JP2000061693A - ナックルプレスのスライド駆動装置 - Google Patents

ナックルプレスのスライド駆動装置

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JP2000061693A
JP2000061693A JP10249142A JP24914298A JP2000061693A JP 2000061693 A JP2000061693 A JP 2000061693A JP 10249142 A JP10249142 A JP 10249142A JP 24914298 A JP24914298 A JP 24914298A JP 2000061693 A JP2000061693 A JP 2000061693A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スライドを昇降する下リンクの傾き角度を微小
とし、スライドにスラスト力が発生することなく、下死
点上の高い位置から成形の始まる押し出し加工でも高精
度な製品の成形が出来、スライドの下死点補正の出来る
ナックルプレスのスライド駆動装置を提供する。 【解決手段】クランク軸12の偏心部12Aに連結する
コネクチングロッド11を、フレーム1Aに支持された
第1支点ピン5と連結するベルクランク8の上腕8Aと
第1連結ピン22で連結し、第2連結ピン23でベルク
ランク8の下腕8Bと連結する中リンク6とスライド2
と連結する下リンク3と、フレーム1Aに固定された下
死点補正装置40でピンが移動可能に支持される第2支
点ピン7で基端部を連結する横リンク4とを第3連結ピ
ン24で連結して、スライドガイド20に案内されるス
ライド2を昇降する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サイジング加工や
精密な押し出し加工等の冷間鍛造加工に用いるナックル
プレスのスライド駆動装置に関し、特にスライドの下死
点補正装置を有するナックルプレスのスライド駆動装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、冷間鍛造加工に用いられるプレス
機械には、クランクプレス、リンクプレス、ナックルプ
レス等が加工する対象製品によって選定されていた。こ
れは、各々のプレス機械に成形上の特徴と欠点があるた
めで、特に下死点付近の成形荷重が大きく出力出来るナ
ックルプレスは、古くから冷間鍛造加工に用いられてき
た。従来の技術におけるナックルプレスのスライド駆動
装置には、特開昭60−24300がある。また、スラ
スト力をフレームに設けたプランジャとプランジャガイ
ドにて受けるようにしたナックルプレスも考案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のナックルプレス
のスライド駆動装置では、スライドと連結してスライド
を昇降する下リンクの傾き角度が大きく、スラスト力が
発生することでスライドを傾けようとするため押し出し
加工等には不向きとされている。また、スラスト力をプ
ランジャとプランジャガイドにて受けるようにしたナッ
クルプレスでは、プランジャガイドの隙間がスライドガ
イドの隙間より大きくなってしまうため、実用上の効果
がない。さらに、製品の高精度が要求されると、機械や
金型の温度変化によるスライドの下死点位置の微細な補
正が必要となるが、スライドのポイント部のねじ、また
はナットを手動や電動機で所定の方向に回転してスライ
ドの下死点位置を調節する方法では、微細な調節作業が
困難で安定した精度の高い製品が得られないという欠点
がある。
【0004】本発明の目的は、上述の課題を解決し、ス
ライドを昇降する下リンクの傾き角度を微小とし、スラ
イドにスラスト力が発生することなく、スライドの下死
点上の高い位置から成形の始まる押し出し加工でも高精
度な製品の成形が出来、かつ機械を停止することなくス
ライドの下死点を補正することの出来る機構を備えたナ
ックルプレスのスライド駆動装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明は、モータを動力源してフライホイールに
伝達された動力により、減速ギヤに係合するクランク軸
の偏心部に基端部を連結するコネクチングロッドと、コ
ネクチングロッドの先端部と連結するリンク部材を介し
て、スライドガイドに案内されるスライドを昇降するナ
ックルプレスのスライド駆動装置において、コネクチン
グロッドの先端部と上腕の先端部とを第1連結ピンで連
結するとともに、ナックルプレスのフレームに支持され
る第1支点ピンに揺動自在に連結するベルクランクと、
一端部をベルクランクの下腕の先端部と第2連結ピンで
連結する中リンクと、下端部をスライドと揺動自在に連
結する下リンクと、先端部を中リンクの下端部と下リン
クの上端部と一緒に第3連結ピンで連結されるととも
に、基端部を第2支点ピンで揺動自在に連結される横リ
ンクと、第2支点ピンと連結して、第2支点ピンの位置
を移動する、ナックルプレスのフレームに固定されたス
ライドの下死点補正装置を具備する。
【0006】または、モータを動力源してフライホイー
ルに伝達された動力により、減速ギヤに係合するクラン
ク軸の偏心部に基端部を連結するコネクチングロッド
と、コネクチングロッドの先端部と連結するリンク部材
を介して、スライドガイドに案内されるスライドを昇降
するナックルプレスのスライド駆動装置において、ナッ
クルプレスのフレームに第1支点ピンで揺動自在に支持
された上リンクと、コネクチングロッドの先端部と上リ
ンクの腕の下端部と一緒、またはコネクチングロッドの
先端部と上リンクのボス部に設けられた別の腕の下端部
に連結ピンで連結された中リンクと、下端部をスライド
と揺動自在に連結された下リンクと、先端部を中リンク
の下端部と下リンクの上端部と一緒に第3連結ピンで連
結されるとともに、基端部を第2支点ピンで揺動自在に
連結される横リンクと、第2支点ピンと連結して、第2
支点ピンの位置を移動する、ナックルプレスのフレーム
に固定されたスライドの下死点補正装置を具備する。
【0007】さらには、上述のいずれかのナックルプレ
スのスライド駆動装置において、スライドの下死点補正
装置を、ナックルプレスのフレームに固設するケース
と、ケース内設するウォームホイールと、ウォームホイ
ールと係合してモータで駆動されるウォーム軸と、一端
部に設けたねじ部をウォームホイールと螺合して他端部
を第2支点ピンと連結するねじ軸とで構成する。また
は、スライドの下死点補正装置を、ナックルプレスのフ
レームに直接、またはブラケットを介して取り付けたモ
ータと、モータと直接、またはプーリとベルトを介して
連結するねじ軸と、一端部に設けた雌ねじ部をねじ軸と
螺合して他端部を前記第2支点ピンと連結する雌ねじ部
材とで構成する。あるいは、スライドの下死点補正装置
を、ナックルプレスのフレームに直接、またはブラケッ
トを介して取り付けたシリンダと、シリンダのロッドと
直接、または中間部材を介して第2支点ピンを連結して
構成する。
【0008】
【発明の実施の形態】図1から図8に、本発明における
ナックルプレスのスライド駆動装置の実施例を示す。図
1、図2及び図3は、本発明の第1実施例を示す。図1
は、スライド2が下死点の時のナックルプレス1の要部
断面図を示す。図1に示すように、ナックルプレス1の
フレーム1Aには、動力源のメインモータ18が設けら
れ、駆動軸15上に設けられたフライホイール17にプ
ーリ19とベルト13を介して、図示しないクラッチ・
ブレーキを接/断して、メインモータ18の動力を伝達
する。駆動軸15には、ピニオン16が設けられ、フレ
ーム1Aに回転自在に支持されるクランク軸12上に設
けられたメインギヤ14と噛合する。クランク軸12の
偏心部12Aには、コネクチングロッド11の基端部が
連結されている。
【0009】フレーム1Aの上方には、フレーム1Aに
支持される第1支点ピン5が設けられ、ベルクランク8
が揺動自在に連結されている。ベルクランク8は、第1
支点ピン5上方のベルクランク8の上腕8Aの先端部を
コネクチングロッド11の先端部と第1連結ピン22で
連結し、第1支点ピン5下方のベルクランク8の下腕8
Bの先端部を中リンク6の一端部と第2連結ピン23で
連結する。
【0010】スライド2には、ダイハイトHを調節する
ための1基のスライド調節装置21が設けられ、ボール
状の下端部を揺動自在に連結する下リンク3を立設す
る。フレーム1Aの下方には、スライドの下死点補正装
置40が固設され、第2支点ピン7が水平方向に移動可
能に連結されていて、その第2支点ピン7で横リンク4
の基端部を揺動自在に連結する。横リンク4の先端部
は、中リンク6の下端部と下リンク3の上端部と一緒に
第3連結ピン24で連結する。
【0011】上述により構成されたスライド駆動装置に
より、スライドガイド20に案内されたスライド2は、
所定のストローク長さ(S)を昇降する。
【0012】図2は、スライド2の上死点及び下死点に
おけるクランク軸(12)の偏心部12Aに連結するコ
ネクチングロッド11からスライド2のスライド調節装
置(21)に連結する下リンク3までを連結する構成部
品の態様を示し、スライド2が上死点の時の状態を二点
鎖線で、スライド2が下死点の時の状態を実線で示す。
図2に示すように、スライド2が所定のストローク長さ
Sを昇降するためにクランク軸(12)が回転して、ク
ランク軸(12)の偏心部12Aがその中心O1の軌跡
aに沿って回転すると、ベルクランク8の上腕8Aとコ
ネクチングロッド11とを連結する第1連結ピン22の
中心O2は軌跡bに沿って揺動する。また、ベルクラン
ク8の下腕8Bと中リンク6とを連結する第2連結ピン
23の中心O3は軌跡cに沿って、さらに中リンク6と
下リンク3及び横リンク4とを連結する第3連結ピン2
4の中心O4は軌跡dに沿って揺動する。
【0013】この時、上述のように、第3連結ピン24
の中心O4は軌跡dで示したように揺動し、下リンク3
は、ほぼ垂直状態を保ちながらスライド2を昇降させる
ので、スライド2の昇降時のスライド2とボルスタ25
間の平行度は安定し、昇降時にスライド2を案内するス
ライドガイド20に作用するスラスト力を大幅に小さく
することが出来る。
【0014】スライド2の昇降の一行程の間に下リンク
3が揺動する最大傾き角度θを狭くすることにより、ス
ライドガイド20の焼き付きや早期摩耗、あるいは破損
等が防止出来る他、スライド2の下死点上の高い位置か
ら開始される押し出し加工でも高精度な製品の成形が出
来る。なお、下リンク3の最大傾き角度θを小さくする
には、下リンク3の腕を長くしてもよいが、スライド2
の下面位置が下がり、ダイハイト仕様を小さくしたり、
ダイハイトの確保のためにフレームの高さを余計に設け
なくてはならず、横リンク4の腕を長くするのが、好ま
しい。
【0015】図3は、第2支点ピン7の中心がO7にあ
り、スライド2が下死点の時の状態から、スライドの下
死点補正装置40を作動させて第2支点ピン7の中心を
O7aに移動した時の、下リンク3、横リンク4、中リ
ンク6、及びスライド2の態様を示し、第2支点ピン7
の移動前の状態を実線で、移動後を二点鎖線で示す。
【0016】スライドの下死点補正装置40は、ナック
ルプレスのフレーム1Aに固設されたケース41、その
ケース41に内設されたウォームホイール42、ウォー
ムホイール42と係合するブレーキモータ44で駆動さ
れるウォーム軸43、一端部に設けたねじ部をウォーム
ホイール42と螺合して他端部を第2支点ピン7と連結
するねじ軸45で構成されている。
【0017】ブレーキモータ44を動力源として、ウォ
ーム軸43とウォームホイール42を正/逆回転させる
ことにより、ウォームホイール42と螺合するねじ軸4
5を所要の寸法だけ水平方向に移動する。そして、ねじ
軸45に連結された第2支点ピン7の中心がO7からO
7aに移動すると、横リンク4と一緒に連結される下リ
ンク3及び中リンク6の第3連結ピン24の中心はO4
からO4aに移動し、スライド2はDだけ上昇して、下
死点位置が微細に補正される。なお、ブレーキモータ4
4は、モータ軸の回転角を図示しないウォーム軸43に
取り付けたロータリエンコーダで測定し、それをフィー
ドバック制御している。
【0018】なお、本実施例の動力源をブレーキモータ
としたが、サーボモータ、ステッピングモータ、ギヤー
ドモータ等を動力源としてもよい。
【0019】本発明の第2実施例は図示しないが、第1
実施例の下死点補正装置40に代えて、ナックルプレス
のフレーム1Aに直接、またはブラケットを介して取り
付けたモータと、モータと直接、またはプーリとベルト
を介して連結するねじ軸と、一端部に設けた雌ねじ部を
ねじ軸と螺合して他端部を第2支点ピン7と連結する雌
ねじ部材とで構成する。
【0020】図4、図5及び図6は、本発明の第3実施
例を示す。図4は、スライド2が下死点の時のナックル
プレス1の要部断面図を示す。図4に示すように、本第
3実施例は、図1に示す第1実施例におけるベルクラン
ク(8)に代えて、基端部をナックルプレス31のフレ
ーム31Aに支持される第1支点ピン5に揺動自在に連
結するとともに、先端部をコネクチングロッド32の先
端部及び中リンク6の一端部と第2連結ピン23で連結
する上リンク33で構成したスライド駆動装置である。
コネクチングロッド32を連結するクランク軸12の偏
心部12Aまでの構成は、第1実施例と基本的に同様で
あり、説明は略す。
【0021】ナックルプレス31のフレーム31Aに回
転自在に支持されるクランク軸12の偏心部12Aに
は、コネクチングロッド32の基端部が連結されてい
る。フレーム31Aの上方には、フレーム31Aに支持
される第1支点ピン5が設けられ、上リンク33が揺動
自在に連結されている。上リンク33は、第1支点ピン
5下方の上リンク33の腕33Aの先端部をコネクチン
グロッド11の先端部及び中リンク6の一端部と第2連
結ピン23で連結する。
【0022】スライド2には、ダイハイトHを調節する
ための1基のスライド調節装置21が設けられ、ボール
状の一端部を揺動自在に連結する下リンク3を立設す
る。フレーム31Aの下方には、スライドの下死点補正
装置50が固設され、第2支点ピン7が水平方向に移動
可能に連結されていて、その第2支点ピン7で横リンク
4の基端部を揺動自在に連結する。横リンク4の先端部
は、中リンク6の下端部及び下リンク3の上端部と第3
連結ピン24で連結する。
【0023】上述により構成されたスライド駆動装置に
より、スライドガイド20に案内されたスライド2は、
所定のストローク長さ(S)を昇降する。
【0024】図5は、スライド2の上死点及び下死点に
おけるクランク軸(12)の偏心部12Aに連結するコ
ネクチングロッド32からスライド2のスライド調節装
置(21)に連結する下リンク3までを連結する構成部
品の態様を示し、スライド2が上死点の時の状態を二点
鎖線で、スライド2が下死点の時の状態を実線で示す。
図5に示すように、スライド2が所定のストローク長さ
Sを昇降するためにクランク軸(12)が回転して、ク
ランク軸(12)の偏心部12Aがその中心O1の軌跡
eに沿って回転すると、上リンク33の腕33Aと中リ
ンク6とを連結する第2連結ピン23の中心O5は軌跡
fに沿って、さらに中リンク6と下リンク3及び横リン
ク4とを連結する第3連結ピン24の中心O4は軌跡g
に沿って揺動する。
【0025】この時、第1実施例と同様に、下リンク3
は、ほぼ垂直状態を保ちながらスライド2を昇降させる
ので、スライド2の昇降時のスライド2とボルスタ25
間の平行度は安定し、昇降時にスライド2を案内するス
ライドガイド20に作用するスラスト力を大幅に小さく
することが出来る。
【0026】また、第1実施例と同様に、スライド2の
昇降の一行程の間に下リンク3が揺動する最大傾き角度
θを狭くすることにより、スライドガイド20の焼き付
きや早期摩耗、あるいは破損等が防止出来る他、スライ
ド2の下死点上の高い位置から開始される押し出し加工
でも高精度な製品の成形が出来る。なお、下リンク3の
最大傾き角度θを小さくするには、下リンク3の腕を長
くしてもよいが、スライド2の下面位置が下がり、ダイ
ハイト仕様を小さくしたり、ダイハイトの確保のために
フレームの高さを余計に設けなくてはならず、横リンク
4の腕を長くするのが、好ましい。
【0027】図6は、第2支点ピン7の中心がO7にあ
り、スライド2が下死点の時の状態から、スライドの下
死点補正装置50を作動させて第2支点ピン7の中心を
O7aに移動した時の、下リンク3、横リンク4、中リ
ンク6、及びスライド2の態様を示し、第2支点ピン7
の移動前の状態を実線で、移動後を二点鎖線で示す。
【0028】スライドの下死点補正装置50は、ナック
ルプレスのフレーム31Aに直接取り付けたサーボシリ
ンダ51と、サーボシリンダ51のロッド52の先端に
取り付けられたクレビス53を介して第2支点ピン7と
連結して構成されている。ベッド56上に立設するスケ
ール54とスライド2に取り付けられた検出部55から
なるリニアエンコーダのスライドの位置信号に基づき、
図示しないサーボ制御装置からの信号で制御されるサー
ボ弁からの流体圧により、サーボシリンダ51のロッド
52が所定のストローク量移動すると、このサーボシリ
ンダ51の作動ストローク量に同調して、第2支点ピン
7の中心がO7からO7aに移動すると、横リンク4と
一緒に連結される下リンク3及び中リンク6の第3連結
ピン24の中心はO4からO4aに移動し、スライド2
はDだけ上昇して、下死点位置が微細に補正される。
【0029】なお、この第3実施例において、下死点補
正装置50の駆動源としてサーボシリンダ51を使用し
ているが、その他のシリンダに置き換えて実施すること
も可能である。
【0030】図7は、本発明の第4実施例を示す。この
第4実施例は前述の第3実施例の下死点補正装置50
を、第1実施例で示した下死点補正装置40に置き換え
たものであり、その他の構成は第3実施例と同様であ
り、説明は略す。
【0031】図8は、本発明の第5実施例を示す。この
第5実施例は上述の第1実施例の下死点補正装置40
を、第3実施例で示した下死点補正装置50に置き換え
たものであり、その他の構成は第1実施例と同様であ
り、説明は略す。ただ、下死点補正装置50の駆動源と
してのサーボシリンダ51に代えて、その他のシリンダ
で実施することも可能である。
【0032】上述の各実施例において、下死点補正装置
40,50により第2支点ピン7を水平方向に移動させ
る場合を示しているが、移動方向は水平に限定されるも
のではない。また上述の各実施例において、1ポイント
式のスライド駆動装置を図示しているが、2ポイント式
のスライド駆動装置としてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、スライドを昇降する下リンクの傾き角度を微
小とし、スライドにスラスト力が発生することなく、下
死点上の高い位置から成形の始まる押し出し加工でも高
精度な製品の成形が出来る。また、スライドガイドの焼
き付きの防止や金型の寿命を向上するとともに、スライ
ドガイドを省略することも可能となる。さらに、スライ
ドのポイント部に設けたスライド調節装置に加えて、下
死点補正装置を併用することにより、下死点位置をナッ
クルプレスを停止することなく微細に補正することが出
来るので、製品の精度を常に安定した状態に保つことが
出来る他、高精度な製品を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例におけるナックルプレスの要部断面
【図2】同じく、スライドの上死点及び下死点における
構成部品の動作状況図
【図3】同じく、下死点補正装置を作動させた時の構成
部品の動作状況図
【図4】第3実施例におけるナックルプレスの要部断面
【図5】同じく、スライドの上死点及び下死点における
構成部品の動作状況図
【図6】同じく、下死点補正装置を作動させた時の構成
部品の動作状況図
【図7】第4実施例におけるナックルプレスのスライド
の上死点及び下死点における構成部品の動作状況図
【図8】第5実施例におけるナックルプレスのスライド
の上死点及び下死点における構成部品の動作状況図
【符号の説明】
1はナックルプレス、1Aはフレーム、2はスライド、
3は下リンク、4は横リンク、5は第1支点ピン、6は
中リンク、7は第2支点ピン、8はベルクランク、8A
は上腕、8Bは下腕、11はコネクチングロッド、12
はクランク軸、12Aは偏心部、13はベルト、14は
メインギヤ、15は駆動軸、16はピニオン、17はフ
ライホイール、18はメインモータ、19はプーリ、2
0はスライドガイド、21はスライド調節装置、22は
第1連結ピン、23は第2連結ピン、24は第3連結ピ
ン、25はボルスタ、31はナックルプレス、31Aは
フレーム、32はコネクチングロッド、33は上リン
ク、33Aは腕、40は下死点補正装置、41はケー
ス、42はウォームホイール、43はウォーム軸、44
はブレーキモータ、45はねじ軸、50は下死点補正装
置、51はサーボシリンダ、52はロッド、53はクレ
ビス、54はスケール、55は検出部、56はベッド、
θは下リンクの最大傾き角度、である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータを動力源としてフライホイールに伝
    達された動力により、減速ギヤに係合するクランク軸の
    偏心部に基端部を連結するコネクチングロッドと、コネ
    クチングロッドの先端部と連結するリンク部材を介し
    て、スライドガイドに案内されるスライドを昇降するナ
    ックルプレスのスライド駆動装置において、(イ)前記
    コネクチングロッドの先端部と上腕の先端部とを第1連
    結ピンで連結するとともに、ナックルプレスのフレーム
    に支持される第1支点ピンに揺動自在に連結するベルク
    ランクと、(ロ)一端部をベルクランクの下腕の先端部
    と第2連結ピンで連結する中リンクと、(ハ)下端部を
    前記スライドと揺動自在に連結する下リンクと、(ニ)
    先端部を中リンクの下端部と下リンクの上端部と一緒に
    第3連結ピンで連結されるとともに、基端部を第2支点
    ピンで揺動自在に連結される横リンクと、(ホ)前記第
    2支点ピンと連結して、第2支点ピンの位置を移動す
    る、ナックルプレスのフレームに固定されたスライドの
    下死点補正装置と、を具備したことを特徴とするナック
    ルプレスのスライド駆動装置。
  2. 【請求項2】モータを動力源としてフライホイールに伝
    達された動力により、減速ギヤに係合するクランク軸の
    偏心部に基端部を連結するコネクチングロッドと、コネ
    クチングロッドの先端部と連結するリンク部材を介し
    て、スライドガイドに案内されるスライドを昇降するナ
    ックルプレスのスライド駆動装置において、(イ)ナッ
    クルプレスのフレームに第1支点ピンで揺動自在に支持
    された上リンクと、(ロ)前記コネクチングロッドの先
    端部と前記上リンクの腕の下端部と一緒、または前記コ
    ネクチングロッドの先端部と前記上リンクのボス部に設
    けられた別の腕の下端部に連結ピンで連結された中リン
    クと、(ハ)下端部を前記スライドと揺動自在に連結さ
    れた下リンクと、(ニ)先端部を中リンクの下端部と下
    リンクの上端部と一緒に第3連結ピンで連結されるとと
    もに、基端部を第2支点ピンで揺動自在に連結される横
    リンクと、(ホ)前記第2支点ピンと連結して、第2支
    点ピンの位置を移動する、ナックルプレスのフレームに
    固定されたスライドの下死点補正装置と、を具備したこ
    とを特徴とするナックルプレスのスライド駆動装置。
  3. 【請求項3】請求項1及び請求項2に記載のナックルプ
    レスのスライド駆動装置のいずれか1項において、
    (イ)ナックルプレスのフレームに固設するケースと、
    (ロ)ケース内設するウォームホイールと、(ハ)ウォ
    ームホイールと係合してモータで駆動されるウォーム軸
    と、(ニ)一端部に設けたねじ部をウォームホイールと
    螺合して他端部を前記第2支点ピンと連結するねじ軸
    と、で前記のスライドの下死点補正装置を構成したこと
    を特徴とするナックルプレスのスライド駆動装置。
  4. 【請求項4】請求項1及び請求項2に記載のナックルプ
    レスのスライド駆動装置のいずれか1項において、
    (イ)ナックルプレスのフレームに直接、またはブラケ
    ットを介して取り付けたモータと、(ロ)モータと直
    接、またはプーリとベルトを介して連結するねじ軸と、
    (ハ)一端部に設けた雌ねじ部をねじ軸と螺合して他端
    部を前記第2支点ピンと連結する雌ねじ部材と、で前記
    スライドの下死点補正装置を構成したことを特徴とする
    ナックルプレスのスライド駆動装置。
  5. 【請求項5】請求項1及び請求項2に記載のナックルプ
    レスのスライド駆動装置のいずれか1項において、ナッ
    クルプレスのフレームに直接、またはブラケットを介し
    て取り付けたシリンダと、シリンダのロッドと直接、ま
    たは中間部材を介して前記第2支点ピンを連結して前記
    スライドの下死点補正装置を構成したことを特徴とする
    ナックルプレスのスライド駆動装置。
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DE202004017536U1 (de) * 2004-11-11 2006-03-16 Anton Heggenstaller Ag Strangpresse für mit Bindemittel vermengte pflanzliche Kleinteile
KR101207430B1 (ko) 2010-12-21 2012-12-03 한일너클프레스 주식회사 너클 프레스의 구동장치
CN105268800A (zh) * 2014-06-06 2016-01-27 古新华 双向交叉冲床

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