JP2000064848A - ターボチャージャ - Google Patents
ターボチャージャInfo
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- JP2000064848A JP2000064848A JP10235536A JP23553698A JP2000064848A JP 2000064848 A JP2000064848 A JP 2000064848A JP 10235536 A JP10235536 A JP 10235536A JP 23553698 A JP23553698 A JP 23553698A JP 2000064848 A JP2000064848 A JP 2000064848A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- impeller
- inlet
- circulation flow
- turbocharger
- leading edge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D29/00—Details, component parts, or accessories
- F04D29/40—Casings; Connections of working fluid
- F04D29/42—Casings; Connections of working fluid for radial or helico-centrifugal pumps
- F04D29/4206—Casings; Connections of working fluid for radial or helico-centrifugal pumps especially adapted for elastic fluid pumps
- F04D29/4213—Casings; Connections of working fluid for radial or helico-centrifugal pumps especially adapted for elastic fluid pumps suction ports
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D29/00—Details, component parts, or accessories
- F04D29/66—Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing
- F04D29/68—Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing by influencing boundary layers
- F04D29/681—Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing by influencing boundary layers especially adapted for elastic fluid pumps
- F04D29/685—Inducing localised fluid recirculation in the stator-rotor interface
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Supercharger (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 循環流を強めて作動域をより低流量側へ拡大
できるターボチャージャを提供すること。 【解決手段】 排気タービンにより回転駆動されるイン
ペラ２と、インペラ２を収容するケーシング３とを備え
たターボチャージャ１において、ケーシング３に、イン
ペラ２のリーディングエッジ９に対向する位置に入口１
０を有すると共にインペラ２より上流側に出口１１を有
する循環流路１２を形成したもの。循環流路１２の入口
１０には、空気がインペラ２のリーディングエッジ９に
流れ当たって跳ね返ったときに生じるエネルギが加わ
り、かかるエネルギによって循環流２４が生成される。
循環流２４をリーディングエッジ９での流れの衝突損失
によるエネルギを利用して生成しているので、入口１０
と出口１１との圧力差に基づいて循環流を生成していた
従来タイプと比べると循環流を強めることができる。
できるターボチャージャを提供すること。 【解決手段】 排気タービンにより回転駆動されるイン
ペラ２と、インペラ２を収容するケーシング３とを備え
たターボチャージャ１において、ケーシング３に、イン
ペラ２のリーディングエッジ９に対向する位置に入口１
０を有すると共にインペラ２より上流側に出口１１を有
する循環流路１２を形成したもの。循環流路１２の入口
１０には、空気がインペラ２のリーディングエッジ９に
流れ当たって跳ね返ったときに生じるエネルギが加わ
り、かかるエネルギによって循環流２４が生成される。
循環流２４をリーディングエッジ９での流れの衝突損失
によるエネルギを利用して生成しているので、入口１０
と出口１１との圧力差に基づいて循環流を生成していた
従来タイプと比べると循環流を強めることができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの排気過
給機としてのターボチャージャに係り、特に、サージ特
性の改善を図ったターボチャージャに関する。
給機としてのターボチャージャに係り、特に、サージ特
性の改善を図ったターボチャージャに関する。
【０００２】
【従来の技術】図３に示すように、ターボチャージャａ
は、排気タービンによって回転駆動されるインペラｂ
と、そのインペラｂを収容するケーシングｃとを備えて
おり、インデューサｄから吸い込んだ空気をインペラｂ
で加速し、ディフューザｅで減速して圧力に変換し、ス
クロール室ｆで整流してエンジンに供給するものであ
る。
は、排気タービンによって回転駆動されるインペラｂ
と、そのインペラｂを収容するケーシングｃとを備えて
おり、インデューサｄから吸い込んだ空気をインペラｂ
で加速し、ディフューザｅで減速して圧力に変換し、ス
クロール室ｆで整流してエンジンに供給するものであ
る。
【０００３】従来、上記ケーシングｃに、インペラｂの
ブレード側部に対向する位置に入口ｇを有すると共にイ
ンペラｂより上流側に出口ｈを有する循環流路ｉを設
け、低流量域におけるサージ特性の改善を図ったものが
知られている（特開平5-60097号公報、特開昭62-178799
号公報等）。
ブレード側部に対向する位置に入口ｇを有すると共にイ
ンペラｂより上流側に出口ｈを有する循環流路ｉを設
け、低流量域におけるサージ特性の改善を図ったものが
知られている（特開平5-60097号公報、特開昭62-178799
号公報等）。
【０００４】かかるターボチャージャａは、吸気低流量
時においては、インペラｂによる加速・加圧途中のエア
圧および遠心力が作用する入口ｇ近傍の圧力の方が、吸
込側に位置する出口ｈ近傍の圧力よりも高くなるため、
図中矢印で示すような循環流ｊが発生する。この循環流
ｊにより、インペラｂの吸込領域で発生した失速流れが
入口ｇから吸引除去され、サージ限界が低流量側に広が
るのである。
時においては、インペラｂによる加速・加圧途中のエア
圧および遠心力が作用する入口ｇ近傍の圧力の方が、吸
込側に位置する出口ｈ近傍の圧力よりも高くなるため、
図中矢印で示すような循環流ｊが発生する。この循環流
ｊにより、インペラｂの吸込領域で発生した失速流れが
入口ｇから吸引除去され、サージ限界が低流量側に広が
るのである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】この原理によれば、循
環流ｊをより強めることができれば、インペラｂの吸込
領域で発生した失速流れをより効率よく吸引除去できる
ため、サージ限界をより低流量側に広げることができ
る。
環流ｊをより強めることができれば、インペラｂの吸込
領域で発生した失速流れをより効率よく吸引除去できる
ため、サージ限界をより低流量側に広げることができ
る。
【０００６】しかし、上記ターボチャージャａにおいて
は、循環流ｊをその入口ｇ近傍と出口ｊ近傍との圧力差
に基づいて発生させているため、かかる循環流ｊを強め
るには限界があった。
は、循環流ｊをその入口ｇ近傍と出口ｊ近傍との圧力差
に基づいて発生させているため、かかる循環流ｊを強め
るには限界があった。
【０００７】以上の事情を考慮して創案された本発明の
目的は、循環流を強めて作動域をより低流量側へ拡大で
きるターボチャージャを提供することにある。
目的は、循環流を強めて作動域をより低流量側へ拡大で
きるターボチャージャを提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明は、排気タービンにより回転駆動されるインペラ
と、該インペラを収容するケーシングとを備えたターボ
チャージャにおいて、上記ケーシングに、インペラのリ
ーディングエッジに対向する位置に入口を有すると共に
インペラより上流側に出口を有する循環流路を形成した
ものである。
発明は、排気タービンにより回転駆動されるインペラ
と、該インペラを収容するケーシングとを備えたターボ
チャージャにおいて、上記ケーシングに、インペラのリ
ーディングエッジに対向する位置に入口を有すると共に
インペラより上流側に出口を有する循環流路を形成した
ものである。
【０００９】本発明によれば、循環流路の入口がインペ
ラのリーディングエッジに対向する位置に配置されてい
るので、その入口には空気がリーディングエッジに流れ
当たって跳ね返ったときに生じるエネルギ（リーディン
グエッジでの流れの衝突損失によるエネルギ）が加わ
り、かかるエネルギによって循環流が生成される。
ラのリーディングエッジに対向する位置に配置されてい
るので、その入口には空気がリーディングエッジに流れ
当たって跳ね返ったときに生じるエネルギ（リーディン
グエッジでの流れの衝突損失によるエネルギ）が加わ
り、かかるエネルギによって循環流が生成される。
【００１０】すなわち、本発明は、リーディングエッジ
での流れの衝突損失によるエネルギを利用して循環流を
生成しているので、入口と出口との圧力差に基づいて循
環流を生成していた従来タイプと比べると循環流を強め
ることができ、作動域をより低流量側へ拡大できる。
での流れの衝突損失によるエネルギを利用して循環流を
生成しているので、入口と出口との圧力差に基づいて循
環流を生成していた従来タイプと比べると循環流を強め
ることができ、作動域をより低流量側へ拡大できる。
【００１１】また、本発明によれば、循環流路の入口が
インペラのリーディングエッジに対向する位置に配置さ
れているので、リーディングエッジにおける流れの衝突
によって生じた失速セル（剥離領域）が速やかに入口を
通って循環流路へ逃される。これによってもサージング
を抑制でき、作動域をより低流量側へ拡大できる。
インペラのリーディングエッジに対向する位置に配置さ
れているので、リーディングエッジにおける流れの衝突
によって生じた失速セル（剥離領域）が速やかに入口を
通って循環流路へ逃される。これによってもサージング
を抑制でき、作動域をより低流量側へ拡大できる。
【００１２】なお、上記循環流路の入口および出口は、
ケーシングの周方向に沿って円環状に形成されたリング
穴であってもよい。
ケーシングの周方向に沿って円環状に形成されたリング
穴であってもよい。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基いて説明する。
図面に基いて説明する。
【００１４】図１(a) に、本実施形態に係るターボチャ
ージャ１の部分側断面図を示す。ターボチャージャ１
は、排気タービンにより回転駆動されるインペラ２と、
インペラを収容するケーシング３とを備えている。イン
ペラ２は、円錐状に形成されたロータ４と、ロータ４に
ラジアル状に取り付けられたブレード５とからなる。ブ
レード５は、フルブレード５ａとハーフブレード５ｂと
が交互に配置されている。
ージャ１の部分側断面図を示す。ターボチャージャ１
は、排気タービンにより回転駆動されるインペラ２と、
インペラを収容するケーシング３とを備えている。イン
ペラ２は、円錐状に形成されたロータ４と、ロータ４に
ラジアル状に取り付けられたブレード５とからなる。ブ
レード５は、フルブレード５ａとハーフブレード５ｂと
が交互に配置されている。
【００１５】ケーシング３には、空気（吸気）をインペ
ラ２に導くインデューサ６と、インペラ２から吹き出さ
れた空気を減速して圧力に変換するディフューザ７とが
設けられている。ディフューザ７には、当該ディフュー
ザ７から吹き出された空気を整流するスクロール室８が
接続されている。スクロール室８から吹き出された空気
は、エンジンの吸気系に供給される。
ラ２に導くインデューサ６と、インペラ２から吹き出さ
れた空気を減速して圧力に変換するディフューザ７とが
設けられている。ディフューザ７には、当該ディフュー
ザ７から吹き出された空気を整流するスクロール室８が
接続されている。スクロール室８から吹き出された空気
は、エンジンの吸気系に供給される。
【００１６】かかるターボチャージャ１は、インデュー
サ６から吸い込んだ空気をインペラ２で加速し、ディフ
ューザ７で減速して圧力に変換し、スクロール室８で整
流してエンジンに供給する。これにより、エンジンが過
給され、エンジン出力が増大する。
サ６から吸い込んだ空気をインペラ２で加速し、ディフ
ューザ７で減速して圧力に変換し、スクロール室８で整
流してエンジンに供給する。これにより、エンジンが過
給され、エンジン出力が増大する。
【００１７】ケーシング３には、フルブレード５ａのリ
ーディングエッジ９に対向する位置に入口１０を有する
と共にインペラ２より上流側に出口１１を有する循環流
路１２が形成されている。
ーディングエッジ９に対向する位置に入口１０を有する
と共にインペラ２より上流側に出口１１を有する循環流
路１２が形成されている。
【００１８】詳しくは、入口１０は、インペラ２を収容
するケーシング３の周方向に沿って円環状に形成された
リング穴からなり、リング穴の上流側縁１０ａより僅か
に後流側にフルブレード５ａのリーディングエッジ９が
位置するように配置されている。出口１１は、同様に周
方向に沿って円環状に形成されたリング穴からなり、イ
ンペラ２より所定距離上流側に配置されている。
するケーシング３の周方向に沿って円環状に形成された
リング穴からなり、リング穴の上流側縁１０ａより僅か
に後流側にフルブレード５ａのリーディングエッジ９が
位置するように配置されている。出口１１は、同様に周
方向に沿って円環状に形成されたリング穴からなり、イ
ンペラ２より所定距離上流側に配置されている。
【００１９】入口１０と出口１１との間には、インペラ
２の軸芯１３と平行にパイプ状に形成されたセパレータ
１４が配置されている。セパレータ１４は、インデュー
サ６を構成する吸込管１５に、リブ１６を介して一体的
に取り付けられている。吸込管１５には、当該吸込管１
５をケーシング３に組み付けたとき、ケーシング３の凹
部１７に当接する凸部１８が設けられている。凹部１７
に凸部１８が当接したとき、吸込管１５の挿入先端とケ
ーシング３の受入先端との間に、入口１０が形成される
ようになっている。
２の軸芯１３と平行にパイプ状に形成されたセパレータ
１４が配置されている。セパレータ１４は、インデュー
サ６を構成する吸込管１５に、リブ１６を介して一体的
に取り付けられている。吸込管１５には、当該吸込管１
５をケーシング３に組み付けたとき、ケーシング３の凹
部１７に当接する凸部１８が設けられている。凹部１７
に凸部１８が当接したとき、吸込管１５の挿入先端とケ
ーシング３の受入先端との間に、入口１０が形成される
ようになっている。
【００２０】セパレータ１４の径方向外方には、入口１
０から取り込んだ空気（吸気）を出口１１に導くための
チャンバ１９が形成されている。チャンバ１９は、スク
ロール室８の内側室壁２０とセパレータ１４の外周面２
１とケーシング３の一部２２と吸込管１５の一部２３と
で区画されており、周方向にリング状に繋がって形成さ
れている。このチャンバ１９と入口１０と出口１１と
が、循環流路１２を構成することになる。
０から取り込んだ空気（吸気）を出口１１に導くための
チャンバ１９が形成されている。チャンバ１９は、スク
ロール室８の内側室壁２０とセパレータ１４の外周面２
１とケーシング３の一部２２と吸込管１５の一部２３と
で区画されており、周方向にリング状に繋がって形成さ
れている。このチャンバ１９と入口１０と出口１１と
が、循環流路１２を構成することになる。
【００２１】以上の構成からなる本実施形態の作用を述
べる。
べる。
【００２２】図１(a) に示すように、循環流路１２の入
口１０がインペラ２のフルブレード５ａのリーディング
エッジ９に対向する位置に配置されているので、その入
口１０には空気がリーディングエッジ９に流れ当たって
跳ね返ったときに生じるエネルギ（リーディングエッジ
９での流れの衝突損失によるエネルギ）が加わり、かか
るエネルギによってインペラ２側の空気の一部が入口１
０を通ってチャンバ１９内に流入して出口１１から流出
し、循環流２４が生成される。
口１０がインペラ２のフルブレード５ａのリーディング
エッジ９に対向する位置に配置されているので、その入
口１０には空気がリーディングエッジ９に流れ当たって
跳ね返ったときに生じるエネルギ（リーディングエッジ
９での流れの衝突損失によるエネルギ）が加わり、かか
るエネルギによってインペラ２側の空気の一部が入口１
０を通ってチャンバ１９内に流入して出口１１から流出
し、循環流２４が生成される。
【００２３】詳しくは、ターボチャージャ１を通過する
空気流量が少ない吸気低流量時においては、上述のエネ
ルギが加わって加圧される入口１０近傍の圧力が、イン
デューサ６のテーパ面２５によって加速された吸気が吹
き抜けて負圧気味となる出口１１近傍の圧力よりも大き
くなるため、上記循環流２４が生じる。他方、吸気高流
量時においては、出口１１近傍の空気密度が高まるた
め、出口１１近傍の圧力と入口１０近傍の圧力とが略等
しくなり、上述の循環流２４は生じなくなる。
空気流量が少ない吸気低流量時においては、上述のエネ
ルギが加わって加圧される入口１０近傍の圧力が、イン
デューサ６のテーパ面２５によって加速された吸気が吹
き抜けて負圧気味となる出口１１近傍の圧力よりも大き
くなるため、上記循環流２４が生じる。他方、吸気高流
量時においては、出口１１近傍の空気密度が高まるた
め、出口１１近傍の圧力と入口１０近傍の圧力とが略等
しくなり、上述の循環流２４は生じなくなる。
【００２４】このように、循環流２４は吸気低流量時の
みに生じる。ここで、本実施形態においては、循環流２
４をリーディングエッジ９での流れの衝突損失によるエ
ネルギを利用して生成しているので、図３に示すように
入口ｇと出口ｈとの圧力差に基づいて循環流ｊを生成し
ていた従来タイプと比べると循環流２４を強めることが
できる。よって、作動域をより低流量側へ拡大できる。
みに生じる。ここで、本実施形態においては、循環流２
４をリーディングエッジ９での流れの衝突損失によるエ
ネルギを利用して生成しているので、図３に示すように
入口ｇと出口ｈとの圧力差に基づいて循環流ｊを生成し
ていた従来タイプと比べると循環流２４を強めることが
できる。よって、作動域をより低流量側へ拡大できる。
【００２５】また、本実施形態によれば、図１(a) に示
すように、循環流路１２の入口１０がインペラ２のフル
ブレード５ａのリーディングエッジ９に対向する位置に
配置されているので、吸気低流量時に、リーディングエ
ッジ９における流れの衝突によって生じた失速セル（剥
離領域）が速やかに入口１０を通って循環流路１２へ逃
される。よって、これによってもサージングを抑制で
き、作動域をより低流量側へ拡大できる。
すように、循環流路１２の入口１０がインペラ２のフル
ブレード５ａのリーディングエッジ９に対向する位置に
配置されているので、吸気低流量時に、リーディングエ
ッジ９における流れの衝突によって生じた失速セル（剥
離領域）が速やかに入口１０を通って循環流路１２へ逃
される。よって、これによってもサージングを抑制で
き、作動域をより低流量側へ拡大できる。
【００２６】また、図１(a) に示す循環流２４は、実際
にはインペラ２の回転に多少引き摺られるため、リング
状のセパレータ１４の廻りをその長手方向（周方向）に
沿って多少ズレながら螺旋状に周回する。これにより、
インペラ２の入口側の流れに予旋回が与えられ、インデ
ューサ６での失速が抑制される。
にはインペラ２の回転に多少引き摺られるため、リング
状のセパレータ１４の廻りをその長手方向（周方向）に
沿って多少ズレながら螺旋状に周回する。これにより、
インペラ２の入口側の流れに予旋回が与えられ、インデ
ューサ６での失速が抑制される。
【００２７】さて、本発明者は、図１(a) に示すように
入口１０をインペラ２のリーディングエッジ９の対向位
置とした本実施形態のターボチャージャ１と、図１(b)
に示すように入口１０をインペラ２のリーディングエッ
ジ９より後流側とした従来タイプのターボチャージャ１
ａとを比較実験した。なお、両ターボチャージャ１、１
ａは、入口１０の場所以外は同一形状となっている。
入口１０をインペラ２のリーディングエッジ９の対向位
置とした本実施形態のターボチャージャ１と、図１(b)
に示すように入口１０をインペラ２のリーディングエッ
ジ９より後流側とした従来タイプのターボチャージャ１
ａとを比較実験した。なお、両ターボチャージャ１、１
ａは、入口１０の場所以外は同一形状となっている。
【００２８】実験結果を図２に示す。図示するように、
本実施形態のサージライン２６の方が従来タイプのサー
ジライン２７よりも低流量側に移動しており、本実施形
態のターボチャージャ１の方が従来タイプのターボチャ
ージャ１ａよりも作動領域が低流量側に広がり、効率も
殆ど低下していないことが明らかになった。なお、図
中、ライン２８、２９はインペラ２の周速度（回転数）
を表している。
本実施形態のサージライン２６の方が従来タイプのサー
ジライン２７よりも低流量側に移動しており、本実施形
態のターボチャージャ１の方が従来タイプのターボチャ
ージャ１ａよりも作動領域が低流量側に広がり、効率も
殆ど低下していないことが明らかになった。なお、図
中、ライン２８、２９はインペラ２の周速度（回転数）
を表している。
【００２９】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るターボ
チャージャによれば、吸気のサージラインを低流量側へ
移動でき、作動域を低流量側へ広げることができる。
チャージャによれば、吸気のサージラインを低流量側へ
移動でき、作動域を低流量側へ広げることができる。
【図１】図１(a) は本発明の一実施形態を示すターボチ
ャージャの部分断面図であり、図１(b) は対比例を示す
ターボチャージャの部分断面図である。
ャージャの部分断面図であり、図１(b) は対比例を示す
ターボチャージャの部分断面図である。
【図２】本実施形態のターボチャージャと対比例のター
ボチャージャとの実験結果を示す図である。
ボチャージャとの実験結果を示す図である。
【図３】従来例を示すターボチャージャの部分断面図で
ある。
ある。
１ ターボチャージャ
２ インペラ
３ ケーシング
９ リーディングエッジ
１０ 入口
１１ 出口
１２ 循環流路
Claims (2)
- 【請求項１】 排気タービンにより回転駆動されるイン
ペラと、該インペラを収容するケーシングとを備えたタ
ーボチャージャにおいて、上記ケーシングに、インペラ
のリーディングエッジに対向する位置に入口を有すると
共にインペラより上流側に出口を有する循環流路を形成
したことを特徴とするターボチャージャ。 - 【請求項２】 上記循環流路の入口および出口が、ケー
シングの周方向に沿って円環状に形成されたリング穴で
ある請求項１記載のターボチャージャ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10235536A JP2000064848A (ja) | 1998-08-21 | 1998-08-21 | ターボチャージャ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10235536A JP2000064848A (ja) | 1998-08-21 | 1998-08-21 | ターボチャージャ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000064848A true JP2000064848A (ja) | 2000-02-29 |
Family
ID=16987443
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10235536A Pending JP2000064848A (ja) | 1998-08-21 | 1998-08-21 | ターボチャージャ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000064848A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN102428282A (zh) * | 2009-10-16 | 2012-04-25 | 三菱重工业株式会社 | 排气涡轮增压装置的压缩机 |
| WO2012090723A1 (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-05 | 三菱重工業株式会社 | 排気ターボ過給機のハウジング構造 |
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