JP2000059952A - 電気接続箱のボルト保持構造 - Google Patents
電気接続箱のボルト保持構造Info
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- JP2000059952A JP2000059952A JP10226754A JP22675498A JP2000059952A JP 2000059952 A JP2000059952 A JP 2000059952A JP 10226754 A JP10226754 A JP 10226754A JP 22675498 A JP22675498 A JP 22675498A JP 2000059952 A JP2000059952 A JP 2000059952A
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- opening
- front plate
- bus bar
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電気接続箱を構成している電気接続箱本体
に、ボルトを回動及び離脱不能に仮保持せしめるための
保持部を設けて、そのボルトへのナット締結作業時に、
ボルト頭部を人為的に挟持することなくナットの締結を
容易かつ確実に行ないうるようにする。 【解決手段】 電気接続箱本体11の上壁12縁に対し
て、薄肉ヒンジ15を介して起伏可能に設けられている
ボルト支持部17にボルト頭部嵌合溝20を設け、この
ボルト頭部嵌合溝20を利用して、ターミナル締結用の
ボルトを回動不能かつ軸方向へ変位不能に位置決め保持
させる。
に、ボルトを回動及び離脱不能に仮保持せしめるための
保持部を設けて、そのボルトへのナット締結作業時に、
ボルト頭部を人為的に挟持することなくナットの締結を
容易かつ確実に行ないうるようにする。 【解決手段】 電気接続箱本体11の上壁12縁に対し
て、薄肉ヒンジ15を介して起伏可能に設けられている
ボルト支持部17にボルト頭部嵌合溝20を設け、この
ボルト頭部嵌合溝20を利用して、ターミナル締結用の
ボルトを回動不能かつ軸方向へ変位不能に位置決め保持
させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車に設
備されるヒューズボックス等の電気接続箱に外部ハーネ
スを接続するために用いられる接続ボックスの保持構造
に関するものである。
備されるヒューズボックス等の電気接続箱に外部ハーネ
スを接続するために用いられる接続ボックスの保持構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車に設備されている各電気機
器に接続されるそれぞれのヒューズ等を、一括配置する
ために使用される電気接続箱が知られている。この電気
接続箱には、内装されているヒューズ等と各電気機器と
の間を接続するワイヤーハーネスの他に、それらのヒュ
ーズ等に電源を供給するための電線(外部ハーネス)の
接続が必要となる。
器に接続されるそれぞれのヒューズ等を、一括配置する
ために使用される電気接続箱が知られている。この電気
接続箱には、内装されているヒューズ等と各電気機器と
の間を接続するワイヤーハーネスの他に、それらのヒュ
ーズ等に電源を供給するための電線(外部ハーネス)の
接続が必要となる。
【0003】そこで従来の電気接続箱における電源線の
接続構造について考察すると、図7及び図8で示す構成
となっている。すなわち、1は電気接続箱本体であっ
て、この電気接続箱本体1の内部には、不図示のヒュー
ズ、コネクタ等に接続される電源接続用のバスバー2が
収納固定されるが、このバスバー2には、バスバー端子
3及びターミナル圧接面4が一体に形成されている。さ
らにこのターミナル圧接面4の中央部には、ターミナル
を接続すべきボルト5の挿通孔6が穿設されている。
接続構造について考察すると、図7及び図8で示す構成
となっている。すなわち、1は電気接続箱本体であっ
て、この電気接続箱本体1の内部には、不図示のヒュー
ズ、コネクタ等に接続される電源接続用のバスバー2が
収納固定されるが、このバスバー2には、バスバー端子
3及びターミナル圧接面4が一体に形成されている。さ
らにこのターミナル圧接面4の中央部には、ターミナル
を接続すべきボルト5の挿通孔6が穿設されている。
【0004】そして電気接続箱本体1の内部に固定され
ているバスバー2のターミナル圧接面4に、バッテリー
に接続されている外部電線7のターミナル8を接続する
には、バスバー2の挿通孔6にボルト5を挿通し、その
挿通端を電気接続箱本体1に形成されている開口孔9よ
り外部へ支出させ、次いでこのボルト5の挿通端に、電
気接続箱本体1の外部よりターミナル8を嵌入した上で
ナット10をボルト5に螺合して、そのボルトナットに
より、バスバー2とターミナル8を締結して、バスバー
2への外部電線7の接続を行なっているものである。
ているバスバー2のターミナル圧接面4に、バッテリー
に接続されている外部電線7のターミナル8を接続する
には、バスバー2の挿通孔6にボルト5を挿通し、その
挿通端を電気接続箱本体1に形成されている開口孔9よ
り外部へ支出させ、次いでこのボルト5の挿通端に、電
気接続箱本体1の外部よりターミナル8を嵌入した上で
ナット10をボルト5に螺合して、そのボルトナットに
より、バスバー2とターミナル8を締結して、バスバー
2への外部電線7の接続を行なっているものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、かかる電気
接続箱におけるバスバー2と外部電線7との接続構造に
あっては、そのバスバー2と外部電線7との接続時にお
いて、ボルト5をバスバー2及び電気接続箱本体1の下
方より挿入し、さらにそのボルト5にナット10を螺着
するときは、そのボルト5が空回りしないようにボルト
5の頭部をスパナ等で固定しながら、ナット10を螺合
させなければならないものであった。
接続箱におけるバスバー2と外部電線7との接続構造に
あっては、そのバスバー2と外部電線7との接続時にお
いて、ボルト5をバスバー2及び電気接続箱本体1の下
方より挿入し、さらにそのボルト5にナット10を螺着
するときは、そのボルト5が空回りしないようにボルト
5の頭部をスパナ等で固定しながら、ナット10を螺合
させなければならないものであった。
【0006】従って上記ボルト5とナット10とによる
バスバー2を外部電源線7と締結時においては、バスバ
ーの挿通孔6に挿通せしめたボルト5が、その挿通孔6
から脱落しないように、さらには空回りしないように、
ボルトの位置決めを行なう手作業が必要となり、このた
めに、外部電線の接続作業性が悪いという不具合があっ
た。
バスバー2を外部電源線7と締結時においては、バスバ
ーの挿通孔6に挿通せしめたボルト5が、その挿通孔6
から脱落しないように、さらには空回りしないように、
ボルトの位置決めを行なう手作業が必要となり、このた
めに、外部電線の接続作業性が悪いという不具合があっ
た。
【0007】本発明は、かかることに着目してなされた
もので、電気接続箱に、外部電線をボルトナットを用い
て接続する構造において、その電気接続箱を構成してい
る電気接続箱本体に、ボルトを回動及び離脱不能に仮保
持せしめるための保持部を設けて、そのボルトへのナッ
ト締結作業時に、ボルト頭部を人為的に挟持することな
くナットの締結を容易かつ確実に行ないうるようにする
ことを目的とする。
もので、電気接続箱に、外部電線をボルトナットを用い
て接続する構造において、その電気接続箱を構成してい
る電気接続箱本体に、ボルトを回動及び離脱不能に仮保
持せしめるための保持部を設けて、そのボルトへのナッ
ト締結作業時に、ボルト頭部を人為的に挟持することな
くナットの締結を容易かつ確実に行ないうるようにする
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、方形である上壁に形成される外部電線接
続用の開口窓と、その方形の正面に切欠形成されている
開口と、該開口を挟む一対の両側壁の外側面に突設形成
される係止爪と、上記の開口の上縁に設けられているヒ
ンジを介して開口を開閉可能に設けている正面板と、該
正面板の両側辺縁部に形成されていて、正面板により上
記の開口を閉塞したとき、上記係止爪に係止されて、上
記正面板による開口の閉塞状態を維持すると共に、側壁
の変形を抑制する係止片と、上記正面板の内側上縁か
ら、正面板の内面に対して直角方向へ支出され、かつボ
ルト頭部を嵌合保持するボルト頭部嵌合溝を有して、ボ
ルトを回転かつ離脱不能に支持するボルト支持部を有す
る電気接続箱本体と、該電気接続箱本体の内部で固定さ
れて、電気接続箱本体に設けられている開口窓内に位置
されると共に、ボルト挿通孔を穿設せしめているターミ
ナル圧接面を有するバスバーと、上記ボルト支持部に設
けられているボルト頭部嵌合溝内にボルト頭部が係合保
持されて、上記ボルト支持部が、上側壁と平行に位置さ
れたとき、上記バスバーのボルト挿通孔内に挿通位置さ
れるボルトと、該ボルトに螺着されるナットで構成され
る電気接続箱のボルト保持構造であることを特徴として
いる。
に本発明では、方形である上壁に形成される外部電線接
続用の開口窓と、その方形の正面に切欠形成されている
開口と、該開口を挟む一対の両側壁の外側面に突設形成
される係止爪と、上記の開口の上縁に設けられているヒ
ンジを介して開口を開閉可能に設けている正面板と、該
正面板の両側辺縁部に形成されていて、正面板により上
記の開口を閉塞したとき、上記係止爪に係止されて、上
記正面板による開口の閉塞状態を維持すると共に、側壁
の変形を抑制する係止片と、上記正面板の内側上縁か
ら、正面板の内面に対して直角方向へ支出され、かつボ
ルト頭部を嵌合保持するボルト頭部嵌合溝を有して、ボ
ルトを回転かつ離脱不能に支持するボルト支持部を有す
る電気接続箱本体と、該電気接続箱本体の内部で固定さ
れて、電気接続箱本体に設けられている開口窓内に位置
されると共に、ボルト挿通孔を穿設せしめているターミ
ナル圧接面を有するバスバーと、上記ボルト支持部に設
けられているボルト頭部嵌合溝内にボルト頭部が係合保
持されて、上記ボルト支持部が、上側壁と平行に位置さ
れたとき、上記バスバーのボルト挿通孔内に挿通位置さ
れるボルトと、該ボルトに螺着されるナットで構成され
る電気接続箱のボルト保持構造であることを特徴として
いる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明を、図面に示す実施
形態に基いて詳細に説明する。
形態に基いて詳細に説明する。
【0010】11は、樹脂製である電気接続箱本体であ
って、この電気接続箱本体11は、上壁12と、この上
壁12の相対する両辺から直角方向へ形成されている一
対の側壁13と、その一対の側壁13及び上壁12の端
縁相互間で形成されている開口14と、この開口を開閉
するために、上記上壁12の端縁で薄肉ヒンジ15を介
して連結されている正面板16を有しており、この正面
板16には、その上縁(薄肉ヒンジ形成縁)から正面板
の内面に対して直角方向へ支出されるボルト支持部17
が一体に形成されている。
って、この電気接続箱本体11は、上壁12と、この上
壁12の相対する両辺から直角方向へ形成されている一
対の側壁13と、その一対の側壁13及び上壁12の端
縁相互間で形成されている開口14と、この開口を開閉
するために、上記上壁12の端縁で薄肉ヒンジ15を介
して連結されている正面板16を有しており、この正面
板16には、その上縁(薄肉ヒンジ形成縁)から正面板
の内面に対して直角方向へ支出されるボルト支持部17
が一体に形成されている。
【0011】このボルト支持部17の構成は、図4で示
されるように、ボルト18の頭部19を、回転不能かつ
軸方の抜け不能に嵌入することができる溝幅に形成され
る蟻溝形状のボルト頭部嵌合溝20がボルト支持部17
の上記上壁12との対向面17Aに形成されている。つ
まり、このボルト頭部嵌合溝20は、図4(d)で示す
ように、ボルト頭部の最小径(r)と略等しい幅の溝幅
(R)に形成すると共にボルト頭部の厚さ(h)と略等
しい高さの溝厚(H)とする鍔部(20A)が形成され
ているものである。上記正面板16の左右両側縁には、
双方の側壁13に突設されているそれぞれの係止爪21
A,21Bに係止される弾性係止片22A,22Bが一
体に形成されている。
されるように、ボルト18の頭部19を、回転不能かつ
軸方の抜け不能に嵌入することができる溝幅に形成され
る蟻溝形状のボルト頭部嵌合溝20がボルト支持部17
の上記上壁12との対向面17Aに形成されている。つ
まり、このボルト頭部嵌合溝20は、図4(d)で示す
ように、ボルト頭部の最小径(r)と略等しい幅の溝幅
(R)に形成すると共にボルト頭部の厚さ(h)と略等
しい高さの溝厚(H)とする鍔部(20A)が形成され
ているものである。上記正面板16の左右両側縁には、
双方の側壁13に突設されているそれぞれの係止爪21
A,21Bに係止される弾性係止片22A,22Bが一
体に形成されている。
【0012】上記電気接続箱本体の上壁12には、ター
ミナル接続のための開口窓23と、端子接続窓24が穿
設されており、また双方側壁13の内面には、上壁12
と平行となるように位置されたボルト支持部17の左右
両側縁と係止されて、そのボルト支持部17を位置決め
するための弾性係止爪25が形成されている。
ミナル接続のための開口窓23と、端子接続窓24が穿
設されており、また双方側壁13の内面には、上壁12
と平行となるように位置されたボルト支持部17の左右
両側縁と係止されて、そのボルト支持部17を位置決め
するための弾性係止爪25が形成されている。
【0013】26は電気接続箱本体11の内部で適宜の
固定手段により固定されるバスバーであって、このバス
バー26には、上記開口窓23を閉塞するようにして位
置されるターミナル圧接面27と、このターミナル圧接
面27の中央部に穿設されたボルト挿通孔28と、上記
の端子接続窓24に対応位置される接続端子29が形成
されている。
固定手段により固定されるバスバーであって、このバス
バー26には、上記開口窓23を閉塞するようにして位
置されるターミナル圧接面27と、このターミナル圧接
面27の中央部に穿設されたボルト挿通孔28と、上記
の端子接続窓24に対応位置される接続端子29が形成
されている。
【0014】30は上記ボルト18と螺合されるナッ
ト、31は上記ボルト18、ナット30によりバスバー
26に締結される電線ターミナル、32はそのターミナ
ル31に接続されている外部電線を示す。
ト、31は上記ボルト18、ナット30によりバスバー
26に締結される電線ターミナル、32はそのターミナ
ル31に接続されている外部電線を示す。
【0015】以上が本実施形態であるが、次にバスバー
26と電線ターミナル31との接続手順について述べ
る。先ず、上記構成の電気接続箱本体11の内部にバス
バー26を取付けた後に、ボルト支持部17に設けられ
ているボルト頭部嵌合溝20内へ、ボルト18の頭部1
9を嵌入し、その頭部19とボルト頭部嵌合溝20との
嵌入摩擦力で頭部19を、ボルト支持部17の中央部に
位置決めさせる(図4a参照)。これによってボルト1
8の頭部は、ボルト頭部嵌合溝20で回動することな
く、しかもその軸方向及びラジアル方向にも変位するこ
ともなく、ボルト支持部17に仮位置決め状態で支持さ
れる。
26と電線ターミナル31との接続手順について述べ
る。先ず、上記構成の電気接続箱本体11の内部にバス
バー26を取付けた後に、ボルト支持部17に設けられ
ているボルト頭部嵌合溝20内へ、ボルト18の頭部1
9を嵌入し、その頭部19とボルト頭部嵌合溝20との
嵌入摩擦力で頭部19を、ボルト支持部17の中央部に
位置決めさせる(図4a参照)。これによってボルト1
8の頭部は、ボルト頭部嵌合溝20で回動することな
く、しかもその軸方向及びラジアル方向にも変位するこ
ともなく、ボルト支持部17に仮位置決め状態で支持さ
れる。
【0016】次に上記ボルト18を仮位置決め状態で支
持しているボルト支持部17を正面板16と共に、薄肉
ヒンジ15を支点として、電気接続箱本体11の内部方
向へ90度回動させる(図4c参照)。この回動操作に
よりボルト18は、バスバー26のターミナル圧接面2
7に設けられているボルト挿通孔28内を挿通し、また
ボルト支持部17の両側辺縁は、弾性係止爪25に係止
し、これと同時に正面板16の両側辺縁に設けられてい
る弾性係止片22A,22Bは側壁13に設けられてい
る係止爪21A,21Bに係止して、ボルト支持部17
及び正面板16は変位することなく位置決めされる(図
4c参照)。
持しているボルト支持部17を正面板16と共に、薄肉
ヒンジ15を支点として、電気接続箱本体11の内部方
向へ90度回動させる(図4c参照)。この回動操作に
よりボルト18は、バスバー26のターミナル圧接面2
7に設けられているボルト挿通孔28内を挿通し、また
ボルト支持部17の両側辺縁は、弾性係止爪25に係止
し、これと同時に正面板16の両側辺縁に設けられてい
る弾性係止片22A,22Bは側壁13に設けられてい
る係止爪21A,21Bに係止して、ボルト支持部17
及び正面板16は変位することなく位置決めされる(図
4c参照)。
【0017】この状態でボルト18の先端は、電気接続
箱本体11の上壁12より上方へ突出維持されるので、
このボルト18の先端に、電線ターミナル31を嵌入し
た上でナット30を螺着すれば、このボルト18及びナ
ット30により、バスバー26のターミナル圧接面27
と電線ターミナル31とがボルトナットを介して締結さ
れ、この結果、バスバー26と外部電線32とが電気的
に接続されるものである。
箱本体11の上壁12より上方へ突出維持されるので、
このボルト18の先端に、電線ターミナル31を嵌入し
た上でナット30を螺着すれば、このボルト18及びナ
ット30により、バスバー26のターミナル圧接面27
と電線ターミナル31とがボルトナットを介して締結さ
れ、この結果、バスバー26と外部電線32とが電気的
に接続されるものである。
【0018】このように、本実施形態にあっては、電気
接続箱本体11の上壁12縁に対して、薄肉ヒンジ15
を介して起伏可能に設けられているボルト支持部17に
設けられているボルト頭部嵌合溝20を利用して、ター
ミナル締結用のボルトを回動不能かつ軸方向へ変位不能
に位置決め保持させることが容易に行なえる。
接続箱本体11の上壁12縁に対して、薄肉ヒンジ15
を介して起伏可能に設けられているボルト支持部17に
設けられているボルト頭部嵌合溝20を利用して、ター
ミナル締結用のボルトを回動不能かつ軸方向へ変位不能
に位置決め保持させることが容易に行なえる。
【0019】そして上記ボルト支持部17に保持せしめ
たボルト18は、ボルト支持部17を薄肉ヒンジ15を
境に、90度回動するという単純な動作でそのボルト1
8を、バスバー26に設けられているボルト挿通孔28
内へ挿通位置させることができ、ボルト18の上記ボル
ト挿通孔28内への挿通作業がきわめて円滑にして容易
に行なうことができる。
たボルト18は、ボルト支持部17を薄肉ヒンジ15を
境に、90度回動するという単純な動作でそのボルト1
8を、バスバー26に設けられているボルト挿通孔28
内へ挿通位置させることができ、ボルト18の上記ボル
ト挿通孔28内への挿通作業がきわめて円滑にして容易
に行なうことができる。
【0020】かくしてボルト挿通孔28内を挿通してい
るボルト18は、その頭部19とボルト頭部嵌合溝20
との係合作用により、該ボルト18の回動及び軸方向の
移動(変動)が阻止されていることから、そのボルト1
8を挟持することなく、該ボルト18にナット30を螺
着することができるので、バスバー26と電線ターミナ
ル31の締結作業を容易かつ確実に行なうことができ
る。
るボルト18は、その頭部19とボルト頭部嵌合溝20
との係合作用により、該ボルト18の回動及び軸方向の
移動(変動)が阻止されていることから、そのボルト1
8を挟持することなく、該ボルト18にナット30を螺
着することができるので、バスバー26と電線ターミナ
ル31の締結作業を容易かつ確実に行なうことができ
る。
【0021】なお上記実施形態におけるボルト18は、
通常形状のものを使用しているが、例えば図5、図6で
示すように、ボルト頭部の裏面に対して隔設される座面
33を一体形成してなる特殊ボルトを使用すれば、その
ボルト18とナット30によるバスバー26と電線ター
ミナル31との締結時において、その座面33とナット
30によって、バスバー26のターミナル圧接面27と
ターミナル31とを挟圧することができ、これによりバ
スバー26と電線ターミナル31との電気的接続を一層
強固に締結することができる。
通常形状のものを使用しているが、例えば図5、図6で
示すように、ボルト頭部の裏面に対して隔設される座面
33を一体形成してなる特殊ボルトを使用すれば、その
ボルト18とナット30によるバスバー26と電線ター
ミナル31との締結時において、その座面33とナット
30によって、バスバー26のターミナル圧接面27と
ターミナル31とを挟圧することができ、これによりバ
スバー26と電線ターミナル31との電気的接続を一層
強固に締結することができる。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、バスバー
26と電線ターミナル31とを締結するために用いるボ
ルト18は、電気接続箱本体11のボルト支持部17に
きわめて容易に装着することができる。
26と電線ターミナル31とを締結するために用いるボ
ルト18は、電気接続箱本体11のボルト支持部17に
きわめて容易に装着することができる。
【0023】ボルト支持部17に装着されたボルト18
は、ボルト支持部17をボルト18と共に略90度回動
するという簡単な操作で、そのボルト18をバスバー2
6に設けられているボルト挿通孔28内へ挿通位置せし
めることができる。
は、ボルト支持部17をボルト18と共に略90度回動
するという簡単な操作で、そのボルト18をバスバー2
6に設けられているボルト挿通孔28内へ挿通位置せし
めることができる。
【0024】次いでこのボルト18にナット30を螺合
してバスバー26と電線ターミナル31とを締結しよう
とする時、上記ボルト18は、ボルト支持部17により
回動かつ軸方向へ変位することがないように支持されて
いるので、ナット30によるボルト締めが円滑になさ
れ、このためにバスバー26と電線ターミナル31との
締結作業を容易かつ確実に行なうことができる。
してバスバー26と電線ターミナル31とを締結しよう
とする時、上記ボルト18は、ボルト支持部17により
回動かつ軸方向へ変位することがないように支持されて
いるので、ナット30によるボルト締めが円滑になさ
れ、このためにバスバー26と電線ターミナル31との
締結作業を容易かつ確実に行なうことができる。
【図1】本発明のボルト保持構造である実施形態を示し
た分解斜視図。
た分解斜視図。
【図2】本発明のボルト保持構造である実施形態の組付
け途中を示した斜視図。
け途中を示した斜視図。
【図3】(a),(b)及び(c)は、図2における平
面図、側面図及び図aのX−X線断面図。
面図、側面図及び図aのX−X線断面図。
【図4】(a),(b),(c)は、上記ボルト保持構
造の動作過程を示し、(d)はボルト支持部とボルトと
の係合状態を示した説明図。
造の動作過程を示し、(d)はボルト支持部とボルトと
の係合状態を示した説明図。
【図5】ボルトの他の実施形態を示した斜視図。
【図6】他の実施形態であるボルトを使用するバスバー
とボルトとの接合状態を示す断面図。
とボルトとの接合状態を示す断面図。
【図7】従来の電気接続箱構造を示した分解斜視図。
【図8】従来の電気接続箱構造によるバスバーとターミ
ナルとの締結状態を示した断面図。
ナルとの締結状態を示した断面図。
11…電気接続箱本体 12…上壁 13…側壁 14…開口 15…薄肉ヒンジ 16…正面板 17…ボルト支持部 18…ボルト 19…頭部 20…ボルト頭部嵌合溝 21A,21B…係止爪 22A,22B…弾性係止片 23…開口窓 24…端子接続窓 25…弾性係止爪 26…バスバー 27…ターミナル圧接面 28…ボルト挿通孔 29…接続端子 30…ナット 31…電線ターミナル 32…外部電線 33…座面
Claims (1)
- 【請求項1】 方形である上壁(12)に形成されてい
る外部電線接続用の開口窓(23)と、その方形の正面
に切欠形成されている開口(14)と、該開口(14)
を挟む一対の両側壁(13)の外側面に突設形成されて
いる係止爪(21A),(21B)と、上記の開口(1
4)の上縁に設けている薄肉ヒンジ(15)を介して開
口(14)を開閉可能に設けている正面板(16)と、
該正面板(16)の両側辺縁部に形成されていて、正面
板(16)により上記の開口(14)を閉塞したとき、
上記係止爪(12A),(12B)に係止されて、上記
正面板(16)による開口(14)の閉塞状態を維持す
ると共に、側壁(13)の変形を抑制する係止片(22
A),(22B)と、上記正面板(16)の内側上縁か
ら、正面板(16)の内面に対して直角方向へ支出さ
れ、かつボルト頭部を嵌合保持するボルト頭部嵌合溝
(20)を有して、ボルト(18)を回転かつ離脱不能
に支持するボルト支持部(17)を有する電気接続箱本
体(11)と、該電気接続箱本体(11)の内部で固定
されて、電気接続箱本体(11)に設けられている開口
窓(23)内に位置されると共に、ボルト挿通孔(2
8)を穿設せしめているターミナル圧接面(27)を有
するバスバー(26)と、上記ボルト支持部(17)に
設けられているボルト頭部嵌合溝(20)内にボルト頭
部(19)が係合保持されて、上記ボルト支持部(1
7)が、上壁(12)と平行に位置されたとき、上記バ
スバー(26)のボルト挿通孔(28)内に挿通位置さ
れるボルト(18)と、該ボルト(18)に螺着される
ナット(30)で構成されることを特徴とする電気接続
箱のボルト保持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10226754A JP2000059952A (ja) | 1998-08-11 | 1998-08-11 | 電気接続箱のボルト保持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10226754A JP2000059952A (ja) | 1998-08-11 | 1998-08-11 | 電気接続箱のボルト保持構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000059952A true JP2000059952A (ja) | 2000-02-25 |
Family
ID=16850097
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10226754A Withdrawn JP2000059952A (ja) | 1998-08-11 | 1998-08-11 | 電気接続箱のボルト保持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000059952A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013031293A (ja) * | 2011-07-28 | 2013-02-07 | Yazaki Corp | ボルト支持構造 |
JP2013160341A (ja) * | 2012-02-07 | 2013-08-19 | Yazaki Corp | ねじ締めブロックの係止構造 |
-
1998
- 1998-08-11 JP JP10226754A patent/JP2000059952A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013031293A (ja) * | 2011-07-28 | 2013-02-07 | Yazaki Corp | ボルト支持構造 |
JP2013160341A (ja) * | 2012-02-07 | 2013-08-19 | Yazaki Corp | ねじ締めブロックの係止構造 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050729 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20070322 |