JP2000065147A - 往復ピストンエンジンのつり合い装置 - Google Patents
往復ピストンエンジンのつり合い装置Info
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Abstract
ランサ軸を設けることによってクランク軸の支持剛性を
高めることができるように改良された往復ピストンエン
ジンのつり合い装置を提供する。 【解決手段】 クランク軸1の下方に延在するバランサ
軸10L・10Rを有する往復ピストンエンジンEのつ
り合い装置6において、バランサ軸の軸方向についての
複数箇所に設けられたジャーナル18…を支持するべく
軸方向に離間した複数箇所の軸受孔17…を共通のバラ
ンサ軸ホルダ16に一体形成し、そのバランサ軸ホルダ
を、クランク軸を支持するべくシリンダブロック4に固
定されたロワブロック5に形成された複数のベアリング
キャップ部同士間を連結する態様でベアリングキャップ
部の下面に結合するものとした。これによれば、バラン
サ軸ホルダにバランサ軸を予め組み付けたサブアセンブ
リとしてつり合い装置を構成することができる上、バラ
ンサ軸ホルダでベアリングキャップ部を補強することが
できる。
Description
る往復ピストンエンジンのつり合い装置に関し、特にピ
ストンが発生する二次起振力を打ち消すためのカウンタ
ウェートを備えたバランサ軸を有する往復ピストンエン
ジンのつり合い装置に関するものである。
すためのカウンタウェートを備えたバランサ軸をクラン
ク軸の下方に延設し、クランク軸の回転をチェーン/ス
プロケット機構を介してバランサ軸に伝達するようにし
たエンジンが、例えば特開平9−210135号公報な
どで公知となっている。
来構造のバランサ軸は、軸方向についての複数箇所が軸
受で支持されている。そしてその複数の軸受は、クラン
クジャーナルを支持するベアリングキャップの下面に個
別に固定されている。そのため、バランサ軸を設けるこ
とでエンジンを静粛化し得る反面、組立工数の大幅な増
大を招くことを余儀なくされていた。
解消するべくなされたものであり、その主な目的は、組
立工程を簡略化することができ、しかもバランサ軸を設
けることによってクランク軸の支持剛性を高めることが
できるように改良された往復ピストンエンジンのつり合
い装置を提供することにある。
ために、本発明は、クランク軸1の下方に延在するバラ
ンサ軸10L・10Rを有する往復ピストンエンジンE
のつり合い装置6において、バランサ軸の軸方向につい
ての複数箇所に設けられたジャーナル18…を支持する
べく軸方向に離間した複数箇所の軸受孔17…を共通の
バランサ軸ホルダ16に一体形成し、そのバランサ軸ホ
ルダを、クランク軸を支持するべくシリンダブロック4
に固定されたロワブロック5に形成された複数のベアリ
ングキャップ部同士間を連結する態様でベアリングキャ
ップ部の下面に結合するものとした。これによれば、バ
ランサ軸ホルダにバランサ軸を予め組み付けたサブアセ
ンブリとしてつり合い装置を構成することができる上、
バランサ軸ホルダでベアリングキャップ部を補強するこ
とができる。特に、バランサ軸ホルダに潤滑油ポンプ2
1を設け、かつバランサ軸の軸方向について互いに隣合
う軸受孔が設けられた部分同士間にオイルストレーナ支
持部(例えば実施の形態に記載の環状突部61)を一体
形成するものとすれば、バランサ軸ホルダの剛性をより
一層高めることができ、かつ部品点数をより一層削減で
きる。またその場合は、バランサ軸の軸受孔が設けられ
た部分とオイルストレーナ支持部とを、バランサ軸ホル
ダの下方に突出するようにバランサ軸の直下にバランサ
軸に沿って形成されたリブ62で連結するようにすれ
ば、バランサ軸ホルダの剛性のより一層の向上のみなら
ず、オイルパン内の潤滑油の移動をリブによって抑制す
るようにできる。
施の形態を参照して本発明を詳細に説明する。
図を図1に示す。このエンジンEは、クランク軸1を水
平方向に延在させた直列4気筒エンジンであり、特開平
9−210135号公報に開示されている如き公知のエ
ンジンと同様に、ヘッドカバー2、シリンダヘッド3、
シリンダブロック4、ロワブロック5、つり合い装置
6、及びオイルパン7を備えている。
起因して発生するエンジンEの二次振動を低減するため
のものであり、オイルパン7に内包された状態でロワブ
ロック5の下面(クランク軸の下方)にボルトB1を用
いて固定されており、図2に併せて示されているよう
に、クランク軸1の前端部(以下、クランクプーリ側を
前側とする)に固定された大スプロケット9と、左側
(以下、左右方向はクランクプーリに向かってのことと
する)のバランサ軸10Lの前端に固定された小スプロ
ケット11と、両スプロケット9・11間に掛け渡され
た無端リンクチェーン12とを介し、クランク軸1の回
転が伝達されるようになっている。
前面のクランク軸中心より左側に固定されたチェーンガ
イド13にて振れ止めがなされると共に、つり合い装置
6の前端面の小スプロケット11の右隣に固定されたチ
ェーンテンショナ14により、常時適切な張力が作用す
るようにされている。
す左右一対のバランサ軸10L・10Rと、これら2本
のバランサ軸10L・10Rを互いに平行に支持し、か
つ受容するバランサ軸ホルダ16とを備えている。
放された概ね半円筒形をなすバランサ軸ホルダ16の前
後各端壁及び中間壁に形成された軸受孔17…に、その
両端および中間部に形成されたジャーナル18…を挿通
して支持されている(図3参照)。そして両バランサ軸
10L・10Rの中間ジャーナル18RM・18LMの
前後両側に、ピストンの慣性とつり合わせるためのカウ
ンタウェート19が形成されている。また、これら両バ
ランサ軸10L・10Rの各後端(反クランクプーリ
側)には、互いに噛合するヘリカルギヤ20が固定され
ている。
プロケット11、及び無端リンクチェーン12によって
クランク軸1の2倍の回転速度で且つクランク軸1と同
方向へ左バランサ軸10Lが回転駆動され、ヘリカルギ
ヤ20の噛合によって右バランサ軸10Rがそれとは逆
向きに回転駆動されるようになっている。
ン各部へ潤滑油を圧送するための例えばトロコイド式の
潤滑油ポンプ21が設けられている。この潤滑油ポンプ
21は、バランサ軸ホルダ16の前壁に一体形成された
ポンプ受容部22に受容されるアウタロータ21Aと、
右バランサ軸10Rの前端に連結されるインナロータ2
1Bと、バランサ軸ホルダ16の前端面に接合されるポ
ンプカバー23とからなっている。
ー23の後面との間には、図4に併せて示すように、吸
入室24及び吐出室25が画成されている。そして右バ
ランサ軸10Rと一体回転するインナロータ21Bがア
ウタロータ21Aと共働し、バランサ軸ホルダ16の底
壁に取り付けられるオイルストレーナ26からバランサ
軸ホルダ16の底壁に内設された吸入油路27を経て吸
引したオイルパン7内の潤滑油を、ロワブロック5及び
シリンダブロック4に内設された油路(図示せず)に連
結される吐出油路28を経てエンジン各部へと圧送する
ようになっている。
ルダ16の前端面に固定されるポンプカバー23と共通
のボルトB2の一部をもって、ポンプカバー23の前面
における左バランサ軸10Lに固定された小スプロケッ
ト11の右隣、つまり右バランサ軸10Rの前端に対向
する位置に固定されている。このように、ポンプカバー
23とチェーンテンショナ14とを共締め固定すること
で組立工数の削減が図られている。また、右バランサ軸
10Rの前端に対向する位置にチェーンテンショナ14
を配置すれば、クランク軸1と両バランサ軸10L・1
0Rとの中心を結ぶ三角形の輪郭からチェーンテンショ
ナ14が大幅にはみ出さないので、エンジンEの幅寸法
の増大を抑制する上に有利である。
した如く、テンショナボディ29に形成されたシリンダ
孔30に摺合したプランジャ31を潤滑油ポンプ21の
吐出圧で押し出し、テンショナボディ29に一端を揺動
自在に支持された弓形のシュー32をリンクチェーン1
2に押しつけるものであり、ポンプカバー23の前面に
凹設されたリザーバ室33(図6参照)を介して潤滑油
ポンプ21の吐出圧がシリンダ孔30に供給されるよう
になっている。
の前面に凹設された溝34とポンプカバー23の後面と
で形成される油路35に、ポンプカバー23に穿設され
たオリフィス36を介して連通している。そしてバラン
サ軸ホルダ16の前面の油路35は、ロワブロック5へ
の吐出油路28から分岐してバランサ軸ホルダ16の前
壁に内設された左バランサ軸10L用の前部軸受孔17
LFへの油路38に連通している(図4参照)。
ィ29との間には、オイルフィルタ39が挟設されてい
る。
面、ポンプカバー23、及びテンショナボディ29の互
いの接合面にシリンダ孔30へ圧油を供給するためのリ
ザーバ室33及び油路35を形成するものとすれば、最
短の油路を極めて簡単に形成することができる。なお、
リザーバ室33はオリフィス36を介して油路35に連
通しているので、潤滑油ポンプ21の吐出圧が低下した
際にもシュー32の押圧力が直ちに低下することはな
い。
インナロータ21bが直結された右バランサ軸10Rの
前端面にも作用するが、これは右バランサ軸10Rのス
ラスト荷重を増大させ、回転抵抗を増大させる要因とな
る。そこで本実施例においては、右バランサ軸10Rの
前ジャーナル18RFの外周面の一部を切削して平坦面
40を形成することにより、軸線に直交する断面の形状
が欠円形をなす圧力逃がし用の通路41を軸受孔17R
Fの内周面との間に形成するものとしている(図3並び
に図7参照)。これにより、右バランサ軸10Rの前端
面とバランサ軸ホルダ16の前端壁側の右軸受孔17R
Fとの間の空間Gに侵入した潤滑油ポンプ21の吐出油
がこの通路41から逃げるので、右バランサ軸15のス
ラスト荷重が過大にならずに済む。
軸端面からバランサ軸ホルダ16内へ連通するものであ
りさえすれば良いが、その形成に要する工程が極めて簡
単で済むことから、上記の如き外周面の一部を平面にし
たものが特に好ましく、またその位置については、カウ
ンタウェート19の遠心荷重が加わるために油膜が切れ
易くなる側への潤滑油の供給を十分に行うことができ、
しかも非ウェート側に設けるよりも逃げ量が過剰になら
ずに済むという利点に照らし、図7に示した如く、回転
方向について非ウェート側からウェート側へ移行する境
界部に設けることが好ましい。また、本実施例において
は、潤滑油ポンプ21のインナロータ21bの軸後端に
形成した平板部42を右バランサ軸15の前端に形成し
た摺り割り43に突入させてインナロータ21bを右バ
ランサ軸15に連結させているが、摺り割り43の中心
線に直交する向きに平面切削を施すものとすれば、右バ
ランサ軸10Rの前ジャーナル18RF部についての静
的バランスを悪化させずに済む。
ンサ軸10L・10Rを抜け止めするためのスラストプ
レート44が接合されている。このスラストプレート4
4の内面には、図3並びに図8に示す如く、両バランサ
軸10L・10Rの後端に固定されたヘリカルギヤ20
の後端面から突出する縮径部45を受容する窪み46が
形成されており、この窪み46に縮径部45を突入させ
ると、ヘリカルギヤ20の後端面の一部がスラストプレ
ート44の内面に摺接し、これによってバランサ軸10
L・10Rに作用するスラスト力が受け止められるよう
になっている。
6の左側後部をロワブロック5に固定するボルトB1の
挿通孔47に連なる連結油路48で互いに連通してい
る。これら2つの窪み46及び連結油路48を形成する
ためにスラストプレート44の外面には、左側端から右
バランサ軸10Rの中心に向けて横向きに延在する膨出
部49が形成されている。そしてバランサ軸ホルダ16
の後端面にスラストプレート44を結合するボルトB3
の挿通孔が設けられたボス51と膨出部49との間がリ
ブ52Aで連結されており、これによってスラストプレ
ート44の剛性がより一層高められている。特に、リブ
52Aは、膨出部49における各バランサ軸端との対向
部49Aとボス51とを連結しているので、スラストプ
レート44におけるヘリカルギヤ20の後端面の一部が
摺接する面、つまりスラスト力支持面44Aの剛性向上
を、重量増加を抑制しつつ達成している。さらに、上側
の2点のボス51間を連結するリブ52Bの中央部と対
向部49Aとをリブ52Cで連結することにより、スラ
スト力支持面44Aのさらなる剛性向上に寄与し得る。
ロワブロック5に内設された油路53と連結されてお
り、シリンダブロック4内を経てきた潤滑油を、左側の
窪み46から右側の窪み46へと導くようになっている
(図9参照)。
は、後端から中間ジャーナル18LM・18RMに至る
軸方向油路54が形成されている。また中間ジャーナル
18LM・18RM並びに後ジャーナル18LR・18
RRには、軸方向油路54と交差する直径線に沿って各
ジャーナル18…を貫通する径方向油路55がそれぞれ
形成されている。
滑油は、両バランサ軸10L・10Rの後端の開口から
軸方向油路54を経て径方向油路55から流れ出る際
に、各軸受孔17…と各ジャーナル18…との間を潤滑
する。これと同時に、縮径部45の外周面と窪み46の
内周面との隙間を経てヘリカルギヤ20の後端面とスラ
ストプレート44の内面との摺接面、つまりスラスト力
支持面44Aに潤滑油が流出し、同面を潤滑する。ここ
で縮径部45の外周面と窪み46の内周面との隙間寸法
を、オリフィス作用が得られるように適宜に設定するこ
とにより、スラスト力支持面44Aへ流出する油量を規
定することができる。
ダ16の内側を前後に仕切る形に設けられた中間壁56
Mと後壁56Rの付け根には連通孔57が形成されてお
り、バランサ軸ホルダ16内に落下した潤滑油が、ヘリ
カルギヤ20の受容部に流入するようになっている。ま
た、ヘリカルギヤ20のねじり方向は、両バランサ軸1
0L・10Rの回転に伴ってスラストプレート44とバ
ランサ軸ホルダ間の上部に設けられた開口部58から潤
滑油を外部に排出するねじポンプの作用が得られるよう
に定められている。これにより、バランサ軸10L・1
0Rの回転支持を潤滑した潤滑油がバランサ軸ホルダ1
6内に溜まらないので、回転するバランサ軸10L・1
0Rが潤滑油を攪拌することでエアレーションを引き起
こしたり、潤滑油自体の粘性が回転抵抗となったりする
不都合が解消される。またスラストプレート44の下部
に排油孔59を設けることで下方に溜まった潤滑油を排
出するようにしても良い。
軸ホルダ16の底壁の中央部の中間壁56M寄りの部分
には、オイルストレーナ26を取り付けるための取付孔
61Aが開設された環状突部61が形成されている。こ
のように環状突部61が形成されているので、オイルス
トレーナ支持部の剛性が高められている。そしてバラン
サ軸ホルダ16の外面には、バランサ軸10L・10R
の軸線に沿う縦リブ62と、これに直交する向きの横リ
ブ63とが一体形成されている。これらのリブ62・6
3は、オイルストレーナの支持部である環状突部61の
周囲とも連結されており、これにより、バランサ軸ホル
ダ16の補強がなされている。これらのリブ62・63
は、バランサ軸ホルダ16の外面から突出しており、オ
イルパン7内に貯容された潤滑油の流動に抵抗を与え、
オイルパン7の内面を揺動する潤滑油が叩く現象を起き
難くする作用も得られる。
ナルは、シリンダブロックに形成されたシリンダ間の隔
壁の下面と隔壁下面にボルト止めされるベアリングキャ
ップとの間に形成された複数の軸受孔に支持されてい
る。つまり複数のベアリングキャップ同士が互いに一体
化されていた方が、クランク軸の支持剛性を高める上に
有利である。そこで本発明においては、上記の如くして
高剛性が与えられたバランサ軸ホルダ16を、ベアリン
グキャップ部が形成されたロワブロック5に結合するこ
とにより、クランク軸1の軸方向について互いに隣り合
わせに設けられた複数のベアリングキャップ部同士が相
互に連結されるものとした。これにより、ロワブロック
5の剛性がより一層高められ、その結果クランク軸1の
支持剛性も高められる。
ついてのみ説明したが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、例えば一次バランサなど、他の次数の振動を
低減するバランサ軸にも適用可能である。
ランサ軸を支持するバランサ軸ホルダでベアリングキャ
ップ部同士間を連結するものとしたので、バランサ軸ホ
ルダにバランサ軸を予め組み付けておくことでつり合い
装置のサブアセンブリ化が可能となり、バランサ軸の組
付工数の低減を企図し得る。しかも専用の補強部材を設
けることなくクランク軸の支持剛性を高めることができ
る。これに加えて請求項2の発明によれば、バランサ軸
ホルダに潤滑油ポンプを設け、かつバランサ軸の軸方向
について互いに隣合う軸受孔が設けられた部分同士間に
オイルストレーナ支持部を一体形成するものとしたの
で、バランサ軸ホルダの剛性をより一層高め、かつ部品
点数をより一層削減できる。さらに請求項3の発明によ
れば、バランサ軸の軸受孔が設けられた部分とオイルス
トレーナ支持部とを、バランサ軸ホルダの下方に突出す
るようにバランサ軸の直下にバランサ軸に沿って形成さ
れたリブで連結するようにしたので、バランサ軸ホルダ
の剛性のより一層の向上はもとより、オイルパン内の潤
滑油の移動をリブによって抑制することができる。つま
り本発明により、バランサ軸を設けたことにより生じる
不利益を上回る付加的な利益を得ることができる。
態を前方から見た図
見た図
断した面を右側方から見た図
ーンテンショナをシリンダ孔の軸線に直交する向きに切
断した面を右側方から見た図
部における軸線に直交する向きに切断した面の要部を正
面から見た図
て切断した面を下方から見た図
から見た図
部材) 6 つり合い装置 10L・10R バランサ軸 16 バランサ軸ホルダ 17 軸受孔 18 ジャーナル 21 潤滑油ポンプ 26 オイルストレーナ 61 環状突部(オイルストレーナ支持部) 62 縦リブ
Claims (3)
- 【請求項1】 クランク軸の下方に延在するバランサ軸
を有する往復ピストンエンジンのつり合い装置であっ
て、 前記バランサ軸の軸方向についての複数箇所に設けられ
たジャーナルを支持するべく軸方向に離間した複数の軸
受孔を共通のバランサ軸ホルダに一体形成し、 前記バランサ軸ホルダを、クランク軸を支持するべくシ
リンダブロックに固定された複数のベアリングキャップ
部同士間を連結する態様でベアリングキャップ部の下面
に結合したことを特徴とする往復ピストンエンジンのつ
り合い装置。 - 【請求項2】 前記バランサ軸ホルダに潤滑油ポンプを
設け、かつ前記バランサ軸の軸方向について互いに隣合
う軸受孔が設けられた部分同士間にオイルストレーナ支
持部を一体形成したことを特徴とする請求項1に記載の
往復ピストンエンジンのつり合い装置。 - 【請求項3】 前記バランサ軸ホルダの下方に突出する
ように前記バランサ軸の直下に前記バランサ軸に沿って
形成されたリブで前記バランサ軸の軸受孔が設けられた
部分と前記オイルストレーナ支持部とを連結することを
特徴とする請求項2に記載の往復ピストンエンジンのつ
り合い装置。
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