JP2000057131A - 文字列変換装置およびそのプログラム記録媒体 - Google Patents

文字列変換装置およびそのプログラム記録媒体

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JP2000057131A
JP2000057131A JP10233514A JP23351498A JP2000057131A JP 2000057131 A JP2000057131 A JP 2000057131A JP 10233514 A JP10233514 A JP 10233514A JP 23351498 A JP23351498 A JP 23351498A JP 2000057131 A JP2000057131 A JP 2000057131A
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Toshihiro Kiuchi
俊啓 木内
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常文字と同義の拡張文字群を変換候補とし
て変換辞書内に定義しておかなくても、拡張文字を含む
候補文字列を自動生成する。 【解決手段】 かな漢字変換辞書3−1はJIS第一水
準漢字・文字を記憶する。拡張候補情報テーブル3−2
はかな漢字変換辞書3−1内の常用文字に対応付けてそ
の異体字としての拡張文字群を変換候補として記憶す
る。CPU1は入力されたかな文字列に基づいてかな漢
字変換辞書3−1を検索することによりかな漢字変換を
行い、その変換結果に基づいて拡張候補情報テーブル3
−2を検索することにより常用文字と同義の拡張文字群
を得る。そして、常用文字と拡張文字あるいは拡張文字
同士を組み合せることによって拡張文字を含む候補文字
列を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、入力文字列をそ
れに対応する候補文字列に変換する文字列変換装置およ
びそのプログラム記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ワードプロセッサやパーソナルコ
ンピュータ等の文書データ処理装置において、かな漢字
変換辞書には、日本工業規格(JIS)によって標準化
されたJIS第1水準漢字、ローマ字、平仮名、片仮
名、人名、地名、記号等の第1水準文字、および第2水
準漢字が登録されている。このような規格標準化された
漢字・文字だけでは文書作成時に不足する場合があるた
め、ユーザ固有の文字(JIS外文字)を外字作成機能
で予め作成登録しておき、文書作成時に外字作成時に割
り当てた固有の文字コードを指定するようにしていた。
また、JIS第一・第二水準文字として定義されていな
い文字を拡張文字としてかな漢字辞書内に割り当てられ
ているものも存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、外字機
能によって作成された文字を文書作成時に入力するため
には、その文字固有のコードを入力しなければならず、
また、JIS外漢字を拡張文字としてかな漢字変換辞書
内の未定義領域に割り当てておくものにおいて、その割
り当て数は未定義領域のサイズによって制約されてしま
い、また未定義領域サイズを増大すると辞書の大容量化
を招き、変換効率を低下させる。この発明の課題は、通
常文字と同義の拡張文字群を変換候補として変換辞書内
に定義しておかなくても、拡張文字を含む候補文字列を
自動生成できるようにすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の手段は次の通
りである。請求項1記載の発明は、入力文字列をそれに
対応する候補文字列に変換する変換辞書を記憶する辞書
記憶手段と、前記変換辞書内に記憶されている通常文字
に対応付けてこの通常文字と同義の拡張文字群を変換候
補として記憶する拡張文字記憶手段と、入力文字列をそ
れに対応する候補文字列に変換する際に、前記変換辞書
を検索すると共に、この辞書検索によって変換候補とし
て得られた通常文字に基づいて前記拡張文字記憶手段を
検索することにより通常文字と同義の拡張文字群を変換
候補として得る候補検索手段と、この候補検索手段によ
って得られた通常文字と拡張文字、あるいは拡張文字同
士を組み合せることによって候補文字列を生成する候補
文字列生成手段とを具備するものである。なお、前記拡
張文字記憶手段は、入力文字列を構文解析することによ
って得られる文法的種類に対応付けて拡張文字を記憶
し、前記検索手段は入力文字列を構文解析することによ
って得られた文法的種類に該当する拡張文字を検索する
ようにしてもよい。請求項1記載の発明においては、入
力文字列をそれに対応する候補文字列に変換する際に、
変換辞書を検索すると共に、この辞書検索によって変換
候補として得られた通常文字に基づいて拡張文字記憶手
段を検索することにより通常文字と同義の拡張文字群を
変換候補として得、これによって得られた通常文字と拡
張文字あるいは拡張文字同士を組み合せることによって
候補文字列を生成する。したがって、通常文字と同義の
拡張文字群を変換候補として変換辞書内に定義しておか
なくても、拡張文字を含む候補文字列を自動生成するこ
とができる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図6を参照してこの
発明の一実施形態を説明する。図1(A)は文書データ
処理装置の全体構成を示したブロック図である。CPU
1はRAM2内にロードされている各種プログラムにし
たがってこの文書データ処理装置の全体動作を制御する
中央演算処理装置である。記憶装置3はオペレーティン
グシステムや各種アプリケーションプログラム、データ
ファイル、文字フォントデータ等が予め格納されている
記憶媒体4やその駆動系を有している。この記憶媒体4
は固定的に設けたもの、もしくは着脱自在に装着可能な
ものであり、フロッピーディスク、ハードディスク、光
ディスク、RAMカード等の磁気的・光学的記憶媒体、
半導体メモリによって構成されている。また、記憶媒体
4内のプログラムやデータは、必要に応じてCPU1の
制御により、RAM2にロードされる。更に、CPU1
は通信回線等を介して他の機器側から送信されて来たプ
ログラム、データを受信して記憶媒体4に格納したり、
他の機器側に設けられている記憶媒体に格納されている
プログラム、データを通信回線等を介して使用すること
もできる。また、CPU1にはその入出力周辺デバイス
である入力装置5、表示装置6、印刷装置7がバスライ
ンを介して接続されており、入出力プログラムにしたが
ってCPU1はそれらの動作を制御する。
【0006】入力装置5は文字列データ(よみデータ)
等を入力したり、各種コマンドを入力するキーボード、
マウス等のポインティングデバイスを有している。な
お、キーボードには、図示しないが、通常と同様に、か
な、アルファベット等の文字キー、よみを漢字混り文に
変換する変換命令キー、カーソルキー、変換候補の確定
を指示する実行キー等が配列されている。ここで、文書
作成時に入力装置5からよみ文字列が入力されると、表
示装置6のテキスト画面に表示出力されると共に、かな
漢字変換によって確定された確定文字列は、RAM2内
に格納される。なお、表示装置6は多色表示を行う液晶
表示装置やCRT表示装置あるいはプラズマ表示装置等
であり、また印刷装置7はフルカラープリンタ装置で、
熱転写やインクジェットなどのノンインパクトプリンタ
あるいはドットインパクトプリンタである。
【0007】図1(B)および(C)はRAM2および
記憶装置3の内容のうちその特徴部分を示した図で、R
AM2には各種のメモリ領域として文書メモリ2−1、
入力バッファ2−2、候補出力バッファ2−3、基文字
ポインタ2−4、拡張文字カウンタ2−5、ワークメモ
リ2−6等が割り当てられており、記憶装置3にはかな
漢字変換辞書3−1、拡張候補情報テーブル3−2が格
納されている。ここで、かな漢字変換辞書3−1はよみ
に対応して漢字表記および名詞、動詞、人名、地名等を
示す辞書情報(属性情報)を記憶する通常の構成となっ
ている。ここで、かな漢字変換辞書3−1に格納されて
いる文字を通常文字と称すると、この通常文字(常用文
字)に対してそれと同義の拡張文字群、例えば、JIS
第二水準漢字、JIS外漢字の異体字群はかな漢字変換
辞書3−1の小容量化を図るためにかな漢字変換辞書3
−1には格納されてはおらず、かな漢字変換辞書3−1
とは別個の拡張候補情報テーブル3−2に記憶管理され
ている。ここで、図2(A)はかな漢字変換辞書3−1
の一部を示し、人名や地名として常用されている漢字表
記「渡辺」を例示したもので、その文字列コードは
「渡」のJISコード「454Fh」、「辺」のJIS
コード「4A55h」とを組み合せた構成で、この漢字
表記は人名、地名別に格納され、その辞書情報によって
「人名」、「地名」が区別されている。なお、「辺」の
異体字は、JIS第二水準漢字の2文字分を含めて合計
12種類存在しているが、かな漢字変換辞書3−1には
常用文字「辺」のみを格納し、その他の12種類の異体
字は全て拡張候補情報テーブル3−2に記憶管理されて
いる。なお、常用文字に対してそれと同義の異体字が存
在する場合、以下、かな漢字変換辞書3−1内の常用文
字を異体字に対する基文字候補と称する。
【0008】拡張候補情報テーブル3−2は図3(A)
に示すように基文字毎にそれに対応する拡張文字候補群
を記憶管理するもので、1つの基文字に対応するデータ
はヘッダ情報、基文字、その1番目の拡張文字、その辞
書情報、2番目の拡張文字、その辞書情報、……n番目
の拡張文字、その辞書情報から成り、基文字毎に上述の
データを記憶する。ここで、ヘッダ情報は拡張文字の文
字数を示し、図3(B)に示すように基文字が「辺」で
あれば、拡張文字数として「12」が設定されている。
この基文字「辺」にはそれを定義するJISコードが設
定され、また1番目・2番目の拡張文字はJIS第二水
準漢字であるため、それを定義するJISコードが設定
されていると共に、辞書情報としてそれぞれ「人名」が
設定されている。そして、第3番目以降の拡張文字は全
てJIS外漢字であるため、固有の文字コードが設定さ
れている。すなわち、この場合のコード形態は、固有の
拡張漢字であることを示す拡張漢字制御コード「00
h」、固有の拡張漢字をナンバリングした一連番号のう
ち、何番目の文字かを示す番号、例えば、「01h」、
「02h」……、基文字のJISコード、例えば、
「辺」であれば「4A55h」から成り、拡張文字制御
コード(1バイト)+一連番号(1バイト)+基文字コ
ード(2バイト)の4バイト構成となっている。
【0009】一方、文書メモリ2−1は入力作成された
文書データを記憶するテキストメモリである。入力バッ
ファ2−2は入力されたかな文字列を一時記憶するもの
で、CPU1はこの入力バッファ2−2内のかな文字列
を構文解析、品詞解析を行って文節毎に切り出すと共
に、かな漢字変換辞書3−1を参照してかな漢字変換を
行い、その変換結果(基文字候補)に基づいて拡張候補
情報テーブル3−2を検索し、基文字に対する拡張文字
群を読み出す。候補出力バッファ2−3は基文字と拡張
文字あるいは拡張文字同士を組み合せることによって生
成された候補文字列群を一時記憶するもので、図2
(B)はこの候補出力バッファ2−3の内容を例示した
ものである。なお、この例は、「渡」を基文字だけとし
た場合で、この基文字に「辺」の12種類の拡張文字を
組み合せることによって12種類の拡張候補(人名候
補)あるいは3種類の地名候補が生成格納された場合を
示している。基文字ポインタ2−4は1文節分の基文字
を1文字毎に指定するポインタ、また拡張文字カウンタ
2−5はこの基文字ポインタ2−4で指定された基文字
に対応する拡張文字数を計数するカウンタである。ワー
クメモリ2−6は処理途中の中間結果等を一時記憶する
作業域である。
【0010】次に、文書データ処理装置の動作を図4、
5に示すフローチャートにしたがって説明する。ここ
で、これらのフローチャートに記述されている各機能を
実現するためのプログラムは、CPU1が読み取り可能
なプログラムコードの形態で記憶媒体4に記憶されてお
り、その内容にしたがった動作が実行される。図4はか
な漢字変換時の全体動作を示したフローチャートであ
る。先ず、かな文字列が入力されると、その入力文字列
はテキスト画面上に表示出力されると共に入力バッファ
2−2に格納される(ステップA1)。ここで、かな漢
字変換が指示されると(ステップA2)、入力バッファ
2−2内のかな文字列を構文解析し、連文節のかな文字
列は1文節毎に分解される(ステップA3)。そして、
各文節毎にかな漢字変換辞書3−1を参照することによ
ってかな漢字変換を行い、これによって変換された変換
候補は候補出力バッファ2−3に基文字候補として格納
される(ステップA4)。この場合、例えば、1文節分
のよみ文字列「わたなべ」に対してその変換候補「渡
辺」とそれに対応する辞書情報(例えば人名)が候補出
力バッファ2−3に格納される。なお、この変換候補に
対応する辞書情報を候補出力バッファ2−3に格納せ
ず、ワークメモリ2−6に一時格納しておいてもよく、
その格納場所は任意である。また、候補出力バッファ2
−3に格納された基文字列はテキスト画面上の入力位置
に第1候補として表示出力される。図6(A)、(B)
はこの場合の表示例を示し、(A)は入力されたかな文
字列の表示状態図、(B)はこのかな文字列に基づいて
かな漢字変換辞書3−1を参照することによって変換さ
れた第1候補(基文字列)の表示状態図である。そし
て、ステップA5に進み、拡張候補作成処理が行われ
る。
【0011】図5はこの拡張候補作成処理を示したフロ
ーチャートである。先ず、候補出力バッファ2−3に格
納された1文節分の基文字列を読み出してその文字数を
計数し、それをワークメモリ2−6にセットすると共に
(ステップB1)、基文字ポインタ2−4をリセットし
ておく(ステップB2)。この場合、基文字列が「渡
辺」であれば、その文字数は「2」となる。そして、こ
の基文字数と基文字ポインタ2−4の値とを比較するこ
とによってポインタ値は基文字数を越えたか、つまり基
文字数分の処理を全て行ったかをチェックするが(ステ
ップB3)、いま、基文字ポインタ2−4の値は「1」
にリセットされているので、ステップB4に進み、この
基文字ポインタ2−4の値で示される基文字を1文字分
取得し、この取得文字に基づいて拡張候補情報テーブル
3−2を検索し(ステップB5)、一致する基文字が拡
張候補情報テーブル3−2に格納されているかを調べる
(ステップB6)。この場合、基文字列「渡辺」のうち
最初の文字「渡」が取得文字となるが、この「渡」の拡
張文字は拡張候補情報テーブル3−2に定義されていな
いので、ステップB6で該当なしと判断されてステップ
B7に進み、基文字ポインタ2−4の値に「1」を加算
するインクリメント処理を実行したのち、ステップB3
に戻る。この場合、基文字ポインタ2−4の値は「2」
となるが、基文字数を越えていないので、ステップB4
に進み、基文字ポインタ2−4の値で示される基文字
「辺」を取得し、この取得文字で拡張候補情報テーブル
3−2を検索する(ステップB5)。この場合、拡張候
補情報テーブル3−2には図3に示すように基文字
「辺」が格納されているので、ステップB6でそのこと
が検出されてステップB8に進み、現在着目している基
文字に対応付けられているヘッダ情報(拡張文字数)を
拡張候補情報テーブル3−2から読み出してワークメモ
リ2−6にセットすると共に、拡張文字カウンタ2−5
の値をリセット「0」にしておく(ステップB9)。
【0012】次に、現在着目している基文字の拡張文字
群のうち、その先頭の拡張文字位置に読み出しアドレス
をセットすると共に(ステップB10)、ワークメモリ
2−6内にセットされている拡張文字数と拡張文字カウ
ンタ2−5の値とを比較することによって両者が一致し
たか、つまり、拡張文字数分処理したかを調べる(ステ
ップB11)。いま、拡張文字カウンタ2−5の値は
「0」であるから、現在着目している拡張文字に対応付
けて拡張候補情報テーブル3−2内に辞書情報が存在し
ていること(ステップB12)、およびその拡張文字の
辞書情報とそれに対応する基文字候補の辞書情報とが一
致していること(ステップB13)を条件に、拡張候補
を作成して候補出力バッファ2−3に格納する(ステッ
プB14)。この場合、現在着目している基文字は
「辺」であり、その第1番目の拡張文字(JIS第二水
準漢字)を候補出力バッファ2−3にセットするが、そ
の際、候補出力バッファ2−3に既入力されている基文
字列「渡辺」のうち、その1番目の「渡」をコピーし、
この基文字「渡」と今回の拡張文字とを組み合せた拡張
候補を作成し、候補出力バッファ2−3に格納する。こ
の例では基文字と拡張文字とを組み合せることによって
2文字構成の拡張候補を作成するようにしたが、拡張文
字同士を組み合せる場合や拡張文字に続いて基文字を組
み合せる場合等、その組み合せ対象とその文字数は、当
該文節のかな文字列と辞書情報によって決定される。
【0013】このように現在着目している拡張文字に基
づいて拡張候補を作成する処理が終ると、次の拡張文字
を指定するために、ステップB15に進み、拡張文字カ
ウンタ2−5に「1」を加算する。そして、ステップB
11に戻るが、この例では、基文字「辺」の拡張文字数
「12」に対して今回2番目の拡張文字を指定した場合
であるので、12文字分の拡張文字を全て指定しそれに
対応する拡張候補を作成し終るまでステップB11〜B
15が1文字毎に繰り返される。これによって候補出力
バッファ2−3の内容は図2(B)に示す如くとなり、
人名である基文字列「渡辺」に対する拡張候補として基
文字「渡」と「辺」の拡張文字とを組み合せた12種類
の人名候補が作成格納される。なお、基本文字列「渡
辺」が地名であれば、図2(B)に示す如く、2種類の
拡張候補が作成格納される。このようにして12種類の
拡張候補(人名候補)が作成されると、ステップB11
で拡張文字数分の処理終了が検出されてステップB7に
戻り基文字ポインタ2−4の値がインクリメントされ
る。これによって基文字ポインタ2−4の値は「3」と
なり、基文字数「2」を越えるので、ステップB3で基
文字数分の処理終了が検出されてこのフローから抜け、
図4のステップA6に進み、候補選択確定処理が行われ
る。
【0014】図6(C)〜(E)はこの場合におけるキ
ー操作例とそれに対応する表示状態図を示し、第1候補
(基文字列)が表示されている状態において、次候補キ
ーが押下されると、候補出力バッファ2−3内の拡張候
補群のうちその先頭候補が読み出されてテキスト画面上
の入力位置に候補表示される(図6(C)参照)。ここ
で、次候補キーが押下される毎に候補出力バッファ2−
3内の候補が順次読み出されてサイクリックに表示され
る。図6(D)は1番目の拡張候補が表示されている状
態において、一括表示キーが押下された場合の表示例を
示し、候補出力バッファ2−3内の候補群が読み出され
て一覧表示された状態を示している。この場合、基文字
列の他にその全ての拡張候補覧がウインドウ内に一覧表
示されるので、このウインドウ内でカーソルを移動さ
せ、所望する候補位置にカーソルを合わせ、その位置で
変換キーを押下すると、図6(E)に示すように一覧表
示は閉じられると共に、選択候補がテキスト画面の入力
位置に表示される。このように次候補キーあるいは前候
補キーによって選択された候補もしくは一覧表示の中か
ら選択された候補を確定する場合には、実行キーを押下
すればよい。
【0015】以上のようにこの文書データ処理装置にお
いては、入力されたかな文字列をそれに対応する漢字混
りの候補文字列に変換する際に、入力かな文字列に基づ
いてかな漢字変換辞書3−1を検索すると共に、このか
な漢字変換辞書3−1によって変換候補として得られた
基文字列に基づいて拡張候補情報テーブル3−2を検索
することにより基文字と同義の拡張文字を変換候補とし
て得、これによって得られた基文字と拡張文字あるいは
拡張文字同士を組み合せることによって拡張候補文字列
群を生成するようにしたから、かな漢字変換辞書3−1
に定義されている基文字と同義の異体字群(拡張文字
群)を変換候補としてかな漢字変換辞書3−1に定義し
ておかなくても、拡張文字を含む候補文字列を自動生成
することができ、かな漢字変換辞書3−1の大容量化を
抑えることが可能となる。この場合、かな漢字変換辞書
3−1と拡張候補情報テーブル3−2とを別体とするこ
とによってかな漢字変換辞書3−1の小容量化を実現で
きる他、拡張候補情報テーブル3−2には拡張文字を含
む人名、地名、単語を構成する各文字をそのまま定義し
ておかなくても、拡張文字だけを定義しておけばよく、
基文字と拡張文字、あるいは拡張文字同士の組み合せに
よって拡張文字を含む地名、人名、単語を生成すること
ができるので、システム全体としてもメモリ容量の削減
化が可能となる。また、拡張候補情報テーブル3−2に
は拡張文字毎に地名、人名等を示す辞書情報が定義され
ているので、構文解析によって得られた解析結果にした
がって拡張候補情報テーブル3−2の絞り込みを行うこ
とが可能となり、変換効果を向上させることが可能とな
る。
【0016】なお、上述した一実施形態においては、拡
張候補情報テーブル3−2に定義される拡張文字として
JIS第二水準漢字およびJIS外漢字を例に挙げた
が、記号、絵文字等を拡張文字として定義するようにし
てもよい。また、候補出力バッファ2−3内に格納され
る各候補文字列のうち、基文字候補を第1候補とした
が、拡張文字を含む候補文字列を第1候補としておけ
ば、変換キーの押下でその拡張文字候補を直に出力する
ことが可能となる。更に、上述した一実施形態において
は、基文字列を1文字づつ指定しながら、拡張候補作成
処理を実行するようにしたが、基文字に対して拡張文字
が存在しない場合には、拡張候補作成処理をスキップす
るようにしてもよい。この場合、かな漢字変換辞書3−
1内に拡張文字有無を示す情報を辞書情報として定義し
ておけば、この有無情報を参照することによって拡張候
補作成処理の実行可否を決定するようにすればよい。
【0017】
【発明の効果】この発明によれば、通常文字と同義の拡
張文字群を変換候補として変換辞書内に定義しておかな
くても、拡張文字を含む候補文字列を自動生成すること
ができるので、辞書の大容量化を抑えることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は文書データ処理装置の全体構成を示し
たブロック図、(B)、(C)はRAM2、記憶装置3
の特徴部分を示した図。
【図2】(A)はかな漢字変換辞書3−1の一部を示し
た図、(B)は候補出力バッファ2−3の内容を例示し
た図。
【図3】(A)は拡張候補情報テーブル3−2の構成を
示した図、(B)は拡張候補情報テーブル3−2の内容
を例示した図。
【図4】かな漢字変換処理の全体動作を示したフローチ
ャート。
【図5】図4のステップA5(拡張候補作成処理)を詳
述したフローチャート。
【図6】(A)〜(E)はキー操作とそれに対応する表
示例を示した図。
【符号の説明】
1 CPU 2 RAM 2−1 文書メモリ 2−2 入力バッファ 2−3 候補出力バッファ 2−4 基文字ポインタ 2−5 拡張文字カウンタ 3 記憶装置 3−1 かな漢字変換辞書 3−2 拡張候補情報テーブル 4 記憶媒体 5 入力装置 6 表示装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力文字列をそれに対応する候補文字列に
    変換する変換辞書を記憶する辞書記憶手段と、 前記変換辞書内に記憶されている通常文字に対応付けて
    この通常文字と同義の拡張文字群を変換候補として記憶
    する拡張文字記憶手段と、 入力文字列をそれに対応する候補文字列に変換する際
    に、前記変換辞書を検索すると共に、この辞書検索によ
    って変換候補として得られた通常文字に基づいて前記拡
    張文字記憶手段を検索することにより通常文字と同義の
    拡張文字群を変換候補として得る候補検索手段と、 この候補検索手段によって得られた通常文字と拡張文
    字、あるいは拡張文字同士を組み合せることによって候
    補文字列を生成する候補文字列生成手段とを具備したこ
    とを特徴とする文字列変換装置。
  2. 【請求項2】前記拡張文字記憶手段は、入力文字列を構
    文解析することによって得られる文法的種類に対応付け
    て拡張文字を記憶し、 前記検索手段は入力文字列を構文解析することによって
    得られた文法的種類に該当する拡張文字を検索するよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載の文字列変換装
    置。
  3. 【請求項3】コンピュータによって読み取られるプログ
    ラムコードを有する記録媒体であって、 入力文字列をそれに対応する候補文字列に変換する際
    に、変換辞書を検索すると共に、この辞書検索によって
    変換候補として得られた通常文字に基づいて拡張文字記
    憶手段を検索することにより通常文字と同義の拡張文字
    群を変換候補として得る機能と、 これによって得られた通常文字と拡張文字、あるいは拡
    張文字同士を組み合せることによって候補文字列を生成
    する機能を実現するためのプログラムコードを有する記
    録媒体。
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