JP2000066146A - 光学素子の製造法および該方法によって得られる光学素子 - Google Patents

光学素子の製造法および該方法によって得られる光学素子

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JP2000066146A
JP2000066146A JP11079206A JP7920699A JP2000066146A JP 2000066146 A JP2000066146 A JP 2000066146A JP 11079206 A JP11079206 A JP 11079206A JP 7920699 A JP7920699 A JP 7920699A JP 2000066146 A JP2000066146 A JP 2000066146A
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monomer
vinyl
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mixture
meth
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JP11079206A
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English (en)
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Willem Bos
ボス ウィレム
Ricardo Henry Breeveld
ヘンリー ブリーヴェルド リカルド
Luc Louis Theophile Vertommen
ロイス テオフィル ヴェルトーメン ルック
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Akzo Nobel NV
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Akzo Nobel NV
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【解決手段】 下記工程:1以上のモノマー、1以上の
イニター(initer)および1以上のラジカル重合開始剤
を含む混合物を型に充填し、充填中のモノマーの重合度
は5重量%未満である工程;全モノマーの90重量%よ
り多くが重合されるように該混合物を重合する工程;お
よび本質的に均質な光学素子を型から取り出す工程を含
む、本質的に均質な光学素子、例えば光学レンズを製造
する方法。 【効果】 良好な均質性、硬化中の発熱の減少、転化率
の改善、低い黄色指数、モノマーの安定性改善されたコ
ーティング接着性等が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学素子、例えば
眼鏡レンズを製造するための方法、および該方法によっ
て得られる光学素子に関する。
【0002】
【従来の技術】透明なコーティング、光学レンズ、透明
シート、光ガイドなどに関する光学産業で使用するため
の透明な硬質ポリマーを製造するためのモノマーは、通
常、過酸化物、アゾまたは他の遊離ラジカル産生物質を
用いて熱的に硬化される。
【0003】EP−A−0814095は、イニター
(initer)の存在下でモノマーを重合することにより5
〜90重量%のモノマー転化率でハーフポリマーを製造
するための方法を開示している。該ハーフポリマーは次
いで型に移され、さらなる重合が開始されて最終的な成
形品となる。これらの粘性ハーフポリマーの取扱いは煩
雑であり、しばしば望ましくない気泡の混入を生じる。
【0004】WO96/24620およびWO98/0
7758は、ポリマー、特にブロックコポリマーの製造
におけるイニターの使用を記載した特許出願の例であ
る。これらの文献は、レンズの製造法には関係しない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、光学
素子、特に眼鏡レンズを提供するための改善された方法
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の一つの側面によ
れば、下記工程:1以上のモノマー、1以上のイニター
および1以上のラジカル重合開始剤を含む混合物を型に
充填し、充填中のモノマーの重合度は5重量%未満であ
る工程;全モノマーの90重量%より多くが重合される
ように該混合物を重合する工程;および本質的に均質な
光学素子を型から取り出す工程を含む、本質的に均質な
光学素子、例えば光学レンズを製造する方法が提供され
る。
【0007】本発明に係る方法は、ハーフポリマーまた
はポリマーの代わりに型へのモノマー移動を利用するの
で、得られる混合物は粘度がより低く、その取扱いおよ
び運搬特性が改善され、一様に良好なレンズが得られ
る。
【0008】さらに、本発明者らは、ポリマーの代わり
にモノマーを利用するかかる方法によって均質な光学レ
ンズが得られることに驚いた。
【0009】本発明の別の側面によれば、所定の重合可
能なモノマーまたは重合可能なモノマー混合物を重合条
件下で、安定な遊離ラジカルイニターにさらす工程を含
む、光学素子、例えば眼鏡レンズの製造法において、安
定な遊離ラジカルが好ましくはニトロキシル遊離ラジカ
ルを含むところの方法が提供される。
【0010】本発明者らは、この方法により、良好な光
学素子の提供が可能であることを見いだした。本発明者
らは、イニターの炭素中心ラジカルが、制御された挿入
重合を開始させ、ここで、重合の速度定数は、光学素子
を製造するための公知のラジカル重合法の場合のモノマ
ーよりもむしろ安定な遊離ラジカル自体によって制御さ
れると理論付けている。従って、1より多くのモノマー
を本発明に係る方法で使用すると安定な遊離ラジカルが
共重合を制御し、重合中に生成するポリマーの化学組成
物の良好な制御および重合中に生じるポリマーの発熱の
改善された制御が得られる。これは、本発明に係る方法
に従って得られるモノマー組成物がその硬化条件に対し
てあまり過敏でなく、その結果、より強固でかつ安定し
た重合法が得られるという利点を付与する。さらに、化
学硬化の時間を短縮することができ、それにより、光学
的均質性が良好な光学素子がさらに得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】本明細書で使用するとき、言葉
「イニター」は、所望により促進剤の存在下で、熱分解
により重合反応を開始しかつ制御することができる化合
物を定義する。イニターは、熱分解して2個のラジカル
断片を形成することが可能でなければならず、その一方
は、重合反応を開始する、すなわちモノマー分子と安定
な共有結合を形成し、それによってラジカルを該モノマ
ーに移動させることにより重合反応を開始する主たる傾
向を有していなければならず、他方のラジカル断片は、
主として、当技術分野で公知であるような安定な遊離ラ
ジカルである。分解時に生成する炭素中心のラジカルは
重合を開始させ、これに対してニトロキシルラジカルは
安定な遊離ラジカルとして機能し、生長する鎖を停止さ
せると考えられる。さらに、本発明はそのような理論に
限定されることなく、停止反応は重合温度で可逆的であ
り、その結果、モノマーは、最後のモノマー単位とイニ
ターのニトロキシド部分との間に挿入され得ると考えら
れる。これは、生長する鎖を停止させ、次いで新しい別
の連鎖を開始させる通例の鎖移動剤とは別のこのような
型の化合物を規定する。
【0012】言葉「光学素子」は、1以上の眼鏡レンズ
が形成され得るシート状の重合物質などの、眼鏡レンズ
の製造に使用できる製品を言う。好ましくは、光学素子
がサングラスで使用されるような眼鏡レンズであり、矯
正されたまたは矯正されていないレンズのいずれでもよ
い。眼鏡レンズは仕上がったものであってもなくてもよ
く、後者は、当技術分野ではブランクとしても知られ
る。そのようなブランクは、機械処理によって最終の形
にされる。仕上げレンズは、その最終の形がそれを取り
出した型の大きさによって決定される種類のレンズであ
る。このため、仕上げレンズの重合注型の物質は最終物
質の仕様を満たすことが必要である。なぜならば、レン
ズの欠陥を補正するためのさらなる処理工程がないから
である。レンズは、色付きでなくても、光発色性でも、
または色付き(サングラスで使用する場合)であっても
よい。色付けは、典型的には、表面含浸(膨潤としても
知られる)によって行われ、その方法では、眼鏡レンズ
を染料の水性分散体に浸す。本発明に係る方法は、好ま
しくは、眼鏡レンズの製造に使用され、より好ましくは
仕上げ眼鏡レンズ、最も好ましくは色付きの仕上げ眼鏡
レンズの製造に使用される。
【0013】イニターは好ましくは、下記式(I)また
は(II)に従う部分を少なくとも一つ含み、かつ重合さ
れるモノマー組成物と一緒にさせられる。
【0014】
【化3】 [式中、Rは、少なくとも1個の炭素原子を有し、かつ
遊離ラジカルR・が不飽和モノマーの遊離ラジカル重合
を開始することができるような基を表し;X〜X
よって表される基の高々5個は、互いに同一または異な
る、直鎖または分岐鎖の、置換されたまたは置換されて
いない(シクロ)アルキル基であり、および/または基
〜Xの2以上が連結して−CNC−部分を含む環
式構造を形成し;相補的基X〜Xは、置換されたま
たは置換されていないアリール、シアノ、ニトロ、ジア
ルコキシホスホニル、R’O−、R’OC(O)−、
R’C(O)O−、R’C(O)OC(O)−、R’
R’NC(O)−、R’C(O)NR’−、R’C
(O)NR’(O)−およびR’C(O)−[式中、
R’の各々は、独立して、水素または置換されたヒドロ
カルビル基である。]から独立して選択される官能基で
あり、あるいは、−CXおよび/または−C
が、置換されたまたは置換されていないア
リール基を表し;XおよびXは、アルキル、アリー
ル、アルカリールおよびアラルキルから独立して選択さ
れ、Xは所望によりXと連結して架橋構造を形成し
てもよい。]。
【0015】ヒドロカルビル基R’は、独立して、アル
キル、アリール、アルカリール、アラルキルおよび/ま
たはシクロアルキルであり得る。好ましくは、置換され
たまたは置換されていないヒドロカルビル基が30未
満、より好ましくは15未満の原子を含む。
【0016】カルボニル含有官能基の好ましい例として
は、エステル、カルボキシアルキル、アルデヒド、無水
物およびケトアルキル基が挙げられる。
【0017】X〜Xは連結して環構造を形成しても
よいが、そのような連結はしないのが好ましい。また、
〜Xの各々が30より少ない炭素原子を含むのが
好ましい。より好ましくは、低分子量のイニターを製造
するために、X〜Xの各々は10より少ない炭素原
子を含む。最も好ましくは、X〜Xの高々5個が、
独立して、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、
ブチル、sec-ブチル、t−ブチルおよびシクロヘキシル
から選択される。XおよびXは、好ましくは連結し
ている。より好ましくは、XおよびXは、1個の置
換されたまたは置換されていないフェニルまたはナフチ
ル基の一部である。最も好ましくは、X およびX
は、1個のフェニル基の一部である。
【0018】さらに、該方法は、式IまたはIIの部分を
有するイニターを含み、官能基がフェニル、シアノ、ジ
アルコキシホスホニル、カルボキシアルキルおよびエス
テルから選択されるのが好ましい。より好ましいのは、
イニターがシアノ、フェニル、エステルまたはジアルコ
キシホスホニル基を有する方法である。さらに好ましい
のは、イニターがシアノまたはフェニル基を有する方法
である。最も好ましいのは、シアノ部分を有する少なく
とも1つのイニターを用いる方法である。好ましくは、
これらのイニターは、毒性の副生物を生じることなく製
造することができる。なお、これに関して、2,2’−
アゾビス(イソブチロニトリル)から誘導されるイニタ
ーは、毒素テトラメチルスクシノニトリルがこの物質の
公知の分解物質なので、あまり好ましくない。
【0019】イニターの官能基の例としては、それらに
限定されないが、好ましくはさらに、メチルエーテル、
エチルエーテル、プロピルエーテル、ブチルエーテル、
ポリ(アルキルエーテル)、メチルケトン、エチルケト
ン、プロピルケトン、イソプロピルケトン、ブチルケト
ン、イソブチルケトン、t−ブチルケトン、ジエトキシ
ホスホニル、エトキシプロポキシホスホニル、ジプロポ
キシホスホニル、ジブトキシホスホニル、ジイソブトキ
シホスホニル、−C(O)OCH、−C(O)OC
、およびC〜C20カルボン酸エステルが挙げら
れる。R基は、1以上のR−O結合の分断時に形成され
るラジカルR・の各々が不飽和モノマーの遊離ラジカル
重合を開始することが可能な限り、1以上のONC(X
1−3)C(X4−6)官能基を有することができる。
さらに、まず第一に、Rがポリマー性でないのが好まし
い。これは、Rが、1以上の不飽和モノマーのラジカル
重合によって約4個より多くの繰り返し単位を含まない
ことを意味する。好ましくは、Rはかかる繰り返し単位
を2個より多くは含まない。最も好ましいのは、RがC
(X1−3)またはC(X4−6)に等しい化合物であ
る。しかし、重合工程から得られるポリマーは、本発明
に係るイニターとして再使用することができる。従っ
て、Rはポリマー性以外の基に限定されるものではな
い。特に好ましいイニターは、下記化学構造:
【0020】
【化4】 を有するトリス(1−シアノ−1−メチルエタン)ヒド
ロキシルアミン((IBN)NO)および下記化学構
造:
【0021】
【化5】 を有するトリス(2−メトキシ−1,1−ジメチル−2
−オキソエチル)ヒドロキシルアミン((MIB)
O)である。
【0022】これらのイニターは、広範囲の異なる型の
モノマーおよび多成分系の重合を可能にし、反応制御は
200倍にわたる範囲に及び得る濃度で非常に良好であ
る。得られるレンズは均質であり、硬化は、標準的な熱
開始剤に関して見られるような熱の損失を示さない。こ
れは、使用されるモノマー組成物、開始剤の型および
量、ならびに熱硬化サイクルの間の微妙なバランスにお
いて勝る可能性があることを意味する。
【0023】モノマー組成物は、99.995%までの
モノマーを含み得る。これらのモノマーは、アクリル、
ビニルまたはアリルであってもよく、あるいはチオール
化合物であってもよい。例としては、メチル(メタ)ア
クリレート、フェニル(メタ)アクリレート、安息香酸
ビニル、ベンジルメタクリレート(アクリル)、イソフ
タル酸ジアリル、テレフタル酸ジアリル、アジピン酸ジ
アリル、シアヌル酸トリアリル、ペンタエリスリトール
テトラキス(3−メルカプトプロピオネート)、トリメ
チロールプロパントリス(3−メルカプトプロピオネー
ト)、ペンタエリスリトールテトラキス(3−メルカプ
トアセテート)、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソ
シアヌレートトリアクリレート、トリメチロールプロパ
ントリス(3−メルカプトアセテート)、2−メルカプ
トエチルスルフィド、4,4’−チオジベンゼンチオー
ル、ベンゼンジチオール、グリコールジメルカプトアセ
テート、アリルメタクリレート、エタン−、プロパン
−、ブタン−、ヘキサン−、ヘプタンジオールジ(メ
タ)アクリレート、エトキシル化およびプロポキシル化
ジ(メタ)アクリレート(エチレン−、ジエチレン−、
トリエチレン−、テトラエチレン−、ポリエチレンオキ
シドジ(メタ)アクリレート;プロピレン−、ジプロピ
レン−、トリプロピレン−、テトラプロピレン−、ポリ
プロピレンオキシドジ(メタ)アクリレートなど)、ウ
レタン(メタ)アクリレートおよびトリメチロールペン
タン−トリ(メタ)アクリレートならびにそれらの混合
物が挙げられる。
【0024】ビニルモノマーの例としては、α-オレフ
ィン;イソプレン;ブタジエン;スチレン、アクリロニ
トリル;塩化ビニル;酢酸ビニルおよびステアリン酸ビ
ニルなどの有機酸のビニルエステル;ビニルホスホン酸
またはそのエステルなどの(アルキル)(ジ)(メタ)
アクリル酸またはそのエステル;ビニルピリジン;ビニ
ルメチルエーテルおよびビニルイソブチルエーテルなど
のビニルアルキルエーテル;スチレンホスホン酸、スチ
レンホスホン酸エステル、ビニルトルエン、ビニルキシ
レン、2,4−ジメチルスチレン、2,5−ジクロロス
チレン、2−メチル−4−クロロスチレンなどの他のビ
ニル芳香族化合物またはその誘導体など;ならびにそれ
らの混合物が挙げられる。
【0025】メタクリレート化合物は好ましくは、下記
一般構造:
【化6】 [式中、A=O、S、CO、SO、−CH−、−C
H=CH−または であり、RおよびRはHまたはCHであり、n、
mは独立して1〜6の整数である。]を有する。
【0026】本発明に係る方法は、さらに、鎖移動剤の
存在下でモノマーまたはモノマー混合物を安定な遊離ラ
ジカルにさらすことを含み得る。
【0027】本発明で使用される鎖移動剤は、アクリル
モノマーまたはスチレンモノマーの場合に50〜60℃
で少なくとも0.5の鎖移動係数を有する有機化合物で
ある。鎖移動剤は、実質的にすじあとのないコポリマー
組成物を提供するのに有効な量で使用される。この量
は、鎖移動剤の鎖移動係数に基づく。ほとんどの環境で
は、全組成物の0.005〜1.0重量%の量が有用で
あり、より好ましくは、全組成物の0.05〜0.5重
量%の量が使用される。
【0028】本発明での使用に適することが見出された
鎖移動剤としては、特に、α−ブロモメチルスチレン、
エチル−2−ブロモメチルプロペノエート、テトラブロ
モメタンおよびトリクロロブロモメタンが挙げられる。
【0029】本発明の方法でその特定の鎖移動剤を使用
することにより、鎖移動剤の不存在下で製造した、また
は他の鎖移動剤を使用して製造した同様のポリマーより
も光学的ひずみがかなり少ない、実質的にすじあとのな
いコポリマーが得られることが見出された。これは、以
前に可能であったよりも光伝達特性が良好なポリマーか
らの光学素子の製造を可能にし、また、かかるレンズに
おける光学的ひずみは本発明方法によって本質的に除去
され得るので、より厚いレンズの注型も可能にする。
【0030】本明細書で使用するとき、言葉「実質的に
すじあとのない」および「光学的ひずみがかなり少な
い」は、言葉「本質的に均質な」と同等であるととみな
され得る。レンズの均質性は、当技術分野で慣例である
ように、偏光方向が直交する2枚の偏光板の間にレンズ
を挿入した後、視覚検査を行うことによって決定され
る。なお、該偏光板は、光源によって背後から光が当て
られる。レンズは、暗い領域と明るい領域との縞として
示される欠陥が本質的にないとして当業者が分類するで
あろう画像を該レンズが与えるとき、本質的に均質であ
ると考えられる。
【0031】また、本発明方法における鎖移動剤の使用
は、得られるコポリマーの他の特性に悪影響を及ぼさな
いことも見出された。すなわち、例えば、本発明方法に
よって製造されるコポリマーの表面硬度、耐衝撃性およ
び着色は全て、眼鏡用の厚いレンズを含む光学素子の製
造に適する。
【0032】本発明に係る方法の重合条件は、好ましく
は、30〜130℃、好ましくは50〜120℃の温度
で行われる熱硬化サイクルを含む。
【0033】該硬化サイクルの後は、重合可能な全モノ
マー基の90重量%より多く、より好ましくは93重量
%より多く、最も好ましくは95重量%より多くが反応
する。このことは、本発明に係るレンズの製造において
使用されるモノマー混合物が、典型的には、各分子に
2、3またはそれ以上の重合可能な基を有する少なくと
も1以上のモノマーを含むので、形成された後のレンズ
は未反応モノマーを本質的に含まないことを意味する。
【0034】本発明者らは、熱硬化のための時間が公知
の方法に関して短縮でき、それによって光学的均質性が
なおも良好である光学素子が提供されることを見出し
た。
【0035】熱硬化サイクルは、約1〜24時間、好ま
しくは約5〜21時間を有することができる。
【0036】本発明の別の側面によれば、上記方法に従
って得られる光学素子が提供される。
【0037】本発明者らは、かかる素子、特に眼鏡レン
ズが、良好な着色硬度、良好な均質性、低い黄色指数を
有し、実質的に亀裂を示さないことを見出した。さら
に、本発明に従って得られる光学素子に塗布される、不
飽和官能基を含むコーティングは、開始剤を添加するこ
となく熱的に硬化させることが可能であり、それによ
り、光学素子へのコーティングの良好な接着が確保され
る。
【0038】さらに、本発明に係る方法は、例えば過酸
化物およびアゾ−開始剤を使用する方法と比較すると、
使用されるイニターの量を少なくすることができ、ま
た、光発色性染料との相溶性が良好な光学素子の製造を
可能にし、また、鎖移動剤を使用することなく均質性の
良好なレンズを製造することができる。
【0039】本発明で使用されるラジカル重合開始剤
は、有機過酸化物、アゾ−開始剤および光開始剤などの
通常の任意の種類のものであってよい。適する有機過酸
化物の例としては、ペルオキシジカーボネート(Perkad
ox(商標)16など)、ペルオキシエステル、ペルオキシ
ケタール(Trigonox(商標)29など)、ジアシル過酸化
物などが挙げられる。アゾ−開始剤の例としては、Perk
adox(商標)AMBNおよびPerkadox(商標)AIBNが挙げら
れる。使用できる光開始剤は、通常の任意の型であり、
典型的にはベンゾフェノン基を含むものである。これら
の開始剤を含むモノマー混合物の重合を開始するために
は、混合物を適切に加熱するかUV光にさらし、重合を
開始するラジカルを開始剤から発生させる。
【0040】これとは別に、開始剤/モノマー混合物は
ポットライフが限られている。使用可能なポットライフ
内に使用しないと、モノマー開始剤混合物は粘性のゲル
を形成し、これは、硬化させて所望の物質を提供するこ
とがもはやできない。
【0041】公知の混合物はしばしば冷蔵されるが、こ
れは経済的には好ましくなく、また、モノマー開始剤混
合物を最終生成物への熱硬化の出発温度に調整するのに
要する時間を増加させる。
【0042】本発明に係るモノマー/イニター混合物
は、公知モノマー/開始剤混合物よりもゲルを形成する
傾向が少なく、それにより、該混合物はポットライフが
より長い。
【0043】本発明の重合可能な組成物は、望ましい機
能を付与するのに必要な重合促進剤、重合調節剤、離型
剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、着色防止剤、静電防止
剤、蛍光染料、光発色性染料、着色染料、立体障害のあ
るアミン光安定剤、顔料および香料などの添加剤を含む
ことができる。
【0044】次に、本発明を以下の実験データおよび図
面によりさらに説明する。
【0045】
【実施例】実験 硬化 本発明および多数の比較例に係る多数の混合物を製造
し、これらを表1に示す。
【0046】これらの混合物をレンズ注型工業における
標準に従ってガラス型で硬化した。注型物を換気オーブ
ン中で熱硬化に付した。硬化後、注型物を60℃に再冷
却し、型から取り出した。各々のイニターに関して下記
の硬化サイクルを使用した。
【0047】Trigonox 29、(IBN)NOおよび
(MIB)NOの場合:83℃で4時間硬化、86℃
への6時間にわたる直線勾配、101℃への8時間にわ
たる直線勾配、120℃への2時間にわたる直線勾配お
よび最後に120℃で2時間の保持。
【0048】Perkadox 16Sの場合:35℃で10時間の
硬化、60℃への6時間にわたる直線勾配、90℃への
3時間にわたる直線勾配および最後に90℃で4時間の
保持。
【0049】得られたポリマーを、均質性、着色硬度、
黄色指数および亀裂に関して調べ、結果を下記表1およ
び2に示す。
【0050】
【表1】
【0051】
【表2】
【0052】Trigonox 29、AMBN、Perkadox 16の化
学構造を表1および2に示す略号表と共に下記に示す。
【0053】
【化7】 1,1−ビス(t−ブチルペルオキシ)−3,3,5−トリメチ
ルシクロヘキサン (Trigonox 29)
【0054】
【化8】 2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル) (AMBN)
【0055】
【化9】 ビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)ペルオキシカー
ボネート (Perkadox 16)
【0056】
【化10】 トリス(2−メトキシ-1,1−ジメチル−2−オキソエチ
ル)ヒドロキシルアミン [(MIB)NO]
【0057】
【化11】 トリス(1−シアノ−1−メチルエタン)ヒドロキシル
アミン [(IBN)NO] STY=スチレン BzMA=ベンジルメタクリレート DVB=ジビニルベンゼン PTT=プロパントリチオール TAIC=トリアリルトリイソシアヌレート C12SH=ドデシルメルカプタン AMBN=2,2’−アゾビス−2−メチルブチロニト
リル Trigonox 29=1,1−ビス(t−ブチルペルオキシ)
−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン Perkadox 16S=ビス(4−t−ブチルシクロヘキシ
ル)ペルオキシジカーボネート (IBN)NO=トリス(1−シアノ−1−メチルエ
タン)ヒドロキシルアミン (MIB)NO=トリス(2−メトキシ−1,1’−
ジメチル−2−オキソエチル)ヒドロキシルアミン Diacryl 121:下記構造を有するAkzo Nobel製の物質で
あるテトラエトキシル化ビスフエノール−A−ジメタク
リレート
【0058】
【化12】 (IBN)NOと0.01%のDiacryl 121との混合
物および(IBN)NOと0.1%のDiacryl 121と
の混合物の安定性を、混合物の粘度の経時的増加を測定
することにより調べた。結果を下記表3および図2に示
す。
【0059】
【表3】
【0060】
【発明の効果】実験結果から下記の結論が引き出され
る。
【0061】イニターは、非常に広範囲の濃度で使用可
能である:本発明の実施例A〜F(表1)に、0.01
%〜2%という200倍の範囲にわたる濃度に関する広
範囲の適用が示されている。着色硬度は、全てのケース
において良好な転化率を示し、また驚くべきことに、イ
ニターがより少量であっても実験誤差内で一定である。
【0062】各種モノマーが、純粋なものも混合物も、
イニターの使用により重合可能である:本発明の実施例
H〜Mは、(メタ)アクリレート、ビニル系およびそれ
らの混合物ならびにチオール−エン系を熱硬化するため
にイニターを使用すると、良好な着色硬度を示す。
【0063】良好な均質性:実施例A〜Mは、イニター
を用いて硬化したモノマー系が良好な均質性を示すとい
う驚くべき観察を支持している。慣用の過酸化物および
アゾ開始剤で硬化した比較例N〜Xは全て、均質性が悪
い。比較例Yは、かかるモノマー組成物が鎖移動剤の添
加により均質にされ得ることを示している。実施例A〜
Gは、イニターを使用するとかかる鎖移動剤の添加が必
要でないことを明らかに示している。
【0064】硬化中の発熱の減少:硬化中の型内部の温
度のモニターを図1に示すが、これは、イニターが反応
速度を良好に制御することを示している。0.1および
0.2%のTrigonox 29の比較曲線は極度の発熱を示し
ており、その結果ポリマー物質中に亀裂が生じる。これ
は、表1の比較例N〜Sでも示されている。
【0065】改善された転化率:良好な反応制御によ
り、重合反応の転化率も改善される。これは、実施例L
を比較例Sと比較することにより示される。このホモポ
リマーの着色硬度は、同一の硬化サイクルを使用する
と、イニターの使用により47%から59%に高められ
る。このことは、より密なポリマーマトリックスが反応
してより高い転化率になったことを示している。コポリ
マー系の場合、本発明の実施例A〜Dを比較例U〜Xと
比較すると、イニターを使用して硬化したサンプルの場
合の着色硬度がかなり高いことが分かる。
【0066】低い黄色指数:本発明の実施例A〜Dは、
同じ熱硬化サイクルを使用して硬化した比較例Nと比較
して、低い黄色指数が得られることを示す。同じ比較
が、本発明の実施例IおよびLと比較例OおよびRとの
間で各々なされる。実施例Gは、実施例Bと比較して十
分等しく行われる別の種類のイニターを示す。
【0067】モノマーの安定性:図2および表3は、Di
acryl 121および0.1%の(IBN)NOを使用し
た場合、50℃でのブランク参照実験と比較して、同一
の粘度増加が20週間にわたって認められたことを示
す。
【0068】改善されたコーティング接着性:コーティ
ング操作の前にイニターを使用して硬化された光学素子
を用いて行われる不飽和アクリル、メタクリルまたはビ
ニルコーティングの熱硬化は、開始剤を添加することな
く行われ得る。その利点は、コーティング層がレンズ物
質に共有結合し、その結果非常に良好な接着性が得られ
るということである。
【0069】光染料の相溶性:本発明に係る眼鏡レンズ
は、光発色性染料と良好な相溶性を示す。本発明は上記
の説明に限定されるものではなく、要求される権利は、
請求の範囲によって決定される。
【0070】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は種々の硬化サイクルのグラフを示し、A
=オーブン参照値、B=硬化した0.1% Trigonox 2
9、C=(IBN)NO(0.1%)硬化D121+20
%STY、D=オーブン参照値、E=硬化した0.2%
Trigonox 29(極度の発熱によるかなりの亀裂)であ
る。
【図2】図2は、本発明に係る混合物の粘度を50℃で1
6週間にわたって測定したグラフを示す。
【図3】図3は、本発明に係る混合物から得られたレン
ズの写真を実験Rによる混合物から得られたレンズと比
較して示す。
【図4】図4は、実験Gによる本発明に係るポリマーか
ら得られたレンズの写真を比較ポリマー組成物Nから得
られたレンズの比較例と比較して示す。
フロントページの続き (72)発明者 リカルド ヘンリー ブリーヴェルド オランダ国,6983 エイチジェイ ドエス ブルグ,カプステーデ 13 (72)発明者 ルック ロイス テオフィル ヴェルトー メン オランダ国,6931 ブイジェイ ウェスタ ーブールト,ブルレンヴァイデ 85

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記工程:1以上のモノマー、1以上の
    イニター(initer)および1以上のラジカル重合開始剤
    を含む混合物を型に充填し、充填中のモノマーの重合度
    は5重量%未満である工程;全モノマーの90重量%よ
    り多くが重合されるように該混合物を重合する工程;お
    よび本質的に均質な光学素子を型から取り出す工程を含
    む、光学レンズまたは他の本質的に均質な光学素子を製
    造する方法。
  2. 【請求項2】 イニターが、安定なニトロキシル遊離ラ
    ジカルを形成する、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 所定の重合可能なモノマーまたは重合可
    能なモノマー混合物を重合条件下で、安定なニトロキシ
    ル遊離ラジカルイニターにさらす工程を含む光学素子の
    製造法において、該イニターが下記式(I)または(I
    I)に従う部分を少なくとも一つ含み、かつ重合される
    モノマー組成物と一緒にさせられるところの方法、 【化1】 [式中、Rは、少なくとも1個の炭素原子を有し、かつ
    遊離ラジカルR・が不飽和モノマーの遊離ラジカル重合
    を開始することができるような基を表し;X〜X
    よって表される基の高々5個は、互いに同一または異な
    る、直鎖または分岐鎖の、置換されたまたは置換されて
    いない(シクロ)アルキル基であり、および/または基
    〜Xの2以上が連結して−CNC−部分を含む環
    式構造を形成し;相補的基X〜Xは、置換されたま
    たは置換されていないアリール、シアノ、ニトロ、ジア
    ルコキシホスホニル、R’O−、R’OC(O)−、
    R’C(O)O−、R’C(O)OC(O)−、R’
    R’NC(O)−、R’C(O)NR’−、R’C
    (O)NR’(O)−およびR’C(O)−[式中、
    R’の各々は、独立して、水素または置換されたヒドロ
    カルビル基である。]から独立して選択される官能基で
    あり、あるいは、−CXおよび/または−C
    が、置換されたまたは置換されていないア
    リール基を表し;XおよびXは、アルキル、アリー
    ル、アルカリールおよびアラルキルから独立して選択さ
    れ、Xは所望によりXと連結して架橋構造を形成し
    てもよい。]。
  4. 【請求項4】 ヒドロカルビル基R’が、独立して、ア
    ルキル、アリール、アルカリール、アラルキルおよび/
    またはシクロアルキルであり、ここで、置換されたまた
    は置換されていないヒドロカルビル基は30未満の原子
    を含む、請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 相補的官能基X〜Xが、置換された
    または置換されていないフェニル、シアノ、エーテルお
    よび、エステル、無水物およびケト−アリール基もしく
    は他のカルボニル含有基から選択される、請求項3また
    は4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 ニトロキシル遊離ラジカルイニターが
    (MIB)NOおよび/または(IBN)NOであ
    る、請求項3〜5のいずれか一つに記載の方法。
  7. 【請求項7】 モノマーが本質的にアクリル、ビニル、
    アリルまたはチオール化合物から成る群から選択され
    る、請求項1〜6のいずれか一つに記載の方法。
  8. 【請求項8】 モノマーが、メチル(メタ)アクリレー
    ト、フェニル(メタ)アクリレート、安息香酸ビニル、
    ベンジルメタクリレート(アクリル)、イソフタル酸ジ
    アリル、テレフタル酸ジアリル、アジピン酸ジアリル、
    シアヌル酸トリアリル、ペンタエリスリトールテトラキ
    ス(3−メルカプトプロピオネート)、トリメチロール
    プロパントリス(3−メルカプトプロピオネート)、ペ
    ンタエリスリトールテトラキス(3−メルカプトアセテ
    ート)、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレ
    ートトリアクリレート、トリメチロールプロパントリス
    (3−メルカプトアセテート)、2−メルカプトエチル
    スルフィド、4,4’−チオジベンゼンチオール、ベン
    ゼンジチオールおよびグリコールジメルカプトアセテー
    トならびにそれらの混合物;α−オレフィン;イソプレ
    ン;ブタジエン;スチレン;アクリロニトリル;塩化ビ
    ニル;酢酸ビニルおよびステアリン酸ビニルならびに他
    の有機酸ビニルエステル;ビニルホスホン酸またはそれ
    らのエステルならびに他の(アルキル)(ジ)(メタ)
    アクリル酸またはそれらのエステル;ビニルピリジン;
    ビニルメチルエーテルおよびビニルイソブチルエーテル
    ならびに他のビニルアルキルエーテル;およびスチレン
    ホスホン酸、スチレンホスホン酸エステル、ビニルトル
    エン、ビニルキシレン、2,4−ジメチルスチレン、
    2,5−ジクロロスチレン、2−メチル−4−クロロス
    チレンならびに他のビニル芳香族化合物またはそれらの
    誘導体;および以下のモノマー:アリルメタクリレー
    ト;エタン−、プロパン−、ブタン−、ヘキサン−、ヘ
    プタンジオールジ(メタ)アクリレート;エチレン−、
    ジエチレン−、トリエチレン−、テトラエチレン−、ポ
    リエチレンオキシドジ(メタ)アクリレート、プロピレ
    ン−、ジプロピレン−、トリプロピレン−、テトラプロ
    ピレン−、ポリプロピレンオキシドジ(メタ)アクリレ
    ートならびに他のエトキシル化およびプロポキシル化ジ
    (メタ)アクリレート;ウレタン(メタ)アクリレート
    およびトリメチロールペンタン−トリ(メタ)アクリレ
    ートならびにそれらの混合物を含む、請求項7に記載の
    方法。
  9. 【請求項9】 メタクリレート化合物が下記一般構造: 【化2】 [式中、A=O、S、CO、SO、−CH−、−C
    H=CH−または であり、RおよびRはHまたはCHであり、n、
    mは独立して1〜6の整数である。]を有する、請求項
    8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 モノマーが本質的にDiacryl−121、ス
    チレンおよび/またはベンジルメタクリレートの混合物
    から成る、請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 混合物がさらに鎖移動剤を含む、請求
    項1〜10のいずれか一つに記載の方法。
  12. 【請求項12】 鎖移動剤が、α−ブロモメチルスチレ
    ン、エチル−2−ブロモメチルプロペノエート、テトラ
    ブロモメタンおよびトリクロロブロモメタンから選択さ
    れる、請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 30〜130℃の硬化温度で行われ
    る、請求項1〜12のいずれか一つに記載の方法。
  14. 【請求項14】 安定な遊離ラジカルが100モノマー
    につき約0.005〜5部(重量%)の範囲で存在す
    る、請求項1〜13のいずれか一つに記載の方法。
  15. 【請求項15】 請求項1〜14のいずれか一つに記載
    の方法に従って得られる光学素子。
JP11079206A 1998-03-24 1999-03-24 光学素子の製造法および該方法によって得られる光学素子 Pending JP2000066146A (ja)

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