JP2000062889A - 検査用目盛り付き小型電子部品収納用トレイ - Google Patents
検査用目盛り付き小型電子部品収納用トレイInfo
- Publication number
- JP2000062889A JP2000062889A JP10228360A JP22836098A JP2000062889A JP 2000062889 A JP2000062889 A JP 2000062889A JP 10228360 A JP10228360 A JP 10228360A JP 22836098 A JP22836098 A JP 22836098A JP 2000062889 A JP2000062889 A JP 2000062889A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electronic component
- small electronic
- inspection
- external terminal
- tray
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Packaging Frangible Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 小型電子部品の外部端子の変形や欠損による
不良を目視により高精度に且つ迅速に判定することを可
能とし、小型電子部品の生産性及び信頼性を向上できる
小型電子部品収納用トレイの提供。 【解決手段】 板状のトレイ本体の一面に凹状のポケッ
ト(電子部品収納部)2が形成され、該ポケット2内の
一定位置に小型電子部品1aの本体1bを固定するため
のリブがポケット2内に設けられ、該ポケット2の底面
で、かつリブの外周に該リブに固定された小型電子部品
1aの外部端子1cの変形および/または欠損を検査す
るための検査用目盛り5が所定間隔で形成されるととも
に外部端子1cの変形および/または欠損の許容範囲を
示すサブ検査用目盛り7が所定間隔で形成されている検
査用目盛り付き小型電子部品収納用トレイ。
不良を目視により高精度に且つ迅速に判定することを可
能とし、小型電子部品の生産性及び信頼性を向上できる
小型電子部品収納用トレイの提供。 【解決手段】 板状のトレイ本体の一面に凹状のポケッ
ト(電子部品収納部)2が形成され、該ポケット2内の
一定位置に小型電子部品1aの本体1bを固定するため
のリブがポケット2内に設けられ、該ポケット2の底面
で、かつリブの外周に該リブに固定された小型電子部品
1aの外部端子1cの変形および/または欠損を検査す
るための検査用目盛り5が所定間隔で形成されるととも
に外部端子1cの変形および/または欠損の許容範囲を
示すサブ検査用目盛り7が所定間隔で形成されている検
査用目盛り付き小型電子部品収納用トレイ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小型電子部品本体
と外部端子からなる小型電子部品を一時的に収納した状
態で運搬するための小型電子部品収納用トレイに係わ
り、詳しくは、板状のトレイ本体に形成された電子部品
収納部にこれに収納された小型電子部品の外部端子の変
形および/または欠損を検査するための検査用目盛りま
たは上記外部端子の変形および/または欠損の許容範囲
を示すサブ検査用目盛りが所定間隔で形成することによ
って小型電子部品の外部端子の変形や欠損による不良を
目視により高精度に且つ迅速に判定することを可能にし
た検査用目盛り付き小型電子部品収納用トレイに関す
る。
と外部端子からなる小型電子部品を一時的に収納した状
態で運搬するための小型電子部品収納用トレイに係わ
り、詳しくは、板状のトレイ本体に形成された電子部品
収納部にこれに収納された小型電子部品の外部端子の変
形および/または欠損を検査するための検査用目盛りま
たは上記外部端子の変形および/または欠損の許容範囲
を示すサブ検査用目盛りが所定間隔で形成することによ
って小型電子部品の外部端子の変形や欠損による不良を
目視により高精度に且つ迅速に判定することを可能にし
た検査用目盛り付き小型電子部品収納用トレイに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の小型電子部品収納用トレイとして
は、図8に示されるようなものが知られている。従来の
小型電子部品収納用トレイ20は、板状のトレイ本体2
1の上面4に、小型電子部品1aを効率的に収納するた
めに電子部品収納部としてのポケット2が規則的に形成
されている。上記小型電子部品1aは、小型電子部品本
体1bと該本体1bのIC等に電気的接続されるととも
に外部に導出された外部端子1cから概略構成されてい
る。
は、図8に示されるようなものが知られている。従来の
小型電子部品収納用トレイ20は、板状のトレイ本体2
1の上面4に、小型電子部品1aを効率的に収納するた
めに電子部品収納部としてのポケット2が規則的に形成
されている。上記小型電子部品1aは、小型電子部品本
体1bと該本体1bのIC等に電気的接続されるととも
に外部に導出された外部端子1cから概略構成されてい
る。
【0003】また、トレイ本体21には、図9(A)、
図9(B)に示すように、小型電子部品1aがポケット
2内の一定位置に固定されて収納されるよう、小型電子
部品1aの下面の形状に合わせて位置固定用のリブ3が
設けてあり、このリブ3に小型電子部品本体1bの下面
が収納されることにより、外力により変形しやすい外部
端子1cや小型電子部品本体1bを保護するようになっ
ている。さらに、この小形電子部品収納用トレイ20
は、積み重ねたとき本体21の上下面が噛み合う構造と
なっており、小型電子部品を収納した状態にてトレイを
重ね合わせる事が可能である。そして、このトレイ20
に小型電子部品1aを収納した状態にて、製造工程中の
搬送や顧客への出荷を行うことにより、電子部品1aを
外力から保護している。
図9(B)に示すように、小型電子部品1aがポケット
2内の一定位置に固定されて収納されるよう、小型電子
部品1aの下面の形状に合わせて位置固定用のリブ3が
設けてあり、このリブ3に小型電子部品本体1bの下面
が収納されることにより、外力により変形しやすい外部
端子1cや小型電子部品本体1bを保護するようになっ
ている。さらに、この小形電子部品収納用トレイ20
は、積み重ねたとき本体21の上下面が噛み合う構造と
なっており、小型電子部品を収納した状態にてトレイを
重ね合わせる事が可能である。そして、このトレイ20
に小型電子部品1aを収納した状態にて、製造工程中の
搬送や顧客への出荷を行うことにより、電子部品1aを
外力から保護している。
【0004】一方、小型電子部品1aは、様々な製造工
程を経て製造されるが、外部端子1cは外力に弱く、変
形する場合がある。この為、出荷前にトレイに収納した
状態で外部端子1cの変形を目視により検査(官能検
査)し、不良品を除去した後出荷している。
程を経て製造されるが、外部端子1cは外力に弱く、変
形する場合がある。この為、出荷前にトレイに収納した
状態で外部端子1cの変形を目視により検査(官能検
査)し、不良品を除去した後出荷している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、小型電子部
品1aの製造工程においては、外部端子1cに関し、主
に以下の、ような不良が発生してしまう場合があ
る。 .小型電子部品1aの外部端子1cの変形 .小型電子部品1aの外部端子1cの欠損 小型電子部品1aの製造工程においては、上述のような
不良が発生するため小型電子部品1aを出荷する前に、
小型電子部品1aをトレイ20に収納した状態で目視に
より外部端子1cの外観上の良不良を検査し、不良のも
のを除去しているが、従来の小型電子部品収納用トレイ
20を用いる場合にはしばしば以下のような問題が発生
していた。
品1aの製造工程においては、外部端子1cに関し、主
に以下の、ような不良が発生してしまう場合があ
る。 .小型電子部品1aの外部端子1cの変形 .小型電子部品1aの外部端子1cの欠損 小型電子部品1aの製造工程においては、上述のような
不良が発生するため小型電子部品1aを出荷する前に、
小型電子部品1aをトレイ20に収納した状態で目視に
より外部端子1cの外観上の良不良を検査し、不良のも
のを除去しているが、従来の小型電子部品収納用トレイ
20を用いる場合にはしばしば以下のような問題が発生
していた。
【0006】上述のの外部端子1cの変形が生じると
いう不良項目については小型電子部品1aの隣り合う外
部端子1c同士の間隔を見ることにより、不良を検出し
ているが、近年の小型電子部品の小型化に伴い、外部端
子の幅や間隔が小さくなり、わずかな変形でさえも不良
と判定しなければならない為に、外部端子同士の間隔を
目視により確認するだけでは、誤判定が発生することが
ある。その理由は、従来の小型電子部品収納用トレイ2
0に小型電子部品1aを収納した場合には、隣り合う外
部端子1c同士の間隔を比較するという曖昧な基準で検
査を行っているためである。また、良否判定が難しい製
品については、トレイ20より小型電子部品1a取り出
し、外部端子1cの変化量を測定して判断しなければな
らない為、外部端子1cの変形の検出作業の工数がかか
ってしまうという問題がある。
いう不良項目については小型電子部品1aの隣り合う外
部端子1c同士の間隔を見ることにより、不良を検出し
ているが、近年の小型電子部品の小型化に伴い、外部端
子の幅や間隔が小さくなり、わずかな変形でさえも不良
と判定しなければならない為に、外部端子同士の間隔を
目視により確認するだけでは、誤判定が発生することが
ある。その理由は、従来の小型電子部品収納用トレイ2
0に小型電子部品1aを収納した場合には、隣り合う外
部端子1c同士の間隔を比較するという曖昧な基準で検
査を行っているためである。また、良否判定が難しい製
品については、トレイ20より小型電子部品1a取り出
し、外部端子1cの変化量を測定して判断しなければな
らない為、外部端子1cの変形の検出作業の工数がかか
ってしまうという問題がある。
【0007】また、上述のの外部端子1cの欠損が生
じるという不良項目については、小型電子部品1aの隣
り合う外部端子1cの間隔を目視にて比較することで、
小型電子部品1aの外部端子1bの欠損の有無を確認
し、欠損がある場合には、その小型電子部品1aを除去
している。そのため、外部端子1cが連続して欠損する
場合や連続した外部端子1cのうち1本が欠損したなど
の場合には、精度よく不良品を検出することが可能であ
るが、小型電子部品1aのある一辺の最外端の外部端子
1cが1本のみ完全に欠損している場合は、発見するこ
とが非常に困難であった。その理由は、小型電子部品1
aの外部端子1c同士の間隔を目視により確認すること
により外部端子1cの欠損を判断しているため、各辺の
最外端に配置された外部端子1cは、比較する外部端子
がないため、端子の欠損を見逃しやすくなるためであ
る。
じるという不良項目については、小型電子部品1aの隣
り合う外部端子1cの間隔を目視にて比較することで、
小型電子部品1aの外部端子1bの欠損の有無を確認
し、欠損がある場合には、その小型電子部品1aを除去
している。そのため、外部端子1cが連続して欠損する
場合や連続した外部端子1cのうち1本が欠損したなど
の場合には、精度よく不良品を検出することが可能であ
るが、小型電子部品1aのある一辺の最外端の外部端子
1cが1本のみ完全に欠損している場合は、発見するこ
とが非常に困難であった。その理由は、小型電子部品1
aの外部端子1c同士の間隔を目視により確認すること
により外部端子1cの欠損を判断しているため、各辺の
最外端に配置された外部端子1cは、比較する外部端子
がないため、端子の欠損を見逃しやすくなるためであ
る。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、小型電子部品の外部端子の変形や欠損による不良を
目視により高精度に且つ迅速に判定することを可能と
し、小型電子部品の生産性及び信頼性を向上できる小型
電子部品収納用トレイを提供することにある。
で、小型電子部品の外部端子の変形や欠損による不良を
目視により高精度に且つ迅速に判定することを可能と
し、小型電子部品の生産性及び信頼性を向上できる小型
電子部品収納用トレイを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
小型電子部品本体と該本体に電気的に接続された外部端
子からなる小型電子部品を収納、運搬する小型電子部品
収納用トレイであって、板状のトレイ本体の一面に凹状
の電子部品収納部が形成され、該電子部品収納部にこれ
に収納された小型電子部品の外部端子の変形および/ま
たは欠損を検査するための検査用目盛りが所定間隔で形
成されていることを特徴とする検査用目盛り付き小型電
子部品収納用トレイを上記課題の解決手段とした。
小型電子部品本体と該本体に電気的に接続された外部端
子からなる小型電子部品を収納、運搬する小型電子部品
収納用トレイであって、板状のトレイ本体の一面に凹状
の電子部品収納部が形成され、該電子部品収納部にこれ
に収納された小型電子部品の外部端子の変形および/ま
たは欠損を検査するための検査用目盛りが所定間隔で形
成されていることを特徴とする検査用目盛り付き小型電
子部品収納用トレイを上記課題の解決手段とした。
【0010】また、請求項2記載の発明は、小型電子部
品本体と該本体に電気的に接続された外部端子からなる
小型電子部品を収納、運搬するための小型電子部品収納
用トレイであって、板状のトレイ本体の一面に凹状の電
子部品収納部が形成され、該電子部品収納部にこれに収
納された小型電子部品の外部端子の変形および/または
欠損の許容範囲を示すサブ検査用目盛りが所定間隔で形
成されていることを特徴とする検査用目盛り付き小型電
子部品収納用トレイを上記課題の解決手段とした。
品本体と該本体に電気的に接続された外部端子からなる
小型電子部品を収納、運搬するための小型電子部品収納
用トレイであって、板状のトレイ本体の一面に凹状の電
子部品収納部が形成され、該電子部品収納部にこれに収
納された小型電子部品の外部端子の変形および/または
欠損の許容範囲を示すサブ検査用目盛りが所定間隔で形
成されていることを特徴とする検査用目盛り付き小型電
子部品収納用トレイを上記課題の解決手段とした。
【0011】また、請求項3記載の発明は、小型電子部
品本体と該本体に電気的に接続された外部端子からなる
小型電子部品を収納、運搬するための小型電子部品収納
用トレイであって、板状のトレイ本体の一面に凹状の電
子部品収納部が形成され、該電子部品収納部内の一定位
置に前記小型電子部品本体を固定するためのリブが前記
電子部品収納部内に設けられ、該電子部品収納部の底面
で、かつリブの外周に該リブに固定された小型電子部品
の外部端子の変形および/または欠損を検査するための
検査用目盛りが所定間隔で形成されるとともに前記外部
端子の変形および/または欠損の許容範囲を示すサブ検
査用目盛りが所定間隔で形成されていることを特徴とす
る検査用目盛り付き小型電子部品収納用トレイを上記課
題の解決手段とした。
品本体と該本体に電気的に接続された外部端子からなる
小型電子部品を収納、運搬するための小型電子部品収納
用トレイであって、板状のトレイ本体の一面に凹状の電
子部品収納部が形成され、該電子部品収納部内の一定位
置に前記小型電子部品本体を固定するためのリブが前記
電子部品収納部内に設けられ、該電子部品収納部の底面
で、かつリブの外周に該リブに固定された小型電子部品
の外部端子の変形および/または欠損を検査するための
検査用目盛りが所定間隔で形成されるとともに前記外部
端子の変形および/または欠損の許容範囲を示すサブ検
査用目盛りが所定間隔で形成されていることを特徴とす
る検査用目盛り付き小型電子部品収納用トレイを上記課
題の解決手段とした。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の検査用目盛り付き
小型電子部品収納用トレイの実施形態について図面を参
照して詳細に説明する。図1は、本発明の検査用目盛り
付き小型電子部品収納用トレイの第一の実施形態を示す
斜視図である。図2(A)は、図1の検査用目盛り付き
小型電子部品収納用トレイのポケット(電子部品収納
部)と、該ポケット内に収納された小型電子部品の位置
関係を示す拡大平面図であり、図2(B)は、図2
(A)のI−I線断面図である。第一の実施形態の検査
用目盛り付き小型電子部品収納用トレイ30は、小型電
子部品本体1bと該本体1bに電気的に接続された外部
端子1cからなる小型電子部品1aを一時的に収納し運
搬するためのものである。また、小型電子部品laの外
部端子1cの変形や欠損等の不良を検査できるようにし
たものである。
小型電子部品収納用トレイの実施形態について図面を参
照して詳細に説明する。図1は、本発明の検査用目盛り
付き小型電子部品収納用トレイの第一の実施形態を示す
斜視図である。図2(A)は、図1の検査用目盛り付き
小型電子部品収納用トレイのポケット(電子部品収納
部)と、該ポケット内に収納された小型電子部品の位置
関係を示す拡大平面図であり、図2(B)は、図2
(A)のI−I線断面図である。第一の実施形態の検査
用目盛り付き小型電子部品収納用トレイ30は、小型電
子部品本体1bと該本体1bに電気的に接続された外部
端子1cからなる小型電子部品1aを一時的に収納し運
搬するためのものである。また、小型電子部品laの外
部端子1cの変形や欠損等の不良を検査できるようにし
たものである。
【0013】第一の実施形態の検査用目盛り付き小型電
子部品収納用トレイ30は、板状のトレイ本体21の一
面に凹状の電子部品収納部としてのポケット2が形成さ
れている。このポケット2内には、該ポケット2内の一
定位置に小型電子部品本体1bを固定するためのリブ3
が小型電子部品本体1bの下面の形状に合わせて設けら
れている。電子部品本体1bはリブ3に収納されること
により、ポケット2内の一定位置に固定される。これに
より、小型電子部品1aの各々の外部端子1cもポケッ
ト2に対して一定位置に固定されることになる。
子部品収納用トレイ30は、板状のトレイ本体21の一
面に凹状の電子部品収納部としてのポケット2が形成さ
れている。このポケット2内には、該ポケット2内の一
定位置に小型電子部品本体1bを固定するためのリブ3
が小型電子部品本体1bの下面の形状に合わせて設けら
れている。電子部品本体1bはリブ3に収納されること
により、ポケット2内の一定位置に固定される。これに
より、小型電子部品1aの各々の外部端子1cもポケッ
ト2に対して一定位置に固定されることになる。
【0014】また、ポケット2の底面で、かつリブ3の
外周には、リブ3に固定された小型電子部品1aの外部
端子1cの変形および/または欠損等の不良を検査する
ための検査用目盛り5が形成されている。検査用目盛り
5の延びる方向は、外部端子1cに変形や欠損等の不良
がない良好な小型電子部品1aを基準とし、この小型電
子部品1aがポケット2内に収納された場合の外部端子
1cが延びる方向と同じ方向である。また、このような
検査用目盛り5の間隔は、外部端子1cに変形や欠損等
の不良がない良好な小型電子部品1aの各々の外部端子
1cの間隔に合わせて形成されている。従って、小型電
子部品1aの小型電子部品本体1bの下面がポケット2
内のリブ3に収納されることにより、小型電子部品1a
の外部端子1cはポケット2内の検査用目盛り5に対し
て一定の範囲の位置に設置されることになる。
外周には、リブ3に固定された小型電子部品1aの外部
端子1cの変形および/または欠損等の不良を検査する
ための検査用目盛り5が形成されている。検査用目盛り
5の延びる方向は、外部端子1cに変形や欠損等の不良
がない良好な小型電子部品1aを基準とし、この小型電
子部品1aがポケット2内に収納された場合の外部端子
1cが延びる方向と同じ方向である。また、このような
検査用目盛り5の間隔は、外部端子1cに変形や欠損等
の不良がない良好な小型電子部品1aの各々の外部端子
1cの間隔に合わせて形成されている。従って、小型電
子部品1aの小型電子部品本体1bの下面がポケット2
内のリブ3に収納されることにより、小型電子部品1a
の外部端子1cはポケット2内の検査用目盛り5に対し
て一定の範囲の位置に設置されることになる。
【0015】この第一の実施形態でのポケット2内の検
査用目盛り5をより具体的に説明すると、この検査用目
盛り5は、図2(A)又は図3に示すように小型電子部
品本体1bの各辺に設けられており、また、良好な小型
電子部品1aの隣り合う外部端子1c,1cの間隔Lに
合わせ、外部端子幅Wの1/2の位置、つまり良好な外
部端子1cの中心に位置しており、且つ良好な外部端子
1cの長さ方向に沿って形成されている(外部端子1c
の下側および外部端子1cの先端の延長線上にも形成さ
れている)。この為、小型電子部品1aの外部端子1c
に変形や欠損がない場合は、図2(A)に示すようにポ
ケット2内の検査用目盛り5と外部端子1cは、常に位
置関係が一定の状態となり、すなわち、常に検査用目盛
り5は各外部端子1cの中心に位置する状態となってお
り、検査用目盛り5の一部と外部端子1cが重なるとと
もに外部端子1cの延長線上に残り検査用目盛り5を視
認できる。一方、小型電子部品1aの外部端子に不良が
ある場合は、例えば、図3に示すように変形した外部端
子1dは検査用目盛り5の位置からずれており、また、
欠損が生じた外部端子1eは検査用目盛り5が欠損のな
い外部端子1c部分よりも露出部分が多くなっているの
で、変形した外部端子1dや欠損した外部端子(欠損が
生じた外部端子)1eを容易に確認することができるた
め、従来に比べ判断基準が明確になり外部端子に変形や
欠損等がある不良品の検出精度が向上する。
査用目盛り5をより具体的に説明すると、この検査用目
盛り5は、図2(A)又は図3に示すように小型電子部
品本体1bの各辺に設けられており、また、良好な小型
電子部品1aの隣り合う外部端子1c,1cの間隔Lに
合わせ、外部端子幅Wの1/2の位置、つまり良好な外
部端子1cの中心に位置しており、且つ良好な外部端子
1cの長さ方向に沿って形成されている(外部端子1c
の下側および外部端子1cの先端の延長線上にも形成さ
れている)。この為、小型電子部品1aの外部端子1c
に変形や欠損がない場合は、図2(A)に示すようにポ
ケット2内の検査用目盛り5と外部端子1cは、常に位
置関係が一定の状態となり、すなわち、常に検査用目盛
り5は各外部端子1cの中心に位置する状態となってお
り、検査用目盛り5の一部と外部端子1cが重なるとと
もに外部端子1cの延長線上に残り検査用目盛り5を視
認できる。一方、小型電子部品1aの外部端子に不良が
ある場合は、例えば、図3に示すように変形した外部端
子1dは検査用目盛り5の位置からずれており、また、
欠損が生じた外部端子1eは検査用目盛り5が欠損のな
い外部端子1c部分よりも露出部分が多くなっているの
で、変形した外部端子1dや欠損した外部端子(欠損が
生じた外部端子)1eを容易に確認することができるた
め、従来に比べ判断基準が明確になり外部端子に変形や
欠損等がある不良品の検出精度が向上する。
【0016】第一の実施形態の検査用目盛り付き小型電
子部品収納用トレイ30によれば、外部端子に変形や欠
陥等のない良好な小型電子部品の外部端子に合わせて形
成した基準となる検査用目盛り5がポケット2内に設け
たことにより、このトレイ30内に収納された小型電子
部品1aの電子部品本体1bに対してどの位置に外部端
子1cが配置されているのか目視により明確にわかるよ
うになっているので、トレイ30のポケット2内に小型
電子部品1aを収納した状態で外部端子1cの変形や欠
損等の不良を検出する際は、作業者はポケット2内に収
納した小型電子部品1aの外部端子1cとこれに対応す
る検査用目盛り5を比較し、外部端子1cが検査用目盛
り5からずれていたり、検査用目盛り5が他の部分より
も多く視認できる部分があるときは、外部端子1cに変
形や欠損が生じていることがわかり、よって、外部端子
1cの不良を目視にて容易にかつ精度よく検出できる。
また、小型電子部品1aのある一辺の最外端の外部端子
1cに対しても検査用目盛り5が設けられているので、
最外端の外部端子1cが完全に欠損していても目視にて
不良を容易にかつ精度よく検出できる。従って、第一の
実施形態の検査用目盛り付き小型電子部品収納用トレイ
30によれば、上述のような構成としたことにより、隣
合う外部端子同士の間隔を見ることにより不良を検出す
る従来のトレイを用いる場合に比べて判断基準が明確に
なり外部端子に変形や欠損等が生じた不良品の検出精度
が向上する。
子部品収納用トレイ30によれば、外部端子に変形や欠
陥等のない良好な小型電子部品の外部端子に合わせて形
成した基準となる検査用目盛り5がポケット2内に設け
たことにより、このトレイ30内に収納された小型電子
部品1aの電子部品本体1bに対してどの位置に外部端
子1cが配置されているのか目視により明確にわかるよ
うになっているので、トレイ30のポケット2内に小型
電子部品1aを収納した状態で外部端子1cの変形や欠
損等の不良を検出する際は、作業者はポケット2内に収
納した小型電子部品1aの外部端子1cとこれに対応す
る検査用目盛り5を比較し、外部端子1cが検査用目盛
り5からずれていたり、検査用目盛り5が他の部分より
も多く視認できる部分があるときは、外部端子1cに変
形や欠損が生じていることがわかり、よって、外部端子
1cの不良を目視にて容易にかつ精度よく検出できる。
また、小型電子部品1aのある一辺の最外端の外部端子
1cに対しても検査用目盛り5が設けられているので、
最外端の外部端子1cが完全に欠損していても目視にて
不良を容易にかつ精度よく検出できる。従って、第一の
実施形態の検査用目盛り付き小型電子部品収納用トレイ
30によれば、上述のような構成としたことにより、隣
合う外部端子同士の間隔を見ることにより不良を検出す
る従来のトレイを用いる場合に比べて判断基準が明確に
なり外部端子に変形や欠損等が生じた不良品の検出精度
が向上する。
【0017】次に、本発明の検査用目盛り付き小型電子
部品収納用トレイの第二の実施形態について説明する。
図4は、第二の実施形態の検査用目盛り付き小型電子部
品収納用トレイのポケット(電子部品収納部)2と、該
ポケット2内に収納された小型電子部品1aの位置関係
を示す拡大平面図である。第二の実施形態の検査用目盛
り付き小型電子部品収納用トレイが、第一の実施形態の
検査用目盛り付き小型電子部品収納用トレイと異なると
ころは、リブ3に固定された小型電子部品1aの外部端
子1cの変形および/または欠損の許容範囲を示すサブ
検査用目盛り7が検査用目盛り5の両側にそれぞれ設け
られている点である。サブ検査用目盛り7は、ポケット
2の底面で、かつリブ3の外周に所定間隔で形成されて
いる。このサブ検査用目盛り7の延びる方向は、外部端
子1cに変形や欠損等の不良がない良好な小型電子部品
1aがポケット2内に収納された場合の外部端子1cが
延びる方向と同じ方向に設けられた検査用目盛り5と平
行な方向である。
部品収納用トレイの第二の実施形態について説明する。
図4は、第二の実施形態の検査用目盛り付き小型電子部
品収納用トレイのポケット(電子部品収納部)2と、該
ポケット2内に収納された小型電子部品1aの位置関係
を示す拡大平面図である。第二の実施形態の検査用目盛
り付き小型電子部品収納用トレイが、第一の実施形態の
検査用目盛り付き小型電子部品収納用トレイと異なると
ころは、リブ3に固定された小型電子部品1aの外部端
子1cの変形および/または欠損の許容範囲を示すサブ
検査用目盛り7が検査用目盛り5の両側にそれぞれ設け
られている点である。サブ検査用目盛り7は、ポケット
2の底面で、かつリブ3の外周に所定間隔で形成されて
いる。このサブ検査用目盛り7の延びる方向は、外部端
子1cに変形や欠損等の不良がない良好な小型電子部品
1aがポケット2内に収納された場合の外部端子1cが
延びる方向と同じ方向に設けられた検査用目盛り5と平
行な方向である。
【0018】上述のような第二の実施形態の検査用目盛
り付き小型電子部品収納用トレイでは、ポケット2内に
収納された小型電子部品1aの外部端子1cに生じた変
形が許容範囲内にある場合は、図4又は図5に示すよう
に外部端子1cはこれに対応する検査用目盛り5の両側
に設けられたサブ検査用目盛り7,7の間に位置する状
態となっている。一方、小型電子部品1aの外部端子に
生じた不良が許容範囲外である場合は、例えば、図5に
示すように許容範囲外の変形が生じた外部端子1dはサ
ブ検査用目盛り7,7間からはみ出しているので、変形
した外部端子1dを容易に確認することができるため、
第一の実施形態よりも検出精度が向上する。なお、図5
中、符号Sは、外部端子の変形の許容範囲を示してい
る。欠損した外部端子1eの検出については、第1の実
施形態と同様に容易に行うことができる。
り付き小型電子部品収納用トレイでは、ポケット2内に
収納された小型電子部品1aの外部端子1cに生じた変
形が許容範囲内にある場合は、図4又は図5に示すよう
に外部端子1cはこれに対応する検査用目盛り5の両側
に設けられたサブ検査用目盛り7,7の間に位置する状
態となっている。一方、小型電子部品1aの外部端子に
生じた不良が許容範囲外である場合は、例えば、図5に
示すように許容範囲外の変形が生じた外部端子1dはサ
ブ検査用目盛り7,7間からはみ出しているので、変形
した外部端子1dを容易に確認することができるため、
第一の実施形態よりも検出精度が向上する。なお、図5
中、符号Sは、外部端子の変形の許容範囲を示してい
る。欠損した外部端子1eの検出については、第1の実
施形態と同様に容易に行うことができる。
【0019】第二の実施形態の検査用目盛り付き小型電
子部品収納用トレイにあっては、特に、外部端子1cの
変形及び/または欠損の許容範囲を示すサブ検査用目盛
り7が検査用目盛り5の両側に設けられているので、外
部端子1bが変形した際の許容範囲が明確に分かるよう
になっており、ポケット2内に小型電子部品1aを収納
した状態で外部端子1cの変形を検出する際は、作業者
はポケット2内に収納した小型電子部品1aの外部端子
1cとこれに対応する検査用目盛り5の両側のサブ検査
用目盛り7,7を比較し、外部端子1cがサブ検査用目
盛り7,7間からのはみ出しの有無を確認することによ
り容易に外部端子1cの変形を検出でき、また、外部端
子1cの欠損については第一の実施形態と同様に容易に
検出できるので、外部端子に変形や欠損等が生じた不良
品の検出精度がより向上する。
子部品収納用トレイにあっては、特に、外部端子1cの
変形及び/または欠損の許容範囲を示すサブ検査用目盛
り7が検査用目盛り5の両側に設けられているので、外
部端子1bが変形した際の許容範囲が明確に分かるよう
になっており、ポケット2内に小型電子部品1aを収納
した状態で外部端子1cの変形を検出する際は、作業者
はポケット2内に収納した小型電子部品1aの外部端子
1cとこれに対応する検査用目盛り5の両側のサブ検査
用目盛り7,7を比較し、外部端子1cがサブ検査用目
盛り7,7間からのはみ出しの有無を確認することによ
り容易に外部端子1cの変形を検出でき、また、外部端
子1cの欠損については第一の実施形態と同様に容易に
検出できるので、外部端子に変形や欠損等が生じた不良
品の検出精度がより向上する。
【0020】次に、本発明の検査用目盛り付き小型電子
部品収納用トレイの第三の実施形態について説明する。
図6は、第三の実施形態の検査用目盛り付き小型電子部
品収納用トレイのポケット(電子部品収納部)2と、該
ポケット2内に収納された小型電子部品1aの位置関係
を示す拡大平面図である。第三の実施形態の検査用目盛
り付き小型電子部品収納用トレイが、第二の実施形態の
検査用目盛り付き小型電子部品収納用トレイと異なると
ころは、検査用目盛り5及びこれの両側に設けられたサ
ブ検査用目盛り7,7の形成位置および延びる方向が異
なる点である。第三の実施形態での検査用目盛り5は、
外部端子1cに変形や欠損等の不良がない良好な小型電
子部品1aを基準とし、この小型電子部品1aがポケッ
ト2内に収納された場合の外部端子1cの先端がくる位
置で、該外部端子1cの長さ方向に直交する方向に形成
されている。従って、小型電子部品1aの小型電子部品
本体1bの下面がポケット2内のリブ3に収納されるこ
とにより、小型電子部品1aの外部端子1cはポケット
2内の検査用目盛り5に対して一定の範囲の位置に設置
されることになる。
部品収納用トレイの第三の実施形態について説明する。
図6は、第三の実施形態の検査用目盛り付き小型電子部
品収納用トレイのポケット(電子部品収納部)2と、該
ポケット2内に収納された小型電子部品1aの位置関係
を示す拡大平面図である。第三の実施形態の検査用目盛
り付き小型電子部品収納用トレイが、第二の実施形態の
検査用目盛り付き小型電子部品収納用トレイと異なると
ころは、検査用目盛り5及びこれの両側に設けられたサ
ブ検査用目盛り7,7の形成位置および延びる方向が異
なる点である。第三の実施形態での検査用目盛り5は、
外部端子1cに変形や欠損等の不良がない良好な小型電
子部品1aを基準とし、この小型電子部品1aがポケッ
ト2内に収納された場合の外部端子1cの先端がくる位
置で、該外部端子1cの長さ方向に直交する方向に形成
されている。従って、小型電子部品1aの小型電子部品
本体1bの下面がポケット2内のリブ3に収納されるこ
とにより、小型電子部品1aの外部端子1cはポケット
2内の検査用目盛り5に対して一定の範囲の位置に設置
されることになる。
【0021】第三の実施形態での検査用サブ目盛り7
は、上述のような検査用目盛り5の両側で、かつ該検査
用目盛り5と平行な方向に形成されている。この為、小
型電子部品1aの外部端子1cに変形や欠損がない場合
は、図6及び図7に示すようにポケット2内の検査用目
盛り5と外部端子1cは、常に位置関係が一定の状態と
なり、すなわち、常に検査用目盛り5は各外部端子1c
の先端に位置する状態となっている。一方、小型電子部
品1aの外部端子に不良がある場合は、例えば、図7に
示すように外部端子の長さ方向の変形が生じた外部端子
1fはサブ検査用目盛り7,7間から外れており、ま
た、欠損が生じた外部端子1fはサブ検査用目盛り7お
よび/または検査用目盛り5が欠損のない外部端子1c
部分よりも露出部分が多くなっているので、変形や欠損
した外部端子(欠損が生じた外部端子)1fを容易に確
認することができるため、従来に比べ判断基準が明確に
なり外部端子に変形や欠損等がある不良品の検出精度が
向上する。 図7中、符号Tは、外部端子の長さ方向の
変形の許容範囲を示している。
は、上述のような検査用目盛り5の両側で、かつ該検査
用目盛り5と平行な方向に形成されている。この為、小
型電子部品1aの外部端子1cに変形や欠損がない場合
は、図6及び図7に示すようにポケット2内の検査用目
盛り5と外部端子1cは、常に位置関係が一定の状態と
なり、すなわち、常に検査用目盛り5は各外部端子1c
の先端に位置する状態となっている。一方、小型電子部
品1aの外部端子に不良がある場合は、例えば、図7に
示すように外部端子の長さ方向の変形が生じた外部端子
1fはサブ検査用目盛り7,7間から外れており、ま
た、欠損が生じた外部端子1fはサブ検査用目盛り7お
よび/または検査用目盛り5が欠損のない外部端子1c
部分よりも露出部分が多くなっているので、変形や欠損
した外部端子(欠損が生じた外部端子)1fを容易に確
認することができるため、従来に比べ判断基準が明確に
なり外部端子に変形や欠損等がある不良品の検出精度が
向上する。 図7中、符号Tは、外部端子の長さ方向の
変形の許容範囲を示している。
【0022】第三の実施形態の検査用目盛り付き小型電
子部品収納用トレイによれば、外部端子に変形や欠陥等
のない良好な小型電子部品の外部端子に合わせて形成し
た基準となる検査用目盛り5とこれの両側のサブ検査用
目盛り7がポケット2内に設けたことにより、このトレ
イ30内に収納された小型電子部品1aの電子部品本体
1bに対してどの位置に外部端子1cが配置されている
のか目視により明確にわかるようになっているので、ト
レイ30のポケット2内に小型電子部品1aを収納した
状態で外部端子1cの長さ方向の変形や、欠損等の不良
を検出する際は、作業者はポケット2内に収納した小型
電子部品1aの外部端子1cとこれに対応する検査用目
盛り5の両側のサブ検査用目盛り7,7を比較し、外部
端子1cがサブ検査用目盛り7,7間からずれていた
り、検査用目盛り5やサブ検査用目盛り7が他の部分よ
りも多く視認できる部分があるときは、外部端子1cに
長さ方向の変形や、欠損が生じていることがわかり、よ
って、外部端子1cの不良を目視にて容易にかつ精度よ
く検出できる。従って、第三の実施形態の検査用目盛り
付き小型電子部品収納用トレイによれば、上述のような
構成としたことにより、隣合う外部端子同士の間隔を見
ることにより不良を検出する従来のトレイを用いる場合
に比べて判断基準が明確になり外部端子に長さ方向変形
や、欠損等が生じた不良品の検出精度が向上する。
子部品収納用トレイによれば、外部端子に変形や欠陥等
のない良好な小型電子部品の外部端子に合わせて形成し
た基準となる検査用目盛り5とこれの両側のサブ検査用
目盛り7がポケット2内に設けたことにより、このトレ
イ30内に収納された小型電子部品1aの電子部品本体
1bに対してどの位置に外部端子1cが配置されている
のか目視により明確にわかるようになっているので、ト
レイ30のポケット2内に小型電子部品1aを収納した
状態で外部端子1cの長さ方向の変形や、欠損等の不良
を検出する際は、作業者はポケット2内に収納した小型
電子部品1aの外部端子1cとこれに対応する検査用目
盛り5の両側のサブ検査用目盛り7,7を比較し、外部
端子1cがサブ検査用目盛り7,7間からずれていた
り、検査用目盛り5やサブ検査用目盛り7が他の部分よ
りも多く視認できる部分があるときは、外部端子1cに
長さ方向の変形や、欠損が生じていることがわかり、よ
って、外部端子1cの不良を目視にて容易にかつ精度よ
く検出できる。従って、第三の実施形態の検査用目盛り
付き小型電子部品収納用トレイによれば、上述のような
構成としたことにより、隣合う外部端子同士の間隔を見
ることにより不良を検出する従来のトレイを用いる場合
に比べて判断基準が明確になり外部端子に長さ方向変形
や、欠損等が生じた不良品の検出精度が向上する。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明の検査用目盛
り付き小型電子部品収納用トレイによれば、トレイ本体
の一面に凹状の電子部品収納部が形成され、該電子部品
収納部にこれに収納された小型電子部品の外部端子の変
形および/または欠損を検査するための検査用目盛りお
よび/または上記外部端子の変形および/または欠損の
許容範囲を示すサブ検査用目盛りが所定間隔で形成され
たことにより、外部端子の変形状態や外部端子の欠損等
の不良を判断する為の基準が明確になる為、小型電子部
品をトレイに収納した状態で行う外部端子の変形に関す
る目視検査において検査精度が向上する。また、本発明
の検査用目盛り付き小型電子部品収納用トレイによれ
ば、電子部品収納部内に外部端子の不良を判断するため
の基準となる検査用目盛りおよび/またはサブ検査用目
盛りを設けた為に、従来行われていた、良否判定の不明
確な製品をトレイ本体より取り出して測定器で外部端子
の変化量を測定するという作業が不要となるので、小型
電子部品の外部端子の検査工数が低減できる。従って、
本発明の検査用目盛り付き小型電子部品収納用トレイに
よれば、小型電子部品の外部端子の変形や欠損による不
良を目視により高精度に且つ迅速に判定することを可能
とし、小型電子部品の生産性及び信頼性を向上できる。
り付き小型電子部品収納用トレイによれば、トレイ本体
の一面に凹状の電子部品収納部が形成され、該電子部品
収納部にこれに収納された小型電子部品の外部端子の変
形および/または欠損を検査するための検査用目盛りお
よび/または上記外部端子の変形および/または欠損の
許容範囲を示すサブ検査用目盛りが所定間隔で形成され
たことにより、外部端子の変形状態や外部端子の欠損等
の不良を判断する為の基準が明確になる為、小型電子部
品をトレイに収納した状態で行う外部端子の変形に関す
る目視検査において検査精度が向上する。また、本発明
の検査用目盛り付き小型電子部品収納用トレイによれ
ば、電子部品収納部内に外部端子の不良を判断するため
の基準となる検査用目盛りおよび/またはサブ検査用目
盛りを設けた為に、従来行われていた、良否判定の不明
確な製品をトレイ本体より取り出して測定器で外部端子
の変化量を測定するという作業が不要となるので、小型
電子部品の外部端子の検査工数が低減できる。従って、
本発明の検査用目盛り付き小型電子部品収納用トレイに
よれば、小型電子部品の外部端子の変形や欠損による不
良を目視により高精度に且つ迅速に判定することを可能
とし、小型電子部品の生産性及び信頼性を向上できる。
【図1】 本発明の検査用目盛り付き小型電子部品収納
用トレイの第一の実施形態を示す斜視図である。
用トレイの第一の実施形態を示す斜視図である。
【図2】 (A)は、図1の検査用目盛り付き小型電子
部品収納用トレイのポケット(電子部品収納部)と、該
ポケット内に収納された小型電子部品の位置関係を示す
拡大平面図であり、(B)は、(A)のI−I線断面図
である。
部品収納用トレイのポケット(電子部品収納部)と、該
ポケット内に収納された小型電子部品の位置関係を示す
拡大平面図であり、(B)は、(A)のI−I線断面図
である。
【図3】 図1の第一の実施形態の検査用目盛り付き小
型電子部品収納用トレイの作用効果を説明するための外
部端子と検査用目盛りの位置関係を示す拡大図である。
型電子部品収納用トレイの作用効果を説明するための外
部端子と検査用目盛りの位置関係を示す拡大図である。
【図4】 本発明の検査用目盛り付き小型電子部品収納
用トレイの第二の実施形態のポケット(電子部品収納
部)と、該ポケット内に収納された小型電子部品の位置
関係を示す拡大平面図である。
用トレイの第二の実施形態のポケット(電子部品収納
部)と、該ポケット内に収納された小型電子部品の位置
関係を示す拡大平面図である。
【図5】 第二の実施形態の検査用目盛り付き小型電子
部品収納用トレイの作用効果を説明するための外部端子
と検査用目盛りの位置関係を示す拡大図である。
部品収納用トレイの作用効果を説明するための外部端子
と検査用目盛りの位置関係を示す拡大図である。
【図6】 本発明の検査用目盛り付き小型電子部品収納
用トレイの第三の実施形態のポケット(電子部品収納
部)と、該ポケット内に収納された小型電子部品の位置
関係を示す拡大平面図である。
用トレイの第三の実施形態のポケット(電子部品収納
部)と、該ポケット内に収納された小型電子部品の位置
関係を示す拡大平面図である。
【図7】 第三の実施形態の検査用目盛り付き小型電子
部品収納用トレイの作用効果を説明するための外部端子
と検査用目盛りの位置関係を示す拡大図である。
部品収納用トレイの作用効果を説明するための外部端子
と検査用目盛りの位置関係を示す拡大図である。
【図8】 従来の小型電子部品収納用トレイを示す斜視
図である。
図である。
【図9】 (A)は従来の小型電子部品収納用トレイの
ポケットと、該ポケット内に収納された小型電子部品の
位置関係を示す拡大平面図であり、(B)は、(A)の
II−II線断面図である。
ポケットと、該ポケット内に収納された小型電子部品の
位置関係を示す拡大平面図であり、(B)は、(A)の
II−II線断面図である。
1a・・・小型電子部品、1b・・・小型電子部品本
体、1c・・・外部端子、2・・・ポケット(電子部品
収納部)、3・・・リブ、4・・・上面、5・・・検査
用目盛り、7・・・サブ検査用目盛り、30・・・検査
用目盛り付き小型電子部品収納用トレイ。
体、1c・・・外部端子、2・・・ポケット(電子部品
収納部)、3・・・リブ、4・・・上面、5・・・検査
用目盛り、7・・・サブ検査用目盛り、30・・・検査
用目盛り付き小型電子部品収納用トレイ。
Claims (3)
- 【請求項1】 小型電子部品本体と該本体に電気的に接
続された外部端子からなる小型電子部品を収納、運搬す
る小型電子部品収納用トレイであって、 板状のトレイ本体の一面に凹状の電子部品収納部が形成
され、該電子部品収納部にこれに収納された小型電子部
品の外部端子の変形および/または欠損を検査するため
の検査用目盛りが所定間隔で形成されていることを特徴
とする検査用目盛り付き小型電子部品収納用トレイ。 - 【請求項2】 小型電子部品本体と該本体に電気的に接
続された外部端子からなる小型電子部品を収納、運搬す
るための小型電子部品収納用トレイであって、 板状のトレイ本体の一面に凹状の電子部品収納部が形成
され、該電子部品収納部にこれに収納された小型電子部
品の外部端子の変形および/または欠損の許容範囲を示
すサブ検査用目盛りが所定間隔で形成されていることを
特徴とする検査用目盛り付き小型電子部品収納用トレ
イ。 - 【請求項3】 小型電子部品本体と該本体に電気的に接
続された外部端子からなる小型電子部品を収納、運搬す
るための小型電子部品収納用トレイであって、 板状のトレイ本体の一面に凹状の電子部品収納部が形成
され、該電子部品収納部内の一定位置に前記小型電子部
品本体を固定するためのリブが前記電子部品収納部内に
設けられ、該電子部品収納部の底面で、かつリブの外周
に該リブに固定された小型電子部品の外部端子の変形お
よび/または欠損を検査するための検査用目盛りが所定
間隔で形成されるとともに前記外部端子の変形および/
または欠損の許容範囲を示すサブ検査用目盛りが所定間
隔で形成されていることを特徴とする検査用目盛り付き
小型電子部品収納用トレイ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10228360A JP2926587B1 (ja) | 1998-08-12 | 1998-08-12 | 検査用目盛り付き小型電子部品収納用トレイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10228360A JP2926587B1 (ja) | 1998-08-12 | 1998-08-12 | 検査用目盛り付き小型電子部品収納用トレイ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2926587B1 JP2926587B1 (ja) | 1999-07-28 |
JP2000062889A true JP2000062889A (ja) | 2000-02-29 |
Family
ID=16875246
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10228360A Expired - Fee Related JP2926587B1 (ja) | 1998-08-12 | 1998-08-12 | 検査用目盛り付き小型電子部品収納用トレイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2926587B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004049334A1 (en) * | 2002-11-25 | 2004-06-10 | Sae Magnetics (H.K.) Ltd. | An exchange method and mechanism for a component of the magnetic head and the suspension or the head gimbal assembly of the hard disk driver during manufacture |
-
1998
- 1998-08-12 JP JP10228360A patent/JP2926587B1/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004049334A1 (en) * | 2002-11-25 | 2004-06-10 | Sae Magnetics (H.K.) Ltd. | An exchange method and mechanism for a component of the magnetic head and the suspension or the head gimbal assembly of the hard disk driver during manufacture |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2926587B1 (ja) | 1999-07-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7350413B2 (en) | Liquid level detection apparatus | |
US7656166B2 (en) | Multilayer wiring board and method for testing the same | |
US20040175257A1 (en) | Capacitive proximity sensor for detecting component belts, component feeding device and method for detecting component belts | |
JP2000062889A (ja) | 検査用目盛り付き小型電子部品収納用トレイ | |
JP5033672B2 (ja) | 雄螺子の測定装置及び判定装置 | |
US6423555B1 (en) | System for determining overlay error | |
JP2008286700A (ja) | 角度測定方法及び角度測定装置 | |
JP4397222B2 (ja) | 装着検査用治具 | |
KR940012593A (ko) | 공정 데이타 확인/분석이 용이한 반도체 패키지 | |
JP6468002B2 (ja) | はんだ検査装置およびはんだ検査方法 | |
CN216815252U (zh) | 一种输出轴产品检测孔到平面的检测工装 | |
US20180205059A1 (en) | Method of manufacturing energy storage apparatus, energy storage device, and energy storage apparatus | |
JP2620992B2 (ja) | 電子部品の半田付け部の検査方法 | |
JPH05235557A (ja) | 位置ずれ量測定システム | |
CN219368580U (zh) | 一种检验工装 | |
KR102680582B1 (ko) | 차량용 범퍼 브라켓 치수 검사 장치 | |
JPH11337608A (ja) | パターン検査装置の補正方式 | |
JPH0372204A (ja) | 半田付け部品の外観検査方法 | |
JP3998605B2 (ja) | 容器の検査方法及び検査治具 | |
JP2616880B2 (ja) | 電気部品接続部の検査方法 | |
KR950007417B1 (ko) | 레이져 센서를 이용한 전자부품 리드 휨 검사방법 | |
KR200146688Y1 (ko) | 반도체 패키지 수납용 슬리이브 | |
JPH0537184A (ja) | 電子部品及びその並び不揃い検出方法 | |
JPH0325304A (ja) | パターン位置合わせ方法 | |
US20020176618A1 (en) | Method and apparatus for distinguishing regions where a material is present on a surface. |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |