JP2000059169A - 圧電振動子アレイ及びその製造方法 - Google Patents

圧電振動子アレイ及びその製造方法

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JP2000059169A
JP2000059169A JP10228443A JP22844398A JP2000059169A JP 2000059169 A JP2000059169 A JP 2000059169A JP 10228443 A JP10228443 A JP 10228443A JP 22844398 A JP22844398 A JP 22844398A JP 2000059169 A JP2000059169 A JP 2000059169A
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piezoelectric vibrator
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piezoelectric vibrators
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English (en)
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Shigeru Hirasawa
茂 平沢
Kazuhiko Shimodaira
和彦 下平
Hideaki Kato
秀明 加藤
Mari Ogiwara
真理 荻原
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板等を高密度化して省スペース及び低コス
トを実現することができる圧電振動素子が内蔵された圧
電振動子を複数配列した圧電振動子アレイ及びその製造
方法を提供すること。 【解決手段】 複数の圧電振動子110、120を、長
手方向の軸線が互いに並行となるように、かつ、長手方
向の向きが逆になるように並列配列して、インナーリー
ド130,140に電気的に接続した状態でモールド封
止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電振動素子が内
蔵された圧電振動子を複数配列した圧電振動子アレイ及
びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、圧電振動素子を気密に封止した
圧電振動子は、ベースとキャップとの封止の方式の違い
により圧入封止形、溶接封止形、あるいはガラスやろう
材などを介して融着接合したもの等が公知である。
【0003】特に、圧入封止形の圧電振動子は、圧電振
動素子をマウントしたベースとキャップとを組合わせて
圧入するだけで容器内部の気密性が保持できるため、封
止が簡便であり、また圧電振動素子をマウントしたベー
スとキャップとを治具の上下にマトリクス状に複数セッ
トしてプレスすることによって一度に多数個封止できる
ため、加工時間が短時間となって量産性が非常に高くな
り、生産コストが安価となる。しかも、例えば絞り加工
によって作られる主に金属製のキャップやベースは、部
品コストが安価である。このように圧入封止形の圧電振
動子は、複数の長所を有しているため、現在広く用いら
れている。
【0004】図27は、従来の圧電振動子の一例を示す
斜視図である。
【0005】この圧電振動子10は、平板状の圧電振動
素子11と、この圧電振動素子を収納するケース16等
とから構成され、ケース16は、圧電振動素子11をリ
ード12を介して保持するベース14と、このベース1
4に被せて圧電振動素子11を気密に封止する円筒状の
キャップ15とから成っている。
【0006】このような構成の圧電振動子10を基板に
実装する工程は、ケース16が円筒状であるため、主と
して人手により個々にケース16を把持してリード12
を基板に設けられている孔に差し込み固定することによ
り行われている。従って、手作業であるため実装工数を
要し、実装作業スペースを必要とするので高密度実装に
は不向きである。また、線状のリード12があるため表
面実装に適さない。さらに、ケース16が円筒状である
ことから、実装の際、圧電振動子10が基板から脱落し
ないようにするため、接着剤等でケース16を基板に固
定する必要がある。そして、ベース14の一端から延び
るリード12のみで圧電振動子10が基板に固定されて
いることから、実装後においても、圧電振動子10が基
板上で不安定にならないようにするため、接着剤や半田
等でケース16を基板に固定する必要がある。また、キ
ャップ15が円筒状であるため、キャップ15の表面に
刻印やマーキング等が付け難いので、一見しただけでは
圧電振動子10の種類を識別することができず、圧電振
動子10の部品管理が煩雑になる。
【0007】そこで、図28に示すような圧電振動子2
0が開発されている。
【0008】この圧電振動子20は、上述した構成の1
個の圧電振動子10が、周囲が角柱状のモールドに形成
された穴に挿入保持されており、このモールド部21の
一側面の一端側の角部にリード12が折り返されて固定
され、他端側の角部にダミーリード22が設けられた構
成となっている。更に、図示しないが、1個の圧電振動
子10をモールド封止した圧電振動子も開発されてい
る。
【0009】このような構成の圧電振動子20を基板に
実装する工程は、モールド部21が角柱状であるため、
主として機械ハンドにより個々にモールド部21を把持
してリード12及びダミーリード22を基板に設けられ
ているプリント配線等に接触させ固定することにより行
われている。従って、機械作業であるため実装工数を低
減させることができる。また、リード12が角柱状のモ
ールド部21に固定されているため表面実装に適してい
る。さらに、モールド部21が角柱状であるため、実装
の際に圧電振動子20が基板から脱落することを防止す
ることができる。そして、モールド部21が角柱状であ
って、リード12及びダミーリード22で圧電振動子2
0が基板に固定されているため、実装後において圧電振
動子20が基板上で不安定になるようなこともない。ま
た、モールド部21が角柱状であるため、モールド部2
1の表面に刻印やマーキング等が付け易いので、一見し
ただけで圧電振動子20の種類を識別することができ、
圧電振動子20の部品管理が容易となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】近年、電子機器の軽薄
短小化や低コスト化が求められているが、その要求を満
たすために特にコンピュータのマザーボードを高密度化
して省スペースのみならず低コストを実現しようとする
ことが盛んに行われている。図29は、マザーボードの
一例を示す図であり、このマザーボード50には、圧電
振動子55を必要とするCPU51,メモリ52,チッ
プセット53等の電子部品が搭載されているので、図に
示す従来の表面実装型の圧電振動子20を用いることに
より、自動実装及び表面実装が可能となり、実装コスト
を低減させることができる。ところが、従来の表面実装
型の圧電振動子20は図27に示す単体の圧電振動子1
0と比べてモールド部21の部分だけ大きくなっている
と共に機械ハンドのための作業スペースも必要になるの
で、高密度化には限界があり、実質省スペースにはなら
ない。さらに、従来のモールドを用いた表面実装型の圧
電振動子は1つの圧電振動子を保持あるいはモールド封
止しているだけであると共に、マザーボード50に安定
的に固定するためのダミーリード22が必要であるの
で、1つの単体の圧電振動子10と比べて加工や材料の
大幅なコストアップとなる。さらに、この例では2種の
圧電振動子(例えばクロックジェネレータ54には1
4.31818MHzの振動子、チップセット53には
14.31818MHzの振動子と通称32KHzの振
動子)55が必要であるため、各電子部品53、54近
傍に圧電振動子55をそれぞれ配置する必要があり、実
質省スペースにはならず、また各圧電振動子55の部品
管理が煩雑となる。さらに、各圧電振動子55個々に専
用リールが必要であるため、これらのコストも加算され
てコストアップになる。本発明の目的は、上記課題を解
消して、基板等を高密度化して省スペース及び低コスト
を実現することができる圧電振動素子が内蔵された圧電
振動子を複数配列した圧電振動子アレイ及びその製造方
法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
の圧電振動子が配列された圧電振動子アレイであり、複
数の前記圧電振動子がモールド封止されていることを特
徴とする圧電振動子アレイである。
【0012】この請求項1の発明では、圧電振動子を複
数並べてモールド樹脂により一体化した構成となってお
り、同数の圧電振動子を個々に配置するよりも省スペー
ス化が図れ、取り扱いも容易となる。
【0013】請求項2の発明は、請求項1記載の構成に
おいて、前記圧電振動子が、圧電振動素子と、前記圧電
振動素子がマウントされる少なくとも2本のリードを有
するベースと、一端が開放され、他端が閉塞されてお
り、内部に前記圧電振動素子が収納されて前記開放端に
前記ベースが固定される筒状のキャップとを備え、前記
圧電振動素子が気密に封止されている圧電振動子アレイ
である。
【0014】この請求項2の発明では、圧電振動子とし
て例えば水晶振動子を複数並べてモールド樹脂により一
体化した圧電振動子アレイを構成することができる。
【0015】請求項3の発明は、請求項2記載の構成に
おいて、前記キャップの軸方向に対する直角方向の断面
形状が、円形、長円形もしくは略楕円形である圧電振動
子アレイである。
【0016】この請求項3の発明では、圧電振動子とし
て広く用いられている断面形状が円形、長円形もしくは
略楕円形の例えば水晶振動子を複数並べてモールド樹脂
により一体化した圧電振動子アレイを構成することがで
き、汎用性を高めることができる。
【0017】請求項4の発明は、請求項2に記載の構成
において、前記キャップの軸方向に対する直角方向の断
面形状が、円形もしくは略楕円形であり、このキャップ
に前記ベースを圧入することにより前記圧電振動素子が
気密に封止されている圧電振動子アレイである。
【0018】この請求項4の発明では、圧電振動子とし
て最も広く用いられている断面形状が円形もしくは略楕
円形であって圧入封止型の例えば水晶振動子を複数並べ
てモールド樹脂により一体化した圧電振動子アレイを構
成することができ、汎用性をさらに高めることができ
る。
【0019】請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれ
かに記載の構成において、隣り合う前記圧電振動子は、
長手方向の軸線が互いに略平行となるように配列されて
いる圧電振動子アレイである。
【0020】この請求項5の発明では、複数の圧電振動
子の並びが並列に構成されており、一体化したときにコ
ンパクトとなる。
【0021】請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれ
かに記載の構成において、隣り合う前記圧電振動子は、
長手方向の向きが互いに逆向きとなるように配列されて
いる圧電振動子アレイである。
【0022】この請求項6の発明では、隣接する圧電振
動子のリードがそれぞれ逆方向に延びるように構成され
ており、相互に干渉することなく容易に配線することが
できる。
【0023】請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれ
かに記載の構成において、隣り合う前記圧電振動子は、
固定手段により前記キャップ部分で互いに固定されてい
る圧電振動子アレイである。
【0024】この請求項7の発明では、モールド封止前
に複数の圧電振動子が一体化された構成となっており、
取り扱いが容易となる。
【0025】請求項8の発明は、請求項7に記載の構成
において、前記固定手段が導電性接着剤、ロウ材又は半
田であり、前記キャップの少なくとも1つが接地可能な
外部導出リードに接触もしくは接続されている圧電振動
子アレイである。
【0026】この請求項8の発明では、導電接着剤によ
りモールド封止前の複数の圧電振動子の一体化が成され
ており、複雑な製造設備が不要となる。また、複数の圧
電振動子のアースが導電性接着剤と各キャップを介して
まとめて取ることができ、複数の圧電振動子個々にアー
スを取る必要がなくなる。また、ロウ材によりモールド
封止前の複数の圧電振動子の一体化が成されており、強
固に固定されているので取り扱いが容易となる。さら
に、複数の圧電振動子のアースがロウ材と各キャップを
介してまとめて取ることができ、複数の圧電振動子個々
にアースを取る必要がなくなる。また、半田によりモー
ルド封止前の複数の圧電振動子の一体化が成されてお
り、複雑な製造設備が不要となる。さらに、複数の圧電
振動子のアースが半田と各キャップを介してまとめて取
ることができ、複数の圧電振動子個々にアースを取る必
要がなくなる。
【0027】請求項9の発明は、請求項7に記載の構成
において、前記固定手段が、前記圧電振動子を収納保持
するための穴及び接地可能なリードが設けられている係
止板である圧電振動子アレイである。
【0028】この請求項9の発明では、係止板に複数の
圧電振動子を収納することによりモールド封止前の複数
の圧電振動子の一体化が成されており、さらに取り扱い
が容易となる。さらに、複数の圧電振動子のアースが各
キャップと係止板を介してまとめて取ることができ、複
数の圧電振動子個々にアースを取る必要がなくなる。請
求項10の発明は、請求項9に記載の構成において、前
記穴内に収納保持されている前記圧電振動子が、接着
剤、ロウ材、半田又は溶接により前記係止板に固定され
ている圧電振動子アレイである。
【0029】この請求項10の発明では、接着剤と係止
板によりモールド封止前の複数の圧電振動子の一体化が
成されており、複雑な製造設備が不要であると共に、強
固に固定されているので取り扱いが容易となる。また、
ロウ材と係止板によりモールド封止前の複数の圧電振動
子の一体化が成されており、さらに強固に固定されてい
るので取り扱いが一層容易となる。また、半田と係止板
によりモールド封止前の複数の圧電振動子の一体化が成
されており、複雑な製造設備が不要であると共に、強固
に固定されているので取り扱いが容易となる。また、溶
接により係止板とモールド封止前の複数の圧電振動子の
一体化が成されており、さらに強固に固定されているの
で取り扱いが一層容易となる。
【0030】請求項11の発明は、請求項9に記載の構
成において、前記穴内に収納保持されている前記圧電振
動子が、前記係止板に立設されている係止腕によりバネ
固定されている圧電振動子アレイである。
【0031】この請求項11の発明では、係止板に立設
されている係止腕に嵌め込むことによりモールド封止前
の複数の圧電振動子の一体化が成されており、複雑な製
造設備が不要となる。
【0032】請求項12の発明は、請求項1〜11のい
ずれかに記載の構成において、複数の前記圧電振動子と
共にチップ部品もモールド封止され、かつ前記圧電振動
子のリードが前記チップ部品の搭載用リードに電気的に
接続されている圧電振動子アレイである。
【0033】この請求項12の発明では、圧電振動子と
関連するチップ部品も一体化された構成となっており、
例えばコンピュータ等のように複数種類の水晶振動子や
チップ部品を使用する電子機器の大幅な小型化を図るこ
とができる。
【0034】請求項13の発明は、請求項12に記載の
構成において、前記チップ部品が、少なくともチップコ
ンデンサ、チップ可変容量コンデンサ又はチップ可変容
量ダイオードである圧電振動子アレイである。
【0035】この請求項13の発明では、チップコンデ
ンサが圧電振動子と一体化された構成となっており、チ
ップコンデンサと圧電振動子の整合性を後で取る必要が
なくなる。また、チップ可変容量コンデンサが圧電振動
子と一体化された構成となっており、圧電振動子アレイ
を回路基板に実装後、容量を微調整することが可能であ
る。また、チップ可変容量ダイオードが圧電振動子と一
体化された構成となっており、圧電振動子アレイを回路
基板に実装後、チップ可変容量ダイオードに印加する電
圧を調整することにより、容量を微調整することが可能
である。
【0036】請求項14の発明は、複数の圧電振動子が
配列された圧電振動子アレイの製造方法であり、隣り合
う前記圧電振動子を長手方向の軸線が互いに略平行とな
るように、かつ長手方向の向きが互いに逆向きとなるよ
うに配列し、隣り合う前記圧電振動子を固定手段により
互いに固定し、複数の前記圧電振動子をモールド封止す
ることを特徴とする圧電振動子アレイの製造方法であ
る。
【0037】この請求項14の発明では、圧電振動子を
複数並列に、かつ隣接する圧電振動子のリードがそれぞ
れ逆方向に延びるように並べて一旦一体化し、その後に
モールド樹脂によりさらに一体化しており、製造が容易
で製造設備も簡易となる。
【0038】請求項15の発明は、請求項14に記載の
構成において、複数の前記圧電振動子のリードをチップ
部品の搭載用リードに電気的に接続し、複数の前記圧電
振動子と共に前記チップ部品もモールド封止する圧電振
動子アレイの製造方法である。
【0039】この請求項15の発明では、チップ部品も
モールド封止しており、例えば発振回路等の製造コスト
を低減することができる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面に基づいて説明する。
【0041】図1は、本発明の圧電振動子アレイの実施
形態を示す斜視図であり、図2(A)は、図1のA−A
矢視図、同図(B)は、そのB−B矢視図、同図(C)
は、そのC−C矢視図である。
【0042】この圧電振動子アレイ100は、発振周波
数の異なる複数(図では便宜上2個とする)の円筒状の
圧電振動子(例えば14.31818MHzの振動子と
32KHz音叉型水晶振動子)110、120が、図示
矢印aで示す長手方向の軸線が互いに略平行となるよう
に、かつ長手方向の向きが互いに逆向き、即ち各圧電振
動子110、120の一端から延びる2本のリード11
2、122が交互となるように配列されて互いに固定さ
れ、各リード112、122が、長手方向と直交する方
向に配設された2本のインナーリード130、140に
それぞれ電気的に接続された状態で角柱状にモールド封
止された構成となっている。そして、各インナーリード
130、140の両端は、角柱状のモールド部150の
側面から突き出され、モールド部150の側面から底面
にかけて折り曲げられて端子131、141として形成
されている。尚、2本のリード112、122間が短絡
しないように、各インナーリード130、140は2本
のリード112、122間で分断されている。
【0043】このように、種類の異なる圧電振動子11
0、120が一体化されているので、図28に示す従来
の個々にモールドにより保持あるいは封止されている圧
電振動子20と比べ、取り扱いや管理が容易になると共
に、省スペース化が図れ、また平坦部が増加するので基
板への搭載安定性が高まると共に、刻印やマーキングが
容易となる。
【0044】また、圧電振動子110、120が長手方
向の軸線が互いに略平行となるように、かつ長手方向の
向きが互いに逆向きとなるように配列されているので、
隣り合うリード112、122が互いに十分離れてお
り、インナーリード130、140にそれぞれ電気的に
接続する際の作業を容易に行うことができる。さらに、
隣り合う圧電振動素子のマウント部、即ちリード11
2、122との接続部分が互いに十分離れており、機械
的にも電気的にも相互の干渉のおそれがない。
【0045】また、各リード112、122が、長手方
向と直交する方向に配設された2本のインナーリード1
30、140にそれぞれ電気的に接続されているので、
従来ダミーリードとされていたインナーリードを有効活
用することができる。さらに、異なる周波数が乗るイン
ナーリード130、140を離して配置することができ
る。
【0046】この圧電振動子アレイ100に用いられる
圧電振動子110、120としては、圧入封止形、レー
ザー溶接や電子ビーム溶接や抵抗溶接(シーム溶接)に
よる溶接封止形、あるいはガラスやロウ材などを介して
融着接合する融着封止型等のものが使用可能である。ま
た、圧電振動子110、120の断面形状は、円形、略
楕円形、長円形等のものが使用可能である。以下に圧電
振動子アレイ100に用いられる代表的な圧電振動子1
10、120の構成について説明する。
【0047】図3(A)は、圧入封止形の圧電振動子の
一例を示す断面側面図、同図(B)は、その底面図であ
る。この圧電振動子60のケース66を構成するベース
64の金属外環63には、一対のリード62が例えばガ
ラスなどの絶縁材を介して気密性を保って貫通保持され
ている。そして、一対のリード62のインナーリード6
2aには、圧電振動素子61が例えば半田、あるいは導
電性接着剤などによりマウントされており、圧電振動素
子61の表面に設けられた図示しない電極と一対のリー
ド62とが機械的に固定され、かつ電気的に接続されて
いる。また、ケース66を構成するキャップ65には、
例えばNiで成る金属層67がメッキ形成されている。
さらに、ベース64の金属外環63の外周面あるいはキ
ャップ65の内周面(この例ではベース64の金属外環
63の外周面)には、例えば半田で成る軟金属層68が
メッキ形成されている。ベース64の金属外環63とリ
ード62の材料としては、例えば主な組成が鉄(F
e)、ニッケル(Ni)、コバルト(Co)で成る合金
であるコバールが用いられる。金属外環63とリード6
2との間の気密を保つガラスの材料としては、熱膨張係
数が約4×10-6〜6×10-6/°Cとコバールに近い
例えばコバールガラスが用いられる。キャップ65の材
料としては、例えば主な組成が銅(Cu)、ニッケル
(Ni)、亜鉛(Zn)で成る合金である洋白が用いら
れる。
【0048】このような構成において、組立て前のキャ
ップ65の内周形状は、ベース64の外周形状より若干
小さく形成されており、キャップ65の内周とベース6
4の外周とのギャップ分が所謂圧入代となっている。そ
して、ベース64にキャップ65を押し込むと、圧入代
の分だけキャップ65が外側に押し広げられるので、ベ
ース64はキャップ65のバネ性による内側方向に働く
応力により締め付けられる。そして、この締め付け応力
により、軟金属層68は潰されてベース64とキャップ
65との間の微細な隙間を埋めるので、ベース64とキ
ャップ65との間が密封され、圧電振動素子61が気密
に封止される。
【0049】この圧電振動子60のケース66は円筒で
あるため、加工が容易であり、またモールド封止する際
の受止圧に対するケース変形が少ないので圧電振動素子
61とケース66との接触のおそれがない。
【0050】図4(A)は、圧入封止形の圧電振動子の
一例を示す側面図、同図(B)は、その底面図である。
この圧電振動子70のケース76は、断面が略楕円形の
圧入封止形ケースであり、断面が略楕円形のベース74
と断面が略楕円形のキャップ75の封止部には所定の圧
入代が設けられ、ベース74にリード72を介して圧電
振動素子71を保持させ、ベース74をキャップ75に
圧入して封止するものである。尚、この形状の圧電振動
子70には、溶接封止形のものもある。
【0051】この圧電振動子70のケース76は略楕円
筒であるため、加工が容易であり、またモールド封止す
る際の樹脂圧に対するケース変形が少ないので圧電振動
素子71とケース76との接触のおそれがない。
【0052】図5(A)は、溶接封止形の圧電振動子の
一例を示す側面図、同図(B)は、その底面図である。
この圧電振動子80のケース86は、断面が長円形の溶
接封止形ケースであり、断面が長円形のベース84にリ
ード82を介して圧電振動素子81を保持させ、ベース
84の金属外環部と断面が長円形のキャップ85の開口
部側先端近傍とを例えばレーザー溶接や電子ビーム溶接
や抵抗溶接(シーム溶接)等により溶接して封止するも
のである。
【0053】この圧電振動子80のケース86の平坦部
分と圧電振動素子81の平面部分を概ね平行とし両者の
間隙を常に等間隔で保持することにより、圧電振動素子
81とケース86との接触のおそれがなく、ケース86
の断面形状を断面方向で最も小さくすることができる。
【0054】上述した各圧電振動子60〜80の金属製
の筒状のキャップ65〜85は深絞り加工により形成さ
れるため、平らな部分を形成し難い。また、キャップ8
5とベース84とを溶接する場合には、キャップ85の
開放端とベース84に鍔が必要となる。従って、このよ
うな圧電振動子60〜80を基板に実装するためには安
定保持する必要がある。この発明の圧電振動子アレイ1
00によれば、キャップやベースの鍔の有無に関係な
く、また、平らな部分の形成易さにも関係なくモールド
部150の平坦部が広いため容易に安定保持することが
できる。
【0055】尚、上述した各圧電振動子60〜80は、
リード62〜82が片端から延びた構成のものである
が、リードが両端から延びた構成の圧電振動子であって
も本発明の圧電振動子アレイに使用可能である。また、
ガラス封止形の圧電振動子の場合はそのガラスケースに
達する穴を明け、基板実装後にレーザビームを用いて周
波数調整を行うことができる。ガラスケースは脆いの
で、このような取り扱いは好適である。また、穴はガラ
ス封止形の圧電振動子を型内で保持するために明けるの
で、余分な工数は発生しない。
【0056】図1で説明したように、圧電振動子アレイ
100の圧電振動子110、120は互いに固定されて
おり、その固定手段としては例えば接着剤、ロウ材、半
田、あるいは係止板等が使用される。これらについて以
下に説明する。
【0057】図6は、圧電振動子110、120の固定
手段として接着剤、ロウ材、半田を使用する場合の固定
用治具の一例を示す斜視図である。
【0058】この固定用治具200は、平板201の表
面に図1に示す圧電振動子110、120のキャップ1
15、125をそれぞれ収納するための複数(図では便
宜上2個のみ示す)の略半円筒形状の凹部202が形成
された構成となっている。
【0059】凹部202は、図7に示すように、圧電振
動子110、120のキャップ115、125を長手方
向にそれぞれ載置したときに、圧電振動子110、12
0のリード112、122より下部が収納されるよう
に、かつ図1に示す圧電振動子110、120の配列と
なるように形成されている。即ち、凹部202は、外形
が圧電振動子110、120のキャップ115、125
の長手方向の外形より若干大きくなるように、また深さ
が圧電振動子110、120のキャップ115、125
の厚み方向におけるリード112、122より下部の寸
法と略同一となるようにして、収納された圧電振動子1
10、120のキャップ115、125間に図1に示す
間隙ができるように並列して形成されている。
【0060】このような構成の固定用治具200を用い
て圧電振動子110、120を互いに固定する場合は、
図7に示すように、各圧電振動子110、120のキャ
ップ115、125を各凹部202に長手方向の向きが
互いに逆向き、即ち各圧電振動子110、120の一端
から延びる2本のリード112、122が交互となるよ
うに置き、各圧電振動子110、120のキャップ11
5、125の例えば中央部間を接着剤、ロウ材あるいは
半田等160で接続固定する。そして、互いに接続固定
された圧電振動子110、120を凹部202から取出
し、各圧電振動子110、120のリード112、12
2をインナーリード130、140上に載置し、リード
112、122とインナーリード130、140を溶
接、導電性接着剤、ロウ材あるいは半田等でそれぞれ電
気的に接続固定する。このとき、インナーリード13
0、140の中に接地可能なインナーリードが含まれて
おり、かつ圧電振動子110、120が導電性接着剤、
ロウ材あるいは半田等の導電材で固定されている場合
は、圧電振動子110、120のキャップ115、12
5の少なくとも1つを接地可能なインナーリードに接触
もしくは接続するようにしても良い。これにより、キャ
ップ115、125間の電位をグランド電位にできるの
で、高周波ノイズに対して強くなる。
【0061】接着剤による固定でも、各圧電振動子11
0、120のリード112、122をインナーリード1
30、140へ接続する工程からモールド封止する工程
までの間、各圧電振動子110、120が一体となって
いれば良いので、強度的には十分である。
【0062】また、ロウ材による固定では、ロウ材を介
してキャップ115、125間の熱が移動し、圧電振動
子110、120が同一温度になるので、機器の空調構
造を単純化することができる。さらに、接着剤による固
定よりも強固であるので、多数の圧電振動子を一体化す
ることが可能であり、一体状態での保存や移動が可能と
なる。
【0063】また、半田による固定では、半田を介して
キャップ115、125間の熱が移動し、圧電振動子1
10、120が同一温度になるので、機器の空調構造を
単純化することができる。さらに、200°C以下の低
い温度で強力な固定が可能であるので、圧電振動素子へ
の熱的影響のおそれは全くない。
【0064】図8は、圧電振動子110、120の固定
手段である係止板の一例を示す斜視図である。
【0065】この係止板170は、金属等の導電材で成
る平板171の内側には圧電振動子110、120のキ
ャップ115、125をそれぞれ収納するための2個の
矩形状の穴部172が形成され、各穴部172の一端側
には各穴部172に収納された圧電振動子110、12
0をそれぞれ保持するための円弧状の腕173が一体的
に立設され、平板171の外側には接地可能なインナー
リード174が一体的に形成された構成となっている。
【0066】穴部172は、圧電振動子110、120
のキャップ115、125をそれぞれ収納したときに、
圧電振動子110、120のリード112、122より
下部が穴部172から落ち込むように、かつ図1に示す
圧電振動子110、120の配列となるように形成され
ている。即ち、穴部172は、長手方向の長さが圧電振
動子110、120のキャップ115、125の長手方
向の長さより若干大きくなるように、また長手方向に直
交する長さが圧電振動子110、120のキャップ11
5、125の直径より若干小さくなるようにすると共
に、収納された圧電振動子110、120のキャップ1
15、125間に図1に示す間隙ができるように並列し
て形成されている。
【0067】腕173は、圧電振動子110、120の
キャップ115、125を穴部172にそれぞれ収納し
たときに、圧電振動子110、120のリード112、
122より上部のキャップ115、125側面をバネ力
により保持するように立設されている。即ち、腕173
は、2つの穴部172の長手方向に直交する両側にそれ
ぞれ間隔をあけ、かつ円弧内周側が対向するようにして
2個ずつ立設されている。
【0068】インナーリード174は、平板171の対
向する側部中央から外側にそれぞれ延びるように形成さ
れている。
【0069】このような構成の係止板170を用いて圧
電振動子110、120を互いに固定する場合は、図9
に示すように、各圧電振動子110、120のキャップ
115、125を、長手方向の向きが互いに逆向き、即
ち各圧電振動子110、120の一端から延びる2本の
リード112、122が交互となるように、腕173が
設けられていない側の斜め上方から穴部172に向かっ
て押し付けて各腕173を一旦変形させ、キャップ11
5、125を穴部172内に嵌め込んで各腕173の復
元力により固定する。このように、各圧電振動子11
0、120のキャップ115、125を各腕173に押
し込むだけで固定できるので、一体化作業が非常に容易
となる。また、キャップ115、125間の電位をグラ
ンド電位にできるので、高周波ノイズに対して強くな
る。そして、図10に示すように、圧電振動子110、
120が固定された係止板170を持って、各圧電振動
子110、120のリード112、122をインナーリ
ード130、140上に載置し、リード112、122
とインナーリード130、140を溶接、導電性接着
剤、ロウ材あるいは半田等でそれぞれ電気的に接続固定
してモールド封止することにより、圧電振動子アレイ1
01を構成することができる。また、インナーリード1
74を実装用リード兼アースリードとして活用できるの
で、高周波ノイズに対して強い圧電振動子アレイ101
を構成することができる。
【0070】尚、この係止板170には、圧電振動子1
10、120を固定するための腕173が設けられてい
るが、腕173を設けない係止板とし、圧電振動子11
0、120を穴部172内に単に落とし込み、その後に
接着剤(導電性接着剤を含む)、ロウ材、半田あるいは
溶接等で圧電振動子110、120のキャップ115、
125と上記係止板とを固定するようにしても良い。
【0071】接着剤による固定では、係止板のキャップ
115、125が接する部分に予め接着剤を供給し、こ
の接着剤の上に圧電振動子110、120を順次載置
し、接着剤を硬化させて圧電振動子110、120を固
定できるので、固定作業が容易となる。
【0072】また、ロウ材による固定では、ロウ材を介
してキャップ115、125間の熱が移動し、圧電振動
子110、120が同一温度になるので、機器の空調構
造を単純化することができる。さらに、接着剤による固
定よりも強固であるので、多数の圧電振動子を一体化す
ることが可能であり、一体状態での保存や移動が可能と
なる。
【0073】また、半田による固定では、半田を介して
キャップ115、125間の熱が移動し、圧電振動子1
10、120が同一温度になるので、機器の空調構造を
単純化することができる。さらに、200°C以下の低
い温度で強力な固定が可能であるので、圧電振動素子へ
の熱的影響のおそれは全くない。
【0074】以上のように、隣り合う圧電振動子11
0、120がキャップ115、125部分で互いに固定
されることにより連結状態となるので、個々の圧電振動
子110、120の断面が例えいかなる形状であって
も、複数の圧電振動子110、120を一体として扱え
ることができ、リード112、122とインナーリード
130、140の接続作業が容易となる。また、隣り合
う圧電振動子110、120間の隙間が略零となるの
で、省スペースの面でも有効である。
【0075】係止板170と各インナーリード130、
140はモールド部150の外部で連結されていてもよ
い(図示せず)。各圧電振動子110、120を係止板
170へ固定してもよいが、高周波ノイズが問題となら
ない場合は載置するだけでも、リード112、122を
インナーリード130、140に電気的に接続固定する
ことができる。各圧電振動子110、120をモールド
封止後、モールド部150の外部の連結部を切断除去す
ることにより、圧電振動子アレイ101を得ることがで
きる。
【0076】上述した圧電振動子アレイ100、101
は、圧電振動子110、120のみをモールド封止した
ものであるが、圧電振動子110、120と関連して回
路を構成するチップ部品、即ち基板上で圧電振動子11
0、120周辺に配置される電子部品やIC内に構成さ
れる電子素子もインナーリード130、140を利用し
て一緒にモールド封止することもできる。
【0077】図11は、発振回路の一例を示す回路図で
ある。この発振回路300に含まれる負荷容量調整用の
チップコンデンサ301、302をモールド封止する場
合は、例えば図12に示すように、圧電振動子110、
120のリード112、122が接続されるインナーリ
ード130、140を分岐させ、分岐させたインナーリ
ード130a、140aの途中にチップコンデンサ30
1、302の搭載用リード301a、302aを接続し
て全体をモールド封止することにより、チップコンデン
サ301、302を備えた圧電振動子アレイ102を構
成することができる。このように、圧電振動子110、
120の特性を熟知しているメーカ側でチップコンデン
サ301、302をモールド封止するので、ユーザ側で
の設計負担を大幅に軽減することができる。
【0078】図13は、図11のチップコンデンサ30
1、302の少なくとも一方をチップ可変容量コンデン
サ303に置換した状態を示す。このチップ可変容量コ
ンデンサ303をモールド封止する場合は、圧電振動子
110(120)のリード112(122)が接続され
るインナーリード130(140)の途中にチップ可変
容量コンデンサ303の搭載用リード303aを接続
し、チップ可変容量コンデンサ303の容量可変部の上
部がモールド樹脂で埋まらないようにするため、突起を
有するモールド金型により全体をモールド封止すること
により、チップ可変容量コンデンサ303を備えた圧電
振動子アレイ103を構成することができる。尚、モー
ルド金型の突起は、モールド金型内でのチップ可変容量
コンデンサ303の位置決めにも役立つ。これにより、
容量可変部の上部に穴が形成されるので、基板実装終了
後にモールド部の上面からドライバ等を差し込んで保護
シート303bを破り、容量可変部を操作することによ
り適正な容量に調整することができる。また、熱的影響
により周波数が最も変化する可能性が高い基板実装終了
後に周波数を微調整するので、その後の周波数変化は極
僅かとなる。
【0079】図14は、電圧制御圧電発振回路の一例で
ある。構造は図示しないが、圧電振動子110(12
0)のリード112(122)が接続されるインナーリ
ード130(140)を必要に応じて分岐させ、分岐さ
せたインナーリード130(140)の途中に搭載用リ
ードを接続して、チップ可変容量ダイオード401を搭
載用リードに搭載し全体をモールド封止することによ
り、チップ可変容量ダイオード401を備えた圧電振動
子アレイを構成することができる。一般に発振用のIC
内にチップ可変容量ダイオード401を組み込むことは
容易でなく、大幅なコストアップとなるが、メーカ側で
チップ可変容量ダイオード401をモールド封止するの
で、ユーザは廉価な発振用ICを用意するだけで、容易
に電圧制御圧電発振回路を構成することができる。
【0080】尚、モールド封止可能なチップ部品として
は、以上述べた他に、抵抗、Tr、インダクター等があ
る。
【0081】以上のような構造の圧電振動子アレイの平
面サイズの増大は、単に複数の圧電振動子110、12
0をモールド部150内に搭載した場合の平面サイズと
比較して極僅かである。これにより、ユーザ側での回路
実装の工数負担を軽減させることができる。また、上記
圧電振動子アレイに接続されるICは、チップ部品に相
当する機能を具備しなくても済む分コストダウンさせる
ことができる。
【0082】上述した圧電振動子アレイ100〜103
は、2個の圧電振動子110、120をモールド封止し
たものであるが、3個以上の複数の圧電振動子をモール
ド封止する場合も同様に適用することができる。以下、
図15〜図18を参照して、3個以上の複数の圧電振動
子をモールド封止する場合の配列例を説明する。
【0083】図15は、4個の圧電振動子210を並列
的に配置した場合である。この場合も各圧電振動子21
0は、長手方向の軸線が互いに略平行となるように、か
つ長手方向の向きが互いに逆向き、即ち各圧電振動子2
10の一端から延びる2本のリード212が交互となる
ように配列されて互いに固定され、各リード212が、
長手方向と直交する方向に配設された4本のインナーリ
ード220にそれぞれ電気的に接続された状態でモール
ド封止される。この場合、各リード212が直線状に延
びていると、接続に関係しないインナーリード220に
接触して短絡するおそれがあるので、図15に示すよう
に、各リード212はS字状に曲げられ、接続に関係し
ないインナーリード220を跨ぐようにして短絡を防止
している。この配列は図示では圧電振動子210を4個
並べているが任意の個数で適用でき、また、断面が円形
の圧電振動子210に適用しているが、これに限らず全
ての形状の圧電振動子に適用できる。
【0084】図16は、4個の圧電振動子230を直列
的に配置した場合である。この場合の各圧電振動子23
0は、長手方向の軸線が四角形状となるように、かつ各
圧電振動子230の一端から延びる2本のリード232
が各角部から外側へ延びるように配列されて互いに固定
され、各リード232が、上記四角形状の外側を囲むよ
うに配設された4本のインナーリード240にそれぞれ
電気的に接続された状態でモールド封止される。この配
列も全ての形状の圧電振動子に適用できる。
【0085】図17は、4個の圧電振動子250を立体
的に配置した場合である。この場合は、2個の圧電振動
子250が、長手方向の軸線が互いに略平行となるよう
に、かつ長手方向の向きが互いに逆向き、即ち各圧電振
動子250の一端から延びる2本のリード252が交互
となるように配列され、さらにその上に同様の2個の圧
電振動子250が、向きを反対にして積み重ねられて相
互に固定され、各リード252が、長手方向と直交する
方向に配設された4本のインナーリード260にそれぞ
れ電気的に接続された状態でモールド封止される。この
場合、各リード252はS字状に曲げられ、接続に関係
しないインナーリード260を跨ぐようにして短絡を防
止しているが、各リード252を直線状に延ばしたまま
とし、各インナーリード260を上下に配置するように
して短絡を防止しても良い。この配列も図示では圧電振
動子250を4個並べているが任意の個数で適用でき
る。また、全ての形状の圧電振動子に適用できるが、図
示するように、積載時に安定する平坦部を有する断面形
状が長円形の圧電振動子の場合に有効である。
【0086】図18は、5個の圧電振動子270を立体
的に配置した場合である。この場合は、3個の圧電振動
子270が、長手方向の軸線が互いに略平行となるよう
に、かつ長手方向の向きが互いに逆向き、即ち各圧電振
動子270の一端から延びる2本のリード272が交互
となるように配列され、さらにその上であって各圧電振
動子270の間に同様の2個の圧電振動子270が、積
み重ねられて相互に固定され、各リード272が、長手
方向と直交する方向に配設された5本のインナーリード
280にそれぞれ電気的に接続された状態でモールド封
止される。この場合も、各リード272はS字状に曲げ
られ、接続に関係しないインナーリード280を跨ぐよ
うにして短絡を防止しているが、各リード272を直線
状に延ばしたままとし、各インナーリード280を上下
に配置するようにして短絡を防止しても良い。この配列
も図示では圧電振動子270を5個並べているが任意の
個数で適用できる。また、全ての形状の圧電振動子に適
用できるが、図示するように、積載時に安定する断面形
状が円形の圧電振動子の場合に有効である。
【0087】図19は、本発明の圧電振動子アレイの製
造方法の実施形態を示すフローチャートであり、図20
〜図25を参照して、図6に示す固定用治具200を用
いて図1に示すような構成の圧電振動子アレイ100を
製造する場合について説明する。
【0088】先ず、図20に示すような圧電振動子11
0(120)及び図21に示すようなリードフレーム9
0を作成する(ステップS1)。この圧電振動子110
(120)は、例えば図3に示す形態のものが使用さ
れ、2本のリード112(122)が平行に接続された
平板状の圧電振動素子111(121)が、キャップ1
15(125)及びベース114(124)で成るケー
ス116(126)内に気密封止された構成となってい
る。また、リードフレーム90は、平行な2本のインナ
ーリード130、140がインナーリード130、14
0と直交するタイバー91を介して一体化された構成と
なっている。尚、リードフレーム90は、圧電振動子1
10(120)の形態が異なっても共通使用できるた
め、コストアップとなることはない。
【0089】次に、図7に示したように、2個の圧電振
動子110、120のキャップ115、125を固定用
治具200の各凹部202に長手方向の向きが互いに逆
向き、即ち各圧電振動子110、120の一端から延び
る2本のリード112、122が交互となるように置
き、各圧電振動子110、120のキャップ115、1
25の例えば中央部間を接着剤、ロウ材あるいは半田等
160で接続固定する(ステップS2)。
【0090】そして、互いに接続固定された圧電振動子
110、120を凹部202から取出し、図22に示す
ように、各圧電振動子110、120のリード112、
122をリードフレーム90とタイバー91で囲まれる
領域内のインナーリード130、140上に載置し、リ
ード112、122とインナーリード130、140を
溶接、導電性接着剤、ロウ材あるいは半田等でそれぞれ
電気的に接続固定する(ステップS3)。
【0091】ここで、圧電振動子の他に搭載すべきチッ
プ部品が有るときは、インナーリード130、140の
途中にチップ部品の搭載用リードを接続するが(ステッ
プS4、S5)、この場合は搭載すべきチップ部品は無
いので、図23に示すように、リードフレーム90とタ
イバー91で囲まれる領域内の2個の圧電振動子11
0、120及びインナーリード130、140をモール
ド封止する(ステップS6)。そして、モールド部15
0の例えば上面に製品番号等を刻印・マーキングする
(ステップS7)。
【0092】最後に、図24に示すように、モールド部
150周りのタイバー91を切断して、封止した圧電振
動子110、120及びインナーリード130、140
を切り離し(ステップS8)、図25に示すように、リ
ードをモールド部150の側面から底面に沿って折り曲
げることにより圧電振動子アレイ100を完成する(ス
テップS9)。
【0093】本実施形態の圧電振動子アレイを図26に
示すCPU351,メモリ352,チップセット353
等の電子部品が搭載されたマザーボード350に用いる
場合は、2個の2種の圧電振動子(例えばクロックジェ
ネレータ354には14.31818MHzの振動子、
チップセット353には14.31818MHzの振動
子と通称32KHzの振動子)290をモールド封止し
た圧電振動子アレイ104を1個装着して配線すれば良
いので、結果的には2個の圧電振動子290を集中的に
配置したことになり、従来は限界のあった高密度化によ
る省スペースを実現することができると共に、種々のコ
ストを低減させることができ、さらに部品管理も容易と
なる。
【0094】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、同数の圧
電振動子を個々に配置するよりも省スペース化が図れ、
取り扱いも容易となるので、適用される電子機器を小型
化することができると共に、コストダウンを図ることが
できる。
【0095】請求項2記載の発明によれば、例えばコン
ピュータ等のように複数種類の水晶振動子を使用する電
子機器の小型化を図ることができると共に、コストダウ
ンを図ることができる。
【0096】請求項3記載の発明によれば、キャップや
ベースといった部品を簡易に精度良く作成することがで
きるので、量産性を高め、コストダウンを図ることがで
きる。また、平坦部が広いため基板に実装する際に容易
に安定保持することができる。 請求項4記載の発明に
よれば、加工が容易であり、またモールド封止する際の
樹脂圧に対するケース変形が少ないので圧電振動素子と
ケースとの接触のおそれをなくすことができる。
【0097】請求項5記載の発明によれば、一体化した
ときにコンパクトとなるので、適用される電子機器を小
型化することができると共に、コストダウンを図ること
ができる。
【0098】請求項6記載の発明によれば、リードが相
互に干渉することなく容易に配線することができるの
で、量産性を高め、コストダウンを図ることができる。
【0099】請求項7記載の発明によれば、取り扱いが
容易となるので、量産性を高め、コストダウンを図るこ
とができる。
【0100】請求項8記載の発明によれば、複雑な製造
設備が不要となるので、設備投資のコストダウンを図る
ことができる。また、複数の圧電振動子個々にアースを
取る必要がなくなるので、量産性を高め、コストダウン
を図ることができる。また、ロウ材を介してキャップ間
の熱が移動し、圧電振動子が同一温度になるので、機器
の空調構造を単純化でき、さらに、接着剤による固定よ
りも強固であるので、多数の圧電振動子を一体化するこ
とが可能であり、一体状態での保存や移動が可能とな
る。また、半田を介してキャップ間の熱が移動し、圧電
振動子が同一温度になるので、機器の空調構造を単純化
でき、さらに、200°C以下の低い温度で強力な固定
が可能であるので、圧電振動素子への熱的影響のおそれ
は全くない。
【0101】請求項9記載の発明によれば、取り扱いが
容易となると共に複数の圧電振動子個々にアースを取る
必要がなくなるので、量産性を高め、コストダウンを図
ることができる。また、キャップ間の電位をグランド電
位にできるので、高周波ノイズに対して強くなる。
【0102】請求項10記載の発明によれば、取り扱い
が容易となるので、量産性を高め、コストダウンを図る
ことができる。また、ロウ材を介してキャップ間の熱が
移動し、圧電振動子が同一温度になるので、機器の空調
構造を単純化でき、さらに、接着剤による固定よりも強
固であるので、多数の圧電振動子を一体化することが可
能であり、一体状態での保存や移動が可能となる。ま
た、半田を介してキャップ間の熱が移動し、圧電振動子
が同一温度になるので、機器の空調構造を単純化でき、
さらに、200°C以下の低い温度で強力な固定が可能
であるので、圧電振動素子への熱的影響のおそれは全く
ない。
【0103】請求項11記載の発明によれば、複雑な製
造設備が不要となるので、設備投資のコストダウンを図
ることができる。さらに、各圧電振動子のキャップを各
腕に押し込むだけで固定できるので、一体化作業が非常
に容易となる。
【0104】請求項12記載の発明によれば、ユーザ側
での回路実装の工数負担を軽減させることができる。ま
た、圧電振動子アレイに接続されるICは、チップ部品
に相当する機能を具備しなくても済む分コストダウンさ
せることができる。
【0105】請求項13記載の発明によれば、圧電振動
子の特性を熟知しているメーカ側でチップコンデンサを
モールド封止するので、ユーザ側での設計負担を大幅に
軽減することができる。また、熱的影響により周波数が
最も変化する可能性が高い基板実装終了後に周波数を微
調整するので、その後の周波数変化は極僅かとなる。ま
た、メーカ側でチップ可変容量ダイオードをモールド封
止するので、ユーザは廉価な発振用ICを用意するだけ
で、容易に電圧制御圧電発振回路を構成することができ
る。
【0106】請求項14記載の発明によれば、高密度化
による省スペースを実現することができると共に、種々
のコストを低減させることができ、さらに部品管理も容
易となる。
【0107】請求項15記載の発明によれば、ユーザ側
での回路実装の工数負担を軽減させることができる。ま
た、圧電振動子アレイに接続されるICは、チップ部品
に相当する機能を具備しなくても済む分コストダウンさ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の圧電振動子アレイの実施形態を示す
斜視図。
【図2】 (A)は、図1のA−A矢視図、同図(B)
は、そのB−B矢視図、同図(C)は、そのC−C矢視
図。
【図3】 (A)は、圧入封止形の圧電振動子の一例を
示す断面側面図、同図(B)は、その底面図。
【図4】 (A)は、圧入封止形の圧電振動子の一例を
示す側面図、同図(B)は、その底面図。
【図5】 (A)は、溶接封止形の圧電振動子の一例を
示す側面図、同図(B)は、その底面図。
【図6】 圧電振動子の固定手段として接着剤、ロウ
材、半田を使用する場合の固定用治具の一例を示す斜視
図。
【図7】 (A)は、図6の固定用治具に圧電振動子を
配置固定したときの平面図、同図(B)は、その側面
図。
【図8】 圧電振動子の固定手段である係止板の一例を
示す斜視図。
【図9】 図8の係止板に圧電振動子を固定するときの
斜視図。
【図10】 (A)は、図8の係止板に圧電振動子を固
定して封止したときの断面平面図、同図(B)は、その
A−A矢視図。
【図11】 発振回路の一例を示す回路図。
【図12】 図11の発振回路の一部を本発明に適用し
たときの平面図。
【図13】 図11の発振回路を本発明に適用した他の
実施例の断面側面図。
【図14】 発振回路の別の一例を示す回路図。
【図15】 3個以上の複数の圧電振動子をモールド封
止する場合の配列例を示す第1の図。
【図16】 3個以上の複数の圧電振動子をモールド封
止する場合の配列例を示す第2の図。
【図17】 3個以上の複数の圧電振動子をモールド封
止する場合の配列例を示す第3の図。
【図18】 3個以上の複数の圧電振動子をモールド封
止する場合の配列例を示す第4の図。
【図19】 本発明の圧電振動子アレイの製造方法の実
施形態を示すフローチャート。
【図20】 図19のフローチャートの具体的工程を示
す第1の図。
【図21】 図19のフローチャートの具体的工程を示
す第2の図。
【図22】 図19のフローチャートの具体的工程を示
す第3の図。
【図23】 図19のフローチャートの具体的工程を示
す第4の図。
【図24】 図19のフローチャートの具体的工程を示
す第5の図。
【図25】 図19のフローチャートの具体的工程を示
す第6の図。
【図26】 本実施形態の圧電振動子アレイを基板に適
用したときの図。
【図27】 従来の圧電振動子の一例を示す斜視図。
【図28】 従来の圧電振動子の別の一例を示す斜視
図。
【図29】 従来の圧電振動子を基板に適用したときの
図。
【符号の説明】
100 圧電振動子アレイ 110、120、101、102、103、104 圧
電振動子 111、121 圧電振動素子 112、122 リード 115、125 キャップ 130、140 インナーリード 150 モールド部 160 接着剤、ロウ材あるいは半田等 170 係止板 172 穴部 173 腕 301、302 チップコンデンサ 303 チップ可変容量コンデンサ 401 チップ可変容量ダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 秀明 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 荻原 真理 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 5J033 GG04 GG06 GG08 GG09 GG11 GG12 JJ01 JJ02 JJ04 KK03 KK04 5J041 AA02 AA04 5J079 AA03 AB06 AB08 BA44 FA15 FA23 HA16 HA26

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の圧電振動子が配列された圧電振動
    子アレイであり、 複数の前記圧電振動子がモールド封止されていることを
    特徴とする圧電振動子アレイ。
  2. 【請求項2】 前記圧電振動子が、圧電振動素子と、前
    記圧電振動素子がマウントされる少なくとも2本のリー
    ドを有するベースと、一端が開放され、他端が閉塞され
    ており、内部に前記圧電振動素子が収納されて前記開放
    端に前記ベースが固定される筒状のキャップとを備え、
    前記圧電振動素子が気密に封止されている請求項1に記
    載の圧電振動子アレイ。
  3. 【請求項3】 前記キャップの軸方向に対する直角方向
    の断面形状が、円形、長円形もしくは略楕円形である請
    求項2に記載の圧電振動子アレイ。
  4. 【請求項4】 前記キャップの軸方向に対する直角方向
    の断面形状が、円形もしくは略楕円形であり、このキャ
    ップに前記ベースを圧入することにより前記圧電振動素
    子が気密に封止されている請求項2に記載の圧電振動子
    アレイ。
  5. 【請求項5】 隣り合う前記圧電振動子は、長手方向の
    軸線が互いに略平行となるように配列されている請求項
    1〜4のいずれかに記載の圧電振動子アレイ。
  6. 【請求項6】 隣り合う前記圧電振動子は、長手方向の
    向きが互いに逆向きとなるように配列されている請求項
    1〜5のいずれかに記載の圧電振動子アレイ。
  7. 【請求項7】 隣り合う前記圧電振動子は、固定手段に
    より前記キャップ部分で互いに固定されている請求項1
    〜6のいずれかに記載の圧電振動子アレイ。
  8. 【請求項8】 前記固定手段が導電性接着剤、ロウ材又
    は半田であり、前記キャップの少なくとも1つが接地可
    能な外部導出リードに接触もしくは接続されている請求
    項7に記載の圧電振動子アレイ。
  9. 【請求項9】 前記固定手段が、前記圧電振動子を収納
    保持するための穴及び接地可能な外部導出リードが設け
    られている係止板である請求項7に記載の圧電振動子ア
    レイ。
  10. 【請求項10】 前記穴内に収納保持されている前記圧
    電振動子が、接着剤、ロウ材、半田又は溶接により前記
    係止板に固定されている請求項9に記載の圧電振動子ア
    レイ。
  11. 【請求項11】 前記穴内に収納保持されている前記圧
    電振動子が、前記係止板に立設されている係止腕により
    バネ固定されている請求項9に記載の圧電振動子アレ
    イ。
  12. 【請求項12】 複数の前記圧電振動子と共にチップ部
    品もモールド封止され、かつ前記圧電振動子のリードが
    前記チップ部品の搭載用リードに電気的に接続されてい
    る請求項1〜11のいずれかに記載の圧電振動子アレ
    イ。
  13. 【請求項13】 前記チップ部品が、少なくともチップ
    コンデンサ、チップ可変容量コンデンサ又はチップ可変
    容量ダイオードである請求項12に記載の圧電振動子ア
    レイ。
  14. 【請求項14】 複数の圧電振動子が配列された圧電振
    動子アレイの製造方法であり、 隣り合う前記圧電振動子を長手方向の軸線が互いに略平
    行となるように、かつ長手方向の向きが互いに逆向きと
    なるように配列し、 隣り合う前記圧電振動子を固定手段により互いに固定
    し、 複数の前記圧電振動子をモールド封止することを特徴と
    する圧電振動子アレイの製造方法。
  15. 【請求項15】 複数の前記圧電振動子のリードをチッ
    プ部品の搭載用リードに電気的に接続し、複数の前記圧
    電振動子と共に前記チップ部品もモールド封止する請求
    項14に記載の圧電振動子アレイの製造方法。
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