JPH0728163Y2 - 三線軌道用防雪ラバー - Google Patents

三線軌道用防雪ラバー

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JPH0728163Y2
JPH0728163Y2 JP6430189U JP6430189U JPH0728163Y2 JP H0728163 Y2 JPH0728163 Y2 JP H0728163Y2 JP 6430189 U JP6430189 U JP 6430189U JP 6430189 U JP6430189 U JP 6430189U JP H0728163 Y2 JPH0728163 Y2 JP H0728163Y2
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JP
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snow
rail
protection rubber
snow protection
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JP6430189U
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JPH035702U (ja
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修三 北川
靖隆 永井
直人 御船
喜内 高木
昭夫 近正
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Railway Technical Research Institute
Nishiyama Corp
Original Assignee
Railway Technical Research Institute
Nishiyama Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は標準軌条と狭軌条とを併設した三線軌道にお
ける標準軌条と狭軌条間に敷設し、該軌条間に積もる雪
を除去するための防雪ラバーに関するものである。
従来の技術 整備新幹線のように新幹線から在来線へ車輌を乗り入れ
る場合、あるいはその逆の場合に標準軌用の軌道又は狭
軌用軌道に軌条を一本敷設し第3図に示す様に第1軌条
(R1)と第2軌条(R2)にさらに第3軌条(R3)の三線
軌条構造とすることによって相互乗り入れが可能とな
る。この三線軌道に降雪があった場合軌条R1と軌条R2と
の間は従来の狭軌用のラッセル車等の機械操作により容
易に除雪することが可能である。しかし軌条R2と軌条R3
との軌条間(以下端部軌条間と称す)は、その間隔が狭
いため降り積もった雪、あるいは凍結した雪を従来のま
まの機械を用いて除去することは難しい。また作業員の
手作業によって端部軌条間に積もったあるいは凍結した
氷雪を取り除く作業は大変面倒でかつ列車密度が高くな
れば除雪不可能となる。上記端部軌条間に氷雪がある
と、車輪が軌条より外れて脱線転覆事故を起こす原因と
なる。この事故を未然に防ぐための抜本的対策としてス
プリンクラ設備等の融雪装置を用いればよいが、この場
合多大な工事費とエネルギー等が必要となる。
本考案者等は上記問題点を解決するために通過する車輌
の車輪のフランジの押圧力とゴムの反撥力を利用して端
部軌条間に溜った雪を粉砕飛散させる防雪ラバーを先に
提案した。(実願昭57-86201号(実開昭58-189202
号)) この防雪ラバーは、第4図に示す様に端部軌道R2、R3に
嵌合使用するものであり、弾性部材Aの両側部に軌条R
2、R3の下顎部Bと下首部Cとにて支持される突起部
E、Fをそれぞれ形成し、また弾性部材Aの軌条R3側の
上面にU字状の凹溝Gを形成して車輪Hのフランジウエ
イ状に形成し、さらに弾性部材の下面を円弧状に切り欠
いてアーチJを設けた構造に構成したものである。
考案が解決しようとする課題 上述の防雪ラバーは積もった雪を介して通過する車輌の
車輪HのフランジIの圧力に凹溝Gは押され、車輌通過
後その押圧力が解かれると反撥力によって復元し、その
反撥力の復元の際に氷雪Kを飛散させることができる。
しかし車輪HのフランジIの押圧力を受ける凹溝GはU
字状に形成されているので、該溝を構成する弾性体の弾
力のみでの反撥となるために反撥力が弱く十分に氷雪K
の粉砕飛散ができない。
また当該防雪ラバーは弾性部材Aの上面肩部に大きな丸
味を持たせた形状に構成し、軌条R2の側頭部との上面肩
部が密着されずに間隙Lが形成されているので該間隙L
に積もった雪が凍結した場合には、弾性部材Aの反撥力
をさらに弱めるおそれがある。
課題を解決するための手段 この考案は上述の課題を解決するために縦断面がアーチ
形状の長尺の弾性部材の上面を、敷設されている軌条の
軌条面とほぼ同一平面であって、かつ片側に偏位した平
坦面に形成し、該平坦面の一側部に軌条の側頭部および
下顎部に密着するように切欠きおよび突起を設け一方他
側部を下向き傾斜面と、それに連なる水平面からなる段
部に形成し、その段部の端縁を他の軌条の下顎部に密着
する突起部に形成し、また弾性部材の下面アーチを形成
する脚部の下端縁を前記各軌条の下首部と同じ曲面を有
する突部に形成した防雪ラバーに構成したことである。
作用 氷雪が溜った防雪ラバーの段部からなるフランジウエイ
上を車輪が通過すると氷雪は車輪のフランジの圧力によ
り押され、それを同時に段部も押圧されて下方に圧縮さ
れる。車輪が通り過ぎると段部は弾性により復元する
が、その反撥力によって氷雪を飛散せしめるとともに平
坦面上の氷雪も飛散させる。
実施例 この考案の防雪ラバーの一実施例を第1図および第2図
により説明する。断熱、耐寒、耐候性にすぐれた長尺の
弾性部材を敷設した軌条に沿う任意長さの弾性部材1に
形成する。この弾性部材1は上面を一側に片寄った平坦
面2に形成し、下面をアーチ3に形成する。偏位して設
けられた平坦面2に連なる側部を軌条R2の側頭部20に密
着するように切り欠いて垂直壁4に形成するとともにそ
の下部に軌条R2の下顎部21の曲面と同じ曲面を有する突
起5を設け、下顎部21に当接する。一方平坦面2の軌条
R3側に位置する他側面を下向き傾斜面6aとそれに連なる
水平面6bからなる段部6を形成し、その段部6の端縁を
軌条R3の下顎部21aに密着する突起部7を形成し、該下
顎部21aに当接する。なお前記水平面6bは下顎21aと同じ
高さ位置にあるように形成する。弾性部材の下面アーチ
3を形成する脚部8は、その下端縁を軌条R2R3のそれぞ
れの下首部22に密着する突部8aに形成し、下首部22に当
接し、前記側壁4、突起5、突起部7及び突部8a、8bを
軌条の各部に当接させて支持させる。なお弾性部材の平
坦面胴部および水平面胴部にそれぞれ空隙部9、10を設
ける。
上記空隙部は弾性部材1の長手方向に連通する通孔であ
る。
また図中23は車輪、24はフランジ、25は軌道パッド、26
は軌条取付金具、27はコンクリート枕木、28は氷雪であ
る。
考案の効果 この考案の防雪ラバーは上述の様な構造からなるので、
軌条R2、R3間に嵌合するだけで端部軌条内の積雪を容易
に除去できるので、防雪シェルターやスプリンクラ等の
融雪装置など設置する必要がない。従って設備費が少な
くてすむ。
なおこの考案の防雪ラバーは弾性部材の車輪通過側平坦
面が下向き傾斜面とそれに連なる水平面の段部に形成し
たので、該段部上の氷雪が車輪のフランジの圧力により
押され、それと同時に段部も押された後に車輪が通り過
ぎて弾性変形を受けていた段部が弾力により復元する。
その時の反撥力は水平面及び傾斜面から外方向に圧縮ば
ねが働き、反撥力は増大するので、氷雪の粉砕飛散を確
実にできる。
また平坦面は軌条の側頭部と側壁が密着し上面に間隙が
形成されないので、雪が溜ることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は防雪ラバーの一部省略せる斜視図、第2図は使
用状態を示す断面図、第3図は標準軌条と狭軌条を併設
した三線軌道の正面図、第4図は従来の防雪ラバーの使
用状態を示す断面図である。 1……弾性部材 2……平坦部 3……アーチ 4……垂直壁 5……突起 6……段部 6a……傾斜面 6b……水平面 7……突起部 8……脚部 8a……突部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 御船 直人 東京都国立市北1―10―10―1―302 (72)考案者 高木 喜内 東京都武蔵野市八幡町2―1―9―202 (72)考案者 近正 昭夫 神奈川県横浜市緑区荏田町297―3―212

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】標準軌条と狭軌条との間に敷設される三線
    軌道用防雪ラバーにおいて、縦断面がアーチ形状の長尺
    の弾性部材の上面を、軌条面とほぼ同一平面に位置し、
    かつ片側に偏位させた平坦面に形成し、該平坦面の一側
    部に軌条の側頭部および下顎部に密着するように切欠き
    および突起を設け、一方他側部を下向き傾斜面とそれに
    連なる水平面からなる段部を形成し、その段部の端部を
    他の軌条の下顎部に密着する突起部に形成し、また弾性
    部材の下面アーチを形成する脚部の下端縁を前記軌条の
    下首部と同じ曲面を有する突部に形成したことを特徴と
    する三線軌道用防雪ラバー。
  2. 【請求項2】弾性部材が胴部長手方向に長孔からなる空
    隙を有していることを特徴とする請求項1記載の三線軌
    道用防雪ラバー。
  3. 【請求項3】弾性部材が傾斜面と連なる水平面の胴部長
    手方向に小孔からなる空隙を有していることを特徴とす
    る請求項1記載の三線軌道用防雪ラバー。
  4. 【請求項4】弾性部材の押圧時に軌条押え金具の頭部が
    アーチ面に接触しないように脚部を起立して設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の三線軌道用防雪ラバー。
JP6430189U 1989-06-01 1989-06-01 三線軌道用防雪ラバー Expired - Lifetime JPH0728163Y2 (ja)

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JPH035702U JPH035702U (ja) 1991-01-21
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JP2015014131A (ja) * 2013-07-04 2015-01-22 鉄道軌材工業株式会社 レール間隙充填用ユニット
CN114032712B (zh) * 2021-12-02 2023-05-23 南京铁道职业技术学院 一种抗冻型轨道结构及其轨道结构施工方法

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