JP2000059927A - 分電盤 - Google Patents

分電盤

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JP2000059927A
JP2000059927A JP10221613A JP22161398A JP2000059927A JP 2000059927 A JP2000059927 A JP 2000059927A JP 10221613 A JP10221613 A JP 10221613A JP 22161398 A JP22161398 A JP 22161398A JP 2000059927 A JP2000059927 A JP 2000059927A
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JP
Japan
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phase
branch
voltage
bar
neutral
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JP10221613A
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English (en)
Inventor
Taido Okamoto
泰道 岡本
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】単相3線式の母線ブスバーの両側に100V回
路用の2極式分岐ブレーカが多数配列された分電盤にお
いて、中性相欠相による分岐回路負荷の損傷を防止す
る。 【解決手段】中性相ブスバー3と分岐ブレーカ9とを接
続する分岐接続バー12を対向する左右2台の分岐ブレ
ーカ9に対して互いに共有させるとともに、電圧相ブス
バー2あるいは4と分岐ブレーカ9とを接続する分岐接
続バー12も対向する左右2台の分岐ブレーカ9に対し
て互いに共有させる。これにより、中性相の分岐接続バ
ー12を締め付けるねじ13が緩んで中性相欠相が生じ
ても各分岐回路の負荷に供給される電圧が0Vになるだ
けで負荷に損傷が生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電灯回路やコン
セント回路に用いられる単相3線式の分電盤に関し、特
にその100V回路の接続構成に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来一般のこの種の分電盤を示す
正面図である。図2において、主幹ブレーカ1に接続さ
れた単相3線式母線ブスバー2,3,4の両側には、単
極式の協約形分岐ブレーカ5が対向して多数配列され、
図2の左側の各分岐ブレーカ5の電源側端子は分岐接続
バー6を介して電圧相(R相)の母線ブスバー(以下、
電圧相ブスバーと記す)2にねじ接続され、また右側の
各分岐ブレーカ5の電源側端子は分岐接続バー7を介し
て電圧相(T相)ブスバー4にねじ接続されている。ま
た、中性相(N相)の母線ブスバー(以下、中性相ブス
バーと記す)3は下方に延長され、その下端部分とクロ
スするように左右にかつ上下2段に配列されたブロック
端子8の一方の端子に共通に接続されている。100V
回路の各負荷は、各分岐ブレーカ5の負荷側端子といず
れかのブロック端子8のもう一方の端子との間に接続さ
れる。
【0003】図2に示したような分電盤においては、各
分岐回路は専用の分岐接続バー6あるいは7及びブロッ
ク端子8を介してR−N相間あるいはT−N相間に接続
されるため、仮に締付ねじの緩みなどにより分岐回路に
欠相が生じても負荷機器は電圧供給が停止されるだけで
損傷を受けることはない。
【0004】一方、近年、盤の小形化や省配線化を目的
として、単極式ブレーカの協約幅寸法(25mm) と同外形
の箱体内に2極の接点及び端子を納めた構造のブレーカ
が開発され、市場に投入されている(特開平10−64
402号公報参照)。図3はこのような2極式ブレーカ
を用いた分電盤における分岐接続を示すもので、(A)
は正面図、(B)はその下面図である。図3において、
母線ブスバー2,3,4の両側に対向して配列された2
極式の分岐ブレーカ9と電圧相ブスバー2及び4とはそ
れぞれ専用の分岐接続バー10及び11によりそれぞれ
ねじ接続され、中性相ブスバー3と分岐ブレーカ9とは
左右に跨がる共有の分岐接続バー12によりねじ接続さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図3に示したように、
従来は中性相ブスバー3と2極式分岐ブレーカ9とを接
続する分岐接続バー12は、対向する左右の分岐ブレー
カ9に対して互いに共有させるのが一般的である。とこ
ろが、このような接続構成は、分岐接続バー12を締め
付けるねじ13の締め忘れや緩みにより分岐回路で中性
相に欠相が生じた場合、対向する分岐ブレーカ9のそれ
ぞれの負荷が分岐接続バー12を通してR−T相間の2
00Vに直列接続され、いずれかの負荷が過電圧を印加
されて損傷する危険があった。図4はこのような現象を
説明するための結線図である。
【0006】すなわち、図4(A)の健全状態において
は、例えば40Wの負荷14にはR−N相間の100V
が供給され、例えば100Wの負荷15にはT−N相間
の100Vが供給されている。これに対して、ねじ13
(図3)が緩み、中性相ブスバー3と分岐接続バー12
との間が非接触となった図4(B)の欠相状態では、負
荷14と負荷15とがR−T相間の200Vに直列接続
され、負荷14は167Vが印加されて損傷を受ける。
なお、中性相欠相保護については、各電気系統の途中に
設置される低圧遮断器に中性相欠相保護機能付遮断器を
用いることにより電気的に事故検出をすることが行われ
ているが、分電盤の分岐回路における欠相事故保護は前
記保護機能付遮断器の責務範囲ではなく、このような遮
断器では汎用的な欠相保護は行われにくい。この発明の
課題は、2極式の分岐ブレーカを用いた単相3線式の分
電盤において、中性相欠相事故を防止し、併せて分岐接
続の簡単化を図ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、母線ブスバーを挟んで対向する各2台
の分岐ブレーカに対し、電圧相の母線ブスバーと前記分
岐ブレーカとを接続する電圧相用分岐接続バー及び中性
相の母線ブスバーと前記分岐ブレーカとを接続する中性
相用分岐接続バーの双方を互いに共有させるものとする
(請求項1)。このような手段によれば、対向する2台
の分岐ブレーカは同じ相から電圧を供給されることにな
り、中性相が欠相しても負荷は電圧供給がなくなるだけ
で過電圧を受けることがない。その場合、分岐ブレーカ
の配列方向について、電圧相用分岐接続バーを電圧相の
母線ブスバーに左右交互に接続し、左右の電圧相の負荷
のバランスを図るのがよい(請求項2)。
【0008】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の実施の形態を示
すもので、(A)は要部正面図、(B)はその下面図で
ある。なお、従来例と対応する部分には同一の符号を用
いるものとする。図1において、図示しない主幹ブレー
カに接続された単相3線式の母線ブスバー2,3,4に
は、電圧相(R相又はT相)ブスバー2,4と中性相
(N相)ブスバー3との間には100Vが印加され、電
圧相ブスバー2,4間には200Vが印加されている。
そして、母線ブスバー2,3,4の両側には、分岐回路
を100Vとして使用するための2極式の分岐ブレーカ
9が対向して多数(図1では左右各2台のみ示す)配列
され、母線ブスバー2,3,4を挟んで対向する2台の
分岐ブレーカ9は、ねじ13により中性相ブスバー2に
締め付けられた共有の分岐接続バー12を介して中性相
ブスバー3に接続されている。
【0009】更に、図1の上段の2台の分岐ブレーカ9
は、ねじ16により電圧相ブスバー2に締め付けられた
互いに共有する分岐接続バー17を介して電圧相ブスバ
ー2に接続され、下段の2台の分岐ブレーカ9は、ねじ
16により電圧相ブスバー4に締め付けられた互いに共
有する分岐接続バー17を介して電圧相ブスバー4に接
続されている。上下の分岐接続バー17は同じものが用
いられ、母線ブスバー2,4に沿って互いに180度回
転した状態で使い分けられている。図示の通り、この実
施の形態においては、母線ブスバー2,3,4を挟んで
対向する2台の分岐ブレーカ9は、電圧相ブスバー2,
4と分岐ブレーカ9とを接続する電圧相用分岐接続バー
17及び中性相ブスバー3と分岐ブレーカ9とを接続す
る中性相用分岐接続バー12の双方を互いに共有してい
る。
【0010】図4(C)は図1の上段の分岐回路に中性
相欠相が生じた状態を示す結線図である。図4(C)か
ら明らかな通り、図1の実施の形態においては、中性相
欠相が生じても各負荷14,15の印加電圧は0Vにな
るだけであり負荷の損傷は発生しない。また、図1から
明らかな通り、電圧相用分岐接続バー17が左右2台の
分岐ブレーカ9に共有されることにより、電圧相ブスバ
ー2,4に対する締付けねじ16の本数が図3の従来例
に比べ半分になる。一方、上段の分岐ブレーカ9は電圧
相ブスバー2に接続され、下段の分岐ブレーカ9は電圧
相ブスバー4に接続されて、左右の電圧相2,4の負荷
のバランスが図られている。なお、この発明は、協約形
分電盤ブレーカに限らず、同一箱体内に2極の接点を持
つ汎用的なブレーカにも適用可能である。
【0011】
【発明の効果】以上の通り、この発明によれば、以下の
効果が得られる。 (1)分岐回路の中性相が欠相しても負荷の損傷などの
事故を回避できる。 (2)分岐接続バーが対向する2台の分岐回路当たり2
部品となり、また母線ブスバーに対するねじ締めも2個
所になるので、部品費や接続工数が低減する。 (3)系統中で中性相欠相が生じた場合、同一系統の電
気回路中に中性相欠相保護機能付遮断器がなくても末端
負荷機器を欠相事故から保護することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す分電盤の要部拡大
図で、(A)は正面図、(B)はその底面図である。
【図2】従来の分電盤を示す正面図である。
【図3】異なる従来例を示す分電盤の要部拡大図で、
(A)は正面図、(B)はその底面図である。
【図4】分岐回路の結線図で、(A)は図3の分電盤の
健全状態、(B)は同じく中性相欠相状態、(C)は図
1の分電盤の中性相欠相状態を示す。
【符号の説明】
2 電圧相母線ブスバー 3 中性相母線ブスバー 4 電圧相母線ブスバー 9 分岐ブレーカ 12 中性相分岐接続バー 17 電圧相分岐接続バー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右2相の電圧相と中央の中性相とからな
    る単相3線式の母線ブスバーの両側に、前記電圧相と中
    性相とに接続される2極式の分岐ブレーカが対向して配
    列された分電盤において、 前記母線ブスバーを挟んで対向する2台の前記分岐ブレ
    ーカに対し、前記電圧相の母線ブスバーと前記分岐ブレ
    ーカとを接続する電圧相用分岐接続バー及び前記中性相
    の母線ブスバーと前記分岐ブレーカとを接続する中性相
    用分岐接続バーの双方を共有させたことを特徴とする分
    電盤。
  2. 【請求項2】前記分岐ブレーカの配列方向について、前
    記電圧相用分岐接続バーを前記電圧相の母線ブスバーに
    左右交互に接続したことを特徴とする請求項1記載の分
    電盤。
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