JP2000062982A - 媒体処理装置 - Google Patents

媒体処理装置

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JP2000062982A
JP2000062982A JP10231463A JP23146398A JP2000062982A JP 2000062982 A JP2000062982 A JP 2000062982A JP 10231463 A JP10231463 A JP 10231463A JP 23146398 A JP23146398 A JP 23146398A JP 2000062982 A JP2000062982 A JP 2000062982A
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隆二 石井
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仁規 高麗
Hiroshi Ehata
広 江幡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数種類の券の処理を行う小型で低コストな
装置を実現する。 【解決手段】 複数の媒体収納部4a〜4cを直線状に
一体に形成すると共に、搬送路に沿って配置する。そし
て、そのうちの媒体収納部4aは媒体19aを横に寝か
せて収納するようにし、また、媒体収納部4b,4cは
収納する媒体19a〜19bの長さに応じてセレクタガ
イド22の位置を変更すると共に、このセレクタガイド
22に媒体19a〜19bを立てて収納するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、媒体収納部から媒
体を繰り出して所定の処理を施す媒体処理装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】交通旅客分野、あるいは観劇やコンサー
ト等の娯楽分野の他、各種の分野においても、予約シス
テムが発達している。このようなシステムにおいては、
予約形態に応じた多量の予約情報の管理を正確に行うた
め、従来より予約の自動化が推進されており、それに伴
って各業種対応の券発行装置すなわち媒体処理装置が提
案され、実用化されてきている。
【0003】図6はこの種の媒体処理装置の内部構成を
示す側断面図である。図において51は装置の筐体で、
この筐体51のフロントパネルの上部には、オペレータ
により操作される情報入力用の複数の操作キーを備えた
操作部であるキーボード52が設けられており、また、
筐体51上には情報表示のためのCRTやLCD等の表
示部53が設けられている。
【0004】54は筐体51の上面に設けられた券排出
口である。55は筐体51内に配置されたプリンタ部で
あり、このプリンタ部55は、プラテン56と、該プラ
テン56に対向するように配置された印字ヘッド57
と、リボン供給リール58及びリボン巻き取りリール5
9と、この両リール58,59に巻き付けられかつ前記
印字ヘッド57の前面を通過し得るようにセットされた
インクリボン60と、これら56〜60の構成要素を駆
動する図示しないモーターやその動力伝達機構等を備え
ている。
【0005】61は予約券となるべき未印字の媒体、6
2は筐体51内の底部に装着された媒体収納部で、媒体
61は媒体収納部62内に立てて整列された状態で収納
されている。ここで、媒体収納部62は、媒体61のニ
アエンドを検知するための図示しないセンサや、他の必
要な機構を含んでいる。
【0006】63は媒体61を挟持して搬送するための
ベルト及びローラ等から成る搬送路で、この搬送路63
は媒体収納部62の媒体繰り出し口とプリンタ部55に
おけるプラテン56と印字ヘッド57とより成る印字位
置、及びこの印字位置と券排出口54とを結ぶように配
置されている。65はプリンタ部55の上方の位置に設
けられたジャーナルプリンタ部で、このジャーナルプリ
ンタ部65は、ロール状に巻かれたジャーナル用紙66
と、プラテン67と、該プラテン67に対向するように
配置された印字ヘッド68と、筐体1の上面部に配置さ
れた巻き取りローラ69a,69bと、これら66〜6
9a,69bの構成要素を駆動するモーターやその動力
伝達機構等により構成されている。
【0007】ここで、ジャーナル用紙66は、その支持
部からプラテン67と印字ヘッド68との間を通り、筐
体51の上面に設けられた用紙排出口を経て、巻き取り
ローラ69a,69b上に至るようにセットされてい
る。図7は上述した媒体処理装置の制御系を含む機能ブ
ロック図である。図において70は装置全体を制御する
主制御部で、この主制御部70には前記キーボード5
2、プリンタ部55及びジャーナルプリンタ部65と共
に、表示制御部71、排出口センサ72、収納機構部7
3、RAM等のメモリ74、通信制御部75、及び搬送
制御部76が接続されていて、これらはすべて主制御部
70の支配下におかれている。
【0008】ここで、表示制御部71は表示部53によ
る表示内容を制御するもので、排出口センサ72は図6
における券排出口54での券の有無を検知するものであ
る。収納機構部73は媒体収納部62に含まれるニアエ
ンド検知用のセンサや、媒体61を媒体収納部12から
繰り出す媒体繰り出し手段等によって構成されるもので
ある。
【0009】また、メモリ74はキーボード52等から
入力される情報を記憶しておくために用いられるもの
で、通信制御部75はホスト装置と情報の授受を行うた
めの所謂インターフェースである。更に、搬送路制御部
76は、搬送路63を成すベルトやローラ等を駆動する
図示しないモーターやソレノイド等の駆動デバイス群7
7及び搬送路63により搬送される媒体61の搬送状態
等を検知するために搬送路63に配置された複数のセン
サから成るセンサ群78を制御するものである。
【0010】この構成における券の発行動作は次の通り
である。例えば、航空機の搭乗券を発行する場合を例に
とって説明すると、まず、オペレータが発着空港名や便
名、座席番号、搭乗日時等の情報をキーボード52によ
り入力する。この入力情報はメモリ74に一時記憶さ
れ、同時に主制御部70により通信制御部部75を介し
てホスト装置との交信が行われ、このホスト装置のファ
イル部から前記の入力情報により特定される航空機の予
約情報が検索される。
【0011】そして、検索された予約情報が通信制御部
75を介して主制御部70に通知され、主制御部70は
その通知された情報をメモリ74に一時記憶させると共
に、表示制御部71を介して表示部53に表示させる。
これを見てオペレータが予約が可能か否かを判断し、可
能であれば予約すべき座席番号及び券発行を指示する情
報を入力する。
【0012】この入力された座席番号はメモリ74に記
憶され、同時に主制御部70は収納機構部73を駆動す
ると共に、搬送制御部76を介して駆動デバイス群77
を駆動させる。これにより媒体収納部62から媒体61
が搬送路63に繰り出され、この繰り出された媒体61
は搬送路63によりプリンタ部55に搬送されて印字す
べき位置が印字ヘッド57と対向する位置に位置決めさ
れる。
【0013】その後、主制御部70はプリンタ部55に
対してメモリ74に記憶している前記の情報と印字の指
示を送り、これにより印字ヘッド57はインクリボン6
0を介して前記の情報を媒体61に印字する。印字が終
了すると、主制御部70は搬送制御部76を介して駆動
デバイス群77を駆動し、これにより媒体61は搬送路
63によりプリンタ部55から券排出口54に向かって
搬送され、図示しないシャッターが開いて前記の媒体6
1が搭乗券として券排出口54から排出される。
【0014】尚、ジャーナルプリンタ65は、前記の処
理に係わる保存用の発券情報を印字出力するもので、印
字ヘッド68によりジャーナル用紙66に発券情報の印
字を行い、その後ジャーナル用紙66は巻き取りローラ
69a,69bにより巻き取られる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来の技術では以下の問題がある。すなわち、近年予約
業務等の多様化に伴って、同一装置で複数種類の券を処
理する機能が要求され、そのためこの複数種類の券に対
応する複数種類の媒体を装置内に保持する必要が生じて
いるが、その一方で装置の小型化、低コスト化という要
求もあり、このようなユーザーの要求に対応する装置が
求められている。
【0016】同一装置で複数種類の券を処理する媒体処
理装置の1つとして、同一の幅でかつ長さの異なる媒体
を取り扱う装置が考えられるが、この種の装置において
は当然のことながら、媒体の種類によって発行頻度、言
い換えれば処理頻度が異なることになる。その場合、上
述した従来の装置を適用し、媒体収納部の数を単に増加
した構成を採用すると、小型化、低コスト化というユー
ザーの要求に応えられず、しかも処理頻度の高い媒体を
充分に装置内に保有できないという問題がある。
【0017】従って、本発明は、複数の媒体収納部を有
する媒体処理装置において、装置の小型化、低コスト化
を図り、かつ処理頻度の高い媒体を充分に装置内に保有
することが可能な構造を実現することを課題としてい
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明は、媒
体収納部に収納された媒体を分離繰り出し手段により1
枚づつ分離して搬送路に繰り出し、繰り出した媒体を処
理部に搬送すると共に所定の処理を施す媒体処理装置に
おいて、複数の媒体収納部を直線状に一体に形成すると
共に、前記搬送路に沿って配置し、かつ前記複数の媒体
収納部の1つは媒体を横に寝かせて収納し、他の媒体収
納部は、媒体を立てて収納するようにしたことを特徴と
する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本発明による媒体処
理装置の実施の形態を示す概略斜視図、図2は実施の形
態の要部側面である。図において1は装置の筐体であ
り、この筐体1の上部にはオペレータにより操作される
情報入力用の複数の操作キーを備えた操作部としての図
示しないキーボード、及び情報表示のためのCRTやL
CD等の図示しない表示部が設けられている。
【0020】41は筐体1に対して出入可能とした媒体
処理機構ユニット、42はジャーナル用紙43に媒体発
行毎にその処理情報等を印字するジャーナルプリンタ
部、44は装置の電源、45は装置全体の制御を行う制
御部であり、ジャーナルプリンタ部43、電源44、及
び制御部45は筐体1内の媒体処理機構ユニット41の
収納部に隣接する空間に配置されている。
【0021】媒体処理機構ユニット41は、正面上部に
縦方向に2段に設けられた媒体挿入口2と媒体排出口3
を有しており、また内部には複数の媒体収納部4a〜4
c、分離繰り出し部5,6、一時スタック部7、回収ス
タック部8a,8b、券処理用の処理部としてのプリン
タ部9、搬送路13a〜13k、バーコードリーダ1
4、磁気情報読み取り用の処理部としての磁気リード部
16、磁気情報書き込み用の処理部としての磁気ライト
部16、切り替えブレード17a〜17f、集積繰り出
し部18、及び媒体19a〜19cを備えている。
【0022】ここで媒体収納部4a〜4cは、ユニット
下部において正面から奥行きの方向つまり搬送路13k
による媒体搬送方向に沿って直線状に並ぶように一体に
形成されていて、媒体収納部4aは筐体1に対する媒体
処理機構ユニット41の引き出し方向の一番手前側つま
り装置の正面側に位置しており、これら媒体収納部4a
〜4cの各々一側には開口部が形成されている。
【0023】媒体収納部4aは長手方向の長さが最短の
媒体19a専用のもので、媒体19aを横に寝かせて収
納するように形成され、この媒体収納部4aの開口部の
みに扉20が設けられている。この扉20は透明材料で
形成されていて、媒体収納部4a内の媒体19aの量を
外部から目視により確認できると共に、媒体19aの搬
送方向に対する直交方向へのずれを防止するための位置
規制部材としての役割も果たすものとなっている。
【0024】また、媒体収納部4aの媒体繰り出し口
は、隣接した媒体収納部4b側に設けられていて、この
媒体繰り出し口に対応するようにピックアップローラ
ー,フィードローラー,及びリバースローラーから成る
分離繰り出し部5が設けられている。媒体収納部4bと
4cは長さの異なる媒体19a〜19cのいずれか1つ
を立てて収納する部位で、この媒体収納部4b,4cは
互いの媒体繰り出し口が対向するように設けられてい
て、双方の媒体繰り出し口の中間に位置するように分離
繰り出し部6が設けられている。
【0025】この分離繰り出し部6は、ピックアップロ
ーラ、フィードローラー、及びこのフィードローラーの
両脇に位置する2個のリバースローラーにより構成され
ていて、前記ピックアップローラは媒体収納部4b,4
cの双方の媒体繰り出し口間を揺動できるように支持さ
れており、ピックアップローラとフィードローラーの回
転方向を切り替えることで媒体収納部4bと4cのいず
れか一方から収納媒体を繰り出すことができるものとな
っている。
【0026】一時スタック部7は媒体収納部4aの上方
に配置されていて、この一時スタック部7の媒体出入口
にピックアップローラ,フィードローラー,及びリバー
スローラーから成る集積繰り出し部18が設けられてお
り、そして一時スタック部7と上方の媒体排出口3との
間に回収スタック部8aと8bが2段に配置されてい
る。
【0027】プリンタ部9は、プラテン10と、このプ
ラテン10と対向するように配置された印字ヘッド1
1、この両者間を通過するようにセットされたインクリ
ボン12、及びこれらを駆動する図示しないモーターや
その動力伝達機構等を備えており、このプリンタ部9は
ユニット上部に配置されている。搬送路13a〜13k
は、媒体を挟持して搬送するベルト及びこのベルトを支
持してモーター等により回転するローラー等によって構
成され、これらの搬送路13a〜13kによって媒体挿
入口2、媒体排出口3、分離繰り出し部5,6、プリン
タ部9,集積繰り出し部18が結ばれていて、この搬送
路13a〜13kの分岐,合流部に搬送方向を切り替え
る回動可能なブレード17a〜17fが設けられてい
る。
【0028】更に、搬送路13aには媒体挿入口2から
挿入された媒体のバーコードを読み取る識別情報読み取
り手段としてのバーコードリーダ14が設けられ、また
搬送路13gには媒体19a〜19cに設けられている
磁気ストライプに対して磁気情報の読み取り及び書き込
みを行う磁気リード部15と磁気ライト部16が設けら
れている。
【0029】図3は前記媒体収納部4aの斜視図で、こ
の図に示したように媒体収納部4aは媒体19aの長さ
に対応する長さに形成されていて、内部に媒体19aの
長さと同等の長さを有するステージ21を有しており、
このステージ21上に媒体19aを横に寝かせた状態で
積層してセットするものとなっている。尚、ステージ2
1は、図示しないモーターとその回転力を伝達するギア
やプーリ及びベルト等を備えた伝達機構からなるステー
ジ駆動機構によって上昇及び下降できるものとなってい
る。
【0030】図4は前記媒体収納部4bの斜視図で、こ
の図に示したように媒体収納部4bにはセレクタガイド
(底板)22が設けられており、このセレクタガイド2
2上に媒体19a〜19cのいずれかを立てた状態でセ
ットするようになっている。このセレクタガイド22の
四隅には爪23が形成されていて、この爪23に対応す
るように媒体収納部4bの開口部側には切り欠き25が
上下方向に複数設けられており、この開口部と対向する
面には係止孔26が切り欠き25と同様に上下方向に複
数設けられていて、媒体収納部4bに向かってセレクタ
ガイド22の両側を所望の高さの切り欠き25に嵌めて
挿入し、その挿入方向における先端側の爪部23を係止
孔26に係止させると、挿入方向の後端側の爪部23も
切り欠き25係止され、これによりセレクタガイド22
を係止、固定できるようになっている。
【0031】つまり、セレクタガイド22は、19a〜
19cの長さに応じて上下方向に固定位置を変更するこ
とが可能となっており、最上段の切り欠き25及び係止
孔26によりセレクタガイド22を固定した場合は最短
の19aに対応し、中央の切り欠き25及び係止孔26
によりセレクタガイド22を固定した場合は2番目に短
い媒体19bに、最下段の切り欠き25及び係止孔26
によりセレクタガイド22を固定した場合は1番長さの
長い媒体19cにそれぞれ対応するものとなっている。
【0032】また、セレクタガイド22には、媒体収納
部4bの開口部側に対応する辺に段差部24が曲折形成
されており、セレクタガイド22上にセットされる媒体
19a〜19cはこの段差部24により一側を揃えられ
るようになっている。更に、セレクタガイド22の上方
には、媒体積層方向に移動可能な媒体押さえ板27が設
けられていて、この媒体押さえ板27は上下方向2個所
が図示しないコイルスプリング等の押圧手段の押圧力を
受けており、セレクタガイド22上の媒体19a〜19
cは媒体押さえ板27により媒体繰り出し口側に段差部
24に沿って常時押し付けられるものとなっている。
【0033】尚、図示しないが媒体収納部4cも媒体収
納部4bと同様に構成されている。図5は実施の形態に
おける各媒体19a〜19cの例を示した平面図であ
る。この図に示したように媒体19a〜19cは短手方
向の長さつまり幅は同一であって、長手方向の長さが異
なっている。この媒体19a〜19cの使用例として
は、例えば、本実施の形態の媒体処理装置を航空券を発
行する券発行装置に適用した場合、最短の長さを有する
媒体19aは国内線の航空券として発券される国内AT
B券や、航空券と一緒に渡す明細書、キャンセル待ちの
客に配る空席待ち整理券の使用が考えられる。
【0034】また、媒体19bは国際線の航空券として
発券されるIATA券、媒体19cは同じく国際線の航
空券として発券されるIATAスタブ付き券の使用が考
えられ、媒体19cは媒体19bよりスタブの分だけ長
くなっている。次に上述した構成の作用について説明す
る。まず、券発行処理について簡単に説明する。
【0035】いま、図2に示したように媒体収納部4a
に媒体19aが、媒体収納部4bに媒体19bが、媒体
収納部19cに媒体19cがそれぞれ収納されている状
態において、挿入口2から引換え券等の交換用媒体が挿
入されると、その交換用媒体に設けられているバーコー
ドがバーコードリーダー14で読み取られる。その後、
交換用媒体は搬送路13a,13dから13gへと送ら
れて、この搬送路13gに設けられている磁気リード部
15により交換用媒体に設けられている磁気ストライプ
の情報が読み取られた後、搬送路13hに搬送され、集
積繰り出し手段18により一時スタック部7に集積され
る。
【0036】制御部45はバーコードリーダー14及び
磁気リード部15から送られてきた情報に基づいて媒体
19a〜19cのいずれかを選択して媒体収納部4a〜
4cを繰り出させる。例えば、媒体19aが選択された
場合、分離繰り出し手段5が駆動されれ、媒体収納部4
aからステージ21上の最上位の媒体19aが搬送路1
3kに繰り出される。
【0037】また、媒体19bが選択された場合、分離
繰り出しローラ手段6のピックアップローラーが媒体収
納部4b側に揺動して媒体19bに当接した後、分離繰
り出し手段6が駆動されて媒体収納部4bから媒体19
bが搬送路13jへ繰り出され、搬送路13kに送られ
る。更に、媒体19cが選択された場合、分離繰り出し
ローラ手段6のピックアップローラーが媒体収納部4c
側に揺動して媒体19cに当接した後、分離繰り出し手
段6が駆動されて媒体収納部4cから媒体19cが搬送
路13iへ繰り出され、搬送路13kに送られる。
【0038】この媒体19a,19b,または19cは
搬送路13kから搬送路13gに送られ、この搬送路1
3gに設けられている磁気ライト部16により媒体19
a,19b,または19cの磁気ストライプに所定の情
報が書き込まれた後、磁気リード部15により磁気ライ
ト部16で書き込まれた情報が読み取られる。この読み
取られた情報は制御部45に送られてチェックされ、正
当な情報であることが認識されると、媒体19a,19
b,または19cは搬送路13cに送られる。
【0039】そして、この搬送路13cの途中でプリン
タ部9の印字ヘッド11によりインクリボン12を介し
て所定の印字が行われ、印字後搬送路13bに送られて
排出口3に排出される。その後、一時スタック部7に集
積されている交換用媒体が集積繰り出し手段18により
繰り出され、搬送路13中で磁気ライト部16により引
換え処理終了等のデータが書き込まれたのち搬送路13
fを経て搬送路13eに送られ、回収スタッカ部8aま
たは8bに集積される。
【0040】尚、上述した発券処理は引換え券等の交換
用媒体と引換えに媒体19a,19b,または19cに
処理を行って発行する例を説明したか、図示しないキー
ボード等からの入力データに基づいて媒体19a,19
b,または19cを媒体収納部4a〜4bから繰り出
し、所定の処理を行って発行することも行われる。次
に、3種類の媒体19a〜19cを媒体収納部4a〜4
cに収納セットする場合について説明する。
【0041】まず、オペレータは筐体1に媒体処理機構
ユニット41をロックしている図示しないロック機構を
解除し、媒体処理機構ユニット41を図1に示したよう
に筐体1から引き出す。このとき、媒体収納部4aのス
テージ21のステージ駆動機構を成す媒体処理機構ユニ
ット41側のギアと筐体1側のギアの噛み合いが外れ、
ステージ21が自重により媒体収納部4aの下限位置ま
で下降する。
【0042】この状態でオペレータは媒体収納部4aの
扉20を開き、媒体19aを横に寝かせて上下方向に積
層するようにステージ21上にセットする。セット後、
オペレータが扉20を閉じると、このとき媒体19aの
側面が不揃いであっても、扉20の内面により媒体19
aが押されて一様に揃えられる。一方、媒体収納部4
b,4cに対しては、媒体19bを媒体収納部4bへ、
媒体19cへ収納するものとすると、オペレータは媒体
収納部4bのセレクタガイド21の位置を媒体19bの
長さに合わせて変更し、また媒体収納部4cのセレクタ
ガイド21の位置を媒体19cの長さに合わせて変更す
る。
【0043】このセレクタガイド21の位置の変更は前
述したように行う。更に、オペレータはそれぞれの媒体
収納部4b,4cの媒体押さえ板27を押圧手段に抗し
て媒体繰り出し口と反対側の方向へ移動させる。これに
より媒体押さえ板27は移動の最大位置で図示しないロ
ック手段によってロックされるので、この状態でオペレ
ータは媒体収納部4b,4cのセレクタガイド21上に
媒体19b,19cをそれぞれ立てて前後方向に積層す
るようにセットする。
【0044】その際、セレクタガイド21の段差部24
により媒体19b,19cの一側が位置規制され、一様
に揃えられる。セット後、オペレータが媒体押さえ板2
7のロックを解除すると、これによりセットした媒体1
9b,19cは媒体押さえ板27によりセレクタガイド
21の段差部24に沿って媒体繰り出し口側に押し付け
られる。
【0045】このようにして媒体収納部4a〜4cに媒
体19a〜19cを収納した後、オペレータが媒体処理
機構ユニット41を筐体1に押し込むと、媒体処理機構
ユニット41は図示しないロック機構によりロックされ
て装着されると共に、媒体収納部4aのステージ21の
ステージ駆動機構における媒体処理機構ユニット41側
のギアと、筐体1側のギアが噛み合う。
【0046】同時に図示しないセンサーによって媒体処
理機構ユニット41の装着が検知され、この検知に基づ
いて制御部45はステージ駆動機構を駆動すると、ステ
ージ21が上昇して最上位の媒体19aが分離繰り出し
手段5に当接し、そしてステージ21上の最上位の媒体
19aが繰り出し位置まできたことが図示しないセンサ
ーにより検知されるとステージ21の上昇が停止され
る。
【0047】この状態で装置は券の発行処理が可能とな
る。券の発行に際して、媒体収納部4aに収納されてい
る媒体19aは分離繰り出し手段5により水平方向に繰
り出されて搬送され、また媒体収納部4b及び4cに収
納されている媒体19b,19cは分離繰り出し手段6
によりそれぞれ垂直方向に繰り出された後、水平方向に
変換されて搬送されるが、媒体19aは扉20の内面に
より一側が揃うように位置規制され、また媒体19b,
19cもそれぞれセレクタガイド21の段差部24によ
り一側が揃うように位置規制されて、各々搬送方向と直
交する方向への位置ずれが防止されるため、媒体19a
〜19cの安定した繰り出し、搬送が可能となり、更に
はこれらの媒体19a〜19cを図示しない搬送基準面
に沿って搬送して磁気上方書き込み位置や印字位置へ正
確に送ることが可能となる。
【0048】券の発行により媒体収納部4a〜4cの媒
体19a〜19cが不足した場合、あるいは装置を操作
するオペレータの交代時等に媒体19a〜19cを補充
する場合、前記のように媒体処理機構ユニット41を筐
体1から引き出し、媒体19a〜19cを適宜に補充す
るが、本発明では一番発行頻度が高い最短の媒体19a
を収納する媒体収納部4aが媒体処理機構ユニット41
の引き出し方向の一番手前側に配置されているので、こ
の媒体19aの補充を容易かつ迅速に行うことができ、
しかも媒体収納部4b,4cが媒体19a〜19cを立
てて収納するのに対して媒体収納部4aは媒体19aを
横に寝かせて収納するので発行頻度が高い媒体19aを
多量に収納できることになる。
【0049】尚、上述した実施の形態では、媒体収納部
4aに最短の媒体19aを収納すると共に、媒体収納部
4bに2番目に長い媒体19bを収納し、媒体収納部4
cに1番長い媒体4cを収納するものとしたが、最短の
媒体19a専用の媒体収納部4a以外は装置の運用形態
に応じて媒体19a〜19cのいずれかを収納するもの
すればよく、その場合オペレータが媒体収納部4b,4
cに収納する媒体の種類をキーボード等により入力して
制御部45に認識させればよい。
【0050】また、上述した実施の形態では、媒体19
a〜19cを航空券としてその処理を行う装置に適用し
た例について説明したが、航空券以外にも長さの異なる
複数種類の媒体を処理する装置であれば適用できること
は無論である。更に、上述した実施の形態では、媒体収
納部4b,4cにそれぞれ切り欠き25及び係止孔26
を上下3段に設けるものとしたが、これに限られるもの
ではなく、処理する媒体の種類による長さに応じて増減
すればよい。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、媒体収
納部に収納された媒体を分離繰り出し手段により1枚づ
つ分離して搬送路に繰り出し、繰り出した媒体を処理部
に搬送すると共に所定の処理を施す媒体処理装置におい
て、複数の媒体収納部を直線状に一体に形成すると共
に、前記搬送路に沿って配置し、かつ前記複数の媒体収
納部の1つは媒体を横に寝かせて収納し、他の媒体収納
部は、媒体を立てて収納するようにものとしている。
【0052】従って、これによれば、複数の媒体収納部
を直線状に一体に形成すると共に、前記搬送路に沿って
配置しているため、媒体収納部がコンパクトになると共
に搬送路も複雑に構成する必要がなくなるので、装置の
小型化,低コスト化を図ることが可能となり、同一装置
で複数種類の券の処理を行う小型で低コストな装置を求
めるユーザのニーズに応えることができるという効果が
得られる。
【0053】また、複数の媒体収納部の1つは媒体を横
に寝かせて収納し、他の媒体収納部は、媒体を立てて収
納する構成としているため、媒体を横に寝かせて収納す
る媒体収納部の媒体収納量を、媒体を立てて収納する媒
体収納部の媒体収納量より大きくすることができ、従っ
てこの媒体を横に寝かせて収納する媒体収納部に処理頻
度の高い媒体を収納することで、充分な媒体量を保持で
きるという効果が得られ、しかも媒体を立てて収納する
媒体収納部は任意の長さの媒体を収納可能とすること
で、装置の運用形態が広がるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による媒体処理装置の実施の形態を示す
概略斜視図である。
【図2】図1の実施の形態の要部側面図である。
【図3】実施の形態における媒体収納部の斜視図であ
る。
【図4】実施の形態における別の媒体収納部の斜視図で
ある。
【図5】実施の形態における媒体の種類を示す平面図で
ある。
【図6】従来の媒体処理装置の内部構成を示す側面図で
ある。
【図7】従来の媒体処理装置の機能ブロック図である。
【符号の説明】
1 筐体 2 挿入口 3 排出口 4a〜4c 媒体収納部 5,6 分離繰り出し手段 9 プリンタ部 11 印字ヘッド 12 インクリボン 13a〜13k 搬送路 19a〜19c 媒体 20 扉 21 ステージ 22 セレクターガイド 23 係止爪 24 段差部 25 切り欠き 26 係止孔 27 媒体押さえ板 41 媒体処理機構ユニット 45 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高麗 仁規 群馬県高崎市双葉町3番1号 株式会社沖 情報システムズ内 (72)発明者 江幡 広 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 Fターム(参考) 3F343 FA06 FB09 GA01 GA04 GB01 GC01 GD01 HA06 HA07 HA16 HA36 HB01 HC04 HC24 HD15 HD16 HE03 HE08 HE15 HE18 LA04 LA15 LC02 LC04 LC07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 媒体収納部に収納された媒体を分離繰り
    出し手段により1枚づつ分離して搬送路に繰り出し、繰
    り出した媒体を処理部に搬送すると共に所定の処理を施
    す媒体処理装置において、 複数の媒体収納部を直線状に一体に形成すると共に、前
    記搬送路に沿って配置し、 かつ前記複数の媒体収納部の1つは媒体を横に寝かせて
    収納し、他の媒体収納部は、媒体を立てて収納するよう
    にしたことを特徴とする媒体処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 媒体を横に寝かせて収納する媒体収納部の媒体繰り出し
    口は、隣接する他の媒体収納部側に設けたことを特徴と
    する媒体処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 媒体を横に寝かせて収納する媒体収納部は処理頻度が高
    い最短の媒体の長さに対応して形成し、 他の媒体収納部は、媒体を載せるセレクタガイドを設け
    ると共に、このセレクタガイドは前記最短の長さの媒体
    を含めて収納する媒体の長さに応じて位置を変更可能と
    したことを特徴とする媒体処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または3において、 それぞれの媒体収納部の側面を開口部として、媒体を横
    に寝かせて収納する媒体収納部の開口部に、収納した媒
    体の一側の位置を規制する位置規制部材を兼ねる扉を設
    け、 他の媒体収納部に設けられたセレクタガイドにおける媒
    体収納部の開口部側の一辺に段差部を設けて、この段差
    部により前記媒体収納部に収納した媒体の一側の位置を
    規制することを特徴とする媒体処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 媒体を横に寝かせて収納する媒体収納部の開口部に設け
    た扉は透明材料で形成したことを特徴とする媒体処理装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項3において、 セレクターガイドの四隅に係止爪を設け、媒体収納部の
    開口部に切り欠きを複数段設けると共に、該開口部と対
    向する面に係止孔を複数段設けて、所望の切り欠及び係
    止孔に前記係止爪を係止させることでセレクターガイド
    の位置を変更することを特徴とする媒体処理装置。
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