JP2000057658A - 記録媒体の走行停止制御装置 - Google Patents

記録媒体の走行停止制御装置

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JP2000057658A
JP2000057658A JP10227082A JP22708298A JP2000057658A JP 2000057658 A JP2000057658 A JP 2000057658A JP 10227082 A JP10227082 A JP 10227082A JP 22708298 A JP22708298 A JP 22708298A JP 2000057658 A JP2000057658 A JP 2000057658A
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JP10227082A
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Masahiro Ito
昌宏 伊藤
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Toshiba Video Products Japan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高速走行モート゛における高速サーチからモート゛移行要
求ス検出位置で停止させる制御を行う場合に、テーフ゜走行
が停止するまでのオーハ゛ーラン量の大小によらず、誤動作な
く、高い精度の停止位置制御を行うこと。 【解決手段】機器動作決定手段2では、高速サーチにおける
高速走行モート゛でモート゛移行開始時点から走行停止するまで
のモート゛移行途中は、モート゛移行要求信号検出手段4からのモ
ート゛移行要求信号を受け付けないとともに、停止位置合
わせモート゛における逆方向の走行中は、比較手段6からのオ
ーハ゛ーラン量に相当する分の位置戻し終了通知を受けるまで
は、モート゛移行要求信号検出手段4からのモート゛移行要求信
号を受け付けないようにする。オーハ゛ーラン量が増大して
も、停止位置合わせにおける誤動作を防止できる。最終
停止位置への制御には、VISS/VASS信号等の本来のモー
ド移行要求信号を検出することによって行うため、高い
精度の位置合わせを行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば磁気テープ
等の記録媒体の記録情報を、記録時に予め記録したイン
デックス信号を用いて高速サーチする場合に、早送り
(FF)/ 巻き戻し(REW)等の高速走行モードで記
録媒体を走行しインデックス信号を検出してから実際に
停止するまでのオーバーランを、逆方向の低速走行モー
ドで吸収してインデックス信号の位置に合うよう停止さ
せる制御を行うとき、高い精度で停止位置合わせを行え
るようにした情報記録再生装置における記録媒体の走行
停止制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオテープレコーダ(以下、V
TRという)などの情報記録再生装置では、磁気テープ
などの記録媒体に、映像,音声の情報信号とは別にイン
デックス信号、アドレス信号、記録情報種別信号などの
識別信号を記録して、頭出し、CMスキップなどの機能
を組み込んで操作性の向上を計ったものが製品化されて
いる。
【0003】これら識別信号は、種々の形態で記録媒体
上に形成される。例えば、VTRの頭出しに用いられる
インデックス信号としては、(1)無記録部分を設けるこ
とによってインデックス信号とする、(2)トランキング
用コントロール信号(以下、CTL信号という)のデュ
ーティーを変調してインデックス信号とする、などが実
用化されている。前記(1)は音声記録用テープレコーダ
などに用いられているもので、リニア音声トラックの無
記録部分を検出するものである。前記(2)はVHS方式
の規格になっているVISS(VHS Index Search Syste
m)あるいはVASS(VHS Address Search System)を
適用したものである。
【0004】VISSで扱う信号は全て同一の識別信号
であり、単なるインデックス信号として利用される。V
ASSで扱う識別信号はテープ上の絶対位置を表す信号
で、各テープ位置毎に固有の信号であり、それを利用し
て一発頭出しなどが可能である。
【0005】これらのインデックス信号はテープを高速
走行させた状態で検出手段である磁気ヘッドにより検出
されるものであり、より高速な走行状態で検出されるこ
とが望ましい。VISS,VASSでは通常記録再生速
度の400倍程度のテープ速度でも検出が可能なVTR
が製品化されている。
【0006】VISSサーチを例に従来技術を説明する
と、VISSサーチとはFFまたはREWモードにてV
ISS信号を検出した際にその位置でテープを停止させ
るようにVTRを制御するものであるが、停止するまで
の時間テープがオーバーランするため、VISS信号を
検出すると、VISS信号検出前の走行方向とは逆走行
方向の低速走行モード(REVIEWまたはCUEモー
ド等)に移行し、前記VISS信号と同一のVISS信
号を検出することによってサーチ停止位置がVISS打
ち込み位置付近となるように停止位置合わせ制御を行っ
ていた。
【0007】ところが、FF/ REW速度は高速化する
傾向にあり、数社が360倍速(120分テープを60秒で
早送り・巻き戻し可能)や400倍速(120分テープを5
4秒で早送り・巻き戻し可能)のVTRを製品化してい
る現状である。
【0008】このような高速走行モードでの停止位置合
わせ制御においては、インデックス信号検出時点でのモ
ード移行開始からテープが一時的に走行停止するまでの
オーバーラン量も増大する。このため、例えば、従来例
のVISSサーチ動作を行っても、VISS信号の打ち
込み間隔が短いような場合には、前記オーバーラン中に
次のVISS信号位置まで到達してしまい、その到達位
置から逆方向の低速走行モードへ切り替えて再びVIS
S信号検出を行うことで、VISS信号を読み誤り、強
いてはサーチ停止位置を誤るという問題が発生する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、高速サー
チにおける高速走行モードでインデックス信号を検出し
た時、モード移行開始からテープ走行が一時停止するま
でのオーバーラン量も増大するため、インデックス信号
の打ち込み間隔が短いような場合には、オーバーラン中
に次のインデックス信号位置まで到達してしまい、その
到達位置から逆方向の走行モードに移行すると、目的の
インデックス信号を読み誤り、サーチ停止位置を誤ると
いう問題があった。
【0010】そこで、本発明は、上記の問題に鑑み、高
速サーチにおける高速走行モードからインデックス信号
検出に基づいて所定位置で停止するための制御を行う場
合に、インデックス信号を検出した時からテープ走行が
停止するまでのオーバーラン量の大小によらず、誤動作
なく、高い精度で停止位置合わせを行うことが可能な記
録媒体の走行停止制御装置を提供することを目的とする
ものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
機器動作を指定する操作入力手段と、前記操作入力手段
からの入力信号を含む動作モード設定信号を受けて、記
録媒体を高速で走行させて該記録媒体に予め記録されて
いる識別信号の位置でその走行を停止させる高速サーチ
モードを含む機器動作モードを決定する機器動作決定手
段と、この機器動作決定手段の出力を受けて前記動作モ
ードに応じて前記記録媒体を高速走行駆動させるかまた
は低速走行駆動させるとともに、走行状態を前記機器動
作決定手段に通知する走行駆動手段と、前記記録媒体の
走行量を基準パルスをカウントすることで計測するカウ
ント手段と、前記操作入力手段にて高速サーチモードが
指定されて、前記記録媒体が高速走行駆動されている状
態で、前記記録媒体に予め記録されている識別信号の再
生信号に基づくモード移行要求信号を検出し、前記機器
動作決定手段に通知するモード移行要求信号検出手段
と、を備えた記録媒体の走行停止制御装置において、前
記機器動作決定手段は、前記高速サーチモードにおいて
前記モード移行要求信号を受けることにより、前記走行
駆動手段によって前記記録媒体の高速走行を停止させて
から逆方向に低速走行駆動させるとともに、前記モード
移行要求検出手段からモード移行要求信号が出力された
際にその走行を停止させ、かつ前記高速走行の停止から
逆走行の所定走行期間、前記モード移行要求信号検出手
段からのモード移行要求を受け付けないように構成され
ていることを特徴とするものである。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1に記載の
記録媒体の走行停止制御装置において、前記高速走行の
停止から逆走行の所定走行期間は、前記カウント手段に
よって計測された前記高速サーチモードにおけるモード
移行要求信号を受けてから停止するまでのテープ走行量
に実質的に等しい量の走行が行われる期間であることを
特徴とする。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1に記載の
記録媒体の走行停止制御装置において、前記高速走行の
停止から逆走行の所定走行期間は、前記カウント手段に
よって計測された前記高速サーチモードにおけるモード
移行要求信号を受けてから停止するまでのテープ走行量
の一部の量の走行が行われる期間であることを特徴とす
る。
【0014】請求項4記載の発明は、機器動作を指定す
る操作入力手段と、前記操作入力手段からの入力信号を
含む動作モード設定信号を受けて、記録媒体を高速で走
行させて該記録媒体に予め記録されている識別信号の位
置でその走行を停止させる高速サーチモードを含む機器
動作モードを決定する機器動作決定手段と、この機器動
作決定手段の出力を受けて前記動作モードに応じて前記
記録媒体を高速走行駆動させるかまたは低速走行駆動さ
せるとともに、走行状態を前記機器動作決定手段に通知
する走行駆動手段と、前記記録媒体の走行量を基準パル
スをカウントすることで計測するカウント手段と、前記
操作入力手段にて高速サーチモードが指定されて、前記
記録媒体が高速走行駆動されている状態で、前記記録媒
体に予め記録されている識別信号の再生信号に基づくモ
ード移行要求信号を検出し、前記機器動作決定手段に通
知するモード移行要求信号検出手段と、を備えた記録媒
体の走行停止制御装置において、前記機器動作決定手段
は、前記高速サーチモードにおいて前記モード移行要求
信号を受けることにより、前記走行駆動手段によって前
記記録媒体の高速走行を停止させてから逆方向に低速走
行駆動させるとともに、該記録媒体が逆方向に、前記カ
ウント手段によって計測された前記モード移行要求信号
を受けてから前記記録媒体の前記高速走行が停止するま
でのテープ走行量と実質的に等しい量走行した後に走行
を停止させ、かつその逆走行時に前記モード移行要求信
号検出手段からのモード移行要求を受け付けないように
構成されていることを特徴とするものである。
【0015】請求項1乃至4による発明においては、イ
ンデックス信号検出等による高速サーチにおけるFF/
REW等の高速走行モードにおいて、高速走行モードか
ら逆走行モードへの移行に関し、高速走行モードからの
停止位置精度を上げるためにモード移行開始時点から走
行停止するまでのオーバーラン量を計測し、走行停止後
に、前記高速走行モードとは逆方向の走行モードに移行
し、先に計測したオーバーラン量に基づき、最終的な停
止位置合わせ動作を制御する。そして、停止位置合わせ
のための逆方向の走行モードで、前記オーバーラン量に
相当する分の走行中は、別のモード移行要求信号入力に
よる動作移行を禁止することによって、目標位置への停
止位置合わせを高い精度で行うことができる。
【0016】本発明によれば、記録媒体の走行速度高速
化に伴い、モード移行要求信号を検出した後の、モード
移行開始時点から走行停止するまでのオーバーラン量が
増大しても、VISS/VASS及びその他の高速サー
チ動作等において、正確に停止位置を再現できるため、
停止位置合わせ時の検出誤動作を防止し、位置合わせ性
能を向上することができる。
【0017】請求項5記載の発明は、請求項1乃至4の
いずれか1に記載の記録媒体の走行停止制御装置におい
て、前記機器動作決定手段は、前記モード移行要求信号
を受けてから前記高速走行が停止するまでの間も前記モ
ード移行要求信号検出手段からのモード移行要求を受け
付けないように構成されていることを特徴とする。
【0018】請求項6記載の発明は、請求項1乃至5の
いずれか1に記載の記録媒体の走行停止制御装置におい
て、前記機器がビデオテープレコーダであり、前記基準
信号パルスとしてCTLパルスまたはその分周値を用い
ることを特徴とする。
【0019】請求項7記載の発明は、請求項1乃至5の
いずれか1に記載の記録媒体の走行停止制御装置におい
て、前記基準信号パルスとして、発振子等の基準クロッ
クを用いることを特徴とする。
【0020】請求項8記載の発明は、請求項1乃至5の
いずれか1に記載の記録媒体の走行停止制御装置におい
て、前記基準信号パルスとして、記録媒体を走行駆動す
るモータの回転によって得られるFGパルスを用いるこ
とを特徴とする。
【0021】請求項9記載の発明は、請求項1乃至5の
いずれか1に記載の記録媒体の走行停止制御装置におい
て、前記機器がビデオテープレコーダであり、前記基準
信号パルスとして、リール回転によって生ずるリールパ
ルスを用いることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の記録
媒体の走行停止制御装置のブロック図を示している。本
実施の形態では、機器としてVTRを使用した場合にお
ける記録媒体の走行停止制御装置について説明する。
【0023】図1において、記録媒体の走行停止制御装
置は、操作入力手段1と、機器動作決定手段2と、走行
駆動手段3と、モード移行要求信号検出手段4と、カウ
ント手段5と、比較手段6と、基準信号入力手段7とを
備えて構成されている。
【0024】操作入力手段1は、当該記録媒体の走行停
止制御装置を搭載した機器の動作、例えば記録,再生,
早送り(FF),巻き戻し(REW),早送り(FF)
や巻き戻し(REW)などの高速走行モードによる頭出
しなどの高速サーチ等、各種動作モードを選択して指定
する。
【0025】機器動作決定手段2は、操作入力手段1及
び他の手段3,4,6の出力を受けて機器の動作を決定
する。
【0026】走行駆動手段3は、メカ位置駆動モータ8
と、キャプスタンモータ9と、リール駆動手段10とを
有し、機器動作決定手段2の出力を受けて記録媒体であ
る磁気テープの走行駆動を行い、走行状態を示す信号を
機器動作決定手段2に送る。メカ位置駆動モータ8は、
各種動作モードのそれぞれに対応して機構部品のメカ的
位置を移行し位置設定するよう駆動する。キャプスタン
モータ9は、記録媒体であるテープを走行させるための
キャプスタンを回転駆動する。またキャプスタンモータ
9には図示しない回転検出器が設けられており、回転す
ることによって回転検出パルス(FGパルス)が発生さ
れ、これが機器動作決定手段2に供給される。リール駆
動手段10はリール駆動モータを備え、キャプスタンに
よって駆動されるテープを巻取り、送り出すリール(巻
取リール、供給リール)を駆動し、また図示しないリー
ル回転検出手段を備えリールパルスを機器動作決定手段
2に供給する。
【0027】モード移行要求信号検出手段4は、操作入
力手段1にて指定された高速サーチ時における、FF/
REW等の高速走行モードにおいて、映像情報の記録開
始時などにテープ上に記録されたインデックス信号(例
えばVISS信号やVASS信号)等のモード移行要求
信号を検出し、機器動作決定手段2に通知する。
【0028】カウント手段5は、高速サーチにおける高
速走行モードからの停止位置制御を行う場合に、機器動
作決定手段2からのモード移行要求信号を受けてモード
移行開始時点から走行停止までのオーバーラン量を、後
述する基準信号パルスをカウントすることによって計測
するとともに、テープ走行停止後に実行される逆走行モ
ードである低速REWモードにおいて、再び0からカウ
ント(再生スタートカウント)を開始しそのカウント結
果を後述の比較手段6に供給する。
【0029】比較手段6は、高速走行モードからの停止
位置制御に入った状態で、走行駆動手段3の走行状態を
示す信号に基づき走行停止が機器動作決定手段2で判断
されると、その判断出力に基づいてカウント手段5から
前記オーバーラン量を示すカウント値を取り込んで記憶
し、かつそのとき機器動作決定手段2から発生される停
止位置合わせモード信号によって停止位置合わせモード
に入る。停止位置合わせモードではモード移行要求信号
の受け付けが禁止されるとともに、前記カウント値のオ
ーバーラン量に相当する分或いはその一部の所定量分を
停止位置合わせモードで走行したか否かをカウント手段
5からの前記再スタートカウント出力で判断し、オーバ
ーラン量に相当する分或いはその一部の所定量分の位置
戻しが終了するとその結果を機器動作決定手段2に通知
し、モード移行要求信号の受け付けを解禁し、VISS
信号が検出された時点でテープ走行が停止される。
【0030】基準信号入力手段7は、高速サーチにおけ
るFF/ REW等の高速走行モードにおいて、基準信号
パルスを発生してカウント手段5に供給する。基準信号
パルスとしては、記録時にテープに記録されたコントロ
ールパルス(CTLパルス)又はその分周値を用いる。
CTLパルスは映像信号に同期するようにテープ上に記
録されているので、モード移行開始時点から走行停止ま
での順方向走行時のCTLパルスカウント値(オーバー
ラン量)を、逆方向の低速走行モードに入ってからのC
TLパルスカウント値と比較することによって、高い精
度で目的のVISS位置に停止させることができる。な
お、基準信号パルスとしては、発振子等による基準クロ
ックを用いてもよいし、記録媒体であるテープを走行駆
動するキャプスタンモータ9等の回転によって得られる
FGパルスを用いてもよく、テープカセット内の供給リ
ール又は巻取りリールの回転によって生ずるリ―ルパル
スを用いてもよい。
【0031】更に、前記機器動作決定手段2は、高速サ
ーチにおける高速走行モードからのモード移行開始時点
から走行停止するまでのモード移行途中は、モード移行
要求信号検出手段4からのモード移行要求を受け付けな
いとともに、前記停止位置合わせモードに入ると、比較
手段6からのオーバーラン量分或いはその一部の所定量
分の位置戻し終了通知を受けるまでは、モード移行要求
信号検出手段4からのモード移行要求を受け付けない制
御を行う機能を備えている。
【0032】なお、高速サーチにおける高速走行モード
からの停止位置制御を行う場合に、インデックス信号
(例えばVISS信号やVASS信号)等のモード移行
要求信号を検出しテープ走行を一時的に停止した後に逆
方向の低速走行REWモードによる停止位置合わせ動作
において、比較手段6で比較参照されるカウント値を、
モード移行開始時点から走行停止までの間にカウントし
たオーバーラン量に相当する分としている理由は、以下
の通りである。すなわち、カウント手段5で使用する基
準パルス信号の種類によっては、カウント値が同じであ
ってもVISS信号等のモード移行要求信号検出に基づ
くモード移行開始時点からテープ走行停止までのテープ
走行量と、低速走行REWモードによる逆方向の走行量
が同じになるとは限らない。例えば、使用される基準信
号パルスがテープ走行とは関係なく常に一定時間間隔の
パルスである場合には、カウント値をテープ走行速度に
合わせて修正する必要がある。なお、低速走行REWモ
ードによる走行時のモード移行要求信号の受け付けを停
止する期間を順方向走行時のオーバーラン量に一致させ
ると、目的のVISSが検出されなくなる事態が発生す
る場合があり、安全を見込んでモード移行要求信号の受
け付けを停止する期間を順方向走行時のオーバーラン量
の一部とすることも可能である。
【0033】以上のように構成された記録媒体の走行停
止制御装置の動作について説明する。
【0034】操作入力手段1によって機器であるVTR
の動作を決定するための操作入力がなされると、機器動
作決定手段2は、機器の動作モードを決定し、走行駆動
手段3に指令を出して、動作モード毎の走行駆動を行
う。操作入力手段1によって、順方向の高速サーチモー
ド例えばVISSサーチモードが選択指定された場合
は、機器動作決定手段2で動作モードがVISSサーチ
の早送り(FF)に決定され、走行駆動手段3はメカ位
置駆動モータ8を制御してFFに必要な機構部品をFF
動作を行うためのメカ位置まで移行する動作を行い、F
F動作可能なメカ位置に到達すると、メカ位置駆動モー
タ8を停止するとともに、テープ走行駆動モータである
キャプスタンモータ9及びリール駆動手段10を制御し
て、順方向のテープ走行を開始する。
【0035】FFモードでのテープ走行が開始し、テー
プのVISS信号打ち込み位置を通過すると、VISS
信号がモード移行要求信号検出手段4で検出され、検出
情報が機器動作決定手段2に通知される。機器動作決定
手段2は、VISS信号検出によって、モードをFFと
は逆走行モードである停止位置合わせ用の低速巻き戻し
モード(以下、低速REWモードという)に切り替える
とともに、カウント手段5に対して基準信号パルス入力
のカウント開始要求を出力し、カウント手段5を用いて
FFモードにおけるVISS検出時点からFF停止まで
のテープオーバーラン量を基準信号パルスカウント値に
よって計測させる。なお、機器動作決定手段2は、VI
SS信号検出によってモードをFFとは逆走行モードで
ある停止位置合わせ用の低速REWモードに切り替える
と同時に、FF方向のテープ走行停止までの間にモード
移行要求信号検出手段4によってVISS信号が検出さ
れても、機器動作決定手段2でのVISS検出入力を禁
止するように動作する。
【0036】走行駆動手段3には、VISS信号検出に
よる低速REWモードヘの移行決定とともに、機器動作
決定手段2よりメカ移行信号が発せられ、メカ位置駆動
モータ8及びキャプスタンモータ9が制御されFF走行
の停止制御が行われる。走行駆動手段3によって、FF
走行停止が各モータの駆動によって得られるパルス信号
によって検出されると、停止完了情報が機器動作決定手
段2に通知される。機器動作決定手段2より、オーバー
ラン量カウントの終了指令が出力され、カウント手段5
はカウントを終了する。カウント終了と同時にカウント
手段5からのオーバーランカウント値は、機器動作決定
手段2より指令を受けた比較手段6に取取り込まれて記
憶される。
【0037】次に、走行駆動手段3によってメカ位置が
REW可能位置に到達すると、機器動作決定手段2から
発せられる停止位置合わせモード信号に基づき、比較手
段6で記憶されたオーバーラン量に相当する所定量或い
はその一部の所定量と、再び0からカウントスタートし
たカウント手段5のカウント結果とを比較しつつ、走行
駆動手段3によってテープの停止位置合わせの逆方向走
行が開始される。テープの逆走行中にモード移行要求信
号検出手段4によってVISS信号が検出されると、そ
れを受けた機器動作決定手段2では、比較手段6からオ
ーバーラン量の所定量に相当する逆方向走行の終了信号
が得られるまでは、VISS信号検出によるモ―ド移行
が禁止され、比較手段6からオーバーラン量の所定量の
逆方向走行終了信号が得られた以降に検出されたVIS
S信号によってのみ位置合わせ用の低速REWモードが
終了する。なお、低速走行で戻る際に、目的のVISS
を検出して停止するのではなく、カウンタのカウント値
に基づいてVISSを検出した位置まで戻してから停止
させる(この場合、目的外のVISSの検出信号を禁止
する)。
【0038】図2は、以上の動作を概念的に示したもの
である。図2において、(a) は高速サーチ指定後のFF
走行及びVISS検出後のモード移行による順方向走行
状態を、(b) はテープ走行に伴うVISS信号検出を、
(c) は順方向走行停止後からの逆方向走行状態を、それ
ぞれ示している。
【0039】FFでVISS信号が検出され、機器動作
決定手段2が、第1のVISS信号検出によってモード
をFFとは逆走行モードである停止位置合わせ用の低速
REWモードに切り替えると同時に、FF方向のテープ
走行停止までの間にモード移行要求信号検出手段4によ
って第2のVISS信号が検出されても、機器動作決定
手段2での、第2のVISS検出入力が禁止され、FF
走行停止後、比較手段6の出力によって位置合わせの低
速REW走行において、本来検出すべき第1のVISS
信号付近にまでテープ位置が戻ったことを検出してか
ら、VISS検出を許可することにより、最終的に停止
位置合わせ動作を終了する。
【0040】図2では、第2のVISS信号を完全に通
り越してから高速走行が停止されており、この場合には
第2のVISS信号は、高速走行が停止するまでの期間
及び逆方向に低速走行してからの期間の両方において確
実に検出される。よって、この場合には誤動作を起こす
虞はないが、1個のVISS信号が63bit±3bi
t(63フレーム±3フレーム)で構成されているた
め、高速走行が停止される位置がVISS信号の途中に
なることがあり、この場合にはこのVISS信号は高速
走行時の走行方向と逆方向で、検出される場合と検出さ
れない場合とが生じ、誤動作を起こす虞がある。したが
って第1のVISS信号と高速走行停止位置との間でV
ISS信号の検出入力を禁止すれば、確実に誤動作を防
止することができる。
【0041】以上述べた実施の形態によれば、高速走行
モードであるFFモードでの第1のVISS信号検出に
よって、FF方向のテープ走行が停止するまでの間に、
次の第2のVISS信号打ち込み位置を通過するがモー
ド移行途中であるがために検出せず、従ってオーバーラ
ン中でのテープ走行不安定状態では第2のVISS検出
による誤動作を防止することができるとともに、さらに
順方向テープ走行停止後の逆方向走行において、本来の
停止制御用の第1のVISS信号とは異なる、停止位置
合わせ逆方向の低速REWモード中に検出された第2の
VISS信号を受け付けないので、第2のVISS信号
の検出によって最終的な停止位置を誤ることを防止する
ことができる。また、本実施の形態では、最終的な位置
合わせはVISS信号検出によって制御されるため、高
速走行モードによる超高速サーチを行っても高い停止位
置精度を確保することができる。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、VI
SS/VASSサーチ等の高速サーチにおいて、FF/
REW等の走行速度の高速化に伴い、走行停止までのオ
ーバーラン量が増大しても、高速走行モードにおけるV
ISS/VASSその他のサーチ動作において検出誤動
作の発生を防止することが可能となる。最終停止位置へ
の制御には、VISS/VASS信号等の本来の検出信
号を使用するため、最終停止位置への高いサーチ性能を
確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の記録媒体の走行停止制
御装置を示すブロック図。
【図2】図1の実施の形態の動作を概念的に説明する
図。
【符号の説明】
1…操作入力手段 2…機器動作決定手段 3…走行駆動手段 4…モード移行要求信号検出手段 5…カウント手段 6…比較手段 7…基準信号入力手段 8…メカ位置駆動モータ 9…キャプスタンモータ 10…リール駆動手段
フロントページの続き Fターム(参考) 5D077 AA08 CA03 DC01 DC35 DD01 DF03 FB02 FB04 FC02 FE02 5D089 AA06 BB12 BB16 BB17 CC02 CC05 CC12 CD18 CE05 DD03 FF02 FF03 GH15 5D104 AB11 AC01 AD13 AF01 MA04 MA05 MB04 MF02 MF19

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機器動作を指定する操作入力手段と、 前記操作入力手段からの入力信号を含む動作モード設定
    信号を受けて、記録媒体を高速で走行させて該記録媒体
    に予め記録されている識別信号の位置でその走行を停止
    させる高速サーチモードを含む機器動作モードを決定す
    る機器動作決定手段と、 この機器動作決定手段の出力を受けて前記動作モードに
    応じて前記記録媒体を高速走行駆動させるかまたは低速
    走行駆動させるとともに、走行状態を前記機器動作決定
    手段に通知する走行駆動手段と、 前記記録媒体の走行量を基準パルスをカウントすること
    で計測するカウント手段と、 前記操作入力手段にて高速サーチモードが指定されて、
    前記記録媒体が高速走行駆動されている状態で、前記記
    録媒体に予め記録されている識別信号の再生信号に基づ
    くモード移行要求信号を検出し、前記機器動作決定手段
    に通知するモード移行要求信号検出手段と、を備えた記
    録媒体の走行停止制御装置において、 前記機器動作決定手段は、前記高速サーチモードにおい
    て前記モード移行要求信号を受けることにより、前記走
    行駆動手段によって前記記録媒体の高速走行を停止させ
    てから逆方向に低速走行駆動させるとともに、前記モー
    ド移行要求検出手段からモード移行要求信号が出力され
    た際にその走行を停止させ、かつ前記高速走行の停止か
    ら逆走行の所定走行期間、前記モード移行要求信号検出
    手段からのモード移行要求を受け付けないように構成さ
    れていることを特徴とする記録媒体の走行停止制御装
    置。
  2. 【請求項2】前記高速走行の停止から逆走行の所定走行
    期間は、前記カウント手段によって計測された前記高速
    サーチモードにおけるモード移行要求信号を受けてから
    停止するまでのテープ走行量に実質的に等しい量の走行
    が行われる期間であることを特徴とする請求項1に記載
    の記録媒体の走行停止制御装置。
  3. 【請求項3】前記高速走行の停止から逆走行の所定走行
    期間は、前記カウント手段によって計測された前記高速
    サーチモードにおけるモード移行要求信号を受けてから
    停止するまでのテープ走行量の一部の量の走行が行われ
    る期間であることを特徴とする請求項1に記載の記録媒
    体の走行停止制御装置。
  4. 【請求項4】機器動作を指定する操作入力手段と、 前記操作入力手段からの入力信号を含む動作モード設定
    信号を受けて、記録媒体を高速で走行させて該記録媒体
    に予め記録されている識別信号の位置でその走行を停止
    させる高速サーチモードを含む機器動作モードを決定す
    る機器動作決定手段と、 この機器動作決定手段の出力を受けて前記動作モードに
    応じて前記記録媒体を高速走行駆動させるかまたは低速
    走行駆動させるとともに、走行状態を前記機器動作決定
    手段に通知する走行駆動手段と、 前記記録媒体の走行量を基準パルスをカウントすること
    で計測するカウント手段と、 前記操作入力手段にて高速サーチモードが指定されて、
    前記記録媒体が高速走行駆動されている状態で、前記記
    録媒体に予め記録されている識別信号の再生信号に基づ
    くモード移行要求信号を検出し、前記機器動作決定手段
    に通知するモード移行要求信号検出手段と、を備えた記
    録媒体の走行停止制御装置において、 前記機器動作決定手段は、前記高速サーチモードにおい
    て前記モード移行要求信号を受けることにより、前記走
    行駆動手段によって前記記録媒体の高速走行を停止させ
    てから逆方向に低速走行駆動させるとともに、該記録媒
    体が逆方向に、前記カウント手段によって計測された前
    記モード移行要求信号を受けてから前記記録媒体の前記
    高速走行が停止するまでのテープ走行量と実質的に等し
    い量走行した後に走行を停止させ、かつその逆走行時に
    前記モード移行要求信号検出手段からのモード移行要求
    を受け付けないように構成されていることを特徴とする
    記録媒体の走行停止制御装置。
  5. 【請求項5】前記機器動作決定手段は、前記モード移行
    要求信号を受けてから前記高速走行が停止するまでの間
    も前記モード移行要求信号検出手段からのモード移行要
    求を受け付けないように構成されていることを特徴とす
    る請求項1乃至4のいずれか1に記載の記録媒体の走行
    停止制御装置。
  6. 【請求項6】前記機器がビデオテープレコーダであり、
    前記基準信号パルスとしてCTLパルスまたはその分周
    値を用いることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか
    1に記載の記録媒体の走行停止制御装置。
  7. 【請求項7】前記基準信号パルスとして、発振子等の基
    準クロックを用いることを特徴とする請求項1乃至5の
    いずれか1に記載の記録媒体の走行停止制御装置。
  8. 【請求項8】前記基準信号パルスとして、記録媒体を走
    行駆動するモータの回転によって得られるFGパルスを
    用いることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1に
    記載の記録媒体の走行停止制御装置。
  9. 【請求項9】前記機器がビデオテープレコーダであり、
    前記基準信号パルスとして、リール回転によって生ずる
    リールパルスを用いることを特徴とする請求項1乃至5
    のいずれか1に記載の記録媒体の走行停止制御装置。
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