JP2000058508A - ドライエッチング方法及び装置 - Google Patents

ドライエッチング方法及び装置

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JP2000058508A
JP2000058508A JP10239441A JP23944198A JP2000058508A JP 2000058508 A JP2000058508 A JP 2000058508A JP 10239441 A JP10239441 A JP 10239441A JP 23944198 A JP23944198 A JP 23944198A JP 2000058508 A JP2000058508 A JP 2000058508A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大気圧付近の圧力下での気体放電を利用して
生成される反応性ガスを用いた低コストで安全なエッチ
ング方法及び装置を提供する。 【解決手段】 ガス供給源6から不活性で安定なハロゲ
ン系ガスを放電ユニット2に供給し、大気圧又はその近
傍の圧力下で放電を発生させて安定な反応性ガスを生成
し、多会合分子の形成を防止するためにヒータ6を設け
た輸送管5を介して、離隔位置の処理室4内に導入し、
その中に設置した被処理物3に曝露してエッチングを行
う。被処理物との反応生成物及び余分な反応性ガスは、
排気装置8により強制的に排気され、かつ除害装置によ
り浄化した後、外部に排出される。反応性ガスが被処理
物と直接反応しない場合には、水蒸気発生手段9から処
理室内に水蒸気を導入して反応性ガスを再反応させ、よ
り活性なガスを生成してエッチングを行う。 【効果】 設備及び処理コストの低減、安全性・生産性
・作業性の向上、実用的な用途の拡大。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大気圧又はその近
傍の圧力下でプラズマ放電により、安定なガスから生成
される反応性ガスを用いて被処理物にドライエッチング
を行うための方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にドライエッチング方法として、物
理的反応又は物理的かつ化学的反応によるスパッタエッ
チング、イオンビームエッチングに加えて、プラズマ放
電による励起活性種を用いて化学的反応によりエッチン
グを行うプラズマエッチングが知られている。プラズマ
エッチングは、化学的に安定で安全なCF4 などのガス
を用いてプラズマを作ることにより、フッ素イオン、フ
ッ素ラジカルなどの励起活性種を生成し、これと被処理
物(例えば、シリコン)とを反応させて揮発性のガス
(例えば、SiF4 )を生成し、蒸発・排気させてエッ
チングを行う。最近は、従来の真空又は減圧下でのプラ
ズマ放電に対して、設備・装置が簡単かつ小型で低コス
トな大気圧又はその近傍の圧力下での放電を利用した大
気圧プラズマエッチングが開発されている。
【0003】また、大気圧下でHF、F2 などの反応性
フッ化ガスを直接利用したエッチングが従来から行われ
ている。一般にこれらの反応性フッ化ガスは、通常ガス
ボンベなどの容器に貯蔵し、必要に応じて該ボンベから
供給して被処理物と直接反応させ、又は前記フッ化ガス
に加えて水、アルコールなどを被処理物表面又はその近
傍に導入して反応を促進させ、エッチングを行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の大気圧プラズマエッチング方法は、一般に被処
理物を電極との間で直接放電させてプラズマに晒すた
め、高いエッチングレートが得られる反面、放電自体が
被処理物の形状・構造に左右されて十分なプラズマの発
生が困難な場合があり、プラズマに晒され易い部分とそ
うでない部分とで処理の程度に差が生じ、被処理物を一
様にエッチングできなくなる虞があった。また、直接放
電は被処理物に電気的・物理的なダメージを生じさせる
虞がある。これを防止するため、ガス種を適当に選択し
てグロー放電に類似した放電を起こさせる方法もある
が、このような放電は、それ以上に被処理物の構造に左
右され易いという問題がある。
【0005】これらの問題を解決するため、プラズマ放
電部で生成した反応性ガスを離隔配置した被処理物まで
輸送してエッチングを行う間接処理方式が提案されてい
る。しかしながら、フッ素イオンやフッ素ラジカルは不
安定で寿命が短く、プラズマ放電部からの輸送途中で活
性を失い、その結果エッチングレートが大幅に低下して
しまうという問題があった。
【0006】また、HF、F2 などの反応性フッ化ガス
を直接用いる従来の方法では、第一に、使用するガス種
の多くが毒性を有するため、取扱いが不便で相当の注意
を要する。このようなガスを供給又は貯蔵するボンべや
配管などには、安全面で相当の配慮が必要で、そのため
の設備やメンテナンスに、エッチング装置自体のコスト
を上回る多大のコストを要するという問題がある。
【0007】更に、HFなどの水素結合物質は多会合分
子を形成してクラスタ状になり易い性質があり、多会合
分子の状態で用いるとエッチングが不均一になってしま
う虞がある。多会合は前記フッ化ガスを加熱することに
より防止できるが、配管などの設備がより複雑になって
コストが一層高くなる。
【0008】そこで、本発明は、上述した従来の問題点
に鑑みてなされたものであり、その目的は、大気圧付近
の圧力下での気体放電を利用して、取扱い及び保管など
が容易で安全な不活性ガスから比較的寿命の長い反応性
ガスを生成しかつ離隔された位置に輸送し、この反応性
ガスを用いて被処理物を低コストで安全にエッチングす
ることができる方法を提供することにある。
【0009】本発明の別の目的は、上記方法を実現する
ために、比較的簡単な構成で小型化することができ、安
全かつ低価格なエッチング装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上述し
た目的を達成するために、不活性で安定なハロゲン系ガ
ス中に大気圧又はその近傍の圧力下で放電を発生させる
ことにより、前記ハロゲン系ガスから安定な反応性ガス
を生成する過程と、前記反応性ガスを離隔した位置に輸
送する過程と、前記離隔位置において、前記反応性ガス
を用いて被処理物にエッチングを行う過程とからなるこ
とを特徴とするドライエッチング方法が提供される。
【0011】前記ハロゲン系ガスには、CF4 、SF6
又はCHF3 などのフッ素系ガスを用いることができ、
それから反応性ガスとしてシリコンなどのエッチングに
適したHF、COF2 又はF2 などの安定な反応性フッ
化ガスが生成される。また、前記ハロゲン系ガスには、
被エッチング材料によって塩素系ガスを用いることがで
きる。
【0012】また、放電による前記反応性ガスの生成反
応を促進するために、原料のハロゲン系ガスに別の安全
なガスを組み合わせた混合ガスを用いることができる。
原料ガスがフッ素系ガスの場合には、酸素又は水素(水
蒸気などの水素を含んだガスを含む)を混合する。
【0013】生成される安定な反応性フッ化ガスは或る
程度の距離・時間を輸送してもその活性が失われず、従
って被処理物を放電部から離隔した位置に設置できるの
で、如何なる放電方式であっても、放電によるダメージ
無しに被処理物をエッチングすることができる。そのた
め、被処理物の構造や大きさ、作られるプラズマの分布
などに拘わりなく、原料のハロゲン系ガスから所望の反
応性ガスをより多く生成し得るように、使用するガス種
の選択、それと他のガス種との組合せ、放電方式、電極
の構造・材質、電極への印加電圧・周波数などを自由に
決定することができる。
【0014】また、エッチングを不均一にする多会合分
子を作るHFは、前記放電により生成されない場合で
も、大気圧下での処理には通常存在する配管内部などの
水分と反応性フッ化ガスが反応して生成されることがあ
る。そこで、前記反応性ガスを輸送する過程において加
熱すると、該反応性ガスが多会合分子を作り易いHFな
どを含む場合に、その多会合を防止することができるの
で好都合である。
【0015】エッチングは、放電による反応性ガスが被
処理物と反応して揮発性の物質を生成し、これが気化し
て除去されることにより行われる。前記反応性ガスが被
処理物と直接反応しない場合には、被処理物表面又はそ
の付近で該反応性ガスからより活性なガスを生成する過
程を追加する。このより活性なガスは、不安定で寿命が
短い場合でも、生成されたその場で被処理物と反応させ
ることができるので、エッチングが可能である。
【0016】或る実施例によれば、反応性ガスに水又は
アルコールを付与することにより、より活性なガスを生
成することができる。水又はアルコールは、被処理物表
面に付着させておくことにより、前記反応性ガスと反応
させることができる。
【0017】例えば、HF、COF2 、F2 ではエッチ
ングされないシリコン酸化膜などの材料の場合、これら
の反応性フッ化ガスが水又はアルコールと反応して最終
的にフッ素イオン又はフッ素分子イオンを生成する。こ
れらがシリコン酸化膜と反応して、大気圧下でも揮発性
のSiF4 を生成するので、エッチングが行われる。
【0018】先ず、前記反応性フッ化ガスと水との反応
で、HFが生成される。 COF2 + H20 → CO2 + 2HF 2F2 + 2H20 → 4HF + O2
【0019】次に、HFと水とが反応して、シリコン酸
化膜と反応するF- 、HF2 - が生成される。 HF + H20 → F- + H3+ 又は 2HF + H20 → HF2 - + H3+
【0020】これらの反応をまとめると、最終的に次の
ようになり、シリコン酸化膜がエッチングされる。 SiO2 + 4HF + H20 → SiF4 + 3H2
【0021】別の実施例によれば、被処理物の表面又は
その付近で反応性ガスに、レーザ光又は紫外線などの放
射線を照射することにより、該反応性ガスを分解してよ
り活性なガスを生成することができる。マスクなどの適
当な手段を用いて、前記放射線を被処理物表面に選択的
に照射すると、照射部分だけを選択して又は局所的にエ
ッチングできるので好都合である。
【0022】また、本発明によれば、被処理物が内部通
路を有し、放電により生成された反応性ガスを前記通路
の入口まで輸送しかつその中を通過させることにより、
前記通路の内部をエッチングすることができる。
【0023】本発明の別の側面によれば、大気圧又はそ
の近傍の圧力下で不活性で安定なハロゲン系ガス中に放
電を発生させ、前記ハロゲン系ガスから安定な反応性ガ
スを生成するための放電部と、前記反応性ガスを放電部
から離隔した位置の被処理物まで輸送する手段とを備
え、前記反応性ガスを用いて被処理物にエッチングを行
うことを特徴とするドライエッチング装置が提供され
る。
【0024】放電部は、被処理物から離隔して設けられ
るので、被処理物の構造・寸法・形状に左右されること
なく、それ自体及び装置全体を小型化することができ、
かつ被処理物へのダメージを考慮することなく、より反
応性ガスの製造効率の高い電極構造及びその電源を自由
に採用することができる。
【0025】前記輸送手段が、輸送中の反応性ガスを加
熱するための手段を有すると、該反応性ガスに多会合分
子を形成し易い成分が含まれている場合に、その多会合
を防止できるので好都合である。
【0026】前記輸送手段は、輸送中の反応性ガスによ
る腐食を防止するために、テフロンで形成することが好
ましい。
【0027】或る実施例では、前記ドライエッチング装
置が被処理物を設置するための処理室を更に備え、前記
輸送手段が反応性ガスを前記処理室内に導入し、該反応
性ガスに被処理物を晒すことによりエッチングを行う。
【0028】別の実施例では、前記輸送手段が、反応性
ガスを被処理物表面に直接噴射するためのノズルを有
し、被処理物を現場でエッチングできると共に、放電部
の小型化と併せて装置全体を移動可能に構成することが
できる。また、被処理物表面のエッチングしたい部分に
合わせて、ノズルの先端形状・寸法を適当に設計するこ
とにより、被処理物表面の特定の部分を選択的にかつ/
又は局所的に処理することかできる。
【0029】前記ノズルの周辺に排気口を開設した強制
排気装置を更に備えると、反応性ガス及びその反応生成
物の雰囲気への拡散、環境汚染を有効に防止できるので
好ましい。
【0030】また、或る実施例では、被処理物表面又は
その付近の反応性ガスに水又はアルコールを付与する手
段を設け、被エッチング材料に対応して前記反応性ガス
からより活性なガスを生成し、そのエッチングを可能に
することができる。
【0031】別の実施例では、被処理物表面又はその付
近の反応性ガスに、レーザ光又は紫外線などの放射線を
照射する手段を更に備えることにより、同様に前記反応
性ガスから被エッチング材料に対応したより活性なガス
を生成することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を添付図面に示し
た実施例を用いて詳細に説明する。図1は、本発明によ
るエッチング装置の実施例の構成全体を概略的に示して
いる。本実施例のエッチング装置1は、不活性で安全な
ハロゲン系ガスから反応性ガスを生成するための放電ユ
ニット2と、被処理物3にエッチングを行うための処理
室4と、放電ユニット2から処理室4に前記反応性ガス
を送るための輸送管5とを備える。本実施例では、前記
ハロゲン系ガスとしてCF4 、SF6 、CHF3 などの
安定なフッ素系ガスを用いて反応性フッ化ガスを生成
し、シリコンなどをエッチングする場合について説明す
る。
【0033】放電ユニット2は、原料ガスとして上述し
た安定なフッ素系ガスを供給する外部のガス供給源6例
えばボンべに接続されている。前記ボンベ及びそれと放
電ユニット2間の配管は、安全なガスを使用することか
ら通常のガス貯蔵・輸送手段を用いることができ、従っ
て反応性フッ化ガスの輸送に比して非常に簡単かつ低コ
ストに構成することができる。
【0034】輸送管5は、反応性フッ化ガスに腐食され
ないように、テフロンなどの材料で形成される。また、
前記反応性フッ化ガスに多会合分子が含まれていると、
上述したようにエッチングを不均一にするだけではな
く、輸送管などに付着して機械的なトラブルを起こした
り、エッチングの再現性を損なう虞がある。そこで本実
施例の輸送管5には、輸送中の前記反応性フッ化ガスを
加熱して多会合分子の形成を防止し、又は多会合分子が
作られた場合にその結合を崩すためにヒータ7が設けら
れている。
【0035】処理室4には、前記反応性フッ化ガス及び
前記被処理物との反応生成物を外部に排出するための排
気装置8が接続されている。更に処理室4には、その雰
囲気内に水蒸気を導入して反応を促進するために、加湿
器などの水蒸気供給手段9が接続されている。前記処理
室雰囲気に加える水分量は、流量制御弁10により調整
することができる。
【0036】放電ユニット2は、被処理物3が処理室4
内に配置されるので、安定な前記フッ素系ガスを分解・
反応させて輸送可能な寿命の長い反応性フッ化ガスを製
造し得るのに十分な大きさの空間があればよく、コンパ
クトに設計できる。また、プラズマ放電に直接曝露して
被処理物にダメージを与える虞が無いので、従来から使
用されているコロナ放電、アーク放電、グロー放電など
の様々な放電方式を適宜選択して採用することができ
る。従って、放電ユニット2は電極構造を簡単にかつ低
コストに製造できる。
【0037】図2は、このようなコンパクトな放電ユニ
ット2の実施例を示している。放電ユニット2は、図2
Aに示すように、アルミナ又はセラミック製の絶縁板1
1を2枚のアルミニウムからなるくしば構造の電極板1
2、13で挟んだサンドイッチ構造からなり、電極板1
2、13は外部の交流電源14に接続されている。前記
電極構造は長さ50mm×幅30mm×高さ15mmのアルミ
ニウム製ケース内に収容され、放電ユニット2全体が非
常にコンパクトである。
【0038】図2Bに併せて示すように、電極板12、
13と絶縁板11との間には、長手方向に延長する多数
の細長い溝状のガス流路15が画定される。この構造に
おいて、ガス供給源6から送られたフッ素系ガスが図示
するようにガス流路15を通過する際に、電源14から
両電極板12、13に所定の電圧を印加すると、前記電
極板と絶縁板との間で沿面放電が起こる。この放電によ
り、ガス流路15内にフッ素系活性種及びその再反応に
よる反応性フッ化ガスが生成される。
【0039】前記電極板、ケース及び絶縁板は、それぞ
れ上述したようにアルミニウム又はアルミナで形成した
ことにより、前記放電より生成されるフッ素系活性種及
び反応性フッ化ガスによる腐食が防止される。しかしな
がら、放電ユニットには他の様々な材料を用いることが
でき、またその放電形態、電極構造及び寸法、使用する
電源の電圧・周波数などは任意に選択することができ
る。
【0040】或る実施例では、ガス供給源6からの安全
で不活性なCF4 と図示されない別の供給源からの酸素
との混合ガスを図2の放電ユニット2に導入し、1Ok
V、20kHZ の交流電源を用いて放電を発生させる。
ガス流路15内では、CF4及び酸素が分解されて次の
1次反応が起こる。 CF4 + e → CF3 + + F- + e O2 + e → 2O 又は O2 -
【0041】次に、この分解されて活性となった原子、
分子が衝突して次の2次反応が起こり、比較的安定で寿
命が長く、或る程度の距離・時間を輸送しても活性を失
わない反応性フッ化ガスであるCOF2 及びF2 が生成
される。 2CF3 + + 2F- + 2O → 2COF2 + 2F2
【0042】尚、この実施例におけるCOF2 、F2
製造効率(即ち、導入したCF4 の何パーセントがCO
2 、F2 に変わったか)は、CF4 流量20CCM、
酸素流量30CCMの時にピークを示し、その値は4パ
ーセントであった。しかしながら、この製造効率の値
は、使用する放電形態、放電ユニットの構造、電源の電
圧・周波数などで変化する。
【0043】別の実施例では、CF4 及び酸素に更に水
を加えた混合ガスを図2の放電ユニット2に導入し、同
様に放電を発生させる。これにより、先ず、上述したと
同様の1次反応及び2次反応が起こり、COF2 及びF
2 が生成される。更に、1次反応で生成された活性原子
- 及び分子CF3 +と水との直接反応が起こる。 F- + CF3 + + 2H2O → 4HF + CO2
は F- + CF3 + + H2O → 2HF + COF2
【0044】これに加え、1次反応によるフッ素系活性
種と酸素との2次反応で生じたF-又はF単原子とH2
とが次のように反応する。 2F- 又は 2F + H2O → 2HF + O2
【0045】更に別の実施例では、CF4 と水素との混
合ガスを原料ガスに用いることができる。この場合、水
素は、純粋な水素ガスの形で使用する必要はなく、水素
を含む安全なガス、例えば水蒸気として混合することが
できる。
【0046】このようにF2 及びCOF2 に加えて、比
較的安定で寿命が長く、或る程度の距離・時間を輸送し
ても活性を失わない反応性フッ化ガスであるHFが生成
される。水が、CF4 の1次反応によるフッ素系活性種
だけでなく、CF4 と酸素との1次及び2次反応による
フッ素系活性種とも反応するので、フッ素系活性種が水
と衝突する確率が非常に高く、従って製造効率が高くな
り、高濃度の反応性フッ化ガスが得られる。この反応性
フッ化ガスは多会合分子を形成するHFを含んでいるの
で、テフロン製輸送管5をヒータ7により例えば約80
℃で加熱しながら、処理室4内に導入する。
【0047】放電ユニット2に供給するCF4 及び酸素
への水の混合は、例えば図3Aに示すように、放電ユニ
ット2への管路16に設けたタンク17の水18中に、
ガス供給源6からCF4 と酸素との混合ガスを放出し、
前記タンクの上部空間から回収して再び管路16に戻す
ことにより、水蒸気として含ませることができる。別の
実施例では、図3Bに示すように、管路16を分岐させ
たバイパス19にタンク17を接続し、可変流量切換弁
20で前記タンクに送る流量即ち混合する水蒸気の量を
調整することができる。更に別の実施例では、図3Cに
示すように、加湿器のような水蒸気発生手段21を管路
16に接続して、直接混合することができる。
【0048】放電ユニット2から輸送管5を処理室4内
に導入された反応性フッ化ガスは、被処理物3と直接反
応して揮発性の物質を生成し、反応生成物は気体となっ
て前記被処理物のエッチングが行なわれる。処理室4内
の前記反応生成物及び反応に使用されなかった残りの前
記反応性フッ化ガスは、排気装置8により強制的に排出
される。このとき、排気ガスを図示されない除害装置で
浄化した後、大気中に放出するのが好ましい。除害方法
及び装置は、工場レベルの大型設備から小型のものまで
従来から公知の様々なタイプを適当に選択することがで
きる。特に現場でエッチングを行う場合には、小型でド
ライタイプの除害装置が望ましい。
【0049】また、処理室4内に導入した反応性フッ化
ガスと被処理物3とが直接反応しない場合には、水蒸気
供給手段9から水蒸気を処理室雰囲気に導入し、前記反
応性フッ化ガスと水とを反応させて、より反応性の高い
フッ素イオンを生成する。水は、吹き付けなどにより被
処理物表面又はその付近に直接供給することができ、又
は被処理物3を処理室4内に置く前に、予め適当な手段
によりその表面に与えることができる。また、図3Aに
関連して上述した場合と同様に、水中に通して水蒸気を
添加した適当なガスを処理室4に導入することもでき
る。
【0050】例えば、被処理物がシリコン又はシリコン
酸化物の場合、COF2 、F2 、HFなどの反応性フッ
化ガスを直接使用しても十分にエッチングできず、又は
エッチングレートが遅くなる。上述したように、水はC
OF2 、F2 と反応してHFを生成し、HFは更に水と
反応して、フッ素イオンF- 又はフッ素分子イオンHF
2 -を生成する。これらがシリコンと反応してSiF4
なり、大気圧下でも気化するので、エッチングが行われ
る。
【0051】添加する水の量は、これらの反応即ち最終
的なエッチングを左右するので、十分に制御しなければ
ならない。また、大気圧下での処理であるから、空気中
の湿度が、水の導入と同様の影響を与える虞がある。従
って、エッチングを精密に行なうためには、併せて処理
室内の湿度制御、被処理物の保管に注意することが重要
になる。更に、反応の促進、被処理物への余分な水滴の
付着防止を図り、かつ添加する水分量を積極的に制御す
るために、被処理物3の温度を適当な加熱手段で制御す
ることが望ましい。
【0052】別の実施例では、水の代わりにアルコール
を添加することができる。アルコールは、上述した水と
同様の方法により処理室4に導入することができる。こ
の場合、次の反応によりHFから化学的により活性で反
応性の高いHF2 -が生成される。 CH3OH + 2HF → CH3OH2 + + HF2 -
【0053】更に別の実施例によれば、レーザ、紫外線
などの放射線を被処理物表面に照射することにより、そ
の加熱作用で又は前記放射線の波長によるガスの分解を
利用して、被処理物表面又はその近傍にフッ素系イオン
を生成することができる。熱分解による場合を除いて、
更に水やアルコールを添加すると、より一層エッチング
レートを向上させることができる。
【0054】図4には、レーザ光を照射してフッ素系イ
オンを生成することにより被処理物をエッチングするの
に適した処理室4の構成が示されている。処理室4は、
その上部に透明な保護ガラスからなる窓22が設けら
れ、かつその上方にレーザ光源23が配設されている。
シリコンからなる被処理物3を設置した処理室4に、放
電ユニット2から輸送管5を介して上記実施例と同様に
COF2 、F2 、HFなどの反応性フッ化ガスを流しな
がら、レーザ光源23からレーザ光Bを被処理物表面に
照射する。
【0055】前記反応性フッ化ガス雰囲気に晒された被
処理物表面及びその付近では、レーザ光Bの熱又はその
波長により前記反応性フッ化ガスが分解されて、化学的
により活性な反応種が生成され、エッチングが行われ
る。上述したようにシリコンはCOF2 、F2 、HFな
どではエッチングされ難いので、レーザ光Bが照射され
ない被処理物表面では反応が進まない。従って、レーザ
光源23を移動させるなどしてレーザ光を選択的に照射
することにより、局所的なエッチングが可能になる。
【0056】他方、被処理物3の表面全体又はより広い
面積をエッチングしたい場合には、むしろ紫外光ランプ
などを用いて、同時に広い範囲に均一に放射線を照射す
るのが、エッチングを均一にできることから好ましい。
また、適当なマスクを用いて放射線を照射し、被処理物
表面の特定の部分だけをエッチングすることも可能であ
る。
【0057】図5は、処理室4に収容できない大きな被
処理物や移動できない被処理物の場合などに、現場でエ
ッチングを行うのに適した別の実施例を示している。こ
の実施例は、処理室4の代わりに、放電ユニット2から
送られる反応性フッ化ガスを被処理物3表面に噴射する
ために、輸送管5の先端に設けられたノズルユニット2
4を備える。放電ユニット2を上述したように小型化で
きるので、輸送管5及びノズルユニット24を含む装置
全体を小型にかつ移動可能に構成することができる。
【0058】本実施例のエッチング装置では、噴射した
反応性フッ化ガスの大気への拡散を防止し、かつ被処理
物のエッチングで生じた反応生成物を除去することが、
環境汚染の防止及び安全確保の観点から重要である。そ
のために、強制排気装置25をノズルユニット24の周
辺に配置する。排気装置25は、必要に応じてノズルユ
ニット24と一体に又は別個に設けることができる。
【0059】ノズルユニット24は、被処理物の構造、
その処理すべき範囲・形状、目的などの条件に対応し
て、ノズル先端の形状・寸法を様々に構成することがで
きる。また、現場でノズルユニット24を手動又は自動
で自在に操作し、かつ/又は任意の位置に移動できるよ
うに、輸送管5は少なくとも部分的に可撓管で形成する
のが好ましい。
【0060】この実施例において被処理物3を局所的に
エッチングする場合には、ノズルユニット24から噴射
するガス流を細く制御し、かつその直ぐ外側から素早く
排気する必要がある。図6A及びBは、このような局所
的エッチングに適したノズルユニットの実施例を示して
おり、中心に設けた反応性フッ化ガスの噴射ノズル26
と、その外側に同心に配置した排気管27とからなる。
図6Bに示すように、被処理物3表面のエッチングによ
る揮発性の反応生成物、及び噴射ノズル26から吹き付
けられた反応性フッ化ガスの残りは、排気管27と噴射
ノズル26間の排気通路28から強制的に排気される。
【0061】また、本発明によれば、パイプの内面や様
々部材・構造物などの狭い内部通路をエッチングするこ
とができる。図7は、被処理物であるパイプ29の内面
のみをエッチングする場合を示している。パイプ29の
一方の端部には、放電ユニット2から延長する輸送管5
の端部が直接又は適当な連結具を介して接続される。前
記パイプの他方の端部は、図示しない排気及び除害装置
に接続されている。構造物の内部通路をエッチングする
場合には、同様に該通路の一端に輸送管5を接続すれば
よい。
【0062】本実施例において、パイプ29の内面がシ
リコン酸化膜で覆われている場合、CF4 と酸素との混
合ガスに、例えば図3Aに示す方法により水を添加して
放電ユニット2に供給し、放電によりCOF2 、F2
HFなどの反応性フッ化ガスを生成し、輸送管5を介し
てパイプ29内に導入する。前記パイプ内面には、予め
水分を付着させておく。また、パイプ29が透明なガラ
ス管であって外側から見える部分を処理する場合には、
外側からレーザ光や紫外線を照射することにより、内面
のシリコン酸化膜をエッチングすることができる。
【0063】これにより、パイプの外側はエッチングし
ないで内部のみをエッチングすることができる。パイプ
29内部の反応生成物及びエッチングに使用されなかっ
た反応性フッ化ガスは、放電ユニット2から連続的に送
られるガス流により前記排気及び除害装置に送られる。
【0064】更に、本発明のエッチング方法は、放電に
より反応性ガスを生成するための安全かつ不活性な原料
ガスとして、上記各実施例で使用したフッ素系ガスだけ
でなく、塩素系ガスなどの他のハロゲン系ガスを用いる
ことができる。即ち、使用するガス種を適当に選択する
ことにより、各種材料のエッチングを同様に行うことが
できる。
【0065】本発明によれば、上記実施例に様々な変更
・変形を加えて実施することができる。放電ユニットは
図2以外の様々な構造にすることができ、輸送管にはテ
フロン以外の様々な材質を用いることができる。また、
レーザ光などの放射線を照射する場合、図4のように外
部から窓を介して照射するのではなく、その光源を処理
室の内部に設けることができる。
【0066】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。本発明の
エッチング方法によれば、使用する原料ガスが安定かつ
不活性で比較的安全なため、その保管・取扱いが容易
で、エッチング装置への配管などに特別な安全設備を要
せず、設備コストの低減及び安全性の向上を同時に実現
することができる。また、使用するガス種や電極構造・
電源などの放電条件を自由に選択できるので、反応性ガ
スの製造効率及びエッチングレートが向上し、コストの
低減及び生産性の向上が図られる。更に、従来の直接放
電方式では困難であった異形部品などの複雑な構造・形
状を有するものや大型の被処理物、又は被処理物の局所
的部分や内部構造も簡単にエッチングできるので、従来
は不可能又は困難であった様々な用途に実用化すること
ができる。
【0067】また、本発明のエッチング装置によれば、
上述した安全性の確保などの作用効果に加えて、放電部
がより簡単かつ小型で効率的な構造にできるので、装置
全体の小型化及び低価格化を実現することができる。更
に、処理室の設計や被処理物の設置、現場でのエッチン
グが可能になるなど、作業性が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエッチング装置の実施例を概略的
に示す全体構成図である。
【図2】A図は放電ユニットの実施例を示す斜視図、B
図はA図のB−B線における断面図である。
【図3】A〜C図はそれぞれ不活性な原料ガスに水を添
加する構成を示すブロック図である。
【図4】処理室内の被処理物にレーザ光を照射するため
の構成を示す概略図である。
【図5】現場での処理に適したエッチング装置の構成を
示す概略図である。
【図6】A図は局所的エッチングに使用するノズルユニ
ット先端部の斜視図、B図はその断面図である。
【図7】パイプの内面をエッチングするための構成を示
す概略図である。
【符号の説明】
1 エッチング装置 2 放電ユニット 3 被処理物 4 処理室 5 輸送管 6 ガス供給源 7 ヒータ 8 排気装置 9 水蒸気供給手段 10 流量制御弁 11 絶縁板 12、13 電極板 14 交流電源 15 ガス流路 16 管路 17 タンク 18 水 19 バイパス 20 可変流量切換弁 21 水蒸気発生手段 22 窓 23 レーザ光源 24 ノズルユニット 25 排気装置 26 噴射ノズル 27 排気管 28 排気通路 29 パイプ

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不活性で安定なハロゲン系ガス中に大気
    圧又はその近傍の圧力下で放電を発生させることによ
    り、前記ハロゲン系ガスから安定な反応性ガスを生成す
    る過程と、前記反応性ガスを離隔した位置に輸送する過
    程と、前記離隔位置において、前記反応性ガスを用いて
    被処理物にエッチングを行う過程とからなることを特徴
    とするドライエッチング方法。
  2. 【請求項2】 前記ハロゲン系ガスと別の安全なガスと
    の混合ガス中に放電を発生させることを特徴とする請求
    項1に記載のドライエッチング方法。
  3. 【請求項3】 前記ハロゲン系ガスがフッ素系ガスであ
    り、前記反応性ガスが反応性フッ化ガスであることを特
    徴とする請求項1又は2に記載のドライエッチング方
    法。
  4. 【請求項4】 前記フッ素系ガスがCF4 、SF6 又は
    CHF3 であり、前記反応性フッ化ガスがHF、COF
    2 又はF2 であることを特徴とする請求項3に記載のド
    ライエッチング方法。
  5. 【請求項5】 前記安全なガスが酸素又は水素であるこ
    とを特徴とする請求項4に記載のドライエッチング方
    法。
  6. 【請求項6】 前記ハロゲン系ガスが塩素系ガスである
    ことを特徴とする請求項1に記載のドライエッチング方
    法。
  7. 【請求項7】 前記反応性ガスを輸送する過程が、前記
    反応性ガスを加熱する過程を含むことを特徴とする請求
    項1乃至6のいずれかに記載のドライエッチング方法。
  8. 【請求項8】 前記被処理物の表面又はその付近で前記
    反応性ガスからより活性なガスを生成する過程を更に含
    むことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の
    ドライエッチング方法。
  9. 【請求項9】 前記反応性ガスに水又はアルコールを付
    与することにより、前記より活性なガスを生成すること
    を特徴とする請求項8に記載のドライエッチング方法。
  10. 【請求項10】 前記被処理物表面に水又はアルコール
    を付着させることを特徴とする請求項9に記載のドライ
    エッチング方法。
  11. 【請求項11】 前記被処理物の表面又はその付近で前
    記反応性ガスに放射線を照射することにより前記より活
    性なガスを生成することを特徴とする請求項8に記載の
    ドライエッチング方法。
  12. 【請求項12】 前記放射線を前記被処理物表面に局所
    的に照射することを特徴とする請求項11に記載のドラ
    イエッチング方法。
  13. 【請求項13】 前記放射線がレーザ光又は紫外線であ
    ることを特徴とする請求項11又は12に記載のドライ
    エッチング方法。
  14. 【請求項14】 前記被処理物が内部通路を有し、前記
    反応性ガスを前記内部通路の入口まで輸送しかつその中
    を通過させることにより、前記内部通路の内部をエッチ
    ングすることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか
    に記載のドライエッチング方法。
  15. 【請求項15】 大気圧又はその近傍の圧力下で不活性
    で安定なハロゲン系ガス中に放電を発生させ、前記ハロ
    ゲン系ガスから安定な反応性ガスを生成するための放電
    部と、前記反応性ガスを前記放電部から離隔した位置の
    被処理物まで輸送する手段とを備え、前記反応性ガスを
    用いて前記被処理物にエッチングを行うことを特徴とす
    るドライエッチング装置。
  16. 【請求項16】 前記輸送手段が、輸送中の前記反応性
    ガスを加熱するための手段を有することを特徴とする請
    求項15に記載のドライエッチング装置。
  17. 【請求項17】 前記輸送手段がテフロンで形成されて
    いることを特徴とする請求項15又は16に記載のドラ
    イエッチング装置。
  18. 【請求項18】 前記被処理物を設置するための処理室
    を更に備え、前記輸送手段が前記反応性ガスを前記処理
    室内に導入することを特徴とする請求項15乃至17の
    いずれかに記載のドライエッチング装置。
  19. 【請求項19】 前記輸送手段が、前記反応性ガスを前
    記被処理物表面に直接噴射するためのノズルを有するこ
    とを特徴とする請求項15乃至17のいずれかに記載の
    ドライエッチング装置。
  20. 【請求項20】 前記ノズルの周辺に排気口を開設した
    強制排気装置を更に有することを特徴とする請求項19
    に記載のドライエッチング装置。
  21. 【請求項21】 前記被処理物表面又はその付近の前記
    反応性ガスに水又はアルコールを付与する手段を備える
    ことを特徴とする請求項15乃至20のいずれかに記載
    のドライエッチング装置。
  22. 【請求項22】 前記被処理物表面又はその付近の前記
    反応性ガスに放射線を照射する手段を更に備えることを
    特徴とする請求項15乃至20のいずれかに記載のドラ
    イエッチング装置。
  23. 【請求項23】 前記放射線がレーザ光又は紫外線であ
    ることを特徴とする請求項22に記載のドライエッチン
    グ装置。
  24. 【請求項24】 前記放射線を前記被処理物表面に選択
    的に照射するためのマスク手段を更に有することを特徴
    とする請求項22又は23に記載のドライエッチング装
    置。
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