JP2000061687A - 高靭性溶接金属 - Google Patents

高靭性溶接金属

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JP2000061687A JP10233359A JP23335998A JP2000061687A JP 2000061687 A JP2000061687 A JP 2000061687A JP 10233359 A JP10233359 A JP 10233359A JP 23335998 A JP23335998 A JP 23335998A JP 2000061687 A JP2000061687 A JP 2000061687A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶接ままの状態で靭性を向上させることがで
きる高靭性溶接金属を提供する。 【解決手段】 C:0.02乃至0.12重量%、S
i:0.01乃至1.1重量%、Mn:0.5乃至2.
2重量%を含有し、残部がFe及び不可避的不純物から
なると共に、残留オーステナイトを1.5体積%以上含
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、構造物に用いられ
る溶接ワイヤ及び溶接金属に関し、特に、溶接金属部の
靭性が求められる構造物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、構造物の耐震性に対する要求が高
まりつつある。一方、寒冷地でのラインパイプ又は海洋
構造物の建設のニーズも多く、低温での構造物の靭性の
向上が求められている。これらのニーズに伴い鋼材及び
溶接金属部の機械的特性の改善が求められ、特に靭性の
改善が益々強く求められている。これらに対し、鋼材に
関しては様々な研究が行われ、靭性の向上が図られてき
ているが、溶接金属は熱処理を加えることができないこ
と等から、鋼材に比べて靭性が低く、構造物の設計上の
問題点となっている。
【0003】溶接金属の靭性を向上させる技術として
は、例えば、特公昭59−44159号公報に開示され
ている。これは、溶接用フラックス入りワイヤにおい
て、Mgの添加による溶接金属中の酸素量の低下及びT
i又はBの添加による組織の微細化により、溶接金属の
靭性を改善している。
【0004】また、鋼材では、フェライト+オーステナ
イト2相域からの焼き入れ処理を行って、鋼材組織をフ
ェライト+残留オーステナイトとすることにより、靭性
を改善することが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来技術により得られる溶接金属部の靭性は、まだ十分
といえるレベルではない。また、溶接金属部においては
鋼材のような熱処理を溶接後に行うことは事実上不可能
であり、従来、熱処理を施すことなく溶接ままの状態で
靭性を改善することはできなかった。
【0006】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、溶接ままの状態で溶接金属の靭性を向上さ
せることができる高靭性溶接金属を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る高靭性溶接
金属は、C:0.02乃至0.12重量%、Si:0.
01乃至1.1重量%、Mn:0.5乃至2.2重量%
を含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなると共
に、残留オーステナイトを1.5体積%以上含有するこ
とを特徴とする。。
【0008】また、本発明の溶接金属は、Ni:0.1
乃至3.0重量%、Cu:0.1乃至1.5重量%、A
l:0.1乃至1.5重量%からなる群から選択された
1種又は2種以上の元素を含有することが好ましい。
【0009】更に、本発明においては、B:0.000
3乃至0.0080重量%、Ti:0.005乃至0.
080重量%からなる群から選択された1種又は2種以
上の元素を含有することが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明者等が鋭意実験・研究した
結果、残留オーステナイト(以下、残留γという。)を
溶接金属に生成させることにより、溶接金属の靭性を大
きく改善できることを見出した。即ち、マトリックスに
比べて変形抵抗が低い残留γを生成させることにより、
変形応力を低下させて伸びを向上させ、変形過程では残
留γが応力誘起マルテンサイトに変態することによりエ
ネルギを吸収させて、靭性を改善することができる。鋼
材等においても機械的特性向上のために残留γを生成さ
せる場合があるが、これらは、フェライト+オーステナ
イト2相域の温度域から急冷することにより実現してい
るものである。しかし、前述の溶接金属ではこのような
熱処理を施すことができない。これに対して、本発明者
等は、溶接金属組織に上部ベイナイトを生成させ、その
ベイナイトのラスの間に残留γを生成させることが有効
であることを見出した。つまり、ラス間に残留γを生成
させることにより、残留γの形態が微細なものになるた
め、残留γが少量でも大きく靭性を向上させることがで
きる。
【0011】しかし、通常、上部ベイナイトが生成する
場合、ラス上のベイニティックフェライトが生成し、そ
のラスの間のオーステナイトにCが濃縮されていくが、
オーステナイトは不安定ですぐにオーステナイトが分解
してセメンタイトが生成する。このため通常の溶接金属
では残留γは生成しない。しかし、溶接金属組成及び溶
接施工条件を最適に組み合わせることにより、溶接金属
中の残留γを生成させられることを本発明者等は見出し
た。つまり、セメンタイトの生成を阻害する元素である
Si、Cu、Al等を溶接金属中に適量存在させること
により、ベイナイトのラスの間のオーステナイトを安定
化し、更に適度な速度で冷却することにより、溶接金属
中の残留γを生成することができる。
【0012】しかし、溶接金属部は単層で形成されるこ
とは少なく、通常は多層盛りにより形成するため、上記
方法により残留γを生成できても、次パスによる熱影響
を受けて残留γが分解してしまうため、溶接金属部全体
では、所望の残留γを得ることはできない。本発明者等
は、この課題を解決するために溶接施工方法について鋭
意研究した結果、次パスの熱影響によりオーステナイト
に逆変態した領域、即ち旧オーステナイト粒が微細化し
た領域が少ない場合には、残留γに分解量が少ないこと
を見出した。更に、溶接ワイヤが溶解し易く、溶接時の
ワイヤ突出し長さが長い方が、溶接金属部に占める旧オ
ーステナイト微細化領域の割合が小さくなり、所望の残
留γ量を生成させることができることを見出した。具体
的には、ワイヤ溶断時間は200msec以下の場合に
良好であり、ワイヤ突き出し長さは、25mm以上の場
合に良好になる。
【0013】このように、溶接金属成分と溶接施工条件
を最適にすることにより、上部ベイナイトのラス間に残
留γを生成させ、溶接金属の大幅な靭性向上を実現した
のである。
【0014】以下、本発明に係る溶接金属の成分組成及
び残留γの規定理由について説明する。
【0015】C:0.02乃至0.12重量% Cは、溶接金属の強度を確保するのに欠くことのできな
い元素であると共に、残留γを生成させる元素である。
強度及び残留γの生成の観点から、Cは、少なくとも
0.02重量%以上含有させなければならない。残留γ
生成の観点からするとその添加量は多いほど望ましい
が、多すぎると強度が高くなり過ぎてしまい、靭性が劣
化すると共に、上部ベイナイトが形成されにくくなる。
従って、Cの含有量の上限値は、0.12重量%とす
る。更に、Cの含有量のより好ましい範囲は0.05乃
至0.08重量%である。
【0016】Si:0.1乃至1.1重量% Siは、脱酸剤であると共に、セメンタイトの生成を阻
害して残留γを安定する元素の1つである。一方、Si
は固溶強化元素であり、添加し過ぎると強度上昇により
靭性が劣化する。これらの兼ね合いを考慮して、Siの
含有量は、0.1乃至1.1重量%の範囲とする。更
に、Siの含有量のより好ましい範囲は0.30乃至
0.50重量%である。
【0017】Mn:0.5乃至2.2重量% Mnは、Siと同様に脱酸剤であると共に、溶接金属の
強度を高める元素である。含有量が少なすぎるとこれら
の効果を発揮することがない。Mnの含有量が多すぎる
と焼き入れ性が高まり靭性を劣化させるため、Mnの含
有量の下限を0.5重量%とし、上限を2.2重量%と
する。更に、Mnの含有量のより好ましい範囲は1.2
乃至1.6重量%である。
【0018】残留オーステナイト生成量:1.5体積%
以上 残留γ生成量は、高靭化のための最も重要な因子であ
り、残留γ量が多いほど靭性は改善される。その生成量
は1.5体積%以上で効果が現れるために、残留γの含
有量を1.5体積%以上とする。しかし、現状では残留
γを10.0体積%までしか生成させることしかできな
い。更に、残留γの含有量のより好ましい範囲は、4.
0体積%以上である。
【0019】Ni:0.1乃至3.0重量% Niは、残留γを生成し易くする元素であると共に、溶
接金属の靭性を改善する元素である。Niの含有量が
0.1重量%未満では、その効果は少なく、3.0重量
%以上では、焼き入れ性が高まり靭性を劣化する。更
に、Niの含有量のより好ましい範囲は0.5乃至1.
5重量%である。
【0020】Cu:0.1乃至1.5重量% Cuは、セメンタイトの生成を阻害して残留γを生成し
易くする元素の1つであると共に、本発明では重要な元
素の1つである。Cuの含有量は0.1重量%未満で
は、その効果は少ない。Cuの含有量が1.5重量%を
超えると焼き入れ性が高まり過ぎて、靭性を劣化させた
り、高温割れを生じる。Cuの含有量のより好ましい範
囲は0.5乃至1.0重量%である。
【0021】Al:0.1乃至1.5重量% Alは、Cuと同様にセメンタイトの生成を阻害して残
留γを生成し易くする元素の1つであると共に、本発明
では重要な元素の1つである。Alの含有量は0.1重
量%未満では、その効果は少ない。Alの含有量が1.
5重量%を超えると凝固時に生成する粗大なδ−フェラ
イトを生じて靭性を劣化させる。Alの含有量のより好
ましい範囲は0.5乃至1.0重量%である。
【0022】B:0.0003乃至0.0080重量% Bは、溶接金属中に固溶したNを固定することにより靭
性を改善する効果がある。Bの含有量は0.0003重
量%以下では、その効果はない。Bの含有量が0.00
80重量%以上では、Bが過剰になることにより焼き入
れ性が高まって靭性を劣化する。Bの含有量のより好ま
しい範囲は0.0010乃至0.0050重量%であ
る。
【0023】Ti:0.005乃至0.080重量% Tiは、Bと同様に溶接金属中に固溶したNを固定する
ことにより靭性を改善する効果があると共に、結晶粒内
フェライトの生成核となる酸化物を形成し、靭性を高め
る効果がある。Bの含有量は0.005重量%以下で
は、その効果はない。Bの含有量が0.080重量%以
上では、Tiが過剰になることにより焼き入れ性が高ま
って靭性を劣化する。Tiの含有量のより好ましい範囲
は0.020乃至0.0050重量%である。
【0024】なお、不可避的不純物としては、P、S、
Nb、V、Mo等があり、この不可避的不純物の合計が
総量で0.05重量%以下であれば本発明の効果に影響
はなく、本発明の目的は達成できる。
【0025】
【実施例】以下、本発明に係る高靭性溶接金属の効果を
実証するための実施例について、本発明の範囲から外れ
る比較例と比較して具体的に説明する。なお、本発明は
もとより下記実施例によって制限を受けるものではな
く、前後記の趣旨に適合し得る範囲で変更を加えて実施
することも勿論可能であり、それらはいずれも本発明の
技術的範囲に含まれる。
【0026】溶接試験の供試材として、下記表1に示す
組成の鋼材(母材鋼)と、下記表2及び表3に示す組成
のフラックス入りワイヤを使用して炭酸ガスシールド溶
接により溶接金属を作製した。下記表4に示す溶接条件
で溶接ワイヤと溶接ワイヤの突き出し長さの組合せを変
化させて溶接を行うことにより、溶接金属成分及び溶接
金属部に生成する残留γ量を変化させた。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】
【表3】
【0030】
【表4】 得られた溶接金属について、成分分析、残留γ量測定、
シャルピー衝撃試験、引張強度試験を実施し、溶接金属
の強度及び靭性について評価した。
【0031】溶接金属中の残留γ生成量については、溶
接線方向に垂直な溶接金属部の断面について、X線回折
測定法により求めた。また、溶接ワイヤの溶断時間は、
次のようにして測定した。図1に示すように、直流定電
流電源1と架台4に設けられる1組のコンタクトチップ
5とがケーブルCを介して接続し、コンタクトチップ5
のチップ間隔lが50mmに設定する。直流定電流電源
1と架台4との+側のケーブルCにシャント3を介して
電圧波形が記録可能なデジタル電圧計2を接続する。そ
して、コンタクトチップ5、5の間に溶接ワイヤWを挿
入し、電流250A/mm(溶接ワイヤWの径に対する
電流値)を回路に流し、回路に電流が流れた時間を測定
する。この時間を溶接ワイヤWの溶断時間とした。更
に、靭性ついては、JISZ2202に基づいて、温度
−20℃における衝撃エネルギvE−20℃を求めた。
【0032】評価に関して、シャルピー衝撃試験におい
ては、衝撃エネルギの値が70(J)以上のものを○と
し、それ以下の場合には、×とした。また、引張試験に
おいては、引張強度が490(MPa)以上のものを○
とし、それ以下の場合には、×とした。更に、総合評価
においては、シャルピー試験及び引張試験ともに○であ
ったものは、良好とし、どちらか一方でも×の場合に
は、不良とした。その結果を実施例1乃至16について
は、表5乃至表8に示すと共に比較例1乃至14につい
ては、表9乃至表12に示す。
【0033】
【表5】
【0034】
【表6】
【0035】
【表7】
【0036】
【表8】
【0037】
【表9】
【0038】
【表10】
【0039】
【表11】
【0040】
【表12】
【0041】本発明の全ての特許請求の範囲内にある実
施例1乃至16は、いずれ良好な特性を示している。一
方、比較例1乃至14は、成分又は残留γ量が本発明の
特許請求の範囲から外れているために、溶接金属の靭性
が乏しい。
【0042】即ち、比較例1は、溶接ワイヤWの突出し
長さが15mmと短いために、残留γの生成量が少なく
なり、靭性が低下した。比較例2は、溶接ワイヤ溶断時
間が223msecと長いと共に、溶接ワイヤWの突出
し長さが15mmと短いために、残留γの生成量が少な
くなり、靭性が低下した。比較例3及び比較例4は、溶
接ワイヤ溶断時間が223msecと長いために、残留
γの生成量が少なくなり、靭性が低下した。比較例5
は、Cの含有量が0.01重量%と少ないないために、
残留γの生成量が少なくなり、強度及び靭性ともに低下
した。比較例6は、Cの含有量が0.13重量%と多
く、残留γの生成量が多くなり、靭性が低下した。比較
例7は、Siの含有量が1.20重量%と多いため、靭
性が低下した。比較例8は、Mnの含有量が0.41重
量%と少ないため、強度及び靭性ともに低下した。比較
例9は、Mnの含有量が2.33重量%と多いため、靭
性が低下した。比較例10は、Niの含有量が3.20
重量%と多いために、靭性が低下した。比較例11は、
Cuの含有量が1.71重量%と多いために、靭性が低
下した。比較例12は、Alの含有量が1.70重量%
と多いために、靭性が低下した。比較例13は、Tiの
含有量が0.09重量%と多いために、靭性が低下し
た。比較例14は、Bの含有量が0.0095重量%と
多いために、靭性が低下した。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、従
来よりも極めて高靭性の溶接金属を得ることが可能とな
り、耐震性が優れた構造物及び高靭性を必要とする海洋
構造物又はラインパイプの建設を可能とし、この種の技
術分野に多大の貢献をなす。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る溶断試験を示す概略図で
ある。
【符号の説明】
1;直流定電流電源 2;シャント 3;デジタル電圧計 4;架台 5;コンタクトチップ C;ケーブル l;チップ間隔 W;ワイヤ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年12月28日(1998.12.
28)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る高靭性溶接
金属は、C:0.02乃至0.12重量%、Si:0.
乃至1.1重量%、Mn:0.5乃至2.2重量%を
含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなると共
に、残留オーステナイトを1.5体積%以上含有するこ
とを特徴とする
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小西 正人 神奈川県藤沢市宮前字裏河内100番1 株 式会社神戸製鋼所藤沢事業所内 (72)発明者 笹倉 秀司 神奈川県藤沢市宮前字裏河内100番1 株 式会社神戸製鋼所藤沢事業所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 C:0.02乃至0.12重量%、S
    i:0.01乃至1.1重量%、Mn:0.5乃至2.
    2重量%を含有し、残部がFe及び不可避的不純物から
    なると共に、残留オーステナイトを1.5体積%以上含
    有することを特徴とする高靭性溶接金属。
  2. 【請求項2】 Ni:0.1乃至3.0重量%、Cu:
    0.1乃至1.5重量%、Al:0.1乃至1.5重量
    %からなる群から選択された1種又は2種以上の元素を
    含有することを特徴とする請求項1に記載の高靭性溶接
    金属。
  3. 【請求項3】 B:0.0003乃至0.0080重量
    %、Ti:0.005乃至0.080重量%からなる群
    から選択された1種又は2種以上の元素を含有すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の高靭性溶接金属。
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