JP2000062931A - 振動式物品供給装置 - Google Patents
振動式物品供給装置Info
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Abstract
て、過大な突入電流を抑制し広い外部電源電圧に対応し
て安定的に動作可能なインバータを備える振動式物品供
給装置を提供する。 【解決手段】 本発明の振動式物品供給装置100は、
インバータ部10と機械装置部20とを備える。インバ
ータ部は、外部電源より供給電流isによって電力の供
給を受けて、機械装置部20を動作させる駆動電圧を生
成する。インバータ部10は、突入電流制御回路30を
含む。突入電流制御回路30は、起動時および瞬間停電
からの復帰時においては、供給電流isを突入電流抑制
抵抗を通過させ、定常動作時は、突入電流抑制抵抗を通
過させずに供給電流isを供給する。
Description
置に関し、特に、可変周波数可変電圧電源装置(以下イ
ンバータと呼ぶ)によって振動体を駆動して物品に振動
を与え、当該物品を整列、搬送して供給する振動式物品
供給装置に関するものである。
る物品の搬送路をばねなどによって支持し、たとえば電
磁石等の振動体を間欠的に駆動することによってボウル
を振動させ、ボウル上の物品に振動を与えて形状や向き
を揃えて搬送し供給するように構成されている。
の全体構成を示すブロック図である。図7を参照して、
振動式物品供給装置500は、外部電源を受けて駆動電
圧を発生するインバータ部10と、インバータ部10か
ら交流電圧を受けて作動する機械装置部20とを備え
る。
起動あるいは停止動作を行なうためにスイッチSWによ
って接続される。スイッチSWを介して、外部交流電源
1からインバータ部10に供給電流isが供給される。
外部電源電圧を受けて直流電圧に変換する交流/直流変
換回路11と、交流/直流変換回路11の出力電圧を平
滑する電力用コンデンサ12と、電力用コンデンサ12
に蓄えられた直流電圧を交流電圧に変換する直流/交流
変換回路13とを含む。直流/交流変換回路13の出力
電圧は、機械装置部20を駆動する。さらに、インバー
タ部10は、スイッチSW投入直後の起動時において電
力用コンデンサ12を充電するために流れる過大な供給
電流is(以下突入電流という)を緩和するための突入
電流防止抵抗14を含む。突入電流防止抵抗14の役割
については、後ほど詳しく説明する。
直後に、電力用コンデンサ12を充電するために大きな
突入電流がインバータ部10に流入する。機械装置部2
0は、インバータ部10の直流/交流変換回路13から
交流電圧を受けて間欠的に駆動される電磁石21と、電
磁石21によって振動する下部振動体22と、下部振動
体22の振動を伝達する板ばね23と、板ばね23によ
って下部振動体22と連結された上部振動体24と、上
部振動体24の上に据えつけられたボウル25とを含
む。ボウル25の内周面には螺旋状のトラックが設けら
れており、電磁石21の間欠的な駆動によって与えられ
た振動が、ボウル25内の物品を整列、搬送し、外部へ
物品を供給する。
明するための図である。図7で説明したように、振動式
物品供給装置500のインバータ部10は、コンデンサ
インプット型の構成をとっているため、SW投入直後の
起動時においては電力用コンデンサを充電するために、
過大な突入電流が発生する。
チSWをオンした直後に、電力用コンデンサ12を充電
するために図中に点線で示すように、突入電流が発生す
る。一方、定常動作時においては、外部交流電源1の半
周期の間に電力用コンデンサ12から機械装置部20へ
供給された電力を補充するためだけの量でよいので、供
給電流isは小さなものとなる。
0においては、電源突入時の過大な突入電流から、交流
/直流変換回路11に含まれる整流素子をはじめとする
インバータ部10の電気部品を保護する必要があった。
すなわち、突入電流防止抵抗14を介して供給電流is
をインバータ部に供給することによって、図中に実線で
示すように、電流値を緩和する必要があった。
流防止抵抗14は、電源起動時の突入電流を緩和するだ
けではなく、電流の緩和が不要である定常状態において
も、供給電流isに対する抵抗素子として作用するの
で、電圧降下を引き起こし結果的に電力損失を生じさせ
るという問題点があった。
り扱う物品供給装置では問題とならないものの、大型・
重量物を取り扱う物品供給装置を駆動させるには必要な
振動が得られないという問題につながり、物品供給装置
の大きさ、重量に制限があった。
解決することであって、電源起動時においては突入電流
の緩和が可能であり、かつ定常状態においては無用の電
力損失を避けることができるインバータを備えて、大型
・重量の物品を供給できる振動式物品供給装置を提供す
ることである。
品供給装置は、振動体によって物品に振動を与えること
により物品を整列、搬送して供給する振動式物品供給装
置であって、外部電源から供給される外部電源電圧を受
けて振動体を駆動するのに必要な駆動電圧を発生する周
波数可変インバータ方式の電圧供給手段を備え、電圧供
給手段は、外部電源電圧を中間直流電圧に変換する整流
手段と、中間直流電圧を受けて駆動電圧に変換する電圧
変換手段と、過大な電流が整流手段に流入することを防
止する突入電流制御手段とを含み、突入電流制御手段
は、外部電源と整流手段との間に接続される電流抑制手
段と、タイマー手段と、リレー手段とを有する。
求項1記載の振動式物品供給装置であって、タイマー手
段は、外部電源から通電が開始されてからの経過時間を
計時値として出力し、リレー手段は、計時値が所定値以
上である場合に電流抑制手段を短絡する。
求項1記載の振動式物品供給装置であって、タイマー手
段は、外部電源からの通電に応じて充電され、外部電源
からの通電が途切れている場合に放電されるキャパシタ
を含み、リレー手段は、電流抑制手段と並列に接続され
キャパシタの電圧に応じて開放あるいは導通する。
求項3記載の振動式物品供給装置であって、タイマー手
段は、外部電源から外部電源電圧を受けて内部直流電圧
に変換する内部電源手段を含み、内部電源手段は、内部
直流電圧を供給する電源端子と、内部直流電圧の基準と
なる基準電圧端子とを有し、補助抵抗を介して電源端子
と接続される内部ノードと、内部ノードと基準電圧端子
との間に接続されるキャパシタと、内部ノードから電源
端子に向かう方向を順方向として接続されるダイオード
と、内部ノードの電位が所定電圧より低い場合にスイッ
チ手段の遮断を指示し、内部ノードの電位が所定電位以
上である場合にスイッチ手段に導通を指示するリレー制
御手段とをさらに含む。
求項1記載の振動式物品供給装置であって、突入電流制
御手段は、外部電源からの通電を監視し、外部電源から
の通電が途切れた場合に遮断検出信号を発生する外部電
源監視手段と、リセット手段とをさらに含む。
求項5記載の振動式物品供給装置であって、リセット手
段は、遮断検出信号に応じて計時値を減ずる。
求項3記載の振動式物品供給装置であって、外部電源か
らの通電が途切れた場合にキャパシタを放電するリセッ
ト手段をさらに含む。
求項4記載の振動式物品供給装置であって、外部電源か
らの通電を検出して発光する発光ダイオードと、内部ノ
ードと基準電圧端子との間に接続され、発光ダイオード
の発光に応じて導通状態から遮断状態へ遷移するフォト
トランジスタとをさらに備える。
求項1記載の振動式物品供給装置であって、電圧変換手
段は、中間直流電圧が警戒電圧以下となった場合に電圧
変換手段の運転を停止する中間電圧監視手段とをさらに
含む。
請求項1記載の振動式物品供給装置であって、突入電流
制御手段は、外部電源に接続され、外部電源からの通電
が途切れた場合にリレー手段を開放するリレー開放手段
をさらに含む。
態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中
同一符号は同一または相当部分を示す。
形態1の振動式物品供給装置100の全体構成を示す概
略ブロック図である。図1を参照して、振動式物品供給
装置100は、従来の技術の振動式物品供給装置500
と比較して、突入電流防止抵抗14の代わりに突入電流
制御回路30を備える点が異なる。
御回路30の作用により、上記したような問題点の解決
を図るものである。
動式物品供給装置500とほぼ同様であるので、説明は
繰り返さない。
す回路図である。図2を参照して、突入電流制御回路3
0は、交流電源配線2aと2bとの間に接続された直流
電源回路40を備える。直流電源回路40は、交流電源
配線2a,2bを介して外部交流電源1より電圧を受け
て直流電源を供給する回路であり、直流電圧を発生する
Vdd端子と、基準となる0V電圧を供給するGND端
子とを有する。
配線2aに接続された突入電流防止抵抗R1と、突入電
流防止抵抗R1に並行に接続されたリレー接点CR0と
を有する。突入電流制御回路30は、さらにリレー制御
回路41を備える。
と、内部ノードNaと直流電源回路40のVdd端子と
の間にそれぞれが並列に接続されたダイオードD1およ
び補助抵抗r1と、内部ノードNaと直流電源回路40
のGND端子との間に接続されたキャパシタC1と、ツ
ェナーダイオードZDと補助抵抗r2を介して内部ノー
ドNaと接続されたベースを有するトランジスタTr
と、トランジスタTrのコレクタとVdd端子との間に
接続されたリレーコイルRL0とを有する。リレーコイ
ルRL0は、リレー接点CR0を駆動する。
はリレー接点CR0が導通し、突入電流防止抵抗R1を
短絡する。一方、リレーコイルRL0に電流が流れてい
ない場合には、リレー接点CR0は開放される。
充放電に応じてトランジスタTrをオンあるいはオフ
し、リレー接点CR0の導通あるいは開放を制御する。
は、補助抵抗r1を流れる電流によってキャパシタC1
が充電され内部ノードNaの電圧が上昇するまでの間、
トランジスタTrはオフ状態でありリレー接点CR0は
開放状態を維持する。よって、この間流れる供給電流i
sは、突入電流防止抵抗R1を介して図1に示した交流
/直流変換回路11へ送られ、電源投入時の過大な突入
電流の発生が抑制される。
シタC1の充電が進み内部ノードNaの電位が上昇す
る。これに伴いトランジスタTrがオン状態となり、リ
レーコイルRL0に電流が流れる。これにより、リレー
接点CR0は導通状態となって突入電流防止抵抗R1は
短絡され、交流電源配線2aから供給される電流は突入
電流防止抵抗R1をバイパスして交流/直流変換回路1
1に送られる。よって、過大な突入電流が発生するおそ
れのない定常状態においては、突入電流防止抵抗による
電力損失を回避してインバータに電流を供給することが
できる。
bに電圧が発生していないので、直流電源回路40のV
dd端子にも直流電圧が発生しなくなる。このため、タ
イマー回路41においては、ダイオードD1によりキャ
パシタC1の放電が行なわれる。キャパシタC1の放電
の完了により、次回の起動時における内部ノードNaの
初期電位は0となり、起動時から一定時間経過の間につ
いては、リレー接点CR0が開放状態となる。
物品供給装置100は、定常動作時に無用な電力損失を
回避するとともに大型・重量の物品を供給できる振動を
確保し、かつ起動時の突入電流を抑制することができ
る。
振動式物品供給装置100の突入電流制御回路30に含
まれるタイマ回路41の構成では、最初の電源投入時に
おいては、正常に突入電流を抑制する機能を発揮するも
のの、運転中に外部交流電源1に大きな電圧変動や瞬間
停電があった場合、あるいは誤操作などで電源スイッチ
SWを一瞬切ってしまったような場合(以下総称して瞬
間停電という)には、その後の突入電流の抑制が十分に
行なえないという問題点が生じるおそれがある。
突入電流を説明するための波形図である。
流電源1の状態を表わす。Vaは、タイマ回路41の内
部ノードNaの電位を表わす。CR0はリレー接点CR
0の開放(OFF)あるいは導通(ON)を表わす。V
coは、電力用コンデンサ12の電位を表わす。
が正常に行なわれスイッチSWがオフされると、これに
伴ってタイマ回路41に含まれるキャパシタC1はダイ
オードD1によって放電されて内部ノードNaの電位V
aは0に近づく。キャパシタC1の放電が進行すると、
タイマ回路41のトランジスタTrが遮断されるのでリ
レー接点CR0も開放される。スイッチSWの開放か
ら、リレー接点CR0の開放までには、キャパシタC1
の放電所要時間に相当する一定期間のタイムラグが発生
する。
作がなされスイッチSWがON状態となる。のタイミ
ングでは、停止動作が行なわれたのタイミングから十
分時間が経過しているためにキャパシタC1の放電は完
了しており、リレー接点CR0は開放状態である。この
後、実施の形態1で説明した動作により、突入電流が大
きい間にはリレー接点CR0を開放しておき、タイマ回
路41の作用によって一定時間経過後リレー接点CR0
を導通させる。
述したような理由によって瞬間停電が発生し、直後に
のタイミングでこれが復帰した場合を考える。この場合
には、タイミングととの間が短いため、キャパシタ
C1の放電時間が十分に確保できない。このときには、
内部ノードNaの電位Vaの電位は高いままであり、リ
レー接点CR0が導通した状態のままで、瞬間停電から
復帰するタイミングを迎える。
て、電力用コンデンサ12は、電磁石21を間欠的に駆
動するための電流を供給する一方で、電源からの電流供
給を受けられないため、のタイミングにおいて電力用
コンデンサ12の電圧Vcoは低下した状態となってい
る。
用コンデンサ12を充電するために大きな供給電流is
が流れる。このとき、リレー接点CR0は先に述べたよ
うに導通状態のままであるから、供給電流isは突入電
流防止抵抗R1を通過せずに交流/直流変換回路11以
降のインバータ部に供給されてしまう。これにより、イ
ンバータ部に含まれる電源ヒューズあるいは電源スイッ
チの溶断溶着といったようなトラブルが発生するおそれ
がある。
瞬間停電後の再起動時においても、過大な突入電流を防
止し、かつ定常状態において無用の電力損失を生じさせ
ないインバータを備えた振動式物品供給装置の構成につ
いて考える。
供給装置200の構成を示す図である。図4を参照し
て、振動式物品供給装置200は、実施の形態1の振動
式物品供給装置100と比較して、電圧低下検出回路5
0をさらに備える。その他の構成については、実施の形
態1の振動式物品供給装置100とほぼ同様であるの
で、説明は繰り返さない。
サ12の電位Vcoを検出し、外部交流電源1からの電
流供給が途絶えることによって電力用コンデンサ12の
電圧が低下した場合には、直流/交流変換回路13に対
して停止指令を発する回路である。
電の発生によって電力用コンデンサ12の電圧低下を検
出した場合には、直ちにインバータ部の運転を停止し
て、電力用コンデンサ12の放電をストップさせると同
時に、タイマ回路41に含まれるキャパシタC1の放電
時間を確保して充電電流調整回路30のリレー接点CR
0を開放状態に復帰させる。これにより、瞬間停電後の
再起動時においても、過大な投入電流の発生によるイン
バータ部の電気素子の破壊を回避することが可能とな
る。
に対応するもう1つの構成方法として、実施の形態2の
変形例として振動式物品供給装置について考える。振動
式物品供給装置においては、突入電流防止回路の構成を
改良するものである。
品供給装置の突入電流制御回路31の全体構成を示す回
路図である。実施の形態2の変形例においては、実施の
形態1の振動式物品供給装置100と比較して、突入電
流制御回路30を改善することによって突入電流制御回
路31の構成とするものである。
振動式物品供給装置100とほぼ同様であるので、説明
は繰り返さない。
は、突入電流制御回路30と比較して、リレーコイルお
よびリレー接点を2つずつ含み、特に交流電源配線2a
と2bとの間にリレー接点CR1およびリレーコイルR
L2を含む点が異なる。また、突入電流防止抵抗R1と
並列に、リレー接点CR2が接続され、タイマ回路41
のトランジスタには、リレーコイルRL1が接続され
る。
導通開放を制御し、リレーコイルRL2はリレー接点C
R2の動作を制御する。突入電流制御回路31は、交流
電源配線2aと2bとの間にリレー接点CR1を新たに
設け、これをタイマ回路41のリレーコイルRL1によ
って起動後の一定時間経過後に導通させる。突入電流防
止抵抗R1に並列に接続されたリレー接点CR2は、リ
レー接点CR1の導通後にリレーコイルRL2によって
導通され、交流電源2a,2bに電圧が供給されなくな
った場合にはリレーコイルRL2によって開放される。
このように交流電源配線2a,2bの電圧に対応してリ
レー接点CR2を制御することによって、瞬間停電後の
再起動時においても、再び電力用コンデンサ12を充電
するための供給電流isは突入電流防止抵抗R1を通過
して供給されるため、突入電流を抑制することができ
る。
突入電流防止抵抗短絡用リレーコイルRL2とタイマー
回路とを別回路として示したが、タイマー機能を内蔵し
たリレーを、使用することも可能である。
振動式物品供給装置は、インバータ部を含む設備保護を
確実に行ない、これを最優先とする構成ではあるが、瞬
間停電が発生するたびにインバータの運転が停止するた
め、物品供給作業が中断されるばかりでなく、再起動操
作を行なう必要も生じ、物品供給装置全体としては使い
勝手が悪くなるおそれがある。
供給装置においては、外部交流電源1の電源電圧は、突
入電流防止抵抗短絡用リレーコイルRL2の耐圧定格に
制限されてしまい、入力電圧範囲を広いものとすること
ができなくなってしまう。振動式物品供給装置の電源と
してインバータを採用することの大きな利点として、電
源事情の異なるさまざまな地域で広範囲に使えることが
挙げられるが、振動式物品供給装置210の構成におい
ては、外部交流電源の電圧範囲が突入電流防止抵抗短絡
用リレーRL2の定格によって制約されてしまい、この
利点が失われてしまうおそれが生ずる。
題点を解消し、定常状態における無用の電力損失を回避
した上で、正常な起動時のみならず瞬間停電後の再起動
時においても過大な突入電流を防止し、かつインバータ
の運転を停止させることなく広い外部電源電圧範囲の下
で動作することのできるインバータを備えた振動式物品
供給装置の構成について考える。実施の形態3において
は、突入電流防止回路の構成をさらに改善する。
品供給装置の突入電流制御回路32の構成を示す回路図
である。
は、実施の形態1の振動式物品供給装置100に含まれ
る突入電流制御回路30に加えて、外部電源監視回路4
2aおよびリセット回路42bをさらに含む。その他の
構成については、実施の形態1の振動式物品供給装置1
00とほぼ同様であるので、説明は繰り返さない。
2a,2bの通電状態を検出する回路である。外部電源
監視回路42aは、交流電源配線2aと2bとの間に直
列に接続された、補助抵抗r4とダイオードD3と補助
抵抗r5とを有する。外部電源監視回路42aは、補助
抵抗r5と並列に接続されたキャパシタC2と、補助抵
抗r6およびフォトダイオードPDとをさらに有する。
ている場合には、交流電源配線2a〜補助抵抗r4〜ダ
イオードD3〜補助抵抗r6〜フォトダイオードPD〜
交流電源配線2bもしくは、交流電源配線2b〜補助抵
抗r5〜補助抵抗r6〜フォトダイオードPD〜交流電
源配線2bの経路によってフォトダイオードPDに電流
が流れ、フォトダイオードPDは発光する。キャパシタ
C2は、フォトダイオードPDに流れる電流を平滑する
ために設けられるものであり、小容量のコンデンサを適
用すればよい。
直流電源回路40の接地端子GNDとの間に接続された
補助抵抗r3とフォトトランジスタPTとを有する。フ
ォトダイオードPDとフォトトランジスタPTは、フォ
トカプラを構成しており、フォトダイオードPDの導通
に応じて発生する光を媒介としてフォトトランジスタP
Tが導通あるいは遮断するものである。
ンジスタPTは、ノーマリーオンのタイプのものを採用
し、フォトダイオードPDより発光出力があった場合に
フォトトランジスタPTが遮断状態となるように制御す
る。
あるいは瞬間停電時を含め交流電源配線2a,2bに電
圧が供給されていない場合には、フォトトランジスタP
Tの導通により内部ノードNaと接地端子GNDとを接
続する経路が形成され、強制的にキャパシタC1の放電
経路が確保される。
は瞬間停電からの復帰に先立って内部ノードNaの電位
を自動的に予め0とし、リレー接点CR0の開放状態を
確保した上でインバータの起動を行なうことによって、
突入電流の確実な抑制が図られる。
給されると、フォトダイオードPDが発光するので、こ
れを介してフォトトランジスタPTは遮断される。これ
により、タイマ回路41に含まれるキャパシタC1の充
電が開始され、一定時間経過後リレー接点CR0を導通
させることにより、突入電流防止抵抗をバイパスして電
流がインバータ部に供給される。
形態2で述べた問題点を解決し、インバータの運転を停
止させることなく広い電源電圧範囲の下での動作が可能
であり、かつ定常動作時に無用な電力損失を回避すると
ともに大型・重量の物品を供給できる振動を確保した上
で起動時あるいは瞬間停電からの復帰時における過大な
突入電流を抑制することができる振動式物品供給装置を
得ることができる。
監視回路42a,リセット回路42bを、フォトダイオ
ードとフォトトランジスタとからなるフォトカプラで構
成したが、同様の機能を有するものであれば他の電子回
路を適用することも可能である。
においては、突入電流防止抵抗の短絡をリレー接点によ
って行なったが、これはトライアック等の半導体部品に
よっても行なうことができる。同様に、タイマ回路を抵
抗,コンデンサ,トランジスタ等で構成したが、これを
IC等の半導体素子で構成したり、CPUのソフトウェ
アで構成したタイマを用いることによって同様の機能を
持たせることももちろん可能である。
点で例示であって、制限的なものではないと考えられる
べきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特
許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の
意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意
図される。
供給装置は、定常状態において電力損失の発生を回避す
るとともに大型・重量の物品を供給できる振動を確保
し、かつ起動時の過大な突入電流の流入を防止すること
ができる。
給装置は、瞬間停電等によって外部交流電源からの給電
が途切れた後に復帰した場合にも、インバータの運転を
停止させることなく、外部電源の広い電圧範囲の下で請
求項1記載の振動式物品供給装置が奏する効果を得るこ
とができる。
は、瞬間停電等によって外部交流電源からの給電が途切
れた後に復帰させる場合にも、請求項1記載の振動式物
品供給装置が奏する効果を得ることができる。
00の全体構成を示すブロック図である。
30の構成を示す回路図である。
問題点を説明するための図である。
00の全体構成を示すブロック図である。
給装置の突入電流制御回路31の構成を示す回路図であ
る。
突入電流制御回路32の構成を示す回路図である。
構成を示すブロック図である。
点を説明するための波形図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 振動体によって物品に振動を与えること
により前記物品を整列、搬送して供給する振動式物品供
給装置であって、 外部電源から供給される外部電源電圧を受けて前記振動
体を駆動するのに必要な駆動電圧を発生する周波数可変
インバータ方式の電圧供給手段を備え、 前記電圧供給手段は、 前記外部電源電圧を中間直流電圧に変換する整流手段
と、 前記中間直流電圧を受けて前記駆動電圧に変換する電圧
変換手段と、 過大な電流が前記整流手段に流入することを防止する突
入電流制御手段とを含み、 前記突入電流制御手段は、 前記外部電源と前記整流手段との間に接続される電流抑
制手段と、 タイマー手段と、 リレー手段とを有する、振動式物品供給装置。 - 【請求項2】 前記タイマー手段は、前記外部電源から
通電が開始されてからの経過時間を計時値として出力
し、 前記リレー手段は、前記計時値が所定値以上である場合
に前記電流抑制手段を短絡する、請求項1記載の振動式
物品供給装置。 - 【請求項3】 前記タイマー手段は、前記外部電源から
の通電に応じて充電され、前記外部電源からの通電が途
切れている場合に放電されるキャパシタを含み、 前記リレー手段は、前記電流抑制手段と並列に接続され
前記キャパシタの電圧に応じて開放あるいは導通する、
請求項1記載の振動式物品供給装置。 - 【請求項4】 前記タイマー手段は、 前記外部電源から前記外部電源電圧を受けて内部直流電
圧に変換する内部電源手段を含み、 前記内部電源手段は、 前記内部直流電圧を供給する電源端子と、 前記内部直流電圧の基準となる電圧を供給する基準電圧
端子とを有し、 補助抵抗を介して前記電源端子と接続される内部ノード
と、 前記内部ノードと前記基準電圧端子との間に接続される
キャパシタと、 前記内部ノードから前記電源端子に向かう方向を順方向
として接続されるダイオードと、 前記内部ノードの電位が所定電圧より低い場合に前記ス
イッチ手段の遮断を指示し、前記内部ノードの電位が所
定電位以上である場合に前記スイッチ手段に導通を指示
するリレー制御手段とをさらに含む、請求項3記載の振
動式物品供給装置。 - 【請求項5】 前記突入電流制御手段は、 前記外部電源からの通電を監視し、前記外部電源からの
通電が途切れた場合に遮断検出信号を発生する外部電源
監視手段と、 リセット手段とをさらに含む、請求項1記載の振動式物
品供給装置。 - 【請求項6】 前記リセット手段は、前記遮断検出信号
に応じて前記計時値を減ずる、請求項5記載の振動式物
品供給装置。 - 【請求項7】 前記外部電源からの通電が途切れた場合
に前記キャパシタを放電する前記リセット手段をさらに
含む、請求項3記載の振動式物品供給装置。 - 【請求項8】 前記外部電源からの通電を検出して発光
する発光ダイオードと、 前記内部ノードと前記基準電圧端子との間に接続され、
前記発光ダイオードの発光に応じて導通状態から遮断状
態へ遷移するフォトトランジスタとをさらに備える、請
求項4記載の振動式物品供給装置。 - 【請求項9】 前記電圧変換手段は、前記中間直流電圧
が警戒電圧以下となった場合に前記電圧変換手段の運転
を停止する中間電圧監視手段とをさらに含む、請求項1
記載の振動式物品供給装置。 - 【請求項10】 前記突入電流制御手段は、前記外部電
源に接続され、前記外部電源からの通電が途切れた場合
に前記リレー手段を開放するリレー開放手段をさらに含
む、請求項1記載の振動式物品供給装置。
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