JP2000064822A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

内燃機関の排気浄化装置

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JP2000064822A
JP2000064822A JP10229098A JP22909898A JP2000064822A JP 2000064822 A JP2000064822 A JP 2000064822A JP 10229098 A JP10229098 A JP 10229098A JP 22909898 A JP22909898 A JP 22909898A JP 2000064822 A JP2000064822 A JP 2000064822A
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸蔵型NOx触媒を備えた排気浄化装置にお
いて、運転状態がリーン空燃比運転からリッチ空燃比運
転に切り換わり、吸蔵型NOx触媒に吸蔵されたNOxが
還元除去される場合においても、NOxを常に確実に浄
化可能な内燃機関の排気浄化装置を提供する。 【解決手段】 空燃比徐変手段により、空燃比がリーン
空燃比とリッチ空燃比間で徐々に変化(テーリング処
理)させられて内燃機関の運転状態がリーン空燃比運転
状態とリッチ空燃比運転状態とで徐々に切り換わるが、
理論空燃比近傍の所定の空燃比範囲(値12〜値18)
では、空燃比変化率変更手段により空燃比の変化率が大
きく、例えば無限大に変更させられるよう構成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の排気浄
化装置に係り、詳しくは、吸蔵型NOx触媒に吸蔵され
たNOxを除去する技術に関する。 【0002】 【関連する背景技術】近年、燃費が良く且つCO2(二
酸化炭素)の排出量等が少ないことから、空燃比を理論
空燃比(値14.7)よりも希薄側(リーン側)の目標
値に制御可能とし、理論空燃比運転やリッチ空燃比運転
のみならずリーン空燃比運転を実現した内燃機関(リー
ンバーンエンジン)が開発され車両用内燃機関として実
用化されている。 【0003】ところが、このように空燃比をリーン空燃
比とすると、従来の三元触媒ではその浄化特性から排ガ
ス中のNOx(窒素酸化物)を充分に浄化できないとい
う問題があり、最近では、酸素過剰雰囲気においてもN
Oxを浄化できる吸蔵型NOx触媒が開発され実用化され
ている。吸蔵型NOx触媒は、酸素過剰状態(酸化雰囲
気)において排ガス中のNOxを硝酸塩X−NO3として
付着させ吸蔵し、貴金属(白金Pt、ロジウムRh)の
触媒作用により、該吸蔵したNOxをCO(一酸化炭
素)過剰状態(還元雰囲気)でN2(窒素)に還元させ
る特性(同時に炭酸塩X−CO3が生成される)を有し
た触媒として構成されている。 【0004】実際には、リーン空燃比運転が継続する
と、空燃比を理論空燃比またはその近傍値に制御するよ
うなリッチ空燃比運転に定期的に切換え(これをリッチ
スパイクという)、これにより、COの多い還元雰囲気
を生成し、吸蔵したNOxを浄化還元(NOxパージ)し
て吸蔵型NOx触媒の再生を図るようにしている。ここ
で、図6を参照すると、例えばバリウムBa、白金P
t、ロジウムRhを用いた吸蔵型NOx触媒におけるN
Oxパージの様子が模式的に示されており、以下当該同
図に基づきNOxパージのメカニズムについて代表的な
反応をもとににして簡単に説明する。 【0005】リーン空燃比運転時には、排ガス中のNO
xが触媒基材(例えば、Al23)上に存在する炭酸塩
X−CO3(ここではバリウムBaを存在させてBaC
3としており、この炭酸塩BaCO3は常に容易に他の
塩に置換可能な状態で存在している)と反応して硝酸塩
X−NO3(ここでは上記同様にしてBa(NO3)2とし
ている)が生成されている。そして、このように生成さ
れた硝酸塩Ba(NO3)2はNOx触媒上に付着すること
になり、これによりNOxが吸蔵型NOx触媒に吸蔵され
る。 【0006】そして、リッチスパイクが実施され、吸蔵
型NOx触媒が還元雰囲気とされると、先ず、排ガス中
のCOの存在の下に、白金Ptの触媒作用によって図中
のNOx解離反応が起こり、触媒上のBa(NO3)2
当該COと反応して炭酸塩BaCO3とNOとに分解さ
れる。その後さらに、COの存在の下に、ロジウムRh
の触媒作用によって図中のNOx還元反応が起こり、
上記NOが当該COと反応してN2とCO2とに良好に分
解(無害化)され大気中に放散される。 【0007】つまり、NOxパージが行われると、吸蔵
型NOx触媒に吸蔵されたNOxは、先ず、COが一旦B
a(NO3)2と反応してNO、即ちNOxを触媒から解離
させ、その後、当該解離したNOがさらにCOと反応し
て還元され最終的に無害化されるという2段階の反応を
経て除去されることになるのである。なお、NOの還元
反応はCO以外のHC等の還元物質によっても行われる
が、COによる還元が主となるため、ここでは省略して
いる。 【0008】また、NOx吸蔵(解離)を主に担当する
触媒とNOx還元を担当する触媒とを別々に配置すると
いう例もあるが、その場合には、のNOx解離反応と
のNOx還元反応がそれぞれ別の触媒上で行われるこ
とになる。ところで、このようにリッチスパイクが実施
されリッチ空燃比運転が行われると、燃料噴射量が多く
されることになり、エンジントルクが急激に増加するこ
とになる。そして、このようにエンジントルクが急激に
増加すると、トルクショックが発生することになり、車
両の乗員に違和感を与えるという問題があり好ましいこ
とではない。 【0009】そこで、リッチスパイクを行う際に、エン
ジントルクの急激な変化を防止すべく、空燃比をリーン
空燃比から徐々にリッチ空燃比に変化させる技術が特開
平7−166913号公報等に開示されている。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記公報に
開示されるように、空燃比をリーン空燃比から徐々にリ
ッチ空燃比に移行させるようにすると、途中、理論空燃
比(ストイキオ)からややリッチな空燃比(ストイキオ
から例えば値14までの間)で暫くの間運転されること
になる。 【0011】ところが、このように理論空燃比からやや
リッチな空燃比、即ちリッチ度合が小さい空燃比での運
転時には、還元剤であるCOの生成量が少なく、吸蔵型
NOx触媒に吸蔵されたNOxを完全に還元できず、つま
り、上記図6中ののNOx解離反応は起こるものの、
のNOx還元反応が十分に起こらず、触媒から解離し
たNO、即ちNOxが還元されないまま放出される虞が
あり好ましいことではない。 【0012】また、空燃比をリーン空燃比から徐々にリ
ッチ空燃比に移行させるようにすると、途中、NOxを
最も多量に発生し易い空燃比(例えば、値16近傍)で
暫くの間運転されることにもなり、このようにNOxパ
ージが開始される直前に多量のNOxが発生すること
も、COが余分に必要となって上記のNOx解離反応
に使用されのNOx還元反応に行き渡らず、解離した
NOが還元されないまま放出される誘因となっている。 【0013】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたもので、その目的とするところは、吸蔵型N
Ox触媒を備えた排気浄化装置において、運転状態がリ
ーン空燃比運転からリッチ空燃比運転に切り換わり、吸
蔵型NOx触媒に吸蔵されたNOxが還元除去される場合
においても、NOxを常に確実に浄化可能な内燃機関の
排気浄化装置を提供することにある。 【0014】 【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、請求項1の発明によれば、吸蔵型NOx触媒を備
えた内燃機関の排気浄化装置において、空燃比徐変手段
により、空燃比がリーン空燃比とリッチ空燃比間で徐々
に変化させられて内燃機関の運転状態がリーン空燃比運
転状態とリッチ空燃比運転状態とで徐々に切り換わる
際、理論空燃比近傍の所定の空燃比範囲において、空燃
比変化率変更手段により空燃比の変化率が大きく変更さ
せられるよう構成されている。 【0015】つまり、吸蔵型NOx触媒に吸蔵されたN
Oxの除去を行うべく空燃比をリッチ空燃比にする際に
は、空燃比が徐々にリーン空燃比とリッチ空燃比との間
で変化させられ、即ち燃料噴射量が徐々に増減させら
れ、NOxの除去開始時と除去終了時とのトルク変化が
生じずトルクショックが低減されることになり、さら
に、その変化途中において空燃比が理論空燃比近傍の所
定の空燃比範囲にあるときには、変化率が大きく変更さ
れて空燃比が変化させられる。 【0016】これにより、例えば、理論空燃比近傍の所
定の空燃比範囲が理論空燃比からややリッチな空燃比
(ストイキオから例えば値14までの間)である場合に
は、上述したようにCOの生成量が少なく吸蔵型NOx
触媒に吸蔵されたNOxを解離したものの完全に還元で
きないといったようなことが排除され、トルクショック
の低減が図られながら、且つ、空燃比の切り換えによっ
て不用意にNOxが排出されることが好適に防止され
る。 【0017】理論空燃比近傍の所定の空燃比範囲が理論
空燃比からややリーンな空燃比(例えば、値16近傍)
である場合には、上述したようにNOxパージが開始さ
れる直前に多量にNOxが発生するといったようなこと
がなくなり、NOxが不用意に排出されることがより一
層好適に防止される。 【0018】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づき説明する。先ず、実施例1について説明す
る。図1を参照すると、車両に搭載された本発明に係る
内燃機関の排気浄化装置の概略構成図が示されており、
以下同図に基づいて本発明に係る排気浄化装置の構成を
説明する。 【0019】機関本体(以下、単にエンジンという)1
は、例えば、燃料噴射モード(運転モード)を切換える
ことで吸気行程での燃料噴射(吸気行程噴射モード)ま
たは圧縮行程での燃料噴射(圧縮行程噴射モード)を実
施可能な筒内噴射型火花点火式直列4気筒ガソリンエン
ジンとされている。そして、この筒内噴射型のエンジン
1は、容易にして理論空燃比(ストイキオ)での運転や
リッチ空燃比での運転(リッチ空燃比運転)の他、リー
ン空燃比での運転(リーン空燃比運転)が実現可能とさ
れており、特に圧縮行程噴射モードでは、超リーン空燃
比での運転が可能とされている。 【0020】同図に示すように、エンジン1のシリンダ
ヘッド2には、各気筒毎に点火プラグ4とともに電磁式
の燃料噴射弁6が取り付けられており、これにより、燃
焼室8内に燃料を直接噴射可能とされている。燃料噴射
弁6には、燃料パイプを介して燃料タンクを擁した燃料
供給装置(共に図示せず)が接続されている。より詳し
くは、燃料供給装置には、低圧燃料ポンプと高圧燃料ポ
ンプとが設けられており、これにより、燃料タンク内の
燃料を燃料噴射弁6に対し低燃圧或いは高燃圧で供給
し、該燃料を燃料噴射弁6から燃焼室内に向けて所望の
燃圧で噴射可能とされている。 【0021】シリンダヘッド2には、各気筒毎に略直立
方向に吸気ポートが形成されており、各吸気ポートと連
通するようにして吸気マニホールド10の一端がそれぞ
れ接続されている。そして、吸気マニホールド10の他
端にはスロットル弁11が接続されており、該スロット
ル弁11にはスロットル開度θthを検出するスロットル
センサ11aが設けられている。 【0022】また、シリンダヘッド2には、各気筒毎に
略水平方向に排気ポートが形成されており、各排気ポー
トと連通するようにして排気マニホールド12の一端が
それぞれ接続されている。なお、図中符号13は、クラ
ンク角を検出するクランク角センサであり、該クランク
角センサ13はエンジン回転速度Neを検出可能とされ
ている。 【0023】なお、当該筒内噴射型のエンジン1は既に
公知のものであり、その構成の詳細についてはここでは
説明を省略する。同図に示すように、排気マニホールド
12には排気管(排気通路)14が接続されており、こ
の排気管14にはエンジン1に近接した小型の近接三元
触媒20及び排気浄化触媒装置30を介してマフラー
(図示せず)が接続されている。また、排気管14には
排気温度を検出する高温センサ16が設けられている。 【0024】排気浄化触媒装置30は、吸蔵型NOx触
媒30aと三元触媒30bとの2つの触媒を備えて構成
されており、三元触媒30bの方が吸蔵型NOx触媒3
0aよりも下流側に配設されている。吸蔵型NOx触媒
30aは、上述したように酸化雰囲気においてNOxを
一旦吸蔵させ、COの存在する還元雰囲気中において吸
蔵させたNOxをN2(窒素)等に還元させる機能を持つ
ものである。詳しくは、吸蔵型NOx触媒30aは、上
述の如く、貴金属として白金(Pt),ロジウム(R
h)等を有した触媒として構成されており、吸蔵材とし
てはバリウム(Ba)等のアルカリ金属、アルカリ土類
金属が採用されている。 【0025】また、吸蔵型NOx触媒30aと三元触媒
30bとの間にはNOx濃度を検出するNOxセンサ32
が設けられている。さらに、入出力装置、記憶装置(R
OM、RAM、不揮発性RAM等)、中央処理装置(C
PU)、タイマカウンタ等を備えたECU(電子コント
ロールユニット)40が設置されており、このECU4
0により、エンジン1を含めた本発明に係る排気浄化装
置の総合的な制御が行われる。ECU40の入力側に
は、上述した高温センサ16やNOxセンサ32等の各
種センサ類が接続されており、これらセンサ類からの検
出情報が入力する。 【0026】一方、ECU40の出力側には、点火コイ
ルを介して上述した点火プラグ4や燃料噴射弁6等が接
続されており、これら点火コイル、燃料噴射弁6等に
は、各種センサ類からの検出情報に基づき演算された燃
料噴射量や点火時期等の最適値がそれぞれ出力される。
これにより、燃料噴射弁6から適正量の燃料が適正なタ
イミングで噴射され、点火プラグ4によって適正なタイ
ミングで点火が実施される。 【0027】実際には、ECU40では、スロットルセ
ンサ11aからのスロットル開度情報θthとクランク角
センサ13からのエンジン回転速度情報Neとに基づい
てエンジン負荷に対応する目標筒内圧、即ち目標平均有
効圧Peを求めるようにされており、さらに、当該目標
平均有効圧Peとエンジン回転速度情報Neとに応じて、
燃料噴射モード設定マップ(図示せず)より燃料噴射モ
ードを設定するようにされている。例えば、目標平均有
効圧Peとエンジン回転速度Neとが共に小さいときに
は、燃料噴射モードは圧縮行程噴射リーンモード、即ち
圧縮リーンモードとされ、リーン空燃比の下に燃料は圧
縮行程で噴射され、一方、目標平均有効圧Peが大きく
なり或いはエンジン回転速度Neが大きくなると燃料噴
射モードは吸気行程噴射モードとされ、燃料は吸気行程
で噴射される。吸気行程噴射モードには、リーン空燃比
とされる吸気リーンモード、理論空燃比(ストイキオ)
とされるストイキオフィードバックモード、及び、リッ
チ空燃比とされるオープンループモード(O/Lモー
ド)がある。 【0028】そして、目標平均有効圧Peとエンジン回
転速度Neとから制御目標となる目標空燃比(目標A/
F)が設定され、上記適正量の燃料噴射量は該目標A/
Fに基づいて決定される。また、上記高温センサ16に
より検出された排気温度情報からは触媒温度Tcatが推
定される。詳しくは、高温センサ16を吸蔵型NOx触
媒30aに直接設置できないことに起因して発生する誤
差を補正するために、目標平均有効圧Peとエンジン回
転速度情報Neとに応じて予め実験等により温度差マッ
プ(図示せず)が設定されており、故に触媒温度Tcat
は、目標平均有効圧Peとエンジン回転速度情報Neとが
決まると一義に推定されるようにされている。 【0029】以下、このように構成された排気浄化装置
の本発明に係る作用について説明する。つまり、本発明
に係る吸蔵型NOx触媒30aのNOxパージ制御につい
て説明する。図2を参照すると、本発明の実施例1のN
Oxパージ制御に係る目標A/F及び点火時期のタイム
チャートが示されており、以下同図に基づき説明する。
ここでは、圧縮行程噴射リーンモードでリーン空燃比運
転されているときにNOxパージが実施される場合を例
に説明する。 【0030】リーン空燃比運転が継続され、吸蔵型NO
x触媒30aに吸蔵されたNOxの量、即ちNOx吸蔵量
が飽和状態に近くなったことが推定されると、ECU4
0により、リーン空燃比運転中、或いはリーン空燃比運
転からリーン空燃比以外の運転状態への切換時において
NOxパージが開始される(ONの状態)。なお、NOx
吸蔵量が飽和状態に近くなったか否かは、例えば吸蔵型
NOx触媒30aへの流入NOx量(目標平均有効圧Pe
とエンジン回転速度情報Neに対するマップで与える)
の積算値等に基づき推定される。 【0031】NOxパージが開始されると、目標A/F
が徐々にリッチ空燃比側に移行される。つまり、所定の
空燃比変化率でテーリング処理される(空燃比徐変手
段)。これにより、燃料噴射量が急激に増量されてエン
ジン出力が急激に増加するようなことがなくなり、トル
クショックの低減が図られる。ところで、当該筒内噴射
型のエンジン1の場合、圧縮行程噴射リーンモードで
は、値24よりも小さい空燃比A/Fでは燃焼が成立せ
ず、一方、吸気行程噴射モードでは、値22よりも大き
い空燃比A/Fでは燃焼が成立しないという構造上の特
徴がある。つまり、当該エンジン1では、空燃比A/F
が値22と値24の範囲内にあると、十分なエンジン出
力が得られないのである。 【0032】従って、当該エンジン1では、圧縮行程噴
射リーンモードにおいて目標A/Fが値24になると、
上記燃料噴射モード設定マップに基づき燃料噴射モード
は吸気行程噴射モード、即ち吸気リーンモードとされる
のであるが、この際、空燃比A/Fをテーリングさせる
ことなく、各モードでの燃焼の成立限界値である値24
から値22に変化率無限大で一気に変化させるようにす
る。これにより、圧縮行程噴射リーンモードから吸気行
程噴射モードへの切換時のエンジントルク変化が防止さ
れる。 【0033】吸気リーンモードとされた後は、再び空燃
比A/Fはテーリング処理されることになるが、ここで
は、空燃比A/Fが例えば値18になったら、NOxパ
ージのための所定のリーン空燃比(例えば、値12)ま
で変化率無限大で一気に変化させるようにする。つま
り、ストイキオ近傍ではテーリングを行わず空燃比A/
Fを不連続的に一気に所定のリーン空燃比に跳ばすよう
にするのである(空燃比変化率変更手段)。 【0034】これにより、空燃比A/Fが値16近傍に
あるときにはNOxが多量に発生し、ストイキオを越え
てややリッチな空燃比(ストイキオから例えば値14ま
での間)において吸蔵型NOx触媒30aに吸蔵された
NOxが解離するものの還元されずに排出されるという
上述の問題が一切回避されることになり、NOxが空燃
比A/Fの切り換えにより不用意に排出されることが好
適に防止される。 【0035】ところで、このように空燃比A/Fを一気
にリッチ空燃比側に変化させると、やはりトルクショッ
クが発生することになるが、ここでは、図2に示すよう
に、点火時期をやはり一気に遅角(リタード)させて燃
焼を緩慢にしてエンジン出力を抑えるようにしており、
これによりトルクショックを緩和するようにする。そし
て、空燃比A/Fが所定のリッチ空燃比になったら、遅
角させた点火時期を徐々に戻すようにする。これによ
り、点火時期を再び進角させることによるトルクショッ
クの発生が抑えられる。 【0036】なお、当該実施形態では、燃料噴射モード
が圧縮行程噴射リーンモードから吸気行程噴射モードへ
切り換わった時点で点火時期を若干遅角させるようにし
ているが、これは、圧縮行程噴射リーンモード、吸気行
程噴射モードでそれぞれ適正な点火時期が異なるためで
ある。次に、実施例2について説明する。 【0037】図3を参照すると、実施例2のNOxパー
ジ制御に係る目標A/Fのタイムチャートが示されてお
り、以下同図に基づき上記実施例1と異なる部分につい
て説明する。当該実施例2では、NOxパージが開始さ
れると、上記実施例1の場合と同様にして、空燃比A/
Fが例えば値18となるまではテーリング処理を行い、
値18となると空燃比A/Fを不連続的に変化率無限大
で一気に変化させる(空燃比変化率変更手段)。 【0038】しかしながら、ここでは、空燃比A/Fが
例えば値14に到達したら所定のリッチ空燃比となるま
で再びテーリング処理を行うようにしている。つまり、
実施例2では、NOxが解離するものの還元されないや
やリッチな空燃比(ストイキオから例えば値14までの
間)を過ぎた時点で、再びテーリング処理を行うように
している。 【0039】従って、実施例2によれば、NOxを不用
意に排出させないようにしながら、空燃比A/Fの急激
な変化を極力減らすことでトルクショックをより一層好
適に防止することができる。次に、実施例3について説
明する。図4を参照すると、実施例3のNOxパージ制
御に係る目標A/Fのタイムチャートが示されており、
以下同図に基づき上記実施例1と異なる部分について説
明する。 【0040】当該実施例3では、NOxパージが開始さ
れると、空燃比A/Fがストイキオとなるまで、上記実
施例1の場合と同様にしてテーリング処理を行うように
している。そして、ここでは、空燃比A/Fがストイキ
オとなったら、該空燃比A/Fを例えば値11に一気に
変化させるようにしている(空燃比変化率変更手段)。
このように、空燃比A/Fをストイキオから所定のリッ
チ空燃比(例えば、値12)よりもリッチ側の例えば値
11にまで一気に変化させると、NOxが解離するもの
の還元されないややリッチな空燃比(ストイキオから例
えば値14までの間)での運転を回避でき、且つ、エン
ジントルクを極力変化させないようにできる。 【0041】つまり、図5を参照すると、空燃比A/F
とエンジントルクTEとの関係が示されているが、同図
に示すように、一般にエンジントルクTEは空燃比A/
Fが例えば値13であるときにピーク値Tmaxをとるよ
うな曲線を描くため、ストイキオでのエンジントルクT
Eと例えば値11でのエンジントルクTEとが共に値T1
で同一値となり、故に、空燃比A/Fをストイキオから
値11まで一気に変化させることで、空燃比A/Fの急
変に伴うエンジントルクの変化を一切無くすようにでき
るのである。 【0042】従って、実施例3によれば、空燃比A/F
の切り換えによりNOxを不用意に排出させないように
しながら、トルクショックを極めて好適に防止すること
ができることになる。なお、この実施例3では、空燃比
A/Fが値16近傍であるときにはテーリング処理が行
われており、故に当該A/F値16近傍ではNOxが多
量に発生し吸蔵型NOx触媒30aに吸蔵されることに
なるが、この場合、空燃比A/Fはよりリッチな値11
とされるので、吸蔵型NOx触媒30aは極めて良好に
還元雰囲気となり、当該A/F値16近傍のテーリング
時に吸蔵された多量のNOxは問題なく確実に還元除去
される。 【0043】以上説明したように、本発明の内燃機関の
排気浄化装置では、リッチスパイクを行う際、目標A/
Fをテーリング処理によって徐々にリッチ空燃比側に変
化させるようにしており、さらに、空燃比A/Fが少な
くともややリッチな空燃比(ストイキオから例えば値1
4までの間)の範囲とならないよう、この範囲では空燃
比A/Fを一気に変化させてテーリング処理を行わない
ようにしている。 【0044】従って、空燃比A/Fのテーリング処理に
よってトルクショックの低減を図りながら、且つ、吸蔵
型NOx触媒30aに吸蔵されたNOxが解離するものの
還元されずに不用意に排出されてしまうようなことを好
適に防止することができる。また、上記実施例1及び実
施例2では、NOxが多量に発生する空燃比範囲、即ち
値16近傍でも空燃比A/Fを一気に変化させるように
している。 【0045】従って、NOxパージが開始される直前に
多量のNOxを発生させないようにでき、これにより、
空燃比A/Fの切り換えによりNOxが不用意に排出さ
れてしまうことをより一層好適に防止することが可能と
される。また、上記実施例3では、空燃比A/Fが少な
くともややリッチな空燃比(ストイキオから例えば値1
4までの間)の範囲とならないようにしながら、且つ、
エンジントルクTEが値T1に一定に保持されるように空
燃比A/Fを一気に変化させるようにしている。 【0046】従って、テーリング処理によるトルクショ
ックの低減に加え、さらに好適にトルクショックを防止
することが可能とされる。なお、上記実施形態では、空
燃比A/Fが少なくともややリッチな空燃比(ストイキ
オから例えば値14までの間)とならないよう空燃比A
/Fを変化率無限大で一気に変化させるようにしたが、
テーリング勾配、即ち空燃比変化率を大きく変更するよ
うなものであってもよい。そして、これに合わせ、点火
時期についても、一気に変化させずテーリング勾配の大
きなテーリング処理をするようにしてもよい。 【0047】また、本発明に係るNOxパージ制御の切
り換えを気筒毎に順次実施していくのがよく、これによ
りトルクショックがより一層低減される。また、上記実
施形態では、NOxパージの開始時について説明した
が、NOxパージの終了時についても上記同様の制御を
行うようにする。これにより、NOxパージ時におい
て、確実にトルクショックの低減が図られ、且つ、確実
にNOxが不用意に排出されることが好適に防止され
る。 【0048】また、上記実施形態では、エンジン1を筒
内噴射型火花点火式直列4気筒ガソリンエンジンとした
が、空燃比をリーン空燃比とリッチ空燃比との間で切換
可能であれば、エンジン1は吸気管噴射型のリーンバー
ンエンジン等であってもよい。また、上記実施形態で
は、吸蔵型NOx触媒のNOx吸蔵量を推定し、NOxパ
ージが必要となった際に空燃比をリーン空燃比からリッ
チ空燃比へ移行させる場合について説明したが、本発明
はこのようなNOxパージ時のみに限定されるものでは
なく、車両運転者の意思によってアクセルペダル(図示
せず)が踏込まれて加速が要求され、これにより空燃比
がリーン空燃比からリッチ空燃比に移行する場合にも適
用可能である。つまり、加速操作によってリーン空燃比
からリッチ空燃比へ移行する場合であってもやはり排気
空燃比は還元雰囲気とされて吸蔵型NOx触媒に吸蔵さ
れたNOxは還元除去されるため、このような場合にお
いて理論空燃比近傍の空燃比の変化率を大きくするよう
にしてNOxが不用意に排出されるのを防止するように
してもよい。 【0049】 【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の請
求項1の内燃機関の排気浄化装置によれば、空燃比を徐
々にリーン空燃比とリッチ空燃比との間で変化させる際
のトルクショックを低減できるとともに、上述した如
く、COの生成量が少なく吸蔵型NOx触媒に吸蔵され
たNOxが解離されたものの完全には還元されないとい
ったようなことを確実に排除でき、NOxが空燃比の切
り換えによって不用意に排出されることを好適に防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る内燃機関の排気浄化装置を示す概
略構成図である。 【図2】本発明の実施例1のNOxパージ制御に係る目
標A/F及び点火時期の時間変化を示すタイムチャート
である。 【図3】本発明の実施例2のNOxパージ制御に係る目
標A/Fの時間変化を示すタイムチャートである。 【図4】本発明の実施例3のNOxパージ制御に係る目
標A/Fの時間変化を示すタイムチャートである。 【図5】空燃比A/FとエンジントルクTEとの関係を
示す図である。 【図6】NOxパージのメカニズムを説明するための図
である。 【符号の説明】 1 エンジン(内燃機関) 4 点火プラグ 6 燃料噴射弁 11 スロットル弁 11a スロットルセンサ 13 クランク角センサ 30a 吸蔵型NOx触媒 40 電子コントロールユニット(ECU)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 41/04 305 B01D 53/36 C (72)発明者 田村 保樹 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 Fターム(参考) 3G091 AA02 AA12 AA17 AA24 AA28 AB03 AB06 BA14 BA15 BA19 CB02 CB03 CB05 DA03 DA05 DB06 DB10 DC01 EA01 EA07 EA17 EA30 EA31 EA33 FA17 FB10 FB11 FB12 FC04 GB02W GB03W GB05W GB06W GB07W HA03 HA08 HA09 HA12 HA36 HA37 HA38 HA47 3G301 HA01 HA04 HA06 HA15 JA04 JA25 LB04 MA11 MA18 MA19 ND01 ND14 ND16 NE02 NE03 NE07 NE08 NE13 NE14 NE15 PA11A PD01A PD11A PE01A 4D048 AA06 AB02 BA14Y BA15Y BA30Y BA33Y BA39Y CC44 DA01 DA02 DA08 DA13

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 内燃機関の排気通路に設けられ、内燃機
    関の運転状態がリーン空燃比運転状態にあるとき排気中
    のNOxを吸蔵させ、リッチ空燃比運転状態にあるとき
    前記吸蔵させたNOxを還元する吸蔵型NOx触媒と、 内燃機関の運転状態を前記リーン空燃比運転状態と前記
    リッチ空燃比運転状態とで切り換える際、空燃比をリー
    ン空燃比とリッチ空燃比間で徐々に変化させる空燃比徐
    変手段と、 空燃比が理論空燃比近傍の所定の空燃比範囲にあるとき
    前記空燃比徐変手段による空燃比の変化率を大きく変更
    する空燃比変化率変更手段と、 を備えたことを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
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