JP2000064981A - ラインフローファン及びその製造方法及びその製造装置及び組み立て装置 - Google Patents

ラインフローファン及びその製造方法及びその製造装置及び組み立て装置

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JP2000064981A
JP2000064981A JP10232602A JP23260298A JP2000064981A JP 2000064981 A JP2000064981 A JP 2000064981A JP 10232602 A JP10232602 A JP 10232602A JP 23260298 A JP23260298 A JP 23260298A JP 2000064981 A JP2000064981 A JP 2000064981A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不等ピッチラインフローファンは、異機種部
品同志の組み合わせが極めて困難であるため、機種判別
と部品の位相位置を決定し、自動で高速の組み立てが可
能製造方法および製造装置を提供すること。 【解決手段】 軸付き側板と、仕切り板とその円周方向
に不等の間隔で配列されたブレードとを有する中間ファ
ンと、円周方向に不等の間隔で配列されたブレードを有
する軸付きファンとを備えたものにおいて、軸付き側
板、中間ファン、軸付きファンのそれぞれに、位相基準
位置に画像処理により位相基準位置の検出を可能にした
目印を備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は空気調和機等に使
用されるラインフローファンの無人自動組立を高速かつ
正確に行うために改善を図ったラインフローファンとそ
の製造方法及び製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の等ピッチ又は不等ピッチ
ラインフローファンの概略図である。図に示すように、
ラインフローファンは、a側板6にその中央部に設けら
れたa軸5からなる軸付き側板10と、仕切り板12に
その円周方向に所定の間隔で復数枚配列されたブレード
11からなる中間ファン15複数個と、b側板16にそ
の中央部に設けられたb軸17ならびその円周方向に所
定の間隔で複数枚配列されたブレード11からなる軸付
きファン20とから構成されている。a側板6ならび仕
切り板12には組み合わされる中間ファン15または軸
付きファン20のブレード11の端部が挿入される挿入
溝を具備し、それぞれの挿入溝に中間ファン15または
軸付きファン20のブレード11の端部が挿入された状
態で超音波溶着あるいは接着等により、まず軸付き側板
10と中間ファン15を連結し、それにさらに複数個の
中間ファン15を同様に順次積み上げ、連結し、最後に
軸付きファン20を同様に積み上げ、連結して組み立て
られている。
【0003】ところで上記ラインフローファンの送風時
の騒音の低減を図るべく上記ブレード11を設ける円周
方向の間隔を不等にしたもの(「不等ピッチラインフロ
ーファン」という)が考案されている。不等ピッチライ
ンフローファンを構成する軸付き側板10、中間ファン
15、軸付きファン20が具備しているブレード11お
よび挿入溝は円周方向に不等の間隔で配置されているた
め組み立て時は中間ファン15または軸付きファン20
のブレード11の端部は組み合わされる軸付き側板10
または中間ファン15の決まった1箇所の挿入溝に挿入
した状態で組み立てられている。このため、不等ピッチ
ラインフローファンの組み立て時には構成する部品であ
る、軸付き側板10、中間ファン15、軸付きファン2
0のそれぞれをあらかじめ位相決めして組み立てる必要
がある。
【0004】従来の不等ピッチラインフローファンは軸
付き側板10、中間ファン15、軸付きファン20の位
相決め用の目印として軸付き側板10のa側板6、中間
ファン15の仕切り板12、軸付きファン20のb側板
16のそれぞれの位相基準位置に切り欠きや貫通孔など
を具備していた。
【0005】このような不等ピッチラインフローファン
を作業者による手作業で組み立てる時には、作業者はま
ず、軸付き側板10と中間ファン15のそれぞれの目印
の位置が同じになるように組み合わせ、手動組み立て装
置にセットし溶着または接着し、その上に次の中間ファ
ン15を目印の位置をあわせて積み上げ溶着または接着
していた。必要数の中間ファン15を同様に目印の位置
合わせを行いながら積み上げ、組み立て装置により溶着
または接着を行い、最後に軸付きファン20を目印の位
置をあわせて積み上げ溶着または接着をして1個の不等
ピッチラインフローファンにしていた。
【0006】一方、装置により自動で組み立てる時の工
程を図8に示す。装置により自動で組み立てる時には、
前工程からコンベア等により不確定の位相位置で供給さ
れる軸付き側板10、中間ファン15、軸付きファン2
0のそれぞれをいったん図9に示すようなモータ4で回
転する回転テーブル1に仮置きし、回転テーブル1の近
傍には軸付き側板10、中間ファン15、軸付きファン
20のそれぞれが具備している目印3を検出するための
センサ2(リミットスイッチ、変位センサ等の接点がオ
ン、オフするタイプのセンサ)が固定位置に設置されて
いた。回転テーブル1とともに仮置きされている軸付き
側板10、中間ファン15、軸付きファン20を回転さ
せながらセンサ2により目印3を探し、センサ2が目印
3を検出した位置で回転テーブル1の回転を停止させる
ることで位相決めを行っていた。
【0007】回転テーブル1にはまず軸付き側板10が
仮置きされ、回転テーブル1とともに回転しながら目印
3をセンサ2により検出することで位相決めし、その位
相位置を保持しながら部品を搬送する移載装置により溶
着または接着する組み立て装置へ搬送され、その位相位
置のまま溶着位置にセットされる。次に、中間ファン1
5が回転テーブル1に仮置きされ、軸付き側板10と同
様に位相決めされ、移載装置により組み立て装置に搬送
され、先にセットされている軸付き側板10と位相位置
が合った状態で組み合わされ溶着または接着される。同
様に必要数の中間ファン15が回転テーブル1に仮置き
され、位相決めされ搬送装置により組み立て装置により
搬送され、積み上げられ、溶着または接着されていた。
最後に、軸付きファン20が同様に位相決めされ搬送装
置により搬送され、積み上げられ、溶着または接着され
1個の不等ピッチラインフローファンにしていた。
【0008】ところで、不等ピッチラインフローファン
を構成する軸付き側板10、中間ファン15、軸付きフ
ァン20は異機種の部品どうしを組み合わせることは極
めて困難である。機種の違いを示す特徴としてラインフ
ローファンの外径やブレードの長さが違うものもあれ
ば、外径、ブレードの長さが同じでブレードの配置が等
ピッチか不等ピッチかで違うものや不等ピッチでもブレ
ードの配置が微妙に違うものなど機種判別の特徴が見分
けにくいものもある。
【0009】従来は、特徴が見分けにくい機種の判別の
ために、部品それぞれに成形時に記号等を付け機種判別
の特徴とし、組み立て装置に部品を供給する時は作業者
がその記号等を確認して供給し、異機種が混入しないよ
うにすることにより、目的とする形状のラインフローフ
ァンを得ることが出来ない可能性を排除していた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のような方法で不
等ピッチラインフローファンの位相決めを行うと以下に
示すような問題点がある。
【0011】不等ピッチラインフローファンを構成する
軸付き側板10、中間ファン15、軸付きファン20の
各部品の位相決めを自動で行う場合に、各部品の位相基
準位置に切り欠きや貫通孔の類で目印3を付け、部品回
転テーブル1にいったん仮置きし、部品を回転させなが
ら付けられている目印3をセンサ2により検出し回転テ
ーブル1を停止させ、センサ2の位置と目印3の位置が
合うように位相決めを行うと、その位相決めの精度は各
部品の位相決め時の回転速度が大きいほど悪くなる。こ
れはセンサ2が目印を検出するときの応答時間や回転テ
ーブル1の停止時間にばらつきがあるからである。この
方法で精度良く位相決めを行おうとすると位相決めの時
間が組み立ての接着または溶着の時間(溶着においては
1個当たり1〜3秒で完了する)より長くなり効率よく
組み立てを行うことができない。また、位相決めを速く
完了させるために各部品の回転速度を大きくすると位相
決めの精度が悪くなり、組み立て装置で部品を積み上げ
たとき、ブレードの端部が挿入溝に挿入されず、正常な
状態で接着または溶着できなくなる。また、位相決めの
ための時間を確保するために位相決めの回転テーブル1
を複数個設置すると、設備費が増大するという問題点が
あった。
【0012】また、組み立てられる軸付き側板10、中
間ファン15、軸付きファン20の機種判別を部品供給
時に作業者が行うため、作業者が誤って機種判別した場
合、供給された部品はそのまま組み立てられてしまうの
で、目的とする製品が得られない可能性を排除し得ない
という問題点があった。
【0013】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたもので、異機種部品どうしの組み合わせが極
めて困難である不等ピッチラインフローファンの各部品
を位相決めするために設けた「印」を精度良く、かつ短時
間に検出し機種判別と部品の位相位置を決定することに
よって、無人自動でかつ高速で組み立てられるラインフ
ローファン、その製造方法及び製造装置、組み立て装置
を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明のラインフロー
ファンは、軸付き側板と、仕切り板とその円周方向に不
等の間隔で配列されたブレードとを有する中間ファン
と、円周方向に不等の間隔で配列されたブレードを有す
る軸付きファンとを備えたものにおいて、軸付き側板、
中間ファン、軸付きファンのそれぞれに、位相基準位置
に画像処理により位相基準位置の検出を可能にした目印
を備えたものである。
【0015】また、機種ごとに位相基準位置を示す目印
から所定の位相角をなして配置され、画像処理によりそ
の位置の検出を可能にした機種判別用目印を備えたもの
である。
【0016】また、目印は、傾斜面を備えた突起または
くぼみで構成されたものである。
【0017】また、目印は、周囲と異なる色で構成され
たものである。
【0018】この発明のラインフローファンの製造方法
は、軸付き側板と、仕切り板とその円周方向に不等の間
隔で配列されたブレードとを有する中間ファンと、円周
方向に不等の間隔で配列されたブレードを有する軸付き
ファンとを備えたラインフローファンの製造方法であっ
て、不確定の位相位置で供給される軸付き側板、中間フ
ァン、軸付きファンを、それぞれが具備している位相基
準位置を示す目印を画像処理により検出し、その画像か
ら得られるデータをもとにそれぞれの位相決めを行うも
のである。
【0019】また、軸付き側板と、仕切り板とその円周
方向に不等の間隔で配列されたブレードとを有する中間
ファンと、円周方向に不等の間隔で配列されたブレード
を有する軸付きファンとを備えたラインフローファンの
製造方法であって、位相基準位置を示す目印と、機種ご
とに位相基準位置を示す目印から所定の位相角をなして
配置された機種判別用目印とがなす角度を画像処理によ
り検出し、そのデータを基に機種判別を行うものであ
る。
【0020】この発明に係るラインフローファンの製造
装置は、軸付き側板と、仕切り板とその円周方向に不等
の間隔で配列されたブレードとを有する中間ファンと、
円周方向に不等の間隔で配列されたブレードを有する軸
付きファンとを備えたラインフローファンの製造装置で
あって、位相決めされた中間ファン、軸付きファンの後
工程への供給位置にブレードの内径を保持するボスとブ
レードの端面を受ける台とブレードの間にはまり込みか
つ、はまり込んでくるブレードを案内するためにその先
端を尖った形状にした係止部を有する仮置きジグと、供
給される中間ファン、軸付きファンの仮置きジグに置か
れる時の位相決めのばらつきを、ブレードの間にはまり
込んだ係止部がブレードにたわみを生じさせ、その反力
により補正する機構とを備えたものである。
【0021】この発明に係る組み立て装置は、複数の部
品からなる製品を連続的に組み立てる製造ラインにおい
て、製品を構成する各部品が正しい機種であることをそ
の部品につけられた目印により画像処理を用いて判別す
る手段と、その部品の組み立てるための位置決めをその
部品につけられた目印により画像処理を用いて行う手段
とを備えたものである。
【0022】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1による不等ピッチラインフローファン製造
方法を図面を参照して説明する。図1は実施の形態1に
よる不等ピッチラインフローファンを構成する各部品の
概略図、図2は実施の形態1による不等ピッチラインフ
ローファンの組み立て時の工程図である。不等ピッチラ
インフローファンを構成する軸付き側板10、中間ファ
ン15、軸付きファン20は、a軸5、b軸17をのぞ
いて主に樹脂製であり、射出成形により成形される。
【0023】軸付き側板10は、射出成形時にa軸5が
同時成形され、a側板6とa軸5とから構成される。a
側板6の端面には組み立て時に組み合わされる中間ファ
ン15のブレード11の端部が挿入される挿入溝7がそ
の円周方向に不等の間隔で成形され、挿入溝7のある面
と同じ面の軸付き側板10の位相基準位置に、位相基準
位置を示す目印として傾斜面を備えた突起8(傾斜面を
備えたくぼみや周りとは異なる色をした目印でも可能で
あるがここでは突起として以降の説明を続ける)と、さ
らに、その突起8からある位相角をなした位置に、機種
を判別するための機種判別用目印として傾斜面を備えた
くぼみ9(傾斜面を備えた突起や周りとは異なる色をし
た目印でも可能であるがここではくぼみとして以降の説
明を続ける)を成形する。
【0024】図3は傾斜面を備えた突起またはくぼみの
断面図である。位相基準および機種判別を示す目印であ
る突起やくぼみに傾斜面21を付けたり、目印そのもの
を周りとは異なる色にすることで、後工程で画像処理を
行う場合に軸付き側板10、中間ファン15、軸付きフ
ァン20を真上から照明で照らして画像を作り出したと
き、傾斜面21と水平面、あるいは目印の部分の色の違
いによりできる光の反射の度合いの差が、たとえ、部品
の色が光を吸収する黒色であったとしても、部品の材質
や目印以外の部分にできる色のむらによる光の反射の度
合いの差に比べて大きくでるため、画像の中では傾斜面
21を備えた突起またはくぼみや色の異なる箇所を鮮明
に映し出すことが可能になる。
【0025】また、機種判別は位相基準位置にある目印
と機種判別の目印とのなす角度を機種毎に決めて判別す
る。例えば、機種1は2つの目印のなす角度を45度に
決め、機種2は60度に決めて機種判別できるようにす
る。こうすることで機種判別を角度という数値で判別す
ることが可能になる。また、機種判別は複数の目印の相
対位置の関係を機種ごとに決めて各部品付け、その位置
関係を画像処理により検出し機種判別することでも良
い。
【0026】中間ファン15は、射出成形により成形さ
れる仕切り板12とその円周方向に不等の間隔で配置さ
れたブレード11とからなり、仕切り板12のブレード
11の無い側の面には組み合わされる中間ファン15、
あるいは軸付きファン20のブレード11の端部が挿入
される挿入溝7がその円周方向に不等の間隔で配置さ
れ、挿入溝7のある面と同じ面の仕切り板12の位相基
準位置に傾斜面を備えたくぼみ13(傾斜面を備えた突
起や周りとは異なる色をした目印でも可能であるがここ
ではくぼみとして以降の説明を続ける)を成形し、さら
に軸付き側板10と同様にその傾斜面を備えたくぼみ1
3からある位相角をなした位置に機種を判別するための
傾斜面を備えたくぼみ14(傾斜面を備えた突起や周り
とは異なる色をした目印でも可能であるがここではくぼ
みとして以降の説明を続ける)を成形し、2つのくぼみ
のなす角度を機種により決めることで機種判別ができる
ようにする。
【0027】軸付きファン20は、射出成形時にb軸1
7が同時成形され、b側板16とb軸17とb軸17の
ある面とは反対の面の円周方向に不等の間隔で配置され
たブレード11とからなる。b側板16のb軸17のあ
る面と同じ面の位相基準位置に傾斜を持ったくぼみ18
(傾斜面を備えた突起や周りとは異なる色をした目印で
も可能であるがここではくぼみとして以降の説明を続け
る)を成形し、さらに軸付き側板10と同様にその傾斜
面を備えたくぼみ18からある位相角をなした位置に機
種を判別するための傾斜面を備えたくぼみ19(傾斜面
を備えた突起や周りとは異なる色をした目印でも可能で
あるがここではくぼみとして以降の説明を続ける)を成
形し、2つのくぼみのなす角度を機種により決めること
で機種判別できるようにする。
【0028】まず、射出成形機より取出した軸付き側板
10を位相基準位置を示す傾斜面を備えた突起8と機種
を示す傾斜面を備えたくぼみ9がある面を上にした状態
で1列で専用のコンベアで搬送する。同様に射出成形機
より取出した中間ファン15を位相基準位置を示す傾斜
面を備えたくぼみ13と機種を示す傾斜面を備えたくぼ
み14がある面を上にした状態で1列で専用のコンベア
で搬送する。同様に射出成形機より取出した軸付きファ
ン20を位相基準位置を示す傾斜面を備えたくぼみ18
と機種を示す傾斜面を備えたくぼみ19がある面を上に
した状態で1列で専用のコンベアで搬送する。軸付き側
板10、中間ファン15、軸付きファン20のそれぞれ
を専用のコンベアで組み立て装置まで搬送する。
【0029】図4は組み立て装置の位相決めする部分の
概略図である。組み立て装置は工程順に、軸付き側板1
0、中間ファン15、軸付きファン20のそれぞれを、
画像を認識するための画像処理位置に位置決めするため
の位置決めユニット、画像処理位置の真上に配置し位置
決めした軸付き側板10、中間ファン15、軸付きファ
ン20それぞれの画像を取り込むカメラ22等からなる
画像処理ユニット、画像処理位置にて画像処理を完了し
た軸付き側板10、中間ファン15、軸付きファン20
それぞれを取出し、位相決め、移載する供給ロボット2
3、供給ロボット23が位相決めをして仮置きする仮置
きジグ30、仮置きジグ30から軸付き側板10、中間
ファン15、軸付きファン20それぞれを取出し溶着ユ
ニットに供給する移載ユニット、移載ユニットにより供
給された軸付き側板10、中間ファン15、軸付きファ
ン20それぞれを順次積み上げ溶着(接着等でも可能で
あるがここでは溶着として説明を続ける)する溶着ユニ
ットとから構成される。組み立ては軸付き側板10、中
間ファン15(必要個数)、軸付きファン20の順で順
次一連の工程を経て溶着した結果1個のラインフローフ
ァンになる。
【0030】射出成形機から取出した軸付きファン20
を専用のコンベアで組み立て装置まで搬送する。コンベ
アの先頭にある軸付き側板10を組み立て装置の位置決
めユニットに1個だけ押し出す。位置決めユニットでは
コンベアから押し出された軸付き側板10のa側板6の
円周部を位置決めユニットのシリンダーにより動くV型
をした受けにより基準側の受けに押し付けることで位置
決めを行う。この位置決めした位置が画像処理位置にな
る。
【0031】画像処理位置の真上に画像処理用のカメラ
22と画像処理位置を照らす照明を設置し、軸付き側板
10の位置決めが完了した時点で画像が画像処理ユニッ
トに取り込まれる。取り込まれた画像では軸付き側板1
0の水平面は照明の反射の度合いが強いため白色に、傾
斜面は反射の度合いが弱いため黒色に映し出すことが出
来る。つまり映し出された画像では位相基準位置に付け
られた傾斜面を備えた突起8や機種判別のために付けら
れた傾斜面を備えたくぼみ9は黒色に鮮明に映し出すこ
とが可能になる。
【0032】図5は映し出された画像のイメージ図を示
す。映し出された画像では位置決めされた軸付き側板1
0におけるa側板6の円の中心にあたる位置は常に同じ
中心座標32(画面上のX、Y座標)になる。または、
映し出された画像における軸付き側板10のa側板6の
中心座標32を画像処理により検出できるようにしても
良い。一方で位相基準位置を示す傾斜面を備えた突起8
と機種判別を示す傾斜面を備えたくぼみ9はa側板6の
中心にあたる位置を中心にした決まった任意の半径の円
周上にそれぞれ存在する。つまり、映し出された画像で
は位相基準位置を示す傾斜面を備えた突起8と機種判別
を示す傾斜面を備えたくぼみ9はa側板6の中心座標3
2を中心にした決まった任意の半径の円周上に黒色に表
示されてそれぞれ存在する。
【0033】そこで画像処理ではa側板6の中心にあた
る中心座標32から決まった半径の円上の黒色に表示さ
れている部分2つのそれぞれを検出し、その黒色部分の
画像上の座標(画面上のX、Y座標)を座標33、座標
34として認識する。なお、突起8およびくぼみ9のそ
れぞれをつける位置は、突起8およびくぼみ9の配置さ
れている中心からの半径をあらかじめ画像処理にデータ
として記憶させることで、軸付き側板の中心から任意の
半径上に設定し配置することができる。
【0034】さらに、認識した座標34と中心座標32
を結ぶ仮想の線36と座標33と中心座標32を結ぶ仮
想の線35のなすの角度を中心座標32と座標34、座
標33の相対位置から計算する。計算で求めた角度の結
果が機種判別を示す位相基準位置を示す傾斜面を備えた
突起8と機種判別を示す傾斜面を備えたくぼみ9がなす
角度に等しければ機種判別合格となり、座標34が位相
基準位置であることがわかる。
【0035】また、360度から計算で求めた角度を引
いた値が機種判別を示す位相基準位置を示す傾斜面を備
えた突起8と機種判別を示す傾斜面を備えたくぼみ9が
なす角度に等しければ機種判別合格となり、座標33が
位相基準位置であることがわかる。計算で求めた角度の
結果が上記のいずれにも該当しない時は機種判別不合格
となる。なお、この時の機種を判別するために検出され
た突起8とくぼみ9がなす角度と比較、機種判別するた
めの機種ごとに設定された角度データは操作盤等の外部
から設定したり、装置にデータとして記憶させ、このデ
ータをもとに機種判別を行う。
【0036】ここで、機種判別合格になった場合は位相
基準位置にあたる座標34(結果によっては座標33)
と中心座標32を結ぶ仮想の線36(結果によっては線
35)が画面座標のX軸とのなす角度が位相角度のデー
タとすることができる。画像処理ではこの画像取り込み
から機種判別の計算、位相角度の計算までの一連の処理
を1秒未満で行うことが可能である。つまり、位相基準
位置の検出、機種判別を高速に行うことが可能である。
【0037】また、画像処理を用いて機種判別、位相角
度を得る場合、画像処理により得られた各目印の位置座
標を用いた幾何学的な計算から機種判別、位相角度のデ
ータを得ても良い。また、目印の数や、目印の配置位置
や、目印の形状や、目印の大きさから機種判別、位相角
度のデータを得ても良い。
【0038】画像処理ユニットで画像処理により得られ
たデータを供給ロボット23に送信する。送信するデー
タは、機種判別の合否を機種判別信号ONにて合格、O
FFで不合格の形式で、位相角度は2進数のパラレル信
号で送信する。供給ロボット23は水平多関節ロボット
を使用し、その先端は上下軸と回転軸により上下方向、
回転方向に動かすことができるものである。その先端に
軸付き側板10、中間ファン15、軸付きファン20を
1個保持することができるエアで駆動するチャック24
を具備し、そのチャック24で軸付き側板10、中間フ
ァン15、軸付きファン20を保持することで保持した
部品の移載、位相決めを行うことを可能にしている。
【0039】供給ロボット23は画像処理ユニットから
のデータの受信を完了した時点で、画像処理位置に位置
決めしてある軸付き側板10を保持するために移動を開
始する。その際、供給ロボット23は、位相角度のデー
タとあらかじめわかっている画像処理ユニットの画像の
座標軸と供給ロボット23の座標軸の傾きから、先端の
チャック24の決まった回転方向の位置が相対的に軸付
き側板10の位相基準位置にくるような位置にチャック
24を回転してから軸付き側板10を保持する。また
は、先端のチャック24の決まった回転方向の位置が絶
対的に決まった位置(絶対的に決まった位置は得られた
位相角度のデータによりいくつかの位置を使い分けても
良い)にチャック24を回転してから軸付き側板10を
保持しても良い。
【0040】この時、画像処理位置に位置決めされた軸
付き側板10の機種が不合格の時は、位相角度を無視し
て軸付き側板10を保持しその軸付き側板10を不合格
品として装置外に排出することで異機種が混入しないよ
うにする。こうすることで毎サイクル機種確認を行うこ
とが可能になる。
【0041】供給ロボット23により保持した軸付き側
板10を画像処理位置から取出し、位相基準位置が決ま
った位置になるように位相決めし仮置きジグ30のa面
25に仮置きする。
【0042】ところで、仮置きジグ30は軸付き側板1
0のa軸5が挿入される貫通孔29が設けられ軸付き側
板10のa側板6を受けるa面25と、中間ファン1
5、軸付きファン20のブレード11の内側に挿入さ
れ、挿入された中間ファン15、軸付きファン20の位
置を保持する円筒部で構成されるボス26と、中間ファ
ン15、軸付きファン20のブレード11の端部を受け
る台27と、中間ファン15、軸付きファン20のブレ
ード11の間にはまり込み位相位置を保持しかつ、はま
り込んでくるブレード11を案内し、位相決めのばらつ
きを補正するためにその先端を尖った形状にした係止部
28とからなる。
【0043】また仮置きジグ30はその全体が中心軸を
中心に回転する構造になっており、その回転量はサーボ
モータ31(あるいはステッピングモータ等の数値制御
出来る機器でも可能であるがここではサーボモータとし
て説明を続ける)により制御することで正確に決められ
るようになっている。これは、ラインフローファンを構
成する1個の中間ファン15が具備している挿入溝7と
ブレード11の相対位置に一定のずれが設定されている
ため、中間ファン15、軸付きファン20を積み上げて
順次溶着していくと溶着位置での位相基準位置が挿入溝
7とブレード11の相対位置のずれ量だけ順次ずれてい
くためである。
【0044】つまり、供給ロボット23による中間ファ
ン15、軸付きファン20の位相決めも、供給ロボット
23により中間ファン15、軸付きファン20が仮置き
される仮置きジグ30の係止部28の位置も溶着位置で
の位相基準位置のずれにあわせて順次ずれた位置で位相
決めする必要がある。
【0045】仮置きジグ30に仮置きした軸付き側板1
0は移載ユニットにより溶着ユニットに移載される。移
載ユニットは軸付き側板10のa側板6、中間ファン1
5の仕切り板12、軸付きファン20のb側板16の円
周部を保持するチャックを具備しており、仮置きジグ3
0に位相決めされ置かれた軸付き側板10、中間ファン
15、軸付きファン20をその位相位置を保ったままチ
ャックで保持して取出し、溶着ユニットの溶着位置に移
載するものである。
【0046】軸付き側板10は移載ユニットにより溶着
ユニットの受け台39に置かれ中間ファン15が供給さ
れるまで待機する。
【0047】受け台39は軸付き側板10のa軸5が挿
入される穴が具備されており、受け台39の周囲はa側
板6の円周部分がはまり込み軸付き側板10の位置を保
持する構造になっている。受け台39は、順次積み上げ
られていく中間ファン15の溶着時の高さが一定になる
ように順次下降できる構造になっている。また軸付き側
板10の上に積み上げられる中間ファン15の軸付き側
板10との円筒状の位置をあわせるためにガイド棒38
がラインフローファンの軸方向に当たる方向の受け台3
9の周囲に4本配置され、溶着時にガイド棒38で軸付
き側板10と溶着される中間ファン15をはさみ、位置
を決めることで溶着時に円筒状にずれないようにしてい
る。
【0048】次に、射出成形機から取出し、専用のコン
ベアで組み立て装置まで搬送した中間ファン15は、コ
ンベアの先頭にある1個を組み立て装置の位置決めユニ
ットに押し出し、軸付き側板10と同様に中間ファン1
5の仕切り板12の円周部を位置決めユニットのシリン
ダーにより動くV型をした受けにより基準側受けに押し
付けることで画像処理位置に位置決めを行う。
【0049】画像処理位置では軸付き側板10と同様に
位置決めした中間ファン15の画像を取り込む。取り込
まれた画像では位相基準位置を示す傾斜面を備えたくぼ
み13と、機種判別を示す傾斜面を備えたくぼみ14が
光の反射の度合いが弱いため黒色に映し出され、軸付き
側板10と同様に画像処理を行う。画像処理の結果とし
て供給ロボット23に、機種判別合否のデータと、位相
角度のデータを送信する。なお、軸付き側板同様、くぼ
み13およびくぼみ14のそれぞれをつける位置は、く
ぼみ13およびくぼみ14の配置されている中心からの
半径をあらかじめ画像処理にデータとして記憶させるこ
とで、中間ファンの中心から任意の半径上に設定し配置
することができる。
【0050】供給ロボット23はその先端に具備したチ
ャック24で軸付き側板10と同様に送信されてきたデ
ータをもとに中間ファン15の位相基準位置にチャック
24の決まった位置がくるようにチャック24を回転さ
せ中間ファン15を保持する。この時機種判別が不合格
になった中間ファン15は供給ロボット23により機種
不合格品として装置外に排出され、異機種が混入しない
ようにしている。
【0051】供給ロボット23により保持された中間フ
ァン15を画像処理位置から取出し、位相基準位置が仮
置きジグ30に合うように位相決めし、仮置きジグ30
に仮置きする。この時仮置きジグ30のボス26が中間
ファン15のブレード11の内径にはまり込みかつ、中
間ファン15のブレード11の間に仮置きジグ30の係
止部28がはまり込むことで中間ファン15の位相を保
持するとともに、もし供給ロボット23による位相決め
にばらつきがあった場合は、ブレード11の間にはまり
込んだ係止部28により供給ロボット23により置かれ
た中間ファン15のブレード11にたわみが生じ、供給
ロボット23のチャック24を外したときブレード11
のたわみが元に戻ろうとする反力を生じ、位相決めのば
らつきが正しい位置に補正される。
【0052】つまり、仮置きジグ30の位相位置は先に
説明したようにサーボモータ31により正確に位相決め
されているため、仮置きされた中間ファン15をより正
確な位相位置に位相決めすることになる。また、係止部
28はブレード11の一部が入り込み、かつ入り込んで
くるブレード11を案内するために入り口に傾斜がつけ
られた溝の形態でも良い。
【0053】仮置きジグ30に仮置きした中間ファン1
5は、移載ユニットにより溶着ユニットに移載される。
溶着ユニットの溶着位置に移載した中間ファン15は、
先にセットされた軸付き側板10に位相があった状態で
組み合わせられることになる。組み合わされた軸付き側
板10と中間ファン15をガイド棒38を押し付け位置
ずれが防止された状態で溶着工具37を上から押し当て
超音波を発振する。超音波を発振すると軸付き側板10
と中間ファン15の接合部に超音波振動に起因する熱が
発生し、双方の樹脂が局部的に軟化し混ざり合い発振停
止した時、接合部が自然冷却され軸付き側板10と中間
ファン15が溶着される。溶着が完了すると次の中間フ
ァン15の高さ分だけ受け台39が下降し待機する。
【0054】同様に必要個数の中間ファン15を1個ず
つ順次画像処理、位相決め、溶着を行う。
【0055】最後に、射出成形機から取出し専用のコン
ベアで組み立て装置まで搬送した軸付きファン20は、
コンベアの先頭にある1個を組み立て装置の位置決めユ
ニットに押し出し、中間ファン15と同様にb側板16
の円周部を位置決めユニットのシリンダーにより動くV
型をした受けにより基準側受けに押し付けられることで
画像処理位置に位置決めを行う。
【0056】画像処理位置では中間ファン15と同様に
位置決めした軸付きファン20の画像を取り込む。取り
込まれた画像では位相基準位置を示す傾斜面を備えたく
ぼみ18と、機種判別を示す傾斜面を備えたくぼみ19
が光の反射の度合いが弱いため黒色に映し出される。中
間ファン15と同様にその画像の画像処理を行う。画像
処理の結果として供給ロボット23に、機種判別合否の
データと、位相角度のデータを送信する。なお、中間フ
ァン同様にくぼみ18およびくぼみ19のそれぞれをつ
ける位置は、くぼみ18およびくぼみ19の配置されて
いる中心からの半径をあらかじめ画像処理にデータとし
て記憶させることで、軸付きファンの中心から任意の半
径上に設定し配置することができる。
【0057】以下、中間ファン15と同様に供給ロボッ
ト23により位相決めした状態で仮置きジグ30に仮置
きし、移載ユニットにより溶着ユニットに移載すること
で、すでに溶着が完了している製作途中のラインフロー
ファンの中間ファン15上に位相が合う状態で積み上
げ、超音波溶着により溶着する。軸付きファン20が溶
着されたものを完成したラインフローファンとして組み
立て装置外に自動で排出し、次のラインフローファンの
組み立てを順次行う。
【0058】このような構成で不等ピッチラインフロー
ファンを各ユニットにおいて連続的に動作し、組み立て
ることにより、短時間で軸付き側板10、中間ファン1
5、軸付きファン20の位相基準位置の検出、機種判別
が可能になり、またサーボモータ31により位相位置を
制御され、ブレード11の間にはまり込む係止部28を
持つ仮置きジグ30にいったん、中間ファン15、軸付
きファン20を仮置きすることでより正確な位相決めを
行い溶着位置に不等ピッチラインフローファンを構成す
る各部品を供給することが可能になる。
【0059】なお、上述の実施の形態では、1個の不等
ピッチラインフローファンにおいて、不等ピッチライン
フローファンを構成する軸付き側板、中間ファン、軸付
きファンの備える挿入溝7およびブレード11の円周方
向の配置が決まった不等の配置のものであるが、挿入溝
7及びブレード11の円周方向の配置が軸付き側板、中
間ファン、軸付きファンでそれぞれ異なる不等の配列で
ある不等ピッチラインフローファンであっても、その配
置を角度等のデータとして装置に記憶させることで実施
が可能になる。
【0060】また、上述の実施の形態では、不等ピッチ
ラインフローファンに対して説明したが、軸付き側板、
中間ファン、軸付きファンが備える挿入溝7およびブレ
ード11の円周方向の配列が等ピッチである等ピッチラ
インフローファンや、ブレード11にねじりが付けられ
たスキュータイプのラインフローファンの組み立てにお
いても応用できる。
【0061】また、上述の実施の形態では、ラインフロ
ーファンを例に挙げて説明したが、同様に複数の部品か
らなる製品を連続的に組み立てるラインにおいて、供給
される部品が正しい機種であることを確認するための手
段としてその部品にラインフローファンを例に挙げて記
載したのと同様の目印を付け、画像処理を用いた装置に
てその目印を検出しすることや、供給される部品の組み
立てのための位置決めを行うために、部品の基準位置に
ラインフローファンを例に挙げて記載したのと同様の目
印を画像処理を用いた装置にて検出し、画像処理により
得られたデータをもとに位置決めを行うこともにも応用
できる。
【0062】さらに、機種判別を2点の目印間の角度で
行った例を示したが、これに変えて、目印の個数や位置
関係などを応用した他の幾何学的データ要素となりうる
目印の態様を採用しても良い。
【0063】
【発明の効果】この発明に係るラインフローファンは、
位相基準位置に画像処理によりその位置の検出を可能に
した目印を、軸付き側板、中間ファン、軸付きファンの
それぞれに備えたものであるから、精度良く位相位置を
確認することが容易である。
【0064】また、画像処理によりその位置の検出を可
能にした機種判別用目印が、機種ごとに位相基準位置か
ら所定の位相角をなして配置されたものであるから、正
しく製造されて信頼性の高いものがえられる。
【0065】また、目印を傾斜面を備えた突起またはく
ぼみで構成したので、傾斜面と水平面によりできる光の
反射の度合いの差が、たとえ、部品の色が光を吸収する
黒色であったとしても、部品の材質や目印以外の部分に
できる色のむらによる光の反射の度合いの差に比べて大
きくでるため、画像の中では傾斜面を備えた突起または
くぼみを鮮明に映し出すことが可能になる。
【0066】また、目印を周囲と異なる色で構成したの
で、目印の部分の色の違いによりできる光の反射の度合
いの差が、たとえ、部品の色が光を吸収する黒色であっ
たとしても、部品の材質や目印以外の部分にできる色の
むらによる光の反射の度合いの差に比べて大きくでるた
め、画像の中では色の異なる箇所を鮮明に映し出すこと
が可能になる。
【0067】この発明に係るラインフローファンの製造
方法は、不確定の位相位置で供給される軸付き側板、中
間ファン、軸付きファンを、それぞれが具備している位
相基準位置を示す目印を画像処理により検出し、その画
像から得られるデータをもとにそれぞれの位相決めを行
うものであるから、高速で正確に前記処理を行うことが
出来るとともに、装置も安価にでき小型化できる。
【0068】また、位相基準位置を示す目印と、機種ご
とに位相基準位置を示す目印から所定の位相角をなして
配置された機種判別用目印とがなす角度を画像処理によ
り検出し、そのデータを基に機種判別を行うものである
から、機種判別にかんする誤りを極めて少なくすること
が可能となり、信頼性の高い製品を、低い製造損失率で
得ることができる。
【0069】この発明に係るラインフローファンの製造
装置は、位相決めされた中間ファン、軸付きファンの後
工程への供給位置にブレードの内径を保持するボスとブ
レードの端面を受ける台とブレードの間にはまり込みか
つ、はまり込んでくるブレードを案内するためにその先
端を尖った形状にした係止部を有する仮置きジグと、供
給される中間ファン、軸付きファンの仮置きジグに置か
れる時の位相決めのばらつきを、ブレードの間にはまり
込んだ係止部がブレードにたわみを生じさせ、その反力
により補正する機構とを備えたものであるから、精度良
く所定の位置に積み上げることができるので、次工程で
の溶着または接着が正確にかつ容易に行うことができ
る。
【0070】この発明に係る組み立て装置は、複数の部
品からなる製品を連続的に組み立てる製造ラインにおい
て、製品を構成する各部品が正しい機種であることをそ
の部品につけられた目印により画像処理を用いて判別す
る手段と、その部品の組み立てるための位置決めをその
部品につけられた目印により画像処理を用いて行う手段
とを備えたものであるから、信頼性の高い製品を、精度
良く、効率的に組み立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における不等ピッチ
ラインフローファンを構成する軸付き側板、中間ファ
ン、軸付きファンの概略図である。
【図2】 この発明の実施の形態1おける不等ピッチラ
インフローファン製造工程図である。
【図3】 この発明の実施の形態1における傾斜面を備
えた突起またはくぼみの断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態1における画像処理、
供給ロボット、仮置きジグを備えた装置の概略図であ
る。
【図5】 この発明の実施の形態1における画像処理に
より取り込まれた画像のイメージ図である。
【図6】 この発明の実施の形態1における超音波溶着
ユニットの概略図である。
【図7】 従来の等ピッチ又は不等ピッチラインフロー
ファンの概略図である。
【図8】 従来の不等ピッチラインフローファンの製造
工程図である。
【図9】 従来の位相決め装置の概略図である。
【符号の説明】
1 回転テーブル、2 センサ、3 目印、4 モー
タ、5 a軸、6 a側板、7 挿入溝、8 突起(位
相基準位置)、9 くぼみ(機種判別用)、10軸付き
側板、11 ブレード、12 仕切り板、13 くぼみ
(位相基準位置)、14 くぼみ(機種判別用)、15
中間ファン、16 b側板、17 b軸、18 くぼ
み(位相基準位置)、19 くぼみ(機種判別用)、2
0 軸付きファン、21 傾斜面、22 カメラ、23
供給ロボット、24 チャック、25 a面、26
ボス、27 台、28 係止部、29 貫通孔、30
仮置きジグ、31 サーボモータ、32 中心座標、3
3 座標、34 座標、35 線、36 線、37 溶
着工具、38 ガイド棒、39 受け台。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H031 AA02 AA05 BA01 BA06 BA08 CA02 3H033 AA02 AA18 BB02 BB09 CC01 DD01 DD06 DD09 DD12 DD17 DD25 DD26 DD30 EE05 EE09 5H303 AA30 BB01 BB06 BB14 EE03 EE08

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸付き側板と、仕切り板とその円周方向
    に不等の間隔で配列されたブレードとを有する中間ファ
    ンと、円周方向に不等の間隔で配列されたブレードを有
    する軸付きファンとを備えたラインフローファンにおい
    て、 前記軸付き側板、中間ファン、軸付きファンのそれぞれ
    に、位相基準位置に画像処理により該位相基準位置の検
    出を可能にした目印を備えたことを特徴とするラインフ
    ローファン。
  2. 【請求項2】 機種ごとに前記位相基準位置を示す目印
    から所定の位相角をなして配置され、画像処理によりそ
    の位置の検出を可能にした機種判別用目印を備えたこと
    を特徴とする請求項1記載のラインフローファン。
  3. 【請求項3】 前記目印は、傾斜面を備えた突起または
    くぼみで構成されたことを特徴とする請求項1又は請求
    項2記載のラインフローファン。
  4. 【請求項4】 前記目印は、周囲と異なる色で構成され
    たことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のライン
    フローファン。
  5. 【請求項5】 軸付き側板と、仕切り板とその円周方向
    に不等の間隔で配列されたブレードとを有する中間ファ
    ンと、円周方向に不等の間隔で配列されたブレードを有
    する軸付きファンとを備えたラインフローファンの製造
    方法であって、 不確定の位相位置で供給される前記軸付き側板、中間フ
    ァン、軸付きファンを、それぞれが具備している位相基
    準位置を示す目印を画像処理により検出し、その画像か
    ら得られるデータをもとにそれぞれの位相決めを行うこ
    とを特徴とするラインフローファンの製造方法。
  6. 【請求項6】 軸付き側板と、仕切り板とその円周方向
    に不等の間隔で配列されたブレードとを有する中間ファ
    ンと、円周方向に不等の間隔で配列されたブレードを有
    する軸付きファンとを備えたラインフローファンの製造
    方法であって、 位相基準位置を示す目印と、機種ごとに前記位相基準位
    置を示す目印から所定の位相角をなして配置された機種
    判別用目印とがなす角度を画像処理により検出し、その
    データを基に機種判別を行うことを特徴とするラインフ
    ローファンの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記目印は、傾斜面を備えた突起または
    くぼみで構成されたことを特徴とする請求項5又は請求
    項6記載のラインフローファンの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記目印は、周囲と異なる色で構成され
    たことを特徴とする請求項5又は請求項6記載のライン
    フローファンの製造方法。
  9. 【請求項9】 軸付き側板と、仕切り板とその円周方向
    に不等の間隔で配列されたブレードとを有する中間ファ
    ンと、円周方向に不等の間隔で配列されたブレードを有
    する軸付きファンとを備えたラインフローファンの製造
    装置であって、 位相決めされた前記中間ファン、軸付きファンの後工程
    への供給位置にブレードの内径を保持するボスとブレー
    ドの端面を受ける台とブレードの間にはまり込みかつ、
    はまり込んでくるブレードを案内するためにその先端を
    尖った形状にした係止部を有する仮置きジグと、 供給される前記中間ファン、軸付きファンの前記仮置き
    ジグに置かれる時の位相決めのばらつきを、ブレードの
    間にはまり込んだ前記係止部がブレードにたわみを生じ
    させ、その反力により補正する機構と、を備えたことを
    特徴とするラインフローファンの製造装置。
  10. 【請求項10】 複数の部品からなる製品を連続的に組
    み立てる製造ラインにおいて、 前記製品を構成する各部品が正しい機種であることをそ
    の部品につけられた目印により画像処理を用いて判別す
    る手段と、 その部品の組み立てるための位置決めをその部品につけ
    られた目印により画像処理を用いて行う手段と、を備え
    たことを特徴とする組み立て装置。
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