。また、サーバから、クライアントに対してのデータ
の送信については、この方法では、トリガーとなるもの
がないので、コールバック機構のような方法が別途必要
になるといった問題があった。
【0005】また、インターネットにおけるWorld Wide
Web(以下、WEBとする)が、ネットワーク上で提供さ
れる種々の情報を、ブラウザを用いるだけで、簡単に引
き出せる利点から、急速に普及している。このため、従
来からあったネットワーク利用の情報システムは、これ
までは、専用のクライアントソフトを必要としていた
が、最近、このような情報システムも、WEB経由で利用
できるように変わりつつある。
【0006】このようなWEB経由の情報システムへのア
クセスや、WEBにおいて提供されている検索システムな
どのサービスの利用、あるいは、WEB上の情報アクセス
においては、サービスを指定してから、サービス結果が
届くまでの間、通信回線や、ブラウザなどのアプリケー
ションプログラムを持続させておかなくてはならなかっ
た。インターネットや、接続しているサーバが混雑して
いる場合や、サービスそのものの処理に時間がかかる場
合、依頼してから、結果が到着するまでに、非常に時間
がかかることが多く見られる。しかしながら、結果が到
着する前に、途中で回線を切断すると、セッションが切
れてしまい、サービスも終了してしまう。
【0007】したがって、上記モバイル通信たとえば、
携帯電話や一般電話を用いたWEBアクセスにおいても、
回線を接続したままにしておかなくてはならず、その
間、無駄な通信料金を支払わなくはならなかったり、回
線を切れないために、別のところに移動したり、あるい
は、別のところに通信したりすることができず、待って
いる間に別の仕事をすることに制約があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従
来、相手が結果を準備している間の待ち時間とそこにか
かっていた通信コストとを節約することができて、か
つ、汎用的で、かつ、簡単な通信環境の下、確実に結果
を得ることができる、モバイルにおける非同期通信技
術、エージェントによる代理アクセス技術、WEBアクセ
ス技術を提供することであり、さらに、それらの技術を
用いた、モバイル通信に適した通信方法、通信システ
ム、または通信装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、依頼を行う端末は、もしくは、サービ
スを受けたい端末が、依頼内容を記入する手段、また
は、サービスを提供する相手と接続されていなくても代
理アクセスのための依頼内容を自動生成する手段を設
け、その後、第1の通信手段により、代理アクセスを行
う通信相手に依頼内容を送る時のみ、通信を行い、依頼
内容を送り、その後は切断する。一方、通信相手は、第
1の通信手段により依頼を受け、依頼内容を実行し、結
果を準備する。
【0010】必要に応じて、結果ができたところで、第
1の通信手段とは独立の第2の通信手段により、依頼者
への通知を行う、依頼を行った端末は、一定時間の後、
もしくは、第2の通信手段による通知を切っ掛けに、第
1の通信手段による通信を再開し、通信相手からの代理
アクセス結果を受け取る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。なお、これにより、本発明が限定さ
れるものではない。
【0012】なお、以下、実施の形態を説明するなかで
述べるエージェントとは、ある業務の実行あるいはサー
ビスの提供を行う業務サーバに対して、業務指示やサー
ビスの依頼を行いたいクライアントに成り代わって、ア
クセスをするものをさしている。すなわち、エージェン
トは業務サーバへのアクセス手順を知っており、依頼者
であるクライアントからの依頼を通信回線経由で受け取
り、これを解釈し、目的とする業務サーバへのアクセス
手順に基づいて、通信回線を介して、アクセスを行い、
そこから結果を得て、その後、依頼者であるクライアン
トに対して、通信回線を介して、その結果を渡す代理ア
クセスを果たすものを言う。
【0013】また、後に述べる電子メールとは、送信者
と受信者と、受信者毎のポストオフィスからなり、送信
者が、受信者用のポストオフィス内のメールボックスに
対して送信する、宛先と発信元と本文からなる電子的な
情報をいう。さらに、送信した情報の到着とは非同期的
に、受信者がポストオフィス内の自分用のメールボック
スから、自分宛の情報が届いていれば、これを取り出し
受け取ることができるものをいう。本文は、テキストの
みならず、バイナリデータやマルチメディア情報を含む
場合もある。
【0014】さらに、後に述べるモバイルとは、移動先
の場所を含むいろいろな場所において、あるいは、移動
中において、情報処理を行うことをいう。この情報処理
の中で、端末は、ある業務の実行あるいはサービスの提
供を行う業務サーバがある事業所や会社と、通信を用い
て、必要とする情報の授受を行う。本発明が想定する移
動先、移動中での通信環境としては、携帯電話のような
無線通信や、一般電話にモデムを接続した有線通信など
が使用できる環境であるが、その使用については、一般
的に、構内のLAN接続や、本支店間の専用線接続などと
異なり、通信速度は遅く、信頼性も低く、また、通信料
金や通信時間などの制約がかかる。そのために接続した
ままにしておくには、不適切である.図1は、本発明の
一実施例を示すシステム構成図である。
【0015】この図においては、101はクライアント端
末、102は移動体通信網、103はインターネット、104は
電子メールサーバ、105はエージェントサーバ、106は複
数あるエージェント(これらはソフトウェアで実現され
る)のうちの1つ、107は業務サーバを示す。
【0016】この例では、モバイル環境にあるクライア
ント端末101は、実行したい業務内容のためのやりとり
を、直接業務サーバ107との間で実行するのではなく、
エージェントサーバ105内のエージェント106に代行させ
る。エージェント106への指示、ならびに、エージェン
ト106からの結果の受け取りに関して、電子メールサー
バ104による電子メールを用いて行っていることを特徴
としている。すなわち、クライアント端末101は、エー
ジェントサーバ105宛ての電子メールを電子メールサー
バ104に対して、移動体通信網102とインターネット103
を介して送る。エージェントサーバ105は、常に自分宛
てのメールがないかどうか電子メールサーバ104を調
べ、ある場合には、それを受信し、内容を調べる。その
内容がエージェントサーバ105内のエージェントA 106
に実行させるべき内容であった場合は、それをエージェ
ントA 106に伝え、実行させる。エージェントA 106
は、その指示内容にしたがって、業務サーバ107に対し
ては、あたかもクライアント端末101のごとく、振る舞
い、代理アクセスを行う。エージェントA 106が、業務
サーバ107との間のやり取りを終了し、処理結果を受け
取ると、クライアント101に結果を伝えるために、クラ
イアント101の電子メール文に結果をのせて、電子メー
ルサーバ104に送る。クライアント101は、電子メールサ
ーバ104を調べ、自分宛の電子メールが来ていることを
知ると、それを取り出し、その中に書かれている業務サ
ーバが実行した結果を受け取る。
【0017】図2は、上記動作の詳細な内容について、
必要とする構成要素と、それらがどのように連携して動
作しているかを詳細に示している。ここに示す機能は、
一般的な計算機として構成されるクライアント端末10
1、電子メールサーバ104、エージェントサーバ10
5で動作するプログラムとして実現される。
【0018】101から107は、図1と同様である。201は
メール送受信、202はエージェントサーバ宛メールボッ
クス、203はクライアント宛メールボックス、204は電子
メール受信、205はエージェントアクセス、206はエージ
ェントA、207はエージェントB、208は結果転送、209は
電子メール送信、210は通知用送信、211は通知用受信、
212は受付管理テーブル、213はエージェントAの受付キ
ュー、214はエージェントAの結果キュー、215は転送依
頼キュー、を示す。
【0019】クライアント101において作成されたエー
ジェントに代理アクセスを指示する電子メールは、メー
ル送受信201によって、電子メールサーバ104の中のエー
ジェントサーバ用メールボックス202へ送られる。エー
ジェントサーバ105の電子メール受信204は、定期的に自
分宛のメールが来ていないかどうか、エージェントサー
バ用メールボックス202の中を調べている。自分宛のメ
ールが到着していたことがわかると、そのメール文を取
り出し、エージェントアクセス205に渡す。エージェン
トアクセス205は、メール文の中を調べ、電子メールを
渡すべきエージェントがどれかを判断する。ここでは、
一例として、エージェントA 206に渡す。エージェント
A 206は、その指示内容にしたがって、業務サーバ107
に対しては、あたかもクライアント端末101のごとく、
振る舞い、代理アクセスを行う。エージェントA 206
が、業務サーバ107との間のやり取りを終了し、処理結
果を受け取ると、エージェントアクセス205に渡す。エ
ージェントアクセス205は、エージェントからの結果
と、依頼元の電子メールのアドレス情報を添えて、結果
転送208に渡す。結果転送208は、結果をクライアント10
1に伝えられるように、メールの宛先を設定し、本文に
結果を載せて、メールの形にする。これを、電子メール
送信209に渡し、電子メールサーバ104の中のクライアン
ト宛メールボックス203に送る。結果転送208は、結果を
入れたメールを電子メール送信209に送った後に、通知
用送信210に指示し、先の電子メールとは別の通信手段
で、クライアントに対して、処理の完了を知らせる。こ
の通信手段とは、例えば、ページャや、携帯電話のショ
ートメッセージサービスによる電文伝送などがある。い
ずれも、クライアント端末のモバイルユーザが、「依頼
した内容がもう終わったかどうか」を知るために、常に
メールの到着の有無を調べなくてもよいようにするため
のものであり、例としてあげているページャや、携帯電
話のショートメッセージサービスによる電文伝送であれ
ば、メールや、クライアント端末の状態とは関係なく、
一方的に、リアルタイムにユーザにメッセージを伝える
ことができる。通知用送信210にて、「ケンサクショリ
カンリョウ」と言ったような伝えるべきメッセージを
つけて送ると、クライアント側の通知用受信211に「ケ
ンサクショリ カンリョウ」と表示され、ユーザは、依
頼しておいた検索処理が完了したことを知ることができ
る。そこで、クライアント端末101は、電子メールサー
バ104にアクセスし、自分のメールボックスであるクラ
イアント宛メールボックス203から、自分宛のメールを
取り出し、その中に書かれている業務サーバ107が実行
した結果を受け取ることができる。
【0020】図3は、クライアントが、エージェントに
代理アクセスを依頼するための電子メールのフォーマッ
トと、エージェントが代理アクセスした結果をクライア
ントに伝える際の電子メールのフォーマットについて示
したものである。
【0021】301は依頼メールのフォーマットであり、
その中で、302はヘッダ、303はメール本文、304はリク
エスト番号、305はエージェント制御情報、306はエージ
ェントへの指示内容である。307は結果メールのフォー
マットであり、その中で、308はヘッダ、309はメール本
文、310はリクエスト番号、311は結果ステータス、312
は結果データである。
【0022】依頼メールは、クライアント101からエー
ジェントサーバ105宛に出される代理アクセス依頼のメ
ールであり、ヘッダ302には、宛先はエージェントサー
バ名、送り元はクライアント名が入っている。メール本
文303の中のリクエスト番号304は、クライアントが複数
の依頼を出す場合に、後で受け取る結果が、どの依頼に
対するものなのかを示す対応をとるための管理情報とし
て用いる。エージェント制御情報305は、エージェント
サーバがこの依頼メールを処理するにあたっての、制御
情報を示している。具体的には、エージェントサーバ10
5内のエージェントを指定し、結果を通知する方法や、
通知する条件が指定される。エージェントへの指示内容
306には、指定するエージェントに与えるべき具体的な
指示内容として、コマンドとパラメータの組み合わせ
や、スクリプトなどが格納される。
【0023】結果メールは、エージェントサーバがクラ
イアント宛に代理でアクセスした結果を格納したメール
であり、ヘッダ308には、宛先はクライアント名、送り
元はエージェントサーバ名が入っている。メール本文30
9の中のリクエスト番号310は、この結果メールの内容
は、クライアントが先に出したいくつかの依頼メールの
うちのどれに対する結果なのかがわかるようにするため
の管理情報として用いる。結果ステータス311には、こ
の依頼についての、エージェントサーバ内での処理の成
否が入る。結果データ312には、エージェントからの結
果のデータが収められる。
【0024】なお、本実施例では、メール本文中の記述
をもとに、エージェントサーバ内のいずれのエージェン
トに、代理アクセスを実行させるかを判断していたが、
別の実施例として、メールアドレスにより、エージェン
トを区別することも可能である。
【0025】本実施例は、図2の構成の中に、特に、エ
ージェントサーバ内に、エージェントアクセス205と、
結果転送208を設けたことを特徴としている。これらに
関する動作の詳細を述べる前に、エージェントサーバ内
で、クライアント端末から来る依頼を管理するために設
けた受付管理テーブル212について説明する。
【0026】図13は、エージェントサーバにおける代
理アクセスのための受付管理テーブルを示した図であ
る。
【0027】エージェントサーバにおける代理アクセス
受付管理テーブル1300(上記受付管理テーブル212に相当
する)は、1301の受付番号、1302の受付時刻、1303の依
頼元メールアドレス、1304の依頼元リクエスト番号、13
05の依頼先のエージェント名、1306の依頼内容格納先、
1307の結果ページ格納先、1308の通知設定、1309の条件
設定、1310の処理状態、から構成されている。
【0028】受付管理テーブル1300は、クライアント端
末からの依頼メールに基づいて、エージェントサーバ内
のエージェントアクセス205が記入するテーブルであ
る。受付番号1301は、エージェントサーバが管理する受
付番号である。依頼メールを受け付ける度に、エージェ
ントアクセス205によって、番号が振られる。1302は、
受け付けた時刻。1303は、依頼元のメールアドレスであ
り、結果の返信に用いられる。1304は、クライアント端
末がつけて送ってきたリクエスト番号そのままであり、
結果をクライアント端末に返すときに、この番号を添え
て返すと、クライアント端末の方で、この結果は、どの
依頼に対応する答えなのかを判断する。1305は、エージ
ェントサーバ内のどのエージェントへ依頼するのかを示
すエージェント名である。1306は、依頼内容のエージェ
ントサーバ内での格納先であり、電子メールで送られて
きた本文の中の代理アクセスに必要なスクリプトの部分
が入る。1307は、エージェントからあがってきた結果
を、エージェントサーバ内に格納するための場所であ
り、クライアント端末への結果メールには、この格納場
所が示すところの内容が、そのまま載せられて、クライ
アント端末へ送られる。
【0029】1308は、クライアント端末が依頼メールで
指定してきた結果を通知する方法に関する情報であり、
通知の有無、メッセージ文、アクセス番号が格納されて
いる。1309は、エージェントから返される結果のデータ
量に応じた、クライアント端末へ結果を返す条件が設定
されている。例えば、依頼の「条件」に結果の許容最大
容量を指定しておき、完了した結果のデータ量が多すぎ
た場合に、1)完了の通知のみにする、2)指定件数分
のみ転送する、2)完了の通知を行うが、結果そのもの
は、別の格納場所に入れる、などの結果転送に関わる制
御を行うことを指定する。エージェントサーバは、エー
ジェントから返された結果に基づいて、結果メールを送
り返した後、この通知設定1308と条件設定1309の設定内
容をもとに、通知処理を行う。1310は、受付番号が示す
リクエストの状態を示すものであり、現在、エージェン
トにて処理中なのか、結果があがってきて、メールでの
転送処理を待っている状態なのかを示している。この処
理状態1310と、受付時刻1302を調べ、現在時刻と比較す
ることで、エージェントに依頼したまま、結果到着が長
時間にわたって滞っていないかどうか判断でき、処理の
打ち切り等の制御に使用する。
【0030】次に、この受付管理テーブルを用いて動作
するエージェントアクセス205のフローについて、図1
4を用いて説明する。ここに示すフローは、一般的な計
算機のプログラムで動作する。
【0031】図14において、エージェントアクセス20
5は、処理1401と処理1406に示すように、電子メール受
信204に到着メールがあるかどうか、および、エージェ
ント結果キュー214にデータがあるかどうかを監視して
いる。
【0032】到着メールがある場合には、処理1402で受
け取り、受付番号を付与する。処理1404において、図1
3に記載の受付管理テーブル1300に、メールのヘッダお
よびメール本文から、依頼元のメールアドレス、リクエ
スト番号、依頼先のエージェント名、エージェントへの
指示内容を格納した場所、通知設定、条件設定について
登録する。次に、処理1405において、登録した受付管理
テーブルの情報から、依頼先のエージェント名を調べ、
該当するエージェントがもつ受付キュー213に、依頼内
容と受付番号が入ったデータブロックを渡す。
【0033】次に、別の依頼のメールが来ていないか、
あるいは、結果がエージェントからあがってきていない
かどうか、再び監視する。処理1406において、エージェ
ントから結果があがってきて、エージェントの結果キュ
ー214にデータがつながれていた場合には、処理1407に
て、結果と受付番号の入ったデータブロックを取り出
し、処理1408において、結果を受付番号が示す受付管理
テーブル内の結果格納先に登録する。処理1409におい
て、結果転送208に引き継ぐために、クライアントのメ
ールアドレス、結果データ、クライアントのリクエスト
番号、通知設定、条件設定の入ったデータブロックを、
結果転送208の転送依頼キュー215につなぐ。処理1410に
おいて、受付管理テーブルから該受付番号の項目を抹消
する。そして、再び、処理1401と処理1406において、他
の依頼メールが来ないかどうか、エージェントからの結
果があがってこないかどうか監視する。
【0034】一方、エージェントアクセス205と、連携
して動作するエージェント206は、図16のごとく動作
する。図16では、エージェントサーバ内のエージェン
ト206のフローについて説明している。ここに示すフロ
ーは、一般的な計算機のプログラムで動作する。
【0035】エージェントは、処理1601において、受付
キュー213にデータがあるかを常に監視している。デー
タがあれば、処理1602において、受付キュー213からデ
ータブロックを取り出す。処理1603において、データブ
ロック中の受付番号を登録する。処理1604において、デ
ータブロック中のエージェントへの指示内容を実行す
る。この例では、エージェントがサポートしているサー
ビスであるところの業務サーバへのアクセスを実行す
る。次に、アクセスした業務サーバから結果が送られて
きたかどうか、処理1605において、監視する。結果が送
られてきていれば、処理1606において、結果をデータブ
ロックに格納すると共に、受付番号もデータブロックに
入れ、結果キュー214に渡す。その後、再び、処理1601
において、受付キュー213にデータが来ていないかどう
か監視する。
【0036】次に、結果転送208のフローについて、図
15を用いて説明する。ここに示すフローは、一般的な
計算機のプログラムで動作する。
【0037】結果転送208は、処理1501において、転送
依頼キュー215にデータがあるかどうかを常に監視して
いる。データがあれば、処理1502において、転送依頼キ
ュー215から、クライアント端末のメールアドレス、ク
ライアント端末のつけたリクエスト番号、結果データ、
通知設定、条件設定の入ったデータブロックを受け取
る。処理1503において、結果データを圧縮し、かつ、結
果データが複数ファイルから構成される場合には、1つ
のファイルにパッキングする。処理1504において、メー
ル文を作成する。具体的には、メール本文にリクエスト
番号を記入すると共に、パッキングされた結果データを
添付する。次に、処理1505において、電子メール送信20
9に送信を依頼する。処理1506において、通知用送信210
に通知設定、条件設定を伝え、送信を依頼する。その
後、再び、転送依頼キュー215に次のデータが来ていな
いか監視する。
【0038】上記フローにて、送信を依頼された通知用
送信210は、伝えられた通知設定、条件設定に基づい
て、結果が得られたことを、上記電子メールの送受に用
いる通信路とは独立した、通知用通信路を用いて通知す
る。
【0039】このとき、結果転送208は、通知用送信210
に、上記リクエスト番号もあわせて伝え、通知用送信21
0は、ページャや、携帯電話のショートメッセージサー
ビスによる電文伝送を用いて、どのリクエストに対する
結果が得られたかを報せるようにすることもできる。
【0040】次に示す実施例は、代理アクセスの結果
を、クライアントが指定したサーバ上のあるディレクト
リに格納できるようにした場合の実施例を図4に示す。
【0041】この図においては、101〜107は、図1と同
じであるが、結果格納先サーバ401を追加している。
【0042】この例では、業務サーバへの代理アクセス
を、エージェントに依頼して得られた結果を、電子メー
ルでクライアントに返すのではなく、インターネット10
3に接続されたサーバ401内の指定の場所に送ることを特
徴としている。これは、得られた結果がサーバ上に置か
れることで、依頼した人以外の人もそのサーバにアクセ
スすることで結果を見ることができ、処理結果の共有が
行える利点がある。また、処理結果が膨大な量になる場
合で、電子メールで結果を返すのには向いていないよう
な場合に、サーバに結果を格納させておき、クライアン
ト端末からは、オンラインで、それを部分的に見ると言
ったことが可能になる。このサーバ401は、WEBサーバ、
FTPサーバ、など、情報が格納できるものであれば、い
ずれにも適用できる。
【0043】図5は、上記動作の詳細な内容について、
必要とする機能と、それらがどのように連携して動作し
ているかを詳細に示している。ここに示す機能は、一般
的な計算機のプログラムで動作する。
【0044】101から107と、201から211は、図1、図2
と同様である。501は結果格納先サーバ401内の格納先で
あるディレクトリを示している。
【0045】エージェントアクセス205は、エージェン
トからの処理結果と、依頼メールにおいて指示のあった
「結果の格納先に関する情報」を、結果転送208に送
る。結果転送208は、結果を「結果の格納先に関する情
報」に従って、指定のサーバのディレクトリとなる格納
先501に、ファイル転送プログラムなどで送る。電子メ
ール送信209へは、完了通知のメッセージのメール文の
みを渡し、結果そのものは渡さない。また、クライアン
トからの指示に基づいて、通知用送信210へも、依頼者
に速報的に伝えるためのページャや、携帯電話のショー
トメッセージサービスによる電文伝送を行うために、完
了通知送信の指示を与える。
【0046】図5に示す構成においても、通知用送信21
0は、すでに説明した図2中のものと同様に実現すること
ができる。
【0047】図6は、クライアントが、エージェントに
代理アクセスを依頼し、その結果を指定の格納先に入れ
ることを指示するための電子メールのフォーマットと、
エージェントが代理アクセス処理を完了した旨をクライ
アントに伝える際の電子メールのフォーマットについて
示したものである。
【0048】301は依頼メールのフォーマットであり、
その中で、302〜306までは、これまでに説明したものと
同様である。601は、結果の格納先指定アドレス情報で
ある。
【0049】307は結果メールのフォーマットであり、
その中で、307〜311までは、これまでに説明したものと
同様であるが、602は、完了した旨を示すだけのメッセ
ージとなる。
【0050】依頼メールでは、エージェントに対する代
理アクセスの指示内容に加えて、結果の格納先指定アド
レス情報 601によって、結果を入れるWEBサーバのディ
レクトリなどを示すアドレス情報を書いておくことで、
結果をメールで送り返すのではなく、指定の場所に格納
する指示を出す。
【0051】結果メールでは、代理アクセスの結果は、
依頼メールで指定された格納場所に転送されているの
で、単に、依頼した処理が完了した旨だけの情報となる
完了メッセージ602だけを、クライアントに伝える。
【0052】次に示す実施例は、結果の格納先をエージ
ェントサーバが指定することを可能にするために、結果
メールに結果格納先のフィールドを設けた実施例を図7
に示す。
【0053】先に説明した実施例が、クライアントが結
果の格納先を指定する例であったが、この実施例では、
エージェントサーバが格納先を指定する例である。
【0054】図7の依頼メール301のように、エージェ
ント制御情報と指示内容はあっても、結果の格納先指定
はない依頼メールが送られてきた場合、結果メール307
にあるように、エージェントサーバの方で、結果の格納
先を決め、701の示す結果の格納先アドレス情報の通知
によって、その旨を知らせる。
【0055】本実施例は、結果の格納先を、クライアン
トではなく、サーバが管理している場合に有効である。
結果を、移動中のクライアントまでもってくるのではな
く、例えば、自分のオフィスのサーバ上に格納するよう
に設定しておき、各々の依頼の結果が、自分のオフィス
にあるサーバ上のどこのディレクトリに入ったかどうか
だけの情報を、メールで返答してもらうという形態が可
能となる。また、データベースアクセスのように、検索
条件の絞り込みが不十分で、電子メールでは送りきれな
いような結果が出てしまった場合、依頼メールに書かれ
た条件設定に基づいて、サーバの判断で、電子メールで
はなく、あるサーバのディレクトリ内に、一時的に格納
しておき、その旨を電子メールでクライアントに知らせ
るといった場合に使用する。
【0056】次に示す実施例は、代理アクセス時の依頼
メールに書く「エージェントへの指示内容」の記述容易
化を目的にテンプレートを用いる実施例である。
【0057】図8に示すように、電子メールによる代理
アクセス時の依頼メールに書く「エージェントへの指示
内容」の記述容易化のために、クライアントに、サービ
ス毎に雛形となるテンプレートをあらかじめ用意してお
き、ユーザは、これを埋めることにより、エージェント
への指示の記述が容易になる。
【0058】801は、メール用のテンプレートであり、
ここでは、列車指定席予約依頼のサービスを例にあげて
ある。802はヘッダ、803は本文、804はリクエスト番
号、805はエージェント制御情報、806はエージェントへ
の指示内容の雛形である。
【0059】例えば、このサービスでは、出発駅、到着
駅、出発日時、列車名などの入力すべき項目をあらかじ
めテンプレートによって、明らかにしておくことで、ユ
ーザがこれらの項目を埋めればよいようにしておき、こ
れを、電子メールで、エージェントサーバ宛に送る。図
2のエージェントアクセス205が受信したメールから、
各項目を抽出し、エージェントA 206にデータを渡す。
【0060】次に示す実施例は、WEBのアクセスにおい
て、依頼を出して、後で結果を受け取る本発明の形式に
のせた場合の実施例について示す。
【0061】この実施例では、対話形式を実現すること
ができること、または、マルチメディアデータを扱うこ
とができることなどで、ユーザインタフェースに優れて
いる、汎用的なブラウザプログラムを使用する。
【0062】図9は、WEBアクセスの非同期化を実現す
るためのシステム構成図である。
【0063】この図においては、102〜106は、図1と同
じであるが、901はWEBアクセスのためのクライアント端
末、902はモバイルからアクセスしたい情報があるWEBサ
ーバ、903はWEBサーバ内のCGIプログラム、904はWEBサ
ーバにつながっているCGI(Common Gateway Interfac
e)プログラムで動作する業務サーバを示している。
【0064】本実施例では、クライアント端末とエージ
ェントサーバとの間の通信手段に、電子メールを用いて
いるが、これに限るものではなく、他の通信手段でも同
様に実現し得るものである。
【0065】この例では、WEBクライアント端末901は、
従来のように、直接インターネットに接続されたWEBサ
ーバにアクセスするのではなく、エージェントサーバ10
5に代理アクセスを依頼し、エージェントサーバ105がWE
Bクライアント端末901に代わって、WEBサーバ902にアク
セスする。CGIで動作する業務サーバ904へのアクセスも
同様であり、エージェントサーバ105がWEBサーバ902に
代理アクセスし、CGIプログラム903が起動され、その中
で、CGIで動作する業務サーバ904がコールされ、処理が
行われる。これを実現するために、WEBクライアント端
末901は、WEBブラウザによるユーザインタフェースのも
とで、WEBサーバへのアクセス方法の指示を作成し、こ
れを電子メールにのせ、電子メールサーバ104を介し
て、エージェントサーバ105に代理アクセスの指示が渡
る。同様に、処理結果についても、エージェントサーバ
105は、WEBサーバ902およびCGI動作する業務サーバ904
からの処理結果を受け取った後、これを電子メールにの
せて、電子メールサーバ104経由、依頼元であるWEBクラ
イアント端末901に処理結果を返す。
【0066】この構成により、WEBクライアント端末901
は、WEBサーバへのアクセスのために、結果が出るまで
回線を接続したままにする必要がなくなり、電子メール
サーバへ依頼のメールを出す時と、電子メールサーバか
ら処理結果のメールを受けとる時のみ、回線を接続すれ
ばよい。したがって通信料金は大幅に節約できる。ま
た、結果を受け取るまでの空き時間を有効活用できる。
【0067】図10は、WEBアクセスの非同期化におい
て、クライアント端末、電子メールサーバ、エージェン
トサーバ、WEBサーバ内の各機能とその連携について示
した図である。ここに示す機能は、一般的な計算機のプ
ログラムで動作する。
【0068】104、105、201〜211、901〜904は前記と同
様である。WEBクライアント端末901の内部に、1001のWE
Bブラウザ、1002のローカルWEBサーバ、1003のアクセス
用のHTML文書、1004の結果格納用のHTML文書、1005のメ
ッセージ変換、1007のWEBサーバ、1008の依頼管理テー
ブル、がある。
【0069】WEBを非同期でアクセスし、その通信手段
としてメールを使用するために、以下の動作を行う。WE
BをアクセスするためのWEBブラウザ1001は、通常のもの
である。非同期、すなわち、回線をまだ接続しない状態
で、WEBアクセスを行うために、アクセスしようとする
アクセス先のホームページのHTML文書はあらかじめダウ
ンロードしておき、HTML文書1003として、端末内に格納
しておく。WEBサーバ1007経由で、これにつながる業務
サーバのサービスをうけるためには、一般的にはWEBか
らCGIプログラムを起動して、業務サーバにアクセス
し、そのサービスを受けるのだが、クライアント901とW
EBサーバ902とは、現在非接続状態なので、このCGIプロ
グラムを起動できない。そこで、ダウンロードしたHTML
文書内で、業務サーバアクセスのためのCGIプログラム
を呼び出している部分を、クライアント内部のプログラ
ムの呼び出し(起動CGIという)に書き換え、本来のCGIプ
ログラムの起動は、エージェントに代行させる。すなわ
ち、WEBブラウザの画面上で、業務サーバのサービスに
必要な条件を入力し、実行のボタンが押されると、本来
は、業務サーバアクセスのためのCGIプログラムが実行
されるが、ここでは、このCGIプログラムの代わりに、
クライアント内部のプログラムであるメッセージ変換10
05が呼び出されるようにしておく。
【0070】このように、クライアントだけで、非接続
の状態で、条件の入力や実行をあたかも、実際のWEBに
接続しているがごとく、動作させるために、クライアン
ト内部に、ローカルWEBサーバ1002を用意しておく。ユ
ーザのブラウザ操作から、非接続状態で起動されたメッ
セージ変換1005は、ユーザがアクセス用HTML文書1003に
アクセスしながら、入力していった条件や項目などのパ
ラメータと、本来WEBサーバにて起動すべきCGIプログラ
ム名を、エージェント206が、WEBに対する代理アクセス
ができるような指示の形にまとめる。
【0071】次に、WEB代理アクセスの指示文と、WEB代
理アクセスを行うエージェントの指定と、管理のための
リクエスト番号を添えて、メールの形にし、これをメー
ル送受信201に送り、電子メールサーバ104内のエージェ
ント宛メールボックス202に送る。エージェントサーバ1
05は、前に説明した動作のように、自分の宛のメールが
無いかどうか一定間隔で検索し、あれば取り込み、エー
ジェントアクセス205にて、内容がWEBサーバへの代理ア
クセスであると判断すると、該当するエージェント206
に渡す。エージェント206は、あたかもクライアントの
ごとく、WEBサーバ902をアクセスし、その中より、業務
サーバ904にアクセスするCGIプログラム903を動作さ
せ、結果を受け取る。
【0072】エージェント105は、受け取ったWEBサーバ
からの結果を、エージェントアクセス205に渡し、結果
転送208ならびに電子メール送信209経由で、電子メール
サーバ104の中のクライアント宛メールボックス203に結
果のメールを送る。同時に通知用送信210で、ユーザに
処理が終わった旨を知らせる。
【0073】図10に示す構成においても、通知用送信
210は、すでに説明した図2、図5中のものと同様に実
現することができる。
【0074】通知用受信211によって、処理が終わった
ことを知ったユーザは、メール送受信201によって、電
子メールサーバ104の中のクライアント宛メールボック
ス203の中から、結果のメールを取り出し、メッセージ
変換1005に渡す。通常、WEB経由の業務サーバからの結
果は、HTMLで書かれているので、メッセージ変換1005
は、これを格納すると共に、結果格納用のHTML文書1004
にリンクさせる。ユーザは、結果格納用のHTML文書1004
にリンクされている処理結果をWEBブラウザ1001で見る
ことができる。
【0075】このようにすることにより、本来、回線を
接続したままでないとアクセスできなかったWEBサーバ
や、WEBサーバ経由の業務サーバのサービスへのアクセ
スが、非同期でも実現できるようになる。特に、アクセ
スに時間のかかるWEBサーバや、実行時間が長くかかる
業務サーバでのサービスが、クライアントからメールサ
ーバへの依頼と、後での結果受け取りの時のみ、通信す
ればよくなるため、通信時間や通信料金の大幅な節約と
なる。
【0076】本実施例は、図10の構成の中に、特に、
クライアント端末内に、ローカルWEBサーバ1002と、メ
ッセージ変換1005を設けたことを特徴としている。ま
た、エージェントサーバ内に、WEBエージェント1007、
エージェントアクセス205、結果転送208を設けたことを
特徴としている。
【0077】はじめに、クライアント端末内のローカル
WEBサーバについて、動作を詳細に説明した後に、クラ
イアント端末内で、WEBブラウザを介して依頼された内
容を管理するためのテーブルとして、依頼管理テーブル
1008について、および、クライアントから、WEBサーバ
へ依頼するのに用いるスクリプトの構成について、説明
した後、このテーブルを使用し、スクリプトを生成する
メッセージ変換1005について説明する。
【0078】図20は、ローカルWEBサーバのフローで
ある。ここに示すフローは、一般的な計算機のプログラ
ムで動作する。
【0079】ローカルWEBサーバそのものは、サーバ内
ではなく、クライアント端末内におかれるWEBサーバと
して、一般的なものであるが、ここでは、本発明の実施
例の中で、ローカルWEBサーバがどのように本発明と連
携して動作するかどうかを中心に説明する。
【0080】ユーザがWEBブラウザ1001を用いて、ロー
カルWEBサーバ1002が取り扱うHTML文書1003を開き、そ
れに書かれた命令が、ローカルWEBサーバ1002で実行さ
れる。ローカルWEBサーバの動作としては、通常、HTML
文書へのアクセスがないかどうか、処理2001において、
待機しており、アクセスがあると処理2002において、実
行命令の内容が調べられ、CGIプログラムの実行命令以
外であれば、処理2006において、所定の命令の実行動作
が行われ、また、CGIプログラムであるが、メッセージ
変換1005を起動するための命令でなければ、処理2007に
おいて、所定のCGIプログラムの実行動作が行われ、そ
の後、いずれの動作の場合も、処理2001で再びアクセス
待ちとなる。処理2002および処理2003において、実行命
令が、メッセージ変換1005を起動するための命令である
と判別された場合には、処理2004において、該起動命令
と共にHTML文書1003に記述されているCGIパラメータを
起動CGIに変換し、これを用いてメッセージ変換1005を
起動する。その後、処理2005において、メッセージ変換
1005からの処理終了の通知を待ち、通知があれば、処理
2001に戻り、再びアクセス待ちとなる。
【0081】図11は、Webクライアント端末901におけ
る代理アクセスのための依頼管理テーブル1008を示した
図である。
【0082】クライアント端末における代理アクセス依
頼管理テーブル1100(依頼管理テーブル1008に相当する)
は、1101のリクエスト番号、1102のサービス名、1103の
依頼内容格納先、1104の送信時刻、1105の回答時刻、11
06の結果ページ格納先、1107の通知設定、1108の条件設
定、から構成されている。
【0083】クライアント端末のメッセージ変換1005
は、WEBブラウザからのユーザの入力に基づいて、代理
アクセス依頼管理テーブル1100に、依頼要求を登録す
る。リクエスト番号1101は、ユーザから要求があるごと
に、番号が割り振られ、エージェントへの代理アクセス
の依頼と、それに対する結果の対応の管理に用いる。特
に、一度に複数の依頼要求が出された場合や、結果を受
け取る前に次の依頼を出す場合、エージェントより返っ
てきた結果が、どの依頼に対応するものなのかの制御に
用いられる。サービス名1102は、エージェントが提供す
る、どのサービスへの代理アクセスなのかを示す。依頼
内容格納先1103は、WEBの入力情報、CGIプログラム起動
命令、エージェントが代理アクセスする際、実際に業務
サーバがつながるWEBサーバとやりとりするための命令
およびパラメータ、を格納するためのクライアント内の
場所を示している。送信時刻1104は、依頼メールとして
送信した時刻を示し、回答時刻1105は、エージェントよ
り結果がメールとしてもどってきた時刻を示す。結果ペ
ージ格納先1106は、エージェントから戻ってきた結果が
格納されるクライアント内の場所を示す。ユーザは、WE
Bブラウザを介して、結果をこの場所から取り出して、W
EBの画面としてみることができる。通知設定1107は、エ
ージェントにおいて、結果が出た時に、メールとは別の
独立した通信手段で通知を行うか否かと、通知をする際
に表示させたいメッセージ内容が登録される。条件設定
1108は、結果のデータ量が多すぎた場合、転送するか、
別の格納場所に入れるかなどの条件を指定するのに用い
る。
【0084】図12は、クライアント端末のメッセージ
変換1005が生成するスクリプトの構成図である。
【0085】クライアント端末のメッセージ変換1005が
生成するスクリプト1200は、1201のリクエスト番号、12
02のWEBエージェントの指定、1203の通知有無、1204の
通知方式・アクセス番号、1205の通知メッセージ、1206
の条件、1207のWEBサーバに対する命令、1208のWEBサー
バアドレス、1209のCGIコマンド、1210のCGIパラメー
タ、から構成されている。
【0086】スクリプト1200は、クライアント端末内の
メッセージ変換1005が作成し、エージェントに代理アク
セスを依頼するために、電子メールにのせて送る実際の
データフォーマットを示している。リクエスト番号1201
は、クライアント側が通番管理に用いる値である。1202
は、エージェントサーバ内のエージェントを指定するも
のであるが、ここでは、WEBアクセスを代行させるの
で、「WEBエージェント」という指定になっている。120
3は、通知有無の指定のフラグである。通知方式・アク
セス番号1204は、メールとは別の通信手段による通知、
たとえば、ページャの電文、あるいは、携帯電話のショ
ートメッセージサービスによる電文を送り付ける宛先と
なる電話番号と種別を指定する。通知メッセージ1205
は、通知の際に表示させる電文をエージェントに知らせ
るためのものである。条件1206は、結果のデータ量に応
じた制御が必要な場合に指定条件を入れる時に用いる。
これらの1201から1206までは、エージェントサーバ内で
の制御機構が使用するデータ群である。
【0087】一方、1207から1210は、エージェントが実
際に、WEBサーバやそれにつながる業務サーバに代理ア
クセスする際に用いるデータ群である。1207はWEBサー
バへの命令であり、この場合は、以下の指定のサーバへ
CGI起動で、パラメータを渡した上で、サービスを受け
る旨の命令が格納されている。1208は、WEBサーバのア
ドレスを示している。1209は、業務サーバへアクセスす
るためのCGIコマンドを示している。1210は、CGIコマン
ド1209に添えるパラメータ群を示している。
【0088】WEBブラウザを介して、ユーザから入力さ
れた情報は、メッセージ変換1005により、図11の依頼
管理テーブル1100に登録された後、そのテーブルの情報
を元に、図12のスクリプト1200が作成される。その
後、スクリプト1200は、電子メールの本文に載せられ、
メールとしてエージェントサーバに送られる。
【0089】次に、上記で説明した依頼管理テーブルを
用いて動作し、かつ、上記で説明したスクリプトの生成
を行うメッセージ変換1005のフローについて、図17を
用いて説明する。ここに示すフローは、一般的な計算機
のプログラムで動作する。
【0090】図17において、メッセージ変換1005は、
処理1701に示すように、ローカルWEBサーバ1002のCGIコ
マンドによる起動を待っており、起動されたどうかを監
視している。また、自分宛のメールが受信されているか
どうかを監視している。
【0091】ローカルWEBサーバ1002のCGIコマンドによ
り起動されたのであれば、処理1702において、サービス
名、実際にアクセスしたいWEBサーバのアドレス、WEBサ
ーバへの命令、WEBサーバから業務サーバをアクセスす
るためのCGIコマンド、CGIパラメータ、通知設定、条件
設定を、起動CGIのパラメータ、または依頼管理テーブ
ル1008から取り込む。処理1703において、リクエスト番
号を付与する。処理1704において、スクリプト構成に基
づいて、リクエスト番号、WEBエージェントの指定、通
知設定、条件設定、WEBサーバへの命令、WEBサーバアド
レス、CGIコマンド、CGIパラメータの入ったデータブロ
ック、すなわち、スクリプトを作成し、格納する。処理
1705において、依頼管理テーブルに、リクエスト番号、
サービス名、通信設定、条件設定を登録する。先に格納
したデータブロックの格納先を、依頼管理テーブルの依
頼内容格納先の欄に登録する。次に、処理1706におい
て、エージェントサーバを宛先とし、スクリプトを電子
メール本文に埋め込み、メール文を作成する。処理1707
において、メール送受信2001に対して、メール送信を依
頼する。最後に、ローカルWEBサーバ1002にCGIプログラ
ムの処理終了を通知する。その後、再び、処理1701と処
理1709において、CGI起動がないかどうかと、自分宛の
受信メールがないかどうか監視する。
【0092】一方、処理1709において、自分宛のメール
が受信されている場合には、処理1710において、受信し
たメールの受け取りを行い、処理1711において、メール
本文より、結果のHTMLファイルを取り出し、格納する。
処理1712において、受信したメールより、リクエスト番
号を調べ、受付管理テーブルの該当リクエスト番号の欄
にあるところの結果格納先の欄に、格納した場所を書き
込む。加えて、受付管理テーブルの該当リクエスト番号
の欄における回答時刻の欄に受信処理した時刻を書き込
む。処理1713において、WEBブラウザから結果が参照で
きるように、結果の格納先をHTML文書にリンクさせる。
その後、再び、処理1701と処理1709において、CGI起動
がないかどうかと、自分宛の受信メールがないかどうか
監視する。
【0093】次に、図10のエージェントサーバ側の特
徴ある手段として、エージェントアクセス205、WEBエー
ジェント1007、WEBサーバ902、結果転送208の具体的な
フローについて説明する。
【0094】エージェントアクセス205は、受付管理テ
ーブル212を用いて動作する。
【0095】エージェントアクセス205の動作フローを
図14に、受付管理テーブル212の構成については図1
3に示す。非同期WEBアクセスにおいても、先のメール
を用いてのスクリプトによる業務サーバへの代理アクセ
スの場合と同様の動作となる。これらのフローは、一般
的な計算機のプログラムで動作する。
【0096】WEBエージェントの動作フローを、図18
に示す。ここに示すフローは、一般的な計算機のプログ
ラムで動作する。
【0097】WEBエージェント1007は、受付キュー213と
結果キュー214の2つのキューを備えている。エージェ
ントアクセス205より、受付キュー213を介して、代理ア
クセス依頼をもらい、実際のWEBサーバ902にアクセスを
行う。
【0098】WEBサーバ902から送られてきた結果を、WE
Bエージェント1007にて処理し、結果キュー214につなぐ
ことにより、エージェントアクセス205が、これを取り
出し、結果転送208に渡す仕組みになっている。
【0099】WEBエージェント1007は、処理1801におい
て、受付キュー213にデータがないかどうか監視してい
る。データがあれば、処理1802において、受付キュー21
3からデータブロックを取り出し、処理1803において、
データブロック中に記載されている受付番号を登録す
る。処理1804において、データブロックから、アクセス
するWEBサーバのアドレス、WEBサーバへの命令、CGIコ
マンド、CGIパラメータを取り出す。処理1805におい
て、WEBサーバのアドレスに対して、HTTPプロトコルを
用いて、アクセスし、先に取り出したWEBサーバへの命
令を実行する。続いて、処理1806において、WEBサーバ
に実行させるべきCGIコマンドとCGIパラメータを渡す。
処理1807にて、WEBサーバから結果が送られてくるのを
待つ。結果が送られてくると、処理1808において、結果
を受け取り、処理1809において、受付番号と結果のデー
タブロックを結果キュー214につなぎ、処理1801におい
て、再び、受付キュー213にデータが来るまで待つ。
【0100】WEBサーバの動作フローを、図19に示
す。ここに示すフローは、一般的な計算機のプログラム
で動作する。
【0101】WEBサーバそのものは、一般的なものであ
るが、ここでは、本発明の実施例の中で、WEBサーバが
どのように本発明と連携して動作するかどうかを中心に
説明する。
【0102】WEBサーバは、アクセスがないかどうか、
処理1901において、待機しており、アクセスがあると処
理1902において、実行命令の内容が調べられ、CGIプロ
グラムの実行命令以外であれば、処理1909において、所
定の命令の実行動作が行われ、また、CGIプログラムで
あるが、「メッセージ変換」を起動するための命令でな
ければ、処理1910において、所定のCGIプログラムの実
行動作が行われ、その後、いずれの動作の場合も、処理
1901で再びアクセス待ちとなる。処理1902および処理19
03において、実行命令が、業務サーバにアクセスするた
めのCGIコマンドであると判別された場合には、処理190
4において、該CGIコマンドと共に、WEBエージェントよ
り送られてきているCGIパラメータを用いて、業務サー
バにアクセスする。その後、処理1905において、業務サ
ーバから結果が返ってきたかどうか監視し、結果が返っ
てきていれば、処理1906において、業務サーバより結果
を受け取る。処理1907において、業務サーバからの結果
をHTML化する。処理1908において、エージェントに対し
て、結果をHTTPプロトコルで送る。その後、処理1901に
戻り、再びアクセス待ちとなる。
【0103】次に、非同期WEBアクセスを行うクライア
ント端末での操作シーケンスのフローを、図21に示
す。ここでのフローでは、ユーザによる操作と、これに
連携したクライアント端末内での処理フローが示されて
いるが、後者については、一般的な計算機のプログラム
で動作するフローである。
【0104】非同期WEBアクセスを行うクライアント端
末において、通信回線が接続されていない状態におい
て、ユーザは、処理2101のように、WEBブラウザを起動
する。次に、処理2102に示すように、あらかじめダウン
ロードしておいた「サービスを受けるためのHTML文書」
を開く。次に、処理2103にて、サービスのための必要事
項を入力する。この「サービスのための必要事項」と
は、WEB上でのサービスを利用するためのアクセスのペ
ージにおいて、例えば、検索のためのキーワード入力
や、条件の選択などを行うための操作である。次に、処
理2104において、サービス開始を指示する。これは、例
えば、検索サービスにおいては、検索条件入力完了を示
すと共に、検索開始を指示することに用いられる「検索
ボタン」を押す操作や、他のサービスにおいて、必要事
項を入力した後に、「Submitボタン」や「Goボタン」を
押す操作にあたる。ここまでの処理2101から処理2104ま
でが、ユーザによる操作である。
【0105】クライアント端末内の「メッセージ変換」
においては、処理2104を切っ掛けに、処理2105におい
て、処理内容のスクリプトが生成される。次に、処理21
06において、通信回線を接続する。次に、処理2107にお
いて、生成されたスクリプトが入った電子メールが、エ
ージェントサーバ宛に送信される。送信完了後、処理21
08において、通信回線は切断される。その後は、待ち状
態となる。
【0106】待ち状態において、第2の通信手段、例え
ばページャや携帯電話のショートメッセージサービス機
能のような、先の電子メールを送った通信手段とは独立
した伝達手段を用いての通知が届いたり、あるいは、先
の電子メールを送信してから、一定時間経過したこと
で、ユーザの判断から、ユーザ操作による処理2110での
受信指示が行われる。この処理2110を切っ掛けに、クラ
イアント端末は、処理2111にて、通信回線の接続を行
い、処理2112において、自分宛のメールを受信し、その
後、処理2112にて、直ちに通信回線を切断する。受信し
たメールが、先に処理依頼を行った要求に対する結果で
ある場合には、処理2114に示すように、受信したメール
の本文から、結果を取り出し、所定の場所に格納する。
【0107】次に、結果の格納完了を画面のメッセージ
等により知ったユーザは、処理2115において、WEBブラ
ウザを用い、結果の格納されたページを開き、処理2116
のように、結果を参照する。処理2115から処理2116まで
は、ユーザ操作となる。
【0108】このように、実際に通信回線が使用されて
いる時間は、依頼内容をエージェントサーバ宛に送信す
る処理2106から処理2108までと、エージェントサーバか
らの結果を受信するための処理2111から処理2113までで
ある。したがって、直接、WEBサーバにアクセスする場
合のように、結果が送られてくるまで、待っている間も
通信回線を接続したままにしておかなくてならなかった
場合に比べて、待っている間の通信コストがかからない
ので、全体的に、通信コストが節約できる。また、待っ
ている間は、別の業務が行えるので、ユーザの時間の有
効活用化も図れる。
【0109】以上のように、非同期のWEBアクセスの実
施例においては、クライアント端末では、WEBブラウザ
と、ローカルWEBサーバによりユーザに入力されたデー
タは、ローカルWEBサーバ内のCGIコマンド実行により、
「メッセージ変換」にデータがわたり、依頼内容が依頼
管理テーブルに登録されると共に、依頼内容がスクリプ
ト化され、メールフォーマットに置き換えられた後、エ
ージェントサーバ宛にメール送信される。
【0110】エージェントサーバでは、エージェントサ
ーバ宛に送られてきたメールを受信し、「エージェント
アクセス」で、依頼内容を調べ、受付管理テーブルに登
録すると共に、指定されたエージェント、この場合は、
WEBエージェントの受付キューに代理アクセスに必要な
データをつなぐ。WEBエージェントは、受付キューから
取り出したデータより、指定のWEBサーバにアクセス
し、その中のCGIプログラムを実行し、接続されている
業務サーバにアクセスする。業務サーバからの結果デー
タを受け取ったWEBサーバは、WEBエージェントに結果デ
ータを送り、これをWEBエージェントは、結果キューに
つなぐ。「エージェントアクセス」は、結果キューから
結果データを取り出し、「結果転送」に渡し、受付管理
テーブルを更新する。「結果転送」は、結果データをメ
ール化し、元のクライアント端末に送信すると共に、メ
ールとは別の通信手段での通知が指定されている場合に
は、その手段で通知を行う。
【0111】クライアント端末は、メールとは別の通信
手段により、通知されたか、あるいは、ある時間の後
に、メールが到着していないかどうか調べるなどして、
自分宛のメールを受信すると、「メッセージ変換」が、
受信したメールから、依頼した代理アクセスの結果デー
タを取り出し、格納し、依頼管理テーブルに登録し、結
果の格納先をHTML文書にリンクさせることで、WEBブラ
ウザから結果が参照できるようになる。
【0112】本実施例全体で述べたように、モバイル環
境から、業務サーバへのアクセスをエージェントに代行
させることで、代理アクセスの依頼と結果の受け取り時
のみ、通信を行うだけなので、通信時間を短くでき、通
信料金も節約できる。その手段として、クライアントの
メールボックスと、エージェントのメールボックスを電
子メールサーバ上に用意し、電子メールを用いて依頼と
結果の受け取りができるようにしたため、簡単に実現で
きる上に、電子メールが搭載されている端末であれば、
種類を問わずに、非同期の代理アクセスを利用できる。
【0113】また、エージェントサーバには、サービス
毎に異なるエージェントを用意しておき、電子メールの
依頼内容に応じて、エージェントが選ばれるようにして
おくことで、多種類のサービスを1つのエージェントサ
ーバで実現できる。例えば、自社の企業情報システムへ
のアクセスのためのエージェント、データベースサーバ
へのアクセスのためのエージェント、WEBのアクセスの
ためのエージェント、などと異なるアクセス方法毎にエ
ージェントを用意しても、1つのエージェントサーバ宛
に依頼のメールを出すだけで、対応する処理が行われ
る。
【0114】また、電子メールとは別の通信手段で、代
理アクセス完了の通知をユーザに伝えることができるの
で、迅速に結果を手にすることができる上に、メール到
着確認のための無駄なアクセスを行わなくて済む。
【0115】また、同時に複数の処理依頼を出すことが
できるため、時間の有効活用もはかれる。依頼と結果の
対応が取れるようにしてあるため、混乱が無い。
【0116】また、処理結果を電子メールで返すだけで
なく、クライアントが指定する別の場所、例えば、WEB
サーバ、に格納したり、サーバが指定する場所に格納
し、後でどこに格納したかを知らせることもできるの
で、結果を他人と共有できたり、電子メールでは結果を
戻しれないような膨大な大きさの処理結果がでた場合で
も、別の場所に格納でき、後から部分的に見ることも可
能になる。
【0117】また、エージェントへの指示内容は、定型
的なサービスならば、あらかじめテンプレートを用意し
ておくことで、ユーザは容易に指示内容を作成すること
ができる。
【0118】また、WEBへのアクセスが非同期で行える
ので、時間のかかる検索処理や、WEB経由での企業情報
システムでの業務実行が、依頼と結果受け取りの時間の
み通信するだけで済むので、時間や通信料金の節約とな
る。また、WEB経由での多様なサービスを利用する場合
においては、クライアントは、WEBブラウザだけの操作
ですむので、ユーザとの親和性もよい。また、電子メー
ルでやりとりが行われていることを意識しないで済む。
【0119】なお、上記各実施例において説明した各フ
ローチャートは、一般的な構成をもつ計算機で動作する
プログラムモジュールによって実行されるものである。
たとえば、図14に示すフローチャートは、エージェント
サーバ105で動作するプログラムモジュールであるエー
ジェントアクセス205が実行するものである。他のフロ
ーチャートも同様である。
【0120】また、同様に、上記各実施例において説明
した各機能を実現する構成要素は、一般的な計算機とし
て構成されるクライアント端末、WEBクライアント端
末、電子メールサーバ、エージェントサーバで動作する
プログラムモジュールとして実現される。
【0121】さらに、これら各プログラムモジュール
は、フロッピーディスクあるいはハードディスクなどの
磁気記録媒体や、不揮発性あるいはバックアップされた
半導体メモリや、CD-ROMなどの光ディスク媒体などで、
配付され得るものである。また、有線または無線のネッ
トワークに接続された上記または他のサーバからダウン
ロードされ得るものである。
【0122】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下の如き効果を奏する。
【0123】サービスを提供する相手に対して、依頼を
行う時、および、相手からの結果を受け取る時のみ、通
信を行うので、従来、相手が結果を準備している間に無
駄にかかっていた通信コストをなくすことができ、全体
の通信コストを節約できる。
【0124】また、WEBアクセスにおいて、サービスを
指定してから、サービスの結果が届くまでの待ち時間に
おける無駄な通信コストをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すシステム構成図。
【図2】クライアント端末、電子メールサーバ、エージ
ェントサーバ、業務サーバ内の各機能とその連携につい
て示した図。
【図3】依頼メールと結果メールのフォーマット図。
【図4】処理結果を指定されて別の格納場所に格納する
場合のシステム構成図。
【図5】処理結果を指定されて別の格納場所に格納する
場合のクライアント端末、電子メールサーバ、エージェ
ントサーバ、業務サーバ内の各機能とその連携について
示した図。
【図6】クライアントにて結果の格納場所を依頼時に指
定する場合の依頼メールと結果メールのフォーマット
図。
【図7】エージェントサーバにて結果の格納場所を決め
る場合の依頼メールと結果メールのフォーマット図。
【図8】依頼メールのテンプレートの図。
【図9】WEBアクセスの非同期化を実現するためのシス
テム構成図。
【図10】WEBアクセスの非同期化において、クライア
ント端末、電子メールサーバ、エージェントサーバ、WE
Bサーバ内の各機能とその連携について示した図。
【図11】クライアント端末における代理アクセス依頼
管理テーブル。
【図12】クライアント端末の「メッセージ変換」が生
成するスクリプトの構成図。
【図13】エージェントサーバにおける代理アクセス受
付管理テーブル。
【図14】「エージェントアクセス」のフロー。
【図15】「結果転送」のフロー。
【図16】エージェントのフロー。
【図17】「メッセージ変換」のフロー。
【図18】WEBエージェントのフロー。
【図19】WEBサーバのフロー。
【図20】ローカルWEBサーバのフロー。
【図21】非同期WEBアクセスを行うクライアント端末
での操作シーケンスのフロー
【符号の説明】
101はクライアント端末、102は移動体通信網、103はイ
ンターネット、104は電子メールサーバ、105はエージェ
ントサーバ、106は複数あるエージェントのうちの1
つ、107は業務サーバ、201はメール送受信、202はエー
ジェントサーバ宛メールボックス、203はクライアント
宛メールボックス、204は電子メール受信、205はエージ
ェントアクセス、206はエージェントA、207はエージェ
ントB、208は結果転送、209は電子メール送信、210は通
知用送信、211は通知用受信、212は受付管理テーブル、
213はエージェントAの受付キュー、214はエージェントA
の結果キュー、215は転送依頼キュー、301は依頼メール
のフォーマット、302はヘッダ、303はメール本文、304
はリクエスト番号、305はエージェント制御情報、306は
エージェント、307は結果メールのフォーマット、308は
ヘッダ、309はメール本文、310はリクエスト番号、311
は結果ステータス、312は結果データ、401は結果の格納
に用いるサーバ、501はサーバ内の格納先であるディレ
クトリ、601は結果の格納先指定アドレス情報、602は完
了した旨を示すだけのメッセージ、701は結果の格納先
アドレス情報の通知、801はメール用のテンプレート、8
02はヘッダ、803は本文、804はリクエスト番号、805は
エージェント制御情報、806はエージェントへの指示内
容の雛形、901はWEBアクセスのためのクライアント端
末、902はモバイルからアクセスしたい情報があるWEBサ
ーバ、903はWEBサーバ内のCGIプログラム、904はWEBサ
ーバにつながっているCGIで動作する業務サーバ、1001
のWEBブラウザ、1002のローカルWEBサーバ、1003のアク
セス用のHTML文書、1004の結果格納用のHTML文書、1005
のメッセージ変換、1007のWEBサーバ、1008の依頼管理
テーブル、1100はクライアント端末における代理アクセ
ス依頼管理テーブル、1101はリクエスト番号、1102はサ
ービス名、1103は依頼内容格納先、1104は送信時刻、11
05は回答時刻、1106は結果ページ格納先、1107は通知設
定、1108は条件設定、1200はクライアント端末のメッセ
ージ変換が生成するスクリプトの構成図、1201はリクエ
スト番号、1202はWEBエージェント、1203は通知有無、1
204は通知方式・アクセス番号、1205は通知メッセー
ジ、1206は条件、1207はWEBサーバに対する命令、1208
はWEBサーバアドレス、1209はCGIコマンド、1210はCGI
パラメータ、1300はエージェントサーバにおける代理ア
クセス受付管理テーブル、1301は受付番号、1302は受付
時刻、1303は依頼元メールアドレス、1304は依頼元リク
エスト番号、1305の依頼先のエージェント名、1306の依
頼内容格納先、1307の結果ページ格納先、1308の通知設
定、1309の条件設定、1310の処理状態、1401〜1410は
「エージェントアクセス」のフローにおける処理、1501
〜1506は「結果転送」のフローにおける処理、1601〜16
06はエージェントのフローにおける処理、1701〜1713は
「メッセージ変換」のフローにおける処理、1801〜1809
はWEBエージェントのフローにおける処理、1901〜1910
はWEBサーバのフローにおける処理、2001〜2007はロー
カルWEBサーバのフローにおける処理、2101〜2116は非
同期WEBアクセスを行うクライアント端末での操作シー
ケンスのフローにおける処理、である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 毅 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 市川 和幸 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア開発本部内 Fターム(参考) 5B089 GA11 GA19 GA25 GB04 GB08 GB09 JA31 JB02 JB10 KA01 KA16 LA04 LB14 5K030 HA06 JL01 JT02 KA01 LB15 LD11 LD12

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クライアント端末から指示を受けクライア
    ント端末の代わりに業務サーバにアクセスするエージェ
    ントが動作するエージェントサーバを、通信路に接続す
    るクライアント−サーバシステムに用いるモバイル通信
    方法において、 クライアント端末は、代理アクセスのためのエージェン
    トサーバへの制御情報とエージェントに対する指示内容
    を記述した電子メールを、前記通信路に接続した電子メ
    ールサーバ内のエージェントサーバ用のメールボックス
    宛てに送信し、エージェントサーバは、電子メールサー
    バ内の自エージェントサーバ宛の電子メールを受信し、
    該電子メール内に記述されているエージェントへの指示
    内容を、指定されたエージェントに伝え、 該エージェントは、その指示内容に従って、クライアン
    ト端末の代わりに、業務サーバに代理アクセスを行い、 エージェントサーバは、代理アクセスにより得られた結
    果を電子メールに記述し、依頼してきたクライアント端
    末に対応した電子メールアドレス宛てに該電子メールを
    送信し、 クライアント端末は、該電子メールを受け取ることによ
    って、エージェントに指示した内容に対する結果を得る
    ことを特徴とする電子メールを用いたエージェント処理
    によるモバイル通信方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載したモバイル通信方法にお
    いて、 エージェントサーバは、上記通信路とは独立した第2の
    通信路を介した通信手段により、 エージェントサーバが処理を完了し、クライアント端末
    が結果を受け取ることが可能になった旨を伝えることを
    特徴とする電子メールを用いたエージェント処理による
    モバイル通信方法。
  3. 【請求項3】請求項1に記載したモバイル通信方法にお
    いて、 クライアント端末は、エージェントへの指示内容を記述
    した電子メール内に、エージェントから得られる結果を
    格納すべきアドレス情報を記述し、 エージェントサーバは、得られた結果を、上記指定され
    たアドレス情報で示されるサーバ内に格納することを特
    徴とする電子メールを用いたエージェント処理によるモ
    バイル通信方法。
  4. 【請求項4】請求項1に記載したモバイル通信方法にお
    いて、 エージェントサーバは、エージェントから渡された結果
    をエージェントサーバが指定したサーバに格納し、 その格納先アドレス情報を記述した電子メールをクライ
    アント端末宛てに送信することを特徴とする電子メール
    を用いたエージェント処理によるモバイル通信方法。
  5. 【請求項5】請求項1に記載したモバイル通信方法にお
    いて、 クライアント端末内に、エージェントへの指示を記述す
    るための電子メール文の雛形となるテンプレートを用意
    し、 該テンプレートを編集することによりエージェントへの
    指示を記述した電子メールを作成することを特徴とする
    電子メールを用いたエージェント処理によるモバイル通
    信方法。
  6. 【請求項6】クライアント端末から電子メールにて指示
    を受け、クライアント端末の代わりに業務サーバにアク
    セスするエージェントが動作するエージェントサーバ
    を、通信路に接続するクライアント−サーバシステムに
    用いるモバイル通信方法において、 クライアント端末と業務サーバと、業務サーバに代理ア
    クセスを行う1つないしは複数のエージェントを備える
    エージェントサーバからなるシステムにおいて、 クライアント端末内に電子メール送受信機能を備え、 エージェントに対する送信メールにより、代理アクセス
    の指示を行い、エージェントからの受信メールにより、
    代理アクセスの結果を受け取ることを特徴とするクライ
    アント端末によるモバイル通信方法。
  7. 【請求項7】クライアント端末が、該クライアント端末
    の代わりに業務サーバにアクセスするエージェントが動
    作するエージェントサーバに対して、電子メールにて代
    理アクセスを指示する、クライアント−サーバシステム
    に用いるモバイル通信方法において、 クライアント端末は、上記電子メールに、依頼を管理す
    る整理番号、代理アクセスをさせたいエージェントの指
    定、エージェントへの少なくともひとつの指示コマンド
    もしくはパラメータ、または、代理アクセス結果の伝達
    に関わる情報のいずれかを記載することを特徴とする電
    子メールを用いてのエージェント指示によるモバイル通
    信方法。
  8. 【請求項8】クライアント端末から電子メールにて指示
    を受け、クライアント端末の代わりに業務サーバにアク
    セスするエージェントが動作するエージェントサーバ
    を、通信路に接続するクライアント−サーバシステムに
    用いるモバイル通信方法において、 エージェントサーバは、受信した電子メールの内容か
    ら、エージェントを選択し、電子メールに記載された用
    件を該エージェントに伝え、該エージェントから得られ
    る結果をメール本文に記載し、メール送信してきた相手
    に返信することを特徴とするエージェントサーバによる
    モバイル通信方法。
  9. 【請求項9】請求項8に記載したモバイル通信方法にお
    いて、 エージェントサーバは、代理アクセスを指示する電子メ
    ールの内容にしたがって、エージェントによる代理アク
    セスから得られる結果を加工する方法、クライアントへ
    結果を返送する方法、または、クライアントへ通知する
    方法を制御することを特徴とするエージェントサーバに
    よるモバイル通信方法。
  10. 【請求項10】クライアント端末と、WEBサーバと、WEB
    サーバにつながる業務サーバとそれらを相互に接続する
    通信路から構成されるシステムにおいて、 クライアント端末から指示を受けクライアント端末の代
    わりにWEBサーバにアクセスするエージェントが動作す
    るエージェントサーバを通信路に接続するエージェント
    型システムを構成した場合、クライアント端末およびエ
    ージェントサーバは通信手段で情報のやり取りができる
    設定のもとで、クライアント端末内にWEBブラウザ及び
    ローカルWEBサーバを設け、エージェントに対応したHTM
    Lページを持ち、クライアント端末内のローカルWEBサー
    バを動作させ、該ページ内に記載されている処理の実行
    指示が発せられたら、指示に伴って入力されていた情報
    を元に、代理アクセスのためのスクリプトを作成し、通
    信手段を用いてエージェントサーバへ該スクリプトを転
    送するためのメッセージ変換を行い、クライアント端末
    がエージェントサーバ宛にWEBの代理アクセスをさせる
    ための制御情報とエージェントに対する指示内容からな
    る依頼メッセージを通信手段を用いて送信し、エージェ
    ントサーバはエージェントサーバ宛てのメッセージを受
    信すると該メッセージ文に記述されている制御情報によ
    り指定されたエージェントに、クライアント端末からの
    指示内容を渡し、該エージェントはその指示内容に従っ
    てWEBサーバに代理アクセスを行い、アクセスした結果
    をメッセージ文に記述し、通信手段により、クライアン
    ト端末に送信することによって、結果をクライアント端
    末に届け、これを受け取ったクライアント端末は、その
    結果データをWEBブラウザで表示することにより、WEBに
    対する代理アクセス結果を非同期的に受け取ることを特
    徴とする非同期WEBアクセスによるモバイル通信方法。
  11. 【請求項11】請求項10のWEBへの代理アクセスを行
    うエージェント型システムにおいて、WEBサーバ経由
    で、プログラム起動される業務サーバのサービスを非同
    期で受けられるようにするために、あらかじめダウンロ
    ードしておいたアクセス用のHTML文書内のプログラム起
    動命令を、内部プログラム起動命令に置き換え、かつ、
    起動された内部プログラムにより、本来のHTML文書内に
    記されていたプログラム起動命令と起動に必要なパラメ
    ータを通信手段により、代理アクセスの指示命令として
    伝え、エージェントを実行させることを特徴とする非同
    期WEBアクセスによるモバイル通信方法。
  12. 【請求項12】請求項10のWEBへの代理アクセスを行
    うエージェント型システムにおいて、WEBサーバ経由
    で、プログラム起動される業務サーバのサービスを非同
    期で受けられるようにするために、代理アクセスして得
    られた処理結果を、通信手段経由で受け取り、これをク
    ライアント端末内に格納し、結果格納用HTML文書にリン
    クさせることにより、WEBブラウザから処理結果を参照
    できるようにしたことを特徴とする非同期WEBアクセス
    によるモバイル通信方法。
  13. 【請求項13】クライアント端末と業務サーバと、業務
    サーバに接続されたWEBサーバと、WEBサーバに代理アク
    セスを行う1つないしは複数のWEBアクセスエージェン
    トを備えるエージェントサーバからなるシステムにおい
    て、クライアント端末内に、WEBブラウザ、ローカルWEB
    サーバ、メッセージ変換機能と、メッセージ送受信機能
    を備え、クライアント端末内にあらかじめ蓄積させてお
    いたHTML文書とローカルWEBサーバを用いて、通信を行
    わない状態で、WEBサーバに接続された業務サーバへの
    アクセス動作を行い、これにおける入力内容と操作内容
    から、WEBアクセスエージェントに代理アクセスさせる
    ための指示内容を生成し、通信がつながったところで、
    メッセージ送受信機能によりエージェント宛に送信し、
    かつ、エージェントから送られてきた代理アクセス結果
    をクライアント端末のWEBブラウザにより参照するため
    の形式に変換するメッセージ変換機能を備えることを特
    徴とするクライアント端末によるモバイル通信方法。
  14. 【請求項14】請求項13のクライアント端末におい
    て、代理アクセスを依頼するエージェントサーバ宛のメ
    ッセージ文において、依頼を管理する整理番号と、代理
    アクセスさせるエージェントの指定、代理アクセスのた
    めのHTMLコマンド、アクセス先となるWEBサーバのアド
    レス情報、アクセス先のWEBサーバで実行させるための
    命令列とパラメータ、代理アクセス結果の伝達に関わる
    情報を記載することを特徴とするメッセージ文を用いて
    のエージェント指示を行うモバイル通信方法。
  15. 【請求項15】クライアント端末と業務サーバと、業務
    サーバに接続されたWEBサーバと、WEBサーバに代理アク
    セスを行う1つないしは複数のWEBアクセスエージェン
    トを備えるエージェントサーバからなるシステムにおい
    て、エージェントサーバ内にメッセージ送受信機能と、
    受信したメッセージ文から、記載された用件を伝える先
    となるWEBアクセスエージェントを選び、記載された用
    件を該WEBアクセスエージェントに伝え、かつ、該WEBア
    クセスエージェントからの代理アクセス結果をメッセー
    ジ文に記載し、メッセージ送信してきた相手に返信する
    エージェントアクセス機能を備えることを特徴とするエ
    ージェントサーバによるモバイル通信方法。
  16. 【請求項16】請求項15のエージェントサーバにおい
    て、代理アクセスを指示するメッセージの内容にしたが
    って、WEBアクセスエージェントからの代理アクセスの
    結果情報を加工、もしくは、結果のクライアントへの返
    送の仕方、または、クライアントへの通知方法を制御す
    る結果転送機能を備えることを特徴とするエージェント
    サーバによるモバイル通信方法。
  17. 【請求項17】請求項13、14、15、16からなる
    システムにおいて、通信を行っていない状態で、WEBブ
    ラウザとローカルWEBサーバを起動し、WEBブラウザか
    ら、目的とする業務サーバへのアクセスを行うWEBサー
    バへのアクセスのためのHTML文書を開き、業務サーバア
    クセスに関わる情報の入力を行い、その後、WEBブラウ
    ザから、HTML文書に基づいて、業務サーバアクセスの起
    動指示を行い、その後、通信が確立した段階で、先の業
    務アクセスに関わる指示情報を含むメッセージ文がエー
    ジェントサーバ宛に送信され、その後、通信を切断し、
    ある時間の後、もしくは、別の通信手段により、エージ
    ェントサーバから完了を通知されたことを切っ掛けに、
    通信を再開し、エージェントサーバからの代理アクセス
    結果の格納されたメッセージ文を受信した後、通信を切
    断し、WEBブラウザから、所定の位置に格納されたファ
    イルを開くことにより、WEBアクセスエージェントによ
    る代理アクセス結果をWEBブラウザで見ることを特徴と
    する操作手順を備えたモバイル通信方法。
JP10233840A 1998-08-20 1998-08-20 モバイル通信方法 Pending JP2000067012A (ja)

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