JP2000064202A - 軌道パッド - Google Patents

軌道パッド

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JP2000064202A
JP2000064202A JP10231054A JP23105498A JP2000064202A JP 2000064202 A JP2000064202 A JP 2000064202A JP 10231054 A JP10231054 A JP 10231054A JP 23105498 A JP23105498 A JP 23105498A JP 2000064202 A JP2000064202 A JP 2000064202A
Authority
JP
Japan
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rail
track pad
sleeper
along
pad
Prior art date
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Pending
Application number
JP10231054A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruo Shimizu
治生 清水
Akio Tanaka
彬夫 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JP2000064202A publication Critical patent/JP2000064202A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属製まくらぎとレールとの間に介挿される
軌道パッドの緩衝性を維持しながら、絶縁性も確実に確
保し、特に降雨時においても絶縁性を低下させないこと
を課題とする。 【解決手段】 金属製まくらぎ7のレール座面に敷設さ
れるゴム製板1aであって、裏面にレール5の幅方向に
沿った両端を除いて前記レールの長さ方向へ沿って前記
ゴム製板1aの全長に達しない長さの凹溝2…2が複数
条形成され、該凹溝の延長方向の両端裏面に前記金属製
まくらぎ7側面に沿って延出するリブ部4、4が形成さ
れてなる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、金属製まくらぎ
とレールとの間に介挿される絶縁用の軌道パッドの改良
に関する。 【0002】 【従来の技術】まくらぎとして金属製まくらぎが広く知
られている。この金属製まくらぎは、レールとまくらぎ
との絶縁を図ると同時に列車通過時の緩衝を行なうため
ゴム製のパッドがレールとの間に介挿される。 【0003】従来このゴム製パッドは、軟質材質とする
ほど緩衝性がよくなるがその分耐用強度が犠牲となり、
長期間の使用に耐えることができない問題がある。また
逆に硬度を高くすると耐久性の点では良いものの緩衝性
が悪くなるといった二律背反的な問題がある。 【0004】そこで、従来ではゴム製パッドのゴム材質
は耐久性の良い高硬度のものを用いる一方、図9に示す
ようにゴム製パッド1の表裏面に凹溝2…2を形成し、
この凹溝2により軌道パッドの柔軟性を発揮させ、耐久
性はゴム硬度により発揮させるようにすることが行なわ
れている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
表裏面に凹溝を形成すると、軌道パッド1の表裏面間の
実質的な厚さdが薄くなり、絶縁性が悪くなるといった
問題がある。 【0006】特に、降雨時は雨水が表面の凹溝2に溜ま
ると同時に、裏面側の凹溝にも雨水が流入し易く、この
ような雨水による湿潤があるとさらに絶縁性が阻害され
る問題もあった。 【0007】この発明は、上記問題を解消し軌道パッド
の緩衝性を維持しながら、絶縁性も確実に確保され、特
に降雨時においても絶縁性が低下しないことを課題とし
てなされたものである。 【0008】 【課題を解決するための手段】この発明の軌道パッド
は、金属製まくらぎのレール座面に敷設されるゴム製板
であって、裏面にレールの幅方向に沿った両端を除いて
前記レールの長さ方向へ沿って前記ゴム製板の全長に達
しない長さの凹溝が複数条形成され、該凹溝の延長方向
の両端裏面に前記金属製まくらぎ側面に沿って延出する
リブ部が形成されてなるものである。 【0009】この発明の軌道パッドによれば、ゴム製板
の硬度を緩和する凹溝が軌道パッドの裏面にしか設けら
れていないので実質的な絶縁厚さがそれほど減少せず、
しかも裏面の凹溝はレール座面の幅方向全長に達しない
長さとされ、さらにその端縁が金属製まくらぎ側面に沿
って延出するリブ部でカバーされるので、雨水の侵入が
有効に防止され、降雨時であっても乾燥時に近い絶縁性
を維持できる。 【0010】 【発明の実施の形態】次にこの発明の実施の形態を説明
する。図1は、この発明の実施の形態である軌道パッド
の斜視図、図2は図1の背面図、図3は図2のX−X線
断面図である。 【0011】図1において1は軌道パッド、1aはゴム
製板を示し軌道パッド1の本体をなす。上記ゴム製板1
aの裏面には図2、図3に示すように、レール5の幅方
向に沿った両端を除いて前記レール座面6の長さ向全長
に達しない長さの凹溝2…2が複数条形成され、該凹溝
2…2の延長方向の両端のゴム製板1aの裏面に前記金
属製まくらぎ7側面に沿って延出するリブ部4が形成さ
れている。 【0012】なお、図1において10、10はレール5
に対する係合用突条を示す。次に、この発明の軌道パッ
ド1の取付状態を説明する。軌道パッド1はまず図1に
示すようにリブ部4、4が金属製まくらぎ7の側面に当
接するように設置される。 【0013】次いで、軌道パッド1の上面の係合用突条
10、10間にレール5を設置し、レール5と金属製ま
くらぎ7との間に、図示は省略するがインシュレーター
とパンドロールクリップが介挿され、両者が固定され
る。 【0014】このとき、図4に示すように軌道パッド1
と金属製まくらぎ7との間には凹溝2による空間Sが形
成され、しかもこの空間Sは両端が金属製まくらぎ7上
面とゴム製板1aとで閉じられ、さらに金属製まくらぎ
7側面に沿って延出するリブ条突起4により雨水の侵入
が防がれている。 【0015】従って、降雨があっても雨水が軌道パッド
1と金属製まくらぎ7上面との間に浸透し難く、乾燥状
態が保たれやすい。しかも、軌道パッド1のレール5と
の当接面には凹溝が形成されていない平滑面であるの
で、実質的な厚さの減少もなく良好な絶縁性が保たれ
る。 実施例 次に、この発明の実施例について説明する。 【0016】10mmのスチレン・ブタジエン・ゴム
(SBR)製板1であって、中心線を挟んで両側にそれ
ぞれ深さ3mmの凹溝を3本づつ合計6本形成し、この
凹溝2の両端側にそれぞれ20mmの平坦部9を残し、
さらに厚さ3mmのリブ状突起4、4を形成した軌道パ
ッド1を成形し、図5に示すように50Nレール5、5
と金製まくらぎ7との間に介挿して締結した。 【0017】なお、図中10aはインシュレータ、10
bはパンドロールクリップ、7aは係止爪を示し、レー
ル5を固定するパンドロールクリップ10bを固定す
る。上記締結レール5、5上に、散水量150〜180
mm/hで散水を行ない、散水中、散水停止一分経過
後、2分経過後の三回に分けてレール5、5間の電気抵
抗をテスター11で測定した。なお、電気抵抗はHΩ
Hi TESTERにより500Vレンジで測定した。 【0018】その結果は表1の結果の通りであった。 【0019】 【表1】 【0020】なお、表1の従来品は、厚さ10mmのス
チレン・ブタジエン・ゴム製板の表裏面に全幅または全
長にわたって深さ3mmの凹溝を6本づつ形成したもの
を使用した。 【0021】表1より明らかなように、この発明の軌道
パッド1は従来品に対し約4倍を越える絶縁抵抗値を示
し、絶縁性が優れるのが確認された。次に、この発明の
実施例について諸物性試験を行なったところ表2の結果
となり、十分に所定のJRSの規格値をクリヤーしてい
ることも確認された。 【0022】 【表2】【0023】また、表2における電気抵抗試験は図6、
図7に示す装置12により絶縁試験を行なったものであ
る。この電気抵抗試験装置12は、図6、図7に示すよ
うに真鍮製円柱12aと同円筒12bおよび真鍮製基板
12cとからなりそれぞれに形成されたターミナル12
dに図8に示すように電気抵抗測定器13aを備えた測
定回路13が接続可能とされている。 【0024】この測定回路13は、電源13bと電源の
極性を変換するスイッチ13cと真鍮製円柱12aと同
基板12cとを切り替えるスイッチ13dとから構成さ
れており、13eはそれぞれ標準抵抗を示す。そして、
上記スイッチ13c、13dの切り替えにより極性を変
化させて抵抗値が測定できるようにされている。 【0025】 【発明の効果】以上説明したように、この発明の軌道パ
ッドによれば、裏面の凹溝の構造により弾性を保ちつ
つ、硬度な絶縁性を発揮させることができ、特に雨中で
の高度な絶縁性を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の実施の形態の斜視図である。 【図2】この発明の実施の形態の背面図である。 【図3】図2のX−X線矢視断面図である。 【図4】この発明の実施の形態の使用状態図を示す断面
図である。 【図5】この発明の実施例の電気抵抗を試験したレール
の断面図である。 【図6】この発明の実施例の電気抵抗試験装置の平面図
である。 【図7】図6のY−Y線断面図である。 【図8】図6の電気抵抗試験装置の回路説明図である。 【図9】従来例の軌道パッドの斜視図である。 【符号の説明】 1 軌道パッド 1a ゴム製板 2 凹溝 4 リブ状突起 5 レール 6 レール座面 7 金属製まくらぎ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 金属製まくらぎのレール座面に敷設され
    るゴム製板であって、裏面にレールの幅方向に沿った両
    端を除いて前記レールの長さ方向へ沿って前記ゴム製板
    の全長に達しない長さの凹溝が複数条形成され、該凹溝
    の延長方向の両端裏面に前記金属製まくらぎ側面に沿っ
    て延出するリブ部が形成されてなることを特徴とする軌
    道パッド。
JP10231054A 1998-08-18 1998-08-18 軌道パッド Pending JP2000064202A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008240285A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Tokimec Inc 鉄道軌道レールの耐腐食構造及び軌道パッド
KR200454838Y1 (ko) * 2010-05-31 2011-07-29 (주)엘더스티앤엘 레일용 절연패드
KR101094876B1 (ko) 2010-05-31 2011-12-15 (주)엘더스티앤엘 레일용 절연패드의 이탈방지 장치
WO2012123481A1 (de) * 2011-03-16 2012-09-20 ÖBB-Infrastruktur AG Vorrichtung zur schwingungsdämpfung von schienen

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JP2008240285A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Tokimec Inc 鉄道軌道レールの耐腐食構造及び軌道パッド
KR200454838Y1 (ko) * 2010-05-31 2011-07-29 (주)엘더스티앤엘 레일용 절연패드
KR101094876B1 (ko) 2010-05-31 2011-12-15 (주)엘더스티앤엘 레일용 절연패드의 이탈방지 장치
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