JP2000061414A - 洗浄装置および洗浄方法 - Google Patents

洗浄装置および洗浄方法

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JP2000061414A
JP2000061414A JP10233817A JP23381798A JP2000061414A JP 2000061414 A JP2000061414 A JP 2000061414A JP 10233817 A JP10233817 A JP 10233817A JP 23381798 A JP23381798 A JP 23381798A JP 2000061414 A JP2000061414 A JP 2000061414A
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Naoya Hirano
直也 平野
Kiyoshi Shimada
清 嶋田
Hidekazu Ando
英一 安藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】レーザー光の照射により発生する衝撃波が周囲
に散逸することを防止するようにして、エネルギー効率
よく被洗浄物を洗浄することができるようにする。 【解決手段】レーザー光を発生するレーザー光源と、被
洗浄物の洗浄処理面に対向して開口部を配置するととも
に、一方の焦点を洗浄処理面近傍に位置させるようにし
た中空の回転楕円体と、回転楕円体の他方の焦点に、レ
ーザー光源によって発生されたレーザー光を集束させる
光学系部材とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄装置および洗
浄方法に関し、さらに詳細には、半導体ウエハ、液晶表
示器用ガラス基板あるいはフォトマスクなどの各種の基
板(以下、これら各種の基板を総称して、単に「基板」
と称する。)を洗浄する際に用いて好適な洗浄装置およ
び洗浄方法に関するものであり、特に、基板の表面にレ
ーザー光を照射することによって、当該基板の表面に付
着する異物を除去するようにした洗浄装置および洗浄方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、基板の表面にレーザー光を照
射することによって、当該基板の表面に付着する異物を
除去するようにした洗浄装置が知られており、こうした
洗浄装置としては、例えば、特開平8−197265号
公報に開示されたものがある。
【0003】図1には、上記した特開平8−19726
5号公報に開示された洗浄装置の概略構成が示されてお
り、この洗浄装置は、洗浄の対象となる基板(以下、
「被洗浄物」と称する。)100を略垂直姿勢で支持す
る被洗浄物支持部102と、被洗浄物支持部102に支
持された被洗浄物100の洗浄する対象の面たる洗浄処
理面100aに液体を噴射供給する液体供給ノズル10
4と、被洗浄物支持部102に支持された被洗浄物10
0の洗浄処理面100aに気体を噴射供給する気体供給
ノズル106と、被洗浄物支持部102に支持された被
洗浄物100の洗浄処理面100aにレーザー光108
を照射するレーザー光源110とを有して構成されてい
る。
【0004】以上の構成において、この洗浄装置を作動
させるには、まず、被洗浄物支持部102に被洗浄物1
00を略垂直に取り付ける。そして、液体供給ノズル1
04から被洗浄物100の洗浄処理面100aに液体を
噴射供給する。そうすると、液体供給ノズル104から
洗浄処理面100aに噴射供給された液体によって、洗
浄処理面100aにおいて液膜が形成される。
【0005】ここで、この液膜に気体供給ノズル106
から気体を噴射供給することにより、当該液膜を平滑に
する。
【0006】さらに、この平滑化された液膜にレーザー
光源110からレーザー光108を照射すると、レーザ
ー光108を照射された位置近傍の液膜部分が気化膨張
して衝撃波が発生する。こうして発生された衝撃波によ
って、洗浄処理面100aに付着していた汚染物などの
異物が除去されることになる。
【0007】しかしながら、図1に示す上記した従来の
洗浄装置においては、液膜の気化により発生される衝撃
波は等方的に放射されることになるので、そのほとんど
は被洗浄物100の洗浄処理面100a以外の周囲に散
逸してしまい、レーザー光を洗浄に用いるには、レーザ
ー光の照射によるエネルギー効率が非常に悪いという問
題点があった。
【0008】また、図1に示す上記した従来の洗浄装置
は、被洗浄物を気相雰囲気中で洗浄しようとする場合に
は用いることができないという問題点もあった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記したよ
うな従来の技術の有する種々の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、レーザー光の照
射により等方的に発生する衝撃波が周囲に散逸すること
を防止するようにして、エネルギー効率よく被洗浄物を
洗浄することができるようにした洗浄装置および洗浄方
法を提供しようとするものである。
【0010】また、本発明の目的とするところは、気相
雰囲気中においてもレーザー光の照射により被洗浄物を
洗浄することができるようにした洗浄装置および洗浄方
法を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による洗浄装置および洗浄方法においては、
まず、被洗浄物の洗浄処理面と対向するようにして開口
した中空の回転楕円体を配置し、洗浄処理面から離れた
位置にある当該回転楕円体の一方の焦点にレーザー光を
集束してプラズマを発生させるようにする。このように
してプラズマを発生させると、プラズマは急膨張して周
囲媒質中に衝撃波が発生する。こうして発生された衝撃
波を洗浄処理面の近傍に位置する当該回転楕円体の他方
の焦点に集束させ、洗浄処理面に強い衝撃波を入射する
ようにしたものである。
【0012】上記したように、回転楕円体内にレーザー
光を照射して、当該回転楕円体内においてプラズマを発
生させるようにすると、等方的に放射される衝撃波のほ
とんどを回転楕円体の焦点に集束することができ、強い
衝撃波を被洗浄物に入射することができるようになる。
このエネルギー効率のよい強い衝撃波により、エネルギ
ー効率よく被洗浄物を洗浄することができるので、強力
な洗浄効果を得ることができるものである。
【0013】また、被洗浄物の洗浄処理面に液膜を形成
しなくてもよいので、気相雰囲気中においてもレーザー
光の照射により被洗浄物を洗浄することができる。
【0014】即ち、本発明のうち請求項1に記載の発明
は、レーザー光を発生するレーザー光源と、被洗浄物の
洗浄処理面に対向して開口部を配置するとともに、一方
の焦点を上記洗浄処理面近傍に位置させるようにした中
空の回転楕円体と、上記回転楕円体の他方の焦点に、上
記レーザー光源によって発生されたレーザー光を集束さ
せる光学系部材とを有するようにしたものである。
【0015】また、本発明のうち請求項2に記載の発明
は、被洗浄物の洗浄処理面に対向して開口部を配置する
とともに、一方の焦点を上記洗浄処理面近傍に位置させ
るようにした中空の回転楕円体内に、レーザー光源によ
って発生されたレーザー光を照射して、上記回転楕円体
の他方の焦点にレーザー光を集束するようにし、レーザ
ー光により発生した衝撃波を上記回転楕円体で反射さ
せ、再集束した強い衝撃波を上記洗浄処理面に入射させ
るようにしたものである。
【0016】また、本発明のうち請求項3に記載の発明
は、レーザー光を発生するレーザー光源と、被洗浄物の
洗浄処理面に対向して開口部を配置するとともに、一方
の焦点を上記洗浄処理面近傍に位置させるようにした中
空の回転楕円体と、上記回転楕円体の他方の焦点に、上
記レーザー光源によって発生されたレーザー光を集束さ
せる光学系部材と、上記洗浄処理面と上記回転楕円体お
よび上記光学系部材とを相対的に移動させる移動手段と
を有するようにしたものである。
【0017】また、本発明のうち請求項4に記載の発明
は、被洗浄物の洗浄処理面に対向して開口部を配置する
とともに、一方の焦点を上記洗浄処理面近傍に位置させ
るようにした中空の回転楕円体内に、レーザー光源によ
って発生されたレーザー光を照射して、上記回転楕円体
の他方の焦点にレーザー光を集束するようにし、レーザ
ー光により発生した衝撃波を上記回転楕円体で反射さ
せ、再集束した強い衝撃波を上記洗浄処理面に入射させ
るようにし、上記回転楕円体の他方の焦点にレーザー光
を集束する際に、上記被洗浄処理面と上記回転楕円体と
の相対位置を変化させるようにしたものである。
【0018】また、本発明のうち請求項5に記載の発明
は、レーザー光を発生するレーザー光源と、被洗浄物の
洗浄処理面に対向して開口部を配置するとともに、一方
の焦点を上記洗浄処理面近傍に位置させるようにした中
空の回転楕円体と、上記回転楕円体の他方の焦点に、上
記レーザー光源によって発生されたレーザー光を集束さ
せる光学系部材と、上記洗浄処理面に洗浄液を供給する
洗浄液供給手段と、上記洗浄処理面と上記回転楕円体お
よび上記光学系部材および洗浄液供給手段とを相対的に
移動させる移動手段とを有するようにしたものである。
【0019】また、本発明のうち請求項6に記載の発明
は、被洗浄物の洗浄処理面に対向して開口部を配置する
とともに、一方の焦点を上記洗浄処理面近傍に位置させ
るようにした中空の回転楕円体内に、レーザー光源によ
って発生されたレーザー光を照射して、上記回転楕円体
の他方の焦点にレーザー光を集束するようにし、レーザ
ー光により発生した衝撃波を上記回転楕円体で反射さ
せ、再集束した強い衝撃波を上記洗浄処理面に入射させ
るようにし、上記回転楕円体の他方の焦点にレーザー光
を集束する際に、上記洗浄処理面に洗浄液を供給すると
ともに、上記洗浄処理面と上記回転楕円体との相対位置
を変化させるようにしたものである。
【0020】また、本発明のうち請求項7に記載の発明
は、レーザー光を発生するレーザー光源と、被洗浄物の
洗浄処理面に対向して細径のオリフィスを配置するとと
もに、一方の焦点を上記オリフィス近傍に位置させるよ
うにした中空の回転楕円体と、上記回転楕円体の他方の
焦点に、上記レーザー光源によって発生されたレーザー
光を集束させる光学系部材と、上記回転楕円体内に洗浄
液を供給する洗浄液供給手段と、上記洗浄処理面と上記
回転楕円体および上記光学系部材および洗浄液供給手段
とを相対的に移動させる移動手段とを有するようにした
ものである。
【0021】また、本発明のうち請求項8に記載の発明
は、被洗浄物の洗浄処理面に対向して細径のオリフィス
を配置するとともに、一方の焦点を上記オリフィス近傍
に位置させるようにした中空の回転楕円体内に、洗浄液
を供給し、レーザー光源によって発生されたレーザー光
を照射して、上記回転楕円体の他方の焦点にレーザー光
を集束するようにし、レーザー光により発生した衝撃波
を上記回転楕円体で反射させ、再集束した強い衝撃波を
上記オリフィスに入射させるようにし、衝撃波の通過に
よって上記オリフィスから発生する洗浄液ジェットを上
記洗浄処理面に入射させるようにし、上記回転楕円体の
他方の焦点にレーザー光を集束する際に、上記洗浄処理
面と上記回転楕円体との相対位置を変化させるようにし
たものである。
【0022】また、本発明のうち請求項9に記載の発明
は、レーザー光を発生するレーザー光源と、被洗浄物の
洗浄処理面に対向して開口部を配置するとともに、一方
の焦点を上記洗浄処理面近傍に位置させるようにした中
空の回転楕円体と、上記回転楕円体の他方の焦点に、上
記レーザー光源によって発生されたレーザー光を集束さ
せる光学系部材と、上記回転楕円体内に洗浄液を供給す
る洗浄液供給手段と、上記洗浄処理面と上記回転楕円体
および上記光学系部材および洗浄液供給手段とを相対的
に移動させる移動手段とを有するようにしたものであ
る。
【0023】また、本発明のうち請求項10に記載の発
明は、被洗浄物の洗浄処理面に対向して開口部を配置す
るとともに、一方の焦点を上記洗浄処理面近傍に位置さ
せるようにした中空の回転楕円体内に、洗浄液を供給し
オーバーフローさせ、レーザー光源によって発生された
レーザー光を照射して、上記回転楕円体の他方の焦点に
レーザー光を集束するようにし、レーザー光により発生
した衝撃波を上記回転楕円体で反射させ、再集束した強
い衝撃波を上記洗浄処理面に入射させるようにし、上記
回転楕円体の他方の焦点にレーザー光を集束する際に、
上記洗浄処理面と上記回転楕円体との相対位置を変化さ
せるようにしたものである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明に
よる洗浄装置および洗浄方法の実施の形態の一例を詳細
に説明する。
【0025】図2には、本発明による洗浄装置の第1の
実施の形態の概略構成が示されている。
【0026】なお、図1を含む各図においては、それぞ
れ同一あるいは相当する構成については同一の符号を付
して示すことにより、各図に関しての詳細な説明は省略
することとする。
【0027】図2に示す第1の実施の形態による洗浄装
置は、被洗浄物100の洗浄処理面100aと対向する
ように配置された開口部10aを備えた内部が中空の回
転楕円体10と、回転楕円体10に対してレーザー光1
2を照射するレーザー光源14と、レーザー光源14と
回転楕円体10との間に配置されてレーザー光源14か
ら照射されたレーザー光12を集束する第1レンズ16
と、回転楕円体10の一部を切り欠いた貫通孔10b内
に配置されるとともに第1レンズ16によって集束され
たレーザー光を回転楕円体10の内部に導入して回転楕
円体10の一方の焦点(洗浄処理面100aから離れた
位置にある焦点)F1に集束させる第2レンズ18とを
有して構成されている。
【0028】なお、レーザー光源14は、レーザー光1
2としてパルス状のレーザー光(パルスレーザー光)を
照射するものであることが好ましい。
【0029】ここで、回転楕円体10の内周壁面10c
は、レーザー光12を反射可能な鏡面となされている。
【0030】また、回転楕円体10は、その他方の焦点
F2が被洗浄物100の洗浄処理面100aの近傍に位
置するように配置される。
【0031】以上の構成において、この洗浄装置により
被洗浄物100の洗浄処理面100aの洗浄を行うに
は、まず、レーザー光源14を作動させて、レーザー光
12を第1レンズ16ならびに第2レンズ18を介して
回転楕円体10の焦点F1に集束させる。
【0032】このようにして、焦点F1においてレーザ
ー光12により瞬間的にエネルギーが集束すると、焦点
F1で回転楕円体10内部の媒質が解離しプラズマ化し
て急激に膨張する。
【0033】そして、こうしたプラズマの急激な膨張に
より、周囲媒質に衝撃波が発生する。この衝撃波は、回
転楕円体10の内周壁面10cにより反射されて、焦点
F2に集束される。
【0034】この結果、焦点F2から被洗浄物100の
洗浄処理面100aに強い衝撃波が入射され、この強い
衝撃波によって被洗浄物100の洗浄処理面100aが
洗浄されて、洗浄処理面100aに付着した異物を除去
することができるものである。
【0035】従って、この第1の実施の形態によれば、
回転楕円体10内にレーザー光12を照射して、回転楕
円体12内において衝撃波を発生させるようにしている
ので、等方的に放射される衝撃波のほとんどを回転楕円
体12の焦点F2に集束することができ、強い衝撃波を
被洗浄物100の洗浄処理面100aに入射することが
できるようになる。このエネルギー効率のよい強い衝撃
波により、エネルギー効率よく被洗浄物100の洗浄処
理面100aを洗浄することができるので、強力な洗浄
効果を得ることができるものである。
【0036】また、この第1の実施の形態によれば、被
洗浄物100の洗浄処理面100aに液膜を形成しない
ので、気相雰囲気中においてもレーザー光12の照射に
より被洗浄物を洗浄することができる。
【0037】次に、図3には、本発明による洗浄装置の
第2の実施の形態の概略構成が示されている。
【0038】図3に示す第2の実施の形態による洗浄装
置は、図2に示す第1の実施の形態による洗浄装置の構
成に加えて、被洗浄物10を支持する被洗浄物支持腕部
20a、20bを備えた被洗浄物支持台20と、回転楕
円体10を支持する回転楕円体支持腕部22aを備えた
掃引機構22とを有している。
【0039】ここで、被洗浄物支持台20は、矢印24
方向に回転可能、即ち、被洗浄物100の洗浄処理面1
00aを水平に保ちながら矢印24方向に回転可能であ
り、かつ、矢印26、28方向、即ち、被洗浄物100
の洗浄処理面100aに平行するとともに互いに直交す
る2方向にスライド可能に構成されている。つまり、被
洗浄物支持台20は、被洗浄物100の洗浄処理面10
0aを水平に保ちながら回転するとともに、被洗浄物1
00の洗浄処理面100aに関して直交2次元的に移動
可能となされている。
【0040】また、掃引機構22は、回転楕円体支持腕
部22aを矢印30、32方向、即ち、被洗浄物100
の洗浄処理面100aと平行するとともに互いに直交す
る2方向にスライド可能に構成されている。即ち、掃引
機構22の回転楕円体支持腕部22aは、被洗浄物10
0の洗浄処理面100aに関して直交2次元的に移動可
能となされている。
【0041】なお、回転楕円体10は、上記した第1の
実施の形態と同様に、焦点F2が被洗浄物100の洗浄
処理面100aの近傍に位置するように配置されてい
る。
【0042】以上の構成において、この洗浄装置により
被洗浄物100の洗浄処理面100aの洗浄を行うに
は、まず、被洗浄物100を被洗浄物支持腕部20a、
20bに把持させて、被洗浄物100を被洗浄物支持台
20に取り付ける。
【0043】それから、レーザー光源14を作動させ
て、レーザー光12を第1レンズ16ならびに第2レン
ズ18を介して回転楕円体10の焦点F1に集束させ
る。
【0044】このようにして、焦点F1においてレーザ
ー光12により瞬間的にエネルギーが集束すると、焦点
F1で回転楕円体10内部の媒質が解離しプラズマ化し
て急激に膨張する。
【0045】そして、こうしたプラズマの急激な膨張に
より、周囲媒質に衝撃波が発生する。この衝撃波は、回
転楕円体10の内周壁面10cにより反射されて、焦点
F2に集束される。
【0046】この結果、焦点F2から被洗浄物100の
洗浄処理面100aに強い衝撃波が入射され、この強い
衝撃波によって被洗浄物100の洗浄処理面100aが
洗浄されて、洗浄処理面100aに付着した異物を除去
することができるものである。
【0047】そして、この際に、洗浄処理面100aの
全面に均一に強い衝撃波を入射して、被洗浄物100の
洗浄処理面100aの全面を均一に洗浄するために、被
洗浄物100を支持した被洗浄物支持台20を、矢印2
4方向に回転する、即ち、被洗浄物100の洗浄処理面
100aを水平に保ちながら矢印24方向に回転すると
ともに、矢印26、28方向、即ち、被洗浄物100の
洗浄処理面100aに平行するとともに互いに直交する
2方向、つまり、被洗浄物100の洗浄処理面100a
に関して直交2次元的に均一に移動するようになされて
いる。
【0048】また、回転楕円体10を支持する掃引機構
22の回転楕円体支持腕部22aを、矢印30、32方
向、即ち、被洗浄物100の洗浄処理面100aに平行
するとともに互いに直交する2方向、つまり、被洗浄物
100の洗浄処理面100aに関して直交2次元的に均
一に移動するようになされている。
【0049】従って、この第2の実施の形態において
は、上記した第1の実施の形態の作用効果に加えて、被
洗浄物100の洗浄処理面100aをより均一に洗浄す
ることができるようになる。
【0050】次に、図4には、本発明による洗浄装置の
第3の実施の形態の概略構成が示されている。
【0051】図4に示す第3の実施の形態による洗浄装
置は、図3に示す第2の実施の形態による洗浄装置の構
成に加えて、被洗浄物100の洗浄処理面100aに洗
浄液を噴射供給する洗浄液供給ノズル34を備えてい
る。この洗浄液供給ノズル34には、洗浄液を充填した
タンク(図示せず)から洗浄液が供給されるようになさ
れており、また、洗浄液供給ノズル34は、掃引機構2
2と一体的に移動可能に配設されている。
【0052】なお、符号36は、洗浄液供給ノズル34
から被洗浄物100の洗浄処理面100aに洗浄液を噴
射供給することにより、洗浄処理面100a上に被覆さ
れた洗浄液膜である。
【0053】以上の構成において、この洗浄装置により
被洗浄物100の洗浄処理面100aの洗浄を行うに
は、まず、被洗浄物100を被洗浄物支持腕部20a、
20bに把持させて、被洗浄物100を被洗浄物支持台
20に取り付ける。
【0054】それから、洗浄液供給ノズル34から被洗
浄物100の洗浄処理面100a上に洗浄液を供給し、
洗浄処理面100a上に洗浄液膜36を形成する。
【0055】ここで、回転楕円体10は、焦点F2が洗
浄液膜36の表面近傍に位置するように配置する。
【0056】そして、レーザー光源14を作動させて、
レーザー光12を第1レンズ16ならびに第2レンズ1
8を介して回転楕円体10の焦点F1に集束させる。
【0057】このようにして、焦点F1においてレーザ
ー光12により瞬間的にエネルギーが集束すると、焦点
F1で回転楕円体10内部の媒質が解離しプラズマ化し
て急激に膨張する。
【0058】そして、こうしたプラズマの急激な膨張に
より、周囲媒質に衝撃波が発生する。この衝撃波は、回
転楕円体10の内周壁面10cにより反射されて、焦点
F2に集束される。
【0059】焦点F2に集束された衝撃波は、さらに、
洗浄液膜36に入射される。そして、洗浄液膜36に入
射された衝撃波は、洗浄液膜36中を伝播して被洗浄物
100の洗浄処理面100aに衝突する。
【0060】この結果、被洗浄物100の洗浄処理面1
00aに強い衝撃波が入射されることになり、この強い
衝撃波によって被洗浄物100の洗浄処理面100aが
洗浄されて、洗浄処理面100aに付着した異物を除去
することができるものである。
【0061】そして、この際に、洗浄液膜36の全面に
均一に強い衝撃波を入射して、被洗浄物100の洗浄処
理面100aの全面を均一に洗浄するために、被洗浄物
100を支持した被洗浄物支持台20を、矢印24方向
に回転する、即ち、被洗浄物100の洗浄処理面100
aを水平に保ちながら矢印24方向に回転するととも
に、矢印26、28方向、即ち、被洗浄物100の洗浄
処理面100aに平行するとともに互いに直交する2方
向、つまり、被洗浄物100の洗浄処理面100aに関
して直交2次元的に均一に移動するようになされてい
る。
【0062】また、回転楕円体10を支持する掃引機構
22の回転楕円体支持腕部22aを、矢印30、32方
向、即ち、被洗浄物100の洗浄処理面100aに平行
するとともに互いに直交する2方向、つまり、被洗浄物
100の洗浄処理面100aに関して直交2次元的に均
一に移動するようになされている。
【0063】従って、この第3の実施の形態において
は、上記した第1の実施の形態ならびに第2の実施の形
態と同様の作用効果が得られるものである。
【0064】次に、図5には、本発明による洗浄装置の
第4の実施の形態の概略構成が示されている。
【0065】図5に示す第4の実施の形態による洗浄装
置においては、回転楕円体の形状が上記した各実施の形
態とは多少異なっている。
【0066】即ち、この第4の実施の形態においては、
回転楕円体40は、内部が中空であるとともに、被洗浄
物100の洗浄処理面100aと対向するように配置さ
れた細径のオリフィス40aを備えている。また、回転
楕円体40は、このオリフィス40aの近傍に焦点F2
が位置するように構成されている。
【0067】そして、この回転楕円体40の一部を切り
欠いた貫通孔40b内には、第1レンズ16によって集
束されたレーザー光を回転楕円体40の内部に導入して
回転楕円体の40の一方の焦点F1に集束させる第2レ
ンズ18が配設されている。
【0068】また、回転楕円体40の内周壁面40c
は、レーザー光12を反射可能な鏡面となされている。
【0069】さらに、回転楕円体40には、回転楕円体
40の内部と連通する洗浄液供給管42が連設されてお
り、この洗浄液供給管42には、洗浄液を充填したタン
ク(図示せず)から洗浄液が供給されるようになされて
いる。
【0070】また、この洗浄液供給管42は掃引機構2
2と一体的に設けられており、掃引機構22は、洗浄液
供給管42に連設された回転楕円体40を矢印30、3
2方向、即ち、被洗浄物100の洗浄処理面100aに
平行するとともに互いに直交する2方向にスライド可能
に構成されている。つまり、掃引機構22は、洗浄液供
給管42に連設された回転楕円体40を被洗浄物100
の洗浄処理面100aに関して直交2次元的に移動可能
となされている。
【0071】以上の構成において、この洗浄装置により
被洗浄物100の洗浄処理面100aの洗浄を行うに
は、まず、被洗浄物100を被洗浄物支持腕部20a、
20bに把持させて、被洗浄物100を被洗浄物支持台
20に取り付ける。
【0072】それから、回転楕円体40のオリフィス4
0aが被洗浄物100の洗浄処理面100aの近傍に位
置するように、回転楕円体40を配置する。
【0073】次に、洗浄液供給管42から回転楕円体4
0内に洗浄液を供給し、回転楕円体40の内部を洗浄液
で満たす。
【0074】そして、レーザー光源14を作動させて、
レーザー光12を第1レンズ16ならびに第2レンズ1
8を介して回転楕円体10の焦点F1に集束させる。
【0075】このようにして、焦点F1においてレーザ
ー光12により瞬間的にエネルギーが集束すると、焦点
F1で回転楕円体10内部の媒質が解離しプラズマ化し
て急激に膨張する。
【0076】そして、こうしたプラズマの急激な膨張に
より、周囲媒質に衝撃波が発生する。この衝撃波は、回
転楕円体40の内周壁面40cにより反射されて、焦点
F2に集束される。
【0077】焦点F2に集束された衝撃波により、オリ
フィス40aから高速の洗浄液のジェット流が噴射さ
れ、被洗浄物100の洗浄処理面100aに衝突する。
【0078】この結果、被洗浄物100の洗浄処理面1
00aに強い衝撃波が入射されることになり、この強い
衝撃波によって被洗浄物100の洗浄処理面100aが
洗浄されて、洗浄処理面100aに付着した異物を除去
することができるものである。
【0079】そして、この際に、洗浄処理面100aの
全面に均一に洗浄液のジェット流による強い衝撃波が入
射されるようにして、被洗浄物100の洗浄処理面10
0aの全面を均一に洗浄するために、被洗浄物100を
支持した被洗浄物支持台20を、矢印24方向に回転す
る、即ち、被洗浄物100の洗浄処理面100aと平行
を保ちながら矢印24方向に回転するとともに、矢印2
6、28方向、即ち、被洗浄物100の洗浄処理面10
0aに平行するとともに互いに直交する2方向、つま
り、被洗浄物100の洗浄処理面100aに関して直交
2次元的に均一に移動するようになされている。
【0080】また、回転楕円体40を洗浄液供給管42
を介して支持する掃引機構22によって、当該回転楕円
体40を矢印30、32方向、即ち、被洗浄物100の
洗浄処理面100aに平行するとともに互いに直交する
2方向、つまり、被洗浄物100の洗浄処理面100a
に関して直交2次元的に均一に移動するようになされて
いる。
【0081】従って、この第4の実施の形態において
も、上記した第1の実施の形態ならびに第2の実施の形
態と同様の作用効果が得られるものである。
【0082】次に、図6には、本発明による洗浄装置の
第5の実施の形態の概略構成が示されている。
【0083】図6に示す第5の実施の形態による洗浄装
置は、図5に示す第4の実施の形態による洗浄装置と同
様な装置構成を備えている。
【0084】ただし、回転楕円体40の焦点F2はオリ
フィス40aの近傍に位置されるが、洗浄液供給管42
より回転楕円体40の底部に供給された洗浄液により形
成される洗浄液層44の液面より高い位置となるように
設定されている。
【0085】以上の構成において、この洗浄装置により
被洗浄物100の洗浄処理面100aの洗浄を行うに
は、まず、被洗浄物100を被洗浄物支持腕部20a、
20bに把持させて、被洗浄物100を被洗浄物支持台
20に取り付ける。
【0086】それから、回転楕円体40のオリフィス4
0aが被洗浄物100の洗浄処理面100aの近傍に位
置するように、回転楕円体40を配置する。
【0087】次に、洗浄液供給管42から回転楕円体4
0内に洗浄液を供給し、回転楕円体40の底部に洗浄液
層46を形成する。この洗浄液層46の液面は、回転楕
円体40の焦点F2より低くする。換言すれば、回転楕
円体40の焦点F2は、回転楕円体40の底部に形成さ
れた洗浄液層44の液面より高い位置となるように設定
する。
【0088】そして、レーザー光源14を作動させて、
レーザー光12を第1レンズ16ならびに第2レンズ1
8を介して回転楕円体10の焦点F1に集束させる。
【0089】このようにして、焦点F1においてレーザ
ー光12により瞬間的にエネルギーが集束すると、焦点
F1で回転楕円体10内部の媒質が解離しプラズマ化し
て急激に膨張する。
【0090】そして、こうしたプラズマの急激な膨張に
より、周囲媒質に衝撃波が発生する。この衝撃波は、回
転楕円体40の内周壁面40cにより反射されて、焦点
F2に集束される。
【0091】焦点F2に集束された衝撃波は、回転楕円
体40の底部に形成された洗浄液層44に入射され、こ
れにより、オリフィス40aから高速の洗浄液のジェッ
ト流が噴射され、被洗浄物100の洗浄処理面100a
に衝突する。
【0092】この結果、被洗浄物100の洗浄処理面1
00aに強い衝撃波が入射されることになり、この強い
衝撃波によって被洗浄物100の洗浄処理面100aが
洗浄されて、洗浄処理面100aに付着した異物を除去
することができるものである。
【0093】そして、この際に、洗浄処理面100aの
全面に均一に洗浄液のジェット流による強い衝撃波が入
射されるようにして、被洗浄物100の洗浄処理面10
0aの全面を均一に洗浄するために、被洗浄物100を
支持した被洗浄物支持台20を、矢印24方向に回転す
る、即ち、被洗浄物100の洗浄処理面100aと平行
を保ちながら矢印24方向に回転するとともに、矢印2
6、28方向、即ち、被洗浄物100の洗浄処理面10
0aに平行するとともに互いに直交する2方向、つま
り、被洗浄物100の洗浄処理面100aに関して直交
2次元的に均一に移動するようになされている。
【0094】また、回転楕円体40を洗浄液供給管42
を介して支持する掃引機構22によって、当該回転楕円
体40を矢印30、32方向、即ち、被洗浄物100の
洗浄処理面100aに平行するとともに互いに直交する
2方向、つまり、被洗浄物100の洗浄処理面100a
に関して直交2次元的に均一に移動するようになされて
いる。
【0095】従って、この第5の実施の形態において
も、上記した第1の実施の形態ならびに第2の実施の形
態と同様の作用効果が得られるものである。
【0096】次に、図7には、本発明による洗浄装置の
第6の実施の形態の概略構成が示されている。
【0097】図7に示す第6の実施の形態による洗浄装
置においては、上記した各実施の形態と異なり、被洗浄
物100と回転楕円体との位置関係が逆転した場合の例
を示している。
【0098】即ち、第6の実施の形態においては、回転
楕円体50の上方の位置に、洗浄処理面100aを下方
に向けて被洗浄物支持台20に支持された被洗浄物10
0が配置されるようになされている。
【0099】そして、開口部50aを洗浄処理面100
aに向けて配置した回転楕円体50の一部を切り欠いた
貫通孔50b内には、第1レンズ16によって集束され
たレーザー光を回転楕円体50の内部に導入して回転楕
円体の50の一方の焦点F1に集束させる第2レンズ1
8が配設されている。
【0100】また、回転楕円体50の内周壁面50c
は、レーザー光12を反射可能な鏡面となされている。
【0101】さらに、回転楕円体50には、回転楕円体
50の内部と連通する洗浄液供給管52が連設されてお
り、この洗浄液供給管52には、洗浄液を充填したタン
ク(図示せず)から洗浄液が供給されるようになされて
いる。
【0102】また、この洗浄液供給管52は掃引機構2
2と一体的に設けられており、掃引機構22は、洗浄液
供給管52に連設された回転楕円体50を矢印30、3
2方向、即ち、被洗浄物100の洗浄処理面100aに
平行するとともに互いに直交する2方向にスライド可能
に構成されている。即ち、掃引機構22は、洗浄液供給
管52に連設された回転楕円体50を、被洗浄物100
の洗浄処理面100aに関して直交2次元的に移動可能
となされている。
【0103】さらに、回転楕円体50には、その外周面
に洗浄液ダレ防止板54が設けられている。
【0104】なお、回転楕円体50は、他方の焦点F2
が被洗浄物100の洗浄処理面100aの近傍に位置す
るように配置される。
【0105】以上の構成において、この洗浄装置により
被洗浄物100の洗浄処理面100aの洗浄を行うに
は、まず、被洗浄物100を被洗浄物支持腕部20a、
20bに把持させて、被洗浄物100を被洗浄物支持台
20に取り付ける。
【0106】それから、回転楕円体50の焦点F2が被
洗浄物100の洗浄処理面100aの近傍に位置するよ
うに、回転楕円体50を配置する。
【0107】次に、洗浄液供給管52から回転楕円体5
0内に洗浄液を供給し、洗浄液の供給を続けていくと、
洗浄液は回転楕円体50からオーバーフローして、回転
楕円体50と被洗浄物100の洗浄処理面100aとの
間に洗浄液層56が生じることとなる。
【0108】そうしてから、レーザー光源14を作動さ
せて、レーザー光12を第1レンズ16ならびに第2レ
ンズ18を介して回転楕円体10の焦点F1に集束させ
る。
【0109】このようにして、焦点F1においてレーザ
ー光12により瞬間的にエネルギーが集束すると、焦点
F1で回転楕円体10内部の媒質が解離しプラズマ化し
て急激に膨張する。
【0110】そして、こうしたプラズマの急激な膨張に
より、周囲媒質に衝撃波が発生する。この衝撃波は、回
転楕円体50の内周壁面50cにより反射されて、焦点
F2に集束される。
【0111】焦点F2に集束された衝撃波は、さらに、
回転楕円体50と被洗浄物100の洗浄処理面100a
との間に形成された洗浄液層56に入射される。そし
て、洗浄液層56に入射された衝撃波は、洗浄液層56
中を伝播して被洗浄物100の洗浄処理面100aに衝
突する。
【0112】この結果、被洗浄物100の洗浄処理面1
00aに強い衝撃波が入射されることになり、この強い
衝撃波によって被洗浄物100の洗浄処理面100aが
洗浄されて、洗浄処理面100aに付着した異物を除去
することができるものである。
【0113】そして、この際に、洗浄液膜36の全面に
均一に強い衝撃波を入射して、被洗浄物100の洗浄処
理面100aの全面を均一に洗浄するために、被洗浄物
100を支持した被洗浄物支持台20を矢印24方向に
回転する、即ち、被洗浄物100の洗浄処理面100a
を水平に保ちながら矢印24方向に回転するとともに、
矢印26、28方向、即ち、被洗浄物100の洗浄処理
面100aに平行するとともに互いに直交する2方向、
つまり、被洗浄物100の洗浄処理面100aに関して
直交2次元的に均一に移動するようになされている。
【0114】また、回転楕円体40を洗浄液供給管52
を介して支持する掃引機構22によって、当該回転楕円
体50を矢印30、32方向、即ち、被洗浄物100の
洗浄処理面100aに平行するとともに互いに直交する
2方向、つまり、被洗浄物100の洗浄処理面100a
に関して直交2次元的に均一に移動するようになされて
いる。
【0115】従って、この第6の実施の形態において
も、上記した第1の実施の形態ならびに第2の実施の形
態と同様の作用効果が得られるものである。
【0116】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、レーザー光の照射により発生する衝撃波の
周囲への散逸が防止されるため、エネルギー効率よく被
洗浄物を洗浄することができるようになるという優れた
効果を奏する。
【0117】また、本発明は、以上説明したように構成
されているので、気相雰囲気中においてもレーザー光の
照射により被洗浄物を洗浄することができるようになる
という優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の洗浄装置の概略構成説明図である。
【図2】本発明による洗浄装置の第1の実施の形態を示
す概略構成説明図である。
【図3】本発明による洗浄装置の第2の実施の形態を示
す概略構成説明図である。
【図4】本発明による洗浄装置の第3の実施の形態を示
す概略構成説明図である。
【図5】本発明による洗浄装置の第4の実施の形態を示
す概略構成説明図である。
【図6】本発明による洗浄装置の第5の実施の形態を示
す概略構成説明図である。
【図7】本発明による洗浄装置の第6の実施の形態を示
す概略構成説明図である。
【符号の説明】
10、40、50 回転楕円体 10a、50a 開口部 10b、40b、50b 貫通孔 10c、40c、50c 内周壁面 12 レーザー光 14 レーザー光源 16 第1レンズ 18 第2レンズ 20 被洗浄物支持台 20a、20b 被洗浄物支持腕部 22 掃引機構 22a 回転楕円体支持腕部 34 洗浄液供給ノズル 36 洗浄液膜 40a オリフィス 42、52 洗浄液供給管 54 洗浄液ダレ防止板 56 洗浄液層 100 被洗浄物 100a 洗浄処理面 F1、F2 焦点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安藤 英一 東京都調布市柴崎2丁目1番地3 島田理 化工業株式会社内 Fターム(参考) 3B116 AA02 AA03 AB34 AB42 BB32 BB73 BB75 BB90 BC01 4E068 AA00 CA11 CE04 DA09 DA10 DA11

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザー光を発生するレーザー光源と、 被洗浄物の洗浄処理面に対向して開口部を配置するとと
    もに、一方の焦点を前記洗浄処理面近傍に位置させるよ
    うにした中空の回転楕円体と、 前記回転楕円体の他方の焦点に、前記レーザー光源によ
    って発生されたレーザー光を集束させる光学系部材とを
    有するものである洗浄装置。
  2. 【請求項2】 被洗浄物の洗浄処理面に対向して開口部
    を配置するとともに、一方の焦点を前記洗浄処理面近傍
    に位置させるようにした中空の回転楕円体内に、 レーザー光源によって発生されたレーザー光を照射し
    て、 前記回転楕円体の他方の焦点にレーザー光を集束するよ
    うにし、 レーザー光により発生した衝撃波を前記回転楕円体で反
    射させ、 再集束した強い衝撃波を前記洗浄処理面に入射させるも
    のである洗浄方法。
  3. 【請求項3】 レーザー光を発生するレーザー光源と、 被洗浄物の洗浄処理面に対向して開口部を配置するとと
    もに、一方の焦点を前記洗浄処理面近傍に位置させるよ
    うにした中空の回転楕円体と、 前記回転楕円体の他方の焦点に、前記レーザー光源によ
    って発生されたレーザー光を集束させる光学系部材と、 前記洗浄処理面と前記回転楕円体および前記光学系部材
    とを相対的に移動させる移動手段とを有するものである
    洗浄装置。
  4. 【請求項4】 被洗浄物の洗浄処理面に対向して開口部
    を配置するとともに、一方の焦点を前記洗浄処理面近傍
    に位置させるようにした中空の回転楕円体内に、 レーザー光源によって発生されたレーザー光を照射し
    て、 前記回転楕円体の他方の焦点にレーザー光を集束するよ
    うにし、 レーザー光により発生した衝撃波を前記回転楕円体で反
    射させ、 再集束した強い衝撃波を前記洗浄処理面に入射させるよ
    うにし、 前記回転楕円体の他方の焦点にレーザー光を集束する際
    に、前記被洗浄処理面と前記回転楕円体との相対位置を
    変化させるようにしたものである洗浄方法。
  5. 【請求項5】 レーザー光を発生するレーザー光源と、 被洗浄物の洗浄処理面に対向して開口部を配置するとと
    もに、一方の焦点を前記洗浄処理面近傍に位置させるよ
    うにした中空の回転楕円体と、 前記回転楕円体の他方の焦点に、前記レーザー光源によ
    って発生されたレーザー光を集束させる光学系部材と、 前記洗浄処理面に洗浄液を供給する洗浄液供給手段と、 前記洗浄処理面と前記回転楕円体および前記光学系部材
    および洗浄液供給手段とを相対的に移動させる移動手段
    とを有するものである洗浄装置。
  6. 【請求項6】 被洗浄物の洗浄処理面に対向して開口部
    を配置するとともに、一方の焦点を前記洗浄処理面近傍
    に位置させるようにした中空の回転楕円体内に、 レーザー光源によって発生されたレーザー光を照射し
    て、 前記回転楕円体の他方の焦点にレーザー光を集束するよ
    うにし、 レーザー光により発生した衝撃波を前記回転楕円体で反
    射させ、 再集束した強い衝撃波を前記洗浄処理面に入射させるよ
    うにし、 前記回転楕円体の他方の焦点にレーザー光を集束する際
    に、前記洗浄処理面に洗浄液を供給するとともに、前記
    洗浄処理面と前記回転楕円体との相対位置を変化させる
    ようにしたものである洗浄方法。
  7. 【請求項7】 レーザー光を発生するレーザー光源と、 被洗浄物の洗浄処理面に対向して細径のオリフィスを配
    置するとともに、一方の焦点を前記オリフィス近傍に位
    置させるようにした中空の回転楕円体と、 前記回転楕円体の他方の焦点に、前記レーザー光源によ
    って発生されたレーザー光を集束させる光学系部材と、 前記回転楕円体内に洗浄液を供給する洗浄液供給手段
    と、 前記洗浄処理面と前記回転楕円体および前記光学系部材
    および洗浄液供給手段とを相対的に移動させる移動手段
    とを有するものである洗浄装置。
  8. 【請求項8】 被洗浄物の洗浄処理面に対向して細径の
    オリフィスを配置するとともに、一方の焦点を前記オリ
    フィス近傍に位置させるようにした中空の回転楕円体内
    に、洗浄液を供給し、 レーザー光源によって発生されたレーザー光を照射し
    て、 前記回転楕円体の他方の焦点にレーザー光を集束するよ
    うにし、 レーザー光により発生した衝撃波を前記回転楕円体で反
    射させ、 再集束した強い衝撃波を前記オリフィスに入射させるよ
    うにし、 衝撃波の通過によって前記オリフィスから発生する洗浄
    液ジェットを前記洗浄処理面に入射させるようにし、 前記回転楕円体の他方の焦点にレーザー光を集束する際
    に、前記洗浄処理面と前記回転楕円体との相対位置を変
    化させるようにしたものである洗浄方法。
  9. 【請求項9】 レーザー光を発生するレーザー光源と、 被洗浄物の洗浄処理面に対向して開口部を配置するとと
    もに、一方の焦点を前記洗浄処理面近傍に位置させるよ
    うにした中空の回転楕円体と、 前記回転楕円体の他方の焦点に、前記レーザー光源によ
    って発生されたレーザー光を集束させる光学系部材と、 前記回転楕円体内に洗浄液を供給する洗浄液供給手段
    と、 前記洗浄処理面と前記回転楕円体および前記光学系部材
    および洗浄液供給手段とを相対的に移動させる移動手段
    とを有するものである洗浄装置。
  10. 【請求項10】 被洗浄物の洗浄処理面に対向して開口
    部を配置するとともに、一方の焦点を前記洗浄処理面近
    傍に位置させるようにした中空の回転楕円体内に、洗浄
    液を供給しオーバーフローさせ、 レーザー光源によって発生されたレーザー光を照射し
    て、 前記回転楕円体の他方の焦点にレーザー光を集束するよ
    うにし、 レーザー光により発生した衝撃波を前記回転楕円体で反
    射させ、 再集束した強い衝撃波を前記洗浄処理面に入射させるよ
    うにし、 前記回転楕円体の他方の焦点にレーザー光を集束する際
    に、前記洗浄処理面と前記回転楕円体との相対位置を変
    化させるようにしたものである洗浄方法。
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