JP2000062520A - 貯水タンク付作業自動車 - Google Patents

貯水タンク付作業自動車

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JP2000062520A
JP2000062520A JP10236652A JP23665298A JP2000062520A JP 2000062520 A JP2000062520 A JP 2000062520A JP 10236652 A JP10236652 A JP 10236652A JP 23665298 A JP23665298 A JP 23665298A JP 2000062520 A JP2000062520 A JP 2000062520A
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water
storage tank
water storage
pump
hose joint
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Hisashi Matsushita
久志 松下
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CAR MATE MATSUSHITA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の散水車、放水車、給水車は専用の機能を
1つ備えているだけであったため、稼働効率が非常に悪
く、機動性も乏しい。 【解決手段】貯水タンク7と、ポンプ13と、汲上げホ
ース継手19と、前後の散水ノズル37、49と、放水
ホース継手21と、浄水器65及び複数の蛇口63を有
する飲用水供給部と、方向切換えコック31等を設け、
後方散水は重力散水とし、放水、給水、前方散水はポン
プ13による圧送で行う。従って、日常は道路等に対す
る散水や、消防活動における放水といった所要の作業を
行う作業車として使用され、災害発生時には安全な飲用
水の供給を直ちに行うことができるので、1台で平常作
業と緊急作業の両方を実行できて、稼働効率が大幅に向
上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貯水タンク付作業
自動車に係り、特に、平常作業と緊急作業の両方を行う
ことができるようにした貯水タンク付作業自動車に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】今日、大容量の貯水タンクを搭載して所
要の作業を行う貯水タンク付作業自動車(タンクローリ
ー)には各種あり、それぞれに専用の機能を1つだけ備
えていて、道路への水撒きは散水車で、火災時の放水は
消防車で、災害時の飲用水供給は給水車で、というよう
に専門的に使い分けられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これら自動車の中で
も、散水車と消防車は比較的使用回数が多いようである
が、給水車は災害発生時以外殆ど使用されないのが実情
であって、稼働効率が非常に悪いという問題がある。ま
た、散水車や消防車は大容量の貯水タンクを備えていな
がら、水質浄化機能を有していないために、河川等から
汲み上げた水を飲用水として供給する活動を行うことが
できないばかりか、水質浄化を必要としない散水や放水
でさえ、このいずれか一方しか行うことができなかっ
た。
【0004】本発明は上記した従来の問題点に鑑みて為
されたものであり、日常は所要の平常作業を行う平常作
業車として使用され、災害発生時には、当該平常作業の
他に少なくとも1つの緊急作業を行うことができる貯水
タンク付作業自動車を提供することを目的とする。ま
た、本発明は、2種以上の平常作業を行うことができる
貯水タンク付作業自動車を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明貯水タンク付作業自動車は、貯水タンクと、
ポンプと、汲上げホース継手と、散水ノズル及び/又は
放水ホース継手と、浄水器及び蛇口を有する飲用水供給
部と、これら各部の間を接続した配管と、前記ポンプに
よる水の送りを貯水タンクへの汲上げと、貯水タンクか
ら少なくとも飲用水供給部又はこれと放水ホース継手へ
の供給に切り換える切換えコックとを設けたものであ
る。
【0006】このような貯水タンク付作業自動車によれ
ば、日常は、道路等に対する散水作業車として或いは消
火活動における放水作業車等として活用され、災害発生
時においては、飲用の給水活動を直ちに行うこともでき
る。特に、この発明においては、貯水タンクから飲用水
供給部へ供給される水は必ず浄水器を通されるので、河
川等から汲み上げた水でも飲用水として安全に供給する
ことができる。
【0007】この発明を実施するに当たって、散水機能
と放水機能の両方を具備させるか一方だけとするかは、
当該自動車の型式や貯水タンクの容量、或いは配備され
る活動区域の実情等に応じて決定すると良い。散水は、
貯水タンクの水を重力で落とすようにしても良いが、ポ
ンプによる圧力散布としても良い。本発明における浄水
器の構造としては、特に制約は無いが、貯水タンクから
の水がフィルター室と活性炭室等複数の処理室を順次経
由するように構成することが望ましい。この場合、フィ
ルター室のフィルターや活性炭室の活性炭を着脱自在に
交換できるようにすれば、保守作業を容易に行うことが
でき、緊急の場合の立上りを早くすることができる。
【0008】また本発明は、貯水タンクと、ポンプと、
汲上げホース継手と、散水ノズルと、放水ホース継手
と、これら各部の間を接続した配管と、前記ポンプによ
る水の送りを貯水タンクへの汲上げ又は貯水タンクから
少なくとも放水ホース継手への給水に切り換える切換え
コックとを設けたものである。この貯水タンク付作業自
動車によれば、道路等に対する散水作業と、消火活動に
おける放水作業の両方を実施することができるので、稼
働効率をかなり高めることができる。この発明において
も、散水は貯水タンクの水を重力で落とすようにしても
良いが、ポンプによる圧力散布としても良い。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態に係
る貯水タンク付作業自動車1を図面に従って説明する。
3は貯水タンク付作業自動車1のメインシャーシを示
し、このメインシャーシ3のうちキャビン5から後方の
部分に取り付けられた図示しないタンク据付けベース
に、前後方向に長い貯水タンク7が据え付けられてい
る。この貯水タンク7は、ステンレススチール製で、前
後方向から見て横長な楕円形を為し、その底壁には前端
寄り位置に汲排水口9が、後端寄り位置に排水口11
(図2参照)がそれぞれ設けられている。
【0010】13はポンプを示す。このポンプ13は遠
心型のポンプで、図示しない呼び水タンクを備えてお
り、メインシャーシ3の前部から左方へ突出したポンプ
取付ベース15上に据え付けられている。13aは吸引
口を示し、13bは吐出口を示す。このポンプ13は、
自動車1の図示しない回転伝達機構からVベルトによっ
て回転力を取り出して駆動されるようになっている。
【0011】貯水タンク7とキャビン5との間には、左
右方向へ延びる元配管17が配置されており、この元配
管17には、その左端に汲上げホース継手19が、右端
に放水ホース継手21がそれぞれ取り付けられている。
汲上げホース継手19には汲上げホース23の基端部が
接続されており、この汲上げホース23は、非使用時に
おいては、多数のホース掛け25に順次掛けることで貯
水タンク7の周囲を巡るように納められる。元配管17
のうち汲上げホース継手19のすぐ右側には汲上げ開閉
コック27が介挿されており、貯水タンク7への水の汲
上げを行うとき以外、この汲上げ開閉コック27は閉じ
ておく。
【0012】放水ホース継手21には図示しない放水ホ
ースが接続される。この放水ホース継手21は、図面で
は1個口タイプのものを示してあるが、必要に応じて2
個口タイプのものと交換することもできる。元配管17
のうち放水ホース継手21のすぐ左側には放水開閉コッ
ク29が介挿されており、放水を行うとき以外、この放
水開閉コック29は閉じておく。尚、図示を省略してあ
るが、放水ホース継手21のすぐ後側にはホース格納庫
が設けられていて、ここに最大5本程度の放水ホースが
格納され、緊急時に直ちに放水ホースを放水ホース継手
21に接続できるようにしてある。
【0013】31は四方弁構造の方向切換えコックを示
し、その4つの口に、前記貯水タンク7の汲排水口9
と、元配管17と、ポンプ13の吸引口13a及び吐出
口13bが、4本の吸排水配管33によって各別に接続
されている。
【0014】この方向切換えコック31においては、切
換えレバー31a(図1参照)を第一の位置へと移動さ
せる(図1ではこの位置に来ている状態を示してある)
ことで全ての口が閉じられ、ここから時計回り方向へ9
0°の第二の位置へと移動させることで、貯水タンク7
と元配管17とがポンプ13を介さないで接続されて、
貯水タンク7内の水が重力で排出され得る状態となる。
また、切換えレバー31aを第三の位置へと移動させる
ことで、元配管17−ポンプ13の吸引口13a−貯水
タンク7という経路が開いて貯水タンク7への水の汲上
げを行い得る状態となる。そして、切換えレバー31a
を第四の位置へと移動させると、貯水タンク7−ポンプ
13の吸引口13a−元配管17という経路が開いて貯
水タンク7内の水をポンプ13で圧送できる状態とな
る。
【0015】キャビン5の前端部下方には左右方向へ延
びる前側散水配管35が配置され、この前側散水配管3
5の左右両端に散水ノズル37が接続されている。前側
散水配管35は前側中継管39を介して前記元配管17
と接続されており、前側中継管39の後端部には散水開
閉コック41と電磁バルブ43が直列に介挿されてい
る。車両の前側で散水を行うときは、散水開閉コック4
1を開いた状態で、電磁バルブ43を開放する。この電
磁バルブ43の開閉は、キャビン5に設けられた散水操
作パネル45上のスイッチ45aを操作することで行
う。
【0016】貯水タンク7の後端の下辺りに、左右方向
へ延びる後側散水配管47が配置され、この後側散水配
管47の左右両端に散水ノズル49が接続されている。
この後側散水配管47は後側中継管51を介して貯水タ
ンク7の前記排水口11と接続されており、後側中継管
51には散水開閉コック53が介挿され、左右の散水ノ
ズル49の近くにはそれぞれ電磁バルブ55、57が接
続されている。後側での散水を行うときは、散水開閉コ
ック53を開いた状態で、電磁バルブ55、57を開放
する。この電磁バルブ55、57の開閉は、キャビン5
に設けられた前記散水操作パネル45上のスイッチ45
b、45cを操作することで行う。
【0017】後側散水配管47の上方辺りには、左右方
向へ水平に延びる給水配管61が設けられている。この
給水配管61には5つの蛇口63が接続されている。給
水配管61の前側には浄水器65(詳細は図3参照)が
配置されており、給水配管61への給水はこの浄水器6
5を通して行われる。
【0018】67は浄水器65のハウジングを示し、こ
のハウジング67内にフィルター室71、活性炭室7
3、中空糸膜室75が左右方向へ並んで配列されてい
る。フィルター室71にはメッシュ2ミクロン程度のフ
ィルターを包装したフィルターカートリッジ71Aが装
填され、活性炭室73には1.8Kg程度の活性炭を包
装した活性炭カートリッジ73Aが装填され、中空糸膜
室75には1.5Kg程度の中空糸膜を包装した中空糸
膜カートリッジ75Aが装填されている。これらのカー
トリッジ71A、73A、75Aはいずれも同じ大きさ
で、肉厚の厚い円筒形を為すように形成されている。
【0019】フィルター室71、活性炭室73、中空糸
膜室75は、いずれも次のような構造を有している。7
7はフィルター室71等のケーシングを示し、このケー
シング77は前後方向で略2つ割り構造とされた円筒状
を為し、その前部77aと後部77bとは、Oリングを
挾んで、Vバンドカップリング79により着脱自在に結
合されて水密な空間が形成される。ケーシング77の前
部77aには、左側に入り口ノズル81が、右側に出口
ノズル83が取付けられ、出口ノズル83にはケーシン
グ77内に位置したエルボ85が接続されている。この
エルボ85の後端にはフランジ付の円筒形をした前側受
け部材87が固定され、この受け部材87の中心部にブ
ラケット89が固定されている。
【0020】91はセンターシャフトを示し、このセン
ターシャフト91の前端部はブラケット89の中心部に
螺合され、センターシャフト91の後端部には前側受け
部材87と対称形をした後側受け部材93が挿通され、
この後側受け部材93の後側にナット95が装着されて
いる。前側受け部材87のフランジと後側受け部材93
のフランジとの間にカートリッジ71A、73A、75
Aが装着される。従って、入口ノズル81からケーシン
グ77内に入った水は、カートリッジ71A(73A、
75A)の肉を透過して出口ノズル83に至る。互いに
隣接する入口ノズル81と出口ノズル83とはフレキシ
ブルパイプ97によって接続される。
【0021】99は給水中継管を示す。この給水中継管
99は前記した元配管17から後方へ延びており、その
後端は、給水開閉コック101を介して、浄水器65の
フィルター室71の入口ノズル81に接続されている。
そして、中空糸膜室75の出口ノズル83と前記給水配
管61とが配管103によって接続される。しかして、
給水中継管99と給水開閉コック101を経て浄水器6
5に入って来た水は、先ず、フィルターカートリッジ7
1Aを透過することで異物を除去され、次に、活性炭カ
ートリッジ73Bを透過することでアンモニアその他の
有害物質を除去され、最後に、中空糸膜カートリッジ7
5Cを透過することで微生物を除去され、これらの処理
を経た状態で、蛇口63に至る。
【0022】105は液状の次亜塩素を蓄えた消毒タン
クを示し、浄水器65の上に配置されている。この消毒
液タンク105からは2本の注入パイプ107が延びて
いて、その一方の先端は給水中継管99のうち給水開閉
コック101とフィルター室71との管に接続され、他
方の注入パイプ107の先端は配管103に接続されて
いる。
【0023】従って、貯水タンク7から浄水器65に向
かって流れて来た水は浄水器65を通される前に次亜塩
素を注入されて殺菌され、更に、浄水器65から出て蛇
口63に至る間にもう一度次亜塩素を注入されて再度殺
菌される。このようにして、給水配管61へ供給されて
行く水は、略完全に殺菌や消毒を施されるので、河川や
湖沼から汲み上げた水であっても、十分に安全な飲用水
として用いることができる。貯水タンク付作業自動車1
は以上のように構成されている。
【0024】次に、貯水タンク付作業自動車1の使用方
法を説明する。〔A.汲上げ〕貯水タンク7に水を汲み
上げるときは、汲上げホース23の先端を河川等の水中
に落とすと共に、方向切換えコック31の切換えレバー
31aを第三の位置へと移動し、汲上げ開閉コック27
だけ開いて他の全ての開閉コックは閉じておく。この状
態からポンプ13を駆動すると、当該河川等の水がポン
プ13を経て汲排水口9から貯水タンク7に汲上げられ
る。必要な汲上げを終了したら、汲上げ開閉コック27
を閉じると共に、方向切換えコック31の切換えレバー
31aを第一の位置に戻し、ポンプ13を止める。
【0025】〔B.前方散水〕前側での散水を行うとき
は、方向切換えコック31の切換えレバー31aを第四
の位置へと移動し、散水開閉コック41だけ開いて他の
全ての開閉コックは閉じておく。この状態からポンプ1
3を駆動した後、スイッチ45aを「入り」にして電磁
バルブ43を開放すると、貯水タンク7内の水が汲排水
口9から出てポンプ13により前側散水配管35へ圧送
されて、前側の左右両散水ノズル37から同時に噴射さ
れる。この散水を停止するときは、少なくともスイッチ
45aを「切り」にして電磁バルブ43を閉鎖する。
【0026】〔C.後方散水〕後側での散水を行うとき
は、後側の散水開閉コック53を開き、この状態からス
イッチ45b、45cのいずれか一方又は両方を「入
り」にして電磁バルブ55、57を開放する。これによ
り、貯水タンク7内の水が、自重で、排水口11から後
側中継管51を経て後側散水配管47に落ちて行って散
水ノズル49から噴出する。この散水を停止するとき
は、少なくともスイッチ45b、45cを「切り」にし
て電磁バルブ55、57を閉鎖する。
【0027】〔D.放水〕放水を行うときは、放水ホー
ス継手21に放水ホースを接続し、方向切換えコック3
1の切換えレバー31aを第四の位置へと移動し、放水
開閉コック29だけ開く。この状態からポンプ13を駆
動すると、貯水タンク7内の水が汲排水口9から出てポ
ンプ13により当該放水ホースに圧送される。放水を停
止したときは、少なくとも放水開閉コック29を閉じ
る。
【0028】〔E.給水〕給水を行うときは、方向切換
えコック31の切換えレバー31aを第四の位置へと移
動し、給水開閉コック101だけを開く。この状態から
ポンプ13を駆動すると、貯水タンク7内の水が汲排水
口9から出てポンプ13により浄水器65へ圧送され、
この浄水器65を通って浄化された後給水配管61へ供
給される。この状態から蛇口63を開けば、浄化済みの
水が出てくる。給水を停止するときは、少なくとも給水
開閉コック101を閉じる。
【0029】フィルターカートリッジ71A、活性炭カ
ートリッジ73A、中空糸膜カートリッジ75Aの汚れ
が進んで浄水機能が低下したときは、ケーシング77を
開けて、ナット95及び後側受け部材93を取り外し
て、当該カートリッジを新品と交換する。
【0030】図4は、前記した方向切換えコック31の
別の実施の形態を示すものである。この図に示すもの
は、ポンプ13の吸引口13aと吐出口13bに三方弁
タイプの切換えコック111、113をそれぞれ接続し
てある。汲上げを行うときは元配管17−切換えコック
111−ポンプ13−切換えコック113−貯水タンク
7という流路が形成されるように、切換えコック11
1、113を操作する。また、貯水タンク7内の水を自
重で落とすときは、貯水タンク7−切換えコック113
−元配管17という流路だけが形成されるようにする。
そして、貯水タンク7内の水をポンプ13で圧送すると
きは、貯水タンク7−切換えコック111−ポンプ13
−切換えコック113−元配管17という流路が形成さ
れるようにする。このようにすれば、四方弁タイプの高
価な切換えコックを使わなくて済むので、かなり低コス
トで済ませることができる。
【0031】以上、本発明の実施の形態について詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設
計の変更などがあっても本発明に含まれる。特に、実施
の形態においては、1台で散水、放水、給水の全てを行
うことができるようにしたが、場合によっては、散水と
給水だけとしたり、散水と放水だけとしたり、あるいは
放水と給水だけとするようにしても良い。
【0032】また、実施の形態においては、散水を前方
散水又は後方散水に選択的に行うことができるようにし
たが、この散水は前後いずれか一方のみとしても良く、
ポンプによる圧力散水とするか重力散水とするかは任意
である。更に、本発明を実施するに際しては、自動車の
エンジントラブルやポンプの故障等を想定して、エンジ
ン付の予備ポンプを搭載することも考えられる。この場
合、予備ポンプによる活動を直ちに実行できるようにす
るために、所要の配管と予備タンクとを予め接続してお
き、コックの操作だけで予備ポンプが機能するようにし
ておくと良い。そして、本発明における浄水器の構造が
実施の形態に示したものに限られることの無いことは勿
論である。
【0033】
【発明の効果】以上のように、請求項1、請求項3、請
求項4の発明にあっては、日常は道路等に対する散水
や、消火活動における放水といった所要の作業を行う作
業車として使用され、災害発生時には安全な飲用水の供
給を直ちに行うことができるので、1台で平常作業と緊
急作業の両方を実行できて、稼働効率が大幅に向上す
る。
【0034】また、請求項2の発明によれば、道路等に
対する散水作業と、消火活動における放水作業の両方を
実施することができるので、稼働効率をかなり高めるこ
とができる。
【0035】請求項5の発明によれば、浄水器の保守作
業を容易に行うことができ、緊急の場合の立上りを素早
くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る貯水タンク付作業自
動車の全体側面図である。
【図2】図1に示す貯水タンク付作業自動車の配管図で
ある。
【図3】図1に示す貯水タンク付作業自動車の浄水器を
一部切り欠いて拡大した平面図である。
【図4】図1に示す貯水タンク付作業自動車における切
換えコックの別の例を示す配管図である。
【符号の説明】
1 貯水タンク付作業自動車 7 貯水タンク 13 ポンプ 17、33、35、39、47、51、99、103
配管 19 汲上げホース継手 21 放水ホース継手 31 切換えコック 37 散水ノズル 49 散水ノズル 61、63、65 飲用水供給部 63 蛇口 65 浄水器 71 フィルター室 71A フィルター 73 活性炭室 73A 活性炭
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E01H 3/02 E01H 3/02 // C02F 1/28 C02F 1/28 G

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貯水タンクと、ポンプと、汲上げホース継
    手と、散水ノズルと、浄水器及び蛇口を有する飲用水供
    給部と、これら各部の間を接続した配管と、前記ポンプ
    による水の送りを貯水タンクへの汲上げ又は貯水タンク
    から少なくとも飲用水供給部への供給に切り換える切換
    えコックとを備えたことを特徴とする貯水タンク付作業
    自動車。
  2. 【請求項2】貯水タンクと、ポンプと、汲上げホース継
    手と、散水ノズルと、放水ホース継手と、これら各部の
    間を接続した配管と、前記ポンプによる水の送りを貯水
    タンクへの汲上げ又は貯水タンクから少なくとも放水ホ
    ース継手側への供給に切り換える切換えコックとを備え
    たことを特徴とする貯水タンク付作業自動車。
  3. 【請求項3】貯水タンクと、ポンプと、汲上げホース継
    手と、放水ホース継手と、浄水器及び蛇口を有する飲用
    水供給部と、これら各部の間を接続した配管と、前記ポ
    ンプによる水の送りを貯水タンクへの汲上げ又は貯水タ
    ンクから少なくとも放水ホース継手及び飲用水供給部へ
    の供給に切り換える切換えコックとを備えたことを特徴
    とする貯水タンク付作業自動車。
  4. 【請求項4】貯水タンクと、ポンプと、汲上げホース継
    手と、散水ノズルと、放水ホース継手と、浄水器及び蛇
    口を有する飲用水供給部と、これら各部の間を接続した
    配管と、前記ポンプによる水の送りを貯水タンクへの汲
    上げ又は貯水タンクから少なくとも放水ホース継手及び
    飲用水供給部への給水に切り換える切換えコックとを備
    えたことを特徴とする貯水タンク付作業自動車。
  5. 【請求項5】請求項1、請求項3、請求項4のいずれか
    に記載した貯水タンク付作業自動車において、浄水器
    は、少なくともフィルターが装填されたフィルター室と
    活性炭が装填された活性炭室とを備えこれらフィルター
    及び活性炭を着脱自在に交換できるようにしたことを特
    徴とする貯水タンク付作業自動車。
JP10236652A 1998-08-24 1998-08-24 貯水タンク付作業自動車 Pending JP2000062520A (ja)

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