JP2000062462A - 自動車用ドアトリム構造 - Google Patents
自動車用ドアトリム構造Info
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- JP2000062462A JP2000062462A JP10238721A JP23872198A JP2000062462A JP 2000062462 A JP2000062462 A JP 2000062462A JP 10238721 A JP10238721 A JP 10238721A JP 23872198 A JP23872198 A JP 23872198A JP 2000062462 A JP2000062462 A JP 2000062462A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 サンシェードのシェード面とドアトリム本体
の上縁部との合わせ面の精度を容易に出せるようにする
とともに、巻取り装置の組み付け作業が熟練度を要さず
に行え、しかも、吹出し口から吹出された空気を広い範
囲に有効に拡散されるように意図した。 【解決手段】 ドア本体13の車室側を美装するドアト
リム本体11に、サンシェード16の一端側を巻取り可
能に取着する巻取り装置17を設置し、巻き取り装置1
7より引き出されたサンシェード16の他端側を、サイ
ドガラス21を遮蔽した後ドア本体13の上縁部に係着
できるように構成した。
の上縁部との合わせ面の精度を容易に出せるようにする
とともに、巻取り装置の組み付け作業が熟練度を要さず
に行え、しかも、吹出し口から吹出された空気を広い範
囲に有効に拡散されるように意図した。 【解決手段】 ドア本体13の車室側を美装するドアト
リム本体11に、サンシェード16の一端側を巻取り可
能に取着する巻取り装置17を設置し、巻き取り装置1
7より引き出されたサンシェード16の他端側を、サイ
ドガラス21を遮蔽した後ドア本体13の上縁部に係着
できるように構成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドア本体の内側を
美装する自動車用ドアトリム構造に関する。
美装する自動車用ドアトリム構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のドアトリム構造は、図12に示す
ように、ドアトリム本体1の上縁部において、長さ方向
に沿って貫通孔2を設けると共に、サンシェード4の一
端側を巻取り可能に取着した巻取り装置5をドア本体3
に設置し、巻取り装置5より引き出されたサンシェード
4の他端側を、サイドガラス6を遮蔽した後ドア本体3
の上縁部に取外し可能に係着できるようにしており、
又、前記貫通孔2とは別に、ドアトリム本体1の上縁部
に、ダクト7によって導かれたエアを車室内に吹出すた
めの吹出し口8を設けて構成している。
ように、ドアトリム本体1の上縁部において、長さ方向
に沿って貫通孔2を設けると共に、サンシェード4の一
端側を巻取り可能に取着した巻取り装置5をドア本体3
に設置し、巻取り装置5より引き出されたサンシェード
4の他端側を、サイドガラス6を遮蔽した後ドア本体3
の上縁部に取外し可能に係着できるようにしており、
又、前記貫通孔2とは別に、ドアトリム本体1の上縁部
に、ダクト7によって導かれたエアを車室内に吹出すた
めの吹出し口8を設けて構成している。
【0003】又、前記貫通孔2の周囲には、縁取りチャ
ンネル2aが嵌め込まれ、又、吹出し口8には、グリル
8aが嵌め込まれており、これにより、ドアトリム本体
1の表皮材はがれを防止するとともに、見栄え向上を図
っている。
ンネル2aが嵌め込まれ、又、吹出し口8には、グリル
8aが嵌め込まれており、これにより、ドアトリム本体
1の表皮材はがれを防止するとともに、見栄え向上を図
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように構成するドアトリム構造においては、巻取り装置
5をドア本体3側に設置しているのに対し、サンシェー
ド4が出入りする貫通孔2をドアトリム本体1側に設け
ているために、サンシェード4のシェード面とドアトリ
ム本体1の上縁部との合わせ精度を出すのが難しく、
又、貫通孔2をドアトリム本体1に形成したために、ド
アトリム本体1の端末における変形防止のためのリブ設
定等を施したいのであるが、リブ設定等のスペースを確
保するのが難しかった。
ように構成するドアトリム構造においては、巻取り装置
5をドア本体3側に設置しているのに対し、サンシェー
ド4が出入りする貫通孔2をドアトリム本体1側に設け
ているために、サンシェード4のシェード面とドアトリ
ム本体1の上縁部との合わせ精度を出すのが難しく、
又、貫通孔2をドアトリム本体1に形成したために、ド
アトリム本体1の端末における変形防止のためのリブ設
定等を施したいのであるが、リブ設定等のスペースを確
保するのが難しかった。
【0005】又、サンシェード4の巻取り装置5は、ド
ア本体3側に設置していたために、どうしても車体組立
工程において、設置作業を行わざるをえず、前記合わせ
精度を出すのを益々困難にしており、組み付けには熟練
度を要していた。
ア本体3側に設置していたために、どうしても車体組立
工程において、設置作業を行わざるをえず、前記合わせ
精度を出すのを益々困難にしており、組み付けには熟練
度を要していた。
【0006】更に、吹出し口8は、ドアトリム本体1の
上縁部に上向きに開口するものであるから、その付近に
は有効に暖気等空気を吹出すことができるが、サイドガ
ラスの全体等広い範囲に有効に拡散されるのが難しかっ
た。
上縁部に上向きに開口するものであるから、その付近に
は有効に暖気等空気を吹出すことができるが、サイドガ
ラスの全体等広い範囲に有効に拡散されるのが難しかっ
た。
【0007】本発明は、かかる点に鑑み、サンシェード
のシェード面とドアトリム本体の上縁部との合わせ面の
精度を容易に出せるようにするとともに、巻取り装置の
組み付け作業が熟練度を要さずに行え、しかも、吹出し
口から吹出された空気を広い範囲に有効に拡散されるよ
うに意図した自動車用ドアトリム構造を提供することを
目的としている。
のシェード面とドアトリム本体の上縁部との合わせ面の
精度を容易に出せるようにするとともに、巻取り装置の
組み付け作業が熟練度を要さずに行え、しかも、吹出し
口から吹出された空気を広い範囲に有効に拡散されるよ
うに意図した自動車用ドアトリム構造を提供することを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の本発明は、ドア本体の車室側を美
装するドアトリム本体に、サンシェードの一端側を巻取
り可能に取着する巻取り装置を設置し、該巻き取り装置
より引き出された前記サンシェードの他端側を、サイド
ガラスを遮蔽した後前記ドア本体の上縁部に係着できる
ように構成し、且つ、前記巻き取り装置より引き出され
た状態にあるサンシェードのシェード面方向にエアを吹
出すための吹出し口を、前記サンシェードの出入り口に
連通させた構成としている。
に、請求項1に記載の本発明は、ドア本体の車室側を美
装するドアトリム本体に、サンシェードの一端側を巻取
り可能に取着する巻取り装置を設置し、該巻き取り装置
より引き出された前記サンシェードの他端側を、サイド
ガラスを遮蔽した後前記ドア本体の上縁部に係着できる
ように構成し、且つ、前記巻き取り装置より引き出され
た状態にあるサンシェードのシェード面方向にエアを吹
出すための吹出し口を、前記サンシェードの出入り口に
連通させた構成としている。
【0009】本発明によれば、ドアトリム本体に、サン
シェードの巻取り装置を設置したため、サンシェードの
シェード面とドア本体の上縁部との合わせ面の精度を容
易に出すことができ、しかも、ドア本体の組立工程前
に、巻取り装置をドアトリム本体にサブアッシーするこ
とが可能となって、巻取り装置の組み付け作業が熟練度
を要さずに行えることになる。又、巻き取り装置より引
き出された状態にあるサンシェードのシェード面方向に
エアを吹出すための吹出し口を、サンシェードの出入り
口に設けた結果、サンシェードがガイドとなって、吹出
し口から吹出された空気を有効に広範囲に拡散すること
ができる。
シェードの巻取り装置を設置したため、サンシェードの
シェード面とドア本体の上縁部との合わせ面の精度を容
易に出すことができ、しかも、ドア本体の組立工程前
に、巻取り装置をドアトリム本体にサブアッシーするこ
とが可能となって、巻取り装置の組み付け作業が熟練度
を要さずに行えることになる。又、巻き取り装置より引
き出された状態にあるサンシェードのシェード面方向に
エアを吹出すための吹出し口を、サンシェードの出入り
口に設けた結果、サンシェードがガイドとなって、吹出
し口から吹出された空気を有効に広範囲に拡散すること
ができる。
【0010】請求項2に記載の本発明は、請求項1記載
の吹出し口が、前記ドアトリム本体の上縁部を開口して
形成した構成としており、又、請求項3に記載の本発明
は、請求項1記載の吹出し口が、前記巻取り装置のケー
ス体を開口して形成したとしており、これにより、サン
シェードのシェード面とドア本体の上縁部との合わせ面
の精度を容易に出せるように意図している。
の吹出し口が、前記ドアトリム本体の上縁部を開口して
形成した構成としており、又、請求項3に記載の本発明
は、請求項1記載の吹出し口が、前記巻取り装置のケー
ス体を開口して形成したとしており、これにより、サン
シェードのシェード面とドア本体の上縁部との合わせ面
の精度を容易に出せるように意図している。
【0011】請求項4に記載の本発明は、請求項1乃至
3のいずれか1に記載の巻取り装置のケース体と一体
に、前記吹出し口に空気を導入するためのダクトを取り
付けるためのダクト取付け口形成した構成としており、
これにより、部品点数を少なくして、組立容易性を図っ
ている。
3のいずれか1に記載の巻取り装置のケース体と一体
に、前記吹出し口に空気を導入するためのダクトを取り
付けるためのダクト取付け口形成した構成としており、
これにより、部品点数を少なくして、組立容易性を図っ
ている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態
におけるドアトリム構造を備えた自動車のサイドビュー
の一部におけるドアを開けた状態を示す斜視図である。
図1によれば、11はドアトリム本体で、このドアトリ
ム本体11は一端側が車体12にヒンジ結合されたドア
本体13の内側を美装すべく、このドア本体13に装着
されている。
て、図を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態
におけるドアトリム構造を備えた自動車のサイドビュー
の一部におけるドアを開けた状態を示す斜視図である。
図1によれば、11はドアトリム本体で、このドアトリ
ム本体11は一端側が車体12にヒンジ結合されたドア
本体13の内側を美装すべく、このドア本体13に装着
されている。
【0013】ドアトリム本体11の上縁部には、長さ方
向に沿って貫通孔14を形成しており、この貫通孔14
の周囲壁には、縁取りチャンネル15が嵌め込まれてい
る。
向に沿って貫通孔14を形成しており、この貫通孔14
の周囲壁には、縁取りチャンネル15が嵌め込まれてい
る。
【0014】又、ドアトリム本体11の裏側には、サン
シェード16の一端側を巻取り可能に取着する巻取り装
置17が設置されている。従って、サンシェード16
は、常時は一対の引っ掛けフック19が取り付けられた
他端側がその略中央に設けた取手20を貫通孔14より
突出させた状態で巻取り装置17のケース体18内に巻
き取られており、この状態からサンシェード16を取手
20を利用して引き出して、引っ掛けフック19を、車
体12の天井部に設けた係止片(不図示)に引っ掛け
て、サンシェード16のシェード面をウインドガラス2
1に対向させて、サイドガラス21の遮蔽を行う。
シェード16の一端側を巻取り可能に取着する巻取り装
置17が設置されている。従って、サンシェード16
は、常時は一対の引っ掛けフック19が取り付けられた
他端側がその略中央に設けた取手20を貫通孔14より
突出させた状態で巻取り装置17のケース体18内に巻
き取られており、この状態からサンシェード16を取手
20を利用して引き出して、引っ掛けフック19を、車
体12の天井部に設けた係止片(不図示)に引っ掛け
て、サンシェード16のシェード面をウインドガラス2
1に対向させて、サイドガラス21の遮蔽を行う。
【0015】又、巻取り装置17のケース18の下端部
には、ドア本体13とともにエアの吹出し口22を有す
るダクト部23が設けられており、吹出し口22から導
出された暖気等の空気が前記貫通孔14より車室内に吹
出されるように構成している。吹出し口22は、空気導
入管24の一端が連結しており、空気導入管24の他端
は、ドア本体13の閉時にインストルメントパネル25
の側壁に設けられて不図示のベンチレーション等から供
給された空気を導出する空気出口26に連通している。
には、ドア本体13とともにエアの吹出し口22を有す
るダクト部23が設けられており、吹出し口22から導
出された暖気等の空気が前記貫通孔14より車室内に吹
出されるように構成している。吹出し口22は、空気導
入管24の一端が連結しており、空気導入管24の他端
は、ドア本体13の閉時にインストルメントパネル25
の側壁に設けられて不図示のベンチレーション等から供
給された空気を導出する空気出口26に連通している。
【0016】以上のように構成する場合、ベンチレーシ
ョン等から導出された空気は、空気出口26、空気導入
管24、吹出し口22を通って、ダクト部23に供給さ
れ、貫通孔14より車室内に吹出される。このとき、サ
ンシェード16によりサイドガラス21を遮蔽している
場合には、サンシェード16のシェード面が吹き出され
た空気を案内し、車体12の上部まで導くことになる。
ョン等から導出された空気は、空気出口26、空気導入
管24、吹出し口22を通って、ダクト部23に供給さ
れ、貫通孔14より車室内に吹出される。このとき、サ
ンシェード16によりサイドガラス21を遮蔽している
場合には、サンシェード16のシェード面が吹き出され
た空気を案内し、車体12の上部まで導くことになる。
【0017】図2乃至図5は、本発明の一の実施の形態
を示しており、図2は図1のA−A断面図、図3は一部を
断面して示すドアトリム本体上部付近の斜視図、図4は
ドア本体との関係においてトリム本体を取外して巻取り
装置を示す一部断面斜視図、図5はドア本体との関係に
おいてドアトリム本体を装着して巻取り装置を示す一部
斜視図である。
を示しており、図2は図1のA−A断面図、図3は一部を
断面して示すドアトリム本体上部付近の斜視図、図4は
ドア本体との関係においてトリム本体を取外して巻取り
装置を示す一部断面斜視図、図5はドア本体との関係に
おいてドアトリム本体を装着して巻取り装置を示す一部
斜視図である。
【0018】図において、11はドアトリム、13はド
ア本体、16はサンシェード、17は巻取り装置、21
はサイドガラスをそれぞれ示す。
ア本体、16はサンシェード、17は巻取り装置、21
はサイドガラスをそれぞれ示す。
【0019】ドアトリム11の上縁部における棚状部1
1aには、その長さ方向に沿って貫通孔14が形成され
ている。そして、ドアトリム11の上縁端部は、下向き
のフランジ部11となっていて、ドア本体13の上端フ
ランジ部13aに嵌合係止されたインナーシール27が
取り付けられている。インナーシール27のリップ部2
7aは、サイドガラス21に弾接している。巻取り装置
17は、サンシェード16の一端側を巻取り可能に取着
する支軸28と、この支軸28が巻き取ったサンシェー
ド16を収容するケース体18とを有して構成してお
り、ケース体18には、サンシェード16の他端側が出
入り可能な出入り口29が形成されており、この出入り
口29には、貫通孔14の車室側を縁取りするための縁
取りチャンネル部15が形成されており、この縁取りチ
ャンネル部15によって、ドアトリム本体11の表皮表
皮材はがれを防止するとともに、見栄え向上を図ってい
る。
1aには、その長さ方向に沿って貫通孔14が形成され
ている。そして、ドアトリム11の上縁端部は、下向き
のフランジ部11となっていて、ドア本体13の上端フ
ランジ部13aに嵌合係止されたインナーシール27が
取り付けられている。インナーシール27のリップ部2
7aは、サイドガラス21に弾接している。巻取り装置
17は、サンシェード16の一端側を巻取り可能に取着
する支軸28と、この支軸28が巻き取ったサンシェー
ド16を収容するケース体18とを有して構成してお
り、ケース体18には、サンシェード16の他端側が出
入り可能な出入り口29が形成されており、この出入り
口29には、貫通孔14の車室側を縁取りするための縁
取りチャンネル部15が形成されており、この縁取りチ
ャンネル部15によって、ドアトリム本体11の表皮表
皮材はがれを防止するとともに、見栄え向上を図ってい
る。
【0020】又、ケース体18は、その縁取りチャンネ
ル部15がドアトリム本体11に連結している結果、ド
アトリム本体11の上端部の剛性をアップすることがで
きる。
ル部15がドアトリム本体11に連結している結果、ド
アトリム本体11の上端部の剛性をアップすることがで
きる。
【0021】ケース体18の下端部は、垂下部18aを
有しており、この垂下部18aは、ダクト部23を形成
しており、そして、ドアトリム本体11側に寄るように
垂設されて、巻取り装置17をよりドアトリム11側に
寄せて、貫通孔14がサンシェイド16とサイドガラス
21との間に開口するようになっている。又、垂下部1
8aの途中は、ドアトリム本体11の裏面側に突設した
ボス11bに螺合するボルト31によってドアトリム本
体11に固着されている。
有しており、この垂下部18aは、ダクト部23を形成
しており、そして、ドアトリム本体11側に寄るように
垂設されて、巻取り装置17をよりドアトリム11側に
寄せて、貫通孔14がサンシェイド16とサイドガラス
21との間に開口するようになっている。又、垂下部1
8aの途中は、ドアトリム本体11の裏面側に突設した
ボス11bに螺合するボルト31によってドアトリム本
体11に固着されている。
【0022】前記垂下部18aには、棚状部32が形成
されていて、この棚状部32には、エアの吹出し口22
が形成されていて、空気導入管24の一端側が嵌合して
いる。又、棚状部32の先端は折曲32aされており、
この折曲部32aとドア本体13との間に、ウレタン等
で形成されたシール部材33が介在して、ダクト部23
内の空気が漏れないようにしている。
されていて、この棚状部32には、エアの吹出し口22
が形成されていて、空気導入管24の一端側が嵌合して
いる。又、棚状部32の先端は折曲32aされており、
この折曲部32aとドア本体13との間に、ウレタン等
で形成されたシール部材33が介在して、ダクト部23
内の空気が漏れないようにしている。
【0023】更に、ダクト部23の車体前後方向端部
は、遮蔽板34によって遮蔽されており、この遮蔽板に
は、当てリブ部34aが形成されていて、この当てリブ
部34aは、ドア本体13に当接している。この結果、
巻取り装置17は、前記ボルト31による取付けと相俟
って、当てリブ部34aがドア本体13に当接すること
によって、支持されていることになる。
は、遮蔽板34によって遮蔽されており、この遮蔽板に
は、当てリブ部34aが形成されていて、この当てリブ
部34aは、ドア本体13に当接している。この結果、
巻取り装置17は、前記ボルト31による取付けと相俟
って、当てリブ部34aがドア本体13に当接すること
によって、支持されていることになる。
【0024】サンシェード16の他端側は、その引き出
し時、ドアトリム本体11の車室側に位置していて、こ
のサンシェード16のシェード面のうちサイドガラス2
1側面とサイドガラス21との間における貫通孔14か
ら、吹出し口22から吹出された空気を矢印の方向に吹
出すようになる。この結果、吹出された空気は、サンシ
ェード16のシェード面に導かれて、サイドガラス21
のガラス面に沿って、サイドガラス21全体に拡散し
て、霜取り等を有効に行わしめる。
し時、ドアトリム本体11の車室側に位置していて、こ
のサンシェード16のシェード面のうちサイドガラス2
1側面とサイドガラス21との間における貫通孔14か
ら、吹出し口22から吹出された空気を矢印の方向に吹
出すようになる。この結果、吹出された空気は、サンシ
ェード16のシェード面に導かれて、サイドガラス21
のガラス面に沿って、サイドガラス21全体に拡散し
て、霜取り等を有効に行わしめる。
【0025】図6及び図7は、本発明の他の実施の形態
を示すもので、この実施の形態における上記の実施の形
態に対して大きく異なる構成は、ケース体18の垂下部
18aを、よりドア本体13側で垂設させて、巻取り装
置17をドア本体側に寄せるとともに、サンシェード1
6の他端側を、その引き出し時、ドアトリム本体11の
サイドガラス21側に位置させて、このサンシェード1
6のシェード面のうち車室側面を案内として、貫通孔1
4から、吹出し口22から吹出された空気を矢印の方向
に吹出し、主に休息中の乗員のために暖気等の空気を有
効に当てようと意図したものである。
を示すもので、この実施の形態における上記の実施の形
態に対して大きく異なる構成は、ケース体18の垂下部
18aを、よりドア本体13側で垂設させて、巻取り装
置17をドア本体側に寄せるとともに、サンシェード1
6の他端側を、その引き出し時、ドアトリム本体11の
サイドガラス21側に位置させて、このサンシェード1
6のシェード面のうち車室側面を案内として、貫通孔1
4から、吹出し口22から吹出された空気を矢印の方向
に吹出し、主に休息中の乗員のために暖気等の空気を有
効に当てようと意図したものである。
【0026】この結果、ケース体18の縁取りチャンネ
ル部15の下部において、連通孔35を設けており、
又、ケース体18をドアトリム本体11に取り付けるた
めのボス11aの長さを長くしていると共に、シール部
材33は、棚状部32の折曲部32aとドアトリム本体
11との間で挟着されている。更に、遮蔽板34の形状
も若干変更している。その他の構成は、おおむね上記の
実施の形態と同様な構成を有している。
ル部15の下部において、連通孔35を設けており、
又、ケース体18をドアトリム本体11に取り付けるた
めのボス11aの長さを長くしていると共に、シール部
材33は、棚状部32の折曲部32aとドアトリム本体
11との間で挟着されている。更に、遮蔽板34の形状
も若干変更している。その他の構成は、おおむね上記の
実施の形態と同様な構成を有している。
【0027】図8及び図9は、本発明のもう一つの実施
の形態を示しており、図6及び図7に示す実施の形態に
対して、縁取りチャンネル部15をケース体18とは別
体で構成した点が異なり、この結果、この縁取りチャン
ネル部15の下方に、ケース体18を係止する延長係合
部36を、長さ方向に沿って複数個形成している。その
他の構成は、おおむね図6及び図7に示すものと同様な
構成を有している。
の形態を示しており、図6及び図7に示す実施の形態に
対して、縁取りチャンネル部15をケース体18とは別
体で構成した点が異なり、この結果、この縁取りチャン
ネル部15の下方に、ケース体18を係止する延長係合
部36を、長さ方向に沿って複数個形成している。その
他の構成は、おおむね図6及び図7に示すものと同様な
構成を有している。
【0028】更に、図10及び図11は、本発明の更に
他の実施の形態を示すもので、サンシェード16の他端
側先端部の中央側に、サンシェイド16の引出し用の取
手37を取り付けるとともに、両側に一対のフック38
を取り付けてある。フック38は、サンシェード16の
収納時には、ドアトリム11の上縁部の棚状部11aか
ら突出しないように寝かせることができるように構成さ
れている。その他の構成は、図6及び図7に示す実施の
形態と略略同様の構成を有している。
他の実施の形態を示すもので、サンシェード16の他端
側先端部の中央側に、サンシェイド16の引出し用の取
手37を取り付けるとともに、両側に一対のフック38
を取り付けてある。フック38は、サンシェード16の
収納時には、ドアトリム11の上縁部の棚状部11aか
ら突出しないように寝かせることができるように構成さ
れている。その他の構成は、図6及び図7に示す実施の
形態と略略同様の構成を有している。
【0029】
【発明の効果】本発明は、ドア本体の車室側を美装する
ドアトリム本体に、サンシェードの一端側を巻取り可能
に取着する巻取り装置を設置し、該巻き取り装置より引
き出された前記サンシェードの他端側を、サイドガラス
を遮蔽した後前記ドア本体の上縁部に係着できるように
構成し、且つ、前記巻き取り装置より引き出された状態
にあるサンシェードのシェード面方向にエアを吹出すた
めの吹出し口を、前記サンシェードの出入り口に連通さ
せた構成として、ドアトリム本体に、サンシェードの巻
取り装置を設置したため、サンシェードのシェード面と
ドア本体の上縁部との合わせ面の精度を容易に出すこと
ができ、しかも、ドア本体の組立工程前に、巻取り装置
をドアトリム本体にサブアッシーすることが可能となっ
て、巻取り装置の組み付け作業が熟練度を要さずに行え
ることになる。
ドアトリム本体に、サンシェードの一端側を巻取り可能
に取着する巻取り装置を設置し、該巻き取り装置より引
き出された前記サンシェードの他端側を、サイドガラス
を遮蔽した後前記ドア本体の上縁部に係着できるように
構成し、且つ、前記巻き取り装置より引き出された状態
にあるサンシェードのシェード面方向にエアを吹出すた
めの吹出し口を、前記サンシェードの出入り口に連通さ
せた構成として、ドアトリム本体に、サンシェードの巻
取り装置を設置したため、サンシェードのシェード面と
ドア本体の上縁部との合わせ面の精度を容易に出すこと
ができ、しかも、ドア本体の組立工程前に、巻取り装置
をドアトリム本体にサブアッシーすることが可能となっ
て、巻取り装置の組み付け作業が熟練度を要さずに行え
ることになる。
【0030】又、巻き取り装置より引き出された状態に
あるサンシェードのシェード面方向にエアを吹出すため
の吹出し口を、サンシェードの出入り口に設けた結果、
サンシェードがガイドとなって、吹出し口から吹出され
た空気を有効に広範囲に拡散することができる。
あるサンシェードのシェード面方向にエアを吹出すため
の吹出し口を、サンシェードの出入り口に設けた結果、
サンシェードがガイドとなって、吹出し口から吹出され
た空気を有効に広範囲に拡散することができる。
【図1】本発明の実施の形態におけるドアトリム構造を
備えた自動車のサイドビューの一部におけるドアを開け
た状態を示す斜視図である。
備えた自動車のサイドビューの一部におけるドアを開け
た状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の一の実施の形態を示す図1におけるA
−A線断面図である。
−A線断面図である。
【図3】図2と同様の本発明の実施の形態を示し、一部
を断面して示すドアトリム本体上部付近の斜視図であ
る。
を断面して示すドアトリム本体上部付近の斜視図であ
る。
【図4】図2と同様の本発明の実施の形態を示し、ドア
本体との関係においてトリム本体を取外して巻取り装置
を示す一部断面斜視図である。
本体との関係においてトリム本体を取外して巻取り装置
を示す一部断面斜視図である。
【図5】図2と同様の本発明の実施の形態を示し、ドア
本体との関係においてドアトリム本体を装着して巻取り
装置を示す一部斜視図である。
本体との関係においてドアトリム本体を装着して巻取り
装置を示す一部斜視図である。
【図6】本発明の他の実施の形態における図1のA−A
線断面図である。
線断面図である。
【図7】図6と同様の本発明の実施の形態を示し、一部
を断面して示すドアトリム本体上部付近の斜視図であ
る。
を断面して示すドアトリム本体上部付近の斜視図であ
る。
【図8】本発明のもう一つの他の実施の形態における図
1のA−A線断面図である。
1のA−A線断面図である。
【図9】図8と同様の本発明のもう一つの実施の形態を
示し、一部を断面して示すドアトリム本体上部付近の斜
視図である。
示し、一部を断面して示すドアトリム本体上部付近の斜
視図である。
【図10】本発明の更にもう一つの他の実施の形態にお
ける図1のA−A線断面図である。
ける図1のA−A線断面図である。
【図11】図10と同様の更にもう一つの本発明の実施
の形態を示し、一部を断面して示すドアトリム本体上部
付近の斜視図である。
の形態を示し、一部を断面して示すドアトリム本体上部
付近の斜視図である。
【図12】従来のドアトリム構造を示す斜視図である。
11 ドアトリム本体
11a フランジ部
11b ボス
12 車体
13 ドア本体
14 貫通孔
15 縁取りチャンネル部
16 サンシェード
17 巻取り装置
18 ケース体
21 サイドガラス
23 ダクト部
24 空気導入管
26 空気出口
Claims (4)
- 【請求項1】 ドア本体の車室側を美装するドアトリム
本体に、サンシェードの一端側を巻取り可能に取着する
巻取り装置を設置し、該巻き取り装置より引き出された
前記サンシェードの他端側を、サイドガラスを遮蔽した
後前記ドア本体の上縁部に係着できるように構成し、且
つ、前記巻き取り装置より引き出された状態にあるサン
シェードのシェード面方向にエアを吹出すための吹出し
口を、前記サンシェードの出入り口に連通させたことを
特徴とする自動車用ドアトリム構造。 - 【請求項2】 前記吹出し口は、前記ドアトリム本体の
上縁部を開口して形成したことを特徴とする請求項1記
載の自動車用ドアトリム構造。 - 【請求項3】 前記吹出し口は、前記巻取り装置のケー
ス体を開口して形成したことを特徴とする請求項1記載
の自動車用ドアトリム構造。 - 【請求項4】 前記巻取り装置のケース体と一体に、前
記吹出し口に空気を導入するためのダクトを取り付ける
ためのダクト取付け口形成したことを特徴とする請求項
1乃至3のうち1記載の自動車用ドアトリム構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10238721A JP2000062462A (ja) | 1998-08-25 | 1998-08-25 | 自動車用ドアトリム構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10238721A JP2000062462A (ja) | 1998-08-25 | 1998-08-25 | 自動車用ドアトリム構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000062462A true JP2000062462A (ja) | 2000-02-29 |
Family
ID=17034284
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10238721A Pending JP2000062462A (ja) | 1998-08-25 | 1998-08-25 | 自動車用ドアトリム構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000062462A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100725915B1 (ko) | 2006-05-23 | 2007-06-11 | 한일이화주식회사 | 자동차의 도어커튼 조립구조 |
-
1998
- 1998-08-25 JP JP10238721A patent/JP2000062462A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100725915B1 (ko) | 2006-05-23 | 2007-06-11 | 한일이화주식회사 | 자동차의 도어커튼 조립구조 |
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