JP2000062669A - スクータ型車両のラジエタ冷却装置 - Google Patents

スクータ型車両のラジエタ冷却装置

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JP2000062669A
JP2000062669A JP10235189A JP23518998A JP2000062669A JP 2000062669 A JP2000062669 A JP 2000062669A JP 10235189 A JP10235189 A JP 10235189A JP 23518998 A JP23518998 A JP 23518998A JP 2000062669 A JP2000062669 A JP 2000062669A
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JP
Japan
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radiator
floor
air guide
scooter
under cover
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Withdrawn
Application number
JP10235189A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Igari
武男 猪狩
Daisuke Nakagawa
大輔 中川
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JP2000062669A publication Critical patent/JP2000062669A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/02Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving cycles

Abstract

(57)【要約】 【課題】低床式フロア下部に内蔵されたラジエタの冷却
効率を向上させる。 【解決手段】下向きに開放された車体フレーム3のフロ
ア下部6を、下方から上向きに開放されたアンダーカバ
ー14で覆い、フロア下部6とアンダーカバー14の間
に前後方向の導風空間15を形成し、その前端部を前輪
1の後方に位置する導風口16とし、かつ導風空間15
の後部内で車体フレーム3に支持されたスイング式パワ
ーユニット10の前方部分にラジエタ20を横断方向へ
設ける。ラジエタ20の前方となるアンダーカバー14
の底部に下部排風口21を開口し、かつその前縁部に走
行風を斜め後方へ排風するルーバー22を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は低床式フロアの下
部にラジエタを設けた形式のスクータ型車両のラジエタ
冷却装置に関する。 【0002】 【従来の技術】実開平4−20888号には低床式フロ
アの下部に導風空間を設け、この中にラジエタを配置す
ることにより車体前方から導風空間内へ取り込まれた走
行風をラジエタへ導くようにしたスクータ型車両のラジ
エタ冷却装置が示されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記構造の場合、導風
空間内のラジエタ前方部分における空気圧が高くなるた
め、走行風の通気効率を一定以上に高めにくい。また、
前輪からはね上げられた泥や埃等がラジエタの前面に溜
まり、目詰まりが生じることによっても冷却効率の低下
が生じることがある。そこで本願発明は係る問題点を解
決して冷却効率の向上を図ることを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願発明は、前後輪間に低床式フロアを設け、この
低床式フロアの下側をアンダーカバーで覆うことにより
内部に前後方向へ延びる導風空間を形成し、この導風空
間内にラジエタを設けたスクータ型車両において、ラジ
エタ前方のアンダーカバー底部に下向きに排風する下部
排風口を形成した。 【0005】 【発明の効果】下部排風口を設けたことにより、導風空
間内におけるラジエタ前方部分の空気圧が低下し、その
結果、走行風の通気効率が向上する。また、前輪ではね
上げられる等によって導風空間の前方から入り込む泥や
埃はラジエタ前面に到達する前に下部排風口から外部へ
排出されやすくなるので、目詰まりが生じにくくなる。
このため、ラジエタの冷却効率が向上する。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて一実施例を
説明する。図1は本実施例に係るスクータ型車両の側面
図、図2はその要部断面図である。 【0007】このスクータ型車両は、前輪1を支持する
フロントフォーク2が車体フレーム3の前端へ回動自在
に支持され、ハンドル4により操向自在になっている。 【0008】車体フレーム3は、軽金属等を用いて、フ
ロントフォーク2の支持部から斜め下がりに後方へ延出
するダウン部5と、その後部から略水平に後方へ延びて
車体の鞍部となるフロア下部6とが一体かつ下向きに開
放されて形成されいる。 【0009】車体フレーム3の後部をなす後部フレーム
7は、フロア下部6の後端から一体に後方へ斜め上がり
に延出し、ここに収納ボックス8の底部が連結され、こ
の収納ボックス8上部の開口部はシート9により開閉自
在になっている 【0010】フロア下部6の後端部には、スイング式パ
ワーユニット10が前部をフロア下部6の後方下部から
突出する支持アーム11へ揺動自在に連結されている。
スイング式パワーユニット10は後端部に後輪12を支
持し、かつ後部フレーム7との間にリヤクッションユニ
ット13が介装されている。 【0011】フロア下部6の下方は上向きに開放する断
面略U字形のアンダーカバー14で覆われ、このアンダ
ーカバー14と車体フレーム3の間に前後方向へ延びる
トンネル状の導風空間15が形成される。 【0012】導風空間15の前部は前輪1の後方に開口
する導風口16をなし、後部はアンダーカバー14の後
部側面に開口されている側部排風口17を介して外気と
連通している。 【0013】なお、アンダーカバー14の後端部は後方
へ開放され、この開放部内へスイング式パワーユニット
10の前端に設けられている水冷エンジン18の前部が
臨んでおり、その左右をアンダーカバー14の後端部が
覆っている。 【0014】導風空間15の後部内側で、水冷エンジン
18の前方となる位置に、ラジエタ20が導風空間15
内を横断して仕切る形に配置され、このラジエタ20の
前方のアンダーカバー14の底部には、下部排風口21
が下向きに開口して設けられ、その前縁側に斜め下がり
に後方へ延びるルーバー22が設けられている。 【0015】ラジエタ20と水冷エンジン18の間は、
概略的に示す覆水通路20と送水通路24を介して冷却
水を循環するようになっており、さらに、ラジエタ20
と車体前部に設けられているラジエタリザーブタンク2
5との間もホース26で接続されている。 【0016】図中の符号30はフロントカバーであり、
車体前部を覆うとともに、車体フレーム3の前部側を覆
うレッグシールド部31とで略密閉空間を形成し、この
空間内に設けられている前記ラジエタリザーブタンク2
5を、フロンカバー30の前部に開口された導風口32
から導入される走行風で冷却するようになっている。 【0017】フロア下部6を覆うレッグシールド部31
の下部とアンダーカバー14との合わせ部分には低床式
のステップフロア33が形成されている。符号34は車
体後部を覆うリヤカバー、35はリヤフェンダである。 【0018】次に、本実施例の作用を説明する。図2に
明らかなように、走行風Wが導風口16から導風空間1
5内へ導入されると、導風空間15内を後方へ流れてラ
ジエタ20の前面へ接触して、これを冷却してから、側
部排風口17より外部へ排される。 【0019】このとき、ラジエタ20前方のアンダーカ
バー14の底部には下部排風口21が形成されているた
め、走行風Wの一部は下部排風口21からルーバー22
に導かれて速やかに外部へ流出する。 【0020】このため本来、通路内の障害物であるラジ
エタ20の存在により、ラジエタ20の前方において空
気圧が上昇するべきところ、下部排風口21によってこ
の部分における空気圧が低下するので、走行風Wの流れ
が円滑になり、それだけ通気効率が向上することにな
る。 【0021】また、前輪1によってはね上げられた泥や
埃Dが走行風Wと一緒に導風口15内へ流入しても、そ
の多くは空気より比重が大きいため、次第に空気と分離
されて下部排風口21から車外から流出し易くなる。 【0022】このためラジエタ20の前面へ到達する泥
や埃Dの量が少なくなり、それだけ目詰まりする可能性
が少なくなる。その結果、全体としてラジエタ20にお
ける冷却効率が向上する。 【0023】本実施例の場合、下部排風口21を設けな
い同様構造の車両と比較した結果、約10%程度の冷却
効率向上を図れた。但し、この冷却効率は導風空間15
の通路断面積、ラジエタ20の大きさ、導風口15の位
置等の諸条件が相違すれば、それに応じて変動するもの
であるから、定量的に特定できず、定性的に冷却効率の
向上を把握できる。 【0024】なお、本願発明は上記実施例に限定され
ず、種々に変形でき、例えばルーバー22の角度を可変
にしてもよい。 【0025】また、車体フレーム3は従来のようにパイ
プフレームで構成されたものでもよい。この場合、導風
空間15はこのパイプフレームを上下から覆う低床式フ
ロアとアンダーカバーで構成することになる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本実施例に係るスクータ型車両の側面図 【図2】その要部断面図 【符号の説明】 3:車体フレーム、5:ダウン部、6:フロア下部、
7:収納ボックス、8:シート、10:スイング式パワ
ーユニット、14:アンダーカバー、15:導風空間、
16:導風口、20:ラジエタ、21:下部排風口、2
2:ルーバー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】前後輪間に低床式フロアを設け、この低床
    式フロアの下側をアンダーカバーで覆うことにより内部
    に前後方向へ延びる導風空間を形成し、この導風空間内
    にラジエタを設けたスクータ型車両において、ラジエタ
    前方のアンダーカバー底部に下方へ向かって排風する下
    部排風口を設けたことを特徴とするスクータ型車両のラ
    ジエタ冷却装置。
JP10235189A 1998-08-21 1998-08-21 スクータ型車両のラジエタ冷却装置 Withdrawn JP2000062669A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1275830A2 (en) * 2001-07-09 2003-01-15 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Scooter type motorcycle
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