JP2000057567A - ヘッド位置設定機構 - Google Patents
ヘッド位置設定機構Info
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- JP2000057567A JP2000057567A JP10224246A JP22424698A JP2000057567A JP 2000057567 A JP2000057567 A JP 2000057567A JP 10224246 A JP10224246 A JP 10224246A JP 22424698 A JP22424698 A JP 22424698A JP 2000057567 A JP2000057567 A JP 2000057567A
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- magnetic
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- Moving Of Heads (AREA)
- Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】複数のヘッド間での取付位置調整をはじめとし
て、書込み用のインダクティブヘッドと読出用のＭＲヘ
ッドのオフセットに対する補正する場合になどにおいて
高精度な微少位置決め移動が可能なヘッド位置設定機構
を提供することにある。 【解決手段】スライド軸受けの軸に結合され軸を進退す
るピエゾアクチュエータと、スライド軸受けの軸の先に
固定された磁気ヘッドの支持アームと、ピエゾアクチュ
エータの軸に結合された側と反対側に係合するマイクロ
メータとを有するものである。
て、書込み用のインダクティブヘッドと読出用のＭＲヘ
ッドのオフセットに対する補正する場合になどにおいて
高精度な微少位置決め移動が可能なヘッド位置設定機構
を提供することにある。 【解決手段】スライド軸受けの軸に結合され軸を進退す
るピエゾアクチュエータと、スライド軸受けの軸の先に
固定された磁気ヘッドの支持アームと、ピエゾアクチュ
エータの軸に結合された側と反対側に係合するマイクロ
メータとを有するものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、ヘッド位置設定
機構に関し、詳しくは、ＭＲヘッドにより磁気ディスク
をサーティファイする磁気ディスクサーテファイアにお
いて、複数のヘッド間での取付誤差に対する位置調整を
はじめとして、書込み用のインダクティブヘッドに対す
る読出用のＭＲヘッドのオフセット補正をする場合にな
どにおいて高精度な微少位置決めが可能なヘッド位置設
定機構に関する。
機構に関し、詳しくは、ＭＲヘッドにより磁気ディスク
をサーティファイする磁気ディスクサーテファイアにお
いて、複数のヘッド間での取付誤差に対する位置調整を
はじめとして、書込み用のインダクティブヘッドに対す
る読出用のＭＲヘッドのオフセット補正をする場合にな
どにおいて高精度な微少位置決めが可能なヘッド位置設
定機構に関する。
【０００２】
【従来の技術】ディスクドライブに組み込まれるハード
磁気ディスクは、製造された後に単体の状態でサーティ
ファイアにより磁気媒体として電気的な性能についてサ
ーティファイされ、その品質がランク別に判定される。
これにより磁気ディスクは、区分けされたランクのもの
としての保証がなされる。
磁気ディスクは、製造された後に単体の状態でサーティ
ファイアにより磁気媒体として電気的な性能についてサ
ーティファイされ、その品質がランク別に判定される。
これにより磁気ディスクは、区分けされたランクのもの
としての保証がなされる。
【０００３】サーティファイアにおいては、検査対象と
なるハード磁気ディスク（以下単にディスク）をスピン
ドルに装着して回転し、このディスクの表裏に配置され
る磁気ヘッドにより磁気ディスクの検査が行われる。表
裏のそれぞれヘッドは、それぞれサスペンションスプリ
ングを介して支持アームに支持される。最近では、デー
タ書込み用にインダクティブヘッドを、データ読出用に
ＭＲヘッドを一体化したヘッドユニット（以下単に磁気
ヘッド）としてそれぞれの複数のヘッドが構成され、複
数の各磁気ヘッドの支持アームがそれぞれ同一のヘッド
キャリッジに取付けられている。このキャリッジ機構に
よりディスクの半径の方向に沿って各磁気ヘッドが移動
して、その表裏両面のトラックに順次磁気ヘッドが位置
決めされる。
なるハード磁気ディスク（以下単にディスク）をスピン
ドルに装着して回転し、このディスクの表裏に配置され
る磁気ヘッドにより磁気ディスクの検査が行われる。表
裏のそれぞれヘッドは、それぞれサスペンションスプリ
ングを介して支持アームに支持される。最近では、デー
タ書込み用にインダクティブヘッドを、データ読出用に
ＭＲヘッドを一体化したヘッドユニット（以下単に磁気
ヘッド）としてそれぞれの複数のヘッドが構成され、複
数の各磁気ヘッドの支持アームがそれぞれ同一のヘッド
キャリッジに取付けられている。このキャリッジ機構に
よりディスクの半径の方向に沿って各磁気ヘッドが移動
して、その表裏両面のトラックに順次磁気ヘッドが位置
決めされる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ＭＲヘッドを採用して
読出／書込をする磁気ディスクでは、非常に高い密度で
データが記録される関係でトラック数が１０００〜２０
００あるいはそれ以上となり、各磁気ヘッドのトラック
への精度の高い位置決めが要求される。そのため磁気ヘ
ッドの取付け誤差が問題になる。また、ヘッドをヘッド
キャリッジに取付けた後にオフセット補正や他の磁気ヘ
ッドとの関係の位置調整のためにも微少位置決めが必要
になる。特に、ＭＲヘッドでは、書込み用にインダクテ
ィブヘッドとともに一体化され、１つの磁気ヘッドとし
て組み込まれる関係からインダクティブヘッドの書込ト
ラックに対してオフセツトが生じ、磁気ディスク検査の
ときには、オフセット補正が必要になる。
読出／書込をする磁気ディスクでは、非常に高い密度で
データが記録される関係でトラック数が１０００〜２０
００あるいはそれ以上となり、各磁気ヘッドのトラック
への精度の高い位置決めが要求される。そのため磁気ヘ
ッドの取付け誤差が問題になる。また、ヘッドをヘッド
キャリッジに取付けた後にオフセット補正や他の磁気ヘ
ッドとの関係の位置調整のためにも微少位置決めが必要
になる。特に、ＭＲヘッドでは、書込み用にインダクテ
ィブヘッドとともに一体化され、１つの磁気ヘッドとし
て組み込まれる関係からインダクティブヘッドの書込ト
ラックに対してオフセツトが生じ、磁気ディスク検査の
ときには、オフセット補正が必要になる。
【０００５】図３（ａ）は、ヘッドキャリッジの取付部
分を中心とする概要図であって、磁気ヘッドが磁気ディ
スク面にロード／アンロードされる関係で適正なヘッド
高さのロード位置に磁気ヘッドを保持するためのストッ
パピンが設けられている。１は、書込み用インダクティ
ブヘッドと読出用ＭＲヘッドとを有する磁気ヘッド、２
はサスペンションスプリング、３は、支持アーム、４
は、支持アーム３が取付けられる支持アーム取付部、５
はヘッドキャリッジ６への取付ブロック、６は、ヘッド
キャリッジ本体（その移動台）である。７は、取付ブロ
ック５に設けられたストッパピンであって、取付ブロッ
ク５の上部において袖状に突出したストッパ取付部５ａ
に螺合されて進退可能に設けられたねじであって、支持
アーム取付部４の表面に当接される。支持アーム取付部
４は、取付ブロック５に支承され、シーク方向に進退す
る軸５ｂ（図３（ｂ），（ｃ）参照）に固定され、かつ
この軸５ｂにより回転可能に取付ブロック５に軸支され
ている。そして、ヘッドがロードされたときには、図３
（ｂ）に示すように、ストッパピン７の先端が支持アー
ム取付部４の表面に当接されて磁気ヘッド１がストッパ
ピン７により適正なヘッド高さ位置に設定される。スト
ッパピン７と支持アーム取付部４との関係は、図３
（ｃ）にその概略を示すように、スプリング７ａを介し
てねじ７ｂにより押し出されてその位置が調整される構
造のものである。なお、支持アーム取付部４の取付位置
を微調整する方向は、磁気ヘッド１をシーク方向であっ
て、図３（ｃ）ヘッドの双方向矢印で示す方向になる。
また、先の図３（ｂ），（ｃ）では、上部側のヘッド取
付構造のみ示してあり、下部側は省略してある。
分を中心とする概要図であって、磁気ヘッドが磁気ディ
スク面にロード／アンロードされる関係で適正なヘッド
高さのロード位置に磁気ヘッドを保持するためのストッ
パピンが設けられている。１は、書込み用インダクティ
ブヘッドと読出用ＭＲヘッドとを有する磁気ヘッド、２
はサスペンションスプリング、３は、支持アーム、４
は、支持アーム３が取付けられる支持アーム取付部、５
はヘッドキャリッジ６への取付ブロック、６は、ヘッド
キャリッジ本体（その移動台）である。７は、取付ブロ
ック５に設けられたストッパピンであって、取付ブロッ
ク５の上部において袖状に突出したストッパ取付部５ａ
に螺合されて進退可能に設けられたねじであって、支持
アーム取付部４の表面に当接される。支持アーム取付部
４は、取付ブロック５に支承され、シーク方向に進退す
る軸５ｂ（図３（ｂ），（ｃ）参照）に固定され、かつ
この軸５ｂにより回転可能に取付ブロック５に軸支され
ている。そして、ヘッドがロードされたときには、図３
（ｂ）に示すように、ストッパピン７の先端が支持アー
ム取付部４の表面に当接されて磁気ヘッド１がストッパ
ピン７により適正なヘッド高さ位置に設定される。スト
ッパピン７と支持アーム取付部４との関係は、図３
（ｃ）にその概略を示すように、スプリング７ａを介し
てねじ７ｂにより押し出されてその位置が調整される構
造のものである。なお、支持アーム取付部４の取付位置
を微調整する方向は、磁気ヘッド１をシーク方向であっ
て、図３（ｃ）ヘッドの双方向矢印で示す方向になる。
また、先の図３（ｂ），（ｃ）では、上部側のヘッド取
付構造のみ示してあり、下部側は省略してある。
【０００６】従来のシーク方向でのヘッド取付誤差に対
する微少位置調整としては、支持アーム取付部４を取付
ブロック５に取付けさらにヘッドキャリッジ６に取付け
た状態で前記の双方向矢印の方向に位置設定用のねじ９
等により押し出されて位置決め調整されるが、移動量が
微少になると、位置設定用のねじ９により位置調整して
も精度の高い微少移動をすることが難しく、シーク方向
での微少位置決め設定の際にアクチュエータ等により駆
動して位置設定したとしてもストッパピン７と支持アー
ム取付部４との摩擦により微少な位置設定ができないと
いう問題がある。その上、ＭＲヘッドでは、さらにオフ
セット補正もしなければならなくなるが、このオフセッ
ト調整が十分にできない。この発明の目的は、このよう
な従来技術の問題点を解決するものであって、複数の磁
気ヘッド間での取付誤差に対する位置調整をはじめとし
て、書込み用のインダクティブヘッドと読出用のＭＲヘ
ッドのオフセットに対する補正する場合になどにおいて
高精度な微少位置決め移動が可能なヘッド位置設定機構
を提供することにある。
する微少位置調整としては、支持アーム取付部４を取付
ブロック５に取付けさらにヘッドキャリッジ６に取付け
た状態で前記の双方向矢印の方向に位置設定用のねじ９
等により押し出されて位置決め調整されるが、移動量が
微少になると、位置設定用のねじ９により位置調整して
も精度の高い微少移動をすることが難しく、シーク方向
での微少位置決め設定の際にアクチュエータ等により駆
動して位置設定したとしてもストッパピン７と支持アー
ム取付部４との摩擦により微少な位置設定ができないと
いう問題がある。その上、ＭＲヘッドでは、さらにオフ
セット補正もしなければならなくなるが、このオフセッ
ト調整が十分にできない。この発明の目的は、このよう
な従来技術の問題点を解決するものであって、複数の磁
気ヘッド間での取付誤差に対する位置調整をはじめとし
て、書込み用のインダクティブヘッドと読出用のＭＲヘ
ッドのオフセットに対する補正する場合になどにおいて
高精度な微少位置決め移動が可能なヘッド位置設定機構
を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明のヘッド位置設
定機構の特徴は、スライド軸受けの軸に結合され前軸を
進退するピエゾアクチュエータと、スライド軸受けの軸
の先に固定された磁気ヘッドの支持アームと、ピエゾア
クチュエータの軸に結合された側と反対側に係合するマ
イクロメータとを有するものである。さらに、他の特徴
としては、支持アームの面に当接され、磁気ヘッドがロ
ードされたときのディスク面に対する磁気ヘッドの高さ
方向の位置を設定するストッパを有していて、ストッパ
の先端に耐摩耗のある球が装着されているものである。
定機構の特徴は、スライド軸受けの軸に結合され前軸を
進退するピエゾアクチュエータと、スライド軸受けの軸
の先に固定された磁気ヘッドの支持アームと、ピエゾア
クチュエータの軸に結合された側と反対側に係合するマ
イクロメータとを有するものである。さらに、他の特徴
としては、支持アームの面に当接され、磁気ヘッドがロ
ードされたときのディスク面に対する磁気ヘッドの高さ
方向の位置を設定するストッパを有していて、ストッパ
の先端に耐摩耗のある球が装着されているものである。
【０００８】このように、この発明では、ピエゾアクチ
ュエータと軸受けとを直線上に配置してマイクロメータ
により支持アームの微少移動による位置設定をするとと
もに、さらに微少な位置決めをピエゾアクチュエータに
より設定するようにしているので、高密度記録の磁気デ
ィスクに適するヘッド位置設定機構を実現することがで
きる。特に、ストッパの先端に鋼球等の耐摩耗性の球を
装着するようにすれば、特に、書込み用のインダクティ
ブヘッドと読出用のＭＲヘッドのオフセットに対する補
正をする必要がある磁気ヘッドに対して、磁気ヘッドの
シーク方向に対してより正確な位置決めが可能になり、
取付誤差の調整とオフセット調整のそれぞれの設定が容
易となって高精度な微少位置決め移動が可能なヘッド位
置設定機構を実現することができる。
ュエータと軸受けとを直線上に配置してマイクロメータ
により支持アームの微少移動による位置設定をするとと
もに、さらに微少な位置決めをピエゾアクチュエータに
より設定するようにしているので、高密度記録の磁気デ
ィスクに適するヘッド位置設定機構を実現することがで
きる。特に、ストッパの先端に鋼球等の耐摩耗性の球を
装着するようにすれば、特に、書込み用のインダクティ
ブヘッドと読出用のＭＲヘッドのオフセットに対する補
正をする必要がある磁気ヘッドに対して、磁気ヘッドの
シーク方向に対してより正確な位置決めが可能になり、
取付誤差の調整とオフセット調整のそれぞれの設定が容
易となって高精度な微少位置決め移動が可能なヘッド位
置設定機構を実現することができる。
【０００９】
【実施例】図１は、この発明のヘッド位置設定機構を適
用した一実施例の説明図であり、図２は、そのストッパ
部分の説明図である。図１において、ヘッドキャリッジ
本体（その移動台）６への取付ブロック８は、ヘッドキ
ャリッジ本体６の表面に複数の孔８１，８１を介してね
じ等により固定される。ディスクに対して表面側の磁気
ヘッド１の支持アーム３は、支持アーム取付部６４ａの
下面に取付けられ、裏面側の磁気ヘッド１の支持アーム
３は、支持アーム取付部６４ｂに上面取付けられてい
る。支持アーム取付部６４ａ，６４ｂは、スライド部軸
６２ａ，６２ｂに後部が結合されてこれに軸支されるこ
とで回動可能になっている。このスライド部軸６２ａ，
６２ｂがそれぞれスライドベアリング６２ａ，６２ｂに
支承されることで支持アーム取付部６４ａ，６４ｂは取
付ブロック８においてスライド可能に支承されている。
６１ａ，６１ｂは、それぞれ支持アーム取付部６４ａの
上面側、支持アーム取付部６４ｂでは下面側に張り付け
られたストッパピン８２が当接される受け板である。な
お、支持アーム取付部６４ｂ側とストッパピン８２との
関係は図では現れていない。
用した一実施例の説明図であり、図２は、そのストッパ
部分の説明図である。図１において、ヘッドキャリッジ
本体（その移動台）６への取付ブロック８は、ヘッドキ
ャリッジ本体６の表面に複数の孔８１，８１を介してね
じ等により固定される。ディスクに対して表面側の磁気
ヘッド１の支持アーム３は、支持アーム取付部６４ａの
下面に取付けられ、裏面側の磁気ヘッド１の支持アーム
３は、支持アーム取付部６４ｂに上面取付けられてい
る。支持アーム取付部６４ａ，６４ｂは、スライド部軸
６２ａ，６２ｂに後部が結合されてこれに軸支されるこ
とで回動可能になっている。このスライド部軸６２ａ，
６２ｂがそれぞれスライドベアリング６２ａ，６２ｂに
支承されることで支持アーム取付部６４ａ，６４ｂは取
付ブロック８においてスライド可能に支承されている。
６１ａ，６１ｂは、それぞれ支持アーム取付部６４ａの
上面側、支持アーム取付部６４ｂでは下面側に張り付け
られたストッパピン８２が当接される受け板である。な
お、支持アーム取付部６４ｂ側とストッパピン８２との
関係は図では現れていない。
【００１０】さらに、スライド部軸６３ａ，６３ｂの後
端は、ピエゾアクチュエータ７１ａ，７１ｂに一体的に
軸線上に沿って結合され、ピエゾアクチュエータ７１
ａ，７１ｂの伸張，収縮に応じて支持アーム取付部６４
ａ，６４ｂが直線状で進退し、これにより磁気ヘッド
１，１がそれぞれに半径方向に移動する。ピエゾアクチ
ュエータ７１ａ，７１ｂの後端部は、取付ブロック８に
支持されている。そして、ピエゾアクチュエータ７１
ａ，７１ｂの後端部はさらにマイクロメータ（マイクロ
ジョグ）７３ａ，７３ｂの先端に結合されていて、マイ
クロメータ７３ａ，７３ｂによりピエゾアクチュエータ
７１ａ，７１ｂを介して支持アーム取付部６４ａ，６４
ｂの前後の位置調整がそれぞれにできるようになってい
る。なお、７２ａ、７２ｂは、それぞれピエゾアクチュ
エータ７１ａ，７１ｂに電圧信号を加えるリード線であ
る。これにより、ピエゾアクチュエータ７１ａ,７１ｂ
をそれぞれ電圧駆動することで磁気ヘッド１，１をディ
スク半径方向に微小移動させることができる。上記にお
いて、各磁気ヘッドに対する取付誤差は、それぞれマイ
クロメータ７３ａ，７３ｂにより調整されて解消され
る。また、ＭＲヘッドのオフセット補正は、それぞれピ
エゾアクチュエータ７１ａ，７１ｂにより補正される。
端は、ピエゾアクチュエータ７１ａ，７１ｂに一体的に
軸線上に沿って結合され、ピエゾアクチュエータ７１
ａ，７１ｂの伸張，収縮に応じて支持アーム取付部６４
ａ，６４ｂが直線状で進退し、これにより磁気ヘッド
１，１がそれぞれに半径方向に移動する。ピエゾアクチ
ュエータ７１ａ，７１ｂの後端部は、取付ブロック８に
支持されている。そして、ピエゾアクチュエータ７１
ａ，７１ｂの後端部はさらにマイクロメータ（マイクロ
ジョグ）７３ａ，７３ｂの先端に結合されていて、マイ
クロメータ７３ａ，７３ｂによりピエゾアクチュエータ
７１ａ，７１ｂを介して支持アーム取付部６４ａ，６４
ｂの前後の位置調整がそれぞれにできるようになってい
る。なお、７２ａ、７２ｂは、それぞれピエゾアクチュ
エータ７１ａ，７１ｂに電圧信号を加えるリード線であ
る。これにより、ピエゾアクチュエータ７１ａ,７１ｂ
をそれぞれ電圧駆動することで磁気ヘッド１，１をディ
スク半径方向に微小移動させることができる。上記にお
いて、各磁気ヘッドに対する取付誤差は、それぞれマイ
クロメータ７３ａ，７３ｂにより調整されて解消され
る。また、ＭＲヘッドのオフセット補正は、それぞれピ
エゾアクチュエータ７１ａ，７１ｂにより補正される。
【００１１】ストッパピン８２は、図３（ａ）のストッ
パピン７に対応するストッパピンであって、取付ブロッ
ク８の上部から袖状に突出したストッパ取付部８ａに螺
合されたねじで構成されている。その先端には耐摩耗性
のある鋼球のボールガイド８３（図２参照）が設けられ
ている。図２は、このボールガイド８３と受け板６１
ａ、６１ｂとの関係を示すものである。ストッパピン８
２は、円柱状の本体部８２ａとその先端部の内部空間に
鋼球を保持するホールド部８２ｂとが形成されていて、
本体部８２ａの外側側面にはねじ８２ｃが切られてい
る。ストッパピン８２は、このねじによりを調整して一
旦受け板６１ａ，６１ｂの表面から離して、再接触させ
ることで自動的に調芯が行われ、かつ、摩擦力の調整と
磁気ヘッド１、１のディスク面に対してのヘッドロード
高さの調整が可能になる。これによりストッパピン８２
と受け板６１ａ、６１ｂの面との関係は、接触摩擦では
なく、ころがり摩擦となり、摩擦係数が従来の０．３か
ら０．０２程度まで低下する。
パピン７に対応するストッパピンであって、取付ブロッ
ク８の上部から袖状に突出したストッパ取付部８ａに螺
合されたねじで構成されている。その先端には耐摩耗性
のある鋼球のボールガイド８３（図２参照）が設けられ
ている。図２は、このボールガイド８３と受け板６１
ａ、６１ｂとの関係を示すものである。ストッパピン８
２は、円柱状の本体部８２ａとその先端部の内部空間に
鋼球を保持するホールド部８２ｂとが形成されていて、
本体部８２ａの外側側面にはねじ８２ｃが切られてい
る。ストッパピン８２は、このねじによりを調整して一
旦受け板６１ａ，６１ｂの表面から離して、再接触させ
ることで自動的に調芯が行われ、かつ、摩擦力の調整と
磁気ヘッド１、１のディスク面に対してのヘッドロード
高さの調整が可能になる。これによりストッパピン８２
と受け板６１ａ、６１ｂの面との関係は、接触摩擦では
なく、ころがり摩擦となり、摩擦係数が従来の０．３か
ら０．０２程度まで低下する。
【００１２】この発明では、磁気ヘッド１（インダクテ
ィブヘッド＋ＭＲヘッド）をピエゾアクチュエータ７１
ａ，７１ｂの伸び量、あるいは縮み量に応じてディスク
の半径方向（シーク方向）において前後に微小移動させ
る。そのために、サーティファイアには、ピエゾアクチ
ュエータ７１ａ，７１ｂの制御部として駆動電圧制御回
路と駆動電圧発生回路とがさらに設けられている。駆動
電圧制御回路は、インタフェース（図示せず）を介して
データ処理部のＭＰＵに接続されている。ＭＰＵは、プ
ログラム制御で駆動電圧制御回路を制御し、この制御に
応じた駆動電圧を駆動電圧発生回路は発生してピエゾア
クチュエータに加える。その結果、ヘッドシーク方向で
のピエゾアクチュエータ７１ａ,７１ｂにより微少進退
移動に応じて支持アーム３、３を移動させて表裏の各磁
気ヘッドの微少位置決めが可能になり、取付誤差を調整
した上にＭＲヘッドのオフセット補正が容易にできる。
ィブヘッド＋ＭＲヘッド）をピエゾアクチュエータ７１
ａ，７１ｂの伸び量、あるいは縮み量に応じてディスク
の半径方向（シーク方向）において前後に微小移動させ
る。そのために、サーティファイアには、ピエゾアクチ
ュエータ７１ａ，７１ｂの制御部として駆動電圧制御回
路と駆動電圧発生回路とがさらに設けられている。駆動
電圧制御回路は、インタフェース（図示せず）を介して
データ処理部のＭＰＵに接続されている。ＭＰＵは、プ
ログラム制御で駆動電圧制御回路を制御し、この制御に
応じた駆動電圧を駆動電圧発生回路は発生してピエゾア
クチュエータに加える。その結果、ヘッドシーク方向で
のピエゾアクチュエータ７１ａ,７１ｂにより微少進退
移動に応じて支持アーム３、３を移動させて表裏の各磁
気ヘッドの微少位置決めが可能になり、取付誤差を調整
した上にＭＲヘッドのオフセット補正が容易にできる。
【００１３】以上説明してきたが、実施例では、インダ
クティブヘッド＋ＭＲヘッドを有する磁気ヘッド（ヘッ
ドユニット）を中心に説明してきたが、この発明は、こ
のようなヘッドに限定されるものではない。
クティブヘッド＋ＭＲヘッドを有する磁気ヘッド（ヘッ
ドユニット）を中心に説明してきたが、この発明は、こ
のようなヘッドに限定されるものではない。
【００１４】
【発明の効果】以上の説明のとおり、この発明にあって
は、ピエゾアクチュエータと軸受けとを直線上に配置し
てマイクロメータにより支持アームの微少移動による位
置設定をするとともに、さらに微少な位置決めをピエゾ
アクチュエータにより設定するようにしているので、高
密度記録の磁気ディスクに適するヘッド位置設定機構を
実現することができる。特に、ストッパの先端に鋼球等
の耐摩耗性の球を装着するようにすれば、特に、書込み
用のインダクティブヘッドと読出用のＭＲヘッドのオフ
セットに対する補正をする必要がある磁気ヘッドに対し
て、磁気ヘッドのシーク方向に対してより正確な位置決
めが可能になり、取付誤差の調整とオフセット調整のそ
れぞれの設定が容易となって高精度な微少位置決め移動
が可能なヘッド位置設定機構を実現することができる。
は、ピエゾアクチュエータと軸受けとを直線上に配置し
てマイクロメータにより支持アームの微少移動による位
置設定をするとともに、さらに微少な位置決めをピエゾ
アクチュエータにより設定するようにしているので、高
密度記録の磁気ディスクに適するヘッド位置設定機構を
実現することができる。特に、ストッパの先端に鋼球等
の耐摩耗性の球を装着するようにすれば、特に、書込み
用のインダクティブヘッドと読出用のＭＲヘッドのオフ
セットに対する補正をする必要がある磁気ヘッドに対し
て、磁気ヘッドのシーク方向に対してより正確な位置決
めが可能になり、取付誤差の調整とオフセット調整のそ
れぞれの設定が容易となって高精度な微少位置決め移動
が可能なヘッド位置設定機構を実現することができる。
【図１】図１は、この発明のヘッド位置設定機構を適用
した一実施例の説明図である。
した一実施例の説明図である。
【図２】図２は、そのストッパ部分の説明図である。
【図３】図３は、従来のヘッドキャリッジとヘッドとの
関係の説明図であり、（ａ）は、そのヘッドキャリッジ
の取付部分を中心とする概要図、（ｂ）は、そのストッ
パと支持アームとの関係の説明図、（ｃ）は、そのスト
ッパの作用について説明するための部分断面図である。
関係の説明図であり、（ａ）は、そのヘッドキャリッジ
の取付部分を中心とする概要図、（ｂ）は、そのストッ
パと支持アームとの関係の説明図、（ｃ）は、そのスト
ッパの作用について説明するための部分断面図である。
１…磁気ヘッド（ヘッドユニット）、２…サスペンショ
ンスプリング、３…支持アーム、６１ａ，６１ｂ…受け
板、４，６４ａ，６４ｂ…支持アーム取付部、５、８…
取付ブロック、６…ヘッドキャリッジ本体、６２ａ，６
２ｂ…スライドベアリング、６３ａ，６３…スライド部
軸、７…ストッパ、７１ａ，７１ｂ…ピエゾアクチュエ
ータ。
ンスプリング、３…支持アーム、６１ａ，６１ｂ…受け
板、４，６４ａ，６４ｂ…支持アーム取付部、５、８…
取付ブロック、６…ヘッドキャリッジ本体、６２ａ，６
２ｂ…スライドベアリング、６３ａ，６３…スライド部
軸、７…ストッパ、７１ａ，７１ｂ…ピエゾアクチュエ
ータ。
Claims (2)
- 【請求項１】スライド軸受けの軸に結合され前記軸を進
退するピエゾアクチュエータと、前記スライド軸受けの
軸の先に固定された磁気ヘッドの支持アームと、前記ピ
エゾアクチュエータの前記軸に結合された側と反対側に
係合するマイクロメータとを有するヘッド位置設定機
構。 - 【請求項２】さらに、前記支持アームの面あるいはこれ
と一体化された部材の面に当接され、前記磁気ヘッドが
ロードされたときのディスク面に対する前記磁気ヘッド
の高さ方向の位置を設定するストッパを有し、前記スト
ッパの先端に耐摩耗性のある球が装着されている請求項
１記載のヘッド位置設定機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10224246A JP2000057567A (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | ヘッド位置設定機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10224246A JP2000057567A (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | ヘッド位置設定機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000057567A true JP2000057567A (ja) | 2000-02-25 |
Family
ID=16810784
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10224246A Pending JP2000057567A (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | ヘッド位置設定機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000057567A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007242084A (ja) * | 2006-03-06 | 2007-09-20 | Hitachi High-Technologies Corp | ヘッドホルダ着脱機構、磁気ヘッドテスターおよび磁気ディスクテスター |
-
1998
- 1998-08-07 JP JP10224246A patent/JP2000057567A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007242084A (ja) * | 2006-03-06 | 2007-09-20 | Hitachi High-Technologies Corp | ヘッドホルダ着脱機構、磁気ヘッドテスターおよび磁気ディスクテスター |
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