JP2000057765A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JP2000057765A
JP2000057765A JP10222071A JP22207198A JP2000057765A JP 2000057765 A JP2000057765 A JP 2000057765A JP 10222071 A JP10222071 A JP 10222071A JP 22207198 A JP22207198 A JP 22207198A JP 2000057765 A JP2000057765 A JP 2000057765A
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power supply
voltage
level
circuit
semiconductor integrated
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JP10222071A
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English (en)
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Tsutomu Takahashi
勉 高橋
Yukie Suzuki
幸英 鈴木
Koji Arai
公司 荒井
Michiyo Suzuki
美知代 鈴木
Atsuya Tanaka
敦也 田中
Seihachi Ide
成八 井手
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Hitachi Ltd
Hitachi Solutions Technology Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源電圧が低下しても安定してワード線電位
に用いられる昇圧電圧を供給する。 【解決手段】 電源電圧VCCがしきい値よりも低い低電
圧領域になると、切り換え回路13bは、設定信号SS
を否定論理和回路25、否定論理積回路27に出力し、
リングオシュレータ22,23を動作させ降圧電圧VDL
プリチャージ方式の昇圧回路17,18によって昇圧電
圧VPPを生成させる。電源電圧VCCがしきい値以上のノ
ーマル電圧領域または高電圧領域では、リングオシュレ
ータ20,21を動作させ、電源電圧VCCプリチャージ
方式の昇圧回路15,16によって昇圧電圧VPPを生成
させることにより、低電圧領域から高電圧領域まで安定
して昇圧電圧VPPを供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DRAM(Dyn
amic Random Access Memor
y)におけるワード線電位の供給技術に関し、特に、低
電圧動作におけるワード線電位の安定供給化に適用して
有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明者が検討したところによれば、D
RAMなどの半導体集積回路装置においては、メモリセ
ルのS/Nを向上させるためにワード線電位を昇圧する
ワード線昇圧方式がある。
【0003】このワード線昇圧方式の半導体集積回路装
置では、動作電圧である電源電圧VCCを、該半導体集積
回路装置内部に設けられた昇圧電源回路によって昇圧
し、ワード線電位VPPとして供給している。
【0004】なお、この種の半導体集積回路装置につい
て詳しく述べてある例としては、1994年11月5
日、株式会社培風館発行、伊藤清男(著)、「アドバン
ストエレクトロニクスI−9 超LSIメモリ」P31
5〜P322があり、この文献には、DRAMに設けら
れた昇圧電源回路方式が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な半導体集積回路装置では、次のような問題点があるこ
とが本発明者により見い出された。
【0006】すなわち、電源電圧VCCが動作保証電圧よ
りも低くなった場合または特別仕様として低電圧動作領
域において使用した場合に、ワード線電位VPPを生成す
る昇圧電源回路の供給能力が不足してしまいワード線電
位VPPレベルが低下してしまい、半導体集積回路装置の
動作不良などを招く恐れがある。
【0007】また、半導体集積回路装置が動作する場合
でも、ワード線電位が低下することにより、ワード線リ
ーク電流が増加するに伴いセルフリフレッシュ電流も増
加してしまい、半導体集積回路装置の消費電流が大幅に
大きくなってしまう問題がある。
【0008】本発明の目的は、電源電圧が低下しても安
定してワード線電位に用いられる昇圧電圧を供給するこ
とができる半導体集積回路装置を提供することにある。
【0009】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0011】すなわち、本発明の半導体集積回路装置
は、電源電圧から高レベル電圧を生成する第1の昇圧電
源部と、降圧電源回路により生成された電源電圧よりも
低い低レベル電圧から高レベル電圧を生成する第2の昇
圧電源部と、電源電圧の電圧レベルに応じて該第1、第
2の昇圧電源部を動作制御する電源制御部とよりなる昇
圧電源発生回路を備えたものである。
【0012】また、本発明の半導体集積回路装置は、前
記電源制御部が、電源電圧の電圧レベルをモニタし、そ
の電圧レベルに見合った設定信号を出力する電圧レベル
モニタ部と、当該電圧レベルモニタ部から出力された設
定信号に基づいて第1、第2の昇圧電源部に動作制御信
号を出力する動作制御部とよりなるものである。
【0013】さらに、本発明の半導体集積回路装置は、
前記動作制御部が、電源電圧がしきい値よりも小さい低
電圧領域の際には第2の昇圧電源部を動作させ、電源電
圧がしきい値以上の電圧領域の際には、第1の昇圧電源
部を動作させる設定信号を出力するものである。
【0014】それらにより、電源電圧のレベルに応じて
電源制御部が、第1、第2の昇圧電源部の動作制御を行
うので、電源電圧における電圧レベルが変動しても、安
定した高レベル電圧を供給することができる。
【0015】また、本発明の半導体集積回路装置は、設
定信号に基づいて、電源電圧、または降圧電源回路によ
り生成された電源電圧よりも低い低レベル電圧を切り換
えて供給する電源レベル切り換え部と、当該電源レベル
切り換え部から供給される電源電圧または低レベル電圧
から高レベル電圧を生成する第3の昇圧電源部と、電源
電圧の電圧レベルに応じて該電源レベル切り換え部に設
定信号を出力する切り換え制御部とよりなる昇圧電源発
生回路を備えたものである。
【0016】さらに、本発明の半導体集積回路装置は、
前記切り換え制御部が、電源電圧の電圧レベルをモニタ
し、その電圧レベルに見合った設定信号を出力する電圧
レベルモニタ部よりなるものである。
【0017】また、本発明の半導体集積回路装置は、前
記切り換え制御部が、電源電圧がしきい値よりも小さい
低電圧領域の際には低レベル電圧を供給し、電源電圧が
しきい値以上の電圧領域の際には、電源電圧を供給する
ように電源レベル切り換え部を制御するものである。
【0018】それらにより、電源電圧のレベルに応じて
電源レベル切り換え部が、プリチャージ電圧レベルを切
り換えて第3の昇圧電源部に供給するので、電源電圧に
おける電圧レベルが変動しても、安定した高レベル電圧
を供給することができる。
【0019】以上のことにより、低電圧動作保証のマー
ジンを向上でき、かつ低消費電力化することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0021】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1によるメモリのブロック図、図2(a)は、本発
明の実施の形態1によるメモリに設けられた昇圧電源回
路における昇圧回路のブロック図、(b)は、昇圧電源
回路における切り換え回路のブロック図、図3は、本発
明の実施の形態1による電源電圧プリチャージ方式にお
ける昇圧回路の回路図、図4は、本発明の実施の形態1
による降圧電圧プリチャージ方式における昇圧回路の回
路図、図5は、本発明の実施の形態1による降圧電源電
圧と電源電圧との特性図である。
【0022】本実施の形態1において、DRAMである
メモリ(半導体集積回路装置)1には、記憶の最小単位
であるメモリセルが規則正しくアレイ状に並べられてメ
モリマット2が設けられている。
【0023】このメモリマット2には、ワードドライバ
3およびローデコーダ4が接続されており、ワードドラ
イバ3はローデコーダ4の出力を受けてワード線に選択
パルス電圧を与え、ローデコーダ4はメモリマット2の
内、ロー(行)方向のワード線を選択する。
【0024】また、メモリマット2には、センスアンプ
5が接続されており、このセンスアンプ5は、メモリマ
ット2のセル読み出し信号を増幅する。センスアンプ5
には、カラムドライバ6ならびにカラムデコーダ7が接
続されている。カラムドライバ6は、カラムデコーダ7
の出力を受けてビット線に選択パルス電圧を与え、カラ
ムデコーダ7は、カラム(列)方向のビット線を選択す
る。
【0025】また、ローデコーダ4には、ローアドレス
バッファ8が接続されており、このローアドレスバッフ
ァ8は、ロー方向のアドレス信号が入力され、それぞれ
の内部アドレス信号を発生させてローデコーダ4に出力
する。
【0026】さらに、カラムデコーダ7には、カラムア
ドレスバッファ9が接続されており、該カラムアドレス
バッファ9は、カラム方向のアドレス信号が入力され、
それぞれの内部アドレス信号を発生させてカラムデコー
ダ7に出力する。
【0027】また、センスアンプ5には、制御回路10
が接続されている。この制御回路10は、データ入力バ
ッファ11、データ出力バッファ12とも接続されてい
る。
【0028】制御回路10は、センスアンプ5、データ
入力バッファ11、およびデータ出力バッファ12にお
けるデータのやり取りの制御を行う。データ入力バッフ
ァ11は、入力データを所定のタイミングにより取り込
み、データ出力バッファ12は、出力データを所定のタ
イミングによって出力する。
【0029】さらに、メモリマット2、ロードライバ
3、およびローデコーダ4には、昇圧電源回路(昇圧電
源発生回路)13が接続されており、センスアンプ5に
は、降圧電源回路14が接続されている。
【0030】昇圧電源回路13は、メモリ1の動作電圧
である電源電圧VCCを昇圧して昇圧電圧(高レベル電
圧)VPPを生成しており、この昇圧電圧VPPを前述した
メモリマット2、ロードライバ3、ローデコーダ4に供
給している。また、降圧電源回路14は、電源電圧VCC
を降圧して降圧電圧(低レベル電圧)VDLを生成し、メ
モリマット2に供給している。
【0031】昇圧電源回路13の回路構成について、図
2(a)、(b)を用いて説明する。
【0032】この昇圧電源回路13は、設定信号SSに
よって動作制御が行われる昇圧電源生成回路13a、お
よび電源電圧VCCの電圧レベルをモニタし、その電圧レ
ベルに応じた設定信号SSを該昇圧電源生成回路13a
に出力して電源供給能力を切り換える切り換え回路(電
圧レベルモニタ部)13bから構成されている。
【0033】昇圧電源生成回路13aには、図2(a)
に示すように、設定信号SSによって動作制御が行われ
る昇圧回路(第1の昇圧電源部)15,16、昇圧回路
(第2の昇圧電源部)17,18および電源電圧VCC
供給された場合に常時動作を行う昇圧回路19が設けら
れいる。
【0034】また、昇圧回路15,16,19は、約3.
3V程度の電源電圧VCCから3.6V程度の昇圧電圧VPP
を生成しており、昇圧回路17,18は、降圧電源回路
14(図1)によって生成された約2.3V程度の降圧電
圧VDLを昇圧することによって昇圧電圧VPPを生成して
いる。これら昇圧回路15〜19の出力部はすべて共通
に接続され、ワード線電位などとして用いられる昇圧電
圧VPPとして出力される。
【0035】昇圧回路15,16の入力部にはリングオ
シュレータ(第1の昇圧電源部)20,21が接続さ
れ、昇圧回路17,18の入力部にはリングオシュレー
タ(第2の昇圧電源部)22,23が接続されており、
昇圧回路19の入力部にはリングオシュレータ24が接
続されている。
【0036】リングオシュレータ20〜23は、該リン
グオシュレータ20〜23に設けられた入力部に動作制
御信号が入力されると周期的なパルスを発生し、リング
オシュレータ24は、電源電圧VCCが供給されると周期
的なパルスを発生する。
【0037】オシュレータ20,21の入力部には、否
定論理和回路25の出力部が接続されている。否定論理
和回路25の一方の入力部には、切り換え回路13bか
ら出力される設定信号SSが入力されるように接続され
ており、他方の入力部には、基準電位であるグランド電
位VSSが接続されている。
【0038】また、オシュレータ22,23の入力部に
は、インバータ26の出力部が接続されており、このイ
ンバータ26の入力部には、否定論理積回路27の出力
部が接続されている。
【0039】否定論理積回路27の一方の入力部には、
切り換え回路13bから出力される設定信号SSが入力
されるように接続されており、他方の入力部には、電源
電圧VCC(または降圧電圧VDL)が供給されている。
【0040】切り換え回路13bは、図2(b)に示す
ように、PチャネルMOSであるトランジスタ28,2
9、NチャネルMOSであるトランジスタ30、ならび
にインバータ31,32によって構成されている。
【0041】トランジスタ28の一方の接続部には、た
とえば、1.8V程度の基準電圧VRE F が供給されてお
り、他方の接続部およびゲートが、トランジスタ29の
一方の接続部に接続されている。
【0042】トランジスタ29の他方の接続部、ゲー
ト、トランジスタ30の一方の接続部には、インバータ
31の入力部が接続されている。また、トランジスタ3
0の他方の接続部には、グランド電位VSSが接続され、
ゲートには、電源電圧VCC(または降圧電圧VDL)が供
給されている。
【0043】昇圧回路15,16は、図3に示すよう
に、一般的なチャージポンピング回路の昇圧回路であ
り、否定論理和回路33〜35、否定論理積回路36、
インバータ37〜39、NチャネルMOSであるトラン
ジスタ40〜47、同じくNチャネルMOSトランジス
タからなる静電容量素子48〜51、PチャネルMOS
であるトランジスタ52から構成されている。
【0044】また、この昇圧回路15,16の入力部に
は、前述したリングオシュレータ20,21から発生さ
れるポンピングパルスであるパルス信号OSCが入力さ
れ、電源電圧VCCをチャージポンピングして生成した昇
圧電圧VPPをトランジスタ43の他方の接続部から出力
している。
【0045】さらに、昇圧回路17,18も、図4に示
すように、一般的なチャージポンピング回路の昇圧回路
であり、否定論理和回路53〜55、否定論理積回路5
6、インバータ57〜59、NチャネルMOSのトラン
ジスタ60〜67、同じくNチャネルMOSトランジス
タからなる静電容量素子68〜71、PチャネルMOS
のトランジスタ72から構成されている。
【0046】昇圧回路17,18は、図3に示した昇圧
回路15,16と回路構成ならびに接続が同じとなって
おり、異なるところは、昇圧回路15,16のトランジ
スタ67におけるゲートのノードが電源電圧VCCレベル
(電源電圧VCCプリチャージ方式)であるのに対し、昇
圧回路17,18のトランジスタ67におけるゲートの
ノードが降圧電圧VDLレベル(降圧電圧VDLプリチャー
ジ方式)となっていることである。
【0047】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。
【0048】たとえば、2.3V程度の低電圧領域におけ
る電源電圧VCCによりメモリ1を動作させる場合、切り
換え回路13bにおけるトランジスタ30のゲートに電
源電圧VCCが入力されているので、インバータ31の入
力部にはHi信号が入力され、否定論理和回路25の一
方の入力部、否定論理積回路27の他方の入力部には、
それぞれHi信号の設定信号SSが入力される。
【0049】否定論理和回路25、否定論理積回路27
の出力はそれぞれLo信号となり、リングオシュレータ
20,21にはLo信号が入力されるのでOFFとな
り、リングオシュレータ22,23にはインバータ26
によって反転されたHi信号が入力される。
【0050】よって、昇圧回路17,18には、リング
オシュレータ22,23によって発生されるパルス信号
OSCが入力され、昇圧電圧VPPの生成を行うので、昇
圧電圧VPPは、昇圧回路17〜19によって供給され
る。
【0051】また、3.3V程度のノーマル電圧領域(3.
3V±10%)またはそれよりも高い電圧領域を電源電
圧VCCとしてメモリ1を動作させる場合、インバータ3
1の入力部にはLo信号が入力され、否定論理和回路2
5の一方の入力部、否定論理積回路27の他方の入力部
には、それぞれLo信号の設定信号SSが入力される。
【0052】否定論理和回路25、否定論理積回路27
の出力はそれぞれHi信号(動作制御信号)となり、リ
ングオシュレータ20,21にはHi信号が入力される
のでパルス信号OSCの発生を行い、リングオシュレー
タ22,23にはインバータ26によって反転されたL
o信号が入力されるのでOFFとなる。よって、昇圧回
路15,16が昇圧電圧VPPの生成を行い、昇圧電圧V
PPは、昇圧回路15,16,19によって供給される。
【0053】これら昇圧回路15,16と昇圧回路1
7,18との切り換えは、図5に示すように、たとえ
ば、3.0V程度をしきい値とし、そのしきい値よりも低
い低電圧領域では出力特性が有利な昇圧回路17,18
を用い、しきい値以上のノーマル電圧領域または高電圧
領域では、昇圧回路15,16を用いるように切り換え
回路13bの設定を行う。
【0054】それにより、本実施の形態1によれば、昇
圧電源回路13により、電源電圧VCCの電圧レベルに応
じて電源電圧VCCプリチャージ方式の昇圧回路15,1
6と降圧電圧VDLプリチャージ方式の昇圧回路17,1
8とを切り換えるので、低電圧領域から高電圧領域まで
安定して昇圧電圧VPPを供給することができる。
【0055】(実施の形態2)図6は、本発明の実施の
形態2によるメモリに設けられた昇圧電源回路における
昇圧回路のブロック図、図7は、本発明の実施の形態2
による昇圧回路の回路図、図8は、本発明の実施の形態
2による昇圧回路に設けられたスイッチの回路図であ
る。
【0056】本実施の形態2においては、DRAMであ
るメモリ(半導体集積回路装置)1aに設けられた昇圧
電源回路(昇圧電源発生回路)131 が、図6に示すよ
うに、常時動作を行う昇圧回路19と、供給されるプリ
チャージ用の電圧レベルが切り換えられる2つの昇圧回
路(第3の昇圧電源部)19a、リングオシュレータ
(第3の昇圧電源部)20a,21a、リングオシュレ
ータ24、および電圧レベルを切り換える設定信号SS
を生成する切り換え回路(切り換え制御部)13b(図
2(b))によって構成される。
【0057】昇圧回路19aも、前記実施の形態1と同
様の一般的なチャージポンピング回路における昇圧回路
であり、図7に示すように、否定論理和回路73〜7
5、否定論理積回路76、インバータ77〜79、Nチ
ャネルMOSのトランジスタ80〜87、同じくNチャ
ネルMOSトランジスタからなる静電容量素子88〜9
1、PチャネルMOSのトランジスタ92、ならびにス
イッチ(電源レベル切り換え部)93〜97から構成さ
れている。
【0058】スイッチ93〜97には、トランジスタ8
0,81,84,85の一方の接続部、トランジスタ8
6,92のゲートがそれぞれ接続されており、設定信号
SSに基づいて電源電圧VCCまたは降圧電圧VDLを切り
換えて供給する。
【0059】また、スイッチ93(〜97)は、図8に
示すように、トランジスタ98〜101、インバータ1
02,103により構成され、トランジスタ98,10
0はNチャネルMOSであり、トランジスタ99,10
1はPチャネルMOSである。
【0060】トランジスタ98,99の一方の接続部お
よび他方の接続部は相互に接続されており、トランジス
タ98,99の一方の接続部には、降圧電圧VDLが供給
されている。
【0061】トランジスタ98のゲートには、設定信号
SSが入力され、トランジスタ99のゲートには、イン
バータ102の出力部が接続されており、このインバー
タ102の入力部には、設定信号SSが入力される。
【0062】トランジスタ100,101の一方の接続
部および他方の接続部も相互に接続されており、トラン
ジスタ100,101の一方の接続部には、電源電圧V
CCが供給されている。
【0063】トランジスタ101のゲートには設定信号
SSが入力され、トランジスタ100のゲートには、イ
ンバータ103の出力部が接続されており、このインバ
ータ103の入力部には、設定信号SSが入力される。
トランジスタ98〜101の他方の接続部は共通接続さ
れて、電源電圧VCCまたは降圧電圧VDLが出力される。
【0064】そして、電源電圧VCCが、2.3V程度の低
電圧領域の場合には、切り換え回路13bが、スイッチ
93〜97から降圧電圧VDLが出力されるように設定信
号SSを出力し、3.3V程度のノーマル電圧領域または
それよりも高い電圧領域では、スイッチ93〜97から
電源電圧VCCが出力されるように設定信号SSを出力す
る。
【0065】それにより、本実施の形態2においても、
スイッチ93〜97によって電源電圧VCCレベルに応じ
てプリチャージ用の電圧レベルが切り換えられるので低
電圧領域から高電圧領域まで安定して昇圧電圧VPPを供
給することができる。
【0066】また、昇圧回路19aによって電源電圧V
CCプリチャージ方式の昇圧回路と降圧電圧VDLプリチャ
ージ方式の昇圧回路と兼ねることができ昇圧回路数を少
なくすることができる。
【0067】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでも
ない。
【0068】たとえば、前記実施の形態では、低電圧領
域では降圧電圧プリチャージ方式の昇圧回路を動作さ
せ、ノーマルまたは高電圧領域では、電源電圧プリチャ
ージ方式の昇圧回路を動作させるようにしていたが、低
電圧領域では降圧電圧プリチャージ方式の昇圧回路のみ
を動作させ、ノーマルまたは高電圧領域では、電源電圧
プリチャージ方式の昇圧回路と降圧電圧プリチャージ方
式の昇圧回路との両方の回路を動作させるようにしても
よい。
【0069】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0070】(1)本発明によれば、電源電圧のレベル
に応じて電源制御部が第1、第2の昇圧電源部の動作制
御を行うので、電源電圧における電圧レベルが変動して
も安定した高レベル電圧を供給することができる。
【0071】(2)また、本発明では、電源電圧のレベ
ルに応じて電源レベル切り換え部が、プリチャージ電圧
レベルを切り換えて第3の昇圧電源部に供給するので、
電源電圧における電圧レベルが変動しても安定した高レ
ベル電圧を供給することができる。
【0072】(3)さらに、本発明においては、上記
(1)、(2)により、半導体集積回路装置における低
電圧動作のマージンを大きくきるので信頼性を向上で
き、かつ低消費電力化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるメモリのブロック
図である。
【図2】(a)は、本発明の実施の形態1によるメモリ
に設けられた昇圧電源回路における昇圧回路のブロック
図、(b)は、昇圧電源回路における切り換え回路の回
路図である。
【図3】本発明の実施の形態1による電源電圧プリチャ
ージ方式における昇圧回路の回路図である。
【図4】本発明の実施の形態1による降圧電圧プリチャ
ージ方式における昇圧回路の回路図である。
【図5】本発明の実施の形態1による降圧電源電圧と電
源電圧との特性図である。
【図6】本発明の実施の形態2によるメモリに設けられ
た昇圧電源回路における昇圧回路のブロックである。
【図7】本発明の実施の形態2による昇圧回路の回路図
である。
【図8】本発明の実施の形態2による昇圧回路に設けら
れたスイッチの回路図である。
【符号の説明】
1,1a メモリ(半導体集積回路装置) 2 メモリマット 3 ワードドライバ 4 ローデコーダ 5 センスアンプ 6 カラムドライバ 7 カラムデコーダ 8 ローアドレスバッファ 9 カラムアドレスバッファ 10 制御回路 11 データ入力バッファ 12 データ出力バッファ 13 昇圧電源回路(昇圧電源発生回路) 131 昇圧電源回路(昇圧電源発生回路) 13a 昇圧電源生成回路 13b 切り換え回路(電圧レベルモニタ部) 14 降圧電源回路 15,16 昇圧回路(第1の昇圧電源部) 17,18 昇圧回路(第2の昇圧電源部) 19 昇圧回路 19a 昇圧回路(第3の昇圧電源部) 20 リングオシュレータ(第1の昇圧電源部) 20a リングオシュレータ(第3の昇圧電源部) 21 リングオシュレータ(第1の昇圧電源部) 21a リングオシュレータ(第3の昇圧電源部) 22,23 リングオシュレータ(第2の昇圧電源部) 24 リングオシュレータ 25 否定論理和回路 26 インバータ 27 否定論理積回路 28〜30 トランジスタ 31,32 インバータ 33〜35 否定論理和回路 36 否定論理積回路 37〜39 インバータ 40〜47 トランジスタ 48〜51 静電容量素子 52 トランジスタ 53〜55 否定論理和回路 56 否定論理積回路 57〜59 インバータ 60〜67 トランジスタ 68〜71 静電容量素子 72 トランジスタ 73〜75 否定論理和回路 76 否定論理積回路 77〜79 インバータ 80〜87 トランジスタ 88〜91 静電容量素子 92 トランジスタ 93〜97 スイッチ(電源レベル切り換え部) 98〜101 トランジスタ 102,103 インバータ SS 設定信号 VPP 昇圧電圧(高レベル電圧) VDL 降圧電圧(低レベル電圧) VCC 電源電圧 VSS グランド電位
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 幸英 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 (72)発明者 荒井 公司 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 (72)発明者 鈴木 美知代 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 (72)発明者 田中 敦也 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 (72)発明者 井手 成八 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 Fターム(参考) 5B024 AA01 AA03 BA13 BA27 CA15 CA27

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワード線電位として動作電圧である電源
    電圧よりも高い高レベル電圧が供給される半導体集積回
    路装置であって、 電源電圧から高レベル電圧を生成する第1の昇圧電源部
    と、 降圧電源回路により生成された電源電圧よりも低い低レ
    ベル電圧から高レベル電圧を生成する第2の昇圧電源部
    と、 電源電圧の電圧レベルに応じて前記第1、第2の昇圧電
    源部を制御する電源制御部とよりなる昇圧電源発生回路
    を備えたことを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路装置にお
    いて、前記電源制御部が、電源電圧の電圧レベルをモニ
    タし、その電圧レベルに見合った設定信号を出力する電
    圧レベルモニタ部と、前記電圧レベルモニタ部から出力
    された設定信号に基づいて前記第1、第2の昇圧電源部
    に動作制御信号を出力する動作制御部とよりなることを
    特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の半導体集積回路
    装置において、前記動作制御部が、電源電圧がしきい値
    よりも小さい低電圧領域の際には前記第2の昇圧電源部
    を動作させ、電源電圧がしきい値以上の電圧領域の際に
    は、前記第1の昇圧電源部を動作させる設定信号を出力
    することを特徴とする半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 ワード線電位として動作電圧である電源
    電圧よりも高い高レベル電圧が供給される半導体集積回
    路装置であって、 設定信号に基づいて、電源電圧または降圧電源回路によ
    り生成された電源電圧よりも低い低レベル電圧を切り換
    えて供給する電源レベル切り換え部と、 前記電源レベル切り換え部から供給される電源電圧また
    は低レベル電圧から高レベル電圧を生成する第3の昇圧
    電源部と、 電源電圧の電圧レベルに応じて前記電源レベル切り換え
    部に設定信号を出力する切り換え制御部とよりなる昇圧
    電源発生回路を備えたことを特徴とする半導体集積回路
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の半導体集積回路装置にお
    いて、前記切り換え制御部が、電源電圧の電圧レベルを
    モニタし、その電圧レベルに見合った設定信号を出力す
    る電圧レベルモニタ部よりなることを特徴とする半導体
    集積回路装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5記載の半導体集積回路
    装置において、前記切り換え制御部が、電源電圧がしき
    い値よりも小さい低電圧領域の際には低レベル電圧を供
    給し、電源電圧がしきい値以上の電圧領域の際には、電
    源電圧を供給するように前記電源レベル切り換え部を制
    御することを特徴とする半導体集積回路装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2015004872A1 (ja) * 2013-07-12 2015-01-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 駆動装置、物理量検出装置及び電子機器

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JPWO2015004872A1 (ja) * 2013-07-12 2017-03-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 駆動装置、物理量検出装置及び電子機器
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