JPH0743782B2 - 券処理端末装置 - Google Patents

券処理端末装置

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JPH0743782B2
JPH0743782B2 JP62215066A JP21506687A JPH0743782B2 JP H0743782 B2 JPH0743782 B2 JP H0743782B2 JP 62215066 A JP62215066 A JP 62215066A JP 21506687 A JP21506687 A JP 21506687A JP H0743782 B2 JPH0743782 B2 JP H0743782B2
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は航空機の搭乗券、列車の座席指定、各種の予約
券等の券の発行及び券に対する情報の処理、さらに予約
券等と金券等との交換発行処理等を行う券処理端末装置
に関する。
(従来の技術) 交通旅客分野あるいは観劇や音楽コンサート等の娯楽分
野の他、各種の分野においても、予約システムが発達し
ているが、このようなシステムにおいては、予約形態に
応じた多量の予測情報の管理を正確に行うため、従来よ
り予約の自動化が推進されており、それに伴って各業種
対応の券発行装置が提案され、実用化されてきている。
第4図は従来例の発券装置の構成例を示す側断面図で、
第5図はそのブロック図である。第4図において、CRT
ディスプレイ61は種々の処理過程の装置の可動状態の表
示及び通信電文の表示、操作ガイダンス表示等を行う。
プリンタ部62はホッパ74に収納されている連続紙である
券または帳票をカッタ68により所定の長さに切断して搬
送路67に沿って搬送し、この券または帳票に、主制御部
100の指令の元で、印字ヘッド72及びプラテン73におい
て図示されていないホスト中央処理装置からのデータに
基づいて印字を行い、印字された券または帳票を排出口
66から排出する。キーボード63は発行する券または帳票
に印字するデータ,指示命令等をオペレータによって打
鍵入力する。ジャーナルプリンタ65は装置における処理
の内容や発行する券または帳票に印字した情報等をジャ
ーナルロール紙64にも印字記録しておくためのものであ
る。リボンカセット69にはリボン供給リール70及びリボ
ン巻取リール71が納められている。
第5図において、主制御部100は各構成要素に対して制
御または指示を行う。メモリ200は主制御部100で実行さ
れるプログラム、キーボード63から打鍵入力されたデー
タ及びその他券印刷発行処理に必要なデータを格納する
のに用いられるものである。通信制御部300は通信回線
を介して図示していないホスト中央処理装置との送受信
制御を行う。CRT制御部500は主制御部100の制御に基い
て転送される表示データをCRTディスプレイ61に表示さ
せるための制御を行う。搬送制御部700は各処理過程に
従って券または帳票の各位置を検出センサ群900により
検出して所定の位置に搬送するために搬送層の駆動デバ
イス群800の駆動を制御する。ホッパ部1000は第4図の
ホッパ74内に収納されている帳票の残量または有無の管
理を行う。排出部1100はセンサにより第4図の排出口66
から処理終了の券が排出されたか否かを監視する。ジャ
ーナルプリンタ1200は主制御部100からの装置における
処理の内容や券または帳票に印字されるデータを第4図
のジャーナル紙64に印字記録するためのものである。印
字部1300は主制御部100からのデータを券または帳票に
印字するためのものである。
次に、第4図及び第5図を用いて従来の発券装置の動作
を説明する。
先ず、オペレータによりキーボード63より券発行に必要
な指示、データが打鍵入力されると、ホッパ74に収納さ
れている券または帳票を主制御部100の指示により搬送
制御部700が駆動デバイス群800を作動させることにより
搬送路67に繰り出す。そして連続紙状態である券または
帳票が搬送路67を搬送された後、カッタ68で所定の長さ
に切断される。その後、切断された券または帳票は搬送
路67に沿って印字部1300の印字ヘッド72とプラテン73間
に搬送され印字が行われる。その印字内容は、主制御部
100の指令に従い通信制御部300を経てホスト中央処理装
置等と交信することにより得られたデータ並びにキーボ
ード63からの入力データを主制御部100において編集し
たものである。印字が終了すると搬送制御部700の指示
によって券または帳票は搬送路67を搬送され、排出口66
へ排出される。
このような券発行装置では、券の印刷や発行に必要な指
示及び情報をオペレータのキー入力操作により得ている
ので、オペレータの負担の度合が大きくなる。また、予
め発行した予約券に基いて別の券を交換発行する場合、
前記別の券の印刷及び発行に必要な情報を前記予約券等
を見ながら新たにオペレータがキー操作して入力してお
り、オペレータの負担がやはり大となる。
(発明が解決しようとする課題) オペレータの入力操作軽減のため、券又は帳票に磁気ス
トライプを貼付し、券印刷、発行に必要な情報の一部を
この磁気ストライプに記憶させ、この磁気ストライプを
読取ることにより前記一部の情報を入力する装置も提案
されているが、何らかの原因で磁気ストライプを読取れ
ない場合や正しい券にもかかわらず何らかの原因で装置
がリジェクトした場合、その券に関する発行処理ができ
なくなってしまう。
従って本発明は、従来技術のこの問題点を解決するため
のものであり、券のデータ読取り異常時にも柔軟に対処
可能であり券又は帳票の発行処理をスムーズに行うこと
ができる券処理端末装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明によれば、券種情報を含む識別情報と磁気的又は
光学的に読取り可能なデータとを有する券を取扱うため
の券処理端末装置が提供される。この券処理端末装置
は、券の処理に必要な情報及び命令を入力する操作部
と、券の挿入口及び排出口と、券又は帳票を収納してお
くホッパと、該ホッパ内から前記券又は帳票を1枚ずつ
分離して繰出す分離操出手段と、前記挿入口から挿入さ
れた券に付与されている前記識別情報を読取る固定式識
別情報読取手段と、前記挿入口から挿入された券及び前
記ホッパから繰出された券又は帳票が磁気ストライプを
有している場合にその磁気ストライプに書き込まれてい
るデータを読取る磁気読取手段と、前記磁気ストライプ
へのデータの書込みを行う磁気書込手段と、前記挿入口
から挿入された券に付与されている光学的に読取可能な
データを読取る光学読取手段と、前記挿入口から挿入さ
れた券及び前記ホッパから繰出された券又は帳票に印刷
を行う印字部と、前記各構成要素間で前記券及び帳票を
搬送する搬送路と、装置外部から使用可能に設けられて
おり、前記券又は帳票の磁気ストライプに書き込まれて
いるデータの読取りが可能なカードリーダと、装置外部
に設けられており、券に付与されている識別情報を読取
るペン式識別情報読取手段とを備えており、前記固定式
識別情報読取手段で必要な情報が正常に読取れない場合
は前記ペン式識別情報読取手段からの入力を受入れ可能
とし、前記磁気読取手段で必要な情報が正常に読取れな
い場合は前記カードリーダからの入力を受入れ可能と
し、前記光学読取手段で必要な情報が正常に読取れない
場合は前記操作部からの入力を受入れ可能とするように
構成されている。
(作用) 挿入口から券が挿入されると、その券は、搬送路により
データの読取りのための所定位置、すなわち固定式識別
読取手段、磁気読取手段、光学読取手段のところに運ば
れる。そして券に付与されている識別情報を固定式識別
情報読取手段により読取り、券に付与されている磁気的
又は光学的に読取り可能なデータをそれぞれ磁気読取手
段又は光学読取手段により読取る。そして、読取った情
報に基づいて、挿入された券の種別や、挿入された券の
有する情報のみで処理が完結するかどうか、券の処理
か、この券と新たな券との交換発行かどうかを自動的に
判断する。
ここで、挿入された券に付与された識別情報、磁気情
報、又は光学情報が正常に読取れずにリジェクトされた
場合、オペレータはその券に付与されている券種情報を
含む識別情報(バーコードデータ)についてはペン識別
情報読取手段により入力し、光学的に読取り可能なデー
タ(OCRデータ)については操作部(キーボード)から
マニュアル入力し、磁気ストライプに書き込まれている
データについては通常顧客のIDカードを読取るのに用い
るカードリーダを代わりに用いて入力する。そして、こ
れらデータに基づき各種処理を行う。
従って、挿入券より必要な情報が得られないような異常
時の場合でもこのような代替手段によりこれら情報を入
力できるため、券処理が可能であり、顧客サービスを向
上させることができる。
(実施例) 第1図は本発明の一実施例を示すブロック図である。第
2図は本実施例の装置の外観を示す斜視図であり、第3
図は第2図のA−A′線断面図である。
第2図のプリンタ部2の筐体上の天板部には、CRTディ
スプレイ1と、ペン式バーコードリーダ57と、券を装置
内に挿入する挿入口6と、券を装置内から排出する排出
口7が設けられている。また、天板部直下にはジャーナ
ルプリンタ4が設けられジャーナルプリンタ4による印
字後の用紙は天板部に設けられたジャーナルプリンタ排
出口(図示せず)から排出され、天板部に設けられた第
3図の巻取ローラ53によって天板上に巻き取られる方式
になっている。
プリンタ部2のフロントパネル部上端部にはキーボード
3が設置され、そのキーボード3はプリンタ部2および
CRTディスプレイ1及びジャーナルプリンタ4の各動作
を指示命令するキーを有している。プリンタ部2とキー
ボード3の奥にはマニュアルIDカードリーダ5が装着さ
せ、所定の帳票または磁気カード上に設けられている磁
気ストライプに書込まれているデータを読取り、第3図
の主制御部100を介してメモリ200に格納する機能を有し
ている。
そして、第3図において、CRTディスプレイ1は種々の
処理過程の装置の可動状態の表示及び通信電文の表示、
操作ガイダンス表示等を表示する。プリンタ部2はホッ
パ32に収納されている券または帳票あるいは挿入口6か
ら挿入された券に図示していないホスト中央処理装置か
らの受信データ並びにキーボード3からの入力データ及
び磁気ストライプデータに基づいて印字を行う。キーボ
ード3は発行する券または帳票に印字するデータ、もし
くは発行する券または帳票に設けられた磁気ストライプ
に書込むデータ、指示命令等をオペレータの打鍵によっ
て入力する。
また、ジャーナルプリンタ4は装置における処理の内容
や発行する券または帳票に印字した情報等をジャーナル
ロール紙49にも印字記録しておくためのものである。マ
ニュアルIDカードリーダ5はIDカード等からの磁気情報
入力手段、及び券または帳票に対して磁気リードが装置
内で行うことができなかった場合の補助入力手段であ
る。シャッタ8は挿入口6から挿入された券を受け入れ
るために開閉動作を行う。固定式バーコードリーダ10は
挿入された巻上の所定の位置に記憶され又は印刷されて
いるバーコード(識別情報)を読取り、巻又は帳票の種
別(巻種情報)を検知する。また、ペン式バーコードリ
ーダ57は装置外部にて、このバーコードを読取り、券ま
たは帳票の種別を検知する。なおこの種の券に、券の通
番、巻種等を表すバーコード(識別情報)と、券の通
番、発行所管理番号等のOCRデータ(光学的に読取り可
能なデータ)と、場合によっては顧客情報、搭乗情報、
精算情報等の磁気ストライプに書き込まれているデータ
とが付与されていることは良く知られていることであ
る。
さらに、ブレード12、14、19は券または帳票の搬送方向
を切替るためのもので、ブレード12は搬送路11と搬送路
34との分岐合流部に、ブレード14は搬送路11と搬送路34
と搬送路42との合流部に、ブレード19は搬送路30と搬送
路31との合流部に設けられており、各ブレードは各々ソ
レノイド13、15、20により駆動する。磁気読取ヘッド17
は券または帳票上に磁気ストライプが設けられていたと
きこの磁気ストライプに磁気記録されているデータを読
取り、磁気書込ヘッド18はその磁気ストライプを有する
券または帳票に書込むべきデータを磁気ストライプに書
込む。OCR読取部21は券または帳票に記載されている情
報を光学的に読取り、その読取結果をOCR読取ユニット2
2に供給するものであり、光源及び光電変換素子等から
成る。一時スタッキングステーション23は券または帳票
のファストイン−ファストアウトの順序を待つためとラ
ンダムな取り出しを行うために、複数の券収納室を有す
る回動可能な収納体とこの収納体を回動させるモータ24
やソレノイド等によって構成されている。ホッパ32は本
実施例では図示されていないが2個の着脱可能に取り付
けられたカセットから成り、各々のカセットには異なる
種類の帳票が格納されており、ピックアップローラ54、
リバースローラ55、フィードローラ56によりホッパ32内
から図示していない券または帳票を1枚ずつ分離して繰
出せるようになっている。スタッカ33は挿入された券を
交換発行する場合に、所定の処理の後に挿入された券を
取込んでおくためのものであり、本実施例では2個設け
られている。回収印字部35は挿入された券の交換発行の
処理後この券に取消あるいは無効等の印字を行う。
第1図においては第5図と同じ参照番号は同じ構成要素
を示すが、異なる構成要素として、カードリーダ部2000
は第3図のマニュアルIDカードリーダ5で読取ったデー
タを主制御部100に供給する。券挿入制御部2100は第3
図のシャッタ8及びソレノイド9からなるシャッタ部22
00並びにセンサ等を制御する。固定式バーコードリーダ
部2300は第3図の固定式バーコードリーダ10からのデー
タを主制御部100に供給する。搬送路切替デバイス群240
0は第3図のブレード12、14、19の動作を主制御部100の
指示により制御する。磁気読取部2500は第3図の磁気読
取ヘッド17により読取ったデータを主制御部100に供給
するとともに磁気書込部2600により書込まれたデータの
チェックを行う。磁気書込部2600は主制御部100及びキ
ーボード3からのデータを第3図の磁気書込ヘッド18を
介して券または帳票に設けられた磁気ストライプに書込
む。OCR読取部2700は第3図のOCR読取ユニット22からの
読取結果を主制御部100及びOCR認識部2800に供給する。
COR認識部2800は読取結果の認識を行う。ホッパ制御部2
900は第3図のホッパ32に収納されている各種類毎の券
または帳票を繰出すホッパ機構部3000、3100を制御す
る。スタッカ制御部3200は第3図のスタッカ33に交換終
了後の券または帳票を取込むための搬送を行うスタッカ
機構部3300、3400を制御する。回収印字制御部3500は第
3図の回収印字部35に取消あるいは無効等の印字データ
を供給する。一時スタッキング搬送制御部3600は第3図
の一時スタッキング部23の駆動系を制御する。印字制御
部3700は第3図の印字ヘッド40に主制御部100からの印
字データを供給する。ペン式バーコードリーダ部3800は
ペン式バーコードリーダ57からのデータを主制御部100
に供給する。
次に、第1図、第2図及び第3図を用いて本実施例の動
作を説明する。
はじめに、オペレータがキーボード3の所定のキーを押
下すると、主制御部100はCRT制御部500を介してCRTディ
スプレイ1に応答メッセージ及び装置の可動状態を表示
する。オペレータはこのCRTディスプレイ1上のメッセ
ージに従い所定の操作をキーボード3上から入力し、プ
リンタ部2をスタンバイの状態とする。そして、主制御
部100は上記の所定の操作によって装置を起動させ、以
下の券処理動作を行わせる。
「ホッパ32内の券または帳票を繰出し、この券または帳
票に所定の情報を印字して出力する動作」 前述のオペレータの情報入力操作がホッパ32内の券また
は帳票に所定の情報を印字した後排出口7に排出処理動
作を指示するものである場合、主制御部100はホッパ制
御部2900に券または帳票の種類の指定とその繰出しの指
示を出すことによって、まずホッパ制御部2900はその指
令下にある2個のホッパ機構部3000,3100のいずれか一
方から券または帳票を1枚繰出させる。すなわち、選択
された第1図のホッパ32内の最上部の券または帳票がピ
ックアップローラ54及びリバースローラ55、フィードロ
ーラ56の公知の機能の作用によって1枚だけ分離して繰
出される。
この繰出された券または帳票は、予め主制御部100の指
示によって搬送制御部700が駆動デバイス群800の所定の
デバイスを駆動することにより動作している搬送路30ま
たは搬送路31により搬送される。さらに、ブレード19が
ソレノイド20により所定の位置に回動して、券または帳
票は磁気書込ヘッド18及び磁気読取ヘッド17に搬送され
る。このとき選択搬送された券または帳票に対して磁気
情報を書くべきか否かの判断が主制御部100により行わ
れる。書き込む場合、メモリ200に格納されているデー
タを上記磁気書込ヘッド18で書き込んだ後、そのチェッ
クを磁気読読取ヘッド17で行う。
なお、メモリ200に収納されているデータは主制御部100
が通信制御部300を経由してホスト中央処理装置と交信
したデータか、装置の運用形態に応じて設定した固定情
報、または予めオペレータがキーボード3により入力し
た情報等である。
次に、前述のチェックが終了すると、主制御部100は搬
送制御部700を介して駆動デバイス群800中の所定のデバ
イスを駆動させ、ブレード14が回動することによって磁
気読取ヘッド17及び磁気書込ヘッド18を経由した券また
は帳票が搬送路39に受渡される。そして、券または帳票
は印字ヘッド40とプラテン41間に導入される。主制御部
100によりメモリ200に格納されている情報とその印字の
指示が印字制御部3700に送られ、印字制御部3700からの
データに従いリボンカセット43に収納されているインク
リボンを介して券または帳票に印字ヘッド40によって印
字が行われ排出口7に排出されると同時に、主制御部10
0の指令によりCRT制御部500がCRTディスプレイ1に所定
のメッセージを表示しオペレータの取出しを待つ。
オペレータが排出口7から印字後の券または帳票を取り
出すと、それが排出口7に設けられているセンサ(図示
せず)により検知され、その検知信号が主制御部100に
より検知され、装置は初期状態に戻って次の処理待ちと
なる。
以上のように、ホッパ32内から繰出した券または帳票に
応じて、その券または帳票が持つ磁気ストライプに情報
を書き込んだり、券または帳票の所定の位置に印字を行
って排出口7から排出することができるので、メモリ20
0やホスト中央処理装置のファイル等に例えば列車や航
空機等の予約情報を保有させるようにしておけば、オペ
レータがキーボード3により所定の情報入力を行うだけ
で前記券または帳票を座席指定券や搭乗券等の予約券と
して発行することができる。特に、本実施例の装置を旅
行代理店等に設置することにより、利用客に対して空港
のカウンタにて搭乗券を発行しなくとも、旅行代理店に
て座席指定の情報等が格納された磁気ストライプが設け
られた搭乗券の発行が可能となる。無論、これらの航空
機の搭乗券や列車の座席指定券のみならず、劇場の座席
指定券あるいは各種のクーポン券等の発行することも可
能である。
「挿入口6から挿入した券の情報を読み取って新たな情
報の書込、情報の消去、書替えを行った後排出するかも
しくは券の交換発行を行う処理」 前述のオペレータによる情報入力が挿入口6から券を挿
入して、その券に印字等を行った後排出する処理を指示
するものであった場合、まずオペレータにより券が挿入
口6に挿入されると、その券が挿入口6に設けられてい
るセンサ(図示せず)により挿入された券が検知され、
その検知信号が主制御部100に送られる。すると、主制
御部100は券挿入制御部2100を介してシャッタ部2200を
駆動させ、第1図のシャッタ8を開動作させると同時に
駆動デバイス群800が指令されて挿入された券を挿入口
6から搬送路11に吸入される。吸入されるとシャッタ8
は閉動作する。固定式バーコードリーダ10に券が到達す
ると券上に記載されまたは印刷されているバーコードが
読込まれる。読込んだデータは主制御部100に送られメ
モリ200に一時格納すると同時に、主制御部100において
オペレータによる前記操作に該当する券の種別であるか
否かの判断が行われる。もし否の場合券は搬送制御部70
0の機能により排出口7にリジェクトされオペレータに
戻される。この場合、正当な券にもかかわらずジェクト
された場合は、外部のペン式バーコードリーダ57により
マニュアルにて券に付与されているバーコードを読取
り、再度、挿入口6より券を挿入し、以降の処理を行わ
せることもできる。再挿入時には、装置内部の固定式バ
ーコードリーダ部10は不動作となり、そこでの処理を飛
ばすことになる。
一方、該当券である場合、そのバーコード読取データに
従い主制御部100は磁気読取部2500、OCR読取部2700の一
方または両方へ読取指示を出す。つまり、バーコード読
取データに基づいて主制御部100は挿入された券が磁気
ストライプを持つものであれば磁気読取部2500とOCR読
取部2700の両方に対して読取指示を、また券が磁気スト
ライプを持つものでなければOCR読取部2700のみに対し
て読取指示を出す。
また、これと同時に主制御部100は搬送制御部700に指示
を出し、搬送路切替デバイス群2400のブレード12、14を
コントロールし、かつ駆動デバイス群800の制御により
券を磁気読取ヘッド17まで搬送させる。これらの読取の
結果は磁気読取部2500またはOCR認識部2800を介して主
制御部100に送られてメモリ200に一時格納される。その
後一時スタッキング搬送制御部3600は券を第1図の一時
スタッキングステーション23まで搬送し一時的にスタッ
クする。
ここで、主制御部100はメモリ200に格納された券の情報
に基づいて、あるいは通信制御部300を介してホスト中
央処理装置と交信することにより続いて行なうべき処理
の種類を判断し、その判断結果に応じて次の3通りの処
理の1つを選択して実行させる。
<処理1> この処理1は読取った1枚の券単独で処理が完了するも
ので、かつこの券そのものに磁気情報の付加あるいは所
定の情報の印字処理を行うものである。
すなわち、主制御部100はこの処理1を選択すると所定
の読取データから判断し、搬送制御部700に対し駆動デ
バイス群800の該当デバイスを反転駆動させ次に一時ス
タッキング搬送制御部3600に対し券を一時スタッキング
ステーション23からバックフィードさせ磁気書込ヘッド
部18に搬送させる。以後前述のホッパ32からの券または
帳票と同じ処理過程を経て券は排出口7から排出され、
オペレータにより取り出される。
<処理2> この処理2は読み取った1枚の券単独で処理が完結する
もので、挿入された券をスタッカ33に取り込み、ホッパ
32に収納されている券または帳票に情報を付加し新たな
券として交換発行するものである。
すなわち、主制御部100はこの処理2を選択すると、ホ
ッパ制御部2900に券または帳票の種類の指定とその繰出
しの指示を与え、それにより繰出された券または帳票を
前述のように必要に応じて磁気情報の書込、そのチェッ
ク、及び情報の印字を行った後、排出して所定の券とし
て発行する。
なお、この券の発行は1枚に限らず、読み取った券から
の情報に応じて複数枚とすることも可能である。
その後、主制御部100は搬送制御部700を介して駆動デバ
イス群800の所定のデバイスを反転駆動させて券をバッ
クフィードさせ磁気書込ヘッド18に搬送させるととも
に、搬送制御部700の搬送路切替デバイス群2400を制御
し、ブレード12、14を切替え、磁気書込ヘッド18と磁気
読取ヘッド17への搬送路39を搬送路34に連結する。そし
て、この券が磁気ストライプを持つものであればその磁
気ストライプに主制御部100の指示により磁気書込部260
0を介して磁気書込ヘッド18により取消あるいは無効等
の磁気情報を書き込む。
その後、券は搬送路34に渡され、搬送路34の途中で予め
主制御部100からの指示により回収印字制御部3500を介
して回収印字部35の回収印字ヘッド36により取消あるい
は無効等の印字が挿入された券に行われる。
そして、この印字終了後の券はその種類に応じてスタッ
カ33内に取り込まれる。
<処理3> この処理3は読取った券1枚ではデータが完結しなく、
複数枚の帳票を読み込んで初めてデータが完結し、この
全データで処理を行うもので、その処理は挿入口6から
挿入された券に対する情報の書込、消去、書替えもしく
は新たな券の交換発行を行うものである。
すなわち、主制御部100はこの処理3を選択すると、バ
ーコードリーダ10、磁気読取ヘッド17、OCR読取部21に
より情報を読取り、メモリ200に格納する。そしてその
情報により、主制御部100が単独で、もしくは通信制御
部300を介してホスト中央処理装置と交信する。その結
果、1枚の券の情報では不足であり、複数枚の券の情報
が揃わないと処理の遂行ができないと判断した場合、主
制御部100はそれに応じたメッセージをCRT制御部500を
介してCRTディスプレイ1に表示させる。
これにより、オペレータが複数枚の券を挿入口6から順
次挿入すると、各券毎に前記の手順で所定の読取部で読
み取った券を一時スタッキングステーション23に収納す
る。次に、CRT制御部500を介してCRTディスプレイ1に
それに応じたメッセージを表示し、所定枚数が終了する
まで挿入→読取→一時スタッキングの処理を行う。そし
て所定のデータが完結した時点でホスト中央処理装置と
の交信または主制御部100の独自判断により、挿入され
た券つまり一時スタッキングした券そのものに情報の磁
気書込または印字またはその両方を行うか、新たな券を
交換発行するかを判断する。
ここで、一時スタッキングした券そのものに情報の付加
あるいは更新を行う場合は、一時スタッキグステーショ
ン23で収納されている券をファストイン−ファストアウ
トの順序で排出するか、またはランダムに排出させて、
前述した処理1に従い発行する。新たな券を交換発行す
る場合は、前述した処理2に従いホッパ32に収納されて
いる券または帳票を用いて発行した後挿入された全ての
券つまり現在一時スタッキングされている券全てをスタ
ッカ33に収納させる。
この場合、一時スタッキングされた複数枚の券のうち、
一部の券に情報の書込、消去、あるいは書替えを行い、
他の券は新たな券と交換発行することも可能であり、さ
らに交換発行の場合、取り込む券の枚数と発行する券の
枚数を異ならせることも可能である。
この処理3は複数枚の券が一群となったものを挿入して
処理を行うものであるが、一時スタッキングステーショ
ン23で一時スッタキングされる券の枚数は限られてお
り、これを超えて群挿入するときは、挿入する前にペン
式バーコードリーダ57で情報をまとめて読み込んでおい
た後、上述の処理1または処理2に従って、処理するこ
とができる。
以上のように、上記実施例によれば、挿入口6から挿入
された1枚もしくは複数枚の券から情報を読取り、その
読取結果に基づいて挿入された券に情報の書込、消去、
書替えを行った後排出したり、あるいは新たな券を交換
発行することができる。例えば航空機の搭乗券や列車の
座席指定券等における編集、発行、変更等を一括処理で
きるばかりでなく、サービス券や優待券とそれらと同等
の価値を有する券もしくは実際の券との自動交換も可能
となる。さらに磁気ストライプを持たない券を磁気スト
ライプを持つ券に交換発行することも可能となるので、
装置外で発行された例えば航空機の予約券を搭乗券に交
換することも可能となる。
ところで、何らかの原因により、装置に挿入された券が
リジェクトされた場合、その券は排出口7に返却され
る。そしてCRTディスプレイ1に券のリジェクトを表示
して知らせると共に、キーボード3より所定のキーの押
下等によってマニュアル入力モードが指定されると、主
制御部100はキーボード3及びペン式バーコードリーダ5
7からの入力データを受入可能に装置を制御し、かつこ
れを券の情報及びバーコードとして処理する動作に入
る。同様に主制御部100はマニュアルIDカードリーダ5
の読取情報を券の磁気情報として処理する動作に入る。
オペレータはその券のOCRデータについてはキーボード
3よりマニュアル入力し、磁気情報についてはマニュア
ルIDカードリーダ5より入力する。なお、バーコードデ
ータについてはキーボード3からも入力可能である。こ
れらは丁度バーコードリーダ部2300とOCR読取部2700、
及び磁気読取部2500によるデータ入力に相当する。そし
てこれらの入力データに基づき、挿入された券のリジェ
クトにもかかわらず、前述の各種処理が実行可能とな
る。なお、装置に挿入された券がリジェクトされた場合
の上述した動作が、第6図にまとめて示されている。
なお、以上本発明の一実施例を用いて説明したがこれに
限られるものではない。
例えば、装置内における各構成要素の位置は任意に変更
可能であり、また挿入口6と排出口7とを1つの挿入排
出口として構成することも可能である。さらに、ホッパ
32及びスタッカ33は上述した実施例では各々2個として
いるが、各々1個であってもよく、各々3個以上とする
ことも可能である。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、固定式識別情報読
取手段で必要な情報が正常に読取れない場合はペン式識
別情報読取手段からの入力を受入れ可能とし、磁気読取
手段で必要な情報が正常に読取れない場合はカードリー
ダからの入力を受け入れ可能とし、光学読取手段で必要
な情報が正常に読取れない場合は操作部からの入力を受
入れ可能とするように構成されているので、挿入した券
より必要な情報が得られない場合や、挿入した券が何ら
かの理由でリジェクトされた場合等の異常時にも、ペン
式識別情報読取手段等の代替手段によりこれらの情報を
入力できるため、券の処理、交換発行等をスムーズに行
うことが可能となり、顧客サービスをさらに向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
本実施例の装置の外観を示す斜視図、第3図は第2図の
A−A′線断面図、第4図は従来例を示す側断面図、第
5図は従来例の機能ブロック図、第6図は装置に挿入さ
れた券がリジェクトされた場合の動作を説明するフロー
チャートである。 1……CTRディスプレイ、 3……キーボード、 57……ペン式バーコードリーダ 500……CRT制御部、 700……搬送制御部、 1100……排出部、 1200……ジャーナルプリンタ、 2100……券挿入制御部、 2300……固定式バーコードリーダ部、 2400……搬送路切替デバイス群、 2500……磁気読取部、 2600……磁気書込部、 2700……OCR読取部、 2800……OCR認識部、 2900……ホッパ制御部、 3000,3100……ホッパ機構部、 3200……スタッカ制御部、 3300,3400……スタッカ機構部、 3500……回収印字制御部、 3700……印字制御部、 3800……ペン式バーコードリーダ部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G07B 5/00 C

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】券種情報を含む識別情報と磁気的又は光学
    的に読取り可能なデータとを有する券を処理するための
    券処理端末装置であって、券の処理に必要な情報及び命
    令を入力する操作部と、券の挿入口及び排出口と、券又
    は帳票を収納しておくホッパと、該ホッパ内から前記券
    又は帳票を1枚ずつ分離して繰出す分離繰出手段と、前
    記挿入口から挿入された券に付与されている前記識別情
    報を読取る固定式識別情報読取手段と、前記挿入口から
    挿入された券及び前記ホッパから繰出された券又は帳票
    が磁気ストライプを有している場合にその磁気ストライ
    プに書き込まれているデータを読取る磁気読取手段と、
    前記磁気ストライプへのデータの書込みを行う磁気書込
    手段と、前記挿入口から挿入された券に付与されている
    光学的に読取可能なデータを読取る光学読取手段と、前
    記挿入口から挿入された券及び前記ホッパから繰出され
    た券又は帳票に印刷を行う印字部と、前記各構成要素間
    で前記券及び帳票を搬送する搬送路と、装置外部から使
    用可能に設けられており、前記券又は帳票の磁気ストラ
    イプに書き込まれているデータの読取りが可能なカード
    リーダと、装置外部に設けられており、券に付与されて
    いる識別情報を読取るペン式識別情報読取手段とを備え
    ており、前記固定式識別情報読取手段で必要な情報が正
    常に読取れない場合は前記ペン式識別情報読取手段から
    の入力を受入れ可能とし、前記磁気読取手段で必要な情
    報が正常に読取れない場合は前記カードリーダからの入
    力を受入れ可能とし、前記光学読取手段で必要な情報が
    正常に読取れない場合は前記操作部からの入力を受入れ
    可能とするようにしたことを特徴とする券処理端末装
    置。
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