JP2000060252A - 案内装置付き根菜作物収穫機 - Google Patents
案内装置付き根菜作物収穫機Info
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Landscapes
- Harvesting Machines For Root Crops (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の根菜収穫機は搬送装置にガイド体を固
定的に設けたのが一般的であり、畝の形状や作物条件に
よる根菜の放出位置の修正を不可とし、散乱に起因する
根菜の損傷があり、一部の例に見る根菜を畝上で寄せ集
める技術も根菜を損傷する場合があり、本発明は放出時
に調節自在の案内装置で誘導放出し根菜の損傷を回避し
た根菜作物収穫機を提供する事である。 【解決手段】下部搬送装置の両側又は片側に案内装置を
設け、その案内板の傾斜の度合いを調節自在なる可変構
造にして、畝の形状や作物条件に対して適正なる放出位
置を選択し、放出落下時に誘導し根菜を損傷から回避す
る事ができる構造にした。
定的に設けたのが一般的であり、畝の形状や作物条件に
よる根菜の放出位置の修正を不可とし、散乱に起因する
根菜の損傷があり、一部の例に見る根菜を畝上で寄せ集
める技術も根菜を損傷する場合があり、本発明は放出時
に調節自在の案内装置で誘導放出し根菜の損傷を回避し
た根菜作物収穫機を提供する事である。 【解決手段】下部搬送装置の両側又は片側に案内装置を
設け、その案内板の傾斜の度合いを調節自在なる可変構
造にして、畝の形状や作物条件に対して適正なる放出位
置を選択し、放出落下時に誘導し根菜を損傷から回避す
る事ができる構造にした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、玉葱やニンニク等
の根菜作物を掘取り収穫する根菜作物収穫機に関する。
の根菜作物を掘取り収穫する根菜作物収穫機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のものは、根菜作物の茎葉部を掬い
上げ分け整える分草装置を備え、該分草装置の後方に引
抜き装置及び下部搬送装置を連設した根菜作物収穫機に
おいて、ガイド棒やガイド板を装着した例が知られてい
る。又、ハンドトラクタに後装した玉葱収穫機におい
て、ならい寄せ板を装着して、圃場面に掘り上げられた
玉葱をならい寄せ板で押し転がしながら一方側に寄せ集
めるのが実開昭50−96545号や実開昭51−12
0243号公報で知られている。
上げ分け整える分草装置を備え、該分草装置の後方に引
抜き装置及び下部搬送装置を連設した根菜作物収穫機に
おいて、ガイド棒やガイド板を装着した例が知られてい
る。又、ハンドトラクタに後装した玉葱収穫機におい
て、ならい寄せ板を装着して、圃場面に掘り上げられた
玉葱をならい寄せ板で押し転がしながら一方側に寄せ集
めるのが実開昭50−96545号や実開昭51−12
0243号公報で知られている。
【0003】ところが、この種の収穫機では関連装置に
ガイド棒やガイド板を固定的に固着したのが一般的であ
り、この場合、畝の形状や作物条件によって根菜部の放
出位置が拡散し、溝に落ち込んだ根菜部は移動車輪によ
り損傷する場合があり、又作業者の歩行通路にも散乱す
る場合もあり、作業上の不具合を生じ作業能率の低下を
誘発する問題点が潜在している。又ならい寄せ板で寄せ
集める従来の技術では圃場面に掘り上げられた玉葱を押
し転がすので、収穫物が損傷し易いと言う不具合点を持
っている。
ガイド棒やガイド板を固定的に固着したのが一般的であ
り、この場合、畝の形状や作物条件によって根菜部の放
出位置が拡散し、溝に落ち込んだ根菜部は移動車輪によ
り損傷する場合があり、又作業者の歩行通路にも散乱す
る場合もあり、作業上の不具合を生じ作業能率の低下を
誘発する問題点が潜在している。又ならい寄せ板で寄せ
集める従来の技術では圃場面に掘り上げられた玉葱を押
し転がすので、収穫物が損傷し易いと言う不具合点を持
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来の技術に
おいての前記不具合を解決するためになされたもので、
畝の形状や作物条件による掘取った根菜部の放出後の散
乱を防止し、連続して行われる作業を円滑にすると同時
に、収穫物の損傷を出来るだけ回避しながら所定の位置
に誘導する構成を根菜作物収穫機にて提供する。
おいての前記不具合を解決するためになされたもので、
畝の形状や作物条件による掘取った根菜部の放出後の散
乱を防止し、連続して行われる作業を円滑にすると同時
に、収穫物の損傷を出来るだけ回避しながら所定の位置
に誘導する構成を根菜作物収穫機にて提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】根菜作物の茎葉部を掬い
上げ分け整える分草装置を備え、該分草装置の後方に引
抜き装置及び下部搬送装置を連設した根菜作物収穫機に
おいて、該下部搬送装置の両側部又は一側部に掘取られ
た根菜部を所定の放出位置に誘導する傾斜面からなる案
内装置を装着し、根菜部が落下しながら所定の位置に誘
導される様な構成にして、畝の形状や作物条件によって
掘取った根菜部が放出後散乱するのを防止し、根菜部の
損傷を回避し連続して行われる作業を円滑にする為に、
根菜部を所定の位置に誘導しながら放出する様にした。
上げ分け整える分草装置を備え、該分草装置の後方に引
抜き装置及び下部搬送装置を連設した根菜作物収穫機に
おいて、該下部搬送装置の両側部又は一側部に掘取られ
た根菜部を所定の放出位置に誘導する傾斜面からなる案
内装置を装着し、根菜部が落下しながら所定の位置に誘
導される様な構成にして、畝の形状や作物条件によって
掘取った根菜部が放出後散乱するのを防止し、根菜部の
損傷を回避し連続して行われる作業を円滑にする為に、
根菜部を所定の位置に誘導しながら放出する様にした。
【0006】根菜作物の茎葉部を掬い上げ分け整える分
草装置を備え、該分草装置の後方に引抜き装置及び下部
搬送装置を連設した根菜作物収穫機において、掘取った
根菜部を所定の放出位置に誘導する案内装置を装着し、
該案内装置における案内板の作用角度を調節自在なる可
変構造にして、適正なる誘導方向を選択した上で掘取っ
た根菜部を放出する事が出来る様に構成した。
草装置を備え、該分草装置の後方に引抜き装置及び下部
搬送装置を連設した根菜作物収穫機において、掘取った
根菜部を所定の放出位置に誘導する案内装置を装着し、
該案内装置における案内板の作用角度を調節自在なる可
変構造にして、適正なる誘導方向を選択した上で掘取っ
た根菜部を放出する事が出来る様に構成した。
【0007】根菜作物の茎葉部を掬い上げ分け整える分
草装置を備え、該分草装置の後方に引抜き装置及び下部
搬送装置を連設した根菜作物収穫機において、根菜作物
の根菜部を所定の放出位置に誘導する案内装置を、左右
対峙した案内板及び調節部とで構成して、該案内板は調
節部を操作する事によって左右独立して角度調節を可能
とし、任意に相対角度を合成することが出来る様にし
て、根菜部を案内板の傾斜面で誘導して落下しながら適
正なる位置に放出する事ができるので、後作業が容易に
なる。
草装置を備え、該分草装置の後方に引抜き装置及び下部
搬送装置を連設した根菜作物収穫機において、根菜作物
の根菜部を所定の放出位置に誘導する案内装置を、左右
対峙した案内板及び調節部とで構成して、該案内板は調
節部を操作する事によって左右独立して角度調節を可能
とし、任意に相対角度を合成することが出来る様にし
て、根菜部を案内板の傾斜面で誘導して落下しながら適
正なる位置に放出する事ができるので、後作業が容易に
なる。
【0008】根菜作物の茎葉部を掬い上げ分け整える分
草装置を備え、該分草装置の後方に引抜き装置及び下部
搬送装置を連設した根菜作物収穫機において、掘取った
根菜部を所定の放出位置に誘導する案内板の非作用面を
硬質可撓性の素材とし作用面を軟質緩衝性の素材とし
て、両素材を重層させた構成にして案内板の傾斜面の作
用角度を調節自在且つ収穫物の損傷を防止したものにし
た。
草装置を備え、該分草装置の後方に引抜き装置及び下部
搬送装置を連設した根菜作物収穫機において、掘取った
根菜部を所定の放出位置に誘導する案内板の非作用面を
硬質可撓性の素材とし作用面を軟質緩衝性の素材とし
て、両素材を重層させた構成にして案内板の傾斜面の作
用角度を調節自在且つ収穫物の損傷を防止したものにし
た。
【0009】根菜作物の茎葉部を掬い上げ分け整える分
草装置を備え、該分草装置の後方に引抜き装置及び下部
搬送装置を連設した根菜作物収穫機において、根菜作物
の根菜部を所定の放出位置に誘導する案内装置を設け、
該案内装置の調節部の構造を、面の中心より周辺に向け
放射線状に凹凸部を有する一対の取付座と圧縮バネを組
み合わせ、該圧縮バネを介して相互の凹凸面を圧接して
案内板の位置を固定し、圧縮バネに抗して引っ張ると位
置固定を解除する様な構成にして、工具が必要でない簡
単な手操作で調節が出来る様にしたので、畝の形状や作
物条件により掘取った根菜部の放出位置を任意に選択
し、作業上支障のない適正な位置を容易に設定する事が
出来る。
草装置を備え、該分草装置の後方に引抜き装置及び下部
搬送装置を連設した根菜作物収穫機において、根菜作物
の根菜部を所定の放出位置に誘導する案内装置を設け、
該案内装置の調節部の構造を、面の中心より周辺に向け
放射線状に凹凸部を有する一対の取付座と圧縮バネを組
み合わせ、該圧縮バネを介して相互の凹凸面を圧接して
案内板の位置を固定し、圧縮バネに抗して引っ張ると位
置固定を解除する様な構成にして、工具が必要でない簡
単な手操作で調節が出来る様にしたので、畝の形状や作
物条件により掘取った根菜部の放出位置を任意に選択
し、作業上支障のない適正な位置を容易に設定する事が
出来る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は根菜作物収穫機にて収穫
作業を行う際、畝の形状や根菜作物条件により掘取った
根菜部の放出後の散乱を防止する為に案内装置を装着
し、根菜部の放出位置を任意に選択し、作業上支障のな
い適正な位置に放出する事が出来る構成を根菜作物収穫
機で実施するものである。
作業を行う際、畝の形状や根菜作物条件により掘取った
根菜部の放出後の散乱を防止する為に案内装置を装着
し、根菜部の放出位置を任意に選択し、作業上支障のな
い適正な位置に放出する事が出来る構成を根菜作物収穫
機で実施するものである。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
し記述する。図1は本発明の要部に係わる案内装置の側
面図であり、図2は本発明の要部に係わる案内装置と下
部搬送装置の背面図で、案内装置と下部搬送装置との相
対位置を背面視したものである。又図3は本発明の要部
に係わる案内装置と下部搬送装置の平面図で、案内装置
と下部搬送装置との平面取付位置を示したものである。
図4は本発明に係わる実施例である玉葱収穫機の全体側
面図であり、図5は同全体平面図である。図6は案内装
置の調節部における取付座の正面図であり、図7は同取
付座の側面図である
し記述する。図1は本発明の要部に係わる案内装置の側
面図であり、図2は本発明の要部に係わる案内装置と下
部搬送装置の背面図で、案内装置と下部搬送装置との相
対位置を背面視したものである。又図3は本発明の要部
に係わる案内装置と下部搬送装置の平面図で、案内装置
と下部搬送装置との平面取付位置を示したものである。
図4は本発明に係わる実施例である玉葱収穫機の全体側
面図であり、図5は同全体平面図である。図6は案内装
置の調節部における取付座の正面図であり、図7は同取
付座の側面図である
【0012】まず、実施例としての玉葱収穫機の全体構
成について、図3及び図4を参照して説明すると、
(1)は機体の最前部に装着されている分草装置で、左
右方向の一定間隔毎に複数個設けた縦廻し形の分草体
(1b)(1b)・・で構成され、該分草体(1b)は
駆動スプロケットと従動プ−リに巻掛けられ周回する引
起タイン(1a)付きチェンと引起ケ−スから成り、分
草体(1b)の先端には固設された分草棒(1c)及び
分草板(1d)があって、機体の進行中斜め上方(U
1)へ移動される引起タイン(1a)により玉葱などの
作物の茎葉部を掻き分けて引き起こすように構成されて
いる。
成について、図3及び図4を参照して説明すると、
(1)は機体の最前部に装着されている分草装置で、左
右方向の一定間隔毎に複数個設けた縦廻し形の分草体
(1b)(1b)・・で構成され、該分草体(1b)は
駆動スプロケットと従動プ−リに巻掛けられ周回する引
起タイン(1a)付きチェンと引起ケ−スから成り、分
草体(1b)の先端には固設された分草棒(1c)及び
分草板(1d)があって、機体の進行中斜め上方(U
1)へ移動される引起タイン(1a)により玉葱などの
作物の茎葉部を掻き分けて引き起こすように構成されて
いる。
【0013】各分草体(1b)の先端に固設された分草
棒(1c)は斜め前方下向きへ延出されていて、該分草
棒(1c)は機体の進行中、作物の茎葉部を掬い分ける
ものである。そして分草板(1d)がゲ−ジ輪(29)
側の分草棒(1c)横方に固着され、ゲ−ジ輪(29)
の前方に配設されていて、ゲ−ジ輪(29)による茎葉
部の捲き込みを回避している。
棒(1c)は斜め前方下向きへ延出されていて、該分草
棒(1c)は機体の進行中、作物の茎葉部を掬い分ける
ものである。そして分草板(1d)がゲ−ジ輪(29)
側の分草棒(1c)横方に固着され、ゲ−ジ輪(29)
の前方に配設されていて、ゲ−ジ輪(29)による茎葉
部の捲き込みを回避している。
【0014】(3)は突起付きベルト(4)を巻掛けて
成る掻込み搬送体(3a)(3b)を左右一対に対峙構
成した掻込み装置で、各突起付きベルト(4)を掻込み
装置(3)の先端部外方から中央箇所へ向けて周回移動
させ、続いて斜め上後方へ直線移動させることにより、
分草装置(1)が引き起こした作物の茎葉部を該掻込み
装置(3)の下部中央へ掻き込んで斜め上方(U2)へ
押し上げるように構成されている。
成る掻込み搬送体(3a)(3b)を左右一対に対峙構
成した掻込み装置で、各突起付きベルト(4)を掻込み
装置(3)の先端部外方から中央箇所へ向けて周回移動
させ、続いて斜め上後方へ直線移動させることにより、
分草装置(1)が引き起こした作物の茎葉部を該掻込み
装置(3)の下部中央へ掻き込んで斜め上方(U2)へ
押し上げるように構成されている。
【0015】(5)は無端帯搬送ベルト(6)と複数個
のプ−リ(7a)(7b)を内蔵し構成された引抜き搬
送体(5a)(5b)を左右一対に対峙構成した引抜き
装置である。一対の無端帯搬送ベルト(6)(6)は対
向して、相互の間を引抜き搬送経路(H)として茎葉部
を挟持搬送するのである。
のプ−リ(7a)(7b)を内蔵し構成された引抜き搬
送体(5a)(5b)を左右一対に対峙構成した引抜き
装置である。一対の無端帯搬送ベルト(6)(6)は対
向して、相互の間を引抜き搬送経路(H)として茎葉部
を挟持搬送するのである。
【0016】即ち、この引抜き装置(5)は掻込み装置
(3)の掻き込んだ茎葉部の比較的上部を引抜き搬送経
路(H)の搬送始端部で受け継ぎ、該引抜き装置(5)
で挟持して斜め上後方(U3)へ搬送するが、この搬送
過程で該引抜き装置(5)の下方に配設した左右一対の
堀取り刃(8)(8)の振動作用によって膨軟になった
畝面から作物を機体の前進に伴い引抜き、後方斜め上方
に搬送するように構成されている。
(3)の掻き込んだ茎葉部の比較的上部を引抜き搬送経
路(H)の搬送始端部で受け継ぎ、該引抜き装置(5)
で挟持して斜め上後方(U3)へ搬送するが、この搬送
過程で該引抜き装置(5)の下方に配設した左右一対の
堀取り刃(8)(8)の振動作用によって膨軟になった
畝面から作物を機体の前進に伴い引抜き、後方斜め上方
に搬送するように構成されている。
【0017】引抜き装置(5)の下方には下部搬送装置
(9)が設けてあり、該下部搬送装置(9)は左右一対
の下部搬送体(9a)(9b)からなり、該一対の下部
搬送体(9a)(9b)の前後傾斜は引抜き装置(5)
のそれよりも緩やかにしてある。左右下部搬送体(9
a)(9b)は前後一対のプ−リに各々下部搬送ベルト
を巻掛けて形成し、これら下部搬送ベルトは互いに対向
し、相互の間を茎葉部の下部搬送経路として茎葉部を挟
持搬送するのである。更にこれら前処理部は車軸(A)
を回動支点として、一体的に上下回動自在に構成されて
いる。
(9)が設けてあり、該下部搬送装置(9)は左右一対
の下部搬送体(9a)(9b)からなり、該一対の下部
搬送体(9a)(9b)の前後傾斜は引抜き装置(5)
のそれよりも緩やかにしてある。左右下部搬送体(9
a)(9b)は前後一対のプ−リに各々下部搬送ベルト
を巻掛けて形成し、これら下部搬送ベルトは互いに対向
し、相互の間を茎葉部の下部搬送経路として茎葉部を挟
持搬送するのである。更にこれら前処理部は車軸(A)
を回動支点として、一体的に上下回動自在に構成されて
いる。
【0018】本発明の要部である案内装置(10)は下
部搬送装置(9)の後半部に並設され、堀取った根菜部
の放出方向を規制し誘導する様に構成され、その取付け
構造を図1及び図2を参照しながら記述する。案内装置
(10)は案内板(10a)と調節部から成り、案内板
(10a)は非作用面を硬質可撓性の素材(イ)とし
て、作用面を軟質緩衝性の素材(ロ)とし両素材を重層
した平板で、角度調節軸(10c)に固着されていて、
該角度調節軸(10c)と一体的に回動する。該角度調
節軸(10c)はコの字形に成形し両端面に穿孔した取
付金具(10b)に挿通軸支され、取付金具(10b)
の両端面の孔から突出し、突出した一方側には角度調節
座(10d)と調節把手(10e)を固着している。一
方、取付金具(10b)側にももう一個の角度調節座
(10d)が固着してあり、該一対の角度調節座(10
d)は互いに咬合している。更に、角度調節軸(10
c)の突出した他方側には圧縮バネ(10f)が装着さ
れ、該圧縮バネ(10f)によって弾圧し咬合力を付勢
する事によって角度調節軸(10c)に固着された案内
板(10a)の位置を固定し作用角度(θ)を保持して
いる。
部搬送装置(9)の後半部に並設され、堀取った根菜部
の放出方向を規制し誘導する様に構成され、その取付け
構造を図1及び図2を参照しながら記述する。案内装置
(10)は案内板(10a)と調節部から成り、案内板
(10a)は非作用面を硬質可撓性の素材(イ)とし
て、作用面を軟質緩衝性の素材(ロ)とし両素材を重層
した平板で、角度調節軸(10c)に固着されていて、
該角度調節軸(10c)と一体的に回動する。該角度調
節軸(10c)はコの字形に成形し両端面に穿孔した取
付金具(10b)に挿通軸支され、取付金具(10b)
の両端面の孔から突出し、突出した一方側には角度調節
座(10d)と調節把手(10e)を固着している。一
方、取付金具(10b)側にももう一個の角度調節座
(10d)が固着してあり、該一対の角度調節座(10
d)は互いに咬合している。更に、角度調節軸(10
c)の突出した他方側には圧縮バネ(10f)が装着さ
れ、該圧縮バネ(10f)によって弾圧し咬合力を付勢
する事によって角度調節軸(10c)に固着された案内
板(10a)の位置を固定し作用角度(θ)を保持して
いる。
【0019】一方、案内板(10a)の位置を動かして
作用角度(θ)を調整する場合は、圧縮バネ(10f)
に抗して調節把手(10e)を引くと、取付金具(10
b)に固着された角度調節座(10d)と角度調節軸
(10c)に固着された角度調節座(10d)の凹凸面
が離反して、角度調節軸(10c)は自由に回動するの
で、任意の作用角度(θ)になる様に案内板(10a)
を傾斜させて、調節把手(10e)を押すと調整された
作用角度(θ)で再び圧縮バネ(10f)の弾圧で固定
されるのである。
作用角度(θ)を調整する場合は、圧縮バネ(10f)
に抗して調節把手(10e)を引くと、取付金具(10
b)に固着された角度調節座(10d)と角度調節軸
(10c)に固着された角度調節座(10d)の凹凸面
が離反して、角度調節軸(10c)は自由に回動するの
で、任意の作用角度(θ)になる様に案内板(10a)
を傾斜させて、調節把手(10e)を押すと調整された
作用角度(θ)で再び圧縮バネ(10f)の弾圧で固定
されるのである。
【0020】更に、一対の角度調節座(10d)(10
d)はいずれも、図6〜7で図示する如く、中心より周
辺に向って放射線状に凹凸部を形成する面を有し、該凹
凸面は互いに咬合しているが、一個の角度調節座(10
d)は取付金具(10b)に固着し、もう一個の角度調
節座(10d)は角度調節軸(10c)と同心で回動す
る様に構成している。調節把手(10e)を回せば一体
的に角度調節軸(10c)と案内板(10a)が回動し
て任意の作用角度(θ)を設定して作業をする事が出来
る。
d)はいずれも、図6〜7で図示する如く、中心より周
辺に向って放射線状に凹凸部を形成する面を有し、該凹
凸面は互いに咬合しているが、一個の角度調節座(10
d)は取付金具(10b)に固着し、もう一個の角度調
節座(10d)は角度調節軸(10c)と同心で回動す
る様に構成している。調節把手(10e)を回せば一体
的に角度調節軸(10c)と案内板(10a)が回動し
て任意の作用角度(θ)を設定して作業をする事が出来
る。
【0021】図3や図4に示すように、(26)(2
6)は機体に装着された2個構成の走行車輪で、(2
7)は引抜き装置(5)を駆動する駆動軸を軸支した駆
動ケ−スであり、(29)は機体の前部を適当高さに保
持する為のゲ−ジ輪で、(30)は該ゲ−ジ輪(29)
を機体に対し上下変位させる為のゲ−ジ輪調節ハンドル
である。
6)は機体に装着された2個構成の走行車輪で、(2
7)は引抜き装置(5)を駆動する駆動軸を軸支した駆
動ケ−スであり、(29)は機体の前部を適当高さに保
持する為のゲ−ジ輪で、(30)は該ゲ−ジ輪(29)
を機体に対し上下変位させる為のゲ−ジ輪調節ハンドル
である。
【0022】更に、分草装置(1)は複数個の縦廻し分
草体(1b)(1b)・・で構成されているが、各分草
体(1b)(1b)・・の駆動系は一本の引起駆動軸に
集約され伝動筒(2)に内蔵されていて、分草装置
(1)は該伝動筒(2)を連設した主伝動ケ−スを介し
て車軸(A)支点に上下回動自在に取り付けてある。一
方、伸縮可能に構成した前処理部高さ調節装置(37)
を分草装置(1)に固設した取付フレ−ムに外筒と連結
板を介して付設固着して、ゲ−ジ輪調節ハンドル(3
0)により任意に機体前部に装着した分草装置(1)の
地上高を適正なる高さに調節する事が出来る。
草体(1b)(1b)・・で構成されているが、各分草
体(1b)(1b)・・の駆動系は一本の引起駆動軸に
集約され伝動筒(2)に内蔵されていて、分草装置
(1)は該伝動筒(2)を連設した主伝動ケ−スを介し
て車軸(A)支点に上下回動自在に取り付けてある。一
方、伸縮可能に構成した前処理部高さ調節装置(37)
を分草装置(1)に固設した取付フレ−ムに外筒と連結
板を介して付設固着して、ゲ−ジ輪調節ハンドル(3
0)により任意に機体前部に装着した分草装置(1)の
地上高を適正なる高さに調節する事が出来る。
【0023】更に、ゲ−ジ輪(29)の接地点を支点と
して、上下調節する前処理部高さ調節装置(37)の伸
縮部である支持筒の外筒と分草装置(1)に固着された
取付フレ−ムを連結板及び取付金によって連結固着する
事により、内筒の作動ストロ−クを有効に活用する事が
できる様にした。
して、上下調節する前処理部高さ調節装置(37)の伸
縮部である支持筒の外筒と分草装置(1)に固着された
取付フレ−ムを連結板及び取付金によって連結固着する
事により、内筒の作動ストロ−クを有効に活用する事が
できる様にした。
【0024】また、側面視にて分草装置(1)の先端と
引抜き装置(5)の作用始端位置での垂直方向の間で、
分草装置(1)に前処理部高さ調節装置(37)を連結
するように連結箇所を設定して、車軸(A)を支点とし
て回動する前処理部を上下調節する時、高さ調節装置
(37)における垂直変位量より引抜き装置(5)の上
下変位量を小さくし、実作業で分草装置(1)の先端を
基準に上下調節をやっても、引抜き装置(5)の上下変
位量への影響を小さくする様にし、収穫作物の成育状態
に左右されることなく、略定位置で茎葉部を挟持し引抜
作用を行い、後行程での作業を円滑にする様に構成して
ある。
引抜き装置(5)の作用始端位置での垂直方向の間で、
分草装置(1)に前処理部高さ調節装置(37)を連結
するように連結箇所を設定して、車軸(A)を支点とし
て回動する前処理部を上下調節する時、高さ調節装置
(37)における垂直変位量より引抜き装置(5)の上
下変位量を小さくし、実作業で分草装置(1)の先端を
基準に上下調節をやっても、引抜き装置(5)の上下変
位量への影響を小さくする様にし、収穫作物の成育状態
に左右されることなく、略定位置で茎葉部を挟持し引抜
作用を行い、後行程での作業を円滑にする様に構成して
ある。
【0025】エンジン(E)に直結した走行伝動装置
(33)の前部に連設された出力ケ−スには出力軸が内
蔵され、該出力軸に連動し駆動ケ−ス(27)に内蔵さ
れた引抜き装置(5)の駆動軸は、左右上プ−リ(7
a)(7a)を介して引抜き装置(5)を駆動し、引抜
き装置(5)の左右下プ−リ(7b)(7b)のプ−リ
軸に連結された左右チェン伝動部(28)(28)を介
して左右一対の掻込み装置(3)の駆動と同じく対を成
す下部搬送装置(9)の駆動に分岐し各前処理装置を駆
動するように構成されている。(31)は操縦ハンドル
であり、作業者は該操縦ハンドル(31)を操作して機
体を運転し収穫作業をする。(32)は茎葉排出装置で
あり、切断された茎葉部を引抜き装置(5)から引き継
ぎ機体の側方に排出する。
(33)の前部に連設された出力ケ−スには出力軸が内
蔵され、該出力軸に連動し駆動ケ−ス(27)に内蔵さ
れた引抜き装置(5)の駆動軸は、左右上プ−リ(7
a)(7a)を介して引抜き装置(5)を駆動し、引抜
き装置(5)の左右下プ−リ(7b)(7b)のプ−リ
軸に連結された左右チェン伝動部(28)(28)を介
して左右一対の掻込み装置(3)の駆動と同じく対を成
す下部搬送装置(9)の駆動に分岐し各前処理装置を駆
動するように構成されている。(31)は操縦ハンドル
であり、作業者は該操縦ハンドル(31)を操作して機
体を運転し収穫作業をする。(32)は茎葉排出装置で
あり、切断された茎葉部を引抜き装置(5)から引き継
ぎ機体の側方に排出する。
【0026】以下、上記の様に構成した玉葱収穫機で玉
葱を収穫する際の作動を説明する。図3〜4に示す様に
畝(W)に沿わせて機体を走行させると、畝面に育成さ
れている玉葱の茎葉部を分草棒(1c)が掬い上げる
が、この時、分草装置(1)の地上高を適正なる高さに
調節する為に、調節ハンドル(30)を廻して、ゲ−ジ
輪(29)を支点に高さ調節装置(37)の伸縮調整を
やり、玉葱の成育状況や茎葉部の状態及び畝高さに適合
させて分草装置(1)の地上高を調節し、機体の走行と
共に該分草装置(1)の作動により引起タイン(1a)
が斜め上方(U1)へ移動し茎葉部を掻き分け引起して
いき、掻込み装置(3)に受け継ぐ、掻込み装置(3)
の突起付きベルト(4)は斜め上後方(U2)へ移動し
ながら茎葉部を引抜き装置(5)の始端部に掻き込んで
いくが、この行程に合わせて掘取り刃(8)(8)は畝
面を適正に調整された深さで膨軟にすると同時に引抜き
装置(5)は茎葉部の比較的上部を挟持して玉葱を引抜
き、後方の斜め上方(U3)へ搬送する。
葱を収穫する際の作動を説明する。図3〜4に示す様に
畝(W)に沿わせて機体を走行させると、畝面に育成さ
れている玉葱の茎葉部を分草棒(1c)が掬い上げる
が、この時、分草装置(1)の地上高を適正なる高さに
調節する為に、調節ハンドル(30)を廻して、ゲ−ジ
輪(29)を支点に高さ調節装置(37)の伸縮調整を
やり、玉葱の成育状況や茎葉部の状態及び畝高さに適合
させて分草装置(1)の地上高を調節し、機体の走行と
共に該分草装置(1)の作動により引起タイン(1a)
が斜め上方(U1)へ移動し茎葉部を掻き分け引起して
いき、掻込み装置(3)に受け継ぐ、掻込み装置(3)
の突起付きベルト(4)は斜め上後方(U2)へ移動し
ながら茎葉部を引抜き装置(5)の始端部に掻き込んで
いくが、この行程に合わせて掘取り刃(8)(8)は畝
面を適正に調整された深さで膨軟にすると同時に引抜き
装置(5)は茎葉部の比較的上部を挟持して玉葱を引抜
き、後方の斜め上方(U3)へ搬送する。
【0027】こうして搬送される玉葱の茎葉部は下部搬
送装置(9)の搬送始端部に供給され、この後は下部搬
送ベルトがこの茎葉部の下部を挟持し、略水平方向の後
部へ搬送するのである。
送装置(9)の搬送始端部に供給され、この後は下部搬
送ベルトがこの茎葉部の下部を挟持し、略水平方向の後
部へ搬送するのである。
【0028】引抜き装置(5)と下部搬送装置(9)と
による搬送中、引抜き装置(5)は茎葉部を上方へ引張
し、一方では下部搬送装置(9)が下部搬送ベルトを介
して玉部を係止してその上昇を阻止する。従って、下部
搬送ベルトは茎葉部の首部を挟持しつつ後方へ移動さ
せ、また引抜き装置(5)は下部搬送装置(9)との間
に位置した茎葉部に引上げ力を付与してこれを緊張状態
にするのである。
による搬送中、引抜き装置(5)は茎葉部を上方へ引張
し、一方では下部搬送装置(9)が下部搬送ベルトを介
して玉部を係止してその上昇を阻止する。従って、下部
搬送ベルトは茎葉部の首部を挟持しつつ後方へ移動さ
せ、また引抜き装置(5)は下部搬送装置(9)との間
に位置した茎葉部に引上げ力を付与してこれを緊張状態
にするのである。
【0029】こうして下部搬送装置(9)等による茎葉
部の搬送が進行すると、この搬送過程で、切断装置(1
4)が茎葉部を一定高さに調節した位置で切断し、この
ように処理された玉葱は下部搬送装置(9)によって機
体後方に放出されるが、この時、本発明にて並設した案
内装置(10)に受け止められ、案内板(10a)の傾
斜面に誘導され所定の放出位置に落下放出される。この
ような作動は機体の進行中に引き抜かれた各玉葱につい
て連続的に行われるのである。尚、放出位置は調節自在
に構成された案内板(10a)の設定作用角度(θ)に
よって任意に選択することが出来る。
部の搬送が進行すると、この搬送過程で、切断装置(1
4)が茎葉部を一定高さに調節した位置で切断し、この
ように処理された玉葱は下部搬送装置(9)によって機
体後方に放出されるが、この時、本発明にて並設した案
内装置(10)に受け止められ、案内板(10a)の傾
斜面に誘導され所定の放出位置に落下放出される。この
ような作動は機体の進行中に引き抜かれた各玉葱につい
て連続的に行われるのである。尚、放出位置は調節自在
に構成された案内板(10a)の設定作用角度(θ)に
よって任意に選択することが出来る。
【0030】また切断装置(14)で切り離された茎葉
部の先部は、引抜き装置(5)により更に上方へ搬送さ
れた後、茎葉排出装置(32)により横方へ搬送され、
機体側方へ落下されるのである。
部の先部は、引抜き装置(5)により更に上方へ搬送さ
れた後、茎葉排出装置(32)により横方へ搬送され、
機体側方へ落下されるのである。
【0031】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記述されるような効果を奏する。
施され、以下に記述されるような効果を奏する。
【0032】根菜作物の茎葉部を掬い上げ分け整える分
草装置を備え、該分草装置の後方に引抜き装置及び下部
搬送装置を連設した根菜作物収穫機において、該下部搬
送装置の両側部又は一側部に、掘取られた根菜部を所定
の放出位置に誘導する傾斜面からなる案内装置を装着し
て、根菜部が落下しながら所定の位置に誘導される様に
構成したので、掘取られた根菜部が畝の形状や作物条件
により、放出後散乱するのを防止すると同時に、落下後
の根菜部を押し転がして落下位置の修正をする必要もな
くその為の根菜部への損傷を防止し、加えて移動車輪や
作業者による根菜部への損傷も回避し、収集作業を円滑
にする事が出来る。
草装置を備え、該分草装置の後方に引抜き装置及び下部
搬送装置を連設した根菜作物収穫機において、該下部搬
送装置の両側部又は一側部に、掘取られた根菜部を所定
の放出位置に誘導する傾斜面からなる案内装置を装着し
て、根菜部が落下しながら所定の位置に誘導される様に
構成したので、掘取られた根菜部が畝の形状や作物条件
により、放出後散乱するのを防止すると同時に、落下後
の根菜部を押し転がして落下位置の修正をする必要もな
くその為の根菜部への損傷を防止し、加えて移動車輪や
作業者による根菜部への損傷も回避し、収集作業を円滑
にする事が出来る。
【0033】根菜作物の茎葉部を掬い上げ分け整える分
草装置を備え、該分草装置の後方に引抜き装置及び下部
搬送装置を連設した根菜作物収穫機において、掘取った
根菜部を所定の放出位置に誘導する案内装置を装設し、
該案内装置における案内板の作用角度を調節自在なる可
変構造にして、掘取った根菜部の放出位置を任意に調節
可能にしたので、畝の形状によって放出された根菜部が
溝に落ちたりするのを防止し、適正な放出位置を選択し
て放出する事ができ、収穫物の損傷を回避する事が出来
る。
草装置を備え、該分草装置の後方に引抜き装置及び下部
搬送装置を連設した根菜作物収穫機において、掘取った
根菜部を所定の放出位置に誘導する案内装置を装設し、
該案内装置における案内板の作用角度を調節自在なる可
変構造にして、掘取った根菜部の放出位置を任意に調節
可能にしたので、畝の形状によって放出された根菜部が
溝に落ちたりするのを防止し、適正な放出位置を選択し
て放出する事ができ、収穫物の損傷を回避する事が出来
る。
【0034】根菜作物の茎葉部を掬い上げ分け整える分
草装置を備え、該分草装置の後方に引抜き装置及び下部
搬送装置を連設した根菜作物収穫機において、根菜作物
の根菜部を所定の放出位置に誘導する案内装置を、左右
対峙した案内板及び調節部とで構成して、該案内板は調
節部を操作する事によって左右独立して角度調節を可能
とし、任意に相対角度を合成することが出来る様にした
ので、畝の形状に対応して調節された作用角度に案内板
を傾斜させ、根菜部を案内板の傾斜面で誘導しながら落
下させ所定の位置に放出する事ができ、畝の形状に対す
る適用範囲を広くすることが出来た。
草装置を備え、該分草装置の後方に引抜き装置及び下部
搬送装置を連設した根菜作物収穫機において、根菜作物
の根菜部を所定の放出位置に誘導する案内装置を、左右
対峙した案内板及び調節部とで構成して、該案内板は調
節部を操作する事によって左右独立して角度調節を可能
とし、任意に相対角度を合成することが出来る様にした
ので、畝の形状に対応して調節された作用角度に案内板
を傾斜させ、根菜部を案内板の傾斜面で誘導しながら落
下させ所定の位置に放出する事ができ、畝の形状に対す
る適用範囲を広くすることが出来た。
【0035】根菜作物の茎葉部を掬い上げ分け整える分
草装置を備え、該分草装置の後方に引抜き装置及び下部
搬送装置を連設した根菜作物収穫機において、掘取った
根菜部を所定の放出位置に誘導する案内板の非作用面を
硬質可撓性の素材とし作用面を軟質緩衝性の素材とし
て、両素材を重層させた構成にしたので、案内板の傾斜
面の作用角度を保持しながら且つ収穫物の落下衝撃を和
らげ損傷を防止する事が出来る。
草装置を備え、該分草装置の後方に引抜き装置及び下部
搬送装置を連設した根菜作物収穫機において、掘取った
根菜部を所定の放出位置に誘導する案内板の非作用面を
硬質可撓性の素材とし作用面を軟質緩衝性の素材とし
て、両素材を重層させた構成にしたので、案内板の傾斜
面の作用角度を保持しながら且つ収穫物の落下衝撃を和
らげ損傷を防止する事が出来る。
【0036】根菜作物の茎葉部を掬い上げ分け整える分
草装置を備え、該分草装置の後方に引抜き装置及び下部
搬送装置を連設した根菜作物収穫機において、掘取った
根菜部を所定の放出位置に誘導する案内装置を設け、該
案内装置の案内板調節部の構造を、面の中心より周辺に
向け放射線状に凹凸部を有する一対の取付座と圧縮バネ
を組み合わせ、該圧縮バネを介して相互の凹凸面を圧接
して案内板の位置を固定し、圧縮バネに抗して引っ張る
と位置固定を解除する様な構成にしたので、工具を必要
としない簡単な手動操作で放出位置を任意に選択でき、
作業性の向上をはかる事が出来た。
草装置を備え、該分草装置の後方に引抜き装置及び下部
搬送装置を連設した根菜作物収穫機において、掘取った
根菜部を所定の放出位置に誘導する案内装置を設け、該
案内装置の案内板調節部の構造を、面の中心より周辺に
向け放射線状に凹凸部を有する一対の取付座と圧縮バネ
を組み合わせ、該圧縮バネを介して相互の凹凸面を圧接
して案内板の位置を固定し、圧縮バネに抗して引っ張る
と位置固定を解除する様な構成にしたので、工具を必要
としない簡単な手動操作で放出位置を任意に選択でき、
作業性の向上をはかる事が出来た。
【0037】
【図1】本発明の要部に係る案内装置の側面図である。
【図2】本発明の要部に係る案内装置と下部搬送装置の
平面図である。
平面図である。
【図3】本発明の要部に係る案内装置と下部搬送装置の
背面図である。
背面図である。
【図4】本発明の実施例である玉葱収穫機の全体側面図
である。
である。
【図5】本発明の実施例である玉葱収穫機の全体平面図
である。
である。
【図6】本発明の要部に係る案内装置の角度調節座の正
面図である。
面図である。
【図7】本発明の要部に係る案内装置の角度調節座の側
面図である。
面図である。
E エンジン
1 分草装置
3 掻込み装置
5 引抜き装置
8 堀取り刃
9 下部搬送装置
10 案内装置
10a 案内板
10b 取付金具
10c 角度調節軸
10d 角度調節座
10e 調節把手
10f 圧縮バネ
18 揺動ア−ム
26 走行車輪
29 ゲ−ジ輪
30 ゲ−ジ輪調節ハンドル
33 走行伝動装置
37 機体前部高さ調節装置
H 引抜き搬送経路
W 畝
θ 作用角度
Claims (5)
- 【請求項1】 根菜作物の茎葉部を掬い上げ分け整える
分草装置(1)を備え、該分草装置(1)の後方に引抜
き装置(5)及び下部搬送装置(9)を連設した根菜作
物収穫機において、該下部搬送装置(9)の両側部又は
一側部に掘取られた根菜部を所定の放出位置に誘導する
傾斜面からなる案内装置(10)を装着し、根菜部が落
下しながら所定の位置に誘導される様な構成を特徴とす
る案内装置付き根菜作物収穫機。 - 【請求項2】 根菜作物の茎葉部を掬い上げ分け整える
分草装置(1)を備え、該分草装置(1)の後方に引抜
き装置(5)及び下部搬送装置(9)を連設した根菜作
物収穫機において、掘取った根菜部を所定の放出位置に
誘導する案内装置(10)を装着し、該案内装置(1
0)における案内板(10a)の作用角度(θ)を調節
自在なる可変構造にして、誘導方向を選択自在にしたこ
とを特徴とする案内装置付き根菜作物収穫機。 - 【請求項3】 根菜作物の茎葉部を掬い上げ分け整える
分草装置(1)を備え、該分草装置(1)の後方に引抜
き装置(5)及び下部搬送装置(9)を連設した根菜作
物収穫機において、根菜作物の根菜部を所定の放出位置
に誘導する案内装置(10)を、左右対峙した案内板
(10a)及び調節部とで構成して、該案内板(10
a)は調節部を操作する事によって左右独立して角度調
節を可能とし、任意に相対角度を合成することが出来る
様にしたことを特徴とする請求項2記載の案内装置付き
根菜作物収穫機。 - 【請求項4】 根菜作物の茎葉部を掬い上げ分け整える
分草装置(1)を備え、該分草装置(1)の後方に引抜
き装置(5)及び下部搬送装置(9)を連設した根菜作
物収穫機において、掘取った根菜部を所定の放出位置に
誘導する案内板(10a)の非作用面を硬質可撓性の素
材(イ)とし作用面を軟質緩衝性の素材(ロ)として、
両素材を重層させた構成を特徴とする請求項2記載の案
内装置付き根菜作物収穫機。 - 【請求項5】 根菜作物の茎葉部を掬い上げ分け整える
分草装置(1)を備え、該分草装置(1)の後方に引抜
き装置(5)及び下部搬送装置(9)を連設した根菜作
物収穫機において、根菜作物の根菜部を所定の放出位置
に誘導する案内装置(10)を設け、該案内装置(1
0)の調節部の構造を、面の中心より周辺に向け放射線
状に凹凸部を有する一対の角度調節座(10d)と圧縮
バネ(10f)を組み合わせ、該圧縮バネ(10f)を
介して相互の凹凸面を圧接して案内板(10a)の位置
を固定し、圧縮バネ(10f)に抗して引っ張ると位置
固定を解除する様な構成にしたことを特徴とする請求項
3記載の案内装置付き根菜作物収穫機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10252007A JP2000060252A (ja) | 1998-08-20 | 1998-08-20 | 案内装置付き根菜作物収穫機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10252007A JP2000060252A (ja) | 1998-08-20 | 1998-08-20 | 案内装置付き根菜作物収穫機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000060252A true JP2000060252A (ja) | 2000-02-29 |
Family
ID=17231280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10252007A Pending JP2000060252A (ja) | 1998-08-20 | 1998-08-20 | 案内装置付き根菜作物収穫機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000060252A (ja) |
-
1998
- 1998-08-20 JP JP10252007A patent/JP2000060252A/ja active Pending
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