JP2000059597A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JP2000059597A
JP2000059597A JP10224488A JP22448898A JP2000059597A JP 2000059597 A JP2000059597 A JP 2000059597A JP 10224488 A JP10224488 A JP 10224488A JP 22448898 A JP22448898 A JP 22448898A JP 2000059597 A JP2000059597 A JP 2000059597A
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JP10224488A
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Kenichi Hiroi
謙一 広井
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Panasonic System Solutions Japan Co Ltd
Original Assignee
Panasonic System Networks Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラーデータの処理に適宜JBIG(J
oint Bi−level Image Exper
ts Group)符号化を利用することにより、画質
の劣化を招くことなく送信データ量を減少するととも
に、通信時間を短縮してメモリ不足発生を回避するこ
と、及び、ファクシミリ装置で受信したデータをコンピ
ュータに転送するように設定されているファクシミリ装
置に対しても、品質の高い画像を伝送すること。 【解決手段】 記録用パラメータ及び通信用パラメータ
を格納するメモリと、記録の際に前記記録用パラメータ
に基づき画処理を行う画処理手段と、通信の際に前記メ
モリから前記通信用パラメータを取り出して非標準信号
内にセットすると共に、前記メモリから前記記録用パラ
メータを取り出して非標準信号内にセットして非標準信
号を生成する手段とを備える構成を採る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー原稿を送信
可能な通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カラー原稿の送信は、カラー光学
系で読み取ったカラー画情報を、読取デバイスに応じた
色補正をした後、JPEG(Joint Photog
raphic Experts Group)方式によ
り多値圧縮して送信するのが一般的である。この場合、
受信機側では、受信したJPEGデータを展開して記録
方式に応じた色補正、ガンマ補正をした後に、誤差拡散
処理等の補正を行い2値データとして印字出力すること
となる。このJPEG方式は、符号化のアルゴリズムに
離散コサイン変換を使用しており、圧縮パラメータを調
整して画質と引換えに圧縮率を変化させることができる
ため、JPEG圧縮したカラーデータをファクシミリ通
信することも可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、JPEG方式
により圧縮されたカラーデータをファクシミリ送信する
ためには符号化の際に圧縮率を上げる必要があるが、J
PEGでは圧縮率を上げると画質の劣化を招くため、こ
れにも自ずと限界がある。よって、カラーデータをJP
EG方式で圧縮しても膨大なデータ量であるため、送受
信時間が膨大になるのみならず、送信機側・受信機側双
方のメモリ容量を圧迫することとなる。特に、カラーデ
ータを受信する受信機側のメモリがオーバーフローする
場合には、データの内容が失われる可能性もあるという
問題がある。
【0004】また、カラー通信の標準化規格では、JP
EGデータは、Labの色空間を使用することが決めら
れているが、コンピュータ上におけるJPEGファイル
は、YCbCrである。従って、ファクシミリ装置が受
信したデータをコンピュータに転送したとしても、コン
ピュータは、現在普及しているアプリケーションではL
abのJPEGファイルを開くことができない。
【0005】この問題を解決するためには、 データを受信したファクシミリ装置がLabからY
CbCrへの変換を行う、 コンピュータのドライバでLabからYCbCrへ
の変換を行う、又は、 特殊なファイル形式を用いてコンピュータ上でLa
bを取り扱う等の方法が考えられる。
【0006】しかし、上記の、の方式では、圧縮
(Lab)、解凍(RGB等)、圧縮(YCbCr)を
しなければならず、JPEGデータは不可逆であるた
め、画質の劣化が起こるという問題点がある。また、
の方式では、汎用性が無いため、実際の通信に適用され
る可能性は低い。
【0007】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、カラーデータの処理に適宜JBIG(J
oint Bi−level Image Exper
tsGroup)符号化を利用することにより、画質の
劣化を招くことなく送信データ量を減少するとともに、
通信時間を短縮してメモリ不足発生を回避すること、及
び、ファクシミリ装置で受信したデータをコンピュータ
に転送するように設定されているファクシミリ装置に対
しても、品質の高い画像を伝送することができる通信装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、以下のような手段を講じた。
【0009】請求項1記載の通信装置の発明は、記録用
パラメータ及び通信用パラメータを格納するメモリと、
記録の際に前記記録用パラメータに基づき画処理を行う
画処理手段と、通信の際に前記メモリから前記通信用パ
ラメータを取り出して非標準信号内にセットすると共
に、前記メモリから前記記録用パラメータを取り出して
非標準信号内にセットして非標準信号を生成する手段と
を備える構成を採る。また、請求項10記載の画像デー
タ送受信方法の発明は、画像データ受信側が、受信した
画像データを記録する記録部のパラメータを送信側に通
知し、送信側は、前記パラメータに基づいて送信画像デ
ータを加工し、加工した送信画像データを前記受信側に
送信し、前記受信側は、受信した画像データを前記記録
部のパラメータに基づいて再現する構成を採る。
【0010】これらの構成により、非標準信号を用いて
受信機の記録用パラメータを送信側に通知し、送信側で
はこれに基づいて画情報を加工して2値符号化すること
により、原画自身に対して受信側の記録用パラメータを
用いて色補正、線密度変換等の加工を施し、受信側でこ
のような画情報を受信すれば原画に対する再現性を向上
させることができる。かつ、受信機側では受信データを
新たに加工する必要がないため、多値符号化データを送
信してより多くデータを受信機側に渡す必要がなく、そ
のため、送信機側で前記加工を施したデータに2値符号
化処理をしても受信機側の再現性に影響を与えることは
なく、これにより、通信のデータ量を大幅に削減するこ
とができ、通信時間の短縮を図ることができる。
【0011】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の通信装置において、送信側に対して画情報の加工形
式を指示する画情報加工形式指示情報を格納するメモリ
と、着信があった場合に所定の非標準信号に前記メモリ
から着信の際における前記画情報加工形式指示情報を読
み出して非標準信号を生成して前記送信側に送信する手
段とを備える構成を採る。
【0012】この構成により、送信側において、受信側
における処理に適した形式で画情報を加工することがで
きるため、受信側で再生する画質を向上させることがで
きる。
【0013】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載の通信装置において、前記受信側が受信した画情報を
コンピュータに転送する場合は、YCbCrの色空間に
より画情報を加工する旨の指示を画情報加工形式指示情
報に付加して送信する構成を採る。
【0014】この構成により、送信側において、原画情
報自体からYCbCrの色空間の多値符号化画情報を生
成してこれを受信側へ送信することにより、原画情報に
対してYCbCrの処理を施すことができるため、画質
の劣化を防止することができる。また、送信側では、元
々何らかの符号化画情報を生成するので、送信側の負荷
が増大することにはならず、また、受信側において、符
号化画情報の色空間を変換する処理は発生しないので、
処理負担を軽減することができる。
【0015】また、請求項4記載の発明は、請求項2記
載の通信装置において、前記受信側が受信した画情報を
コンピュータ及びファクシミリ装置に転送する場合は、
Labの色空間により画情報を加工する旨の指示を画情
報加工形式指示情報に付加して送信する構成を採る。
【0016】この構成により、受信した画情報をコンピ
ュータ及びファクシミリ装置に転送する場合には、ファ
クシミリ通信において一般的であるLabの色空間によ
る画情報を優先させることにより、送信先ファクシミリ
装置にはそのまま転送し、また、転送先コンピュータに
は受信側においてLabからYCbCrに変換して転送
することが可能となるので、データ量の増大を招くこと
なく、コンピュータ及びファクシミリ装置双方へデータ
を送信することができる。
【0017】また、請求項5記載の発明は、請求項1乃
至請求項4のいずれかに記載の通信装置において、前記
受信側から受信した非標準信号を解析する手段と、前記
非標準信号に前記受信側の記録用パラメータが付加され
ている場合はこのパラメータに基づいて画情報を加工
し、2値化符号化処理を施す一方、前記非標準信号に前
記受信側の記録用パラメータが付加されていない場合は
画情報に多値化符号化処理を施す手段とを備える構成を
採る。
【0018】この構成により、非標準信号を用いて通信
相手の記録用パラメータを入手し、これに基づいて画情
報を加工することにより、原画に対して受信側の記録用
パラメータで色補正、線密度変換等の加工を施すので、
受信側における原画の再現性を向上させることができ、
かつ、これを2値符号化処理するので、通信データ量を
大幅に削減することができ、通信時間の短縮とメモリ使
用量の削減を図ることができる。
【0019】また、請求項6記載の発明は、請求項1乃
至請求項5のいずれかに記載の通信装置において、前記
送信側は、前記受信側からYCbCrの色空間により画
像データを加工する旨の通知を受けた場合は、YCbC
rの色空間により画像データの加工を行う手段を備える
構成を採る。
【0020】この構成により、受信側において、コンピ
ュータにデータを転送する場合には、送信側において色
空間がYCbCrのデータを生成することができ、受信
側では色空間の変換処理を行う必要がなくなるため、処
理負担を軽減することができ、かつ、転送先においても
画質の劣化のないカラー画情報を入手することができ
る。
【0021】また、請求項7記載の発明は、請求項1乃
至請求項6のいずれかに記載の通信装置において、前記
送信側は、CMYKによりカラー印字する記録手段と、
前記受信側からCMYによりカラー印字する旨の通知を
受けた場合は、光学系から入力したRGBデータをCM
Yデータに変換する加工を行う手段とを備える構成を採
る。
【0022】この構成により、送信側の記録手段がCM
YKによりカラー印字する場合であっても、受信側の記
録手段がCMYによりカラー印字する場合には、CMY
データを生成することができるので、CMYKのうち、
「K」分のデータ量を削減することができる。
【0023】また、請求項8記載の発明は、請求項1乃
至請求項7のいずれかに記載の通信装置において、前記
送信側は、予め登録されたパラメータに基づいて送信画
像データに加工及び2値化処理を施して第1のファイル
を作成する第1ファイル作成手段と、送信画像データに
多値化符号化処理を施して第2のファイルを作成する第
2ファイル作成手段と、前記受信側から通知されたパラ
メータと前記登録されたパラメータとが一致するかどう
かを判断する判断手段とを備え、前記判断の結果、前記
受信側から通知されたパラメータと前記登録されたパラ
メータとが一致する場合は、第1のファイルを前記受信
側に送信し、一方、一致しない場合は、第2のファイル
を前記受信側に送信する構成を採る。
【0024】この構成により、前回の通信における通信
相手の記録用パラメータを保持し、これを用いて2値J
BIG符号化データを生成して、通信時に取得した通信
相手の記録用パラメータと一致する場合には、そのまま
送信することができるため、画情報を加工するために通
信時間が増えることを回避することができると共に、2
値符号化データを送信するのでデータ量を削減すること
ができる。また、通信相手の記録用パラメータを用いて
画情報を加工するので、受信側における再現性の向上を
図ることが可能となる。
【0025】また、請求項9記載の発明は、請求項8記
載の通信装置において、前記第1ファイル作成手段は、
自機の記録部のパラメータを用いて第1のファイルを作
成する構成を採る。
【0026】この構成により、メモリ送信を行う際、自
機の記録用パラメータを用いて画情報を加工し、2値化
符号化処理を施した第1のファイルと、多値化符号化処
理を施して生成した第2のファイルとの双方を作成する
ことにより、非標準信号による通信は自社機同士の通信
に用いられるため自機の記録用パラメータと通信相手の
記録用パラメータとは一致する可能性が高いので、通信
相手の記録用パラメータを予め知らない場合でも、画情
報の加工時間のために通信時間が延びることを防止しつ
つ、2値符号化データを送信するので、データ量を削減
することができる。また、通信相手の記録用パラメータ
と同一の記録用パラメータを用いて画情報を加工してい
るため、受信側における再現性の向上を図ることができ
る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態に係
る通信装置について、図面を参照して説明する。
【0028】図1は、本発明の一実施の形態に係る通信
装置の概略構成を示すブロック図である。カラー光学系
100は、カラー原稿をRGB成分に色分解して読取る
カラー読取部と、通常の白黒2値で読取る読取部とを有
し、読取ったRGBアナログデータをA/D変換部10
1に出力する。A/D変換部101は、前記RGBアナ
ログデータを8bit等のディジタルデータに変換す
る。多値画情報メモリ102は、A/D変換部101か
ら入力されたデータに対し、後述する色補正ガンマ補正
部、多値解像度変換部、色空間変換部が、必要に応じて
加工したデータを格納する。
【0029】色補正ガンマ補正部103は、色再現性を
向上させるためカラー光学系100に依存するデバイス
の特性を補正することによって、デバイスの「癖」を取
り、絶対色空間に近づける。多値解像度変換部104
は、カラー光学系100に依存される解像度を用途に合
わせて解像度を変更する。色空間変換部105は、カラ
ー光学系100で出力される色空間RGBに対して、用
途によりYCbCr、Lab等の色空間に変換する。
【0030】JPEG符号・復号部106は、符号化及
び復号化を行う。すなわち、多値画像メモリ102から
データを読み出して符号化し、後述する画情報メモリ、
回線制御部、及びPCi/f部と接続されているバスに
符号データを出力する。一方、画情報メモリ、回線制御
部、及びPCi/f部と接続されているバスから符号デ
ータを取り込み、多値画情報メモリ102、後述する2
値化用色補正・ガンマ補正部に接続されているバスにデ
ータを出力する。
【0031】2値化用色補正・ガンマ補正部107は、
2値データを出力するデバイスに応じて、カラーデータ
を出力先の色の特性に合わせ込む。2値化変換・誤差拡
散部108は、2値化用色補正・ガンマ補正部107か
ら出力された多値データを2値化する。2値化する場
合、用途に応じて誤差拡散処理を行う。
【0032】CMYK変換部109は、2値RGBデー
タに対して用途に応じてCMY・CMYK変換を行う。
2値画像圧縮・復号部110は、2値データを符号又は
復号する。2値画像メモリ111は、2値データのテン
ポラリーメモリ領域である。
【0033】ユーザが直接操作するボタン、スイッチ等
を備える操作パネル112、演算処理を行うCPU11
3、プログラム格納エリアであり、読取用パラメータ、
記録用パラメータ、コピー用パラメータ及び通信用パラ
メータ等の読取動作、記録動作及び通信動作に用いる各
種情報を格納するプログラムメモリ114、CPU11
3が使用するワーク・管理情報メモリ115、2値・多
値の符号化データを格納するエリアである画情報メモリ
116、プリンタを制御する記録制御部117、記録用
画情報のテンポラリーメモリである記録メモリ118、
電話回線制御部119、コンピュータに対する入出力を
行うPCi/f部120は、バスに接続されており、相
互にデータを交換する。
【0034】次に、以上のように構成された本発明の一
実施の形態に係る通信装置の動作について、図面を参照
して説明する。
【0035】図2(a)は、従来の通信装置のフレーム
構成図であり、図2(b)は、本発明の一実施の形態に
係る通信装置のフレーム構成図である。本発明の一実施
の形態に係る通信装置は、従来のNSFを拡張し、FI
Fに受信機情報を付加する構成を取る。発呼が行われ、
回線が接続し、受信機側が被呼を認識すると、受信機側
は、受信機情報を作成する。尚、受信機情報を受信機側
から送信機側へ伝達できる通信形態であれば、通信形態
は図2(b)に示すものに限られない。ここで、受信機
情報とは、受信機側で画情報を処理する際に使用する種
々の情報であって、例えば、受信機側のガンマ補正用の
パラメータ、受信機側の色補正用のパラメータ、受信機
側の記録する用紙の種類、その用紙のサイズ、又は、受
信機側で画情報を取扱う色空間等の情報がある。
【0036】図3〜図5は、受信側の受信機情報作成の
動作フロー図である。受信機情報の作成が開始されると
(ステップS300)、NSFのFIF上に付加する情
報を一時格納するエリアである受信機情報ワークを獲得
し、その内容をクリアする(ステップS301)。次
に、コードレック(要求圧縮方式)をNSFに付加する
前に一時格納するエリアをクリアする(ステップS30
2)。次に、対PC管理情報を獲得する(ステップS3
03)。
【0037】受信機がコンピュータと接続されているか
どうかをチェックし(ステップS304)、接続されて
いる場合は、FAX受信後にコンピュータにデータを転
送するかどうかを判断する(ステップS305)。転送
する場合は、コードレックにJPEGのYCbCrをセ
ットする(ステップS306)。次に、ユーザが設定し
たFAX機能情報を獲得する(ステップS307)。一
方、ステップS305で転送しない場合は、そのままス
テップS307へ進み、ユーザが設定したFAX機能情
報を獲得する。
【0038】次に、通信中以外のFAXへデータを転送
するかどうかをチェックし(ステップS308)、転送
する場合は、コードレックにJPEGのLabをセット
する(ステップS309)。次に、コードレックにJP
EGのLabがONとなっているかどうかをチェックす
る(ステップS310)。一方、ステップS308で転
送しない場合は、そのままステップS310へ進み、コ
ードレックにJPEGのLabがONとなっているかど
うかをチェックする(ステップS310)。ステップS
310においてONである場合は、コードレックのJP
EGのLab以外をクリアーする(ステップS31
1)。ONでない場合は、コードレックにJPEGのY
CbCrがONとなっているかどうかをチェックし(ス
テップS312)、コードレックのJPEGのYCbC
r以外をクリアーする(ステップS313)。
【0039】次に、受信機情報ワークの先頭にコードレ
ックをセットし(ステップS314)、受信機情報の作
成を終了する(ステップS315)。
【0040】画情報の加工形式には、lab、YCbC
r等、様々な形式が存在するが、このように、送信側に
受信側での処理に適した形式を通知することによって、
送信側では受信側での処理に適した形式で画情報を加工
して送信することが可能となるので、受信側で再生する
再の画質を向上させることができる。
【0041】一方、上記ステップS312において、コ
ードレックのJPEGのYCbCrがONでない場合
は、ステップS316の処理へ移行し、コードレックの
JBIGの2値RGBをセットする(ステップS31
6)。ここで、とりあえず2値RGBにセットするの
は、2値RGBからCMY又はCMYKへ変換するのは
比較的簡単な処理であるため、いずれにも変換可能な2
値RGBを採用して受信機側での処理の自由度を高める
ためである。
【0042】さらに、2値RGB/CMYK変換機能を
有する受信機であれば、送信側で2値RGBのカラー画
情報を送信し、受信側でこれをCMYKのデータに変換
して記録できるので、通信データ量を削減しつつ受信側
でもカラー画像の再現性を向上させることができる。次
に、プリンタが、CMY方式であるかどうかをチェック
し(ステップS317)、CMY方式でなければ、CM
YK方式であるかどうかをチェックする(ステップS3
18)。
【0043】プリンタが、CMYK方式でない場合は、
ステップS309の処理へ移行する。即ち、プリンタが
CMY方式でもCMYK方式でもなければ、多値データ
の圧縮方式として比較的汎用性のあるJPEGのLab
を採用して通信の汎用性を確保するためである。一方、
ステップS318においてCMYK方式である場合は、
RGBからCMYKに変換する機能を有するかどうかを
チェックし(ステップS319)、有する場合は、ステ
ップS324へ移行する。
【0044】また、有しない場合は、コードレックのJ
BIGの2値YMCKをセットし(ステップS32
0)、コードレックのJBIGの2値RGBをクリアー
する(ステップS321)。このようにしたのは、この
場合には、受信側はCMYK方式でなければカラー画情
報を印字できないからである。
【0045】また、ステップS317において、プリン
タがCMY方式である場合は、RGBからCMYに変換
する機能を有するかどうかをチェックし(ステップS3
22)、有しない場合は、コードレックのJBIGの2
値YMCをセットし(ステップS323)、コードレッ
クのJBIGの2値RGBをクリアーする(ステップS
321)。このようにしたのは、この場合には、受信側
はCMY方式でなければカラー画情報を印字できないか
らである。
【0046】次に、受信機情報ワークの先頭にコードレ
ックをセットし(ステップS324)、プログラムメモ
リ114から順次、記録用色補正係数を獲得し(ステッ
プS325)、受信機情報ワークに記録用色補正係数を
セットする(ステップS326)。次に、記録用ガンマ
係数を獲得し(ステップS327)、受信機情報ワーク
に記録用ガンマ係数をセットする(ステップS32
8)。次に、記録可能な用紙サイズを獲得し(ステップ
329)、受信機情報ワークに記録可能用紙サイズをセ
ットする(ステップ330)。
【0047】次に、プリンタが特殊であるかどうかをチ
ェックし(ステップS331)、特殊でなければ受信機
情報ワークの主・副走査の拡大・縮小率に100Hをセ
ットする(ステップS332)。記録紙情報をセットし
(ステップS333)、2値化情報有効バイト数をセッ
トして(ステップS334)、受信機情報作成が終了す
る(ステップS315)。
【0048】一方、ステップS331において、特殊プ
リンタである場合は、特殊プリンタ情報の主・副走査の
拡大・縮小率を獲得し(ステップS335)、受信機情
報ワークの主・副走査の拡大・縮小率をセットする(ス
テップS336)。
【0049】このようにして、着信がある毎に受信機情
報が作成される。この受信機情報は、NSFのFIF上
にセットされ、送信側へ受信機の色補正係数、ガンマ補
正係数等の記録用パラメータが通知されることになる。
送信側ではこれに基づいて画情報を加工して2値符号化
することにより、原画自身に対して受信側の記録用パラ
メータを用いて色補正、線密度変換等の加工をすること
ができるので、受信側でこのような画情報を単に復号化
して記録するだけで原画に対するカラー画像の再現性を
向上させることができ、かつ、送信側ではこれを2値符
号化処理するため、通信データ量を大幅に削減すること
ができ、通信時間の削減を図ることが可能となる。
【0050】次に、送信側において予め原稿を読取って
おいて送信を開始するメモリ送信する場合の原稿読取動
作について、図6を参照して説明する。メモリ送信にお
いては、通信を開始する前に画像の加工・圧縮を行うた
め、受信機側から受信機情報を取得する前に画像の加工
・圧縮をする必要がある。このようなメモリ送信におい
ても、受信機情報に基づいて加工・圧縮した画像を生成
できるよう以下の処理が行われる。
【0051】図6は、送信側の原稿読取動作フロー図で
ある。送信側で、読取動作が開始されると(ステップS
400)、送信原稿がカラーであるかどうかがチェック
される(ステップS402)。カラー原稿である場合
は、送信先電話番号を獲得し、受信機情報を検索する
(ステップS402)。これは、例えば、送信先電話番
号に対応させて受信機情報を格納するようにメモリ管理
されている場合に、その対応する受信機情報があるか否
かを検索する処理である。受信機情報があるかどうかを
チェックした結果(ステップS403)、受信機情報が
あった場合は、電話番号から受信機情報を獲得し(ステ
ップS404)、受信機情報に基づき画処理・圧縮を行
う(ステップS405)。
【0052】一方、ステップS403において、受信機
情報がない場合は、受信機情報として自装置のパラメー
タを使用し(ステップS406)、自装置のパラメータ
に基づいて画処理・圧縮を行う(ステップS407)。
これは、非標準信号による通信は自社機同士の通信であ
るため、送信機側の記録用パラメータと受信機側の記録
用パラメータとが一致している場合が多いので、とりあ
えず送信機側の記録用パラメータに基づいて画処理・圧
縮を行うようにしたものである。
【0053】次に圧縮済みデータは、JPEGLabで
あるかをチェックし(ステップS408)、JPEGL
abである場合は、読取動作を終了する(ステップS4
11)。一方、JPEGLabでない場合は、JPEG
Labで圧縮を行った圧縮データを別にもう1つ作成し
(ステップS409)、2つのファイルをリンクさせて
(ステップS410)、読取動作を終了する(ステップ
S411)。
【0054】これは、JPEGLabの圧縮データとJ
BIG2値の圧縮データ等との2種類の圧縮データを、
予め通信前に作成しておくことにより、実際の通信にお
いて取得した受信機情報と前記JBIG2値の圧縮デー
タ等を作成する際に用いた受信機情報とが一致すれば、
そのままJBIG2値の圧縮データ等を送信することが
できるので、実際の通信において受信機情報を取得して
から画情報の加工・圧縮の処理を開始する場合に比較し
て、受信機情報に基づいて加工・圧縮する処理時間を短
縮することができ、ひいては通信時間を削減できるから
である。また、一致しない場合であっても、もう一方の
JPEGLabの圧縮データを直ちに送信できるので、
メモリ送信としての機能を損なうのを防止できる。
【0055】このように、電話番号から受信機情報が獲
得できる場合は、通信時に取得した通信相手の記録用パ
ラメータと一致すればそのまま送信することにより、画
情報の加工時間のために通信時間が延びることを防止し
つつ、2値符号化データを送信するため、データ量を削
減することができ、かつ、通信相手の記録用パラメータ
を用いて画情報を加工しているので、受信側での再現性
の向上を図ることができる。
【0056】また、電話番号から受信機情報が獲得でき
ない場合は、非標準信号による通信は自社機同士の通信
であるため、自機の記録パラメータと通信相手の記録パ
ラメータとは一致する可能性が高く、自機の記録用パラ
メータを用いることで、画情報の加工時間のために通信
時間が延びることを防止しつつ、2値符号化データを送
信するため、データ量を削減することができ、かつ、通
信相手の記録用パラメータを用いて画情報を加工してい
るので、受信側での再現性の向上を図ることができる。
【0057】次に、送信側でメモリ送信する場合のNS
F受信後の処理動作について、図7と図8を参照して説
明する。
【0058】図7と図8は、送信側のNSF受信後の処
理動作フロー図である。送信側は、NSFを受信すると
(ステップS500)、受信機情報を受信したかどうか
をチェックする(ステップS501)。受信機情報を受
信した場合は、圧縮ファイルがカラーであるかどうかを
チェックし(ステップS502)、カラーである場合
は、受信機情報を獲得し、ワークメモリに保存する(ス
テップS503)。受信機情報にエラーがないかどうか
をチェックし(ステップS504)、RX_INFER
R=1であれば受信機情報にエラーがないということな
ので(ステップS505)、圧縮ファイルはJPEGL
abのみであるかどうかをチェックする(ステップS5
06)。
【0059】一方、ステップS505において、RX_
INFERR=1であれば受信機情報にエラーがあると
いうことなので、ステップS513へ進む。
【0060】次に、ステップS506において、圧縮フ
ァイルがJPEGLabのみである場合は、送信圧縮フ
ァイルが1種類のみ存在することになるので、JPEG
Labによる圧縮ファイルを送信するよう決定し(ステ
ップS518)、その旨を記述したNSS信号を受信機
側に送出する(ステップS515)。
【0061】一方、ステップS506において、圧縮フ
ァイルがJPEGLabのみでない場合は、2種類の送
信圧縮ファイルが存在することになるので、まず受信機
がJPEGYCbCrを要求しているかどうかをチェッ
クする(ステップS507)。
【0062】受信機がJPEGYCbCrを要求してい
れば、送信側の圧縮ファイルがJPEGYCbCrであ
るか否かをチェックし(ステップS519)、送信側の
圧縮ファイルがJPEGYCbCrであれば、送信側の
圧縮ファイルの圧縮方式と受信機側の要求とが一致する
ので、JPEGYCbCrによる圧縮ファイルを送信す
るよう決定する(ステップS520)。
【0063】また、ステップS519において、送信側
の圧縮ファイルがJPEGYCbCrでなければ、送信
側の圧縮ファイルの圧縮方式と受信機側の要求とが一致
しないので、JPEGLabによる圧縮ファイルを送信
するよう決定する(ステップS518)。
【0064】次に、送信機側に2種類の送信圧縮ファイ
ルが存在する場合であって(ステップS506)、受信
機側がJPEGYCbCrを要求していない場合は(ス
テップS507)、圧縮ファイルがJBIG2値である
かどうかをチェックする(ステップS508)。JBI
G2値である場合は、圧縮ファイルが受信機の要求する
ものと一致するかどうかをチェックし(ステップS50
9)、FILE_GO=1であるかどうかをチェックす
る(ステップS510)。FILE_GO=1であれば
両者は一致するので、圧縮ファイルを作成する際に用い
た受信機情報と今回の通信で得た受信機情報(ステップ
S501)とが一致することになる。この場合には、予
め作成したJBIG2値による圧縮ファイルを送信して
も受信側において再現性の高いカラー画像が得られるの
で、送信形式を、JBIGに決定する(ステップS51
1)。
【0065】また、上記ステップS501において、受
信機情報を受信しなかった場合は、送信機側では本発明
による画像の処理を行うことができないので、以下のよ
うに処理される。圧縮ファイルがカラーであるかどうか
をチェックし(ステップS512)、カラーである場合
は、NSFにJPEGを送信する能力があるかどうかを
チェックする(ステップS513)。JPEGを送信す
る能力がある場合は、JPEGLabによる圧縮ファイ
ルを送信するよう決定する(ステップS514)。一
方、JPEGを送信する能力がない場合は、予め圧縮し
たおいてカラーデータを送信しても、受信機側ではこれ
を再現できないので、エラー処理に移行する(ステップ
S521)。
【0066】また、上記ステップS512で、圧縮ファ
イルがカラーでない場合は、モノクロであるため、MH
/MR/MMR方式による圧縮データを送信するよう決
定する(ステップS516)。
【0067】また、上記ステップS502において、圧
縮ファイルがカラーでない場合は、モノクロであるた
め、MH/MR/MMR圧縮データに決定し(ステップ
S517)、NSSを送出する(ステップS515)。
【0068】以上のように、メモリ通信をする場合に
は、本来通信の前に画像を加工するため受信機情報に基
づいて画像を加工することはできないが、予め登録して
ある受信機情報又は自機の受信機情報を用いて画像の加
工を行うので、メモリ通信においても、受信機側でのカ
ラー画像の再現性を向上させると共に通信時間の削減を
図ることができる。
【0069】また、予め登録してある受信機情報又は自
機の受信機情報が、実際の通信で取得した受信機情報と
異なる場合であっても、JPEGLabによる圧縮ファ
イルをあわせて予め生成しておくことにより、通信時間
を遅延させることなく、メモリ通信の実効を図ることが
できる。さらに、受信機側において、受信データをコン
ピュータに転送する場合には、受信機側が送信側に対し
て、色空間がYCbCrのデータを生成するよう指示
し、送信機側ではこれに基づいて画像を加工するができ
るため、受信側では色空間の変換処理を行う必要がな
く、処理負担の軽減を図ることができると共に、受信側
が画質の劣化のないカラー画情報を得ることができる。
【0070】次に、通信手順中で受信機側から受信機情
報を取得し、これに基づいて送信機側で読取った画像の
加工を行う通信(以下、「リアルタイム通信」とい
う。)について、図9と図10とを参照して説明する。
【0071】図9と図10とは、リアルタイム通信の動
作フロー図である。送信側は、NSFを受信すると(ス
テップS600)、カラー送信が指示されているかどう
かをチェックする(ステップS601)。カラー送信が
指示されていない場合は、モノクロ通信を行うため、圧
縮方式としてMH/MR/MMRを採用する旨を決定し
(ステップS621)、これを記載したNSSを受信機
側に送出する(ステップS622)。
【0072】一方、カラー送信を指示されている場合
は、受信機情報を受信したかどうかをチェックする(ス
テップS602)。受信機情報を受信した場合は、受信
機情報を獲得し、ワークメモリに保存する(ステップS
603)。一方、受信機情報を受信しなかった場合に
は、受信機側の記録パラメータに基づいて画像を加工す
ることができないため、通常のカラー通信をすべくNS
Fをチッェクして受信機側がJPEG機能を有している
ことを確認した上で(ステップS610)、JPEGの
Lab圧縮をすることを決定し(ステップS611)、
その旨を記載したNSSを受信機側に送出する(ステッ
プS611)。
【0073】また、ステップS610において、NSF
をチェックした結果、受信機側がJPEG機能を有しな
い場合には、カラー通信はできないため、エラー処理に
移行する(ステップS620)。
【0074】次に、受信機情報のエラーをチェックし
(ステップS604)、RX_INFERR=1である
かどうかをチェックする(ステップS605)。RX_
INFERR=1である場合は、受信機情報は正常であ
るため、受信機情報の内容のチェックに入る。まず受信
機情報がJPEGのLabを要求しているかどうかをチ
ェックする(ステップS606)。受信機情報がJPE
GのLabを要求していない場合は、受信機情報がJP
EGのYCbCrを要求しているかどうかをチェックす
る(ステップS607)。受信機情報がJPEGのYC
bCrを要求している場合は、JPEGのYCbCr圧
縮に決定し(ステップS608)、NSSを送出する
(ステップS611)。
【0075】また、上記のステップS605において、
RX_INFERR=1でない場合は、受信機情報にエ
ラーがありこれを使用することはできないので、通常の
カラー通信を行うべく、ステップS610に移行する。
【0076】また、上記のステップS606において、
受信機情報がJPEGのLabを要求している場合は、
受信機側の指示に基づいた画像の加工を行うべく、JP
EGのLab圧縮に決定し(ステップS611)、NS
Sを送出する(ステップS609)。
【0077】また、上記のステップS607において、
受信機情報がJPEGのLabを要求せずかつJEPG
のYCbCrを要求していない場合は、原稿と記録可能
サイズが一致しているかどうかをチェックし(ステップ
S612)、一致している場合は、送信データサイズを
原稿サイズに決定する(ステップS613)。一致して
いない場合は、送信データサイズをA4サイズに決定す
る(ステップS614)。
【0078】次に、JPEGの2値RGBを要求してい
るかどうかをチェックし(ステップS615)、JPE
Gの2値RGBを要求している場合は、JBIG2値
(RGB)圧縮に決定し(ステップS616)、NSS
を送出する(ステップS609)。
【0079】上記のステップS615において、JPE
Gの2値RGBを要求していない場合は、JPEGの2
値CMYを要求しているかどうかをチェックする(ステ
ップS617)。JPEGの2値CMYを要求している
場合は、JBIGの2値圧縮(CMY)に決定する(ス
テップS618)。また、JPEGの2値CMYを要求
していない場合は、JBIGの2値圧縮(CMYK)に
決定する(ステップS619)。
【0080】次に、送信側において、受信機情報に基づ
いて読取った画像を加工・圧縮して送信する場合の処理
について、図11と図12とを参照して説明する。尚、
この処理は、メモリ送信及びリアルタイム送信の双方に
共通する処理であるので、ここで併せて説明する。メモ
リ送信では、実際の通信手順で受信機側から受信機情報
を取得する前にこの処理を行うことになる。即ち、図6
のステップS405及びステップS407での「受信機
情報に基づき画処理圧縮」の処理において行うことにな
る。一方、リアルタイム送信では、実際の通信手順で取
得した受信機情報に基づいてこの処理を行うことにな
る。
【0081】図11と図12とは、送信側の色補正等の
処理動作フロー図である。ダイレクト送信では実際の通
信で取得した受信機情報に基づいて画像の処理を行う。
これに対して、上述したメモリ送信では自機が保有して
いる受信機情報に基づいて画像の処理を行う(ステップ
S700)。その際、まず受信機情報にエラーがないか
どうかをチェックする(ステップS701)。RX_I
NFERR=1でなければエラーがあるということなの
で(ステップS702)、受信機情報は使用することが
できず、画像をJPEGのLabにて圧縮する(ステッ
プS711)。
【0082】一方、RX_INFERR=1であればエ
ラーがないということなので(ステップS702)、読
取原稿をガンマ補正するガンマ補正係数を受信機情報か
らLOADする(ステップS703)。そして、読取っ
た原稿データに対してガンマ補正を行う(ステップS7
04)。次に、色補正係数をLOADし(ステップS7
05)、色補正を行う(ステップS706)。次に、受
信側に要求された圧縮方式がJPEGのLabであるか
どうかがチェックされ(ステップS707)、要求圧縮
方式がJPEGのLabでない場合は、要求圧縮方式が
JPEGのYCbCrであるかどうかをチェックする
(ステップS708)。要求圧縮方式がJPEGのLa
bである場合は、JPEGのYCbCrとして(ステッ
プS709)、終了する(ステップS710)。
【0083】また、上記のステップS708において、
要求圧縮方式がJPEGのYCbCrでない場合は、2
値による処理に移行する。まず解像度変換を行う(ステ
ップS712)。次に、受信機情報からガンマ補正係数
をLOADし(ステップS713)、2値化用のガンマ
補正を行う(ステップS714)。次に、受信機情報か
ら色補正係数をLOADし(ステップS715)、色補
正を行う(ステップS716)。次に、2値化誤差拡散
処理を行い(ステップS717)、受信機情報がJBI
Gの2値RGBを要求しているかどうかをチェックする
(ステップS718)。受信機情報の要求がJBIGの
2値RGBである場合は、RGBのデータに対してJB
IGの2値圧縮を行い(ステップS719)、終了する
(ステップS710)。
【0084】また、上記ステップS718において、受
信機情報の要求がJBIGの2値RGBでない場合は、
受信機情報の要求がJBIGの2値CMYであるかどう
かをチェックする(ステップS720)。受信機情報が
JBIGの2値CMYである場合は、RGB・CMY変
換を行い(ステップS721)、変換後のCMYのデー
タに対してJBIGの2値圧縮を行い(ステップS71
9)、終了する(ステップS710)。受信機情報がJ
BIGの2値CMYでない場合は、RGB・CMYK変
換を行い(ステップS722)、変換後のCMYKのデ
ータに対してJBIGの2値圧縮を行い(ステップS7
19)、終了する(ステップS710)。
【0085】このように、送信機側において、受信側の
記録用パラメータを得て、これに基づいて画情報を加工
することにより、原画に対して受信側の記録用パラメー
タで色補正、線密度変換等の加工を施すので、受信側に
おいて単に受信した画像を復号化して記録するだけで原
画に対する再現性の高いカラー画像を得ることができ
る。
【0086】また、直接原画に対して受信側の記録用パ
ラメータで加工を施すので、受信機側で受信データに新
たな処理を施す必要がなく、そのため、多値符号化デー
タによってより多くのデータを受信機側に渡す必要がな
くなるので、送信機側で2値符号化処理を施しても、受
信機側で再現性に影響を与えることはない。
【0087】さらに、送信機側でにおいて、原画に対し
て受信側の記録用パラメータで加工を施したデータを2
値符号化することによって、多値符号化データを送信す
る場合に比較して通信データ量を大幅に削減することが
でき、通信時間の削減と、メモリ使用量の削減を図るこ
とが可能となる。
【0088】さらに、受信側でコンピュータに受信デー
タを転送する場合には、送信側において、色空間がYC
bCrのデータを生成するので、受信側では色空間の変
換処理を行う必要がなく、処理負担を軽減することがで
き、かつ、転送先においても画質の劣化のないカラー画
情報を得ることができる。
【0089】さらに、送信機においてRGB/CMY変
換機能を備えることによって、送信側の記録手段がCM
YKによりカラー記録を行う場合であっても、送信機に
おいてCMYデータを生成することができるので、受信
機からの受信機情報がCMYによるカラーデータを要求
している場合は、送信機側においてCMYデータを生成
し送信することができ、画像品質の劣化を回避すると共
に、CMYKのうち「K」の分だけデータ量を削減する
ことができ、その分通信時間を短縮できる。
【0090】次に、送信側のファイル管理について、図
13を参照して説明する。図13は、カラー通信が正常
に終了した後の送信側のファイル管理フロー図である。
送信側は、カラー通信が正常に終了すると(ステップS
800)、受信器情報ワークメモリを獲得する(ステッ
プS801)。
【0091】次に、圧縮時にJPEGのLabのみであ
るかどうかをチェックし(ステップS802)、圧縮時
にJPEGのLabのみでない場合は、2つのファイル
を消去する(ステップS803)。一方、圧縮時にJP
EGのLabのみの場合は、JPEGのLabのファイ
ルを消去する(ステップS808)。次に、受信機情報
のエラーチェックをして(ステップS804)、RX_
INFERR=1であるかどうかをチェックする(ステ
ップS805)。RX_INFERR=1である場合
は、受信機情報にエラーがないので、受信機情報を電話
番号と関連させて格納して(ステップS806)、終了
する(ステップS807)。これにより、次回以降のメ
モリ送信においてこの受信機情報を利用して画像を加工
できる。一方、エラーチェックの結果、RX_INFE
RR=1でない場合は、受信機情報にエラーが存在する
ので、受信機情報は保存しない(ステップS807)。
【0092】このように、送信側は、一度通信した相手
の情報を受信機情報として記録しておき、再度同じ相手
と通信する場合は、この記録した受信機情報を読み出し
て、受信側に即した形式のファイルで送信することがで
きるため、通信の前の段階で画像を加工するメモリ通信
においても、受信機情報に基づく処理が可能となる。
【0093】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、非標準信号を用いて受信機の記録用パラメー
タを送信側に通知し、送信側ではこれに基づいて画情報
を加工して2値符号化することにより、原画自身に対し
て受信側の記録用パラメータを用いて色補正、線密度変
換等の加工を施し、受信側でこのような画情報を受信す
れば原画に対する再現性を向上させることができる。か
つ、受信機側では受信データに新たに加工を施す必要が
ないので、多値データを送信してより多くのデータを受
信機側に渡す必要がなく、そのため、送信機側で前記加
工を施したデータに2値符号化処理しても受信機側の再
現性に影響を与えることはなく、これにより、通信のデ
ータ量を大幅に削減することができ、通信時間の短縮を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る通信装置の概略構
成を示すブロック図
【図2】(a) 従来の通信装置のフレーム構成図 (b) 本発明の一実施の形態に係る通信装置のフレー
ム構成図
【図3】上記一実施の形態に係る通信装置における受信
側の受信機情報作成の動作フロー図
【図4】上記一実施の形態に係る通信装置における受信
側の受信機情報作成の動作フロー図
【図5】上記一実施の形態に係る通信装置における受信
側の受信機情報作成の動作フロー図
【図6】上記一実施の形態に係る通信装置における送信
側の原稿読取動作フロー図
【図7】上記一実施の形態に係る通信装置における送信
側のNSF受信後の処理動作フロー図
【図8】上記一実施の形態に係る通信装置における送信
側のNSF受信後の処理動作フロー図
【図9】上記一実施の形態に係る通信装置におけるリア
ルタイム通信の動作フロー図
【図10】上記一実施の形態に係る通信装置におけるリ
アルタイム通信の動作フロー図
【図11】上記一実施の形態に係る通信装置における送
信側の色補正等の処理動作フロー図
【図12】上記一実施の形態に係る通信装置における送
信側の色補正等の処理動作フロー図
【図13】上記一実施の形態に係る通信装置におけるカ
ラー通信が正常に終了した後の送信側のファイル管理フ
ロー図
【符号の説明】
100 カラー光学系 101 A/D変換部 102 多値画情報メモリ 103 色補正・ガンマ補正部 104 多値解像度変換部 105 色空間変換部 106 JPEG符号・復号部 107 2値化用色補正・ガンマ補正部 108 2値化変換・誤差拡散部 109 CMYK変換部 110 2値画像圧縮・復号部 111 2値画像メモリ 112 操作パネル 113 CPU 114 プログラムメモリ 115 ワーク・管理情報メモリ 116 画情報メモリ 117 記録制御部 118 記録用メモリ 119 回線制御部 120 PCi/f部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C075 CA01 CA04 CA14 CD04 CD07 FF03 FF90 GG09 5C077 LL19 MP06 MP08 PP15 PP20 PP32 PP33 PP36 PQ12 PQ22 RR07 RR21 SS02 5C079 HA02 HB03 HB08 HB12 LA12 LA26 LA33 LA37 LB11 MA01 MA11 NA01 NA11 PA01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録用パラメータ及び通信用パラメータ
    を格納するメモリと、記録の際に前記記録用パラメータ
    に基づき画処理を行う画処理手段と、通信の際に前記メ
    モリから前記通信用パラメータを取り出して非標準信号
    内にセットすると共に、前記メモリから前記記録用パラ
    メータを取り出して非標準信号内にセットして非標準信
    号を生成する手段とを備えることを特徴とする通信装
    置。
  2. 【請求項2】 送信側に対して画情報の加工形式を指示
    する画情報加工形式指示情報を格納するメモリと、着信
    があった場合に所定の非標準信号に前記メモリから着信
    の際における前記画情報加工形式指示情報を読み出して
    非標準信号を生成して前記送信側に送信する手段とを備
    えることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 【請求項3】 前記受信側が受信した画情報をコンピュ
    ータに転送する場合は、YCbCrの色空間により画情
    報を加工する旨の指示を画情報加工形式指示情報に付加
    して送信することを特徴とする請求項2記載の通信装
    置。
  4. 【請求項4】 前記受信側が受信した画情報をコンピュ
    ータ及びファクシミリ装置に転送する場合は、Labの
    色空間により画情報を加工する旨の指示を画情報加工形
    式指示情報に付加して送信することを特徴とする請求項
    2記載の通信装置。
  5. 【請求項5】 前記受信側から受信した非標準信号を解
    析する手段と、前記非標準信号に前記受信側の記録用パ
    ラメータが付加されている場合はこのパラメータに基づ
    いて画情報を加工し、2値化符号化処理を施す一方、前
    記非標準信号に前記受信側の記録用パラメータが付加さ
    れていない場合は画情報に多値化符号化処理を施す手段
    とを備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のい
    ずれかに記載の通信装置。
  6. 【請求項6】 前記送信側は、前記受信側からYCbC
    rの色空間により画像データを加工する旨の通知を受け
    た場合は、YCbCrの色空間により画像データの加工
    を行う手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求
    項5のいずれかに記載の通信装置。
  7. 【請求項7】 前記送信側は、CMYKによりカラー印
    字する記録手段と、前記受信側からCMYによりカラー
    印字する旨の通知を受けた場合は、光学系から入力した
    RGBデータをCMYデータに変換する加工を行う手段
    とを備えることを特徴とする請求項1乃至請求項6のい
    ずれかに記載の通信装置。
  8. 【請求項8】 前記送信側は、予め登録されたパラメー
    タに基づいて送信画像データに加工及び2値化処理を施
    して第1のファイルを作成する第1ファイル作成手段
    と、送信画像データに多値化符号化処理を施して第2の
    ファイルを作成する第2ファイル作成手段と、前記受信
    側から通知されたパラメータと前記登録されたパラメー
    タとが一致するかどうかを判断する判断手段とを備え、
    前記判断の結果、前記受信側から通知されたパラメータ
    と前記登録されたパラメータとが一致する場合は、第1
    のファイルを前記受信側に送信し、一方、一致しない場
    合は、第2のファイルを前記受信側に送信することを特
    徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の通信
    装置。
  9. 【請求項9】 前記第1ファイル作成手段は、自機の記
    録部のパラメータを用いて第1のファイルを作成するこ
    とを特徴とする請求項8記載の通信装置。
  10. 【請求項10】 画像データ受信側が、受信した画像デ
    ータを記録する記録部のパラメータを送信側に通知し、
    送信側は、前記パラメータに基づいて送信画像データを
    加工し、加工した送信画像データを前記受信側に送信
    し、前記受信側は、受信した画像データを前記記録部の
    パラメータに基づいて再現することを特徴とする画像デ
    ータ送受信方法。
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