JP2000066561A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000066561A
JP2000066561A JP11258980A JP25898099A JP2000066561A JP 2000066561 A JP2000066561 A JP 2000066561A JP 11258980 A JP11258980 A JP 11258980A JP 25898099 A JP25898099 A JP 25898099A JP 2000066561 A JP2000066561 A JP 2000066561A
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toner
unit
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JP11258980A
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Takao Ishida
貴朗 石田
Naoto Higure
直人 日暮
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Toshiba Corp
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 補給手段と収納手段の保守回数を少なくし、
しかも、補給手段と収納手段を一体化してなるユニット
からの現像剤の漏れを確実に防止できるようにした画像
形成装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 現像器、転写器24、除去器25、搬送
スパイラル42、補給用トナー補給部60a及び廃トナ
ー収容部60bを収納する装置本体1と、この装置本体
1を開閉するトップカバー50とを具備し、現像器と搬
送スパイラル42とを一体化して現像ユニット23と
し、補給用トナー補給部60a及び廃トナー収容部60
bとを一体化してキット60とし、このキット60を現
像ユニット23に対して着脱可能とし、現像ユニット2
3にキット60が接続されてトップカバー50が閉塞さ
れたときのみ、現像ユニット23とキット60との間で
の現像剤の移動を可能する第1及び第2のシャッタ機構
200,300を備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザプリンタ等
の電子写真プロセスを用いて画像を形成する画像形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、画像形成装置は、帯電、露光、現
像、転写、剥離、清掃等を行なう電子写真プロセスユニ
ットの画像転写部に用紙を通過させることにより像の転
写が行なわれ、この像が転写された用紙を定着ローラ対
間に通すことにより用紙への像の定着を行なう構成とな
っている。
【0003】従来、この種の画像形成装置、例えばレー
ザプリンタにおいては装置本体内に内蔵された現像ユニ
ットに現像剤(以下、トナーという)を補給するのに用
いられる現像剤補給装置として、使い捨てのカートリッ
ジ式のものが採用され、このトナー補給用カートリッジ
(補給容器)は装置本体内に組み込まれた現像ユニット
に対し、取外し交換自在に装填されるような構成となっ
ている。
【0004】また、画像転写部において用紙に転写され
なかった未転写トナーは清掃装置にて感光体より掻き取
られさらにプロセスユニットの外部へと移送され、使い
捨てのカートリッジ式の容器に溜められていた。このト
ナー回収用カートリッジ(収納容器)も、また装置本体
内に組み込まれたプロセスユニットに対し、取外し交換
自在に装填されるような構成となっている。
【0005】装置本体は補給トナーカートリッジの空の
状態及び回収トナーカートリッジの満杯状態を検知して
オペレータに知らせることによりオペレータはそれぞれ
のカートリッジを適宜交換していた。
【0006】ところで、従来、上記補給容器と収納容器
は、各々分離されて構成されているか、あるいは、各々
の交換の手間を一本化するため、補給容器と収納容器を
現像手段、清掃手段、および感光ドラム等と一体化して
いた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、補給容
器と収納容器とを分離すると、ユーザは現像剤の補給あ
るいは、使用済現像剤の廃棄の毎に各々の容器を交換し
なければならず、手間取るという問題がある。
【0008】また、後者のように、一体化した場合に
は、交換の手間は一本化されるが、実用的な一体化ユニ
ットの大きさの制限から補給用現像剤量、使用済現像剤
の収納量が制限される。このため、ユニット全体の交換
サイクルが短期化され、比較的高価な現像手段、清掃手
段、感光ドラムの寿命より早くユニットを交換すること
に鳴りら、ランニングコストが上昇するという問題があ
った。
【0009】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
補給手段と収納手段を一体化するとともに、清掃手段、
現像手段に対し着脱可能とすることにより、ユーザの保
守回数が少なくなると同時にランニングコストも削減で
き、しかも、補給手段と収納手段を一体化してなるユニ
ットからの現像剤の漏れを確実に防止できるようにした
画像形成装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、請求項1記載のものは、像担持体上に現像剤
像を形成する現像手段と、この現像手段により形成され
た現像剤像を転写材に転写する転写手段と、この転写手
段による現像剤像の転写後に前記像担持体上に残留した
現像剤を除去する清掃手段と、この清掃手段によって除
去された現像剤を搬送する搬送手段と、前記現像手段に
現像剤を補給する補給手段と、前記搬送手段によって搬
送されてくる現像剤を収納する収納手段と、前記現像手
段、転写手段、清掃手段、搬送手段及び補給手段を収納
する装置本体と、この装置本体を開閉する開閉カバー
と、を具備し、前記現像手段と搬送手段とを一体化して
第1のユニットとし、前記補給手段と収納手段とを一体
化して第2のユニットとし、この第2のユニットを前記
第1のユニットに対して着脱可能とし、前記第1及び第
2のユニットが接続されて前記開閉カバーが閉塞された
ときのみ前記第1及び第2のユニット間での現像剤の移
動を可能する制御手段を備えてなる。
【0011】補給手段と収納手段とを一体化して第2の
ユニットを構成することにより、一度の手間で補給手段
と収納手段を交換でき、また、第2のユニットを前記現
像手段と搬送手段とを一体化してなる第1のユニットに
対して着脱可能とすることにより、第2のユニットを単
独で交換でき、さらに、前記第1及び第2のユニットが
接続されて前記開閉カバーが閉塞されたときのみ前記第
1及び第2のユニット間での現像剤の移動を可能するこ
とにより、第2のユニットの着脱時、装填時、持運時等
における現像剤の漏れを確実に防止できるようにする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す一実施
形態を参照して説明する。
【0013】図13は、半導体レーザを用いた電子写真
方式の画像形成装置としてのレーザプリンタの外観を示
し、図14はその内部構成を示す。
【0014】このレーザプリンタは、電子計算機、ワー
ドプロセッサなどの外部出力装置であるホストシステム
(図示しない)とインタフェース回路等の伝送コントロ
ーラを介して結合された状態となっているとともに、ホ
ストシステムより印字開始信号を受けると画像記録動作
を開始し、被転写材としての用紙に記録して出力させる
ようになっているものである。
【0015】すなわち、上記した画像形成装置は、次の
ような構成となっている。
【0016】図13及び図14に示すように、図中1は
装置本体であり、この装置本体1内の中央部には主制御
基板2が配置されている。この主制御基板2の後方(図
13の状態において右側方向)には、画像を形成するた
めの電子写真プロセスユニット3が配置されており、そ
の前方下部には、複数枚の機能追加用制御基板4…を収
容する制御基板収容部5が、また、その前方上部には、
排紙部6が形成された状態となっている。
【0017】上記制御基板収納部5内には、例えば漢字
等の種類の増設などの機能追加の程度に応じて最大3枚
までの機能追加用制御基板4が装着することができるよ
うになっているとともに、その最下段に位置する機能追
加用制御基板4の前端縁部側には、ICカード用コネク
タ7…に機能追加用ICカード8を挿入することによ
り、さらに機能を追加できるようになっている。また、
最下段に位置する機能追加用制御基板4の左端面部に
は、2つのインタフェース(図示せず)が配設された状
態となっており、これにインタフェースは、装置本体1
の左側面部に形成された開口部9に対向するようになっ
ている。また、図中10は前記装置本体1内の下部に形
成した給紙カセット11を収容するカセット収容部であ
る。
【0018】そして、前記排紙部6は、図13に示すよ
うに、装置本体1の前部上面に形成された凹所からな
り、その前端縁部には、排紙トレイ12が、実線矢印方
向に折重ね展開回動可能に設けられているとともに、排
紙される用紙Pのサイズに応じて前記排紙部6の大きさ
を調整することができるようになっている。
【0019】さらに、前記排紙部6の左側に位置する装
置本体1の左枠部1aの上面には、表示用LED13、
2桁の状態表示用セグメント14、及びスイッチ15を
配置したコントロールパネル16が配置されている一
方、前記装置本体1の後端面側には、手差しトレイ17
が装着されている。
【0020】次に、帯電、露光、現像、転写、剥離、清
掃及び定着等の電子写真プロセスを行なう電子写真プロ
セスユニット3の構成を図14に基づいて説明する。図
中20は装置本体1内のユニット収容部のほぼ中央部に
位置させて配置した像担持体としてのドラム状感光体で
ある。この感光体20の周囲には、その回転方向に沿っ
てスコロトロンからなる帯電手段21、静電潜像形成手
段としてのレーザ露光ユニット22の露光部22a、現
像工程を行なう磁気ブラシ式の現像ユニット23、スコ
ロトロンからなる転写手段24、ゴム部材からなる未転
写トナー除去手段25、及び前露光手段26がそれぞれ
順次配設されている。
【0021】また、図中29は前記装置本体1内に形成
された用紙搬送路で、前記給紙カセット11から給紙手
段27を介して給紙された用紙P及び手差しトレイ17
から手差し給紙された用紙Pを前記感光体20と転写手
段24との間の画像転写部28を経て装置本体1の上面
側に設けられた排紙部6に導くようになっているととも
に、この用紙搬送路29の画像転写部28の上流側に
は、搬送ローラ対30、アライニングローラ対31、及
び搬送ローラ対32が配置され、その下流側には、定着
ユニット33及び排紙ローラユニット34が配置されて
いる。
【0022】なお、図中35は前記搬送ローラ対32の
上方に配置した冷却ファンユニット、36は前記アライ
ニングローラ対31の近傍に設けたアライニングスイッ
チ、37は前記画像転写部28の近傍に設けた搬送ガイ
ドである。
【0023】しかして、ホストシステムにより印字開始
信号を受けるとドラム状感光体20が回転するととも
に、感光体20は帯電手段21で帯電される。次に、ホ
ストシステムからのドットイメージデータを受けて変調
されたレーザビームaをレーザ露光ユニット22を用い
て前記感光体20上に走査露光し、これによって、前記
感光体20上に画像信号に対応した静電潜像を形成す
る。この感光体20上の静電潜像は、現像ユニット23
内の図示しない現像剤磁気ブラシ中のトナーによって現
像され顕像化される。
【0024】一方、このトナー像の形成動作に同期して
給紙カセット11から取出されたり、あるいは手差しト
レイ17から手差し供給された用紙Pが、アライニング
ローラ対31を介して送り込まれると、予め感光体20
上に形成されたトナー像が手転写手段24の働きにより
用紙Pに転写される。そして、この転写後の用紙Pは、
用紙搬送路29を通過して定着ユニット33に送り込ま
れ、前記トナー像が用紙Pに溶融定着された後、排紙ロ
ーラユニット34を介して排紙部6に排出されるように
なっているもので、この場合、用紙P上にトナー像を転
写した後の感光体20上に残った残留トナーは、ウレタ
ンゴムからなるクリーニングブレード25により除去さ
れて搬送スパイラル42によりプロセスユニット外へ移
送される。
【0025】また、前記定着ユニット33は、ヒータラ
ンプが内蔵されたヒートローラ41と、このヒートロー
ラ41に圧接された加圧ローラ42を備え、これら定着
ローラとしてのローラ41、42間を用紙Pが通過する
ことによりトナー像が用紙Pに溶融定着されるようにな
っているもので、前記ヒートローラ41および加圧ロー
ラ42は下部ケーシング43及び上部ケーシング44に
より囲繞されており、定着に必要な良好な温度雰囲気を
確保するように外部に極力熱が逃げないような構造とな
っている。
【0026】さらに、前記排紙ローラユニット34は、
下部ローラ34aと上部ローラ34bとからなり、この
上部ローラ34bを含む上半部は、前記搬送ガイド3
7、転写手段24などと共に装置本体1のトップカバー
50の下面側に取付けてなる構成を有するもので、この
トップカバー50は、装置本体1の後端側上部に設けた
支軸51を回転支点として、図15に示すように、最大
120°程度の回動範囲まで開閉可能にし、このカバー
開きにより、前記用紙搬送路29の大部分及びこの用紙
搬送路29に対向する機器を露出させ、前記用紙搬送路
29途上の用紙Pの詰まり除去作業や機器の点検保守及
び交換作業が容易な行なうことができるようになってい
るとともに、図16に示すように、トップカバー50の
右側内側面50aには、操作突起52が設けられ、この
操作突起52は、前記トップカバー50の開閉動作と共
に前記現像ユニット23にトナーが補給される後述する
カートリッジ式のユニットとしてのキット60のロータ
リシャッタを開閉させるようになっているもので、前記
キット60は、図17に示すように、前記装置本体1の
右枠部1bの側部から取外し可能に差し込まれて、図1
に示すように、前記現像ユニット23の上部のトナー補
給口23aに差し込み装填されるようになっている。ま
たそれと同時に現像ユニット23のトナー排出口23b
はキット60の廃トナー受け入れ口60cへ差し込まれ
る。
【0027】すなわち、本発明に係るカートリッジ式の
キット60は、図1に示すように、補給用トナーが貯蔵
される円筒形状の補給手段としての補給用トナー貯蔵部
60aと、この補給用トナー貯蔵部60aに一体化され
た収納手段としての箱形の廃トナー収容部60bからな
り、双方は完全に仕切られているため補給用トナーと廃
トナーは決して混合されることはない。
【0028】次に、ししキット60の構造について図1
から図12を用いて詳しく説明する。
【0029】まず、補給用トナー貯蔵部60aは図2に
示すように、トナーが収容されるホッパ型をなす横長状
のABS樹脂等の合成樹脂製容器61からなり、その長
手方向の左側端面61aが閉塞されて前記装置本体1へ
の差し込み端とし、かつ、その右側端面61bを開放し
てなるとともに、上記左側端面61aから右側端面61
bに向け僅かに拡開するテーパ形状を有している。
【0030】また、前記容器61の左側閉塞端面61a
には、トナー充填口62と後述する現像剤補給手段80
を構成する現像剤撹拌手段81のパドル枠82の回転中
心軸83の駆動側一端部83aが挿入保持される軸孔6
3とが開口形成され、この軸孔63の内面側には、2重
の環状溝64、65が形成されている。
【0031】そして、前記容器61の右側開口端面61
b側には、後述する廃トナー撹拌手段90を構成する磁
石揺動レバー91の回動軸92の一端92aが挿入保持
される軸受部66が形成されているとともに、この右側
端面61bは、後述する現像剤補給手段80の組み付け
後にカバー70で融着密閉されるようになっているもの
で、このカバー70の内面には、前記現像剤撹拌手段8
1のパドル枠回転中心軸83の他端部83bが挿入保持
される軸受部71と、前記廃トナー撹拌手段90の磁石
揺動レバー回動軸92の他端部92bが挿入保持される
軸受部72とが形成されている。
【0032】また、図中67は前記容器61の底部右側
に片寄らせた位置に形成したトナー補給部で、このトナ
ー補給部67には、前記現像剤補給手段80を構成する
トナー搬送供給手段100が組み込まれるようになって
いるとともに、その左側底部には、前記現像ユニット2
3へトナーを落下供給するトナー補給口68が開口し、
このトナー補給口68には、後述する第1のシャッタ手
段200と第2のシャッタ手段300とがそれぞれ対応
させて配置されている。
【0033】すなわち、前記現像剤補給手段80を構成
する現像剤撹拌手段81は、図3から図5に示すよう
に、複数のパドル枠82…を断面十字形の回転中心軸8
3の廻りに螺旋状の一体に組合わせ連設した、例えば直
径が60のカセ車形状のABS樹脂製枠体からなり、そ
の駆動側の一端部83aが前記容器61の閉塞端面61
aに形成した軸孔63に、また、その他端部83bが前
記容器61の開口端面61b側を密閉するカバー70の
軸受部71にそれぞれ挿入保持させてなる一方、前記容
器61の閉塞端面61aから外部に突出する駆動側の一
端部83aには、図3に示すように、第1のパッド80
1を介して装置本体1側の図示しない駆動系の歯車に噛
合し得る駆動用歯車802が装着され、この駆動用歯車
802をスプリングワッシャ803で固定している。さ
らに、前記回転中心軸83の駆動側の一端部83aに
は、環状フランジ部84が一体形成されていて、この環
状フランジ部84は、前記容器61の閉塞端面61aの
軸孔63の内面側に形成された外側環状溝64に嵌合さ
せ、かつ、その内側環状溝65に第2のパッド804を
嵌合させるとともに、この第2のパッド804と前記環
状フランジ部84の内面との間に厚さ約0.3mmの薄
型円板状のパッキン805を介装させてなるシールド構
造にすることにより、ラビリンス効果による軸周部のシ
ールド性及び潤滑性を高め、トナー洩れ、軸周部へのト
ナーの侵入、摩擦熱の発生及び容器61内への湿気の侵
入を防止しているものであり、前記現像剤撹拌手段81
は、回転駆動時に、複数のパドル枠82…によるスパイ
ラル回転と、断面十字形の回転中心軸83とで前記容器
61内に収容された図示しないトナーをダブル撹拌しな
がら容器61内を左側から右側に片寄り位置させたトナ
ー補給部67側へと搬送するようになっている。
【0034】そして、図中85は前記現像剤撹拌手段8
1を構成する複数のパドル枠82のトナー補給部67に
対応する一つのパドル枠82の先端部82aに設けたマ
イラ(商品名)あるいはゴム等の弾性薄板片からなるト
ナー掻上げ板であり、その先端部85aを前記容器61
の内底面61cに沿って摺動自在に当接させ、前記現像
剤撹拌手段81の回転で、容器61の長手方向の片側で
ある開放端面61b側に向け搬送されてきたトナーを前
記トナー補給部67内に向け掻上げ供給し得るようにな
っている。
【0035】また、図中86は前記現像剤撹拌手段81
を構成する回転中心軸83の他端部83b側に一体形成
した大径歯車、87は大径歯車86の外側に一体に形成
した偏心カムであり、前記大径歯車86は、前記トナー
搬送供給手段100を構成するスパイラル軸101に一
体形成された小径歯車102に噛合させて、このスパイ
ラル軸101を回転駆動させるようになっているととも
に、前記偏心カム87には、後述する廃トナー撹拌手段
90を構成する磁石揺動レバー91が当合して、このエ
ンプティレバー91を前記大径歯車86、すなわち、前
記現像剤撹拌手段81を構成する回転中心軸83の回転
に追従して上下に揺動可能になっている。
【0036】しかして、前記した廃トナー撹拌手段90
を構成する磁石揺動レバー91は、図5及び図6に示す
ように、への字形状を有し、そ回動軸92の一端92a
を、前記容器61の右側端面61b側に形成した軸受部
66に、また、その他端部92bを前記カバー70の内
面に形成した軸受部72にそれぞれ挿入保持して軸支さ
れ、かつ、その中央部を前記現像剤撹拌手段81を構成
する回転中心軸83の他端部83b側に一体形成した偏
心カム87に当合させてなるとともに、その揺動端部9
1aに永久磁石93を取付けてなる構成を有し、図6に
示すように、磁石揺動レバー91は偏心カム87の回転
に伴い揺動回転し、永久磁石93はほぼ上下動をする。
この永久磁石93の上下動により廃トナー収容部60b
内に送り込まれた回収トナーTを撹拌する。
【0037】ここで廃トナー収容部60b内の回収トナ
ー撹拌機構について述べる。図6に示すように廃トナー
撹拌レバー110はL字形状を有し、その回動軸112
の両端部は容器61とカバー70の内面に形成した図示
しない軸受部にそれぞれ挿入保持して軸支され、その右
端部には磁性体(鉄)111が付けられている。またそ
の下端はヘラ状をしておりトナー撹拌しやすくしてあ
る。通常、廃トナー撹拌レバー110は右端部に付いて
いる磁性体111の自重により時計方向に回動しようと
するが、磁性体下部にある突起114が容器61の面の
一部に突当たり、その位置で静止している。この状態で
前述した永久磁石93が下から上方へ動くと、壁を隔て
て近接している磁性体111は永久磁石93の磁石によ
り上方へ持ち上げられる。それに伴い廃トナー撹拌レバ
ー110は反時計方向へ回動し、その下端部は容器61
に設けられた突起113に突当たりそれ以上は回動しな
くなる。しかしながら永久磁石93は上昇をさらに続け
るため、永久磁石93と磁性体111の距離は離れてし
まい、ついには永久磁石93が磁性体111に及ぼす磁
力は磁性体111の自重に負けて廃トナー撹拌レバー1
10は時計方向へ回動し元の位置に戻る。このような廃
トナー撹拌レバー110の揺動回動によりその下端部の
ヘラ状をした部分は左右に揺動しその近辺に積もった回
収トナーTを平坦にする。
【0038】このような回収トナー撹拌機構が必要な理
由であるが、まず図1に示す現像ユニット23のトナー
排出口23bは容器61の廃トナー収容部60b側の廃
トナー受け入れ口60cへ差し込まれトナー排出口23
bの開口部23cは完全に廃トナー収容部60bの内側
に入り込む。この状態で回収トナーの収容が可能にな
る。しかし、この状態でトナーを回収し始めると図6に
示すように回収トナーTはまもなく富士山形状になりそ
の頂がトナー排出口23bの開口部23cを塞いでしま
う。そこで、まず、トナー排出口23bの開口部23c
の位置を横に設けた。通常このような落下口は下方に開
いているのが一般的であるが、この位置だと初期状態で
はトナーは非常に落下しやすく支障なくトナーを排出す
ることができるが、排出されたトナーの山の頂が開口部
23cを塞いでしまい、トナーの排出が困難になりやが
てはトナー排出口23b、さらにはもっと上流の図示し
ないクリーニング機構内にトナーが詰まってしまい、ト
ナー搬送用スパイラルをロックさせてしまう。そこで図
6に示すように開口部23cを横(本実施形態では右
側)に設けることにより、トナー排出口23bが完全に
回収トナーTに埋もれてしまわない限りトナーを支障な
く排出することが可能である。また、トナー排出口23
bの開口部23cを右側に設けたのは、そうすることに
より回収トナーTの山頂をわずかでも廃トナー収容部6
0bの中央に近付けることができ開口部23cが回収ト
ナーTにより塞がるまでのトナー収容量を増やすことが
できる。この逆に開口部23cを左側に開けてしまうと
前記の利点はほとんど無くなり、開口部を下方に開けた
場合と同様廃トナー収容部60b内の回収トナー充填効
率は悪くなる。以上は実験より明らかである。しかしな
がら、このような工夫を施してもなお回収トナーTの形
状は富士山形状になるためその山頂部と裾の部分の高低
差があり、開口部23cが塞がった時点での回収トナー
の充填効率はあまり良くない。特に廃トナー収容部60
bの右下部115に空洞ができてしまい回収トナー充填
効率に悪影響が出てしまう。そこで廃トナー撹拌レバー
110の下端部のヘラ形状をした部分が左右に動くこと
により、廃トナー収容部60bの右下部115にトナー
を送り込むことができ、さらに回収トナーTの富士山形
状の高低差を減らすことができるため開口部23cが塞
がるまでの回収トナー充填効率は大幅にアップする。
【0039】このようにキット60の補給用トナー貯蔵
部60a内の永久磁石93の動きを磁力により、廃トナ
ー収容部60b内の廃トナー撹拌レバー110に伝達す
ることにより、壁で完全に仕切られていても動力を伝達
することができ、しかも廃トナー収容部60b側には全
く動力源を持たないですむという利点がある。しかしな
がら、こうした機構を備えていても、さらにトナーが排
出され続けるとやがては開口部23cは回収トナーTに
埋もれてしまう。従来、このような状態ではトナーを排
出することは不可能と考えられていた。事実開口部23
cが下を向いている場合、トナー排出口23b内ですぐ
にトナー詰まりを起こしてしまう。しかし前述のように
開口部23cが横を向いていると、それが回収トナーT
に埋もれてしまっても支障はあるもののトナーを排出す
ることができる。詰まり集積された回収トナーTの圧力
を押しのけてトナーを排出する場合下方向は非常に抵抗
が大きいが、横方向及び上方向の抵抗は小さく、開口部
23cよりも上の空間にもトナーを充填することが可能
なのである。しかも本実施形態を実験した結果、回収ト
ナーTを廃トナー収容部60b内にほぼ満杯になるまで
充填することができた。このことから従来不用とされて
いた開口部23cよりも上の空間は限度があるものの回
収トナー充填ができるのである。
【0040】以上廃トナー収容部60b内の回収トナー
撹拌機構について説明した。
【0041】補給用トナー貯蔵部60aの説明に再度戻
ることにする。
【0042】図2中の容器61の底部右側に片寄らせた
位置に形成したトナー補給部67には、前記現像剤補給
手段80を構成するトナー搬送供給手段100が組み込
まれていて、このトナー搬送供給手段100は、少なく
とも2条以上の多条に形成した例えば直径が12mmの
中空のスパイラル軸101と、このスパイラル軸101
の前記カバー70側の端部101aに一体形成された小
径歯車102とからなり、前記スパイラル軸101の中
空軸内には、支軸103がスパイラル軸101の回転を
許容するような遊嵌状態で挿入され、この支軸103の
一端部103aを、前記トナー補給部67の閉塞側端面
67aに軸支させるとともに、その一端部103aを前
記容器61の右側端面61bを密閉するカバー70の段
付き凹部73に形成した軸孔74に挿入保持して軸支さ
れるようになっているもので、前記スパイラル軸101
に一体形成された小径歯車102は、前記現像剤撹拌手
段81を構成する回転中心軸83の他端部83b側に一
体形成した大径歯車86に噛合し、この大径歯車86の
回転により、前記スパイラル軸101を回転させ、前記
トナー補給部67内に供給されるトナーを右側から左側
のトナー補給口68へと搬送するようになっている。こ
の場合、前記スパイラル軸101のスパイラルが1条、
2条、3条と多種なものを用意して交換するようにすれ
ば、スパイラル条数が多くなるに従って、スパイラル軸
101の回転数を可変することなくトナーの補給量を微
妙な範囲で制御することが可能になる。
【0043】また、前記トナー補給部67の左側底部に
開口したトナー補給口68の上部には、第1のシャッタ
手段200が設けられ、この第1のシャッタ手段200
は、前記スパイラル軸101の中空軸内に遊嵌状態で挿
入されて前記トナー補給部67の閉塞側端面67aに軸
支された支軸103の一端部103aに同期回動可能に
設けたロータリシャッタ201と、このロータリシャッ
タ201の切欠口201aが常に前記トナー補給口68
の対応位置から回避するように容器61の開口端面61
bを密閉するカバー70の段付き凹部73に形成した軸
孔74に挿入されて外部に突出する支軸103の他端部
103bを一歩BIOS回動付勢する戻しバネ202
と、この戻しバネ202の付勢力に抗して前記支軸10
3を前記ロータリシャッタ201の切欠口201aが前
記トナー補給口68に対応位置する方向に回動させる操
作レバー203とで構成されている。そして、この操作
レバー203は、前記支軸103の他端部103bはパ
ッド204及びスプリングワッシャ205を介して固定
されているとともに、キット60の前記装置本体1への
未装填状態にあるとき、またはキット60が前記装置本
体1内に装填状態にあって、かつ前記装置本体1のトッ
プカバー50が、図15及び図16に示すように、持ち
上げ開放状態にあるときには図7、図8及び図9に示す
ように、前記トップカバー50の内側面50aに設けた
操作突起52などの外力による押圧動作から開放され
て、常にトナー補給口68がロータリシャッタ201で
閉塞されるようになっている一方、キット60が前記装
置本体1内に装填状態にあって、かつ前記装置本体1の
トップカバー50が、図13及び図14に示すように、
閉塞状態にあるときには、前記トップカバー50の内側
面50aに設けた操作突起52による図7に示す実線矢
印方向の押圧動作により、前記操作レバー203を戻し
バネ202の付勢力に抗して角度θ(約12°)だけ図
6に2点破線で示すように回動させ、この回動に応動さ
せて前記支軸103をロータリシャッタ201の切欠口
201aが、前記トナー補給口68に対応位置する方向
に同期回動させることにより、図10に示すように、ト
ナー補給口68の上部を開口させるようになっているも
のである。
【0044】さらに、前記トナー補給部67のトナー補
給口68の下部には、第2のシャッタ手段300が設け
られ、この第2のシャッタ手段300は、前記トナー補
給部67の底部にトナー補給口68を間に存して一体に
形成したスライド溝69間に開口部301aを有するパ
ッド301を介してスライド自在に設けたスライドシャ
ッタ302と、このスライドシャッタ302の片側に形
成した開放部303と、この開放部303が常に前記ト
ナー補給口68の対応一から回避するように前記スライ
ドシャッタ302を一方向に付勢する圧縮バネ304と
で構成されているとともに、前記スライドシャッタ30
2には。前記開放部303側の一端部に前記スライド溝
69の係止段部69aに係止可能な係止爪302aが形
成され、これによって、前記スライドシャッタ302に
よるトナー補給口68の閉塞時の抜けを防止しているも
のである。
【0045】すなわち。前記第2のシャッタ手段300
は、図17に示すように、前記キット60の装置本体1
への装填時の差し込みまたは交換時の引き抜き動作にの
み応動し得るようになっているもので、例えばキット6
0の装置本体1への装填時に、前記装置本体1側に固定
的に設けた現像ユニット23の図示しないトナー補給朽
ちと対応する補給口53aが形成された突当て板53の
前記スライド溝69への相対的な押し込み動作で、前記
スライドシャッタ302を、図9実線矢印で示す開方向
に向け圧縮バネ304の付勢力に抗し押圧してスライド
させることにより、その補給口53aを前記トナー補給
口68に対応位置させ、図10に示すように、前記トナ
ー補給口68の下部を開口させるようになっているもの
である。この場合、前記装置本体1のトップカバー50
が開放状態にあるときは、たとえ第2のシャッタ手段3
00がトナー補給口68の下部を開口しても、図9に示
すように、第1のシャッタ手段200は開動作せず、ま
た、図8に示すキット60の装置本体1への未装填時
に、第1のシャッタ手段200の操作レバー203を誤
って回動操作しても第2のシャッタ手段300で前記ト
ナー補給口68を閉塞維持し、これによって、キット6
0の装置本体1への装填状態と装置本体1のトップカバ
ー50のに閉塞状態との双方を満たさない限りは、持ち
運び時あるいは装填時にあっても、トナー補給口68か
らトナーがこぼれるのを確実に防止することが可能にな
るものである。
【0046】なお、図中400は前記キット60を構成
する容器61の左側端面61aに開口したトナー充填口
62をトナー充填後に密栓するゴム等からなるキャップ
である。
【0047】次に前記キット60の廃トナー収容部60
bの構造について説明する。図11に示すように容器6
1とカバー70はそれぞれ補給用トナー貯蔵部60aの
容器61とカバー70と一体形成されておりお互いに融
着密閉されている。キャップ121は圧縮バネ122に
より外側へ押され回収トナー受け入れ口123を塞いで
いる。そして前記回収トナー受け入れ口123へ差し込
まれる現像ユニットのトナー排出口23bの先端にはス
ライドシャッタ23dがスライド可能に取付けられてお
り、圧縮バネ23eにより排出ノズル23fの先端方向
へ押し込まれ、開口部23cを塞いでいる。次に、キッ
ト60が画像形成装置本体1に装着されると、図1に示
すように予め装置本体1に装着されている現像ユニット
のトナー排出口23bがキット60の廃トナー受け入れ
口60cへと差し込まれ図12に示す状態となる。スラ
イドシャッタ23dは廃トナー受け入れ口60cに入り
込み、そのフランジ部は圧縮バネ23eにより容器61
に押し付けられている。またスライドシャッタ23dは
容器61と排出ノズル23fとの隙間を埋め容器61内
の回収トナーは漏れない。また排出ノズル23fの開口
部23cは容器61内で完全に開放状態になるため搬送
スパイラル42により送られた回収トナーは支障なく排
出される。そして、キット60を装置本体1から外す
と、再度、図11に示す状態になり、現像ユニットのト
ナー排出口23b及び補給用トナー貯蔵部60aの回収
トナー受け入れ口123はそれぞれスライドシャッタ2
3d及びキャップ121により塞がれトナーは漏れな
い。
【0048】以上のようにキット60の回収トナー受け
入れ口123及び前述した図7に示すトナー補給口68
はキット60の着脱時、装填時及び持つ運び時のいつい
かなる時も閉塞されトナーがこぼれることはない。しか
も回収トナー受け入れ口123及びトナー補給口68を
開閉するための動作方向は同一であるためろ、キット6
0を図17に示すように装置本体1の右枠部1bの端部
より差し込む操作のみで現像ユニット23へのトナー補
給及び現像ユニット23からの回収トナーの受け入れが
可能となる。また図1に示すように現像ユニット23の
トナー補給口23a及びトナー排出口23bは現像ユニ
ット23の一方端側に配置されているためキット60は
非常に単純な形状でありながら、トナー補給とトナー回
収ということなる機能を一体におさめることが可能とな
り、しかも図14に示す装置本体1の右枠部1bの僅か
なスペースを有効に利用して、回収トナーを収容できる
という利点がある。
【0049】さて、図1に示すようにキット60のトナ
ー補給部60d及び廃トナー受け入れ口60cをそれぞ
れ現像ユニット23のトナー補給口23a及びトナー排
出口23bに差し込み装填する際次のような問題があっ
た。キット60におけるトナー補給部60dと廃トナー
受け入れ口60cとの距離と現像ユニット23における
トナー補給口23aとトナー排出口23bとの距離は同
寸法になるよう製作されはいるが若干の誤差は免れな
い。そのため双方の挿入部を間隙なく製作してしまうと
キット60はスムースに装填されなくなる。のため双方
の挿入部の一方に適当なクリアランスを設ける必要があ
る。本実施形態ではトナー補給口23aとトナー補給部
60dとの間に隙間を設けた。しかしこのままではトナ
ー排出口23bと廃トナー受け入れ口60cとの位置が
合いずらくなる。そこで本実施形態では、図11に示す
ように廃トナー受け入れ口60cに面取り124を施し
た。これによりキット60はスムースに装填することが
できる。
【0050】以上説明したように、トナー補給と回収の
両機能を一体にすることにより以下のような利点があ
る。従来、トナー補給と回収機能はそれぞれ別々の容器
になっており、装置本体1にはそれぞれの有無を検知す
るための検知スイッチを備えているのが一般的であっ
た。つまり2個の検知スイッチを持たなければならなか
った。これに対しトナー補給と回収機能を一体にすれ
ば、それの有無を検知するためのスイッチは1個で済む
ことになり、装置本体1のコストを低減できる。またも
う一つの利点としてトナー収納容器60bの満杯を検知
するためのスイッチを削減できる。従来、装置本体1は
トナー収納容器60b内の満杯か否かをチェックする検
知機能を備えており、容器内か満杯であることを検知し
た場合、装置本体は音声または表示等の手段を通じオペ
レータにその内容を知らせることにより、オペレータは
トナー収納容器60bを新しいものに交換していた。と
ころが、本実施形態の場合、トナー補給容器60aのト
ナーの有無のみを装置本体1が検知し、補給用トナーが
空になった時点でオペレータがキット60を新しいもの
に交換するようにしている。つまりトナー収納容器60
b内の状態は全く検知していない。当然のことながらト
ナー収納容器60bが回収トナーで満杯になってしまっ
ても、装置本体1が印字動作を続けてしまう恐れがあ
る。そこで、本実施形態では図1に示すようにキット6
0における補給用トナー貯蔵部60aと廃トナー収容部
60bの容量の割合を次に示す関係に設定した。
【0051】補給用トナー貯蔵容量>廃トナー実効収容
量>補給トナー量×未転写率 廃トナー実効収容量は安全のため多いほど望ましく、補
給用貯蔵容量とほぼ同等の容量があれば、いかなるトラ
ブルに遭遇しても廃トナー収容部60bは満杯になるこ
とはない。しかし、装置本体1内のスペースも制限があ
り、廃トナー実効容量はおのずと必要最少限に制限され
る。その必要最少限が補給トナー量×未転写率である。
つまり補給用トナー貯蔵部60aのトナーを全て使い果
たしたのち、用紙Pに転写されていなかった分量は必要
最少限としてその容量を確保しなければならない。通
常、転写効率は75〜90%程度であり、補給したトナ
ーの10〜25%は未転写トナーとして回収される。よ
って補給トナーの25%の容量のトナーを廃トナー収容
部60bに収容しなければならせないのである。しか
し、実際は、帯電、転写及びバイアスの不良等種々のト
ラブルが想定されるため廃トナー収容部60bの実効収
容量は補給トナー容量の30%は必要と考えられる。そ
のため本実施形態では補給トナー容量から500ccで
あるのに対し廃トナー実効収容量は150ccとした。
【0052】これにより装置本体1の廃トナーの満杯検
知を削除しても支障なく印字動作を続けることが可能と
なり、装置本体のコストを低減できるのである。また、
さらにオペレータは廃トナー収容部60bを交換する煩
わしさから解放される。
【0053】なお、本発明は、上記の実施形態に限定さ
れていないものであり、本発明の要旨を変えない範囲で
種々変更実施可能なことは勿論である。
【0054】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、現像剤の
補給手段と使用済現像剤の収納手段を一体化して第2の
ユニットを構成するから、一度の手間で補給手段と収納
手段の交換作業を行なうことができ、作業性を向上でき
る。
【0055】また、第2のユニットを現像手段と搬送手
段を一体化してなる第1のユニットに対して着脱可能と
するから、第2のユニットを単独で交換でき、現像手
段、清掃手段を無駄に交換する必要がなく経済的であ
る。
【0056】さらに、前記第1及び第2のユニットが接
続されて前記開閉カバーが閉塞されたときのみ前記第1
及び第2のユニット間での現像剤の移動を可能するか
ら、第2のユニットの着脱時、装填時、持運時等におけ
る現像剤の漏れを確実に防止できるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る現像剤補給及び回収装置の一実施
形態を示す斜視図。
【図2】同じく現像剤補給部を示す縦断側面図。
【図3】同じく図2中A部における現像剤撹拌手段のア
ッセンブリの組付け状態を拡大して示す断面図。
【図4】同じく現像剤補給部を示す縦断正面図。
【図5】同じく現像剤補給部を示す分解斜視図。
【図6】同じくキットの内部構成を示す図。
【図7】同じくキットを示す側面図。
【図8】同じく第1及び第2のシャッタ手段の動作を示
す断面図。
【図9】同じく第1及び第2のシャッタ手段の動作を示
す断面図。
【図10】同じく第1及び第2のシャッタ手段の動作を
示す断面図。
【図11】同じく廃トナー収容部に現像ユニットのトナ
ー排出口部を差し込む状態を示す断面図。
【図12】同じく廃トナー収容部に現像ユニットのトナ
ー排出口部を差し込まれた状態を示す断面図。
【図13】本発明に係るキットが装填される画像形成装
置としてのレーザプリンタを示す外観斜視図。
【図14】同じくレーザプリンタの内部構造を概略的に
示す構成図。
【図15】同じくレーザプリンタのトップカバーの開放
状態を示す斜視図。
【図16】同じくレーザプリンタのトップカバーの閉塞
動作を示す斜視図。
【図17】同じくレーザプリンタにキットを装填する状
態を示す斜視図。
【符号の説明】
1…装置本体 20…感光体(像担持体) 23…現像ユニット(第1のユニット) 24…転写手段 25…未転写トナー除去手段(清掃手段) 42…搬送スパイラル(搬送手段) 50…トップカバー(開閉カバー) 60…キット(第2のユニット) 60a…補給用トナー貯蔵部(補給手段) 60b…廃トナー収容部(収納手段) 200…第1のシャッタ手段(制御手段) 300…第2のシャッタ手段(制御手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上に現像剤像を形成する現像手
    段と、 この現像手段により形成された現像剤像を転写材に転写
    する転写手段と、 この転写手段による現像剤像の転写後に前記像担持体上
    に残留した現像剤を除去する清掃手段と、 この清掃手段によって除去された現像剤を搬送する搬送
    手段と、 前記現像手段に現像剤を補給する補給手段と、 前記搬送手段によって搬送されてくる現像剤を収納する
    収納手段と、 前記現像手段、転写手段、清掃手段、搬送手段及び補給
    手段を収納する装置本体と、 この装置本体を開閉する開閉カバーと、 を具備し、 前記現像手段と搬送手段とを一体化して第1のユニット
    とし、前記補給手段と収納手段とを一体化して第2のユ
    ニットとし、この第2のユニットを前記第1のユニット
    に対して着脱可能とし、 前記第1及び第2のユニットが接続されて前記開閉カバ
    ーが閉塞されたときのみ前記第1及び第2のユニット間
    での現像剤の移動を可能する制御手段を備えたことを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記収納手段は像担持体から除去された
    現像剤を導入させる導入部を備え、この導入部の上部側
    にも現像剤を収納するための空間部を有したことを特徴
    とする請求項1記載の画像形成装置。
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