JP2000057477A - 輸送コスト管理装置 - Google Patents

輸送コスト管理装置

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JP2000057477A
JP2000057477A JP10224208A JP22420898A JP2000057477A JP 2000057477 A JP2000057477 A JP 2000057477A JP 10224208 A JP10224208 A JP 10224208A JP 22420898 A JP22420898 A JP 22420898A JP 2000057477 A JP2000057477 A JP 2000057477A
Authority
JP
Japan
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cost
vehicle
computer
office
transportation
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JP10224208A
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English (en)
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Yoshikazu Nishimura
嘉一 西村
Satoru Katsuyama
悟 勝山
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N PLAN KK
Plan Kk N
Original Assignee
N PLAN KK
Plan Kk N
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車輌コンピュータを用いた運行管理装置から
得られる数値での自動車の稼働実績に関する運行管理デ
ータをコストに変換して、輸送にかかるコストを明確に
把握でき、このコストの算出結果をもとに何処に問題が
あるのかを容易に割り出せて改善の方針を立てることが
できる。 【解決手段】 車載装置としての車速センサーを接続す
る車輌コンピュータと、管理事務所に設置する装置とし
て前記車輌コンピュータからの情報を入力する事務所用
コンピュータからなり、車輌コンピュータで把握する運
行実績情報として所要時間と所要距離を事務所用コンピ
ュータに入力し、事務所用コンピュータのマスターファ
イルに予め登録した車輌費、人件費、一般管理費等の費
用項目および、車輌コンピュータ、または、事務所用コ
ンピュータでキー入力する燃料費、通行料、フェリー料
などの運行費の費用項目をもとに輸送コストを算出する
手段を事務所用コンピュータに設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貨物運送会社など
車輌を運行して業務が行われる企業などにおいて運行に
かかるコストを分析する輸送コスト管理装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、運行管理システム(装置)とし
て、図12〜図14に示すようなものがある。図中1はRA
M4、ROM5の記憶回路と制御回路6と演算回路7と
クロック8とインターフェース9を有する端末機で、携
帯可能なハンディータイプの大きさであり、押しボタン
式のテンキーその他のキーによる入力部2と、大型液晶
表示による表示器3とを前面側に備える。
【0003】このキーは0〜9までのテンキーおよび+
・−、×・÷、その他のファンクションキーであり、さ
らにランプ付きのものであり、また、各キーの周囲には
直接作業名を表示している文字、一例として、「休憩」
「空車」「実車」「待」「積」「卸」「其他作業」「軽
油」「オイル」「高速代」「点検整備」「洗車」「訂
正」「数字入力」「運転」の文字を付している。なお、
この文字は作業内容に合わせて変えることがある。
【0004】表示器3は、漢字、アルファベット、カ
ナ、ひらがなキャラクター表示を行うことができるもの
で、バックライト付き、さらにディスプレイコントラス
ト可変である。
【0005】そして、端末機1はインターフェース9を
介して車輌コンピュータ10に接続される。この車輌コン
ピュータ10は通常のコンピュータと同じく、制御回路、
RAM、ROMの記憶回路、演算回路による中央処理装
置(CPU)やクロックを有するもので、該車輌コンピ
ュータ10に車輌の車軸の回転数に応じたパルス数を発す
る速度センサー11が接続される。
【0006】さらに、車輌コンピュータ10にはデータを
無線で送るための通信機14aが接続されることもあり、
また、メモリーカードライター(図示せず)を設け、こ
れでメモリーカード12に書き込みを行う。
【0007】一方、管理者側としては事務所等に印刷装
置等の外部出力機器を備えたパーソナルコンピュータに
よる事務所用コンピュータ13を設置し、この事務所用コ
ンピュータ13には前記通信機14aと直接または中継局13
を介して通信を行う通信機14bを接続し、または、メモ
リーカード12を読み取るリーダー16を接続する。
【0008】次に使用法について説明する。先に、端末
機1でのデータのみを主体とした使用方法を述べると、
乗車し、車輌コンピュータ10に接続している車輌ケーブ
ルを端末機1に接続する。この時端末機1の表示器3の
表示は時計表示となる。
【0009】積作業を行う前になす積込地での操作とし
て、到着したら「積」のキーを押すと、「積」のランプ
が点灯し、表示器3には「積込中」の文字と、「積場所
コードは?」という表示がでるので、数字数桁で積場所
コードを入力する。
【0010】次いで表示器3には「荷主コードは?」と
いう表示がでるので、数字数桁で荷主コードを入力す
る。同様に表示器3には「品名コードは?」「数量(個
数)は?」「重量(Kg)は?」などの表示がでるの
で、それぞれ数字数桁で品名コード、数量、重量を入力
する。これらの項目は順次表示器3に呼び出されるもの
であるが、該当項目がなくコードまたは数字を入力しな
い場合は「数字入力」のキーを押して次の項目を呼び出
す。
【0011】予定より早く到着して待機する場合や、相
手の都合により待機させられる場合は「待」のキーを押
す。この時表示器3の表示は「手待中」となる。
【0012】卸地での操作としては、到着したら「卸」
のキーを押すと、「卸」のランプが点灯し、表示器3に
は「卸場所コードは?」という表示がでるので、数字数
桁で卸場所コードを入力する。
【0013】次いで表示器3には「荷主コードは?」と
いう表示がでるので、数字数桁で荷主コードを入力す
る。同様に表示器3には「品名コードは?」「数量(個
数)はは?」「重量(Kg)は?」などの表示がでるの
で、それぞれ数字数桁で品名コード、数量、重量を入力
する。これらの項目は順次表示器3に呼び出されるもの
であるが、該当項目がなくコードまたは数字を入力しな
い場合は「数字入力」のキーを押して次の項目を呼び出
す。
【0014】昼休みや休憩の時には「休憩」のキーを押
し、表示器3の表示は「休憩中」となる。軽油・オイル
を給油した時は「軽油」または「オイル」のキーを押せ
ば、このキーのランプが点灯し、表示器3には「軽油補
給量は?」または「オイル補給量は?」との表示がでる
ので、小数点第2位まで入力する。
【0015】高速代を支払った時は「高速代」のキーを
押し、このキーのランプが点灯し、表示器3には「現金
支払額は?」「回数券支払額は?」「カード支払額は
?」などの表示がでるので、現金で支払った金額、回数
券で支払った金額、カードで支払った金額を入力する。
【0016】車輌の洗車を行う時は「洗車」のキーを、
車輌の点検を行う時は「点検整備」のキーを押す。
【0017】このような端末機1への入力データは車輌
コンピュータ10に入力記憶され、さらに車輌コンピュー
タ10のデータはメモリーカード12を介して、または、通
信機14a, 14bを介して事務所用コンピュータ13に送ら
れ、管理者側ではこの事務所用コンピュータ13でのモニ
ター画面や印刷装置での帳票出力で各作業員の作業状況
を把握できる。
【0018】さらに、速度センサー11の情報を活用して
速度データおよび車輌コンピュータ10が有するクロック
での時間データと走行距離データもメモリーカード12や
通信機14a, 14bを介して事務所用コンピュータ13に送
られ、前記各作業員の作業状況を把握するための項目と
される。
【0019】なお、端末機1はこれを車輌コンピュータ
10と一体として、車輌コンピュータ10に端末機1が備え
る押しボタン式のテンキーその他のキーによる入力部2
と、大型液晶表示による表示器3とを設けるようにする
ことも可能である。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら従来の
運行管理装置では、走行キロ数や運行時間などの運行管
理データが自動車の稼働実績を数値にしたものにすぎな
かったため、数字での管理しかできなかった。
【0021】ゆえに、輸送にかかるコストについては原
価計算やその他のコスト金額については数値のみ記載さ
れた日報からその都度算出しなければならなかった。
【0022】しかも、コスト金額を算出する上での煩わ
しさのみならず、標準コストの把握もできないので、顧
客のオーダーに対してその場で対処することもできなか
った。
【0023】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、第1に、車輌コンピュータを用いた運行管理装置か
ら得られる数値での自動車の稼働実績に関する運行管理
データをコストに変換して、輸送にかかるコストを明確
に把握でき、このコストの算出結果をもとに何処に問題
があるのかを容易に割り出せて改善の方針を立てること
ができ、第2に、顧客のオーダーに対して運賃決めをシ
ュミレーションすることもでき、かつ、その際に標準コ
ストを適用して適正運賃を算出できる輸送コスト管理装
置を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、第1に、車載装置としての車速センサーを接
続する車輌コンピュータと、管理事務所に設置する装置
として前記車輌コンピュータからの情報を入力する事務
所用コンピュータからなり、車輌コンピュータで把握す
る運行実績情報として所要時間と所要距離を事務所用コ
ンピュータに入力し、事務所用コンピュータのマスター
ファイルに予め登録した車輌費、人件費、一般管理費等
の費用項目および、車輌コンピュータまたは、事務所用
コンピュータでキー入力する燃料費、通行料、フェリー
料などの運行費の費用項目をもとに輸送コストを算出す
る手段を事務所用コンピュータに設けたこと、または、
輸送コストは、日別に、または、車輌別、もしくは乗務
員別に、1運行ごとの収支を集計すること、もしくは、
車輌コンピュータには作業内容をキーで入力し、輸送コ
ストは、この作業内容に応じた人件費コストを集計計算
し、時間コスト配分を算出すること、および、輸送コス
トは、経費項目ごとの経費を集計し、売上げを含めた原
価管理を行うことを要旨とするものである。
【0025】第2に、事務所用コンピュータに発地、着
地、車種、受注運賃等のオーダー情報を入力し、事務所
用コンピュータはこれにもとづき所要距離、所要時間を
算出し、または、オーダー情報として所要距離、所要時
間も入力し、予め入力してある車輌費、人件費、燃料
費、運行費、一般管理費等の費用項目をもとに、輸送コ
ストをシュミレーション算出する手段を事務所用コンピ
ュータに設けたこと、および、車載装置としての車速セ
ンサーを接続する車輌コンピュータによる運行実績情報
を事務所用コンピュータに蓄積し、この実績蓄積から標
準コストを算出して輸送コストをシュミレーション算出
することを要旨とするものである。
【0026】請求項1記載の本発明によれば、コスト集
計管理として、車載端末機器である車輌コンピュータの
実績データより、事務所用コンピュータでコスト計算を
行い、データ集計を行う。
【0027】請求項2記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、日々の収支実績管理が行え、また、乗務員・
車輌・車種別の収支実績管理が行える。
【0028】請求項3記載の本発明によれば、人件費の
稼働別管理が行え、請求項4記載の本発明によれば、車
輌・車種別の原価管理が行える。
【0029】請求項5記載の本発明によれば、リアルタ
イムに輸送コスト算出を行い、適正運賃を導き出すもの
として、オーダー情報から1運行にかかる輸送コストを
算出し、利益率設定により、適正運賃を算出できる。
【0030】請求項6記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、最新実績データをもとに、各車輌および各乗
務員の標準単価を自動設定することで、より適正な運賃
を導き出せる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面について本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1は本発明の輸送コスト管
理装置の1実施形態を示すブロック図で、前記従来例と
同一構成要素には同一参照符号を使用した。本発明は大
まかに分けて次に挙げる3つのモジュールにより構成し
た。すなわち、前記車輌コンピュータ10(車載端末機
器)の実績データよりコスト計算を行い、データ集計を
行う輸送コスト集計管理17、コスト集計値を分析し、障
害となるコスト項目を割り出すコスト集計分析18、リア
ルタイムに輸送コスト算出を行い、適正運賃を導き出す
コストシュミレーション19である。
【0032】先に、輸送コスト集計管理17を図2につい
て説明すると、前記図12〜図14に示す運行管理システム
(装置)として車輌21に搭載した車輌コンピュータ10
(車載端末機器)での情報を運行実績情報20を利用す
る。
【0033】この運行実績情報20はメモリーカード12を
介して事務所用コンピュータ13に入力するか、事務所用
コンピュータ13には前記通信機14a、通信機14bを介し
ての通信で事務所用コンピュータ13に入力するが、デー
タ項目としては、1運行単位ごとに、運行日、車輌
番号、乗務員、走行実績(総走行距離、実車距離、
空車距離)、稼働時間(拘束、運転、積卸、作業、待
機、点検、その他の各稼働時間)、経費情報〔燃料
(給油量、料金)・通行料・フェリー料・その他経費料
金〕である。
【0034】なお、これらは、車輌コンピュータ10に予
め登録されているもの、もしくは端末機1のキー操作で
適宜入力するものであり、特に、前記稼働時間と前記
経費情報については内容の変更が可能であり、端末機
1の場合には、この内容に合わせてキー入力ボタンの内
容を可変とする。
【0035】走行実績(総走行距離、実車距離、空車距
離)は車輌コンピュータ10が速度センサー11を介しての
エンジンの回転数から距離と速度が割り出せる。車輌コ
ンピュータ10の時計機能も加えたデータも得られる。
【0036】前記のごとく端末機1には各ドライバーの
作業状況キー入力があり、キーでの入力をしたその間が
作業時間であり、運転時間や作業時間が割り出せ、高速
道路を使う場合には、高速料金などのキー入力もでき
る。これらの情報は前記事務所用コンピュータ13に入力
され、実績データとして蓄積される。その期間は6ヶ月
間とし、計算月数はシステム設定により変動する。
【0037】輸送コスト集計管理17は、前記のごとく、
車輌コンピュータ10より採取した運行実績情報20を利用
して、日々の収支実績管理、乗務員・車輌・車種別
の収支実績管理、人件費の稼働別管理、車輌・車種
別の原価管理、得意先・地区別のコスト集計管理を行
う。
【0038】これらは図3に示すような日別輸送コスト
集計表22、図4に示すような車輌別コスト集計表23、図
5に示すような乗務員別コスト集計表24、図6に示すよ
うな人件費コスト集計表25、図7に示すような車輌別原
価管理表26、その他得意先別コスト集計表、車種別コス
ト集計表、方面別コスト管理表、車種別原価管理表、車
輌別コスト明細表、乗務員別コスト明細表、得意先別コ
スト明細表、人件費コスト明細表等を作成する。
【0039】前記日別輸送コスト集計表22では、その日
一日分の全てのオーダーに対してのコストを集計したも
ので、基本的には事務所における事後的な帳票となる。
得意先、取決め運賃、車番、乗務員、所要時間と所要距
離についての実績値の情報に車輌費、人件費などの情報
を加えて実際にかかった運行コストを割り出す。このよ
うに1日分を纏めてだすことで、その1日のコストから
見た利益が一目で判別できる。運行コストが幾らかかっ
た、売上がいくらであるということも判別でき、マイナ
スが出た場合にどこにどのような割り振りがあったとい
うことも判る。1日単位でこれが確認でき、一運行当た
りの差額が出せる。
【0040】また、例えば、車番123456の車が東
京を発して名古屋市に着き、そして、同日に仮に同じ車
による同じ作業員が帰りに岡崎から東京都千代田区への
運行があった場合に、従来は往復をまとめただけの利益
のみが捉えられたが、往路と復路でそれぞれ1運行と捉
えて2運行とみなし、それぞれの差額利益がプラスであ
るか、マイナスであるかも明らかとなる。
【0041】人件費コスト集計表25は、人件費だけを捉
えた。通常、人件費はコストの配分からみると売上の4
〜5割位の経費として発生している。このような一番大
きなコスト部分を細かく集積(分析)することによっ
て、このコストの削減が図れる。
【0042】1か月間の集計として出力し、仮に作業員
青木一郎の場合には、稼働日数が21日で、総走行距離
が4,567kmとした場合に、総コストが890,1
23円かかり、拘束時間は212時間43分でこれに対
する人件費が345,678円になり、この費用は前記
総コストの38.8%であることを示す。そして、この
拘束時間の内訳として、前記端末機1のキー入力および
時計機能で入力する運転時間、積卸、作業、待機、休
憩、その他という時間配分の項目を設け、それぞれの人
件費と比率を出している。これにより、例えば、待機時
間に注目して、パーセンテージを表す比率を見ると、時
間×コストであり、作業員佐藤三郎の場合だと5.4%
なので、1月間のうち26時間40分の時間を待機に使
い、費用でみると49,615円も待機にかかっている
ことが判る。時間が少なくなればそれだけコスト削減に
繋がるとして、仮にこれを3%位に押さえるという指示
をだせば、待機時間が5時間減る。これによって人件費
削減のポイントが割り出せる。なお、1日当たり、1k
m当たり、1時間当たりのそれぞれの平均の人件費も目
安として出すことも可能である。
【0043】車輌別原価管理表26は、売上と固定費(車
輌固定費、人件費、保険料、修繕費、その他)と変動費
(燃料費、交通費、フェリー代、事故費、修繕費、その
他)とからなり、これらから差額利益を割り出すための
帳票である。この売上関係については後述のオーダー情
報から入る。車輌固定費に関しては基本的にはマスター
情報から入る。人件費については、乗換えがあるから、
その乗り換えた人の割合でこの人件費のコストを按分し
て割り出す。燃料費、交通費、フェリー代については車
輌コンピュータ10からのデータをもとにしており、事故
費、修繕費、その他の費用については偶発的なものとし
てデータとしては後追い入力する。
【0044】なお、これらの作成については、事務所用
コンピュータ13のマスターファイルに登録したマスター
情報30を基にした標準単価情報29を利用することも可能
である。かかるマスター情報30としては、下記のものが
挙げられる。 1.会社設定マスター:会社基本情報の保守 2.経費項目マスター:経費項目(原価項目)の保守 3.事業所マスター :事業所情報の保守 (施設使用料,一般管理費) 4.車輌マスター :各車輌情報の保守 (車輌固定費:減価償却費,自動車税,取得税,重量
税,車輌リース代) (保険料:任意車輌保険,任意対人保険,任意対物保
険,任意搭傷保険,自賠責保険) (修繕費:車検整備費,タイヤチューブ費) 5.車種マスター :車種情報の保守 6.乗務員マスター :各乗務員情報の保守 (人件費:給与,賞与,退職引当金,労働保険料,法定
福利費,福利厚生費) 7.得意先マスター :各得意先情報の保守 8.傭車先マスター :各傭車先の保守 9.地区マスター :発地、着地情報の保守 10.方面マスター :方面情報の保守 11. 基準設定マスター:発地−着地間情報の保守 (所要距離,所要時間,所要経費) 12. 運賃契約マスター:距離別、地区別運賃情報の保守
【0045】標準単価情報29は標準単価計算によるが、
この標準単価計算はコスト計算の基礎となる単価を各車
輌・各乗務員・各車種ごとに求める。なお、標準単価は
運行実績情報20より実績平均値を算出し金額との除算を
行う。
【0046】求める単位として、車輌:1km当たり
のコスト、乗務員:1時間当たりのコスト、車種:
1km当たりのコストであり、求める項目として、下記
の通りである。 固定費 車輌マスター月額費用を走行実績平均距離で除算 ・車輌固定費:減価償却費,自動車税,取得税,重量
税,車輌リース代 ・保険料 :任意車輌保険,任意対人保険,任意対物
保険,任意搭傷保険,自賠責保険 ・修繕費 :車検整備費,タイヤチューブ費 乗務員マスターの月額費用を稼働実績平均時間で除算 ・人件費 :給与,賞与,退職引当金,労働保険料,
法定福利費,福利厚生費 変動費 使用実績金額を走行実績平均距離で除算 ・燃料費 :軽油費、ガソリン費、油脂費 ・交通費 :現金支払、カード支払、回数券支払 ・フェリー代:現金支払、回数券支払 ・事故費 :車輌事故費、事故賠償費 ・修繕費 :車輌整備費、一般修理費、タイヤチュー
ブ費 ・その他経費:通信費、消耗品費、雑費、その他経費
【0047】各項目ごとに以下の計算を行う。 車輌に関する経費項目 各車輌毎のnヶ月分の合計金額/nヶ月分の走行距離=
1km当り標準コスト 乗務員に関する経費項目 各乗務員毎のnヶ月分の合計金額/nヶ月分の総稼働時
間=1時間当り標準コスト
【0048】輸送コスト計算としては、前記標準コスト
計算により算出されたそれぞれの経費単価と車輌コンピ
ュータ10(運行管理装置)からの運行実績データ(1運
行単位)を利用し、輸送コストの計算を行う。
【0049】計算方法は下記の通りである。 車輌費=実績走行距離×各車輌ごとの1km当り標準
コスト(経費科目毎に計算) 人件費=実績稼働時間×各乗務員ごとの1時間当り標
準コスト(経費科目ごとに計算) 運行費〔燃料費,通行料,フェリー料〕=1日報当り
発生金額÷(1運行当り走行距離÷1日当り走行距離) その他経費=1日報当り発生金額÷(1運行当り走行
距離÷1日報当り走行距離) 一般管理費=(車輌費+人件費+運行費+その他経
費)×一般管理費率
【0050】次に、輸送コスト集計分析18の機能につい
て説明する。これは、利益金額と利益率を求めてグラ
フ化する、前年対比・前月対比をグラフ化する、科
目別コスト累積をグラフ化する。具体的には、科目別コ
スト比率グラフ、マイナス運賃リスト、得意先別利益グ
ラフ、車輌別ランキング、年間推移対比表、方面別実績
グラフ、前年同月対比表があり、図8にマイナス運賃リ
スト、図9に得意先別利益グラフの例を示す。
【0051】マイナス運賃リストは、前記集計表で差額
利益がマイナスとなったもののみを対象に抽出し、日別
ごと、得意先ごと等で多い順に並べ変えた。このように
することで、1つは得意先ごとの限定や、発着地の限
定、場合によっては車輌とか乗務員によってマイナスが
出ていることが一目で判かる。このようにマイナスの一
覧を出すことによりコストからみて、どこに問題がある
かが一目で判るようにした。
【0052】得意先別利益グラフは、得意先ごとの売上
と利益率を割り出したグラフである。顧客による利益金
額は前記集計から得られ、これにプラスして、売上金に
対しての利益率を求めたときに、例えば、石山食品では
売上金は1,400万円もあるが、利益率は3.22%
程度にすぎないのが一目で判る。
【0053】コストシュミレーション19の機能は、オー
ダー情報から1運行にかかる輸送コストを算出し、ま
た、利益率設定により、適正運賃を算出し、さらに、最
新実績データをもとに、各車輌および各乗務員の標準単
価を自動設定するものである。
【0054】図10にコストシュミレーション19のフロー
を示す。また、図11に入力画面とコスト計算の画面を示
す。
【0055】事務所用コンピュータ13にはオーダー情報
31として、得意先、発地、着地、車種等を入力すると、
前記運行実績情報20より実績平均値を算出し金額との除
算を行うことで算出した標準単価情報29をもとに、コス
トシュミレーションを行う。
【0056】これは、発地、着地から事務所用コンピュ
ータ13が所要距離、所要時間を算出するので、コスト計
算としては、これら所要距離、所要時間、および車種か
ら、車輌費、人件費、燃料費、通行料、フェリー料など
の運行費、一般管理費等の費用項目を掛け合わせ、輸送
コスト費を算出し、適正運賃および支払適正運賃をその
場で表示し、また、印刷する。
【0057】なお、所要距離、所要時間については、オ
ーダー情報31として入力するようにしてもよい。また、
乗務員を入力して、乗務員の情報を割りつけ、所要距
離、所要時間にこの乗務員の特質を人件費として加味し
てもよい。
【0058】具体的には、乗務員:青木一郎が5時間3
0分運転すれば、人件費として14,999円かかり、
その他、燃料費は4595円かかり、通行料に関しては
この区間を走ると6,850円かかり、フェリーは使わ
ないが、その他の経費、これは按分した結果、8,18
6円の経費がかかり、一般管理費14,117円がかか
るので、合計で60,623円の輸送コストがこの運行
でかかるというようなことを事務所用コンピュータ13が
自動的に計算する。
【0059】この輸送コストに対して仮に顧客との取決
めで6万5千円での要求があった場合に、差額として
4,377円の利益があげられ、この時の利益率として
6.73%という数字も即座に算出できる。
【0060】
【発明の効果】以上述べたように本発明の輸送コスト管
理装置は、車載装置としての車輌コンピュータによる運
行管理装置から得られる数値での自動車の稼働実績に関
する運行管理データをコストに変換して、輸送にかかる
コストを明確に把握でき、このコストの算出結果をもと
に何処に問題があるのかを容易に割り出せて改善の方針
を立てることができるものである。
【0061】また、標準コストによる運賃決めをシュミ
レーションすることもでき、さらに、実績データをもと
にコスト計算を行い、運賃との比較を行うことができる
ものである。
【0062】その結果、適切な輸送コストの算出提示に
より、適正運賃による営業活動が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の輸送コスト管理装置の1実施形態を示
すブロック図である。
【図2】輸送コスト集計管理・集計分析フロー示すブロ
ック図である。
【図3】日別コスト集計表の説明図である。
【図4】車輌別コスト集計表の正面図である。
【図5】乗務員別コスト集計表の正面図である。
【図6】人件費コスト集計表の説明図である。
【図7】車輌別原価管理表の説明図である。
【図8】マイナス運賃一覧表の説明図である。
【図9】得意先別利益率グラフの正面図である。
【図10】コストシュミレーションのフローを示すブロ
ック図である。
【図11】コストシュミレーションの入力とコスト計算
の画面を示す説明図である。
【図12】運行管理装置の説明図である。
【図13】端末機の斜視図である。
【図14】端末機のブロック図である。
【符号の説明】
1…端末機 2…入力部 3…表示器 4…RAM 5…ROM 6…制御回路 7…演算回路 8…クロック 9…インターフェース 10…車輌コンピュ
ータ 11…速度センサー 12…メモリーカー
ド 13…事務所用コンピュータ 14a,14b…通信
機 15…中継局 16…リーダー 17…輸送コスト集計管理 18…輸送コスト集
計分析 19…コストシュミレーション 20…運行実績情報 21…車輌 22…日別輸送コス
ト集計表 23…車輌別コスト集計表 24…乗務員別コス
ト集計表 25…人件費コスト集計表 26…車輌別原価管
理表 29…標準単価情報 30…マスター情報 31…オーダー情報

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車載装置としての車速センサーを接続す
    る車輌コンピュータと、管理事務所に設置する装置とし
    て前記車輌コンピュータからの情報を入力する事務所用
    コンピュータからなり、車輌コンピュータで把握する運
    行実績情報として所要時間と所要距離を事務所用コンピ
    ュータに入力し、事務所用コンピュータのマスターファ
    イルに予め登録した車輌費、人件費、一般管理費等の費
    用項目および、車輌コンピュータ、または、事務所用コ
    ンピュータでキー入力する燃料費、通行料、フェリー料
    などの運行費の費用項目をもとに輸送コストを算出する
    手段を事務所用コンピュータに設けたことを特徴とする
    輸送コスト管理装置。
  2. 【請求項2】 輸送コストは、日別に、または、車輌
    別、もしくは乗務員別に、1運行ごとの収支を集計する
    請求項1記載の輸送コスト管理装置。
  3. 【請求項3】 車輌コンピュータには作業内容をキーで
    入力し、輸送コストは、この作業内容に応じた人件費コ
    ストを集計計算し、時間コスト配分を算出する請求項1
    記載の輸送コスト管理装置。
  4. 【請求項4】 輸送コストは、経費項目ごとの経費を集
    計し、売上げを含めた原価管理を行う請求項1記載の輸
    送コスト管理装置。
  5. 【請求項5】 事務所用コンピュータに発地、着地、車
    種、受注運賃等のオーダー情報を入力し、事務所用コン
    ピュータはこれにもとづき所要距離、所要時間を算出
    し、または、オーダー情報として所要距離、所要時間も
    入力し、予め入力してある車輌費、人件費、燃料費、運
    行費、一般管理費等の費用項目をもとに、輸送コストを
    シュミレーション算出する手段を事務所用コンピュータ
    に設けたことを特徴とする輸送コスト管理装置。
  6. 【請求項6】 車載装置としての車速センサーを接続す
    る車輌コンピュータによる運行実績情報を事務所用コン
    ピュータに蓄積し、この実績蓄積から標準コストを算出
    して輸送コストをシュミレーション算出する請求項5記
    載の輸送コスト管理装置。
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