JP2000065616A - 流量センサー、温度センサー及び流量検出装置 - Google Patents

流量センサー、温度センサー及び流量検出装置

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JP2000065616A
JP2000065616A JP10239111A JP23911198A JP2000065616A JP 2000065616 A JP2000065616 A JP 2000065616A JP 10239111 A JP10239111 A JP 10239111A JP 23911198 A JP23911198 A JP 23911198A JP 2000065616 A JP2000065616 A JP 2000065616A
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flow rate
substrate
flow
temperature
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JP10239111A
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English (en)
Inventor
Shinichi Inoue
眞一 井上
Kenji Tomonari
健二 友成
Toshiaki Kawanishi
川西  利明
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Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流量センサー、温度センサーの応答速度をよ
り高速化し、測定精度をより高精度とし、フィンプレー
トの腐食、変形という問題点をも解消した流量センサ
ー、温度センサー及び流量検出装置を提供する。 【解決手段】 熱伝導率が高く、しかも電気絶縁性に優
れた材料からなる基板と、基板の一端部に直接、発熱体
及び感温体を形成した流量検知部と、出力端子とを有
し、前記基板の一部及び出力端子の一部をモールディン
グによる被覆部材により被覆して流量センサーを構成す
る。熱伝導率が高く、しかも電気絶縁性に優れた材料か
らなる基板と、基板の一端部に直接、感温体を形成した
温度検知部と、出力端子とを有し、前記基板の一部及び
出力端子の一部をモールディングによる被覆部材により
被覆して温度センサーを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配管内を流れる気
体、液体等の流体の流量を測定するための流量センサ
ー、温度センサー及び流量検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種流体、特に液体の流量(又は
流速)を測定する流量センサー(又は流速センサー)と
しては、種々形式のものが使用されているが、低価格化
が容易であるという理由から、いわゆる熱式(特に傍熱
型)の流量センサーが幅広く使用されている。
【0003】その中でも、熱応答性に優れ、測定精度が
高く、小型かつ安価な傍熱型流量センサーとして、特開
平8−146026号公報に開示される薄膜素子を用い
た傍熱型流量センサーが知られている。この流量センサ
ー101は、図11に示すように、薄膜技術を利用して
基板102上に薄膜発熱体103と薄膜感温体104と
を絶縁層105を介して積層したものであり、図12に
示すように、配管106の適宜位置に設置されて使用さ
れる。
【0004】この流量センサー101では、発熱体10
3に通電することにより感温体104を加熱し、感温体
104の電気抵抗値の変化を検出する。ここで、流量セ
ンサー101は配管106に設置されているため、発熱
体103の発熱量の一部は基板102を介して配管内を
流れる流体中へと放逸され、感温体104に伝達される
熱量はこの放逸熱量を差し引いたものとなる。そして、
この放逸熱量は流体の流量に対応して変化するから、供
給される熱量により変化する感温体104の電気抵抗値
の変化を検出することによって、配管106内を流れる
流体の流量を測定できるということになる。又、前記放
逸熱量は流体の温度によっても変化するから、図12に
示すように、配管106の適宜位置に温度センサー10
7を設置し、感温体104の電気抵抗値の変化を検出す
る流量検出回路中に温度補償回路を付加して、流体の温
度による流量測定値の誤差をできるだけ少なくすること
も行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の流量セ
ンサー101は、金属製配管106に直接設置されてお
り、しかも、その金属製配管106は外気に露出してい
た。よって、熱伝導性が高い金属製配管106を介して
流体の保有する熱量が外気へと放逸され、又は、外気か
ら流体へと熱量が供給されやすく、流量センサー101
の測定精度を低下させる要因となった。特に、流体の流
量が微小である場合には、測定精度に与える影響が大き
く、流体の温度と外気の温度との差が大きい場合、流体
の比熱が小さい場合にあっては、さらにその影響は顕著
であった。
【0006】又、流体が比較的粘度の高い粘性流体であ
る場合には、配管106の横断面における流速は管壁近
傍部と中央部とで大きく異なり、その流速ベクトルは中
央部に極値を有する略放物線状を呈するようになる。よ
って、従来のように、管壁に基板102又はそれに接続
されたケーシング108を設置し、管壁近傍部のみの流
速を測定するのでは、中央部の流速が考慮されないた
め、流量の測定精度は低いものとならざるを得なかっ
た。尚、常温においては粘度が低い流体も温度が低下す
るにつれて粘度は上昇するため、上記のような問題を無
視することはできない。特に、流量が微小である場合に
は、粘度の影響は一層顕著であった。
【0007】さらに、流量センサー101は、地理的条
件、屋内外の別等種々異なった環境下で使用され、特
に、屋外では、季節的条件、昼夜の別等の要因も加わる
ため、外部環境による温度変化も考慮しなければならな
い。しかし、従来の流量センサー101は、このような
外部温度環境の影響を受けやすい構造であったため、流
量の測定値に誤差が大きく、幅広い外部温度環境下で精
度良く流量を検知することができる流量センサーが望ま
れていたのである。
【0008】そこで、本発明者等は、かかる従来におけ
る問題点を解消すべく、図13に示すように、基板20
2上に薄膜発熱体203と薄膜感温体204とを絶縁層
205を介して積層した流量検知部206を、L字型に
折曲したフィンプレート207の水平板部207a上に
載置した流量センサー201を開発した。そして、ケー
シング208内において、フィンプレート207の垂直
板部207bと流通管209の開口部との間にガラス2
10を充填して密封し、流量検知部206とフィンプレ
ート207の水平板部207a全体を合成樹脂211に
よって被覆し、密封するとともに固定する流量検出装置
212をも開発した。
【0009】この流量センサー201及び流量検出装置
212によって、外気への熱量放逸又は供給、管路横断
面における流速変化、外部温度環境の影響等に起因する
流量の測定精度の低下という問題は大幅に改善された。
【0010】しかし、流量検出装置212において、流
量センサー201の流量検知部206と合成樹脂211
とが直接接触しているため、感温体204の保有する熱
量が合成樹脂211へと流出又は流入されやすい。又、
流量検知部206は熱伝導性が良好な銀ペースト等の接
合材213によってフィンプレート207の水平板部2
07aに接合されているため、フィンプレート207を
伝達する熱量が接合材213を介して合成樹脂211へ
と流出又は流入されやすい。よって、流体の比熱が小さ
い場合、流量が少ない場合等にあっては、流量センサー
201の感度を低下させる虞れがある。
【0011】一方、フィンプレート207の垂直板部2
07bと流通管209の開口部との間はガラス210に
より熱伝達を遮断しているが、ガラス210を充填して
密封しているため、流体が流動することによりフィンプ
レート207が微小振動する等して、密封状態が不完全
となると、フィンプレート207を伝達する熱量が熱伝
達性の良好な金属製流通管209を介してケーシング2
08へと流出又は流入されやすい。よって、同様に、流
体の比熱が小さい場合、流量が少ない場合等にあって
は、流量センサー201の感度を低下させる虞れがあ
る。
【0012】さらに、上記流量センサー201は、流量
検知部206を接合材213によってフィンプレート2
07の水平板部207aに接合し、フィンプレート20
7の垂直板部207bと流通管209の開口部との間に
ガラス210を充填して密封し、流量検知部206とフ
ィンプレート207の水平板部207a全体を合成樹脂
211によって被覆し、密封する作業を必要とするた
め、ケーシング208への組み込みが面倒であるととも
に、固定状態も不安定であって耐久性に問題がある。
【0013】そこで、本発明者等は、さらに、上記問題
点を解消すべく、図14に示すように、基板上に発熱体
と感温体とを形成した流量検知部302をフィンプレー
ト303の一端面に銀ペースト等の接合材を介して固着
し、流量検知部302と出力端子304とをボンディン
グワイヤー305によって接続し、流量検知部302、
フィンプレート303の一部及び出力端子304の一部
をモールディング306により被覆した流量センサー3
01を開発した。
【0014】又、図15に示すように、基板上に感温体
を形成した温度検知部312をフィンプレート313の
一端面に銀ペースト等の接合材を介して固着し、温度検
知部312と出力端子314とをボンディングワイヤー
315によって接続し、温度検知部312、フィンプレ
ート313の一部及び出力端子314の一部をモールデ
ィング316により被覆した、前記流量センサー301
と同様の構成を有する流体温度補償用の温度センサー3
11を開発した。そして、前記流量センサー301及び
温度センサー311をケーシングのセンサー挿入孔に挿
入し、フィンプレート303,313を被検知流体を流
通させる流通管内に垂下させた流量検出装置をも開発し
た。
【0015】この流量センサー、温度センサー及び流量
検出装置によって、流量センサー及び温度センサー各部
からケーシング及び外部へ放逸する熱量を極力少なくす
ることができ、流体の比熱が小さい場合、流量が少ない
場合等にあっても、流量を高精度に測定できるようにな
った。又、流量センサー及び温度センサーのケーシング
への組み込み作業は簡易となり、固定状態も安定とな
り、十分に耐久性を有する流量検出装置を実現化するこ
とができた。
【0016】しかし、上記流量センサー301、温度セ
ンサー311では、銀ペースト等の接合材を介して流量
検知部302、温度検知部312に熱が伝達されるの
で、応答速度が若干遅かった。又、銀ペースト等の接合
材の層厚も製造ロット毎に変動するため、測定精度も若
干悪かった。さらに、フィンプレート303,313
は、銅、銅−タングステン合金等からなり、厚さ200
μm、幅2mm程度の矩形薄板であるから、腐食した
り、変形し易かった。
【0017】本発明は、かかる問題点をも解消し、本発
明者等らが開発した流量センサー301、温度センサー
311及び流量検出装置をさらに改良し、流量センサ
ー、温度センサーの応答速度をより高速化し、測定精度
もより高精度とし、しかも、フィンプレートの腐食、変
形という問題点を解消した流量センサー、温度センサー
及び流量検出装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の流量センサーは、熱伝導率が高く、しかも
電気絶縁性に優れた材料からなる基板と、基板の一端部
に直接、発熱体及び感温体を形成した流量検知部と、出
力端子とを有し、前記基板の一部及び出力端子の一部を
モールディングによる被覆部材により被覆してなるもの
である。
【0019】ここで、前記基板に代えて、熱伝導率が高
い材料からなり、絶縁性被膜を形成した基板を採用して
もよい。
【0020】又、本発明の温度センサーは、熱伝導率が
高く、しかも電気絶縁性に優れた材料からなる基板と、
基板の一端部に直接、感温体を形成した温度検知部と、
出力端子とを有し、前記基板の一部及び出力端子の一部
をモールディングによる被覆部材により被覆してなるも
のである。
【0021】ここで、前記基板に代えて、熱伝導率が高
い材料からなり、絶縁性被膜を形成した基板を採用して
もよい。
【0022】本発明の流量検出装置は、上記流量センサ
ーと、この流量センサーを収容するセンサー挿入孔を穿
設したケーシングと、前記センサー挿入孔に対応する位
置に開口部を形成した被検知流体を流通させる流通管と
を有するものである。さらに、上記温度センサーと、こ
の温度センサーを収容するセンサー挿入孔をケーシング
に穿設すれば、流体温度補償をすることができ、より好
ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の流量センサー、温
度センサー及び流量検出装置の好適な実施形態につい
て、図面を参照しつつ説明する。
【0024】流量センサー1は、図1に示すように、流
量検知部2、基板3、出力端子4及び被覆部材5よりな
る。
【0025】流量検知部2は、図2及び図3に示すよう
に、基板3の上端部の一側面に直接、絶縁層6、薄膜発
熱体7、電極層8,9、絶縁層10、薄膜感温体11、
絶縁層12を順次積層、形成したものである。
【0026】発熱体7は、膜厚1μm程度で所望形状に
パターニングしたサーメットからなり、電極層8,9
は、膜厚0.5μm程度のニッケル、又はこれに膜厚
0.5μm程度の金を積層してなる。感温体11は、膜
厚0.5〜1μm程度で所望形状、例えば蛇行状にパタ
ーニングした白金、ニッケル等の温度係数が大きく安定
な金属抵抗膜、又は酸化マンガン系のNTCサーミスタ
ーからなる。絶縁層6,10,12は、膜厚1μm程度
のSiO2 からなる。
【0027】基板3は、炭化珪素、ベリリア等の熱伝導
率が高く、しかも電気絶縁性に優れた材料からなる厚さ
600μm、幅2mm程度の矩形板である。
【0028】流量検知部2と出力端子4は、ボンディン
グワイヤー13によって接続してあり、基板3の上半部
及び出力端子4の下半部は、モールディングによる被覆
部材5により被覆してある。
【0029】温度センサー21は、図4に示すように、
温度検知部22、基板23、出力端子24及び被覆部材
25よりなる。
【0030】温度検知部22は、図5及び図6に示すよ
うに、基板23の上端部の一側面に直接、絶縁層26、
薄膜感温体27、絶縁層28を順次積層、形成したもの
であり、絶縁層26,28及び感温体27の形状、材質
は、流量検知部2におけると同様である。基板23の形
状、材質も、流量センサー1におけると同様である。
【0031】温度検知部22の上端部と出力端子24
も、同様にボンディングワイヤー29によって接続して
あり、基板23の上半部及び出力端子24の下半部は、
モールディングによる被覆部材25により被覆してあ
る。
【0032】本発明の流量センサー1及び温度センサー
21は、流量検知部2、温度検知部22を基板3,23
の下端部の一側面に直接形成したから、銀ペースト等の
接合材は不要となり、被検知流体から基板3,23を介
して直ちに流量検知部2、温度検知部22に熱が伝達さ
れるので、応答速度はより高速となる。
【0033】又、銀ペースト等の接合材は不要であり、
製造ロット毎の変動もないため、測定精度も極めて高精
度となる。
【0034】さらに、フィンプレートは不要であるか
ら、勿論のこと、この腐食、変形を考慮する必要もな
い。
【0035】尚、上記実施例においては、流量センサー
1の基板3を炭化珪素、ベリリア等の熱伝導率が高く、
しかも電気絶縁性に優れた材料からなるものとしたが、
図7に示すように、熱伝導率が高いアルミニウム、銅等
の金属材料からなり、絶縁性被膜14を形成したものと
してもよい。
【0036】又、温度センサー21の基板23も、熱伝
導率が高いアルミニウム、銅等の金属材料からなり、絶
縁性被膜14を形成したものとしてもよい。
【0037】流量検出装置31は、図8、図9及び図1
0に示すように、ケーシング32、流通管33、前記流
量センサー1、温度センサー21及び流量検出回路基板
34等よりなる。
【0038】ケーシング32は、塩化ビニル樹脂(PV
C)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリフ
ェニレンスルフィド(PPS)等の合成樹脂製で、本体
部35及びこれに着脱自在な蓋体部36からなり、本体
部35の両端部は外部配管と接続するための接続部3
7,37とし、本体部35内には流通管33を貫通させ
てある。本体部35の上部にはセンサー挿入空間38を
画成してあり、このセンサー挿入空間38から前記流通
管33に向かってセンサー挿入孔39,40を穿設して
ある。
【0039】流通管33は、銅、鉄、ステンス鋼等の金
属からなる円管であり、前記センサー挿入孔39,40
に対応する位置に開口部41,42を形成してある。
【0040】流量センサー1、温度センサー21は、ケ
ーシング32のセンサー挿入空間38からセンサー挿入
孔39,40に嵌挿され、基板3,23の下半部は、流
通管33の開口部41,42を挿通して流通管33内に
位置し、嵌挿時に、基板3,23の下端は、流通管33
の軸線より下方まで到達するようにしてある。尚、流量
センサー1、温度センサー21とセンサー挿入孔39,
40との間にはOリング43,44を介在させ、これら
間隙より流体が漏洩するのを防止している。
【0041】流量センサー1、温度センサー21を嵌挿
した後、センサー挿入空間38にセンサー押圧板45を
挿入して流量センサー1、温度センサー21の被覆部材
5,25の上面を押圧し、さらに、流量検路基板34を
装着する。
【0042】流量検出回路基板34は、流量センサー1
と温度センサー21の出力端子4,24と電気的に接続
されており(図示しない)、全体として、図10に示す
ような流量検出回路が構成されている。直流電源46か
ら供給される電圧が並列接続された発熱体7とブリッジ
回路47に印加され、ブリッジ回路47中に配設された
差動増幅器48の出力として、流量を示す出力が得られ
るようになっている。すなわち、流量センサー1におい
ては、基板3を介して流体に放逸された熱量を発熱体7
の発熱量から差し引いた熱量を感温体11が検知し、一
方、温度センサー21においては、基板23を介して流
体の保有する熱量を感温体27が検知し、流体温度補償
が実行されて、流体の流量が精度良く検知されるのであ
る。
【0043】さらに、本発明の流量センサー1及び温度
センサー21は、流量検知部2、温度検知部22、基板
3,23の上半部及び出力端子4,24の下半部をモー
ルディングによる被覆部材5,25により被覆して一体
化してあり、ケーシング32に形成したセンサー挿入孔
39,40に嵌挿するだけであるから、ケーシング32
への組み込みは極めて簡単であり、しかも、固定状態も
安定であって耐久性の高いものである。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の流量セン
サー及び温度センサーは、銀ペースト等の接合材を不要
としたから、被検知流体から基板を介して直ちに流量検
知部、温度検知部に熱が伝達され、応答速度はより高速
となる。
【0045】又、銀ペースト等の接合材を不要としたか
ら、製造ロット毎の変動もなく、測定精度も極めて高精
度となる。
【0046】さらに、本発明の流量センサー及び温度セ
ンサーは、腐食、変形を考慮する必要もなく、被覆部材
により一体化し、センサー挿入孔に嵌挿するだけである
から、ケーシングへの組み込みは極めて簡単であり、固
定状態も安定であって耐久性の高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の流量センサーの一実施例の(A)は正
面断面図、(B)は側面断面図である。
【図2】本発明の流量センサーの流量検知部の分解斜視
図である。
【図3】本発明の流量センサーの流量検知部の縦断面図
である。
【図4】本発明の温度センサーの一実施例の(A)は正
面断面図、(B)は側面断面図である。
【図5】本発明の温度センサーの温度検知部の分解斜視
図である。
【図6】本発明の温度センサーの温度検知部の縦断面図
である。
【図7】本発明の流量センサーの他実施例の(A)は正
面断面図、(B)は側面断面図である。
【図8】本発明の流量検出装置の正面断面図である。
【図9】本発明の流量検出装置の側面断面図である。
【図10】本発明の流量検出装置の流量検出回路図であ
る。
【図11】従来の流量センサーの流量検知部の(A)は
斜視図、(B)は断面図である。
【図12】従来の流量センサーを配管に設置した状態を
示す断面図である。
【図13】本発明者等が開発した流量検知部をフィンプ
レートに載置した流量センサー及びそれを設置した流量
検出装置の概略説明図である。
【図14】本発明者等が開発した流量センサーの(A)
は正面断面図、(B)は側面断面図である。
【図15】本発明者等が開発した温度センサーの(A)
は正面断面図、(B)は側面断面図である。
【符号の説明】
1 流量センサー 2 流量検知部 3 基板 4 出力端子 5 被覆部材 7 発熱体 11 感温体 14 絶縁性被膜 21 温度センサー 22 温度検知部 23 基板 24 出力端子 25 被覆部材 27 感温体 31 流量検出装置 32 ケーシング 33 流通管 39 センサー挿入孔 40 センサー挿入孔 41 開口部 42 開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川西 利明 埼玉県上尾市原市1333−2 三井金属鉱業 株式会社総合研究所内 Fターム(参考) 2F035 EA04 EA08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱伝導率が高く、しかも電気絶縁性に優
    れた材料からなる基板と、基板の一端部に直接、発熱体
    及び感温体を形成した流量検知部と、出力端子とを有
    し、前記基板の一部及び出力端子の一部をモールディン
    グによる被覆部材により被覆したことを特徴とする流量
    センサー。
  2. 【請求項2】 熱伝導率が高い材料からなり、絶縁性被
    膜を形成した基板と、基板の一端部に直接、発熱体及び
    感温体を形成した流量検知部と、出力端子とを有し、前
    記基板の一部及び出力端子の一部をモールディングによ
    る被覆部材により被覆したことを特徴とする流量センサ
    ー。
  3. 【請求項3】 熱伝導率が高く、しかも電気絶縁性に優
    れた材料からなる基板と、基板の一端部に直接、感温体
    を形成した温度検知部と、出力端子とを有し、前記基板
    の一部及び出力端子の一部をモールディングによる被覆
    部材により被覆したことを特徴とする温度センサー。
  4. 【請求項4】 熱伝導率が高い材料からなり、絶縁性被
    膜を形成した基板と、基板の一端部に直接、感温体を形
    成した温度検知部と、出力端子とを有し、前記基板の一
    部及び出力端子の一部をモールディングによる被覆部材
    により被覆したことを特徴とする温度センサー。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2に記載の流量センサー
    と、この流量センサーを収容するセンサー挿入孔を穿設
    したケーシングと、前記センサー挿入孔に対応する位置
    に開口部を形成した被検知流体を流通させる流通管とを
    有する流量検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2に記載の流量センサー
    と、請求項3又は4に記載の温度センサーと、この流量
    センサー及び温度センサーを収容するセンサー挿入孔を
    穿設したケーシングと、前記センサー挿入孔に対応する
    位置に開口部を形成した被検知流体を流通させる流通管
    とを有する流量検出装置。
JP10239111A 1998-08-25 1998-08-25 流量センサー、温度センサー及び流量検出装置 Pending JP2000065616A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2012086529A1 (ja) * 2010-12-22 2014-05-22 株式会社マーレ フィルターシステムズ キャニスタの検出装置

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JPWO2012086529A1 (ja) * 2010-12-22 2014-05-22 株式会社マーレ フィルターシステムズ キャニスタの検出装置

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