JP2000058209A - シールドコネクタ - Google Patents
シールドコネクタInfo
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- JP2000058209A JP2000058209A JP10226139A JP22613998A JP2000058209A JP 2000058209 A JP2000058209 A JP 2000058209A JP 10226139 A JP10226139 A JP 10226139A JP 22613998 A JP22613998 A JP 22613998A JP 2000058209 A JP2000058209 A JP 2000058209A
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- Japan
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- peripheral ring
- inner peripheral
- braided wire
- ring
- wire
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- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 編組線とシールドシェルとの接続を確実なも
のにする 【解決手段】 シールド電線30の接続部35には、そ
れぞれ有端環状とされた内周リング40と外周リング5
0とが取り付けられる。内周リング40が絶縁層32と
編組線33との間に嵌められた後、外周リング50が編
組線33を覆うように取り付けられる。治具等により、
外周リング50を端部51が閉じる方向へ加締め付けて
圧縮すると、内周リング40も圧縮され、両リング4
0,50は縮径される。このとき、外周リング50が塑
性変形されているのに対して、内周リング40は弾性変
形されているから、内周リング40には端部41が拡開
する方向の弾発力が生じ、これが外周リング50により
受けられる。もって、編組線33は、内周リング40及
び外周リング50との間に密着状態に狭持される。
のにする 【解決手段】 シールド電線30の接続部35には、そ
れぞれ有端環状とされた内周リング40と外周リング5
0とが取り付けられる。内周リング40が絶縁層32と
編組線33との間に嵌められた後、外周リング50が編
組線33を覆うように取り付けられる。治具等により、
外周リング50を端部51が閉じる方向へ加締め付けて
圧縮すると、内周リング40も圧縮され、両リング4
0,50は縮径される。このとき、外周リング50が塑
性変形されているのに対して、内周リング40は弾性変
形されているから、内周リング40には端部41が拡開
する方向の弾発力が生じ、これが外周リング50により
受けられる。もって、編組線33は、内周リング40及
び外周リング50との間に密着状態に狭持される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シールドコネクタ
に関し、特にシールド電線の編組線とシールドシェルと
の接続構造に関する。
に関し、特にシールド電線の編組線とシールドシェルと
の接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シールドコネクタとして特開平8
−250218号公報記載のものが知られている。この
シールドコネクタは、コネクタハウジング内に筒形のシ
ールドシェル6が備えられているとともに、シールドシ
ェル6の内側にはシールド電線の端末に取り付けられた
端子金具を収容可能とされており、シールド電線の編組
線1とシールドシェル6とが接触部材3を介して接続さ
れるようになっている。
−250218号公報記載のものが知られている。この
シールドコネクタは、コネクタハウジング内に筒形のシ
ールドシェル6が備えられているとともに、シールドシ
ェル6の内側にはシールド電線の端末に取り付けられた
端子金具を収容可能とされており、シールド電線の編組
線1とシールドシェル6とが接触部材3を介して接続さ
れるようになっている。
【0003】この編組線1とシールドシェル6との接続
構造を図6に示す。編組線1は、その外側に配されたシ
ース2の外周側へ折り返されており、この折返し部分を
覆うようにして接触部材3の加締部4が配されている。
この接触部材3の加締部4の前方にはシェル接続部5が
形成され、シールドシェル6と接触可能とされている。
ここで加締部4は、編組線1との接触を高めるために治
具などにより矢印Aの方向から加締められている。これ
により、編組線1とシールドシェル6は電気的に接続さ
れている。
構造を図6に示す。編組線1は、その外側に配されたシ
ース2の外周側へ折り返されており、この折返し部分を
覆うようにして接触部材3の加締部4が配されている。
この接触部材3の加締部4の前方にはシェル接続部5が
形成され、シールドシェル6と接触可能とされている。
ここで加締部4は、編組線1との接触を高めるために治
具などにより矢印Aの方向から加締められている。これ
により、編組線1とシールドシェル6は電気的に接続さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、加締部4に
より加締められている編組線1とシース2のうち、シー
ス2は、絶縁樹脂材により形成されているため、加締力
が加わった状態が継続されると、クリープ現象により経
時的に塑性変形することがある。シース2が塑性変形す
ると、編組線1と加締部4との間に隙間が生じることが
あり、これらの接触信頼性が低下するおそれがあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたもので
あって、編組線とシールドシェルとの接続を確実なもの
にすることを目的とするものである。
より加締められている編組線1とシース2のうち、シー
ス2は、絶縁樹脂材により形成されているため、加締力
が加わった状態が継続されると、クリープ現象により経
時的に塑性変形することがある。シース2が塑性変形す
ると、編組線1と加締部4との間に隙間が生じることが
あり、これらの接触信頼性が低下するおそれがあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたもので
あって、編組線とシールドシェルとの接続を確実なもの
にすることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、コネクタハウジン
グに備えられたシールドシェルと、絶縁層を覆う編組線
を有するシールド電線のうちの編組線とが接続される構
造を有するシールドコネクタにおいて、前記絶縁層と前
記編組線との間に有端環状の内周リングが嵌められると
ともに、前記編組線を覆う位置に前記シールドシェルと
接触可能な外周リングを加締めにより取り付けて、前記
内周リングを弾性的に圧縮させている構成としたところ
に特徴を有する。請求項2の発明は、請求項1の発明に
おいて、前記外周リングは、有端環状に形成されている
構成としたところに特徴を有する。
めの手段として、請求項1の発明は、コネクタハウジン
グに備えられたシールドシェルと、絶縁層を覆う編組線
を有するシールド電線のうちの編組線とが接続される構
造を有するシールドコネクタにおいて、前記絶縁層と前
記編組線との間に有端環状の内周リングが嵌められると
ともに、前記編組線を覆う位置に前記シールドシェルと
接触可能な外周リングを加締めにより取り付けて、前記
内周リングを弾性的に圧縮させている構成としたところ
に特徴を有する。請求項2の発明は、請求項1の発明に
おいて、前記外周リングは、有端環状に形成されている
構成としたところに特徴を有する。
【0006】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>絶縁層と編
組線との間に嵌められる内周リングが有端環状とされる
ことで、編組線を覆って配される外周リングが加締め付
けられる際に、内周リングは弾性的に圧縮される。この
とき、内周リングは弾性変形した状態とされているか
ら、内周リングにはその端部が拡開する方向に弾発力が
生じる。この弾発力が外周リングにより受けられること
で、編組線は内周リングと外周リングとの間に密着した
状態に挟持されるから、これらの間の接触信頼性を高め
ることができる。外周リングがコネクタハウジングに備
えられたシールドシェルと接触されることで、編組線と
シールドシェルとの接続は、確実なものとされる。ま
た、外周リングの加締め付けとともに、内周リングも圧
縮されるから、内周リングが変形しない場合と比べて外
周リングの縮径量を大きくすることができ、より外周リ
ングを編組線に密着させることができる。 <請求項2の発明>外周リングを有端環状とすること
で、無端のものと比べて縮径作業が行い易い。
組線との間に嵌められる内周リングが有端環状とされる
ことで、編組線を覆って配される外周リングが加締め付
けられる際に、内周リングは弾性的に圧縮される。この
とき、内周リングは弾性変形した状態とされているか
ら、内周リングにはその端部が拡開する方向に弾発力が
生じる。この弾発力が外周リングにより受けられること
で、編組線は内周リングと外周リングとの間に密着した
状態に挟持されるから、これらの間の接触信頼性を高め
ることができる。外周リングがコネクタハウジングに備
えられたシールドシェルと接触されることで、編組線と
シールドシェルとの接続は、確実なものとされる。ま
た、外周リングの加締め付けとともに、内周リングも圧
縮されるから、内周リングが変形しない場合と比べて外
周リングの縮径量を大きくすることができ、より外周リ
ングを編組線に密着させることができる。 <請求項2の発明>外周リングを有端環状とすること
で、無端のものと比べて縮径作業が行い易い。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
ないし図4に基づいて説明する。この実施形態では、雄
側のシールドコネクタを示す。このシールドコネクタ
は、雄コネクタハウジング10(以下、雄ハウジング1
0という)内に筒形をなすシールドシェル20が備えら
れている。
ないし図4に基づいて説明する。この実施形態では、雄
側のシールドコネクタを示す。このシールドコネクタ
は、雄コネクタハウジング10(以下、雄ハウジング1
0という)内に筒形をなすシールドシェル20が備えら
れている。
【0008】雄ハウジング10は、合成樹脂材からな
り、外筒部11の内側に内筒部12が一体成形されてな
る二重筒構造として形成されている。外筒部11の前方
には、相手側の雌ハウジングと嵌合可能な嵌合凹部13
が開口して設けられている。外筒部11の略中央部分
は、内筒部12と連絡されており、内筒部12内には端
子収容室14が形成され、後記するシールド電線30の
芯線31に圧着された雄側端子金具36を収容可能とさ
れている。また、外筒部11の後端部分には、ゴム栓1
6とホルダ17が取付可能とされており、ホルダ17に
設けられた係止突部18は、外筒部11に設けられた係
止孔15に嵌められるようになっている。
り、外筒部11の内側に内筒部12が一体成形されてな
る二重筒構造として形成されている。外筒部11の前方
には、相手側の雌ハウジングと嵌合可能な嵌合凹部13
が開口して設けられている。外筒部11の略中央部分
は、内筒部12と連絡されており、内筒部12内には端
子収容室14が形成され、後記するシールド電線30の
芯線31に圧着された雄側端子金具36を収容可能とさ
れている。また、外筒部11の後端部分には、ゴム栓1
6とホルダ17が取付可能とされており、ホルダ17に
設けられた係止突部18は、外筒部11に設けられた係
止孔15に嵌められるようになっている。
【0009】外筒部11と内筒部12との間には、筒形
に形成されたシールドシェル20が取り付け可能とされ
ている。このシールドシェル20は、前部が嵌合凹部1
3内に配され、雌ハウジングのシールド部と接続される
ようになっている。一方、内筒部12の後方に位置する
部分は、縮径して形成されており、ここが後記する接触
部21とされている。
に形成されたシールドシェル20が取り付け可能とされ
ている。このシールドシェル20は、前部が嵌合凹部1
3内に配され、雌ハウジングのシールド部と接続される
ようになっている。一方、内筒部12の後方に位置する
部分は、縮径して形成されており、ここが後記する接触
部21とされている。
【0010】シールド電線30は、芯線31が絶縁層3
2により包まれ、その外周には金属細線を編み込んで形
成された編組線33が配され、この編組線33が絶縁性
を有するシース34により覆われることで構成されてい
る。シールド電線30の端末部分は、図2に示すよう
に、芯線31、絶縁層32及び編組線33が露出するよ
うに剥かれた状態とされている。
2により包まれ、その外周には金属細線を編み込んで形
成された編組線33が配され、この編組線33が絶縁性
を有するシース34により覆われることで構成されてい
る。シールド電線30の端末部分は、図2に示すよう
に、芯線31、絶縁層32及び編組線33が露出するよ
うに剥かれた状態とされている。
【0011】この露出部分において、芯線31には雄側
端子金具36が圧着可能とされているとともに、この雄
側端子金具36の後方の編組線33が露出した部分に
は、それぞれ径の大きさが異なる内周リング40と外周
リング50とが取り付け可能とされ、この部分が接続部
35とされている。
端子金具36が圧着可能とされているとともに、この雄
側端子金具36の後方の編組線33が露出した部分に
は、それぞれ径の大きさが異なる内周リング40と外周
リング50とが取り付け可能とされ、この部分が接続部
35とされている。
【0012】このうち、内径が小さい方である内周リン
グ40は、端部41を備えた有端環状に形成されるとと
もに、材料としてステンレス鋼が用いられている。内周
リング40は、シールド電線30の接続部35におい
て、絶縁層32と編組線33との間に挟まれた状態に取
り付けられるようになっている。また、内周リング40
の板厚は、外周リング50よりも厚くされている。
グ40は、端部41を備えた有端環状に形成されるとと
もに、材料としてステンレス鋼が用いられている。内周
リング40は、シールド電線30の接続部35におい
て、絶縁層32と編組線33との間に挟まれた状態に取
り付けられるようになっている。また、内周リング40
の板厚は、外周リング50よりも厚くされている。
【0013】内周リング40よりも径が大きくされた外
周リング50は、端部51を備えた有端環状に形成され
ているとともに、材料として黄銅が用いられている。外
周リング50は、シールド電線30の接続部35におい
て、編組線33を覆うように取り付けられるようになっ
ている。また、この外周リング50は、雄ハウジング1
0内でシールドシェル20の接触部21と接触可能とさ
れ、これに対応してシールドシェル20の接触部21
は、外周リング50の外周とほぼ同じ内径を有するよう
に形成されている。
周リング50は、端部51を備えた有端環状に形成され
ているとともに、材料として黄銅が用いられている。外
周リング50は、シールド電線30の接続部35におい
て、編組線33を覆うように取り付けられるようになっ
ている。また、この外周リング50は、雄ハウジング1
0内でシールドシェル20の接触部21と接触可能とさ
れ、これに対応してシールドシェル20の接触部21
は、外周リング50の外周とほぼ同じ内径を有するよう
に形成されている。
【0014】本実施形態は以上のような構造であり、続
いてその組付手順について説明する。シールド電線30
には、ゴム栓16とホルダ17が通された後、図2に示
すように、その端末部分が皮剥きされて、前方から順に
芯線31、絶縁層32、編組線33が露出した状態とさ
れ、接続部35が形成される。
いてその組付手順について説明する。シールド電線30
には、ゴム栓16とホルダ17が通された後、図2に示
すように、その端末部分が皮剥きされて、前方から順に
芯線31、絶縁層32、編組線33が露出した状態とさ
れ、接続部35が形成される。
【0015】まず、内周リング40を接続部35に取り
付ける。露出した絶縁層32の外周に内周リング40を
嵌め込み、徐々に後方へスライドさせる。内周リング4
0が接続部35の先端に達したところで編組線33を外
側へ広げつつ、内周リング40を接続部35に押し込
み、その後、図3に示すように、編組線33を内周リン
グ40の外周に被せる。これにより、接続部35におい
て内周リング40は、絶縁層32と編組線33との間に
挟まれた状態として取り付けられる。
付ける。露出した絶縁層32の外周に内周リング40を
嵌め込み、徐々に後方へスライドさせる。内周リング4
0が接続部35の先端に達したところで編組線33を外
側へ広げつつ、内周リング40を接続部35に押し込
み、その後、図3に示すように、編組線33を内周リン
グ40の外周に被せる。これにより、接続部35におい
て内周リング40は、絶縁層32と編組線33との間に
挟まれた状態として取り付けられる。
【0016】次に、外周リング50を接続部35に取り
付ける。図4に示すように、接続部35の編組線33の
外周に外周リング50を嵌め込む。このとき、外周リン
グ50の開放部分を既に取り付けられた内周リング40
の開放部分の位置に合わせるようにする。この状態で編
組線33は、幾分か余裕をもって外周リング50と内周
リング40との間に挟まれている。
付ける。図4に示すように、接続部35の編組線33の
外周に外周リング50を嵌め込む。このとき、外周リン
グ50の開放部分を既に取り付けられた内周リング40
の開放部分の位置に合わせるようにする。この状態で編
組線33は、幾分か余裕をもって外周リング50と内周
リング40との間に挟まれている。
【0017】続いて、治具などにより外周リング50を
加締め付ける。外周リング50は、その外側から加えら
れる加締力により圧縮され、端部51が閉じる方向に変
形されるから、その内周面により編組線33が内周リン
グ40に押し付けられ、さらに内周リング40も圧縮さ
れて、端部41が閉じる方向に変形される。これによ
り、図5に示すように、外周リング50及び内周リング
40はともに縮径した状態とされる。
加締め付ける。外周リング50は、その外側から加えら
れる加締力により圧縮され、端部51が閉じる方向に変
形されるから、その内周面により編組線33が内周リン
グ40に押し付けられ、さらに内周リング40も圧縮さ
れて、端部41が閉じる方向に変形される。これによ
り、図5に示すように、外周リング50及び内周リング
40はともに縮径した状態とされる。
【0018】ここで加えられている加締力は、外周リン
グ50の弾性限度を超え、且つ内周リング40の弾性限
度を超えない大きさとされているから、圧縮された状態
において、外周リング50は塑性変形しているのに対
し、内周リング40は弾性変形した状態とされている。
このとき、内周リング40には端部41が拡開する方向
の弾発力が生じており、この弾発力が外側の外周リング
50によって受けられているから、編組線33は、内周
リング40と外周リング50との間に密着した状態で狭
持される。
グ50の弾性限度を超え、且つ内周リング40の弾性限
度を超えない大きさとされているから、圧縮された状態
において、外周リング50は塑性変形しているのに対
し、内周リング40は弾性変形した状態とされている。
このとき、内周リング40には端部41が拡開する方向
の弾発力が生じており、この弾発力が外側の外周リング
50によって受けられているから、編組線33は、内周
リング40と外周リング50との間に密着した状態で狭
持される。
【0019】ここで、外周リング50と内周リング40
との間に挟まれているのは、金属細線からなる編組線3
3のみとされているから、経時的に外周リング50と編
組線33との接触状態が悪くなることが避けられる。
との間に挟まれているのは、金属細線からなる編組線3
3のみとされているから、経時的に外周リング50と編
組線33との接触状態が悪くなることが避けられる。
【0020】シールド電線30に両リング40,50を
取り付けた後、芯線31に雄側端子金具36を圧着し、
内部にシールドシェル20が取り付けられた雄ハウジン
グ10の後方から挿入する。雄側端子金具36が端子収
容室14内の正規位置に達せられるとき、シールド電線
30の接続部35に取り付けられた外周リング50は、
シールドシェル20の接触部21内に挿入され、外周リ
ング50とシールドシェル20の接触部21とで接触が
取られる。これにより、シールド電線30の編組線33
とシールドシェル20とが電気的に接続され、シールド
コネクタはシールドされる。
取り付けた後、芯線31に雄側端子金具36を圧着し、
内部にシールドシェル20が取り付けられた雄ハウジン
グ10の後方から挿入する。雄側端子金具36が端子収
容室14内の正規位置に達せられるとき、シールド電線
30の接続部35に取り付けられた外周リング50は、
シールドシェル20の接触部21内に挿入され、外周リ
ング50とシールドシェル20の接触部21とで接触が
取られる。これにより、シールド電線30の編組線33
とシールドシェル20とが電気的に接続され、シールド
コネクタはシールドされる。
【0021】そして、雄ハウジング10の後端部分にゴ
ム栓16とホルダ17を取り付けることで雄ハウジング
10の組付作業が完了する。
ム栓16とホルダ17を取り付けることで雄ハウジング
10の組付作業が完了する。
【0022】以上説明したように本実施形態によれば、
それぞれ有端環状とされた内周リング40と外周リング
50とが、シールド電線30の接続部35の絶縁層32
と編組線33との間と編組線33を覆う位置とに配され
た後、外周リング50の外側から両リング40,50の
端部41,51が閉じる方向へ加締力を加えられること
により、外周リング50とともに内周リング40も圧縮
されて縮径される。このとき、外周リング50が塑性変
形されているのに対し、内周リング40は弾性変形され
ているから、内周リング40には端部41が拡開する方
向の弾発力が生じる。この弾発力は外周リング50によ
り受けられるから、編組線33は内周リング40と外周
リング50との間に密着状態に狭持され、もってこれら
の間の接触状態は良好なものとされる。そして、この外
周リング50がシールドシェル20の接触部21と接触
されることで、編組線33とシールドシェル20との接
続が確実なものとされる。
それぞれ有端環状とされた内周リング40と外周リング
50とが、シールド電線30の接続部35の絶縁層32
と編組線33との間と編組線33を覆う位置とに配され
た後、外周リング50の外側から両リング40,50の
端部41,51が閉じる方向へ加締力を加えられること
により、外周リング50とともに内周リング40も圧縮
されて縮径される。このとき、外周リング50が塑性変
形されているのに対し、内周リング40は弾性変形され
ているから、内周リング40には端部41が拡開する方
向の弾発力が生じる。この弾発力は外周リング50によ
り受けられるから、編組線33は内周リング40と外周
リング50との間に密着状態に狭持され、もってこれら
の間の接触状態は良好なものとされる。そして、この外
周リング50がシールドシェル20の接触部21と接触
されることで、編組線33とシールドシェル20との接
続が確実なものとされる。
【0023】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記した実施形態では、雄ハウジングについて示
したが、本発明は、雌ハウジングにも勿論適用できる。 (2)上記した実施形態では、外周リングを端部が重な
らない形状とされているが、例えば、形状をU字形と
し、シールド電線に取り付ける際に端部が重なるように
折り曲げたものも本発明に含まれる。 (3)また、外周リングの形状は、端部を有しない環状
のものを用いても良く、その場合には、外周リングを縮
径させる際に、縮径した分を逃がすための逃がし部分が
形成される。
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記した実施形態では、雄ハウジングについて示
したが、本発明は、雌ハウジングにも勿論適用できる。 (2)上記した実施形態では、外周リングを端部が重な
らない形状とされているが、例えば、形状をU字形と
し、シールド電線に取り付ける際に端部が重なるように
折り曲げたものも本発明に含まれる。 (3)また、外周リングの形状は、端部を有しない環状
のものを用いても良く、その場合には、外周リングを縮
径させる際に、縮径した分を逃がすための逃がし部分が
形成される。
【図1】本発明の一実施形態に係る雄ハウジングの一部
切欠側面図
切欠側面図
【図2】シールド電線、内周リング及び外周リングの取
り付け前の斜視図
り付け前の斜視図
【図3】内周リングを取り付けた状態を示す斜視図
【図4】外周リングを取り付けた状態を示す断面図
【図5】外周リングを加締めた後のシールド電線の断面
図
図
【図6】従来例の接続構造の拡大断面図
10…雄ハウジング(コネクタハウジング) 20…シールドシェル 21…接触部 30…シールド電線 32…絶縁層 33…編組線 35…接続部 40…内周リング 41…端部 50…外周リング 51…端部
Claims (2)
- 【請求項1】 コネクタハウジングに備えられたシール
ドシェルと、絶縁層を覆う編組線を有するシールド電線
のうちの編組線とが接続される構造を有するシールドコ
ネクタにおいて、 前記絶縁層と前記編組線との間に有端環状の内周リング
が嵌められるとともに、前記編組線を覆う位置に前記シ
ールドシェルと接触可能な外周リングを加締めにより取
り付けて、前記内周リングを弾性的に圧縮させているこ
とを特徴とするシールドコネクタ。 - 【請求項2】 前記外周リングは、有端環状に形成され
ていることを特徴とする請求項1記載のシールドコネク
タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10226139A JP2000058209A (ja) | 1998-08-10 | 1998-08-10 | シールドコネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10226139A JP2000058209A (ja) | 1998-08-10 | 1998-08-10 | シールドコネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000058209A true JP2000058209A (ja) | 2000-02-25 |
Family
ID=16840472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10226139A Pending JP2000058209A (ja) | 1998-08-10 | 1998-08-10 | シールドコネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000058209A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104464912A (zh) * | 2013-09-17 | 2015-03-25 | 富士康(昆山)电脑接插件有限公司 | 线缆组件及其装配方法 |
-
1998
- 1998-08-10 JP JP10226139A patent/JP2000058209A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104464912A (zh) * | 2013-09-17 | 2015-03-25 | 富士康(昆山)电脑接插件有限公司 | 线缆组件及其装配方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050824 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050913 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051111 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060221 |